弓術士クエスト

エオルゼアダイアローグ様を参考にさせて頂きました。

目次

Lv1~ 弓術士の射抜くもの(初期クラス)

弓術士ギルド受付 アセリナ
「やあ、冒険者。
 「弓術士ギルド」へようこそ。
 遠距離から敵を捉え、
 隙を突いた一撃で戦況を揺るがす「弓術」。
 ここは、そんな弓術の使い手が腕を高め合う場所よ。
 もし弓術士になりたいのなら、
 ここ弓術士ギルドに所属して指導を受けるといいわ。
 ギルドへの入門を希望するのかしら?」
(弓術士ギルドに入門したい?)

(はい、条件未達成)
弓術士ギルド受付 アセリナ
「んー・・・・・・。
 意気込みは嬉しいんだけど、
 あなた、まだ冒険者として未熟みたいね。
 まずは今学んでいる術について、もう少し勉強して
 冒険者としての経験を積んでらっしゃい。
 この話はそれからよ。」

(いいえ)
弓術士ギルド受付 アセリナ
「あら、そう。
 見込みがありそうだと思ったけど、残念ね。
 でもまあ、今あなたが学んでいる術を極めるのも
 悪くはないわ。弓術士について学びたくなったら、
 いつでもいらっしゃい。」

(はい)
弓術士ギルド受付 アセリナ
「うん、いい返事ね。
 じゃあ弓術士と弓術士ギルドの歴史について、
 簡単に説明してあげるわ。
 弓術は、都市グリダニアが生まれる前から
 狩猟の道具として、武器として、私たちの生活を
 支えてきてくれたわ。
 グリダニアの弓術には、ふたつの起源がある。
 ひとつは「長弓術」。かつて低地の平野部を支配していた
 エレゼン族が、土地を守るために用いた弓術よ。
 もうひとつは、「短弓術」。
 猟民族として各地を流浪していたミコッテ族が、
 狩りのために発展させた弓術ね。
 やがて黒衣森へ入植したふたつの種族は、
 始めこそ対立もあったけど、次第に和解し、弓術にも
 双方の長所を取り入れた新しい形が生まれていったわ。
 グリダニアの弓術の形を決定づけたのには、
 とくに、「猟師ギルド」の存在が大きかったと言えるわね。
 ・・・・・・あ、猟師ギルドっていうのは、
 猟期を定めたり猟場を管理するための組織よ。
 グリダニアの猟師たちが互助を目的に運営しているの。
 猟師たちが弓の腕前を競いあううちに、
 純粋に「弓術の腕」を極めようとする人たちが現れて・・・・・・
 やがて猟師ギルドから分離し「弓術士ギルド」が生まれたの。
 つまり、「弓術士ギルド」の目的は
 弓術を極めんと、切磋琢磨し合うことにある。
 都市を守る「神勇隊」にも弓術士ギルドの出身者が多いのよ。
 ・・・・・・弓術士と弓術士ギルドについての説明は、
 ざっとこんなところかしら。
 どう、弓術士についていっそう興味が湧いたんじゃない?
 実際に弓術を学んでみたいなら、
 「弓術士ギルド」への入門をお勧めするわ。
 入門には、「ある方」に認めてもらわなきゃいけないの。
 私が手続きをしてあげるから、心の準備ができたら
 もういちど声をかけてくれる?」

弓術士ギルド受付 アセリナ
「……どう?
 「弓術士ギルド」へ入門する決心はついた?」

(いいえ)
弓術士ギルド受付 アセリナ
「見かけによらず、優柔不断なのかしら?
 まあいいわ、ゆっくり考えてちょうだい。
 迷いがあるうちに声をかけたら、
 「あの方」にはすぐ見ぬかれてしまうからね。
 しっかりと心が定まったら、また声をかけて。」

(はい)
弓術士ギルド受付 アセリナ
「・・・・・・迷いはない、って表情ね。
 じゃあ、ギルドマスター「ルシアヌ」様を紹介するわ。
 彼女に、あなたの決意を直接伝えるのよ。
 緊張しなくても大丈夫よ。ルシアヌ様はとてもお優しい方。
 彼女に相談を聞いてほしくてギルドを訪ねる人も
 いるほどなんだから。
 ルシアヌ様は奥の稽古場にいらっしゃるわ。
 さあ、行ってらっしゃい。」

ルシアヌと話す

ルシアヌ
「はじめまして。
 弓術を学びに来た冒険者の方ね?
 ようこそ弓術士ギルドへ。
 わたしはルシアヌ。弓術士ギルドのギルドマスターよ。
 弓術に興味を持ってくれたこと、嬉しく思うわ。
 弓術士の役割や戦い方について、
 それからこのギルドで教えていることについて、
 簡単に説明してあげるわね。
 弓術士最大の長所は、その「間合い」にあるわ。
 剣や槍といった近接武器とは異なり、
 遠方から敵を射ることができるの。
 確かに、一撃の強烈さは目を見張るほどではないけれど、
 その技を磨けば、敵の足を射抜いて足止めしたり、
 毒矢を用いて体力を奪ったり、多彩な立ち回りができるの。
 さらに、熟練の弓術士ともなれば、
 広範囲に雨あられと矢を降らせることもできるわ。
 敵と間合いを取ることで生じる広い視野を活かし、
 的確に戦況を判断し、最適な結果を生む矢を放つ。
 こうして戦場を支配していくのよ。
 そう。弓術士の役目は、敵の隙を作り出すこと。
 熟達した弓術士が放つ、その一矢は、
 確実に戦況を揺るがすことになるでしょう。
 私がこの「弓術士ギルド」で教えているのは、
 相手の隙を確実に「射抜く」ために、ものごとの
 本質を捉える「目」を鍛えるということ。
 辛い道であっても、目をそらすことなく
 弓術と向きあうと約束してくれるのなら・・・・・・
 あなたを、ひとりの「弓術士」として認めましょう。
 さあ、どうかしら。
 あなたの答えを、聞かせてもらえる?」
(弓術と向き合うと約束する?)

