双剣士クエスト

エオルゼアダイアローグ様を参考にさせて頂きました。

目次

Lv1~ 暗部に潜む双剣士

倉庫番 ロンヴルド
「ここは「エーデルワイス商会」の倉庫だ。
 関係者以外は、立ち入りが禁じられている・・・・・・。
 ・・・・・・いや、待てよ。
 その風体、もしや・・・・・・Hika Senか?
 やはりそうだったか・・・・・・。
 風の噂で、お前のことを聞いていた。
 なかなか見どころのある奴が現れたらしい、とな・・・・・・。
 実際、戦いの素養はありそうだ・・・・・・。
 お前・・・・・・俺たちの仲間になるつもりはないか?
 なに、商売を手伝わせたいんじゃない。
 そもそも「エーデルワイス商会」というのは表向きの偽名・・・・・・
 俺たちの真の名は「双剣士ギルド」という。
 「双剣士ギルド」は、リムサ・ロミンサの影の存在として、
 厄介な依頼を請ける武装組織だ・・・・・・。
 公然と人を募ってはいないが、優秀な人材には興味がある。
 もし、お前にその気があるのなら・・・・・・
 気配を絶ち、双振りの短剣で敵を征する「双剣士」として、
 俺たちとともに「仕事」をしないか?」

(パッチ2.2までのメインクエストを完了していた場合)
倉庫番 ロンヴルド
「ここは「エーデルワイス商会」の倉庫だ。
 関係者以外は、立ち入りが禁じられている・・・・・・。
 ・・・・・・いや、待てよ。
 その風体、もしや・・・・・・Hika Senか?
 やはりそうだったか・・・・・・。
 妙に覇気があると思ったが、蛮神殺しの猛者とあらば頷ける。
 お前も、俺たちのことは、すでに知っているはず。
 蛮神「リヴァイアサン」討伐の直後、
 提督が渡りをつけた地下組織の存在を覚えているか?
 そう、ここはあの地下組織・・・・・・「双剣士ギルド」の拠点だ。
 表向きは、「エーデルワイス商会」の倉庫になっているがな。
 ・・・・・・お前についての噂は聞いている。
 特にユウギリは、お前の実力を絶賛していたぞ。
 彼女は今、自身の目的のためにギルドを離れているが、
 俺たちとしても、噂の冒険者には興味がある・・・・・・。
 もし、お前にその気があるのなら・・・・・・
 気配を絶ち、双振りの短剣で敵を征する「双剣士」として、
 俺たちとともに「仕事」をしないか?」

(双剣士ギルドに入門する?)

(いいえ)
倉庫番 ロンヴルド
「・・・・・・そうか。
 無理に強いるようなことでもない。
 倉庫番の戯言だと思って、忘れてくれ。」

(はい)
倉庫番 ロンヴルド
「・・・・・・いい返事だ。
 さっそく歓迎といきたいところだが、
 念押しで忠告させてくれ。
 「双剣士ギルド」は、ほかのギルドと違って、
 技術向上のための互助組織じゃない・・・・・・。
 目的とするのは、表沙汰にはできない「仕事」の遂行だ。
 お前にしたって、「双剣士」になれば、
 難題の解決や、命がけの戦いに関わることになるだろう。
 物見遊山のつもりなら、何も言わずに引き返した方がいい。
 それでもやる気があるなら・・・・・・もう一度、俺に声をかけな。」

倉庫番 ロンヴルド
「やはり、双剣士ギルドへの入門を望むか。
 ・・・・・・その勇気も、噂に違わないようだな。
 いいだろう・・・・・・。
 建物の中に入って、「ジャック」という男に声をかけろ。
 奴こそ「双剣士ギルド」を仕切る、ギルドマスターだ。」

倉庫番 ロンヴルド
「「双剣士ギルド」の中へ入るか・・・・・・?」

双剣士ギルドのジャックと話す

ボカード
「おめぇさん、双剣士になるつもりかい?
 ・・・・・・へっ、まぁいいがね。」

ジャック
「・・・・・・ああ、ギルドマスターのジャックなら俺だぜ。
 そういうお前は、どちら様だ?
 へぇ、お前がHikaか!
 噂の冒険者が、まさかうちに入門しに来るとはな。
 なるほど、ただのド素人とは違う・・・・・・。
 ロンヴルドが通しただけあって、期待できそうだ。
 ちなみに・・・・・・お前、海賊ではないよな?
 ならいい、双剣士ギルドに入る資格は万全だ。
 お前にその意思があるなら、仲間として歓迎するぜ。
 そもそも、双剣士ギルドは・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・まあ、由来とか細けぇことはいい。
 俺たちには、やるべき「仕事」があるってことだけ覚えとけ。
 お前は、ここリムサ・ロミンサが、
 海賊の拠点として発展してきた都市だって知ってるか?
 海賊っていうのは無法者の集まりだが、
 略奪品を売買したり、同じ島に居座るにあたって、
 守るべき暗黙の「掟」が存在してたんだよ。
 曰く、リムサ・ロミンサの民からは略奪するべからず。
 曰く、略奪品の取引で詐欺を行うべからず。
 曰く、奴隷は売買するべからず・・・・・・とかな!
 今じゃメルウィブ提督が海賊行為そのものを禁止してるが、
 その目が届かない裏社会では、
 相変わらず「掟」こそが、唯一のルールなのさ。
 その「掟」の番人といわれる存在が、俺たち双剣士だ。
 リムサ・ロミンサの暗部に目を光らせ、掟破りには制裁を下す。
 不当な略奪が行われたなら、略奪品を奪還する。
 ・・・・・・それが、双剣士の「仕事」なんだよ。
 俺たちの戦い方もまた、
 仕事を遂行するために磨かれてきたもんだ。
 攻撃に特化してるだけでなく、毒を使って標的を弱らせたり、
 姿をかくして不意打ちを仕掛けたり・・・・・・。
 あの手この手を組み合わせ、ひたすら勝利をぶんどるんだぜ!
 ・・・・・・で、どうするよ?
 双剣士として、俺たちと仕事をする気はあるか?」
(双剣士として仕事をする?)

(いいえ)
ジャック
「・・・・・・そうか、仕方ねぇな。
 俺たちの役目を知ったうえで判断したなら、それでいいさ。」

(はい)
ジャック
「よし!
 それじゃ、まずは格好を整えねぇとな。
 双剣士に必要なのは、標的をどこまでも追跡する身軽さだ。
 せまい船上で戦ったり、市民に紛れ込むこともあるから、
 デカい武器は邪魔になる・・・・・・。
 だから、船乗りがロープの切断に使う短剣を得物とするんだ。
 それを双振りそろえて「双剣」と呼ぶ・・・・・・
 双剣士って名前の由来でもあるな。
 お前にこの「ウェザードダガー」をやるよ。
 それを装備して、双剣士らしくしてみな。
 ・・・・・・ああ、焦らなくていいから、服もちゃんと着とけよ?」

ジャック
「・・・・・・ん、どうした?
 俺たち「双剣士」のことで、質問でもあるのかよ。」
(何を聞く?)

(あなたのことを教えてほしい)
ジャック
「はあ!? 俺のこと・・・・・・って言われてもな・・・・・・。
 名前は、ジャック。
 これでも一応、双剣士ギルドの「ギルドマスター」だ。
 まとめ役なんてガラじゃねぇし、
 立派なギルドマスターとは呼び難いだろうがよ・・・・・・
 双剣士として、掟破りだけは絶対に逃がさねぇ!
 ・・・・・・俺も昔、そういう志の双剣士に救ってもらったんだ。
 あいにく、俺から奪われたものは戻ってこなかったが・・・・・・
 世界のドン底で見た光に憧れて、こんな仕事をしてるのさ。」

(「双剣術」とは何か?)
ジャック
「双剣術ねぇ・・・・・・。
 その呼び名は、なんつーか・・・・・・格式ばってむずがゆいな。
 俺たちにとっちゃ、仕事を遂行するための手段だよ。
 掟破りに制裁を下し、不当に奪われた品を奪還する・・・・・・
 それが俺たち双剣士の仕事だ。
 そのために磨かれてきた技は、まず攻撃に特化してる。
 ほかにも、毒を使って標的を弱らせたり、
 姿をかくして不意打ちをしかけたり・・・・・・
 あの手この手を組み合わせ、ひたすら勝利をぶんどるんだぜ!
 技の由来なんかを知りたけりゃ、
 そこにいるボカードに聞いてみな。
 お得意のうんちくを語ってくれるはずだからな!」

ボカード
「おれぁ、ボカードってんだ。
 ギルドマスターはジャックの小僧に任せてるが、
 双剣士ギルドきっての古参でね。
 おめぇさんが腕を磨いて仕事をこなせるようになったら、
 大先輩として、双剣士の扱う技について教えてやるよ。」

Lv1~ 双振りの剣を手に

ジャック
「お、無事に装備できたみたいだな。
 ・・・・・・身軽そうで何よりだ。
 じゃあ、お次は双剣の扱いに慣れるこった。
 手始めに、リムサ・ロミンサ近郊の魔物を狩ってみろ。
 中央ラノシアにいる「シープ」「ラット」「プギル」を、
 それぞれ3匹、双剣を使って倒せ。
 1匹ずつ、順に仕留めていくのが基本だぜ?」

双剣士ギルドのジャックに報告

ジャック
「・・・・・・魔物を仕留めてきたのか?
 へぇ、なかなかいい調子じゃねぇか。
 双剣をモノにするのに適した相手は、ほかにもいる。
 お前の「討伐手帳」に追記しておいたから、
 そいつらを倒したりして、もっと双剣の扱いに慣れてけよ。
 ひとつだけ注意しなきゃならねぇのが、
 双剣は、力任せに振り回してもダメだってことだ。
 双剣の威力を引き出すには、
 何より「器用さ」が必要になってくる。
 身に着ける装備も、機敏な動きができるものを選ぶといい。
 お前がもう少し腕を磨いたら、
 肝心の仕事をやってもらうからな。
 ・・・・・・これから頼むぜ、Hika。」

Lv5~ 砕けたガラクタ

ジャック
「よう、Hika。
 双剣の扱いには、それなりに慣れてきたみたいだな。
 そろそろ、簡単な仕事なら任せられそうだ。
 さっそく、双剣士として腕を発揮してもらおうじゃねぇか。
 今回の仕事は・・・・・・そうだな・・・・・・
 お前は、よそから来た冒険者だし、前提から説明しとこう。
 知ってのとおり、リムサ・ロミンサは海賊業で発展した国だが、
 メルウィブ提督が就任してからは、
 海賊行為が全面的に禁止されている。
 そのくせ、街に海賊があふれてるのは何故だと思う?
 ・・・・・・ひとつだけ、海賊行為が認められる方法があるからさ。
 それが、政庁の発行する「私掠免許」の取得・・・・・・。
 ガレマール帝国の船にかぎっては、略奪を認めるって証だよ。
 帝国にかぎると言っても、属州まで含めるとデカいからな・・・・・・。
 海賊も、襲う船には事欠かないってわけだ。
 そうやって略奪された品は、
 港に戻ってから売買されるんだが・・・・・・
 今回、その取引の中で事件が起きた。
 ある海賊団が売りに出そうとした魔導兵器の部品、
 「XLIII式点火装置」って代物を、
 口八丁で、だましとった連中がいるんだ。
 これは「掟」のひとつ、
 「略奪品の取引で詐欺を行うべからず」に反する。
 ・・・・・・そこで、「掟」の番人である双剣士の出番ってわけだ。
 お、ちょうどいいところに・・・・・・。
 こっちへ来い、ペリム・ハウリム!
 今から、お前らは相棒同士だ。
 ふたりで協力し、詐欺を働いた掟破りをシメて、
 「XLIII式点火装置」を奪還してこい!」
ペリム・ハウリム
「うぇぇっ!?
 オレも行くんですか!?」
ジャック
「お前は新人係だろ!
 Hikaにとっちゃ初仕事だ。
 最初くらい、きっちり見てやれよ?」
ペリム・ハウリム
「し、新人係って・・・・・・そんなの初耳ですよ・・・・・・。
 アニキは、いつでも無茶言うんだから・・・・・・。
 ああ・・・・・・えっと・・・・・・
 一応、あんたの先輩にあたる「ペリム・ハウリム」です。
 どうぞよろしく。」
ジャック
「心配しなくても、こいつ、腕は確かだぜ。
 指示を聞いて、必ず仕事をやりとげてくれ。」

ペリム・ハウリムと話す

ペリム・ハウリム
「さてと・・・・・・。
 初仕事といっても、失敗したらアニキが怖いんで、
 先に肩慣らしをしておきましょうか。
 もうわかってると思いますが、
 双剣で戦うときは、標的に近づかなきゃなりません。
 だけど、オレたちは、打たれ強いわけじゃない・・・・・・。
 だから「避けられる攻撃は避ける」が基本です!
 相手が攻撃してくる予兆を感じたら、距離をとってください。
 いざってときには「残影」を使うといいですよ。
 すばやい動きは影を残して、相手を惑わす・・・・・・。
 距離がとれなくても、物理的な攻撃を避けられますから。
 ・・・・・・それを意識しながら、低地ラノシアにいる
 「オーレリア」を3匹、倒してきてもらえますか?
 あいつらの一撃は痛いので、油断しないでくださいね!」

ペリム・ハウリム
「攻撃を避けることを意識しながら、低地ラノシアにいる
 「オーレリア」を3匹、倒してきてもらえますか?
 あいつらの一撃は痛いので、油断しないでくださいね!」

双剣士ギルドのペリム・ハウリムに報告

ペリム・ハウリム
「肩慣らしは済んだようですね、おつかれさま!
 どうです? ちゃんと攻撃を避けられました?
 どんな戦況でも焦らないよう、基本は大事に・・・・・・です!
 ・・・・・・それじゃ、体も緊張もほぐれたようですし、
 仕事を始めましょうか!
 まずは、「XLIII式点火装置」をだましとった犯人を
 突き止める必要がありますね・・・・・・。
 オレたち双剣士は、各地に仲間を散らして、
 仕事に関する情報を集めてるんです。
 今回の犯人についても、何か情報を掴んでるかも!
 さっそく、仲間に尋ねてみましょうか。
 溺れた海豚亭にいる、給仕の「イ・トルワン」に、
 「薄めたエール」を注文してみてください。
 ・・・・・・大丈夫、頼んでみればわかります。
 マズい思いはさせませんよ!」

溺れた海豚亭のイ・トルワンと話す

ペリム・ハウリム
「注文は「薄めたエール」ですよ。
 ・・・・・・大丈夫、頼んでみればわかります。」

イ・トルワン
「いらっしゃいませ、溺れた海豚亭へようこそ!
 ご注文は何になさいますか?」
(注文は・・・・・・)

(冷えたエール)
イ・トルワン
「はい、かしこまりました。
 席について、少々お待ちくださいね。
 ・・・・・・あら、ご注文を変更するのですか?」

(強烈なエール)
イ・トルワン
「はい、かしこまりました。
 席について、少々お待ちくださいね。
 ・・・・・・あら、ご注文を変更するのですか?」

(薄めたエール)
イ・トルワン
「あらまぁ、おかしな注文ですね!
 うちは安酒は出しますが、酔えない酒は出さない主義ですよ。
 酔うつもりのないあなたは、さしずめ仕事の虜かしら?
 エールの代わりに、情報はいかがです?
 ふふ、私も双剣士ギルドの一員なんです。
 今はこうして給仕をしながら、情報を集めています。
 ・・・・・・それで、あなたは何を聞きに?
 ・・・・・・なるほど、「XLIII式点火装置」を奪った犯人ですね。
 それなら、目星がついていますよ。
 犯人と思われるのは「撃滅粉砕団」という、
 奇妙な名をした海賊あがりの荒くれ者たち・・・・・・。
 近頃、帝国製の機械を探し回っているようです。
 彼らの特徴は、ゴブリン族と結託していること。
 ゴブリン族に上納品を渡すことで、
 中央ラノシアにあるキャンプを使っているのだとか・・・・・・。
 その上納品というのが、帝国製の機械なんです。
 ゴブリン族は、機械いじりが大好きですからね。
 「XLIII式点火装置」も大喜びで受け取るでしょう。
 装置を奪還するおつもりなら、サマーフォードへ・・・・・・。
 そこに、「撃滅粉砕団」が使っている、
 ゴブリン族のキャンプがあるはずです。」
ペリム・ハウリム
「それじゃあ、そのキャンプの近くで合流しましょう。
 姑息な相手みたいですから、慎重にいかないと・・・・・・。」

