甲冑師クエスト

エオルゼアダイアローグ様を参考にさせて頂きました。

目次

Lv1~ 甲冑師ハ・ナンザ社長

甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「あら、冒険者ね?
 ここは、金属の特性を知り尽くし、金属を自在に加工する
 板金の腕を磨く職人が集う「甲冑師ギルド」よ。
 甲冑師になれば、板金の甲冑一式はもちろん、
 ギャザラーやクラフターたちが愛用する道具だって作れるよ。
 あなた、甲冑師の仕事に興味があるのなら、
 甲冑師ギルドに入ってみない?」
(甲冑師ギルドに入門したい?)

(はい、条件未達成)
甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「あら・・・・・・ごめんなさいね、今のあなたじゃ、
 甲冑師ギルドに入ってもらえないわ。
 物騒なご時世だし、自分の身ぐらいは守れないと、
 甲冑師としてもやっていけないからね。
 もうちょっと腕っ節を鍛えたら、また声をかけてちょうだい。」

(いいえ)
甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「あら、そうなの?
 ちょっぴり残念だけど、無理強いする気もないわ。
 でも、もし興味が湧いたら、また声をかけてね。
 甲冑師ギルドについて、たっぷり案内してあげる。」

(はい)
甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「はい! しかと聞いたわ、この耳で。
 甲冑師になりたいっていう、あなたの気持ちをね。
 じゃあ、さっそくギルドの歴史のお勉強しましょうか?
 甲冑師のルーツはズバリ鍛冶師よ。
 甲冑師と鍛冶師は、もとはひとつの存在だったの。
 それが時代が下るにつれて、
 甲冑の素材を作る板金加工技術が専門化してね。
 鍛冶師のなかでも、板金技術に秀で、
 主に甲冑を手掛ける職人を甲冑師と呼ぶようになったの。
 板金技術は、造船にも不可欠でね。
 でも、熟練した腕が求められるから、
 造船に携わる職人は、特に「造船師」と呼ばれるわ。
 このように板金技術は、
 リムサ・ロミンサの発展に大いに貢献してきたわけ。
 だから、単独で甲冑師ギルドが設立されたのよ。
 こんな経緯だから、甲冑師ギルドと鍛冶師ギルドは、
 今でもライバル関係にあって、互いに技術向上を競っているの。
 というわけで、甲冑師ギルドでは新人を大歓迎よ。
 入門の条件は、たったのひとつ。
 ギルドマスターに承認をもらうだけ。
 ギルドマスターはハ・ナンザ姐さんっていって、
 仕事には厳しいけど、信頼できる人よ。
 紹介してあげるから、心の準備ができたら私に声をかけて。」

甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「決心はついたのかしら?
 どうする、甲冑師ギルドに入門しちゃう?」

(いいえ)
甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「・・・・・・ふぅ。
 仕方ないわね、もう。
 まあ、とことん悩みぬいて決めるといいわ。
 でないと、緻密な作業が多い甲冑師なんて、
 とても務まらないもの。」

(はい)
甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「ん・・・・・・分かったわ。
 じゃあ、甲冑師ギルド入門の意思を、ギルドマスターに伝えてね。
 その名も、ハ・ナンザ姐さん。
 造船師としての顔も持つ、超一流の職人よ。
 今なら、外の作業場で、新米甲冑師たちの作業を指導しているわ。
 さっそく「ハ・ナンザ」姐さんに、声をかけてみて。」

ハ・ナンザと話す

ハ・ナンザ
「入門希望の子かい?
 私がこの甲冑師ギルドのギルドマスターをやってるハ・ナンザさ。
 大まかな話は、グ・ワナッコから聞いたね?
 だったら、私から説明することはあんまりないが・・・・・・
 まぁ、楽な商売じゃないってことは理解してほしいね。
 毎日毎日、炎と金属を相手にするキツい仕事さ。
 好きでなきゃ続かないし、好きなだけでも続かない。
 この道を究めるっていう、強い意志が必要さ。
 こう言われてもなお、甲冑師ギルドに入りたいかい?」
(甲冑師ギルドに入門したい?)