(いいえ)
ルシアヌ
「・・・・・・そう、残念だわ。
 でも、あなたは自分の心がよく見えているみたいね。
 その姿勢があれば、きっと弓術とも向き合えるでしょう。
 もしも弓術士ギルドに入りたくなったら
 いつでも声をかけてね。待っているわ。」

(はい)
ルシアヌ
「・・・・・・いいでしょう。
 あなたに「弓術士」の名を、お預けします。
 あなたの討伐手帳にも、弓術の鍛錬に
 相応しい相手を記した項を加えてあげましょう。
 そして、弓術士としての第一歩を踏み出すあなたに、
 この「ウェザードショートボウ」を贈ります。
 最後にひとつだけ・・・・・・
 あなたを弓術士ギルドの一員として認めるために、
 「試練」を与えさせてもらうわ。
 その弓を装備し「弓術士」となったら、
 もういちど、私に声をかけてくれるかしら?」

Lv1~ 弛みなき弦

ルシアヌ
「弓をきちんと装備できたかしら?
 うん、よく似合っているわね。
 さて、Hika Sen。
 あなたを弓術士ギルドの一員として認めるために、
 ひとつ「試練」を与えます。
 都市を出てすぐの場所にいる、「スクウィレル」、
 「レディバグ」、そして「フォレストファンガー」。
 これらの魔物を、3体ずつ倒してみせて。
 この試練をこなして、あなたがギルドの一員となるに
 相応しい力を持っていることを、証明してほしいの。
 もちろん、その「弓」を使って、よ。
 すべての魔物を倒せたら、ここへ戻ってきて。
 では、行きなさい。健闘を祈っているわ。」

弓術士ギルドのルシアヌに報告

ルシアヌ
「おかえりなさい。
 どうやら無事、魔物を倒せたみたいね。
 いいでしょう。
 あなたの力と、誠実な姿勢を認め・・・・・・
 我が弓術士ギルドの一員となることを許します。
 弓術士Hika Sen、
 弓を引くものとして、共に高みを目指しましょう。
 あらためて、よろしくね。
 ギルドの一員になったとは言え、
 何もかもを教えては、あなたの弓は育たない。
 まずは、自分の目で道を見つけて歩むこと。
 あなたが今すべきことは、
 技の意味を考えながら、丁寧に矢を放つことよ。
 その一矢が、あなたの一歩だと思って、大切に。
 鍛錬を積み、弓を引くものとして、
 あなたの目が開き始めた頃、また会いましょう。
 その時を、楽しみに待っているわね。」

Lv5~ ふたつの目と弓

ルシアヌ
「そろそろ来る頃だと思っていたわ。
 弓の扱いには慣れたかしら?
 今回は、弓術の基本、そして真髄である
 「見ること」に馴染んでもらおうと思うの。
 「見る」と言うのは、ただ視界に入れることではないわ。
 あなたの意思をもって、人や魔物、事象を「見る」のよ。
 目を凝らし、どんな小さなことも
 何ひとつ見逃さないように集中すること。
 今回はその練習として、「探す」ことをしてもらうわ。
 グリダニアの都市の中に「弓術用の的」を仕掛けておいたの。
 目を凝らして「弓術用の的」を探し、
 壊すことが今回の課題よ。
 弓術用の的は「ヘヴィショット」で壊せるわ。
 全部で6つ、見つけて壊すことができたら
 ギルドに戻ってくるのよ。」

ルシアヌに報告

ルシアヌ
「弓術用の的を見つけて壊せたようね。
 どう? 「見ること」のコツを、掴めたかしら?
 それでは、次は実戦に移ってみましょうか。
 北部森林へ向かい、魔物を8体ずつ倒してらっしゃい。
 討伐の対象となるのは、「コチュー」と「オポオポ」。
 さっきは的だったけど、今度は魔物よ。
 動きまわるのは勿論、反撃もしてくるでしょう。
 ただし、魔物を探すことは難しくはない。
 この実戦であなたが「探さなければならないもの」は、
 さっきの練習とは別のもの。
 それは魔物の「特徴」よ。
 例えば、コチューは体力を奪う毒を撒き散らすし、
 オポオポは、離れた場所から強力な一撃を繰り出すわ。
 こういった「特徴」を持った敵とは、
 どうやって戦えばいいかしら?
 何も考えずに戦っては、苦戦することになるでしょうね。
 次の試練は、相手がどんな技を使うのか、
 そして、どうしたら優位に立てるかの答えを
 探しながら、戦ってくることよ。
 さあ、いってらっしゃい。」

ルシアヌに報告

ルシアヌ
「おかえりなさい、Hika。
 どう? 有効な戦い方を見つけられたかしら?
 今回のような、一筋縄ではいかない相手に、
 正面から射るだけでは、ただの「力勝負」になってしまう。
 そうした戦い方は、無謀というものよ。
 そんな時に、あなたの「技」が有効になるわ。
 慎重に狙いを定めて、強烈な一矢を放つのはもちろん、
 標的の目を傷つけて視界を奪い、ミスを誘うといった風にね。
 効率的に敵を追い込むために、技を使い分ける。
 もしあなたが、そのことに気づけたのなら・・・・・・
 今回の試験は合格ね。
 ・・・・・・レイ、・・・・・・シルヴェル。
 あなたたちはどう思う?」
レイ・アリアポー
「アタシは悪くないと思うな。
 そいつの弓は、熱心で、いい弓だ。
 よ、初めまして。
 アタシはレイ・アリアポー。
 弓術士ギルドに入って2年の、アンタの姉弟子ってヤツだ。
 弓術のセンスはあるみたいだが・・・・・・
 集中しすぎて周りが見えなくなるってのは、
 ちょっとばかし、危ないぜ?
 アンタが魔物を狩っているとき、
 すぐ近くでアタシが見てたの、気づいてなかったろ?」
シルヴェル
「・・・・・・「周りが見えなくなる」?
 お前が言えたことじゃないだろう、偉そうに。
 冒険者、お前の弓は無駄が多い。
 第一に体幹が歪んでいるし、肘の位置も低い。
 対象の芯を捉えるまでに時間がかかりすぎているし、
 矢を番えてから放つまでも、迷いが多くブレすぎだ。
 ・・・・・・つまり、すべてが駄目だな。
 弓術士としては致命的だ。
 ルシアヌ。
 俺は、こいつは弓術に相応しいとは思えん。
 今からでもギルドから除名した方が、互いの為だ。
 大体、「よそ者」ごときに
 誇り高き「弓術」が理解できる訳がなかろう。
 こんなやつらに時間を割くだけ無駄だ。
 鍛錬に戻らせてもらう。」
レイ・アリアポー
「・・・・・・とまあ、今のクッソむかつく男は「シルヴェル」。
 一応、アンタとアタシの兄弟子って立場のヤツ。
 昔は「神勇隊」にいたんだとさ。
 あー、あんなヤツの言うことなんて気にすんなよ?
 あいつは、誰にでもあんな調子だ。
 何かにつけて、森がー、精霊がー、って言う
 典型的なフォレスター野郎の言うことなんざ・・・・・・っと・・・・・・」
ルシアヌ
「いいのよ。
 フォレスターの中には、自尊心が高く
 他種族を好ましく思っていない者が多いのは確かだしね。
 同じものを見るにしても、こうも沢山の意見があるの。
 どれが正解かではなく、自分の意思で
 どんな見方を選ぶのか・・・・・・
 ・・・・・・ものごとをどう捉えるか。それが大切よ。
 Hika、
 あなたはとても素直な、よい目をしている。
 ぜひ、この調子で腕を磨いてちょうだい。
 あなたの「目」で、ものを見ることを忘れないでね。」