サマーフォード付近のペリム・ハウリムと話す

ペリム・ハウリム
「ああ、Hika。
 川の向こうにあるのが、「撃滅粉砕団」が使っている、
 ゴブリン族のキャンプみたいですよ・・・・・・。
 肝心の「撃滅粉砕団」らしき姿は見えないけど・・・・・・
 キャンプにいる「ゴブリン・ギャンブラー」が、
 「XLIII式点火装置」を背嚢にしまったのが見えました。
 イ・トルワンの情報は、大当たりってことですね・・・・・・!
 逃げられないうちに「ゴブリン・ギャンブラー」を倒して、
 「XLIII式点火装置」を奪還しましょう!
 ゴブリン族といえば、強力な爆弾の使い手です。
 あれは「残影」で惑わすことができないので、
 距離をとって避けてくださいね!」

ペリム・ハウリム
「まずは、お手並み拝見です!
 「ゴブリン・ギャンブラー」を倒して、
 「XLIII式点火装置」を奪還してください。」

ペリム・ハウリムにXLIII式点火装置を見せる

ペリム・ハウリム
「やるじゃないですか!
 オレの出番なんてありませんでしたよ。
 ・・・・・・それで、「XLIII式点火装置」は奪還できましたか?」
(XLIII式点火装置を渡す)
ペリム・ハウリム
「うんうん、間違いなく目的の品です。
 結果は上々ですね!
 それじゃあ、一度、ギルドに戻りましょうか。
 掟破りの「撃滅粉砕団」をシメてませんが、
 留守にしてるなら、出直すしかありませんし・・・・・・。
 その「XLIII式点火装置」は、
 あんたからジャックに渡してください。
 まごうことなく、あんたの戦利品ですしね!」
撃滅粉砕団の手下
「親分、俺たち「撃滅粉砕団」の大ピンチですよぉ~!
 ちょっと飲みにいってる間に、ゴブリン族が倒されちまった!」
撃滅粉砕団の手下
「親分、このままじゃマズイですよぉ~!
 せっかくかっぱらった品が、持っていかれちまう~!」
撃滅粉砕団の頭
「グヌヌヌ・・・・・・!
 俺様たちの持ち物に手を出そうとは、
 いい度胸をしてるじゃねぇか。
 どこのどいつだか知らないが、今に後悔させてやる・・・・・・!
 オイ、てめぇら! 行くぞ!」
撃滅粉砕団の手下たち
「へいっ!」

双剣士ギルドのジャックにXLIII式点火装置を渡す

ジャック
「初仕事の首尾はどうだ?
 「XLIII式点火装置」は奪還できたのかよ。」
(XLIII式点火装置を渡す)
ジャック
「・・・・・・よし、確かに。
 「XLIII式点火装置」奪還完了だ!
 出だし好調じゃねぇか、Hika。
 これっぽっちの品でも、帝国の船から命がけで取ったものだ。
 依頼人は喜ぶだろうよ。」
ペリム・ハウリム
「でも、肝心の「撃滅粉砕団」が見つかってない・・・・・・。
 このままじゃ終われないですよ。」
ジャック
「ああ・・・・・・。
 掟破りに始末をつけるのも、俺たちの仕事だ。
 このまま、とんずらさせはしねぇ。」
????
「オウオウオウ!
 やけに賑やかな倉庫だなぁ、オイ!」
ペリム・ハウリム
「えっと・・・・・・どちら様です・・・・・・?」
撃滅粉砕団の頭
「グハハハ! わからねぇのも無理はねぇ!
 俺様たちの作戦は、常に完璧だからなぁ~!
 だが、名乗ったら・・・・・・チビるぜぇ?
 俺様たちは、泣く子も黙る、新進気鋭の大悪党・・・・・・
 その名も「撃滅粉砕団」だぁーーーーッ!」
撃滅粉砕団の手下
「親分、いましたぜ!
 俺たちの戦利品を奪った奴でさぁ!」
撃滅粉砕団の手下
「ええ、間違いないですぜ!
 俺たちの尾行に気付かずに、のこのことアジトに帰った奴だ!」
撃滅粉砕団の手下たち
「ま・ぬ・け! ま・ぬ・け~!」
撃滅粉砕団の頭
「オイオイ~、そう煽ってやるなよ。
 俺様たちは、平和的な「話し合い」をしに来たんだからよぅ~?
 オウ、そこの人畜無害なツラした兄ちゃん。
 ここの責任者を呼んでくれねぇかなぁ~?
 てめぇんところの仲間が、
 俺様の大事なモンを奪いやがってなぁ。
 手厚~い謝罪をしてくれねぇと、帰れないんだわぁ~?」
ジャック
「ほほう・・・・・・俺が、人畜無害な下っ端に見えると・・・・・・。
 先にひとつ聞かせてもらうが、
 お前らは、ここが「どこ」だかわかってるのか?」
撃滅粉砕団の頭
「アァン・・・・・・?
 どこって、「エーデルワイス商会」の倉庫だろ?
 外の倉庫番を脅したら、すぐに白状したぜぇ。」
ジャック
「・・・・・・だとしたら、入ってくるべきじゃなかったな。
 ここは、お前の思ってる場所じゃねぇよ。」
撃滅粉砕団の頭
「アアッ? てめぇ、俺様をおちょくってんのか!?
 無名商会の分際で、エラそうな口を利きやがって・・・・・・!
 オイ、こいつらみんな、シメちまえ!
 俺たち「撃滅粉砕団」が、身の程ってモンを教えてやるよッ!」
赤髪の双剣士
「身の程を知るのは、そっち・・・・・・。
 あなたたちは、倉庫番に「通された」だけ・・・・・・。
 倉庫番がよそ者を通す条件は、3つある。
 ひとつ、依頼人が来たとき・・・・・・。
 ふたつ、有望な新入りが来たとき・・・・・・。」
撃滅粉砕団の手下
「く、くそおおおお・・・・・・!
 まずは、お前からだ!」
ペリム・ハウリム
「話は最後まで聞いときましょうよ。
 倉庫番がよそ者を通す、最後の条件はですね・・・・・・
 こうやって、おバカな標的が、
 自分から転がり込んできたとき・・・・・・ですよ。」
撃滅粉砕団の頭
「そ、双剣だと・・・・・・!?
 なんてこった・・・・・・まさかお前らは・・・・・・ッ!
 裏社会のワルに恐れられている、「掟」の番人・・・・・・!
 最近は「双剣士」だとか呼ばれてるらしいが、
 俺様が海賊だったころには、もっと怖ぇ名がついていた!
 そう、「シーフ」ッ!
 伝説の・・・・・・命までをも盗む者ッ!
 あ、あ、相手が誰であろうが関係ねぇ!
 俺様は、さ、最強無敵の「撃滅粉砕団」親分ッ!
 うおおおおおおおおお!
 粉砕ッ! 粉砕ッ! 粉砕ッ! 粉砕ィィィィィッ!!」
ジャック
「闇にひそみ、人にまぎれるのが俺たちだ。
 ・・・・・・人畜無害なツラには気をつけろよ、オヤブン?
 命までは盗っちゃいねぇ。
 縛って、街の適当なとこに吊るしとけ。
 ・・・・・・まあ、今聞いたとおりだ。
 お前の初仕事も終わったようだし、改めて挨拶しとこうか。
 ようこそ、リムサ・ロミンサの裏側へ。
 ここは双剣士ギルド・・・・・・
 かつて「シーフギルド」と呼ばれた場所だ。」

ジャックと話す

ジャック
「いろいろと黙ってて悪かった。
 最初にシーフの名を出すと、誤解されると思ってな・・・・・・。
 改めて、このギルドの成立ちを説明させてくれ。
 ・・・・・・かつて、海賊が隆盛を極めていたころ。
 「掟」を守っていたのは、各海賊団から選出された精鋭だった。
 どんな状況でも奪われた品を奪還し、
 ときに掟破りの罰として命まで奪うことから、
 番人たちは、盗る者・・・・・・「シーフ」と呼ばれてたんだ。
 「シーフ」となることができたのは、
 所属していた海賊団をはじめ、
 あらゆる組織から手を切った者だけ・・・・・・。
 そうして、海賊から生まれたが海賊ではない集団・・・・・・
 「シーフギルド」が確立されていったのさ。
 ・・・・・・後年、メルウィブ提督の就任にあたって、
 シーフギルドは提督の理想に賛同し、手を結ぶことにした。
 それを機に「双剣士ギルド」と名を変え、
 冒険者の入門も認めるようになったが、役目は今も変わらねぇ。
 「掟」の番人として、裏社会の秩序を守ること・・・・・・。
 そう・・・・・・今回、お前が仕事をやりとげたようにな!
 この調子で次も頼むぜ、Hika!」

ボカード
「おめぇさん・・・・・・「双刃旋」を覚えたようだな。
 そいつは、ふたつの刃で斬りつける、名前どおりの技だ。
 おれたちの戦技の中でも、基本かつ重要で不可欠なもんよ。
 そこから繋げて繰り出せる「風断ち」は、
 まず、回し蹴りで風を巻き起こすことで、敵を惑わす・・・・・・。
 そして、その風を断つほどの素早い斬撃を叩き込むのよ!」

  XLIII式点火装置:帝国歴43年式の点火装置

Lv10~ 私腹となる名品

ジャック
「よう、Hika。
 双剣士として、さらに腕を磨いてるようじゃねぇか。
 その成長を見込んで、次の仕事を任せるぜ。
 ・・・・・・いいな?
 今回の仕事は、リムサ・ロミンサの商船が海賊に襲われ、
 積み荷の「銃」が奪われたことに端を発する・・・・・・。
 そもそも、帝国船以外からの略奪は違法行為だから、
 陸上と近海の治安を守る「イエロージャケット」が出動して、
 すでに犯人の海賊を捕えたらしい。
 ・・・・・・が、肝心の銃は、すでに売り払われた後だったのさ。
 そこで、双剣士ギルドに、銃の奪還依頼がきたわけだ。
 俺たちの「掟」には、
 「リムサ・ロミンサの民からは略奪するべからず」とある。
 それを破って売られた品なら、放ってはおけねぇだろ?
 ってなわけで、今回のお前の仕事は、
 売り払われた銃を探し出し、奪還することだ!
 掟破りの海賊どもは、すでに牢屋にブチ込まれてるわけだし、
 奪還はできるだけ「かくれ」てすませろ。
 ・・・・・・そのために、うってつけの相棒を紹介するぜ。
 こいつは、ヴァ・ケビ。
 気配を消すことに関しちゃ、双剣士ギルドいちだ。」
ヴァ・ケビ
「・・・・・・・・・・・・よろしく・・・・・・。」
ジャック
「・・・・・・おい、どうした?
 今日はやけに元気がねぇな。」
ヴァ・ケビ
「おなか・・・・・・すいてる・・・・・・・・・・・・。
 楽しみにとっておいた、ビスマルク風エッグサンド・・・・・・
 前の仕事から戻ってきたら、なくなってた・・・・・・。」
ジャック
「おぉ? あれ、お前のだったのかよ。
 俺はてっきり、ペリム・ハウリムのかと思って・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・ゲフン!
 と、ともかく仕事を片してこいよ!
 エッグサンドは、俺が探しておくから・・・・・・なっ?」
ヴァ・ケビ
「・・・・・・わかった。」
ジャック
「奪われた銃は、イエロージャケットに
 納入されるはずのものだった。
 奪還がすんだら、連中に届けてやってくれ。」

ヴァ・ケビと話す

ヴァ・ケビ
「ごめん、Hika・・・・・・。
 私なら大丈夫だから、仕事をはじめよう。
 売り払われた銃については、仲間に情報を集めてもらってる。
 まずは、それを確認するのがいいと思う・・・・・・。
 仲間とは、魚商「ハイアライン」で、
 合流することになってるから・・・・・・あなたも来て。」

魚商「ハイアライン」の魚売りらしき女と話す

ヴァ・ケビ
「あの魚売りの子が、情報を集めてくれてる仲間・・・・・・。
 奪われた銃について、聞いてみて。」

魚売りらしき女
「ああ、キミが噂の新入りくんだね。
 こんな格好してるけど、私も双剣士だからよろしく!
 ・・・・・・売り払われた銃のこと、調べておいたよ。
 銃を買い取ったのは、「エッジトレーダーズ」って商会だった。
 リムサ・ロミンサよりもずっと南にある、
 南洋諸島を拠点とした武器商よ。
 外国資本の彼らは、この国の法も掟も知らんぷり・・・・・・。
 違法な略奪品でも、いい値で買い付けられるとあらば、
 すすんで買っているみたい。
 ・・・・・・その「エッジトレーダーズ」の商人は、
 買い取った銃とともに、まだこの都市内にいるようなの。
 ほかの商材と一緒に、銃を持ち出すつもりみたいね。
 追っ手がかかるのを警戒してか、
 たくさんの護衛を雇ったことまでは、調べがついてるわ。
 でも・・・・・・どうやって都市から持ち出すつもりかは、さっぱり!
 情報収集を続けるにしても、正攻法じゃ難しそうよ・・・・・・。
 とにかく、私は、聞き込みを続けてみるわ。」

ヴァ・ケビと話す

ヴァ・ケビ
「・・・・・・なるほど、状況はわかった。
 「エッジトレーダーズ」の商人が都市内にいるなら、
 街で、もっと情報を集められるかもしれない・・・・・・。
 「かくれ」ながら、情報収集をしてみよう。
 こっそり人に近づいて、普通じゃ聞けない話を聞くの・・・・・・。
 狙い目は、人の集まる場所・・・・・・。
 あなたはレストラン「ビスマルク」と、
 「船着場」「東国際街商通り」で情報収集をお願い・・・・・・。
 くれぐれも、「かくれる」のを忘れないで・・・・・・。
 私はほかをあたるから、終わったら双剣士ギルドの前に集合ね。」

レストラン「ビスマルク」で「かくれる」を使い情報収集

ダイビング・ダヴ
「まったく、さっきの客ときたら・・・・・・。
 ・・・・・・おや、何かご用かい?
 注文なら、そのへんの給仕に頼んでおくれ。」
(かくれる)
ダイビング・ダヴ
「まったく、さっきの客ときたら、思い出しても頭にくるね。
 手間のかかる料理を頼んでおきながら、
 「出発が迫ってるから早く出せ!」なんてさ・・・・・・。
 南洋諸島の商人だか何だか知らないが、
 ありゃ、金さえあればいいと思ってる輩に違いない!
 ・・・・・・おっと、お客の愚痴は言うものじゃないね。
 次は・・・・・・そうそう、急ぎでエッグサンドを作ってほしいって、
 「エーデルワイス商会」から頼まれてたっけ・・・・・・。」

船着場:リムサ・ロミンサで「かくれる」を使い情報収集

船頭 レレナス
「ああ・・・・・・まいったな・・・・・・。
 こんなことなら・・・・・・。
 ・・・・・・や、やあ、船に乗りたいのかい?
 い、行き先は、コスタ・デル・ソルかな?
 それともエールポート?」
(かくれる)
船頭 レレナス
「ああ・・・・・・まいったな・・・・・・。
 こんなことなら、休憩を早めに切り上げるんじゃなかった。
 偶然とはいえ、前の船頭が、
 外国商人から大金をもらってるのを見ちまった・・・・・・。
 きっと、逃亡か密輸の手伝いを頼まれたに違いない・・・・・・。
 一応、イエロージャケットに通報すべきか・・・・・・?
 しかし、下手に関わって、逆恨みでもされたら・・・・・・!」

東国際街商通りで「かくれる」を使い情報収集

料理屋 ゲルフ
「いやぁ、お客さんはお目が高い!
 こちらの商品なんかも、おすすめなんですが・・・・・・。
 ・・・・・・おや、こちらにも、お客さんでしたか!
 いらっしゃい! ご注文はお決まりで?」
(かくれる)
料理屋 ゲルフ
「いやぁ、お客さんはお目が高い!
 うちはエオルゼア各地の味をそろえてますが、
 やはり産地のものがウマイですね!
 採れたてのラノシアオレンジを絞ったジュースはどうです?
 こっちのソルトコッドは塩漬けですから、
 旅のおともに最適で・・・・・・・・・・・・。」

双剣士ギルド前のヴァ・ケビと話す

ヴァ・ケビ
「あ・・・・・・Hika・・・・・・。
 上手く「かくれ」て話を聞けた・・・・・・?
 「かくれる」ことは、双剣士にとって重要な技術のひとつ。
 存在を気付かれずに行動することで、
 探索が楽になったり、敵に攻撃をしかけやすくなる・・・・・・。
 ・・・・・・だけど、いくら「かくれ」ていても、
 相手の注意をひくことをすれば、存在に気付かれてしまう。
 注意して・・・・・・。
 それで・・・・・・・・・・・・
 銃を買い取った商人について、何かわかった・・・・・・?
 それらしき人物が、船頭を買収してた・・・・・・。
 しかも、ビスマルクでは出発が近いと焦ってたのね・・・・・・。
 やっぱり、まもなく船でリムサ・ロミンサを出る気なんだ。
 私が聞いた話でも、宿を引き払ったそうだから間違いない・・・・・・。
 Hika、このまま桟橋で商人を待ち伏せよう。
 船に乗せるため、必ず商品を持ってくるはずだから・・・・・・
 そこを狙って、銃を奪還する・・・・・・!
 こっそり「かくれ」て、奪還するつもりだけど・・・・・・
 件の商人は傭兵を雇ってるって、仲間が言ってた。
 念のため、戦いの準備をしてきて・・・・・・。」

ヴァ・ケビと話し、銃を奪還する

ヴァ・ケビ
「イエロージャケットに連絡をとって、
 国際街広場あたりに、銃の受取人をよこしてもらう。
 銃を奪還したら、その人に渡そう・・・・・・。
 ・・・・・・標的は、間もなくここにくるはず。
 Hika、準備はできた・・・・・・?」

かくれて銃を奪還しろ!