(いいえ)
ハ・ナンザ
「・・・・・・なんだ、ビビっちまったのかい?
 ま、やっぱりやめるって言うなら、この話はここまでだね。」

(はい)
ハ・ナンザ
「へぇ・・・・・・言いきったね。
 驚いたよ、私の話を聞いても動じないなんて。
 だったら、私はあんたの言葉を信じるだけだ。
 甲冑師ギルドへの入門、認めるよ。
 ただし、ちょっとでもへこたれたら、そんときゃクビだ。
 そのくらいの気持ちで接するから、覚悟しときな。
 ・・・・・・なんて、脅かすのはここまでにしようか。
 心が折れるかなんて、やってみなけりゃ分からないしね。
 それで、あんたの名は?
 ・・・・・・じゃあHika、こいつを装備してみな。
 「ウェザードドーミングハンマー」、甲冑師の道具さ。
 装備したら、私に声をかけてくれ。
 おかしいところがないか、私が確かめてやるから。」

Lv1~ 甲冑師の心得

ハ・ナンザ
「うん、格好だけはいっぱしの甲冑師になったかな?
 だったら、これからは中身もいっぱしにしてかないと!
 見かけ倒しの職人なんて論外だ。
 我がギルドの一員である以上、中途半端は許さない。
 イヤでも一人前になってもらうから、そのつもりで。
 とは言っても、恐れるこたぁ別にないよ。
 私の言うこと聞いて、しっかり学んでいくかぎり、
 あんたの腕前はかならず上達していくさ。
 それじゃあ、さっそく課題でも出そうか。
 努力する時間を惜しんでる場合じゃないからね。
 まずは、そのハンマーを使って
 「ブロンズインゴット」を1個、作ってきな。
 これは、甲冑師なら誰でも通る道ってやつだ。
 甲冑作り・・・・・・板金加工の基本と言えば、
 やっぱり青銅にかぎるのさ。
 その青銅の塊が、「ブロンズインゴット」だ。
 強度がそれほど高い合金じゃないけど、
 その分、腕がなくとも加工がしやすい。
 駆け出しの修行にゃ、もってこいだよ。
 製作に必要な材料は「銅鉱」と「錫鉱」、
 それから「アイスシャード」さ。
 「銅鉱」と「錫鉱」なら、
 ギルド内にいる「スムルウィブ」が売ってるから、
 声をかけてみるといい。
 さあ、さっそく製作に取り掛かってもらおうか。
 あんたの作った「ブロンズインゴット」を楽しみにしてるよ。」

ハ・ナンザにブロンズインゴットを納品

ハ・ナンザ
「いいかい、作るのは「ブロンズインゴット」だ。
 材料が必要なら、ギルドのスムルウィブが売ってくれるよ。」
(ブロンズインゴットを渡す)
ハ・ナンザ
「なるほど・・・・・・!
 これがあんたの「ブロンズインゴット」ってわけだね?
 これがあんたの今の力、今できること・・・・・・か。
 ふふ、悪くないね、実に悪くない。
 初心者でこれだけできりゃあ、上出来ってもんさ。
 青銅ってのは「銅鉱」と「錫鉱」の配分がすべてだ。
 「錫鉱」が多いと、硬くはなるが脆くなって、
 甲冑の材料としては使えなくなる。
 だから最低限の品質を保つため、
 レシピで分量が決まってるわけだが・・・・・・
 それでも、さじ加減をしくじる奴がいるのさ。
 だが、あんたの作ったこれは上出来だ。
 正直、このままでも十分に商品になるくらいだよ。
 この品質を常に製作できることが、
 ウチに所属する甲冑師の目標だよ。
 そこのところ、よおく肝に銘じておきな。
 そのためには、日々の修練は欠かせないよ。
 当面は「ブロンズインゴット」でも作り続けて、
 基礎固めの反復練習をするこったね。
 で、そいつを飽きるほど作ったら、私に声をかけな。
 新しい課題、用意してやるからさ。」