Lv10~ レイ・アリアポーの弓術

ルシアヌ
「また少し、成長したみたいね。
 素直な「目」を持つということは、
 弓術士には大切なことよ。喜ばしいわ。
 自分の目でものごとを捉えることを知ったら、
 これからは、いろいろな視点から見ることを学んでほしいの。
 今回は、以前紹介したあなたの姉弟子、
 「レイ・アリアポー」に指導を頼んだわ。
 彼女に声をかけてみて。」

レイ・アリアポーと話す

レイ・アリアポー
「お、来たな。
 それじゃさっそく、指導に入ろうか。
 前回、的を壊す試練をしただろ?
 今回はそれを応用した練習をするんだ。
 前回との違いは、「森の中で」的を探すということ。
 わかってると思うが、森は決して安全な場所じゃない。
 常に周囲に気を配っていなければならないということだ。
 周囲にいる敵の位置を確認し、
 十分な距離を保てていれば、もし見つかっても、
 すぐに逃げて、追撃を避けることができるだろ?
 対象だけを見るんじゃなく、周囲にも目を配り、
 周りの様子を気にかけながら戦えってことだ。
 的は、中央森林に配置してある。
 前と同じく、「ヘヴィショット」で壊せるぞ。
 んじゃ頑張って。健闘を祈っているよ。」

弓術士ギルドのレイ・アリアポーに報告

レイ・アリアポー
「よし、上出来だ。
 自分の周囲に目を配って戦えたみたいだな。
 それじゃ次は、魔物との戦いで実践してみるんだ。
 確か、ちょうどいい魔物の討伐依頼が来てたような・・・・・・
 ああ、そうだ、思い出したぞ。
 東部森林のハニーヤードで、増殖した魔物、
 ツリースラッグとヴァルチャーが付近を荒らしてるらしい。
 幻術士様からの討伐依頼だ。
 鬼哭隊や神勇隊の手を借りるほどでもない依頼が
 こうして弓術士ギルドにくることがあるのさ。
 ・・・・・・押し付けたんじゃないぞ?
 こいつらは、ある「特徴」をもった敵なんだ。
 敵の「特徴」を見抜くことは、前回ルシアヌから学んだな?
 今回学んだ、「周囲の様子に目を配ること」と合わせて
 よーく考えながら、8体ずつ、討伐してきな。」

弓術士ギルドのレイ・アリアポーに報告

レイ・アリアポー
「よ、おかえり!
 その目、弓術士らしくなったじゃん。
 特徴をとらえつつ、周囲に気を配りながら戦えたみたいだな。
 ヴァルチャーは、その翼で突風を起こす。
 間合いを取ったり、裏手に回り込むなどして、
 突風をまともに受けないように戦うんだ。
 ツリースラッグの液汁は、魔法の詠唱を妨げる。
 仲間の魔道士が受けないように、敵の位置を
 気にしてやらなきゃいけない。
 敵の特徴を知った上で、
 自分の周囲に気を配りつつ、立ち位置を
 意識しながら戦うことの重要さが、よくわかっただろ?
 この戦法は、「狩り」において基本中の基本だ。
 そう・・・・・・弓術は、森での狩猟を生業とする
 ムーンキーパーの「狩り」の技術から生まれたのさ。
 今回の指導は、狩りの術のレクチャーだったわけだ。
 フフン。ルシアヌも、それをわかっていて
 アタシに任せたんだろうね。
 「狩りの術」・・・・・・。
 村で暮らしてた時は意識したことがなかったが、
 アタシも、故郷を離れてよくわかったよ・・・・・・
 ・・・・・・と、悪い悪い!
 しんみりはガラじゃないんだ、忘れてくれ。
 いいか、狩りにおいては一瞬の隙が命取りになる。
 今回学んだこと、常々頭のスミに置いておけよ。
 それじゃ、アタシの指導はこれでオシマイ。
 ルシアヌに報告してきな。」

ルシアヌに報告

ルシアヌ
「あら、おかえりなさい。
 レイの指導をこなしたそうね。」
シルヴェル
「おい・・・・・・
 ツリースラッグとヴァルチャーを討伐したというのは本当か?」
(ツリースラッグとヴァルチャーを討伐した?)

(いいえ)
シルヴェル
「見え透いた嘘をつくな。
 俺の目は誤魔化せないぞ。」

(はい)
シルヴェル
「チッ・・・・・・あのムーンキーパーめ!
 都市からの依頼を冒険者におしつけるとは、
 責任感のかけらもない!
 ルシアヌ、言ったはずだ。
 弓術を理解せぬ者をギルドに置くべきではないと。
 あいつは、都市を守るべき弓術を狩りの手段などと言う。
 この冒険者も同じだ。
 所詮はよそ者、弓術を理解できるはずがない。」
ルシアヌ
「シルヴェル。
 あなたの弓術の腕は認めるわ。
 あなたがグリダニアを大切に思っていることも。
 けれど、それだけではいけません。
 あなたはまだ知らなければいけないことがある。
 Hikaは成長したわ。
 彼女から目をそらさないで。」
シルヴェル
「・・・・・・・・・・・・。」
ルシアヌ
「彼女の次回の指導は、
 あなたにお願いするつもりよ、シルヴェル。
 Hika、あなたもそのつもりで。
 レイに教わったことを念頭に、しっかりと腕を磨いてくること。」
シルヴェル
「フン・・・・・・。
 勝手にしろ。」

Lv15~ シルヴェルの弓術

ルシアヌ
「待っていたわ、Hika。
 着実に腕を磨いているようね。
 以前言ったように、今回はあなたの兄弟子
 「シルヴェル」から指導を受けてもらうつもりよ。
 彼は少し尊大なところがあるけれど、
 元、神勇隊だけあって、前線で鍛えた腕は確かよ。
 彼のところへ行き、話を聞いていらっしゃい。」