野良猫のヴァ・ケビ
「桟橋の先に、標的の商人を確認・・・・・・。
 「かくれ」て近づいて、銃を奪還しよう。」

(失敗時)
(雇われの斧術士
「ここは進入禁止だ!」
「何だてめぇは!?」)

エッジトレーダーズの商人
「お前、そこで何をしてるんだ!
 船が来るまで、知らない奴は近づけないように命じたぞ!?
 ん・・・・・・?
 何か足りないような・・・・・・・・・・・・。
 あああぁぁッ!?
 ここに積んであった、銃の箱がないじゃないか!
 ぬ、ぬぬ、盗人だーーーッ!
 おい傭兵ども! ボサッとしてないで、こいつを捕えろ!
 私の銃を取り返せぇぇッ!」

国際街広場南のイエロージャケットに銃を渡せ!

野良猫のヴァ・ケビ
「このままじゃ逃げられない・・・・・・。
 とにかく、こいつらを倒そう・・・・・・!」
エッジトレーダーズの商人
「お、おのれ盗人・・・・・・!
 誰でもいいから、そいつらを捕まえろーッ!」
野良猫のヴァ・ケビ
「ここからは別行動・・・・・・私はこいつらを陽動する。
 あなたは国際街広場の南にいるイエロージャケットに銃を渡して。」
「残っている傭兵がいたら、「かくれ」て避けるといい。
 ・・・・・・その後、双剣士ギルド前で合流ね!」
(野良猫のヴァ・ケビ
「ここは引き受ける・・・行って!」)
イエロージャケット警備兵
「・・・・・・間違いない、我々に納入されるはずだった銃だ。
 ありがとう、奪還に感謝する!」

双剣士ギルド前のヴァ・ケビと話す

ヴァ・ケビ
「よかった・・・・・・無事みたいで・・・・・・。
 Hikaが銃を返還したから、
 商人たちは、あきらめて退いたみたい。
 イエロージャケットと争うわけにはいかないしね・・・・・・。
 これで、今回の仕事は完了だね・・・・・・?
 ギルドへ戻って、ジャックに報告しよう。」
ジャック
「外が騒がしかったから、様子を見にきたぜ。
 仕事の具合はどうだよ?
 そうかそうか! イエロージャケットに銃を返せたんだな。
 お前ら、よくやった!
 今回の仕事は、キッチリ完了だ!」
ヴァ・ケビ
「Hikaは、いい双剣士になると思う・・・・・・。
 「かくれる」を、ちゃんと活かしてた・・・・・・。
 双剣士にとって「かくれる」のは重要なこと・・・・・・。
 邪魔な敵を避けたり、敵にこっそり近づいたり・・・・・・
 状況に応じて、使い方を考えてみて。」
ジャック
「あー、ところでよ・・・・・・。
 成功に水を差すようで悪いんだが、ひとつ悲しい報せがある。
 行方不明になってた、ビスマルク風エッグサンドのことだ。
 俺は必死に奴のことを探したが、
 奴は・・・・・・ついに見つからなかったよ・・・・・・。」
ヴァ・ケビ
「うそ・・・・・・まさか・・・・・・
 ビスマルク風エッグサンドが、帰ってこないなんて・・・・・・。
 そんなの・・・・・・ひどすぎる・・・・・・。
 わたしのおなかは・・・・・・あきらめられない・・・・・・!」
ジャック
「・・・・・・わかってる。
 俺だって、奴の犠牲から目を背けるつもりはねぇ。
 すでに手は打ってある・・・・・・。
 ペリム・ハウリムを、ビスマルクにやった。
 あいつなら、必ず連れ帰ってくれるはずだ・・・・・・。
 できたての、新たなエッグサンドをな・・・・・・!」
ヴァ・ケビ
「・・・・・・ッ! でき・・・・・・たて・・・・・・。
 本当に、できたてのエッグサンドが・・・・・・!?」
ジャック
「ああ、そうだ・・・・・・できたてだ。
 だから、もう少しだけ辛抱しろよ。
 こうしている間にも、エッグサンドが近づいて・・・・・・。」
ペリム・ハウリム
「あれ・・・・・・アニキじゃないですか!
 頼まれてたエッグサンド、買ってきましたよっ!
 もー、急な注文は困るって怒られたじゃないですか。
 それもこれも、アニキがヴァ・ケビのエッグサンドを
 勝手に食べちゃったからですよ? 次からは・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・あっ。」
ジャック
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ヴァ・ケビ
「・・・・・・・・・・・・ジャック?
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・食べたの?」
ジャック
「い、いや・・・・・・まあ・・・・・・いいじゃねぇか。
 こうして、できたてエッグサンドが来たんだしよ。
 ある意味で奪還完了だろ? なっ?」
ヴァ・ケビ
「ジャック・・・・・・。
 私たちの役目は、奪われた品を奪還することだけじゃない。
 掟破りをシメるのも、私たちの役目・・・・・・。」
ジャック
「ははは、そうだなぁ。
 そうなんだけど落ち着けよ、ヴァ・ケビ?
 ・・・・・・ケビちゃん?
 うわぁぁぁぁぁぁッ!?」
ペリム・ハウリム
「うわぁ・・・・・・見事に吊しあげましたね・・・・・・。」
ヴァ・ケビ
「・・・・・・因果応報。
 Hikaも、あれを見て覚えておくといい。
 「掟」は、人と人が、ともに生きるためにつくられたもの。
 破られたら、必ず誰かが悲しんでる・・・・・・。
 だからこそ、私たちは双剣を振るうんだと思う・・・・・・。」
ペリム・ハウリム
「・・・・・・身にしみますね。
 それじゃあ、戻りましょうか?
 エッグサンドがさめないうちに。」
ジャック
「おぉい!? お前らちょっと待てぇー!
 反省したから下ろし・・・・・・イテテテ! 縄がイテェッ!」
イエロージャケット警備兵
「・・・・・・部下の銃を取り返したのが、
 よりにもよって、あの双剣士ギルドだなんて。
 ふん・・・・・・まったくもって気に入りませんわ。
 あんな海賊崩れの集団、消えてしまえばいいのです。」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「イテテテテ・・・・・・ったく、ひどい目にあったぜ・・・・・・。
 どうにか自力で抜け出してきたからいいものの、
 エッグサンドの恨み・・・・・・怖ぇよ・・・・・・・・・・・・。
 まあ、吊るされて済んでるうちはマシな方さ。
 掟破りには、もっと深刻な制裁を下すこともあるからな。
 ・・・・・・お前がもっと腕をあげたら、そういう仕事も頼むぜ。」

ボカード
「おめぇさん・・・・・・「蜂毒」を使ってるようだな。
 そいつは、ホーネットから抽出した毒液さ。
 「蜂毒」を刃に塗布して攻撃すりゃ、傷口から毒が流れ込む。
 熟練の双剣士は、喉元から毒を流し込むことで、
 相手の身体の動きを奪うこともできるんだぜぃ?」

Lv15~ 黙した悲鳴

ジャック
「待ってたぜ、Hika。
 ちょっとやっかいな仕事が入りそうなんでな・・・・・・。
 依頼人を呼ぶから、お前も話を聞いてくれ。
 今回は、ペリム・ハウリムとヴァ・ケビにも声をかけてある。
 そろって作戦会議といこうぜ。」
ヴァ・ケビ
「ジャック・・・・・・。
 依頼人を連れてきた。」
ジャック
「ご覧のとおり、今回の依頼は黒渦団からだ。
 しかも、ちょっとしたヤボ用ってわけじゃねぇ。
 ・・・・・・提督からの密命だとよ。」
黒渦団の特務士官
「事の発端は、先日・・・・・・
 我々のキャンプに、貧しい身なりの男性が、
 助けを求めて逃げこんできたことだった。
 その男性は、いわゆる「奴隷」として使役されていたらしい。
 もともと住んでいた村が海賊に襲われ、
 ほかの住民とともに拐われて、富豪に売られたのだという。
 実際に視察をしたところ、彼の村はほとんど壊滅していたよ。
 小さく貧しい村で、常駐の警備兵もいなかったため、
 事が明るみになっていなかったのだ・・・・・・。」
ペリム・ハウリム
「海賊による奴隷売買・・・・・・酷い話ですね・・・・・・。
 それに、犯人の海賊は、複数の「掟」を破っている・・・・・・。
 「貧しき者からは、特に奪うべからず」と、
 「奴隷は売買するべからず」・・・・・・。
 いずれも、特に禁忌とされる掟破りです。」
ジャック
「ああ、そのとおりだ。
 海賊の作った「掟」は、力なき同胞への手出しを何より禁じる。
 そもそも、最初にここいらで海賊をはじめたのは、
 圧政に耐えかねて新天地を求めた、北洋諸島の民だからな。
 貧者から奪ったり、自由を奪ったりは、昔からご法度なんだよ。
 ・・・・・・で、犯人の目星はついてるんだろうな?」
黒渦団の特務士官
「ああ、逃げ込んできた男性の証言から、特定がすんでいる。
 犯人は「クフサド商船団」・・・・・・
 交易という名の略奪を行う、「私掠免許」持ちの海賊団だよ。
 奴らは、私掠船での活動を隠れ蓑にして、
 下劣な奴隷売買に手を染めていたというわけだ。
 ほかでも民が拐われ、奴隷として売られている可能性は高い。
 なんとゆゆしき事態だ・・・・・・!
 提督も早急な解決を望まれているが、
 すでに売られた者を探し出すだけでも手一杯だ。
 かといって、安易に兵を割くわけにもいかん・・・・・・。
 いたずらに事を大きくすれば、民の不安をあおるだけだ。
 そこで、双剣士ギルドへ依頼をしたい・・・・・・。
 「クフサド商船団」を極秘裏に始末し、
 これから売られようとしている民を救出してくれ!」
ジャック
「いいぜ・・・・・・その依頼、引き受けた。
 掟破りに制裁を下し、不当に奪われたものを奪還するのは、
 俺たちの役目だからな。
 さあ野郎ども、仕事といくぞ!
 まず、犯人の「クフサド商船団」は、俺が直接追いかける。
 ペリム・ハウリムとヴァ・ケビは、
 すでに売られた連中の捜索に協力してやれ。
 双剣士の技術がありゃ、何かと役立つだろうしな。
 Hika、お前は俺と来い。
 ・・・・・・今のお前になら、実戦で教えられることもあるはずだ。」

ペリム・ハウリム
「禁忌とされる掟を平気で破る「クフサド商船団」は、
 必ずシメないといけませんね。」
ヴァ・ケビ
「Hikaとジャックなら、心配してない・・・・・・。
 でも、力が必要になったときは、必ず私たちを呼んで・・・・・・。」
黒渦団の特務士官
「君たちの助力に感謝する。
 すでに売られた者に関しては、
 イエロージャケットとも協力し、必ず連れ戻してみせる。」

ジャックと話す

ジャック
「さて、俺たちで「クフサド商船団」を追うとしようぜ。
 黒渦団からの情報によると、
 連中の船「デスマーチャント号」は、
 しばらく前にエールポートから出港しているらしい。
 今頃は、どっかの海で私掠船として活躍してるんだろうが、
 そいつは周囲の目を欺くための余興にすぎねぇ・・・・・・。
 裏で、陸に残った船員が、貧民を誘拐してるんだろう。
 その証拠に、低地ラノシアをうろつく、
 「クフサド商船団」の一員らしき男が目撃されてるんだとよ。
 そこまでわかってるなら、双剣士の情報網も使えるだろう。
 低地ラノシアのことなら、モラビー造船廠にいる、
 「スヮルセィント」に聞けばいい。
 あいつは造船師として働いてるが、双剣士ギルドの仲間だ。
 俺もすぐに向かうから、お前は先に行っててくれ。」

ジャック
「低地ラノシアで「クフサド商船団」を追うぞ。
 俺もすぐに向かうから、お前は先に行っててくれ。」

モラビー造船廠のスヮルセィントと話す

スヮルセィント
「お前・・・・・・双剣士か。
 用向きは何だ。
 「クフサド商船団」が貧民を拐っている・・・・・・?
 ・・・・・・なるほど、あれはそういうことだったのか。
 先の見回りの際、造船廠の外で、おかしな一団を見たのだ。
 海賊風の男に引き連れられた男女・・・・・・。
 ひどく怯えた様子だったので、よく覚えている。
 一団は、南に向かっているようだった・・・・・・。
 あれが「クフサド商船団」の海賊と拐われた貧民ならば、
 船を使って、どこかへ移動するつもりだろう。
 まずいな・・・・・・急ぐべきかもしれん・・・・・・。
 船が隠れて接岸するとしたら、港よりも浜を選ぶはず・・・・・・。
 ここより南なら「ソルトストランド」が怪しい。
 奴らを見つけたら、取り逃がさんように見張っておくんだ・・・・・・!
 ジャックが来たら、そこで合流するよう伝えておく。」

スヮルセィント
「船が隠れて接岸するとしたら、港よりも浜を選ぶはず。
 奴らを取り逃がさんように見張っておくんだ・・・・・・!
 ジャックが来たら、そこで合流するよう伝えておく。」
ジャック
「掟破りの「クフサド商船団」を追うぞ。
 準備ができ次第、もう一度現地へ出発だ。
 ・・・・・・それとも何か質問があんのか?」

指定地点で待機

(クフサド商船団の海賊
「遅い・・・まだ来ないのか・・・」)

ジャック
「スヮルセィントから事情は聞いた。
 ・・・・・・様子はどうだ?
 ・・・・・・大当たりみたいだな。」
クフサド商船団の甲板員
「遅ぇッ! 遅すぎるんだよッ!
 お前らがグズグズするから、余計に時間を食っちまった!
 ったく、最初に言ったよなぁ・・・・・・。
 命が惜しけりゃ、言うことを聞いて良い子にしろってよ。
 それとも、また殴られてぇのか? アァ!?」
拐われた女性
「ご、ごめんなさい・・・・・・!
 でも、もう限界です・・・・・・どうか、お水と食べ物を・・・・・・!」
クフサド商船団の甲板員
「だったらおとなしく、この小舟に乗りな。
 むこうへ着いたら、たっぷりと慈悲をやるよ。」
拐われた女性
「むこう・・・・・・!?
 わ、私たちを、どこへ連れていく気ですか・・・・・・!」
クフサド商船団の甲板員
「アァッ!? 誰が質問を許した?
 黙って言うことに従えねぇってのかッ!?」
拐われた女性
「ひっ・・・・・・お、お許しを・・・・・・!
 どうか・・・・・・どうか・・・・・・・・・・・・うっうっ・・・・・・。」
クフサド商船団の甲板員
「クソ、また泣きやがって・・・・・・うざってぇ・・・・・・。
 お前らはなぁ、これから「エールポート」へ行くんだよ。
 そこで、俺たち「クフサド商船団」の仲間が、
 お前らみたいな「商品」をつれて集まることになってんだ。
 ・・・・・・んで、どいつをどこへ売るか決めるのさ。
 男手をほしがる客もいれば、女手をほしがる客もいる・・・・・・。
 望みに応えりゃ、帝国船とドンパチするより楽に儲かる!
 ・・・・・・お前も、場合によっちゃ、ラノシアと永遠にお別れだな。
 「デスマーチャント号」が戻ってきたら、
 新天地へご案内するぜ?
 それまで、その空きっ腹に、
 せいぜい故郷の潮風でも詰めておくこったなぁッ!
 ギャハハハハ・・・・・・!」
ジャック
「・・・・・・・・・・・・チッ、胸クソ悪い海賊め!
 だが、ここで手を出すわけにはいかねぇ。
 望みどおり、エールポートまでは行かせてやる。
 そこで仲間と合流したら、一網打尽にしてやるんだ。
 絶対に逃がさねぇぞ、「クフサド商船団」・・・・・・。
 拐われた連中は、必ず全員、助け出してやる・・・・・・!
 ・・・・・・あいつら、行ったようだな。
 俺たちも、エールポートに向かうぞ。
 すぐそこのキャンドルキープ埠頭から出てる船を使うといい。
 ・・・・・・じゃあ、現地で集合だ。」