Lv5~ 助け合う甲冑師

ハ・ナンザ
「ん、あんたはこの前ギルドに入った子だね?
 どうだい、日々の修練は怠ってないかい?
 その成果を見せてもらいたい。
 ちょうど今、人手が欲しかったところでね。
 実は、ウチの若手職人スィシンが、
 ヘマして注文をさばき切れず、私に泣きついてきてね。
 で、今、動ける職人総出で取りかかってるのさ。
 あんたにも、甲冑師ギルドの一員として手伝ってもらいたい。
 これが今回の課題さ、いいね?
 作るのは「ホプロン」3個。
 「ブロンズプレート」と「メープル材」から作る盾だよ。
 そうだ、あんた、材料は、いつもどう調達してるんだい?
 店で買うのもいいが、採掘師や園芸師に
 調達を頼むっていう手もあるよ。
 例えば、甲冑師がよく使う「銅鉱」や「錫鉱」なら、
 採掘師は、ザナラーン地方で採集できるのさ。
 自分で採掘を身につけるってのも悪くない。
 とはいえ、今は甲冑の腕を磨くのに集中しなよ。
 基本ができてりゃ、「ホプロン」なんて簡単さ。
 だからって手抜きはダメだよ。
 どんな品でも全身全霊で作るのがウチの流儀だからね。
 それじゃ、頼んだよ。」

ハ・ナンザにホプロンを納品

ハ・ナンザ
「どうだい、新入り。
 「ホプロン」3個はできたのかい?」
(ホプロンを渡す)
ハ・ナンザ
「・・・・・・あんた、やるじゃないか。
 なかなか見事なホプロンを作ってきたもんだ。
 思ったよりも才能あるようだね。
 ブロンズプレートの取り付けが、実にしっかりしてる。
 これなら、激しい攻撃を受け止めても、びくともしないだろうね。
 なにより、作業が早かったのもいい。
 覚えておきな、早さは商売の武器になるんだ。
 ノロノロしてちゃあ、商機を失うってもんさ。
 とくに最近は、戦力再編中の黒渦団から、
 武器や防具の発注がバンバンきてるからね。
 いくら作っても足りないくらいさ。
 このホプロンはかつて、集団戦法で活躍した盾なんだけど、
 私らもそれを見習って、ギルド一丸となってぶつかってくよ。
 新人だって、あんたぐらいの腕があるなら即戦力だ。
 そうだ、あんたにゃ見込みがあるから、
 もうアレを渡してもいい頃合いだね。
 この「アマチュアプライヤー」を受け取りな。
 こいつは「副道具」といってね、
 ハンマーのような「主道具」と併せて装備する道具だ。
 使いこなせば、作業がやりやすくなるよ。
 そのプライヤーの扱いに慣れた頃に、
 また成果を見せにきておくれ。」

Lv10~ 甲冑師の基礎の基礎

ハ・ナンザ
「やあ、あんたか、あれから息災かい?
 だったら少しばっかり力を貸してほしいんだが。
 回した仕事に手こずってる奴がいてね。
 誰かの助けが必要みたいなんだよ。
 それをあんたに頼みたい。
 新入りのグラネーって職人がいるんだけど、
 これがまた不器用な奴でさ。
 マメに面倒見てやらないと、どうにもならない。
 本当なら基礎中の基礎くらい、
 助けなしに作れるよう、早くなってほしいんだが。
 全員があんたくらい仕事をこなせると、
 ギルドとしては、ずいぶん楽なんだけどねぇ。
 もっとも多少の才能差はあれど、みんな最初は素人だ。
 よちよち歩きのうちに見放したら、
 いつまで経っても職人の数なんて増えやしない。
 そういうわけで、ちょっと助けてやってくれないか?
 「ブロンズプレート」を12個ほど作って、
 グラネーが担当してる分を補ってやってほしい。
 作ったら、直接彼女に渡してやってくれ。
 先輩として助ける、これが今回の課題さ。
 よろしく頼むよ。」