シルヴェルと話す

シルヴェル
「・・・・・・確かに、以前よりは腕を上げたようだな。
 それでもお前の弓は、まったくなっていない。
 それは、「弓術士」の意味を理解していないからだ。
 弓術とは、我らフォレスターの誇り高き技。
 その真髄は、都市を守るために磨かれた、
 「見抜く力」にほかならない。
 つまり、敵の残した微細な痕跡を探したり、
 僅かな動作や異変を見つけるという力だ。
 ま、冒険者ごときに理解できるとは思えんが・・・・・・
 ルシアヌに免じて、指導だけはしてやる。
 今回お前のなすべきことは、
 東部森林に赴き、的を破壊すること。
 ただし・・・・・・今までのように簡単に壊せると思うな。
 敵の動作を見抜くことが重要だと言っただろう?
 的が仕掛けられているのは、凶暴な魔物が多い場所。
 さらに、的は簡単には見つからない場所に設置してある。
 運良く的を見つけても、射抜くためには
 魔物の群れをかいくぐらねばならんだろう。
 ・・・・・・さあ、どうすればいい?
 よく敵の動きを「観察」し、
 魔物どもに気付かれぬよう、立ち振る舞うのだ。
 目を持つ魔物ならば、奴らの視界に入らぬよう、
 目を持たぬ魔物ならば、物音を立てぬよう、行動してみろ。
 ・・・・・・俺の助言に従うかどうかは、お前次第だ。
 せいぜい努力してみるがいい。」

弓術士ギルドのシルヴェルに報告

シルヴェル
「的を壊してきたようだな。
 冒険者にしては中々根性があるようだが、
 この程度で「弓術」を知ったと思わぬことだ。
 弓術の歴史は長く、奥深い。
 我らフォレスターは、グリダニアでの幾度もの戦いを経て、
 弓術を磨き上げてきた。
 打たれ弱さを補うために、距離を生かして戦うこと、
 視界の外に身をひそめ、物陰から攻撃すること・・・・・・
 これはすべて、我々が考えぬいた・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・ばかばかしい。
 どうせ、よそ者には理解できんことだ。
 だが、万にひとつでも、
 お前に、誇り高きフォレスターの技を
 学びたいという意志があるのならば・・・・・・
 近頃、北部森林の川辺で目撃されている、
 我らが宿敵「イクサル族」の斥候部隊を撃退してみせろ。
 なに、部隊を殲滅しろという話ではない。
 部隊を率いる親玉「侵奪のネズル・カットラン」を、
 仕留めるんだ。
 「侵奪のネズル・カットラン」は、
 雑兵に周囲の様子を探らせている。
 隙をついて雑兵の目をかいくぐり、目標だけを射抜け。
 これこそが、グリダニアの弓術。
 俺が先ほどの試練で教えたことを活かせれば、
 さほど苦戦することもあるまい。
 ヤツを仕留められたならば、
 お前の真剣さを認めてやらんでもない。
 ・・・・・・もっとも、おまえに真剣さがあればの話だがな。」

侵奪のネズル・カットランを倒せ!

激高のミロードン
「巡視でイクサル族と遭遇するとはなっ!
 冒険者よ、俺も加勢するぞ!
 衛兵の意地を見せてやる!
 注意しろ、水系の高位魔法を使いやがる!
 距離をとって戦うんだ!」

(失敗時)
激高のミロードン
「無念、衛兵の名折れだ・・・・・・」

弓術士ギルドのシルヴェルに報告

シルヴェル
「北部森林の衛士から、話を聞いた。
 「侵奪のネズル・カットラン」を退けたそうだな。
 まさか本当に、あの群れをくぐり抜けるとは・・・・・・
 ・・・・・・ふん、運だけはいいようだな。
 マグレとは言え、約束は約束だ。
 ギルドで学ぶも、去るも、お前の勝手にするがいい。
 指導は終わりだ、ルシアヌに報告しておけ。」

ルシアヌに報告

ルシアヌ
「イクサル族の斥候部隊を撃退したそうね。
 驚いたわ、あの雑兵たちの目をかいくぐってみせるなんて。」
レイ・アリアポー
「けどさ! 訓練にしちゃ危険すぎだ。
 Hikaは、冒険者だぞ?
 アイツと違って、グリダニアの駒じゃないんだ。
 おまけに、それだけの危険を冒させておいて、
 Hikaの実力を、
 「マグレ」だなんて言いやがる。」
ルシアヌ
「あら、そうでもないわよ?」
レイ・アリアポー
「・・・・・・え?」
ルシアヌ
「シルヴェルは間違いなく、この子の力を認めているわ。
 「マグレ」と言った時、彼は口元に手を当てたでしょう?
 彼は本当のことを言いたくない時、あの仕草をするの。
 彼自身は気づいていないようだけど、この子の力に
 驚いているんだわ。
 ふふ・・・・・・。
 意外と自分のことは、見えていないものよ。
 よくやったわね、Hika。
 あなたは、レイとシルヴェルの指導に取り組み、
 弓術士として力を証明してみせた。
 弓術の基礎を学び終えた証として、
 ギルドに伝わる技をひとつ、伝授しましょう。
 あなたに教えるのは、「リペリングショット」。
 これは、矢を放つと同時に後方にジャンプする技。
 上手く使えば、窮地から脱することができるわ。
 実際に使って確かめてみるといいわ。
 あなたの目があれば、使うべき時はわかるはずよ。
 この調子で頑張ってちょうだい。」

Lv20~ 闇に放たれし矢

ルシアヌ
「待っていたわ、Hika。
 あなたの、弓術士としての目を借りたいの。
 南部森林にある酒房「バスカロンドラザーズ」の
 店主から相談があったわ。
 密猟者が酒場の付近で目撃されて、
 弓術士ギルドの力を借りたいということよ。
 あなたたち3人で向かってくれるかしら?」
レイ・アリアポー
「3人って・・・・・・
 アタシと、Hikaと・・・・・・」
シルヴェル
「ルシアヌ、俺ひとりでいい。
 こいつらは足手まといだ。」
ルシアヌ
「いいえ、3人で行って。
 それに、この子の弓を認めたのはあなたよ、シルヴェル。」
シルヴェル
「ギルドに籍を置くことは許したが、
 弓術士として認めたつもりはない。」
レイ・アリアポー
「アンタさ、何様?
 「元」神勇隊がさ、ギルドマスターでもないくせに。」
シルヴェル
「・・・・・・俺はお前のことも認めたつもりはない。
 故郷を守る誇りを知らぬ、野蛮なムーンキーパーが。」
レイ・アリアポー
「ハッ・・・・・・上等だな。
 守る戦い方しか知らない、頭でっかちのお坊ちゃんが。」
ルシアヌ
「・・・・・・もう一度言うわよ?
 3人で南部森林の「バスカロンドラザーズ」へ行きなさい。
 いいわね?」