エールポートのジャックと話す

ジャック
「来たか・・・・・・。
 「クフサド商船団」の海賊は、拐った貧民を連れたまま、
 出稼ぎの一団を名乗って宿をとったみたいだぜ。
 人を隠すなら人の中・・・・・・大胆だが、慣れた手口だ。
 正体がバレたとしても、捕まるのは付添いの監視役だけ。
 そいつらを切捨てれば、商船団は傷つかない・・・・・・。
 貧民たちには、助けを求める声も出せないほど、
 汚ねぇ脅しをかけてあるんだろうよ・・・・・・。
 チッ・・・・・・今すぐブン殴ってやりたいところだが、
 連中の仲間が合流しおわるまで待つぞ。
 お前も、今のうちに戦いの準備を整えてこいよ。」

エールポートのジャックと話し、拐われた人々を解放

ジャック
「準備は整ったか?
 「クフサド商船団」の連中が集合したら、
 奇襲をかけて、拐われた奴らを助け出す・・・・・・!」

ジャック
「・・・・・・そろそろだな。
 連中も、ひととおり集まったようだぜ。
 いいか、Hika。
 今夜は、ここエールポートにある3つの宿に、
 身元を隠した「クフサド商船団」の海賊が滞在してる。
 ・・・・・・なんでわかるのかって?
 ちょうどいい、そこの飲んだくれの手元を見てみろよ。
 あの、紫の手袋・・・・・・。
 ソルトストランドで見た海賊もはめていた。
 「クフサド商船団」の仲間を判別するための目印だろう。
 あれの手袋をはめた連中が、3つの宿にいるんだ。
 拐われた奴も、そのそばで監視されてるとみて間違いない。
 つまり俺たちの目的は、
 3つの宿をまわって「クフサド商船団」の海賊を倒し、
 囚われている貧民を解放すること・・・・・・ってわけだ。」
警備兵の叫び声
「おい、倉庫のカギが開いてるぞッ!
 誰かがエールを盗みやがった!」
イエロージャケット警備兵
「くっ、エール泥棒め、どこへ行った!?
 怪しい奴を見つけたら、ただじゃすませんぞ!」
ジャック
「さっきの奴、盗品のエールを飲んでやがったのか・・・・・・。
 人の命を売りさばこうってのに、いい気なもんだ。
 ・・・・・・とことん胸クソ悪い連中だぜ。
 だが、イエロージャケットの警備が厳しくなってるのは、
 俺たちにとっても厄介だな・・・・・・。
 この状況で見つかれば、盗人だと思われて捕まるのがオチだ。
 宿をまわるときに、イエロージャケットからは、
 必ず「かくれる」ようにしとけよ。
 宿の中に入ったら、紫の手袋をはめた、
 「クフサド商船団」の海賊を探すんだ。
 無関係の連中もいるだろうから、間違えないようにな。
 見つけた「クフサド商船団」の連中は、迅速かつ確実に倒せ。
 相手が弱ってきたときには、トドメの一撃・・・・・・
 「終撃」をお見舞いしてやるといい。
 ・・・・・・それじゃ、手前の宿から順にあたってくか。
 この状況じゃ、ふたりで行く方がリスクが高い。
 先鋒はお前に任せるぜ、Hika。」

クフサド商船団の海賊を倒し、貧民を解放しろ!

双刃のジャック
「まずは手前の建物に入って、拐われた連中を探すんだ。
 イエロージャケットの警備兵からは「かくれ」ろよ!」
(冒険者風の斧術士
「な、なんだテメェは!?」
貧民
「あ、ありがとう・・・!」
冒険者風の斧術士
「情報が漏れてたのか!?」
剣使いの冒険者
「おいおい・・・
 ケンカは外で頼むぜ」
貧民
「うぅ・・・助かった・・・」)
双刃のジャック
「よし・・・・・・全員解放できたようだな。
 ひとりでやり遂げるなんて、さすがだぜ!」
「それじゃ、ずらかるか・・・・・・。」
冒険者風の斧術士
「俺たちの商品、タダでは持ってかせねぇ!
 お代はテメェらの命で払いな!」
双刃のジャック
「チッ、まだ仲間がいやがった・・・・・・!
 ふたりで片すぞ、Hika!」
(剣使いの冒険者
「おっ、ケンカか!?」)

(失敗時)
(イエロージャケット警備兵
「お前がエール泥棒か!」
「不審者発見ッ!」
剣使いの冒険者
「なんだぁ!?
 ケンカ売ろうってか!」
弓使いの冒険者
「い、いきなり何よ!?」)
双刃のジャック
「くそっ・・・・・・油断、しすぎたぜ・・・・・・・・・・・・。」

エールポートのジャックと話す

黒渦団の特務士官
「拐われた民を救い出したと、報告をもらったよ。
 ありがとう・・・・・・君たちのおかげで、被害の拡大を阻止できた。
 提督も、さぞお喜びになることだろう。」

ジャック
「・・・・・・よう。
 大活躍だったな、Hika。
 たった今、拐われた貧民の引き渡しがすんだ。
 「クフサド商船団」の海賊も、きっちり始末をつけたところだ。
 何も知らずに海上にいる「デスマーチャント号」のことは、
 提督が手回ししてくれるとよ。
 黒渦団なりイエロージャケットなりが、うまく片すだろう。
 ・・・・・・ってことで、俺たちの仕事は完了だ!
 ひとまずギルドに戻るとするか。」
拐われた女性
「あ、あの・・・・・・!
 私たちを助けてくださった方、ですよね・・・・・・?」
ジャック
「お前は・・・・・・「クフサド商船団」に連れてこられた奴か。
 どうした? 故郷に送り届けてもらうんじゃねぇのか?」
拐われた女性
「おふたりに、直接お礼が言いたくて・・・・・・。
 助けてくださって、本当にありがとうございました。
 それと、ひとつお話しておきたいことがあったんです。
 あなたたちが助けにきてくれる直前、
 「クフサド商船団」の海賊が気になることを言っていて・・・・・・。
 実は、ひとつだけ、エールポートに合流していない一団が、
 あったみたいなんです・・・・・・!」
ジャック
「なんだと・・・・・・!?」
拐われた女性
「合流していなかったのは、
 西ラノシアでの狩りを任された一団だと話していました。
 集合場所が近いから、最後まで欲張っているのだろうと・・・・・・。
 もしかしたら、その一団によって、
 私たちみたいに拐われた人がいるかもしれません・・・・・・!
 お願いです、どうか探してあげてくれませんか!?」
ジャック
「・・・・・・話はわかった。
 安心しろ、受けた仕事を途中で降りるつもりはねぇよ。
 だから、後は任せて故郷へ戻りな。」
拐われた女性
「はい・・・・・・よろしくおねがいします。
 それと、くれぐれもお気をつけて・・・・・・。」
ジャック
「まだ帰るわけにはいかなくなったな。
 ペリム・ハウリムとヴァ・ケビも呼んで、
 今度こそ、「クフサド商船団」に始末をつけるぞ・・・・・・!
 そのためにも、お前に技をひとつ教えておく。
 「投刃」・・・・・・つまり短剣を投げて、敵をしとめる技だ。
 「投刃」をすれば、離れた場所の敵にも攻撃できる。
 敵の技を避けるために間合いをとったときや、
 奇襲をしかける際に有効だ。
 そういう新しい戦法も、お前なら絶対に使いこなせるさ。
 ・・・・・・引き続き、頼りにしてるからな。」

ジャック
「「クフサド商船団」の件は、まだ完全に終わっちゃいねぇ。
 もう一度、「エールポート」で合流しようぜ。」

Lv15~ 金に換わる命

ジャック
「「クフサド商船団」の残党は、どこにいやがるんだ・・・・・・?
 西ラノシアに潜んでるのは間違いねぇだろうが・・・・・・。
 ここエールポートから西は、大半がサハギン族の勢力圏だ。
 立ち入れば命がねぇことくらい、連中もわかってるだろう。
 だとすれば東側・・・・・・
 警備の手薄な「ドードー営巣地」のあたりなら、
 拐った貧民を連れて潜んでられるか・・・・・・。
 よし、「ドードー営巣地」で「クフサド商船団」の痕跡を探す。
 俺は双剣士ギルドと黒渦団に連絡を入れてくるから、
 お前は先に行っててくれ。」

ドードーの営巣地でクフサド商船団の痕跡を探す

(貧しい身なりの女性
「この子を助けて・・・!」
貧しい身なりの男性
「しっかり!目を開けろ!」)

貧しい身なりの女性
「あ、ありがとうございます・・・・・・!
 私たち、「クフサド商船団」という海賊に拐われて、
 ここに捕まっていたんです。」
ジャック
「やっぱり、このあたりに潜んでやがったか・・・・・・。
 でかしたな、Hika!
 ・・・・・・だが、奴らの姿がないのは、どういうことだ?」
貧しい身なりの女性
「海賊たちは、エールポートの偵察に行くと言っていました。
 仲間がそこに集まっているはずなのに、
 どうも様子がおかしいとかで・・・・・・。
 私たちは、場合によっては荷物になるからと、
 この場所に拘束されていたのです。
 さあ、彼らが戻る前に、急いで逃げましょう・・・・・・!」
????
「我ら「クフサド商船団」の大切な商品を、
 勝手に逃がされては困りますね。」
クフサド商船団の航海士
「驚きましたよ・・・・・・。
 慌ただしい気配を感じてエールポートに向かったら、
 一夜にして、仲間が壊滅させられたそうじゃないですか。
 ・・・・・・やったのは、キミたちですか?
 我々の「交易」が、よほど気に食わなかったようですね。」
ジャック
「ああ、掟破りの胸クソ悪い海賊なら始末したぜ。
 「デスマーチャント号」も、無事では港に戻らねぇ。
 ・・・・・・お前らは、もう終わりだよ。」
クフサド商船団の航海士
「アハハハハハハハ!
 そうですねぇ、「クフサド商船団」は終わりかもしれません。
 でも、その奴隷どもを売れば、金が手に入る!
 金さえあれば、我々は、いくらでも再起可能なんですよ!
 貧しく、生きることさえままならないキミたちが、
 輝く貨幣の山になるんです。
 むしろ、光栄に思ってもらわないとねぇッ!」
ジャック
「・・・・・・大丈夫だ、心配すんな。
 ここは危なくなるから、少し離れてな・・・・・・。
 悪いが、掟破りには容赦しないぜ。
 俺も大概ろくでなしだが、
 「掟」の番人だってことだけは譲れねぇんだ。
 裏社会の闇に、助けを求める声まで呑まれたときの絶望は、
 嫌ってほど知ってるからな・・・・・・!
 「掟」に従い、お前らを倒して、拐われた連中を奪還する!」

クフサド商船団の海賊たちを倒せ!

クフサド商船団の航海士
「活きがいい人たちですねぇ!
 キミたちも、商品に加えるとしましょう!」
双刃のジャック
「お断りだ! 全員まとめて、ブッ飛ばす!」
「チッ、助っ人のおでましか・・・・・・!」
「このドードー、足は遅いが、よく鍛えられてやがる!」
「Hika、ドードーから距離をとって「投刃」を使え!
 近づかれないように戦うんだ!」
「またドードー!? どんだけ飼い慣らしてんだよ!」
「焦らず、冷静に対処していけ!
 ・・・・・・チャンスは必ず来る!」
追廻のペリム・ハウリム
「お待たせしました、助っ人登場ですよ!」
野良猫のヴァ・ケビ
「私たちが来たからには、絶対に負けない・・・・・・!」
双刃のジャック
「お前ら、遅ぇよ!
 ・・・・・・さあ、一気にいくぜぇッ!」

(失敗時)
双刃のジャック
「くっ・・・・・・逃げろ、Hika・・・・・・。
 あいつらを連れて・・・・・・お前だけでも・・・・・・・・・・・・!」

貧しい身なりの女性
「助けてくださって、ありがとうございました。
 本当に・・・・・・何とお礼を言ったらいいか・・・・・・。」
貧しい身なりの少年
「ぼくね、信じてたんだよっ!
 正義の味方がきて、絶対助けてくれるって!
 お兄ちゃんたち、すごく強くて、かっこよかった。
 ねえ、ぼくも正義の味方になれる?
 あいつらみたいな悪者を、やっつけるんだ!」
ジャック
「あのなぁ、坊主・・・・・・。
 俺たちは、そんなろくなもんじゃねぇよ。
 いいか、よく聞け。
 俺たちはな・・・・・・裏社会に生きる、怖い怖い「掟」の番人だ!
 「掟」の番人ってのは、お前が家の手伝いをサボっても、
 ダチとケンカをしても怒らねぇ・・・・・・。
 だが、一緒に生きる仲間を裏切るような真似をしたら、
 水平線まで追っかけてでも、ブッ飛ばすからな・・・・・・!
 それが嫌なら、せいぜい腐らず生きろよ、坊主。
 あぁ!? なに笑ってんだお前ら!」
イエロージャケット警備兵
「「クフサド商船団」に拐われた方々ですわね?」
ミリララ
「わたくし、イエロージャケット陸士長の
 「ミリララ」と申します。
 黒渦団から連絡を受け、みなさんを保護しに参りました。」
ジャック
「大丈夫だ。
 こいつらなら、お前を安全に帰してくれる。
 ・・・・・・行きな、はぐれるんじゃねぇぞ。
 まだ何かあるのかよ。
 それとも、新しい仕事の依頼か?」
ミリララ
「依頼?
 ・・・・・・わたくしが?
 ・・・・・・・・・・・・貴方がたに?
 ありえませんわ!
 わたくし、双剣士が大っっっっっっ嫌いですの!!
 先のエールポートでの一件も、腹立たしいったらないですわ!
 重罪人を闇討ちで片づけるなんて、あまりに前時代的っ!
 双剣士のような海賊の残滓と手を組んでいるから、
 リムサ・ロミンサの海賊離れは進みませんのよ!
 そもそも、その装備は何ですの?
 短剣は、知性ある市民によって、
 オレンジの皮むきにでも使われればいいのです!
 それを振り回そうなんて、まるで卑しい海賊のままですわ!
 海賊に癒着しない都市を目指すリムサ・ロミンサに、
 貴方がたの存在は不適切というもの・・・・・・。
 国から「強く、正しい」力をあたえられた
 イエロージャケットこそ、民を守護すべき存在なのですわっ!」
ヴァ・ケビ
「ジャック・・・・・・。
 この人、何しにきたの・・・・・・?」
ジャック
「・・・・・・聞き流しとけ。
 装備を自慢したいだけの、派手女だ。」
ミリララ
「ち、ちがいますわよっ!
 わたくしは、真の海賊撲滅のために、
 双剣士ギルドに宣戦布告をしにきたのですわ!
 ・・・・・・いいですこと?
 本日未明、リムサ・ロミンサに向かっていた黒渦団の輸送船が、
 海賊に襲撃される事件が起きましたの。
 積み荷の多くが奪われましたが、特に深刻なのが、
 途方もない価値を誇る3つの「秘宝」が奪われたこと・・・・・・。
 襲撃後、海賊たちは姿をくらまし、
 奪われた「秘宝」の行方も知れないのですわ・・・・・・。」
ジャック
「・・・・・・それで?」
ミリララ
「奪われた3つの「秘宝」・・・・・・
 その奪還をかけて、わたくしと勝負なさい!
 こちらの方が多くの「秘宝」を奪還したら、
 わたくしは、双剣士ギルドの廃止を提案しますわ。
 結果がともなえば、提督も無視はできないはずです。」
ジャック
「勝手にやってろ。
 そんな面倒な勝負、受ける理由もねぇよ。」
ミリララ
「あら、そうですの?
 この事件は、いわばリムサ・ロミンサの民からの略奪。
 ・・・・・・貴方がたの守る「掟」に反しているのではなくて?
 事はすでに、貴方がたの領分にあるのですわ。
 それでも、役目を放棄して逃げるのかしら・・・・・・?」
ジャック
「チッ・・・・・・。
 言ってくれるじゃねぇか、派手女。
 あとで吠え面かいても知らねぇぞ。」
ミリララ
「その言葉、そっくりお返ししますわ。
 わたくしは、あらゆる海賊の名残を廃し、
 必ずや、リムサ・ロミンサから海賊どもを退けてみせる・・・・・・!」
ペリム・ハウリム
「・・・・・・どうするんですか、アニキ。」
ジャック
「どうもこうもねぇよ・・・・・・。
 とにかく一度、ギルドに帰んぞ。」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「ったく・・・・・・何なんだよ、あの派手女は。
 海賊にまつわるすべてが嫌い、って感じだったな・・・・・・。
 口車に乗せられたようで癪だが、「掟」が破られたんなら、
 双剣士ギルドが出ないわけにはいかねぇ。
 奪われた3つの「秘宝」、必ず取り戻すぞ!
 ・・・・・・そのためにも、お前には腕を上げてもらいたい。
 今回の仕事で活躍したってこともあるし、
 新しい技を教えておくぜ。
 ずばり「ぶんどる」技術だ。
 敵をよく観察して攻撃を繰り出すことで、倒した後に、
 普段よりも収穫を得られる可能性がでてくるのさ。
 腕を磨きながら収穫を得られれば、一石二鳥だろ?
 俺たちが情報を集めてる間にそれを使い慣らして、
 勝負の勝ちも、ぶんどりにいこうぜ!」