グラネーにブロンズプレートを納品

グラネー
「こ、今回は自分の力不足のため、
 ご迷惑をおかけして申し訳ないっす!
 「ブロンズプレート」を12個、よろしくお願いしまっす!」
(ブロンズプレートを渡す)
グラネー
「これがセンパイの「ブロンズプレート」・・・・・・。
 じっくり見せてもらうっす!
 じっくり見ると、センパイの仕事の丁寧さが、
 この目でハッキリとわかるっす・・・・・・。
 素材の「ブロンズインゴット」の扱い方からして、
 センパイの仕事は自分とは段違いっす。
 「ブロンズプレート」なんて基礎の基礎。
 早く、これを素材にした鎧や盾を作ってみたい、
 なんて甘いこと考えてましたっす!
 基本をナメてかかったからこそ、
 自分は仕事をきちんと果たせなかったっす・・・・・・。
 いい「ブロンズプレート」がなきゃ
 頑丈な鎧や盾なんて作れるはずないっす!
 もはや、反省しかないっす。
 これからはセンパイを目標にして、
 真摯で丁寧な作業を心がけるっす。
 そして、いつかセンパイに追いついてみせるっすよ!
 だから、センパイもサボったりしないで、
 いつまでも自分の目標でいてほしいっす!
 そうだ、センパイ知ってるっすか?
 ギルドリーヴの製作稼業を受ければ、
 ちょうどいい修行になるっすよ!
 冒険者ギルドのチャ・モクリさんから、受けられるっす。
 センパイもギルドリーヴで、もっと腕を磨いてくださいっす!
 自分、その背中を見て頑張るっす!」

Lv15~ 孤高なる甲冑師

ハ・ナンザ
「おおっ、ちょうどいいところに!
 よく来てくれた、仕事だ仕事!
 毎度済まないが、また新入りの尻拭いなんだ。
 今度はディルストウィダっていう若い子だよ。
 彼女に任せたはずの「バルビュートDX」と「バックラー」が
 一向に仕上がってこないのさ。
 ディルストウィダは真面目だし、しっかりしてる子でね。
 できない計画を立てて、
 仕事の安請け合いなんてするはずないんだ。
 ただ、彼女は図体の割りに気が弱くてね・・・・・・。
 それで、何かのトラブルに巻き込まれて、
 言い出せないでいるんじゃないかと心配なのさ。
 そういうわけで、ギルドの先輩として、
 「ディルストウィダ」の相談にのってやってほしい。
 頼んだよ。」

ディルストウィダと話す

ディルストウィダ
「あの、もしかしてあなた・・・・・・
 ハ・ナンザ先生に頼まれた方ですか?
 わ、私なんかのために、わざわざすみません!
 ああ、ごめんなさい。
 反省するだけならば、誰だってできますよね。
 本当にすみません・・・・・・。
 実はその、言い訳するわけではないのですが、
 少々落ち込むことがありまして、
 仕事も手につかなくなり、こんなことに。
 ・・・・・・はい、恥ずかしながら先日、私が作業をしていると、
 ブランシュティルと名乗る甲冑師が現れました。
 なんでも、古参のギルド員の方だそうです。
 ブランシュティルは私の作った武具を見るや、
 これが甲冑師の仕事かと怒鳴りつけたのです。
 その顔、その言葉、その姿が頭から離れず、
 自分の仕事がお粗末なものに思えてきて、
 仕事が手につかなくなってしまって・・・・・・。
 もう私、どうしていいのやら・・・・・・。
 せめて悪いところを教えてくれれば、直す努力もできるのに。
 ですが、あの人恐ろしくて・・・・・・
 今の今まで誰かに相談もできない始末。
 本当に不甲斐なくて申し訳ありません。
 あの・・・・・・よろしければ
 ギルド周辺にいるらしい「ブランシュティル」を探して、
 叱責の理由を聞きだしてもらえませんか?」

ブランシュティルと話す

ブランシュティル
「いかにも、我が名はブランシュティル。
 真なる甲冑師の道を追い求める者である。
 我が元に現れた貴様は何者だ?
 ・・・・・・ディルストウィダを叱責した理由を教えろと?
 なるほど、あの半端者のためにやってきた
 甲冑師ギルドの者か。
 ふん、おおかた仲間の絆などという
 技術に無用なものを重んじるハ・ナンザの入れ知恵だろう?
 あの女が指導する輩の実力など知れたもの。
 腕のない甲冑師とは、口をきくつもりなどない。
 まして、叱責の理由を明かす義理もない。
 立ち去る気もないか・・・・・・?
 ならば、お前の行動で、そして技術で
 価値ある甲冑師であることを示して見せよ。
 そうだな、くだんのディルストウィダとかいう者が
 作っていた武具を、お前も作ってくるがいい。
 「バルビュートDX」と「バックラー」を1個ずつだ。
 すべての話は、それを見た後だ。」