バスカロンドラザーズのバスカロンと話す

バスカロン
「よう、弓術士たち。
 バスカロンドラザーズへ、よく来てくれた。
 ルシアヌから、話は聞いているな?
 この酒場の付近で「密猟者」が見かけられてな。
 奴らの手がかりを追うために、お前らの「目」を借りたい。」
シルヴェル
「お言葉ですが、この付近で
 「密猟者」が見かけられるのは、珍しくはないことでしょう。
 大きな被害があった様子もないが、何故、わざわざ?」
バスカロン
「それがな・・・・・・ただの密猟者じゃない。
 「パワ・ムジューク」の一団だっていう話だ。」
シルヴェル
「・・・・・・!」
バスカロン
「奴らは定期的に根城を移すだろう?
 だから、今のうちに尻尾を掴んでおきたいんだ。
 だがよ、バスカロンドラザーズは、知ってのとおり、
 北のレッドベリー砦を領地とする盗賊どもと、
 不可侵の条約を結んでいる。
 密猟者探しに鬼哭隊や神勇隊を呼び出して、
 レッドベリーの奴らを刺激するのは避けたい。
 それで、あんたらに依頼したという訳だ。」
シルヴェル
「・・・・・・事情はわかりました。
 ならば、我々も手を尽くしましょう。
 レイ、Hika。
 まずは、この近辺で密猟者の手がかりを探すぞ。
 3つほど手がかりを見つけたら、
 一度この酒場で落ち合おう。」

バスカロンドラザーズで待つ

シルヴェル
「「トラバサミ」に「密猟者の矢」か・・・・・・
 密猟者のものだというのはわかるが、
 「パワ」の一団だという決め手には欠ける。
 この「汚れた古い酒瓶」にいたっては、かなり古いものだ。
 どうやら、この酒場のものではない。
 これは、なんの手がかりにもならないな。」
レイ・アリアポー
「・・・・・・なあ、その「パワ」って何なんだ?」
シルヴェル
「「パワ・ムジューク」。
 グリダニアに悪名を轟かせている密猟者だ。
 本来は徒党を組まぬ密猟者どもを、まとめあげる指導力と、
 圧倒的な弓の腕を誇る、ムーンキーパー。
 かつて、一度は捕縛しかけたのだが、監視の衛士が
 やつの口車に乗せられ、まんまと逃げられてしまった。
 ・・・・・・それだけだ。」
レイ・アリアポー
「・・・・・・ふぅん。
 まあ、アタシらは、やるべきことはやったよ。
 手がかり探しは、もう十分じゃないか?
 それに、密猟者がパワかどうかなんて
 アタシら一介の弓術士には関係ないじゃないか。
 あとは鬼哭隊と神勇隊がなんとかしてくれるだろ。」
シルヴェル
「パワ・ムジュークをなめるな。
 残忍で狡猾な密猟者を放っておけば、
 都市にとって大きな痛手だ。
 ・・・・・・故郷も責任感もないムーンキーパーや、
 冒険者には、知ったことのないことかもしれんがな。」
レイ・アリアポー
「聞き捨てならないね。
 Hika、
 アンタもなんか言ってやれよ!」
(何て言う?)

(・・・・・・・・・・・・。)
シルヴェル
「ふん、何も言えないか。
 俺の言うとおりだということだ。」
レイ・アリアポー
「・・・・・・ちょっと、Hika!」

(言い争っている場合じゃない)
シルヴェル
「・・・・・・チッ。悔しいが、冒険者の言うとおりだな。
 この手がかりから、何とか「パワ」に繋がるものを
 見つけ出さなくては。」
レイ・アリアポー
「そうは言ったって、この「トラバサミ」も「矢」も、
 アタシらが見つけたものも全部、密猟者なら
 当たり前に使うものだ。
 Hika、
 ほかに何かないのか?」
(何を見せる?)

(密猟者の矢を見せる)
シルヴェル
「密猟者の使う矢だな。
 これだけじゃ、「パワ」の手がかりにはならないぞ。」

(トラバサミを見せる)
シルヴェル
「密猟者が動物を捕まえるときに使う罠だ。
 人やチョコボが怪我をする原因になるため、
 グリダニアの猟師たちは、まず使わない。
 密猟者ならば当たり前に使うものだが、
 これだけでは「パワ」の手がかりにはならないな。」

(汚れた古い酒瓶を見せる)
シルヴェル
「その酒瓶が、どうしたというんだ?
 そんな傷だらけで古いもの・・・・・・」
レイ・アリアポー
「そういや、なんでそんなのが森の中にあるんだ?
 ここの酒場のものじゃないなら、どこから持ってきたんだ?」
シルヴェル
「いや、待て・・・・・・
 酒房の店主バスカロンは、元、哨兵だった。
 確か、彼が霊災前に駐在していた小屋があったはず。
 「バスカロン監視所跡地」・・・・・・あそこならば・・・・・・!
 おい、行くぞ!
 あの付近で「パワ」の手がかりを探すんだ!」

バスカロン監視所跡で密猟者の手がかりを探す

シルヴェル
「何か見つかったか?」
レイ・アリアポー
「見ろ、この床板の痕跡・・・・・・。
 ミコッテ族のものだ。
 まだ新しい。
 アタシらが探りにきたのに感付いて移動したか・・・・・・
 あるいは、まだ近くに・・・・・・」
シルヴェル
「・・・・・・伏せろッ!」
パワ・ムジューク
「・・・・・・あらぁ?
 てっきり煩わしい仮面共かと思ったけど。
 ふふ、仮面なんかない方がずっとステキね。
 でも、レディをコソコソ嗅ぎ回るのって、不躾よ。」
シルヴェル
「賊が躾を語るか、面白い冗談だ。
 ・・・・・・数が多い。手分けするぞ。」
レイ・アリアポー
「頭と取り巻きはアタシがやる。
 ・・・・・・仲間同士の気配が読めない距離まで引き離す。
 ここは、二人に任せるわ。」
シルヴェル
「・・・・・・好きにしろ。」

密猟者たちを倒せ!