ボカード
「おめぇさん・・・・・・「無双旋」を覚えたようだな。
 そいつは、ほぼ同時に同じ箇所を斬りつける技で、
 深い傷をあたえ、痛みを持続させるのよ。
 2度斬りつけてるのに、傷口が1箇所きりだから、
 ふたつと無い・・・・・・「無双旋」なんて呼ばれるわけだ。
 敵が弱っていったら、トドメに「終撃」を叩き込め。
 そいつはまさに、すべてを終わらせるための技・・・・・・。
 命をも盗るといわれた、シーフの暗殺術よ。」
スヮルセィント
「その後、双剣士の仕事は順調か?
 こちらは相変わらず、造船師として情報収集をしている。
 ・・・・・・そろそろ、双剣よりもハンマーの扱いに長けそうだ。」

Lv20~ 果てに消えた星

ジャック
「おっ、しっかり腕を上げたようだな。
 こっちも、次の仕事をはじめる準備が整ったところだ。
 標的は、黒渦団の輸送船から奪われた、3つの「秘宝」・・・・・・。
 イエロージャケットの派手女は奪還に乗り出したようだし、
 俺たちも、すぐに仕事をはじめようぜ!
 この仕事は、俺とペリム・ハウリムとヴァ・ケビ、
 そしてHikaで進める。
 ・・・・・・さっそく、作戦会議といくか!」

ジャック
「さて・・・・・・ヴァ・ケビが遅れてるが、話をはじめるぞ。
 今回の仕事は、黒渦団の輸送船を襲った掟破りをシメて、
 「秘宝」を奪還することだ。
 イエロージャケットの派手女も同じ獲物を狙ってるが、
 双剣士ギルドの存続のためにも、
 この仕事で引けをとるわけにはいかねぇ・・・・・・。
 派手女より多くの「秘宝」を奪還し、
 「参りましたわ、さすが双剣士様」って言わせてやるぞ!」
ペリム・ハウリム
「おおっ、なんだかんだで、すごいやる気ですね!」
ジャック
「仕方ねぇだろ・・・・・・。
 政庁にも勝負の中止を掛け合ってはみたが、
 連中め、事態が解決するなら何でも構わないときた。
 だとしたら、結果で黙らせるだけだ。
 怖ぁ~い仕事は双剣士に任せりゃいいって、
 派手女に教えてやる!」
ペリム・ハウリム
「・・・・・・・・・・・・お人よしですねぇ。」
ジャック
「あぁ!? 意味わかんねぇよ!
 それよりも、「秘宝」についてわかったことを報告しろ!」
ペリム・ハウリム
「えーっとですね・・・・・・
 今回の奪還対象となる3つの「秘宝」は、
 それぞれ「青の星」「銀の涙」「黒の棺」と呼ばれています。
 ああ、どれも通称ですよ。
 「青の星」は、輝けるシリウスとまで称された、
 大粒のブルーダイヤモンド・・・・・・。
 「銀の涙」は、かつてウルダハの王妃が所持していたという、
 いわくつきのイヤリング・・・・・・。
 そして、「黒の棺」は・・・・・・よくわからないんですよねぇ。
 探ってはみましたが、正体が掴めませんでした。
 ・・・・・・何にせよ、これらの「秘宝」は、
 私掠船によってもたらされた公認の略奪品です。
 略奪品は普通、各海賊がなじみの商人を通じて売却しますが、
 極端に高価だったり買い手の少ない品は、
 オークションにかけられます。
 3つの「秘宝」も、オークションにかけられた品です。
 そして、リムサ・ロミンサ政庁が落札し、
 会場のエールポートから移送している際に・・・・・・」
ジャック
「輸送船が海賊に襲われ、積み荷が奪われたってわけだ・・・・・・。
 俺が生き残った船員に聞いたところによると、
 輸送船を襲撃したのは・・・・・・海賊団「闘犬一家」らしい。
 襲撃後、「闘犬一家」は海賊船ごと行方をくらましてる。
 奪われた「秘宝」はおろか、連中が今どこにいるかすら、
 わかっていない状況だ。」
ヴァ・ケビ
「ジャック、遅れてごめん・・・・・・。
 でも、緊急事態・・・・・・!
 例の輸送船から奪われた積み荷が、
 ラザグラン関門でやってる検問で見つかったらしい・・・・・・!」
ジャック
「はぁっ!? ラザグラン関門!?
 「闘犬一家」の連中、すでに上陸してたのか・・・・・・?
 それで、見つかった積み荷の中に、
 3つの「秘宝」はあったのかよ?」
ヴァ・ケビ
「わからない・・・・・・。
 でも、今さっきのことだから、まだ現地で検分してるかも。」
ジャック
「となれば、行ってみるのが早いか。
 Hika、ペリム・ハウリム・・・・・・頼めるな?」
ペリム・ハウリム
「それじゃあ、中央ラノシアの
 「ラザグラン関門」前で合流しましょう。」

ヴァ・ケビ
「「闘犬一家」について聞きたいの・・・・・・?
 あれは、「猟犬同盟」って海賊団から分かれた一派・・・・・・。
 「猟犬同盟」は、とにかく構成員が多かった・・・・・・。
 多分、数の上なら、どの海賊団にも負けてなかったと思う。
 メルウィブ提督が海賊行為を禁止したとき、
 彼らの大半は陸に上がる道を選んだけど・・・・・・
 それを拒否して、離反したのが「闘犬一家」って聞いてる。」

ラザグラン関門付近のペリム・ハウリムと話す

警備兵の男性
「我々は、この場所で重大な任務を行っている。
 部外者は早々に立ち去るように!」
警備兵の女性
「・・・・・・何を調べているのかですって?
 悪いけれど、口外できるような任務じゃないの。」

ペリム・ハウリム
「待ってましたよ、Hika!
 ヴァ・ケビの言うとおり、この関門で、
 輸送船の積み荷が見つかったようです。
 警備兵の話をこっそり聞かせてもらったところ、
 積み荷は、関門を通ろうとした行商人が持っていたとか・・・・・・。
 その行商人は連行されたそうですが、
 押収された積み荷はまだ、ここで検分を受けてるようです。
 ・・・・・・とはいえ、勝負中ですし、正面から状況は聞けません。
 「かくれ」ながら検分中のイエロージャケットに近づいて、
 「秘宝」の有無を確認してくれますか?」

ペリム・ハウリム
「積み荷はまだ、ここで検分を受けているそうですよ。
 「かくれ」ながら検分中のイエロージャケットに近づいて、
 「秘宝」の有無を確認してくれますか?」

ラザグラン関門で「かくれる」を使い情報収集

警備兵の男性
「そこで止まれ!
 我々は、この場所で重大な任務を行っている。
 部外者は早々に立ち去るように!」
(かくれる)
警備兵の男性
「・・・・・・ダメだなぁ。
 「青の星」も「銀の涙」も「黒の棺」もない。
 連行した行商人が、「秘宝」の在り処を吐けばいいが・・・・・・。」
警備兵の女性
「さっき連絡を受けたけど、何も知らないと言ってるそうよ。
 「関門を通って海都へ荷を運ぶよう頼まれただけ」って、
 主張し続けてるみたい。」
警備兵の男性
「しらばっくれやがって!
 どうせ、ほかの積み荷も、手分けして売りさばくつもりだろ!
 ミリララ様も、各地の検問を強化するって言ってたぞ。」

ペリム・ハウリムに報告

ペリム・ハウリム
「・・・・・・ふむふむ、「秘宝」は見つかってないんですね。
 よかった、いきなり大敗にならなくてすみました。
 それにしても、妙な証言だなぁ。
 関門を通って海都に荷を運べだって・・・・・・?
 バレずに荷物を運びたいなら、関門は絶対避けますよ!
 よしんば関門を上手く抜けても、
 リムサ・ロミンサへの輸送中に奪った品を、
 改めて都市内に運び込むとは思えない・・・・・・。
 むむむ・・・・・・これは裏がありそうですね・・・・・・。
 突き止めるにはどうしたら・・・・・・。
 ・・・・・・そうか、誰かが行商人に接触し、
 積み荷を預けて指示を出したのだとしたら、
 そういう闇取引の専門家が、何か知ってるかもしれません。
 彼は、風向きによって居場所を変える、根なしの闇商人です。
 ・・・・・・確か今朝は、西風がリムレーンのベールを揺らした。
 だったら、今は・・・・・・。
 ・・・・・・うん、近くにある「開拓者の納屋」にいるはずです。
 双剣士ギルドに戻る前に、ひとつ意見を聞いてみましょう!」

開拓者の納屋で根なしの闇商人を探す

根なしの闇商人
「おや、見慣れぬ顔がおいでなさった・・・・・・。
 求める者には売りますが、冷やかしはお断りですよ?
 まずは・・・・・・身の証をお立てください。」

(キキルン・プラッカー
「お客、何者っちゃ?」
キキルン・ルーストキープ
「ご主人、守るっちゃ!」)

根なしの闇商人と話す

根なしの闇商人
「グヒャヒャヒャ・・・・・・!
 なんと鮮やかな双剣の舞!
 嬢様は、シーフでいらっしゃいましたか。
 シーフといえば、この爺が若き頃よりの上得意様。
 「掟」に背く取引以外は、大歓迎にございます。
 さァ、さァ! 何がお望みで!?」
ペリム・ハウリム
「久しぶりですね、爺。
 闇の売買ルートの仲介人であるあんたに、
 聞きたいことがあって来ました。
 ・・・・・・先刻、ラザグラン関門で、
 「闘犬一家」の略奪品を運搬していた行商人が捕まりました。
 本人は何も知らないと言っているそうですが、心当たりは?」
根なしの闇商人
「無論、真実はすべて存じております。
 私めは、日陰で行われた取引のことなら、
 砂一粒の行方でさえも見逃しません!
 ですが、その情報こそが我が商品。
 ・・・・・・商人相手に、無償の施しは望みますまい?」
ペリム・ハウリム
「わかってますよ。
 ほら、あんたの大好きなお金です。」
根なしの闇商人
「結構! 結構! 大変結構にございます!
 取引成立といたしましょう。
 ・・・・・・ラザグラン関門で捕まった行商人は、
 「闘犬一家」の協力者が手配した、無関係の運び屋です。
 託された荷が何であるかなど、本当に知らないでしょう。
 いわば陽動のための捨て駒・・・・・・。
 我々の間では、そういう「ツテ」を扱う商人もおりましてね。
 行商人の名簿が流れておりましたので、間違いないかと。」
ペリム・ハウリム
「やっぱり、事情も知らない行商人を、あえて捕まらせたのか。
 だとしたら、いくら検問を厳しくしたところで、
 価値のない積み荷くらいしか見つからない・・・・・・。
 本当に価値のある「秘宝」は、
 「闘犬一家」とともに、今も闇の中ってわけですね。」
根なしの闇商人
「・・・・・・闇ではなく、霧の中でしょうな。
 実は、「闘犬一家」の協力者が、
 行商人のほかにも、人材を手配しておりましてね・・・・・・。
 その人材こそ、航海士・・・・・・
 霧深き「魔の海域」に詳しい航海士にございます。」
ペリム・ハウリム
「「魔の海域」だって!?
 つねに深い霧に包まれ、海難事故が多発するっていう・・・・・・
 「闘犬一家」は、あんな海域に潜むつもりなのか!?
 危ないけど・・・・・・あり得る話です・・・・・・!
 本隊である船を「魔の海域」に潜ませたまま、
 協力者を通じて、一部の略奪品を陸へと運ぶ・・・・・・。
 そして、わざと見つけさせることで、
 捜索の目を陸上に集中させ・・・・・・
 隙を縫って、船で遠洋に逃げおおせるつもりだ!」
根なしの闇商人
「さすが、よい推理をなさる・・・・・・。
 そして、「魔の海域」に潜んでいることさえわかっていれば、
 追跡することは、そう難しくないはずです。
 かつては晴れない霧に覆われていた「魔の海域」も、
 第七霊災の影響で、局所的に霧が晴れつつある・・・・・・。
 だからこそ、霧の残る場所をたどれば、
 隠された輝きを見つけ出すことができるでしょう。
 ただし・・・・・・霧中に潜むのは、闘犬のみにございません。
 うかつに踏み入れば、「処刑」されるとお思いください。」
ペリム・ハウリム
「「処刑」だって・・・・・・ッ!?
 オレ・・・・・・調べなきゃならない別件ができたみたいです。
 あんたはジャックのところに戻って、今の話を伝えてください。」

根なしの闇商人
「嬢様も、今後ともごひいきに・・・・・・。
 くれぐれも、この仕事で命まで失されませんよう。
 グヒャヒャヒャ・・・・・・。」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「戻ったか・・・・・・。
 ラザグラン関門の方は、どうだった?
 ・・・・・・なるほど、「秘宝」は「闘犬一家」と一緒に、
 「魔の海域」の上ってわけか。
 爺の言葉は気になるが、掟破りの「闘犬一家」をシメて、
 一気に「秘宝」を奪還するチャンスだ。
 俺とヴァ・ケビ、そしてお前で、連中の海賊船に乗り込むぞ!
 ・・・・・・となると、「魔の海域」への船が必要か。
 「モラビー造船廠」のスヮルセィントに用意させておくから、
 戦いの準備を整えて、現地で集合だ。」

ジャック
「「魔の海域」へは、「モラビー造船廠」から船を出す。
 戦いの準備を整えて、現地で集合だ。」

モラビー造船廠でジャックと合流し、闘犬一家を追う

ジャック
「来たな、こっちの準備は万端だぜ。
 用意した船で「魔の海域」へ向かい、
 「闘犬一家」の海賊船に、こっそり乗り込む・・・・・・!
 海賊船の上は、狭い上に敵が多い・・・・・・
 真っ向から挑んでも袋叩きになるだけだ。
 できるだけ「かくれ」て、少しずつ戦力を削いでいこうぜ。
 さ、お前の準備が整ったら出港するぞ。
 ・・・・・・行けるか?」

闘犬一家の海賊たちを倒せ!