ブランシュティルに依頼品を納品

ブランシュティル
「ふん、まだできんのか?
 いつまで我を待たせるつもりだ!
 「バルビュートDX」と「バックラー」を1個ずつだぞ!」
(バルビュートDXとバックラーを渡す
ブランシュティル
「遅いっ! 逃げたのかと思っていたぞ。
 ・・・・・・だが逃げずに現れたことは、褒めておこう。
 ついてこい、品定めしてやる。
 こ、これはっ・・・・・・!?
 本当に貴様がこれを作ったのか?
 ・・・・・・私に盾突くだけのことはある。
 ふん、ただの暗愚ではなかったようだな。
 認めよう、貴様を見誤っていたことを。
 この「バルビュートDX」ひとつとっても
 貴様の緻密かつ妥協なき仕事ぶりが、はっきりと出ている。
 打ち出したブロンズプレートを
 組み合わせて作る単純な構造だけに
 適当な仕上げでは防具としての用をなさない。
 「バックラー」にしてもそうだ。
 小さくて取り回しがしやすい分
 ある意味で大形の盾以上の頑丈さが求められる。
 そのような装備品の本質。
 それを見抜いて作り上げたこの品々は、
 一流と言っても過言ではあるまい。
 ・・・・・・貴様がここまでやれるというのに、
 あのディルストウィダという女は・・・・・・情けないことだ。
 奴めに、はっきりと伝えよ。
 己の未熟を恥じ、過ちを悔いるがいいとな。
 それでも克己に励まぬならば、もはや見込みなし。
 腕のない職人になど、存在する価値はない。」

ディルストウィダに報告

ディルストウィダ
「そうですか、そういう意味だったのですか・・・・・・。
 い、言ってることは間違ってませんけど、
 でも誰もが、あの人やあなたのように、
 自分に厳しくなれませんよね・・・・・・。
 そこまでしないと甲冑師たりえないのならば、
 私は甲冑師に向いてないのかもしれません・・・・・・。
 ・・・・・・私はハ・ナンザ先生に憧れてギルドに入りました。
 そんな不純な理由が駄目だったのでしょうか・・・・・・?
 もう少し、甲冑師について考えてみようと思います。
 ハ・ナンザ先生にも、そのようにお伝えください。」

ハ・ナンザの報告

ハ・ナンザ
「なるほど、ブランシュティルのせいだったのか・・・・・・。
 奴がちょっかいをかけてきたのなら、わかる話だ。
 ・・・・・・あいつは、私の不倶戴天の敵ってやつさ。
 そう、今となっちゃね・・・・・・
 あいつとは、同じ師匠の元で学んだ仲。
 いわゆる兄弟弟子ってやつなんだ。
 だが師匠が引退するとき、考え方の差から対立してね。
 甲冑師ギルドマスターの後釜を争ったこともあって、
 私たちは決定的に決裂してしまったのさ。
 ・・・・・・あいつの主張が間違ってるとは言わないが、
 正しいというわけでもないんだよ。
 なのに、ブランシュティルは自分の主張だけが
 唯一の絶対の真理だと思いこんで、
 私の言葉に耳を傾けようともしない。
 だから私も、あいつの主張を認めることができないんだ。
 ・・・・・・いつか決着をつけなきゃいけないね。」

Lv20~ 甲冑師の誇り

ハ・ナンザ
「よく来たね。
 あんたも、ブランシュティルのことが気になるかい?
 だが、私としては、あまりあいつとは関わらないでほしい。
 曲がりなりにも私の兄弟弟子、そりゃ実力は認めてる。
 だが、あいつは昔から他人を見下す悪い癖がある。
 あいつのせいで潰れた新人だって少なくない。
 結局、あいつは今のギルドに悪影響しか及ぼさないのさ。
 けど、腕が立つのは確かだからね。
 ギルドから除名する気はない・・・・・・というかできない。
 そこで、あいつの様子を探ってみてほしいんだ。
 お前が製作した「アイアンホプロン」を見せれば、
 話ぐらいはしてくれるだろう・・・・・・。
 偏屈だが、優れた技術には敬意を払う男だからな。
 ただし、材料のアイアンプレートは
 ギルドショップのスムルウィブは扱ってないんだ。
 自力で鉄鉱から集めるか
 「西国際街商通り」のマーケットボードを見て、
 売りに出ていないか探してみてくれ。
 さらに、念には念を入れて、
 仕上げには「マテリア」を装着すれば完璧だろう。
 「マテリア」とは、思念が宿るほど使い込んだ装備品を
 特殊な技術によって結晶化したもの。
 これを別の装備品に装着すると、性能を強化できるのさ。
 もし「マテリア」の装着方法がわからないなら
 中央ザナラーンの「狼煙の丘」を訪ねてみな。
 そこにいる職人たちが、教えてくれるはずさ。
 それじゃあ、今までの鍛練のすべてをぶつけて
 ブランシュティルをうならせてくれ。」