クァールクロウ・ハンター
「パワ様の邪魔はさせないっ!」
栄名のシルヴェル
「Hika!
 俺の邪魔は、するなよっ!」
クァールクロウ・ヒーラー
「くっ・・・・・・生意気な弓使いどもがっ!」
栄名のシルヴェル
「敵に回復魔法の使い手が・・・・・・
 この戦い、下手すると長引くぞ
 Hika
 ミザリーエンドで、幻術士をさっさと片付けてしまえ!」
クァールクロウ・ハンター
「このっ・・・・・・調子に乗りやがって!」
栄名のシルヴェル
「クイックノックだと・・・・・・ふんっ、敵にも腕の立つやつがいるらしい。
 Hika
 まともに食らったら死ぬぞ、立ち位置に気をつけろ!」

(失敗時)
栄名のシルヴェル
「俺としたことが、しくじった・・・・・・。」

シルヴェル
「やったか?
 ・・・・・・まあ、当然だな。
 レイは・・・・・・?
 ・・・・・・あっちか。行くぞ。」
パワ・ムジューク
「情けないわね。
 それでもムーンキーパー?
 牙を失くした獣は狩られるだけよ。」
レイ・アリアポー
「・・・・・・っ!」
パワ・ムジューク
「・・・・・・あら、残念。時間切れね。
 またね、子猫ちゃん。」

レイ・アリアポー
「パワ・ムジューク・・・・・・。
 アタシの弓が、さっぱり敵わなかった・・・・・・。」
シルヴェル
「やはり、パワ・ムジュークの一団だったか。
 バスカロンに報告に行かねばだな。」

バスカロンと話す

バスカロン
「何!? 監視所跡で、パワの一団と戦ったのか!
 やはり奴らだったとは・・・・・・看過するわけにはいかん。
 鬼哭隊と神勇隊に、対応を要請するべきか。
 事を荒立てぬよう、
 レッドベリーの奴らと交渉をしてはみるが、
 奴らの了承を得るには、しばらく時間がかかるだろう。
 パワの奴らも、見つかったとわかれば
 早々に根城を移動するかもしれんな・・・・・・。
 ・・・・・・おっと、すまん。
 ともかく、お前たちはよく働いてくれた。
 ルシアヌにも礼を伝えておいてくれ。」

弓術士ギルドのルシアヌに報告

ルシアヌ
「シルヴェルから聞いたわ。
 密猟者は、パワの一団だったそうね。
 「パワ・ムジューク」・・・・・・。
 グリダニアの者ならば、一度はその名を
 耳にしたことがあるでしょう。
 正直、私たち弓術士だけの手に負える相手ではないわ。
 今回の件については、鬼哭隊や神勇隊も
 動くことになるでしょうね。
 本当に、よくやってくれたわ。
 何しろ、あのふたりに同じ仕事を任せて、
 喧嘩をせずに戻ってきたのは初めてのことだもの。
 ・・・・・・Hika。
 あなたは、素直なよい目を持っている。
 どうかその目を磨き、あの「ふたり」に貸してあげて。
 あなたの目はきっと、ギルドの皆の弓術を、
 よりよいものにしてくれる。
 もちろん、戦いを通じての鍛錬も忘れないで。
 さらに腕を上げたあなたに会えることを、
 楽しみにしているわ。」

Lv25~ 霧の中の岐路

ルシアヌ
「Hika。
 お願いがあるわ。
 あのふたり、レイとシルヴェルのことなんだけど・・・・・・。
 ・・・・・・いいえ、私から言うべきではないわね。
 今回の私からの依頼は、ふたりの弓術士のために、
 あなたの弓術士の力を、目を、貸してほしいということ。
 ふたりの話を聞いてあげてくれる?
 まずは、シルヴェルに声をかけて・・・・・・お願いね。」

シルヴェルと話す

シルヴェル
「何だ? ルシアヌが俺に声をかけろって?
 余計な世話を・・・・・・。
 だが、それももう最後だ。
 俺は弓術士ギルドを離れる。
 俺は、「パワ・ムジューク」・・・・・・
 あのムーンキーパーの密猟者の手がかりを追う。
 神勇隊も鬼哭隊も動けずにいる今、逃すわけにはいかない。
 ああ、そういえば、話していなかったな。
 俺が神勇隊を辞めた理由を・・・・・・
 あと一歩というところで、パワを取り逃がしたのは俺だ。
 怪我をした仲間を助けたいなどという、
 パワの見え透いた嘘に騙されてな。
 密猟者を信じようとした愚か者は、都市の誇りを傷つけた。
 その償いは、この手でしなければならない。
 まあ、さすらい人の冒険者にはわからんだろうがな。
 今すぐにここを発つというわけじゃない。
 パワの情報を集めながら、機を見て行動に移す。
 とは言え、もうそれほど猶予はないが・・・・・・
 俺に構っている暇があるなら、
 あの腑抜けのムーンキーパーに声でもかけてやれ。
 あんな面を晒していたら、ギルドの士気に関わるだろう。
 ・・・・・・まあ、俺には関係ないことだがな。」

レイ・アリアポーと話す

レイ・アリアポー
「なぁ・・・・・・冒険者には故郷ってないのか?
 帰りたくなったり、しないのか?
 アタシの故郷はさ、森の奥の小さな村落だった。
 裕福じゃなかったけど、幸せな暮らしだったよ。
 ・・・・・・あの霊災で、メチャクチャになっちまったけどな。
 命からがらグリダニアに逃げてきて、
 知らない土地で、知り合いもいなくて・・・・・・
 でも、アタシの誇り、ムーンキーパーの狩りの術・・・・・・
 「弓術」を信じて、ここまできた。
 だけどそれも・・・・・・
 あのパワ・ムジュークには、敵わなかった。
 そろそろ潮時なのかもしれない。
 確かに、シルヴェルの言うとおり、
 よそ者のアタシがこの都市にいたって意味ないんだ。
 アタシはこのギルドを去るよ。
 Hika、
 短い間だったけど、アンタと一緒にいられてよかった。
 最後にひとつ、わがままを聞いてくれるか?
 アタシの行き先を・・・・・・アンタにだけは知っててほしい。
 ひとりで、南部森林まで来てくれないか?」

南部森林の指定地点でレイを待つ

レイ・アリアポー
「待て! この冒険者は敵じゃない!」
パワ・ムジューク
「・・・・・・嬉しいわ。
 アタシの誘いに応えてくれる気になったのね。
 ・・・・・・アラ、この冒険者は?」
レイ・アリアポー
「弓術士ギルドの者だ。
 だけど、グリダニアは関係ない。」
パワ・ムジューク
「この子も仲間に?」
レイ・アリアポー
「違う。・・・・・・お別れを、言いたくて。
 Hika・・・・・・。
 アタシはパワに負けて・・・・・・悩んで・・・・・・
 アタシのいるべき場所は、あの都市じゃないって思ったんだ。
 アタシは、グリダニアとはわかり合えない。
 森の中でこそムーンキーパーの弓術は生きる。
 弓術・・・・・・アタシの唯一の故郷。
 だから、ごめん。
 アタシはパワたちと行く。
 ルシアヌと・・・・・・シルヴェルには黙っておいてくれ。」
(何て言う?)