双刃のジャック
「よし、かくれて潜入できたな・・・・・・。
 連中は、まだ俺たちに気付いてないみたいだ。」
「俺は船首の方から不意打ちをかける。
 お前たちは、船尾の2人を倒してから合流してくれ。」
野良猫のヴァ・ケビ
「行くよ、Hika・・・・・・ついてきて・・・・・・!」
闘犬一家の甲板員
「な、なんだお前ら!? いったいどこから!?」
闘犬一家の頭
「双剣士・・・・・・よくぞ嗅ぎつけてきたね・・・・・・!
 だが、ここで海の藻屑になれッ!」
「くっ、しぶとい奴らだ・・・・・・!
 こうなったら、持久戦で削り取る!」
「おい、船倉の檻を開けるね!
 「アイツ」を連れてくるんだ!」
双刃のジャック
「そのクァールの攻撃、妙だぞ・・・・・・!?
 まるで、気力を削がれるような・・・・・・。」
野良猫のヴァ・ケビ
「しっかりして、Hika・・・・・・!
 私の声が届く位置なら、気力が続くように「叱咤」する!」

ヴァ・ケビ
「ジャック、「秘宝」を見つけた・・・・・・!
 とても大きなブルーダイヤモンド・・・・・・「青の星」!
 だけど、ほかの2つはどこにも・・・・・・。
 一通り船内を探してみたけど、それらしきものはなかった。」
ジャック
「残り2つの「秘宝」・・・・・・
 「銀の涙」と「黒の棺」をどこへ隠した?」
闘犬一家の頭
「ハッ・・・・・・。
 双剣士なんぞに、教えてたまるかいね・・・・・・。」
ジャック
「だったら、質問を変えようか。
 ・・・・・・お前らの「協力者」はどこのどいつだ?」
闘犬一家の頭
「・・・・・・・・・・・・ッ!
 何故・・・・・・それを・・・・・・!」
ジャック
「今回の「秘宝」の略奪、あまりに上手くいきすぎだ。
 黒渦団の輸送船を襲撃するってだけでも難しいのに、
 襲撃後の段取りまで、万全ときた・・・・・・。
 ・・・・・・それにな、こんなやり方は、お前ららしくないんだよ。
 「闘犬一家」といえば、私掠免許を取得することなく、
 禁じられた昔ながらの海賊稼業をしていることで有名だ。
 イエロージャケットに睨まれながらも、
 それを続けてこれたのは、お前らが慎重だったからだろ?
 黒渦団の船から「秘宝」を略奪するようなガラじゃねぇよ。」
闘犬一家の頭
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・慎重に動くことに、もはや意味はないね。
 じき、海賊の時代は、完全に終わる。
 俺たちみたいな、有象無象の海賊団が反対したところで、
 メルウィブ提督を止められるもんかいね・・・・・・。
 だから、俺たちは「処刑人」の提案に乗った。
 まだ錆びついていない、血に飢えた「処刑人」に賭けたんだ。
 お前たちの求める「秘宝」も、今は奴の懐ね。
 「青の星」は、報酬として俺たちに残されたにすぎない。
 クク・・・・・・いい気味ね・・・・・・。」
ジャック
「・・・・・・悪いが、説明は後だ。
 ともかく、こいつらを船ごと港まで連れてくぞ。」

モラビー造船廠のジャックと話す

ヴァ・ケビ
「ごめん、私からは何も説明できない・・・・・・。
 ただ、「青の星」はちゃんと奪還できた・・・・・・。
 それは喜んでいいと思う・・・・・・。」
闘犬一家の頭
「クソ・・・・・・俺たちの船は、俺たちの体だ・・・・・・。
 誰かのもんにするくらいなら、灰も残さず燃やすがいいね!」
(双剣士ギルド)
ジャック
「一度、「モラビー造船廠」で合流するぞ。
 「闘犬一家」を引き渡さないとな・・・・・・。」

ジャック
「さて・・・・・・裏で手を引くのが何であれ、
 黒渦団の輸送船を襲撃したのは、こいつらで間違いねぇ。
 どんな制裁を下したもんか・・・・・・。」
ミリララ
「モラビー湾沖に、「闘犬一家」の海賊船らしき船影ありと、
 報告を受けてきたのですけれど・・・・・・。
 これは、先手を取られたということかしら?」
ジャック
「ああ、遅かったな、派手女。
 「青の星」は、俺たちがいただいたぜ!」
ミリララ
「・・・・・・ふんッ!
 そいつらが「闘犬一家」の海賊ですわね?
 この外道ッ!
 よくも、何の罪もない輸送船を襲撃しましたわね!
 貴方がたが殺した船員は、もう戻らないんですのよ!?
 本当に海賊は・・・・・・海賊なんて・・・・・・・・・・・・
 ひとり残らず、消し去るべきですわ!
 襲われた人の恨み、わたくしが晴らして差し上げますッ!」
ジャック
「おいおい、ここでおっぱじめてどうすんだ!
 盛り上がるのは勝手だが、こいつらを引き取ってからにしろ。
 俺たちはもう、聞きたいことを聞いた・・・・・・。
 お前らに引き渡すことが、掟破りへの制裁にもなるだろう。
 あとはそっちの法に従って、煮るなり焼くなりすればいい。」
ミリララ
「偉そうに指示しないで・・・・・・!
 双剣士ギルドが今回勝てたのは、
 貴方がたが、汚い手を知る海賊崩れだからで・・・・・・」
闘犬一家の頭
「そいつらを、海賊と一緒にするんじゃねぇッ!!
 双剣士・・・・・・シーフを結成させたのは、俺たち海賊だった!
 だが、今じゃすっかり、提督の犬じゃないかいね・・・・・・!
 メルウィブ提督と手を組み、海賊をつぶしにかかる・・・・・・。
 双剣士なんざ、裏切り者のクソどもだ!
 チクショウ・・・・・・お前らさえいなければ・・・・・・ッ!」
ジャック
「まあ、恨みたくもなるだろうよ。
 でもな、失敗を俺たちのせいにするのは、お門違いだぜ。
 「掟」を破ると決めたなら、
 俺たちに追われる覚悟も決めておけ。
 ・・・・・・じゃ、「青の星」はもらってくからな。」
ミリララ
「・・・・・・次こそは、わたくしが「秘宝」をいただきますわよ。」
ジャック
「降りるつもりがないなら、気をつけな。
 この一件・・・・・・とんでもない大物が、裏で手を引いてるぜ。」

ミリララ
「大物が背後で手を引いている・・・・・・
 いったい、どういうことですの・・・・・・?
 ・・・・・・いえ、助言は結構ですわ。
 尋問でも何でもして、答えを見つけてみせますもの。
 次は負けませんわよ、双剣士!」
闘犬一家の頭
「クソ・・・・・・クソォ・・・・・・!
 今に見てろ、海賊はおとなしく消えたりしない!」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「ああ、Hikaか・・・・・・お前もおつかれ。
 まずは1つ目、「青の星」の奪還完了だ!
 船上での戦いはどうだった?
 双剣士の技は、敵を素早く倒すことに特化してる。
 だが、無闇に双剣を振り回せばいいってわけじゃねぇ。
 特に、仲間と組んで戦うようなときは、状況をよく観察しろ。
 へばってきた奴がいたら「叱咤」して、
 仲間全員で攻撃を続けていくことを意識するんだ。
 ・・・・・・お前には、もっと強くなってもらわねぇとな。
 残りの「秘宝」の奪還は、おそらく相当難しい。
 なんといっても、裏で手引きしてるのが「処刑人」ときた。
 心当たりのある名だが・・・・・・まずは裏を取らせてくれ。
 今回ばかりは、予想が外れるといいんだがな・・・・・・。」

ボカード
「おめぇさん・・・・・・お宝を「ぶんど」ってるか?
 おれたち双剣士がシーフと呼ばれていたころは、
 「ぶんどる」技術こそ、もっとも重要だと言われたもんよ。
 なんてったって、掟破りどもは、
 すんなり略奪品を渡してくれねぇからなぁ・・・・・・。
 攻撃して相手がひるんだ隙に、目的のブツをちょろまかすのさ。」

Lv25~ 暗涙を拭う決意

ジャック
「はぁ・・・・・・来ちまったな、Hika。
 腕を上げたお前にふさわしい、厄介な仕事がお待ちだぜ。
 俺たちは、黒渦団の輸送船から奪われた3つの「秘宝」を、
 イエロージャケットの派手女より先に奪還しなきゃならねぇ。
 1つ目は奪還したから、あと2つだ。
 だが、その2つの持ち主が厄介なんだよ・・・・・・。
 ともかく、作戦会議といこうじゃねぇか。」

ジャック
「それじゃ、残る2つの「秘宝」・・・・・・
 「銀の涙」と「黒の棺」を奪還するために、
 作戦会議をはじめんぞ。」
ヴァ・ケビ
「あれ・・・・・・ペリム・ハウリムがいない・・・・・・。」
ジャック
「ああ、あいつなら、「黒の棺」のことを調べに行ってる。
 正体不明って話だったが、せめて形くらいわからなきゃ、
 奪還できねぇからな・・・・・・。
 それに先立って、気になってた情報の裏を取ってもらった。
 海賊団「闘犬一家」を動かして、「秘宝」を奪った黒幕・・・・・・
 「処刑人」についてだ。
 ・・・・・・Hika、リムサ・ロミンサ三大海賊の、
 「断罪党」って海賊団を知ってるか?
 「処刑人」はな、その構成員を指す言葉なんだよ。
 「断罪党」といえば、現存する海賊団の中でも最強格・・・・・・。
 この国においては、名実ともに、
 メルウィブ提督に次ぐほどの影響力を持つ連中だ。
 かつては、海賊行為を禁止したメルウィブ提督と争ってたが、
 第七霊災直前に、帝国という共通の敵ができて一転・・・・・・。
 「ガラディオン協定」なる和平協定を結んでる。
 ・・・・・・だが、ここ最近、どうもきな臭くなってきてな。
 首領「ヒルフィル」が姿を見せなくなったせいで、
 「断罪党」全体が、まとまりを欠いてきたんだ。
 副首領や、有力な船長たちが派閥をつくり、
 次期首領の座を狙って、水面下で争ってやがる・・・・・・。
 目指す「断罪党」の在り方も、派閥ごとにそれぞれだ。
 中でも、メルウィブ提督からの離反を掲げているのが、
 「急進派」と呼ばれる連中・・・・・・。
 そう、「闘犬一家」は、その急進派と手を組んだのさ。」
ヴァ・ケビ
「私たちの求める「秘宝」も、急進派のもとにある。
 「断罪党」の中でも、特に危険な奴らだっていうのに・・・・・・。
 ジャック、やっぱりこの仕事からは手を引こう・・・・・・。
 ミリララとの勝負があるとしても、相手が悪すぎる・・・・・・!
 「断罪党」は、メルウィブ提督だって争いたがらないほど、
 リムサ・ロミンサにとって大きな存在なんだよ・・・・・・?
 奴らと敵対したら、どうなるか・・・・・・。」
ジャック
「・・・・・・だが、連中は「掟」を破り、
 リムサ・ロミンサの同胞から略奪をしたんだ。
 実行犯である「闘犬一家」には制裁を下したが、
 黒幕を見逃しちゃ、「掟」の番人失格だろ。
 ・・・・・・連中には制裁を下し、きっちり「秘宝」を奪還する。」
ヴァ・ケビ
「ジャック・・・・・・ッ!」
ジャック
「なぁに、「断罪党」が内部でモメてる今なら、
 急進派にちょっかい出しても、全面戦争にはならねぇさ。
 連中は特に孤立してて、都市にすら寄り付かねぇそうだしな。
 ・・・・・・それじゃ、仕事をはじめんぞ。
 お前はまず、「根なしの闇商人」に接触してくれ。
 急進派がらみの情報がほしいと、事前に伝えてあるからな。
 今朝は南風がリムレーンのベールを揺らした・・・・・・。
 今頃は、低地ラノシアの「見捨てられた廃屋」にいるはずだ。
 ・・・・・・ほら、代金も持ってけ。
 「見捨てられた廃屋」はコボルド族の根城だが、
 爺はそれを鉱石で雇って、護衛をやらせてる。
 知り合いだと思って気を抜くなよ?」

ヴァ・ケビ
「私だって、双剣士の役目はわかってる・・・・・・。
 だけど、もし「断罪党」が敵に回ったら、
 いくら双剣士ギルドでも、無事じゃいられない・・・・・・。」

根なしの闇商人に硬貨入りの革袋を渡す

(キキルン
「ナニナニ、御用っちゃ?」
小屋の前にいる男
「なるほどな・・・
 ほかに情報はないか?」)

根なしの闇商人
「これはこれは、シーフの嬢様!
 護衛の失礼は、何卒ご容赦を・・・・・・。
 例の情報は仕入れてありますが、お代はどちらに・・・・・・?」
(硬貨入りの革袋を渡す)
根なしの闇商人
「グヒャヒャヒャ・・・・・・!
 それでこそシーフというものです。
 急進派と「秘宝」について、とっておきの話をしましょう。
 ・・・・・・実はですね、急進派の方々は、奪った「秘宝」のひとつ、
 「銀の涙」という美しいイヤリングを売り払うようです。
 商売の相手は、海の彼方より来るウルダハの豪商・・・・・・。
 近々「コスタ・デル・ソル」にて、その商談をおこなうとか。
 「銀の涙」を奪還するには、またとない機会でしょう?
 さあ、出遅れないよう支度なさい。
 小屋の前にいる男も、同じ情報をお買い上げでしたよ!
 あの男からは、身なりを偽ろうとも、表の世界の匂いがした。
 どこで私めのことを知ったのかわかりませんが、
 話に聞く、イエロージャケットの嬢様の手先かと・・・・・・。
 グヒャヒャ! 実に怖いもの知らず!
 うかつに闇へと踏み入れば、消されるのが道理でしょうに。
 ああ、恐ろしや・・・・・・恐ろしや・・・・・・。」

根なしの闇商人
「急進派の方々は、奪った「秘宝」のひとつ、
 「銀の涙」という美しいイヤリングを売り払うようです。
 ・・・・・・さあさあ、出遅れないよう支度なさい!」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「帰ってきたか、Hika。
 それで、情報は手に入ったのか?
 ・・・・・・なに? 急進派が「銀の涙」をウルダハの豪商に売るだと?
 その取引をきっかけに、国外の有力者に近づこうって魂胆か。
 本気でメルウィブ提督の打倒を考えたら、
 リムサ・ロミンサの外にこそ、支援者が必要だからな・・・・・・。
 ・・・・・・ん? 同じ情報を、派手女の部下が買ってた!?
 あいつらも、「断罪党」の急進派が黒幕だって気付いたか!
 だとしたら、出遅れるわけにはいかねぇな。
 さっそく「コスタ・デル・ソル」に乗り込んで、
 「銀の涙」の取引現場をおさえるぞ!」
ヴァ・ケビ
「・・・・・・その役目、私がやる。
 Hikaとジャックは、ギルドで待ってて。」
ジャック
「おい、ヴァ・ケビ!? 勝手に行くな!
 頼む、Hika。
 あいつを追って、手を貸してやってくれ。」

ジャック
「Hika、ヴァ・ケビに手を貸してやってくれ。
 「コスタ・デル・ソル」へは、
 網倉前の船着場から出てる船を使うといい。」

コスタ・デル・ソルのヴァケビと話す

ヴァ・ケビ
「手を貸してくれるの・・・・・・?
 ここは私が・・・・・・ううん、やっぱりありがとう。
 勝手に飛び出して、ごめんなさい・・・・・・。
 ジャックは、「断罪党」の急進派が相手でも戦うつもり。
 だけど私は、かくれて「銀の涙」を奪還したい・・・・・・。
 「銀の涙」を持ち出したのが双剣士だと気付かれなければ、
 「断罪党」に目をつけられずにすむでしょ・・・・・・?
 騒ぎになるから、制裁は下さないつもり・・・・・・。
 私にとって大事なのは、「掟」の番人としての役目より、
 双剣士ギルドのみんなを守ることだから・・・・・・。
 捨てられた海賊崩れの私を、拾ってくれた恩のためにも・・・・・・!
 ・・・・・・もうすぐ「銀の涙」の商談がはじまるはず。
 準備ができたら、もう一度声をかけて・・・・・・。」

ヴァ・ケビと再度話し、銀の涙を奪還する

ヴァ・ケビ
「ありがとう・・・・・・作戦を説明する・・・・・・。
 聞いた話だと、商談にやってくるウルダハの豪商は、
 ここの地主・・・・・・ゲゲルジュと旧知の仲なんだって。
 ゲゲルジュが、傭兵や踊り子を連れて遊びに行く間、
 コスタ・デル・ソルを借りきって、
 急進派と商談をするみたい・・・・・・。
 人払いのつもりだろうけど、私たちには好都合・・・・・・。
 商談の開始を待って、こっそり「銀の涙」を奪おう。
 準備はいい・・・・・・?」

ヴァ・ケビ
「商談がはじまったみたい・・・・・・。
 急進派の使者と、ウルダハの豪商は、南東の広場にいる。
 「銀の涙」も、そこにあるはずだけど・・・・・・。
 なんだか、様子がおかしい・・・・・・。
 傭兵はゲゲルジュが連れて行ったはずなのに、人影がある・・・・・・?
 見慣れない服の男たちに、魔法人形・・・・・・。
 そうか、相手の豪商が、ウルダハから護衛を連れてきたんだ・・・・・・!
 思った以上に、厳しい状況になったけど・・・・・・
 どうにか騒ぎを起こさずに、「銀の涙」を奪還しないと・・・・・・。」
????
「この状況だったら、まずは護衛の数を減らすべきだろ。
 目的の広場は、海の上の袋小路・・・・・・
 かくれて近づくと、見つかったときのリスクが大きい。」
ヴァ・ケビ
「ジャック・・・・・・どうして・・・・・・!?
 今のは・・・・・・その・・・・・・私・・・・・・・・・・・・。」
ジャック
「やめとけ、言い訳なんてらしくもない。
 お前の魂胆なんて、とっくにお見通しだ。
 ったく・・・・・・お前がそんな逃げ腰じゃ、
 できる仕事もできなくなんだろ!
 俺ひとりじゃ「断罪党」とはやれねぇんだよ。
 お前やペリム・ハウリムがいて、Hikaもいる。
 そして、俺たちには、勝つための技・・・・・・双剣術がある!
 やり方を間違えなきゃ、どんな相手にも負けやしねぇ。
 ・・・・・・信じろよ、ヴァ・ケビ!
 双剣士は、かくれて逃げるのだけが能じゃねぇ・・・・・・
 そこから攻撃に転じて、勝利をぶんどるんだ!」
ヴァ・ケビ
「やっぱり・・・・・・ジャックは引かないんだね。
 だけど、その無茶を叶えるのが、私たちだっていうなら・・・・・・
 私も引かないことにする・・・・・・どんな相手でも・・・・・・!」
ジャック
「よし! 商談の現場に殴りこんで、「銀の涙」を奪還する!
 ヴァ・ケビは船着場に行って、
 万一の場合にそなえ、連中の退路を断ってくれ。
 俺たちは二手に分かれて、
 護衛たちを倒しながら商談現場を目指すぞ。
 護衛の中でも、魔法人形は未知の相手だ・・・・・・。
 厄介なことになる前に、「不意打ち」をして倒しちまえ!
 まずは「かくれ」て、気付かれないように相手に接近する・・・・・・。
 そして、相手の正面から「不意打ち」だ!
 予測できない強力な一撃を、鼻っ面にお見舞いしてやれ。
 一団を倒し終わったら、再び「かくれ」て次の相手に接近し、
 「不意打ち」をかます・・・・・・いいな?
 ・・・・・・それじゃ、俺は奥から行くから、お前は手前から頼む。
 イエロージャケットの連中が来る前に片づけるぞ!」

護衛たちを倒せ!