ブランシュティルにマテリア付きのアイアンホプロンを納品

ブランシュティル
「私にマテリア付きの「アイアンホプロン」を1個よこすだと?
 何のつもりかしらんが、面白い・・・・・・!
 ならば見定めてやろうではないか。」
(マテリア付きのアイアンホプロンを渡す)
ブランシュティル
「半端な代物ならば、タダで済まないぞ。
 さあ、あちらで我が検分してやろう。
 「アイアンホプロン」・・・・・・。
 扱いやすい青銅ではなく、強度のある鉄を用いる
 この盾の加工は当然、困難を窮める。
 だが、この盾の精度ときたらどうだ。
 鉄を打ち出した痕に、寸分の狂いも見受けられん。
 金属の厚みも見事に均一・・・・・・。
 金属の薄い「弱点」など存在せぬ。
 これをやってのけられるのは、実力のある者のみ!
 ・・・・・・先日の非礼を詫びよう。
 貴様の技量に、敬意を表する。
 その腕を認め、貴様に問いたい。
 昨今の甲冑師ギルドを、ハ・ナンザの方針を貴様はどう見る?
 ・・・・・・まったく嘆かわしいことに、近頃、ギルドには
 ハ・ナンザのかき集めた甲冑師とは名ばかりの素人が増えた。
 甲冑師とは、人の命を守る品を作る者・・・・・・。
 高い技術なくして、その命題は果たせぬ。
 腕が足らぬのなら、仕事を受けるべきではないのだ。
 未熟な甲冑師の作った製品で、万が一でも起こってみろ。
 甲冑師ギルドの信用は、ガタ落ちだ。
 ゆえに、下っ端にも現場を任せる
 ハ・ナンザのやり方は、認められん・・・・・・!
 真の才能ある者だけが現場に立ち、
 商品と客とに向かい合うべきだ。
 ハ・ナンザめ・・・・・・。
 何故あやつは誇りと実力ある甲冑師の選別こそが
 ギルドの使命の本質だと理解せんのだ・・・・・・!」

Lv25~ 優れた甲冑師の義務

ハ・ナンザ
「ブランシュティルとは話せたんだろ?
 あいつ、何を言ってきたんだい?
 「誇りと実力ある甲冑師の選別こそがギルドの使命」だって?
 ふん、変わらないね。
 ブランシュティルのやり方じゃ駄目だってことを、
 わかってないし、わかろうとしないんだ。
 技術を共有し、伝承していかないと、技術はすたれてしまう。
 それだけは、絶対に避けなければ。
 だから、ギルドで学ぶのは、誰もが習得できる技術、
 それが、私の目指すギルドの方針なのさ。
 あんたには、その旗手になってほしいと思ってる。
 とはいえ、それを押しつけるわけにはいかない。
 ブランシュティルも、あんたを取り込みたいようだしね。
 あいつから、あんたへ依頼が来たのが、その証拠さ。
 「スチールインゴットHQ」1個・・・・・・
 それも最高の品質で作ってよこせとさ。
 おまえなら、高品質の素材を使えば可能だろう。
 さあ、依頼の品を完成させて、
 「ブランシュティル」に叩きつけてやりな。」