(わかった)
レイ・アリアポー
「Hika・・・・・・。」
パワ・ムジューク
「お別れは済んだ?
 それじゃあ・・・・・・」

(できない)@@@@@
レイ・アリアポー
「Hika・・・・・・!」
パワ・ムジューク
「あら、聞き分けのない子ね。
 ・・・・・・でも、心配いらないわ。」

パワ・ムジューク
「やってしまいなさい。」
レイ・アリアポー
「何をッ!?」
パワ・ムジューク
「あら、都市にもギルドにも未練がないのなら、
 何を困ることがあるの?
 冒険者がひとり死んだくらい。」
レイ・アリアポー
「だ・・・・・・駄目だ、駄目だ・・・・・・!
 Hikaは・・・・・・」
パワ・ムジューク
「その程度よ、レイ・アリアポー。
 あなたは牙も、狩人たる誇りもなくした。
 余計な情を持つ者を、アタシの団には入れられない。
 死にかけの獣を狩る趣味はないわ。
 見逃してあげるから、さっさと行きなさい。
 アタシ達は、そろそろ根城を移動する。
 火傷したくなければ、手を出さないことね。」
レイ・アリアポー
「・・・・・・Hika。
 さすらい人の冒険者は、何を信じて戦っている?
 なんで、アンタは強いんだ?
 何がアンタをそうさせている?
 アンタは、その目で何を見ている?
 教えてくれ・・・・・・アンタの弓で。
 アタシはあんたの強さの理由を見つけてみせる。
 これが最後のチャンスだ。
 アンタと戦って、答えを見つけられなかったら、
 ・・・・・・その時は、弓を捨てる。
 準備ができたら、バノック練兵所に来てくれ。」

バノック練兵所でレイと話す

レイ・アリアポー
「Hika、
 準備はいいか?」

(いいえ)
レイ・アリアポー
「アンタの準備ができたら、いつでも声をかけてくれ。」

(はい)
レイ・アリアポー
「アンタの強さの意味、教えてくれ。
 手加減はなしだ!」

レイ・アリアポーを倒せ!

水月のレイ・アリアポー
「アンタの強さの理由、見せてくれ!
 来いっ、ハンティング・ファルコン!
 やるな・・・・・・でも、アタシだって!
 くっ・・・・・・アタシとアンタ、何が違う?
 そうか、アンタの目は・・・・・・!」

レイ・アリアポー
「はは・・・・・・負けるわけだ。
 アンタは、アタシが教えた以上のことを知ってる。
 シルヴェルから教わったこと、冒険で学んだこと。
 ・・・・・・わかったよ。
 アタシは見てなかったんだな。
 学ぶべきことが、たくさんあることを。
 自分の・・・・・・故郷の弓術が正しいと盲信して、
 こんなにいい仲間がいて、教えてくれる、
 支えてくれることも。
 ずーっと故郷のことに囚われて塞ぎこんでた。
 「見る」ことが大事な弓術士として恥ずかしいよ。
 ありがとう、Hika。
 アタシの居場所は、アンタやルシアヌ、それと、
 あの気に食わないフォレスターのいる弓術士ギルドだ。
 さあ、ギルドへ戻ろう!」

弓術士ギルドのルシアヌに報告

ルシアヌ
「お帰りなさい、Hika。
 詳しくは聞かないわ。
 レイの目を見れば、わかるもの。
 彼女の答えを見つける手伝いをしてくれて、ありがとう。
 何かを懸命に見つめるがゆえに、
 ほかのことを疎かにしてしまうこともある。
 それは、戦いにおいても、そうでなくても同じよ。
 あなたの弓と目は、必ず仲間を支えるでしょう。
 視野を広く持つことを忘れずに、これからも
 鍛錬に励んでちょうだい。」

Lv30~ 迷い無き瞳

レイ・アリアポー
「Hika!
 いいところに・・・・・・
 アンタもシルヴェルを止めてくれ!」
ルシアヌ
「無茶よ、シルヴェル。
 せめて双蛇党の協力を・・・・・・」
シルヴェル
「パワたちの移動まで、もう時間がない。
 準備が整うのを待っていては、奴らを取り逃がす。
 手っ取り早く、密猟者の拠点に乗り込み、
 パワの情報を吐かせるしかないのだ。
 こちらが弓術士ひとりなら、油断をするだろう。」
レイ・アリアポー
「シルヴェル・・・・・・
 焦る気持ちはわかるが、無謀だ。
 せめて、アタシとHikaの3人で・・・・・・」
シルヴェル
「・・・・・・フン。
 冒険者とムーンキーパーに何がわかる。」
ルシアヌ
「シルヴェル!」
レイ・アリアポー
「わかるよ・・・・・・故郷とか、仲間の為に戦うこと。
 いろんなものごとを、ちゃんと見て、知って、戦うこと。
 「見る」ことの意味をこのギルドで教わったから、
 アタシたちには、仲間が背負っているものが
 どれほど大きいか、よく見える。」
シルヴェル
「・・・・・・俺は、お前らを仲間だと思ったことはない。
 足手まといだ、ついてくるな。」
レイ・アリアポー
「・・・・・・馬鹿なやつだよ。
 Hika、気づいたか?
 あいつ、「口元に手を当ててた」。
 あれはアタシらを巻き込まないための「嘘」だ。
 行こう、南部森林へ! あいつを止めるんだ!」

南部森林でシルヴェルと話す

シルヴェル
「く・・・・・・っ、こんなところで・・・・・・」
レイ・アリアポー
「シルヴェル!」
シルヴェル
「レイ!? Hika!?
 なぜ来た! 足手まといだと言っただろう!」
レイ・アリアポー
「なめんじゃないよ。
 弓術士の目をごまかそうったって、そうはいかない!
 Hika、
 追っ手を蹴散らすぞ!」

密猟者たちを倒せ!