双刃のジャック
「Hika、こっちに手ごわい奴がいる!
 手伝ってくれ!」
(双刃のジャック
「よし、商談をおさえるぞ!」)
急進派の会計士
「な、何者だ! この商談は邪魔させんぞ・・・・・・!
 ネズミはすべて追い払え!」

(失敗時)
双刃のジャック
「ぐっ・・・・・・信じろって、言ったのによ・・・・・・・・・・・・。」

急進派の会計士
「あわわわわ・・・・・・!
 そ、双剣士!? まさか、シーフかッ!
 こ、ここを、何の場だと思っている!
 「断罪党」が仕切る、大事な商談の場だぞ!?
 今すぐ立ち去らなければ、私の仲間が黙っちゃいない!」
ジャック
「ハッ、安い脅しだな・・・・・・急進派の海賊さんよ。
 悪いが、こっちは覚悟を決めてきてるんだ。
 誰であろうが、掟破りには容赦しない。
 お前らが「闘犬一家」を使って奪った「秘宝」・・・・・・
 「銀の涙」を奪い返しにきた。
 その、白銀のイヤリング・・・・・・そいつが「銀の涙」だな?
 お買い上げいただいたところ悪いが、
 「掟」に従い、奪還させてもらうぜ!」
急進派の会計士
「ま、待てぃ!
 このお方は、ウルダハでも最大級の商会、
 「東アルデナード商会」に通ずる超大物の商人だ!
 たとえお前らが「断罪党」を恐れずとも、
 このお方に手を出せば国際問題になる。
 メ、メルウィブ提督も、それは望まないだろう!?」
ウルダハの豪商
「そ、そうですとも! 私は偉いッ!
 ゆ、ゆゆ、指一本でも触れたら、商会を通じて訴えますよ!
 そもそも「銀の涙」は、かつて我が国の騎士が、
 魔獣を倒した証として、先代のナナシャ王妃に献上した品・・・・・・。
 宝物庫から盗まれたのが、こうして奇跡的に見つかったのです!
 これはもう、好事家たちに高く売・・・・・・
 い、いえ、ウルダハに返還すべきでしょう!?
 私の故郷を思う気持ちに免じて、見逃しなさい!」
ジャック
「チッ・・・・・・よくもまあぬけぬけと・・・・・・。
 本気で正当な商談だと思ってるなら、正々堂々やりやがれ!」
????
「ええ、本当に・・・・・・情けない弁明ですわね。
 それ以上の虚勢は、品格が疑われるだけですわよ?」
ミリララ
「そもそも、そのイヤリングをウルダハに返還したいならば、
 わたくしたちにお任せくださればいいのです。
 政庁は、そのつもりで「銀の涙」を落札したのですから。」
ジャック
「げっ・・・・・・今更来たのかよ・・・・・・!
 割り込みは、ご遠慮願いたいんだがな。」
ミリララ
「割り込みではなく、真打は遅れて登場するものですわよ。
 ・・・・・・相手がウルダハの豪商ときいて、手を打ってきましたの。
 メルウィブ提督より直々に、捜査の令状をいただきました。
 手荒な真似はいたしませんので、
 違法な略奪品の回収に「協力」していただけませんか?
 ここは、私有地である以前に、リムサ・ロミンサの領土です。
 ゲゲルジュ氏にご迷惑をおかけしないためにも、
 ご理解いただけると助かるのですが・・・・・・?
 彼らは、イエロージャケットが連行します。
 ・・・・・・「銀の涙」は、わたくしがいただきですわ!」

コスタ・デル・ソルのジャックと話す

ヴァ・ケビ
「話、ジャックから聞いた・・・・・・。
 メルウィブ提督は、ミリララに肩入れしたんじゃなくて、
 とにかく「銀の涙」を取り戻したかったんだと思う・・・・・・。
 「銀の涙」がウルダハの宝物庫から盗まれた品なのは事実・・・・・・。
 「身に着けたものに、神がかった器用さを与える」なんて
 噂があったせいで、盗賊という盗賊が狙ったんだって・・・・・・。」
(双剣士ギルド)
ジャック
「一度、「コスタ・デル・ソル」でヴァ・ケビと合流するぞ。
 網倉前の船着場から出てる船を使うといい。」

ジャック
「だー、くそっ!
 派手女に、してやられたぜ・・・・・・。
 癪に障るが、こうなっちゃ手も足もでねぇ。」
ヴァ・ケビ
「私、ペリム・ハウリムと合流して、情報を集める。
 まだ最後の「秘宝」が残ってるし・・・・・・
 「断罪党」の急進派も、それは必死で守るだろうから・・・・・・。」
ジャック
「ああ、頼むぜ。
 ・・・・・・・・・・・・ありがとな、ヴァ・ケビ。」
ミリララ
「ここにいましたのね・・・・・・。
 一応、貴方がたに報告をしに参りましたわ。
 ウルダハの豪商にご理解いただき、
 「銀の涙」は、正式にわたくしたちが回収しました。
 急進派の会計士は、参考人として捕らえましたわ。」
ジャック
「ヒュゥ! 「断罪党」の海賊を捕らえるなんて、
 イエロージャケットも、なかなか怖いもの知らずだな!
 それに、お前自身にも驚きだぜ?
 ここにたどり着くために、爺から情報を買ったんだってな。
 そういう綺麗じゃないやり方は、毛嫌いしてると思ってた。」
ミリララ
「貴方がたに勝つためには、それくらいしますわ。
 彼らは暗部に生きる存在ですが、海賊ではありませんしね。
 わたくしは、海賊の時代を完全に終わらせたい・・・・・・。
 貴方がたにも、過去の遺物になってもらわないと困るんですの。
 リムサ・ロミンサは、「強く、正しい」わたくしたちが守る!
 それが、海賊に殺された、かわいい妹たちへの誓い・・・・・・。
 もう誰も、海賊に傷つけさせやしませんわ・・・・・・!」
ジャック
「ほう・・・・・・その意気込み、素直に感心するぜ。
 俺はお前と違って、「掟」に従って人を守るので精一杯だ。
 だが、だからこそ意地ってもんがある。
 どんな相手だろうが仕事はやり遂げるし、
 お前との勝負に負けるつもりもねぇよ。
 無様に負けるのが嫌なら、先に降参するこったな!
 今なら、「双剣士様ごめんなさい」って言うだけで許すぞっ!」
ミリララ
「むきぃぃぃぃぃぃっ!
 だ、だだ、誰がそんなこと言うものですかっ!
 最後の「秘宝」もわたくしが手に入れて、
 双剣士ギルドなんて、バラッバラに解体してさしあげます!」
ジャック
「ハハハ・・・・・・ククッ・・・・・・!
 上等だ、それでこそ派手女だぜ。
 勝つ気があるなら、「銀の涙」はお前が身に着けときな!
 もし一瞬でも目を離したら、
 たとえコーラルタワーの金庫の中にしまおうが、
 俺たち双剣士が必ずいただく・・・・・・覚えとけよ!
 ・・・・・・それじゃ、俺たちはギルドへ戻ろうぜ。」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「はぁ・・・・・・お前も頑張ってくれたってのに、
 「銀の涙」をもってかれちまって、すまなかったな。
 これで、奪還した「秘宝」の数は、1対1・・・・・・。
 最後の「黒の棺」を、どちらが取るかで勝負が決まる。
 「断罪党」急進派の出方はわからねぇが、
 次こそは、連中と直接対決になる可能性が高い。
 ・・・・・・お前たちとなら勝てるって、頼りにしてるぜ。」

ボカード
「おめぇさん・・・・・・「不意打ち」は活用してるんだろうな。
 同じ攻撃でも、身構えてるところに叩き込むのと、
 油断してるところに叩き込むのじゃ、効き目が違うもんだ。
 ・・・・・・姑息な手だと思うかね?
 だが、仕事を請けてる双剣士に、負けは絶対許されねぇのよ。
 あの手この手を使うのは、必ず勝利に喰らいつくためさ。」

  硬貨入りの革袋:情報代が入ったずしりと重い革袋

Lv30~ 闇黒の死

ジャック
「待ってたぜ、Hika。
 腕もしっかり鍛え上げて、万全って感じじゃねぇか。
 こっちも、最後の「秘宝」について突き止めた。
 イエロージャケットの派手女との勝負は、今のところ1対1・・・・・・
 奪還を成功させて、勝ちにいくぞ。
 それじゃ、あいつらも呼んで、最後の作戦会議だ!」

ジャック
「さて、残る「秘宝」は、「黒の棺」ただひとつだ。
 ・・・・・・ペリム・ハウリム、こいつの正体がわかったんだな?」
ペリム・ハウリム
「ええ、どうにか。
 「秘宝」って呼び名に、ずいぶん踊らされましたけどね。
 てっきり、ほかの2つみたいな年代物かと・・・・・・。
 最後の秘宝「黒の棺」・・・・・・
 こいつの正体は、帝国の輸送船から略奪された試作兵器、
 「LI式魔導爆雷」だったんです!
 しかも、ただの爆雷じゃありませんよ。
 小型ながら、伝説の魔獣ベヒーモスすら一撃で爆砕するという、
 超高威力の兵器だとか・・・・・・。
 ラノシアにある帝国基地で製作され、
 洋上の補給基地を通じて、配備するつもりだったんでしょう。
 ・・・・・・確かに、ある意味では「秘められた宝」ってわけですね。」
ヴァ・ケビ
「リムサ・ロミンサ政庁はきっと、
 軍事的な研究のために、「黒の棺」を落札したのね・・・・・・。
 どうりで、私たちにさえ詳細を告げないはずだ・・・・・・。」
ペリム・ハウリム
「・・・・・・で、肝心の「黒の棺」の在り処ですが、
 「断罪党」の急進派に渡ったところまでは確認がとれました。
 でも、それ以降はさっぱり!
 今のところ、使われた形跡こそありませんが、
 連中の手元にあるのか、売り払ったのかは不明です・・・・・・。」
ジャック
「「断罪党」の急進派は、
 反メルウィブ提督を掲げる過激な連中だ。
 何にせよ、ろくな使い方には期待できねぇな・・・・・・。
 ・・・・・・どうした?」
倉庫番 ロンヴルド
「取り込み中に、すまない。
 お前たちの仕事に関する手紙が届いてるぞ。」
ジャック
「・・・・・・手紙ぃ?
 覚えがねぇな、いったい誰からだ?」
倉庫番 ロンヴルド
「爺・・・・・・根なしの闇商人からのようだ。
 「エーデルワイス商会」宛の荷物に、いつの間にか紛れていた。」
ジャック
「なになに・・・・・・。
 「至急、サラオスの亡骸に来られたし」だって・・・・・・?」
ペリム・ハウリム
「おお、爺から呼び出しなんて珍しいですね!
 ここのところ、どこに行っても会えなかったので、
 とっておきの情報を仕入れて待ってるのかもしれませんよ?」
ジャック
「とっておき情報ね・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・本当にそうだといいんだがな。
 Hika、俺とお前で「サラオスの亡骸」へ行くぞ。
 ペリム・ハウリムとヴァ・ケビは、俺たちが戻るまで、
 もう一度「黒の棺」の在り処を追ってくれ。」

ジャック
「俺とお前で「サラオスの亡骸」へ行くぞ。
 爺からの呼び出し・・・・・・嫌な予感が当たらなきゃいいが。」

サラオスの亡骸付近で根なしの闇商人を探す

(断罪党の甲板員
「かかったぞ、双剣士だ!」
「叩き潰せ・・・!」
断罪党の船医
「愚かですねぇ」)

根なしの闇商人を救助する

????
「ウフフ・・・・・・助けようとしても無駄よぉ?
 だってそいつ、とっくにあたしたちが殺したものぉ・・・・・・。」
断罪党の女海賊
「「断罪党」・・・・・・
 中でも、急進派って呼ばれてるあたしたちを敵に回すと、
 こういうことになっちゃうんだから。
 あなたたちに送った手紙も偽物だったわけ。
 ウフフフ・・・・・・まんまと偽の誘いに乗っちゃったわねぇ、
 お邪魔虫の双剣士さん・・・・・・?
 やだ、怖い顔しないでぇ?
 あたしたち急進派を率いる御方・・・・・・「アイシービル」船長が、
 双剣士と遊んでやれって言ったから、仕方ないのよぉ。
 もとはといえば、あなたたちが、
 あたしたちの邪魔をしてくるのが悪いんでしょぉ?
 今さら「掟」なんて守って、何になるんだか・・・・・・。
 それよりも、あたしたち急進派の野望の方が、ずぅっと素敵。
 メルウィブと協定を結んで腑抜けになった「断罪党」を、
 アイシービル船長が、新たな首領となって立て直すの!
 新首領アイシービルの元で、あたしたちは楔から解放される・・・・・・!
 自由な海を取り戻し、再び海賊の時代を築くのよ!
 ・・・・・・その野望のためなら、なんだってするわ!
 死んで腐った「掟」なんて、粉々に打ち砕けばいい!
 古臭い双剣士ともども「断罪」してあげるッ!」
????
「させるかよ!
 ここで終いなのは、お前の方だ・・・・・・!」
断罪党の女海賊
「あら、いつのまに・・・・・・。
 双剣士、まだいたのねぇ。」
ジャック
「お前らの野望とやらは聞かせてもらった。
 自由な海とか、海賊の時代とか・・・・・・
 聞こえはいいが、どうも勘違いしちゃいねぇか?
 お前らが死んだと言った「掟」こそ、海賊たちの魂だ。
 連中が血みどろの戦いを重ねてやっと掴んだ、
 この地で仲間と生きる誇りなんだよ・・・・・・!
 ・・・・・・それを踏みにじる奴に、海賊を名乗る資格はねぇッ!」
断罪党の女海賊
「はぁ・・・・・・お説教は嫌いよぉ・・・・・・。
 ・・・・・・でも、2対1じゃ、大した時間稼ぎもできなさそうね。
 殺せないのは心残りだけど・・・・・・まあ、いいわぁ。
 双剣士をふたり、こんな辺境へ連れ出したんだもの。
 時間稼ぎのお役目としては、十分だと思わない?」
ジャック
「どういうことだ・・・・・・!」
断罪党の女海賊
「ウフフ・・・・・・ハハ・・・・・・フハハハハハッ!
 あんたたちは、あたしたちが持ってる「黒の棺」を、
 奪還したいんでしょう・・・・・・?
 あれは今、我らがアイシービル船長の手元にあるわぁ。
 彼は「黒の棺」を使って、
 自分こそが「断罪党」の次期首領にふさわしいと証明するの!
 そう・・・・・・「断罪党」を腑抜けにした、憎い女・・・・・・
 メルウィブを処刑することによってねぇッ!」
ジャック
「・・・・・・お前ら、まさか提督を狙って・・・・・・ッ!?
 リムサ・ロミンサの提督室を、爆破するつもりかッ!」
断罪党の女海賊
「わかったなら、せいぜい慌ててみればぁ?
 ここであたしと遊んでたいなら、喜んで相手するけどねぇ!
 ウフフ・・・・・・フハハハハッ!」

断罪党の女海賊
「フフフ・・・・・・あなたたちに、アイシービル船長を止められるぅ?
 あたしたち急進派が「断罪党」を改革するのよ!」
(双剣士ギルド)
ジャック
「一度「サラオスの亡骸」へ戻るぞ。
 あの女海賊を、なんとかしなきゃな・・・・・・。」

サラオスの亡骸付近のジャックと話す

ジャック
「最悪な状況なのに、この女海賊、状況を楽しんでやがる・・・・・・。
 こうなっちまったら、むやみに暴れたりはしないだろう。
 ともかく俺は、こいつを連れて行く。
 お前もすぐに戻ってきてほしいが・・・・・・
 その前に、中央ラノシアの「フォアマスト」に寄ってくれ。
 そこに、イエロージャケットの派手女がいるはずだ。
 勝負のことはいったん忘れて、あいつに事情をすべて伝えろ。
 俺の見込み違いじゃなきゃ、適切な判断をするはずだ。
 ・・・・・・それじゃ、頼んだぞ。」

ジャック
「中央ラノシアの「フォアマスト」に行って、
 イエロージャケットの派手女に、事情を伝えてくれ。
 俺の見込み違いじゃなきゃ、適切な判断をするはずだ。」

フォアマストのミリララと話す

ミリララ
「あら、貴方は双剣士の・・・・・・
 ハッ! さては、「銀の涙」を奪い返しにきましたわね!?
 おあいにくですが、「銀の涙」はこのとおり・・・・・・
 わたくしが肌身離さずつけておりますわ!
 これでは手も出ないはず・・・・・・・・・・・・あら、違う話ですの?
 ・・・・・・なんてこと!
 急進派の長が、「黒の棺」で提督を狙ってるですって!?
 すぐに警備の手をまわさなくては!
 これで勝負をなしにするつもりはありませんわよ。
 あの男にも、そう伝えることですわね。
 ・・・・・・でも、情報をくれたこと、一応、感謝いたしますわ。」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「・・・・・・そうか、派手女は動いたんだな、ありがとうよ。
 あの「断罪党」の女海賊は尋問にかけてるが、
 すでに聞いた情報以外は、望めなさそうだ。
 ぐずぐずしてる時間はねぇし、
 今ある手がかりだけで、「黒の棺」を奪還する。
 もちろん、爆発させることなくな!
 そのためにも、お前に新たな戦い方を教えておくぜ。
 蛇から抽出した猛毒「蛇毒」・・・・・・こいつを双剣に塗るんだ。
 この「蛇毒」は、お前がすでに使っている「蜂毒」より強烈だ。
 これからは、まず「蛇毒」を使うようにするといい。
 いずれ、双剣士としての腕が上がれば、
 「蜂毒」と「蛇毒」の隠された性質にも気付くだろう・・・・・・。
 その時は、冷静に状況を判断して、ふたつの毒を有効に使え。
 毒の扱いは、双剣士にとって基本であり生命線だ。
 お前ほどの資質があれば、きっと使いこなせるさ。」

Lv30~ 手を伸ばす先の勝利

ジャック
「急進派の長・・・・・・アイシービルっていったか。
 奴が「黒の棺」でメルウィブ提督を殺そうとしているなら、
 「提督室」が狙われる可能性が高い・・・・・・。
 ほら、溺れた海豚亭やブルワークホールを擁する、
 「ミズンマスト」って塔があるだろ?
 あの最上階が、アドミラルブリッジ・・・・・・提督室さ。
 ミズンマスト周辺は、いわば都市の心臓部・・・・・・
 海賊が狙ってるからって、おいそれとは封鎖できねぇ。
 混乱を防ぐために、市民にも事実は告げないはずだ。
 ・・・・・・となれば、アイシービルがどこから来てもいいように、
 都市周辺を見張るしかねぇ。
 ほかの双剣士たちの手も借りて、手分けするぞ。
 お前は「アフトカースル」周辺の見張りを頼む。
 必ずアイシービルをシメて、「黒の棺」を奪還すんぞ!」

ボカード
「おめぇさんたち・・・・・・焦ってるみてぇだな。
 だが、切羽詰まったときこそ余裕を持て。
 小さな変化や違和感を、決して見逃すなよ。」
イ・トルワン
「「断罪党」の急進派が、提督室を狙ってるですって・・・・・・!?
 ・・・・・・状況はわかりました。
 私は、「溺れた海豚亭」のお客に目を光らせておきます。」

アフトカースルの指定地点で見渡す

ジャック
「チッ・・・・・・霧が濃くなってきやがった。
 嫌な夜になりそうだぜ・・・・・・。」
ミリララ
「市街地の警備が、まったく足りていませんわ!
 増援はまだですの!?」
イエロージャケット警備兵
「そ、それが・・・・・・今以上の人員は割けないそうです。
 主要な部隊は、提督および、
 標的となり得る要人の警護にまわっており・・・・・・。」
ミリララ
「ありえませんわ!
 レイナー司令は何を考えてますの・・・・・・!
 危険な海賊が、街に侵入しているんですのよ!?
 各地のイエロージャケットをかき集めてでも、
 警備を強化し、市民の安全を守るべきですわ!」
イエロージャケット警備兵
「ですが、賊が言葉どおりに襲ってくるとはかぎりません。
 標的がリムサ・ロミンサから逸れる場合も考慮し、
 ここは我々だけで守るしか・・・・・・。」
ミリララ
「・・・・・・ッ!
 もういい、貴方も持ち場に戻りなさい!
 失ってからじゃ、どんなに後悔したって遅いんですのよ・・・・・・!
 ・・・・・・どうかしましたの?
 何か、困ったことでも・・・・・・。
 ・・・・・・ッ!?」
得たいの知れない男
「会いたかったぞ・・・・・・。
 先日は、うちの大事な取引を、台無しにしてくれたそうだな。」
ミリララ
「貴方・・・・・・「断罪党」の・・・・・・!?
 アイシービルの手下ですわね・・・・・・!」
アイシービルの手下
「お前は少し、こちらの世界に踏み込みすぎた。
 正義なんぞに取り憑かれるから、底なしの闇に堕ちるのさ・・・・・・。
 よかったな、正義のために・・・・・・殉職だ。
 船長、例の女を始末しました・・・・・・。
 「黒の棺」も、そろそろ「溺れた海豚亭」前に到着します。」
アイシービル
「ああ・・・・・・まもなくだ・・・・・・。
 海賊を失墜させた提督を、ご自慢の塔と支持する民もろとも、
 海底へ引きずりこんでやる・・・・・・。
 そして俺が「断罪党」を率い、
 新たな海賊時代の幕を上げるのだ・・・・・・!」
酔っ払った男
「ウィ~ック・・・・・・飲みすぎちまった・・・・・・。
 そろそろ戻らねぇと、カミさんに叱られるぅ・・・・・・。
 ・・・・・・ん? なんじゃありゃ?」
ミリララ
「・・・・・・そうか・・・・・・奴らの・・・・・・狙いは・・・・・・・・・・・・
 提督室ではなく・・・・・・ミズンマスト、そのもの・・・・・・・・・・・・。
 都市随一の巨塔が倒れれば・・・・・・
 倒壊に巻き込まれ・・・・・・橋梁が連鎖的に崩落・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・リムサ・ロミンサが・・・・・・海に沈む・・・・・・!?
 お、ねがい・・・・・・手を貸して・・・・・・。
 このままじゃ・・・・・・犠牲者が・・・・・・たくさん・・・・・・ッ・・・・・・!」
酔っ払った男
「ヒィッ! 何だこいつ!?
 お、お、俺は何にも知らねぇよぉ~!
 厄介ごとは勘弁してくれぇ・・・・・・!」
ミリララ
「ま、待って・・・・・・!
 せめて・・・・・・仲間に連絡・・・・・・を・・・・・・・・・・・・!
 ・・・・・・だれ・・・・・・か・・・・・・・・・・・・。
 貴方・・・・・・どうして、ここが・・・・・・?」
ジャック
「さすがは「強く、正しい」イエロージャケットの装備だぜ。
 響いた銃声が、全部教えてくれたのさ。」
ペリム・ハウリム
「来る途中、イエロージャケットに声をかけてきました。
 すぐに救護班がくるはずです。」
ジャック
「わかった・・・・・・。
 なら、俺たちのやるべきことは、ひとつだな。」
ミリララ
「貴方がたに・・・・・・協力を頼める義理は、ありませんわ・・・・・・。
 恥知らずと誹られても・・・・・・かまいません・・・・・・。
 だけど、お願い・・・・・・奴らを止めて・・・・・・!
 みんなを・・・・・・助けて・・・・・・・・・・・・!」
ジャック
「お前も、最初から知ってただろ。
 掟破りに制裁を下し、不当に奪われた品を奪還するのは、
 俺たち双剣士の仕事だ。
 ・・・・・・お前ら、準備はいいか?」
ヴァ・ケビ
「もちろん、できてる・・・・・・。」
ペリム・ハウリム
「いつでもどうぞ!」
ジャック
「アイシービル率いる急進派を倒し、「黒の棺」をいただく。
 ・・・・・・ぶんどりにいくぜ、野郎ども!」

アイシービルたちを倒し、爆発を阻止しろ!

双刃のジャック
「アイシービルを追って、ミズンマストへ向かうぞ!」
追廻のペリム・ハウリム
「くっ、数が多い・・・・・・。
 急進派も、総力戦ってわけですか・・・・・・!」
双刃のジャック
「ちょうどいい、全員まとめてシメてやる!」
逆風のアイシービル
「双剣士か・・・・・・諦めろ、もはや手遅れだ。
 あと3分で、「黒の棺」がミズンマストを吹き飛ばす!」
野良猫のヴァ・ケビ
「そんな・・・・・・もう止められないの・・・・・・!?」
追廻のペリム・ハウリム
「諦めないで! 「起爆装置」を壊せばいいんです!
 近くに、いくつか設置してあるはずだ・・・・・・!」
双刃のジャック
「Hika、起爆装置を探して壊せ! 全部だ!
 こいつらは、俺たちが引き受ける・・・・・・!」

(失敗時)
追廻のペリム・ハウリム
「っ・・・・・・すみません・・・・・・足手纏いだったみたいです・・・・・・。」
野良猫のヴァ・ケビ
「ごめんなさい・・・・・・私、もう・・・・・・・・・・・・。」
双刃のジャック
「う・・・・・・ぐっ・・・・・・あと一歩だってのによ・・・・・・!」

制限時間内に、起爆装置を探して破壊しろ!

(断罪党の掌帆員
「装置はやらせねぇよォ!」
断罪党の縫帆員
「まとめて木端微塵だ!」
断罪党の航海士
「我々の邪魔はさせん・・・」)

(失敗時)
双刃のジャック
「しまった、爆発が・・・・・・くそぉぉぉッ・・・・・・・・・・・・!」

アイシービルたちを倒せ!

追廻のペリム・ハウリム
「「黒の棺」のランプが消えた・・・・・・!?」
野良猫のヴァ・ケビ
「Hikaが、起爆装置を壊してくれたんだ・・・・・・!」
双刃のジャック
「よし! あとは、掟破りに制裁を下すのみ!
 ・・・・・・全員でいくぜ、お前ら!」
逆風のアイシービル
「おのれ双剣士ィィッ!
 貴様ら全員、我が野望とともに死ねェェェッ!」
「グァァッ・・・・・・まさか、双剣士ごときに・・・・・・!
 俺は・・・・・・「断罪党」を・・・・・・手にするはずの・・・・・・・・・・・・。」

ミリララ
「・・・・・・状況は?」
イエロージャケット警備兵
「「黒の棺」は動作を停止。
 まもなく、撤去作業が完了します。
 急進派との交戦で、多少の負傷者はでたものの、
 命に関わるような怪我はありません。
 ・・・・・・提督からも、「よくやってくれた」と伝言が。」
ミリララ
「そう・・・・・・。」
感激する市民
「ほらほら、あの方よ!
 命をかけてリムサ・ロミンサを守ってくれた、陸士長様は!」
心配そうな市民
「もう、お体は大丈夫なんですか!?」
感激する市民
「聞きましたよ、ミズンマストを爆破しようとした海賊を、
 命がけで止めてくださったって!」
感心しきりの市民
「さすが、イエロージャケットだ!
 あんたたちはやっぱり、正義の味方ですなぁ!」
ミリララ
「ちょ、ちょっと・・・・・・!
 いったい、どういうことですの?
 奴らを止めたのは、わたくしではなくて・・・・・・。
 双剣士たちは、どうなったんですの?
 彼らは、今どこに・・・・・・?」
イエロージャケット警備兵
「わかりません・・・・・・。
 我々が駆けつけたときには、縛られた海賊がいるばかりで、
 双剣士たちの姿は消えていました。」
ミリララ
「・・・・・・なるほど。
 これは、大きな借りを作ってしまいましたわね。」
イエロージャケット警備兵
「ところで、ミリララ様。
 例のイヤリング・・・・・・「銀の涙」をお持ちではないですか?
 「黒の棺」とともに引き渡すよう、上から命令が・・・・・・。」
ミリララ
「ああ、それでしたら、わたくしがつけて・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ない!?
 どうして、さっきまでつけていましたのに!
 ハッ・・・・・・もしやあのとき・・・・・・!?
 斬られたわたくしを助けるふりをして、
 ジャックが持ち去った・・・・・・!?
 身につけろと言ったのも、最初からそれが狙い・・・・・・!
 やってくれましたわね、あの双剣士~~~~ッ!
 まったく、もう!
 さすがですわっ・・・・・・!」
ペリム・ハウリム
「いいんですか?
 「黒の棺」をイエロージャケットに渡しちゃって。」
ジャック
「・・・・・・ま、あいつの正義に免じて、置き土産ってところだ。
 俺たちの方も、いただくものはいただいたしな。」
ヴァ・ケビ
「ふふ・・・・・・。
 やっぱり、ジャックには似合わない。」
ジャック
「うるせぇ、ほっとけ!
 「黒の棺」はイエロージャケットの手に、
 「青の星」と「銀の涙」は俺たちの手にある・・・・・・。
 つまり秘宝奪還の勝負は、双剣士ギルドの大勝利だ!」
ペリム・ハウリム
「ミリララさんは、あきらめてくれますかね?
 なんだか、また絡まれそうな気がするんですけど。」
ジャック
「さあ、どうだかな。
 ・・・・・・だが、表あるところに裏がある。
 裏の世界があるかぎり、俺たちの仕事はなくならねぇさ。」
ペリム・ハウリム
「・・・・・・そうですね!
 はぁー、次はどんな依頼が飛び込んでくるやら。
 Hika、今回は大活躍でしたね!
 いつかまた一緒に仕事をするの、楽しみにしてますよ。」
ヴァ・ケビ
「私も、おなかがすいたから帰る・・・・・・。
 Hika、よく食べて休んでね・・・・・・。」
ジャック
「そんじゃ、俺たちもギルドに帰るとするか。
 ・・・・・・ここにいて、派手女に見つかっても面倒だしな。
 おつかれ、Hika。
 また、あとでな。」

双剣士ギルドのジャックと話す

ジャック
「よう、Hika。
 お互い、やっと一息つけそうだな。
 俺もさすがに今回はクタクタだぜ・・・・・・はは・・・・・・。
 お前は冒険者としての本分もあるのに、
 ずいぶん大きな事件につきあわせちまったな・・・・・・。
 だが、おかげで今回の仕事は大成功だ!
 仕事で身に着けた技術を、お前なら正しく使っていける。
 その足が向かうのが「掟」のない場所だとしたら、
 自分の中の譲れないものを「掟」にして、双剣を振るうんだ。
 双剣士の扱う技は、どんな状況の中だって、
 お前の「掟」を守るための力になるはずだぜ。
 ・・・・・・じゃ、今回はそろそろお開きにしとくが、
 お前の協力なら、いつだって大歓迎だ。
 無事でまた会おうぜ、Hika!」

ジャック
「よう、Hikaじゃねぇか!
 どうした? 新しい仕事でもする気になったか?」
(何を聞く?)

(近況について)
ジャック
「そう改まって聞かれると、変な感じだな・・・・・・。
 俺も、ペリム・ハウリムも、ヴァ・ケビも・・・・・・
 双剣士は、いつだってきっちり仕事をするだけさ。
 俺たちの追ってた「断罪党」の急進派は、
 アイシービルが捕らえられたことで消滅したも同然だ。
 次期首領は、右腕のムーンスケートあたりが有力だろうよ。
 イエロージャケットの派手女は・・・・・・
 今のところ大人しいもんだぜ?
 ま、何度キャンキャン吠えてきても、俺たちは負けないがな!
 ・・・・・・つーか、お前の方こそどうなんだよ?
 せっかくこの街の平和を守ったんだし、
 たまにはあいつらを連れて、ウマい飯でも食いに行こうぜ!」

ボカード
「おめぇさん、でかい仕事をやりとげたらしいな。
 ・・・・・・ったく、そんな前途有望な若人が、
 ひとり逝き遅れたジジイに、今さら何を聞こうってんだ?
 これからも、双剣で大いに戦い、慣れ・・・・・・極めろ。
 双剣術の基本は、とっくにその体が覚えてるはずだ。
 ・・・・・・おめぇさんの活躍を、余生の楽しみに加えとくとするかね。」

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