クァールクロウ・ファルコナー
「仲間か? 逃がさんぞ!」
水月のレイ・アリアポー
「Hikaと一緒なら
 この程度の賊なんて!」
クァールクロウ・ヒーラー
「気をつけろ! こいつら、手練れだ!」
クァールクロウ・トラッパー
「くそ・・・・・・冒険者ごときが・・・・・・っ!」

(失敗時)
水月のレイ・アリアポー
「足ひっぱっちゃって、ごめん・・・・・・」

シルヴェル
「・・・・・・言ったはずだぞ。
 俺は、お前らを仲間だと思ったことはないと。」
レイ・アリアポー
「アンタは自分のことが見えてないんだ。
 嘘をつくときに、口元に手を当てるクセがあること、
 気づいてないだろ?」
シルヴェル
「・・・・・・!」
レイ・アリアポー
「どんな細かいことも
 見落とさないために、相手の動きをよく見る。
 観察して、特性を知り、立ち回りを考える。
 ルシアヌに、Hikaに、
 ・・・・・・シルヴェル、アンタに教わったことだ。
 確かにアタシらは、グリダニアをよく知らない。
 だから、もっと教えて、見せてくれよ。
 グリダニアのいいところをさ。」
シルヴェル
「・・・・・・ふん。
 今回の貸しは、それでチャラだぞ。」
レイ・アリアポー
「ああ!」
シルヴェル
「パワたちは移動を開始した。
 だが、まだ奴らを捕らえるチャンスはある。
 この、密猟者の間で使われる「骨細工の警笛」を使って
 パワたちにニセの合図を送り、おびき出すんだ。」
レイ・アリアポー
「そうか、アンタはこれを手に入れるために
 「朽葉の吹き溜まり」に・・・・・・。」
シルヴェル
「この笛は、Hika、
 お前に預ける。
 「イソム・ハーの穴蔵」の東、
 岩に囲まれた泉の中で、この「骨細工の警笛」を吹いてくれ。
 周囲の岩が笛の音を響かせ、奴らの耳に届くはずだ。
 後のことは心配するな。
 グリダニアの弓術士の名にかけて、仲間を守ってみせる。」

指定地点で骨細工の警笛を吹く

パワ・ムジューク
「まったく、勘だけはいいんだから。
 ・・・・・・懲りないのね。」
シルヴェル
「しつこい男は嫌いか?」
パワ・ムジューク
「情熱的な男は・・・・・・嫌いじゃないわ。
 子猫ちゃんたちも、いらっしゃい。
 まとめて可愛がってあげる。
 さあ、遊びましょう?」

白面のパワ・ムジュークたちを倒せ!

栄名のシルヴェル
「レイ、Hika、まずはザコを片付けろ。
 パワは俺がやる!」
水月のレイ・アリアポー
「任せといてっ!」
白面のパワ・ムジューク
「ふふっ、たっぷり可愛がってあげる。
 ふふっ、まだまだよ!
 ・・・・・・生意気ね・・・・・・とっておきを見せてあげる。
 弓術を極めしムーンキーパーの妙技をくらいなさい!」
栄名のシルヴェル
「レイ、Hika、気をつけろ!
 パワが仕掛けてくるぞっ!」

(失敗時)
水月のレイ・アリアポー
「どうして、こんな時に・・・・・・ごめん・・・・・・。」
栄名のシルヴェル
「くっ、面目ない、切りぬけろよ・・・・・・。—-」

シルヴェル
「よそ見か? 妬けるな。」
パワ・ムジューク
「く・・・・・・アタシが、こんな・・・・・・」

レイ・アリアポー
「ふふん!
 見たか、これがアタシらの弓術だ!
 さぁ、Hika、
 グリダニアに戻ろう!」
シルヴェル
「まったく、お前の弓術は、俺達の戦い方とは似てもつかん。
 ・・・・・・だが、悪くはないな。
 こいつのことは俺が見張っている。
 二度と逃しはしないさ。」
パワ・ムジューク
「うぅ・・・・・・・・・・・・。」

弓術士ギルドのルシアヌに報告

ルシアヌ
「おかえりなさい。
 そして・・・・・・ありがとう、
 Hika。
 あなたの弓術士たる目が、ふたりを支え、
 パワ・ムジュークを捕らえることができたのよ。
 私が教えることは、これが最後。
 あなたに、このギルドで修練を終えた証として
 弓術士ギルドに伝わる技を、教えましょう。
 技の名は、「ウィンドバイト」。
 鋭い一矢に加えて、風の力で相手を苦しませ続ける技。
 今のあなたなら、きっと使いこなせるはずよ。
 弓術士として腕を磨く道は、まだまだ続くでしょう。
 それはあなたが戦い続ける限り、終わりはしない道。
 時には暗闇に迷うかもしれません。
 けれど、あなたなら必ず、道を見つけることができるわ。
 あなたの目を信じて。
 これからも頑張ってちょうだいね。」

ルシアヌ
「あの「強弓のジェアンテル」から、
 古の技を授けられたという噂、聞いたわよ。
 今では弓術士にして、吟遊詩人という訳ね?」
(何を聞く?)

(近況について)
ルシアヌ
「あなたの活躍が、ギルドの中にまで伝わって、
 ギルド員たちにもいい刺激になっているわ。
 おかげで最近は、これまで以上に、
 弓術の指導に手ごたえを感じるようになったわ。
 弓術に必要な「目」は、仲間の視座を共有すれば、
 いくらでも磨くことができる・・・・・・
 改めて納得することができたの、ありがとう。」

(「弓術」とは何か?)
ルシアヌ
「初心を忘れず、臆することなく、
 教えを請うことができるその姿勢は素晴らしいわ。
 何度でも説明してあげましょう。
 弓術の最大の長所は、その「間合い」にあるわ。
 剣や槍といった近接武器とは異なり、
 遠方から敵を射ることができる術なの。
 確かに、一撃の強烈さは目を見張るほどではないけれど、
 その技を磨けば、敵の足を射抜いて足止めしたり、
 毒矢を用いて体力を奪ったり、多彩な立ち回りができるわ。
 さらに、熟練の弓術士ともなれば、
 広範囲に雨あられと矢を降らせることもできるわ。
 敵と間合いを取ることで生じる広い視野を活かし、
 的確に戦況を判断し、最適な結果を生む矢を放つ。
 弓術士は、こうして戦場を支配していくのよ。」

レイ・アリアポー
「よお、来てくれたんだね。
 ・・・・・・安心しなって、もう出ていこうだなんて、
 勝手なまねをするつもりはないんだからさ。」
シルヴェル
「誇り高き弓術を守るには、
 伝えることも大切だと、気付かされた。
 それが今の自分の役目でもあるとな。」
弓術士ギルド受付 アセリナ
「いらっしゃい。
 あなたの活躍は、この弓術士ギルドにも伝わっているわ。
 おかげで、弓術士を目指す人も増えているのよ。
 これからも活躍して、弓術士の素晴らしさを広めてね。」

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