ブランシュティルにスチールインゴットHQを納品

ブランシュティル
「我の所に顔を出したということは
 「スチールインゴットHQ」1個の用意があるということか。」
(スチールインゴットHQを渡す)
ブランシュティル
「いいだろう・・・・・・では見せてもらおうではないか。
 さあ、中に行こう。
 フッ・・・・・・流石と言うべきであろうな。
 強度、精度ともに文句はない。
 「スチールインゴット」は
 甲冑師としては日常的に扱う素材だ。
 だが、こういう基礎的な素材や部品の品質が、
 完成品の品質を左右する。
 ゆえに細部の質を上げられぬ者は、どうあがこうと二流どまり。
 しかし、お前は違う。
 まるで見る度に腕を上げる。
 技術向上とは、こうあるべきだ!
 それなのに! 貴様ほどの優秀な職人が
 ギルドの未熟者たちの尻拭いにかり出され
 自己研鑽の時間も満足に取れぬ現状・・・・・・
 それが、歯がゆくてならぬ・・・・・・。
 甲冑師ギルドとは、すべての客の需要に応えねばならぬ。
 ゆえに、未熟者はギルドより排除すべきなのだ!
 ・・・・・・我は貴様の技量を高く買っている。
 貴様は今後の甲冑師を背負って立つ存在だ。
 ゆえに問う・・・・・・貴様は本当にこのままでよいのか?
 あの女と、ギルドという名の凡俗どもに利用され、
 才能の輝きを曇らせてしまっていいのか!?
 この答えは、今後の貴様の行動で示せ。」

Lv30~ 道分つ甲冑師

ハ・ナンザ
「何か、あんたのことが最近ギルドで噂になってるね。
 皆を動揺させている、と言ってもいい。
 実は、あんたがブランシュティルに
 つくんじゃないか、っていう噂があってね・・・・・・。
 もちろん、私はそんな心配してないんだけどさ。
 あんたはこうして、私の話を聞いてくれてるんだし。
 ただ、あんたのことを良く知らない奴は不安なんだよ。
 ギルドとしても、そこのところが問題さ。
 ここで私寄りの態度をわかりやすく示してくれると、
 連中も安心するんだがね。
 たとえば・・・・・・私の名代として、仕事を受けてみるとか。
 そうやって信頼を形にしてみせるのがいいと思うんだ。
 ちょうど「スチールチェーンメイルHQ」の製作を頼まれてる。
 こいつを1着、作ってみちゃくれないかな?
 やるなら、悪いけど急ぎで頼むよ。
 コスタ・デル・ソルの大富豪が依頼主でね。
 上得意だし、あまり機嫌を損ねたくない。
 詳しい話は、注文に来た使用人の
 「ノルティルウィブ」に聞いてくれ。
 今なら、「漁師ギルド」で商談でもしてるはずさ。」

漁師ギルドのノルティルウィブと話す

ノルティルウィブ
「ギルドで依頼を受けた職人ですって?
 それはわざわざ、どうもどうも。
 だとすると、少し困ったことになりますね。
 どうしたものでしょう・・・・・・。
 実は、今回の依頼に対し、
 名乗りを上げてくださった職人が、他におられまして。
 ブランシュティル様とおっしゃるのですが・・・・・・
 てっきり、あの方が担当になっていたのかと。
 こちらとしては・・・・・・当家に対して義侠心を見せてくだすった、
 あの方の顔を潰す形になるのは避けたいですね・・・・・・。
 ですが、あなたも手ぶらで帰るわけには
 いかないこともわかります。
 当家としては、どちらが担当されようとも、
 既定の謝礼をお支払いするつもりでいます。
 よろしければ、「ブランシュティル」様と話し合って
 どちらが依頼を受けるか決めてくださいませんか?」

甲冑師ギルドのブランシュティルと話す

ブランシュティル
「・・・・・・何故、貴様はここに来た? ここにいる?
 我を手伝いに来た、という風体ではないが。
 そうか、あの家令が問題を投げてよこしたな?
 期せずして二重依頼になったことを
 こちらで解決せよと、厚顔にも言ってのけたか。
 言っておくが、仕事を譲る気はない。
 そして貴様が退くことも望まぬ。
 ちょうどいい機会だ。
 貴様と我、どちらの腕が上なのか・・・・・・
 ここらで白黒つけておこうではないか。
 この「スチールチェーンメイルHQ」作りで勝負だ!
 無論、より優れた物を作り上げたほうこそが勝者よ!
 ・・・・・・客が求めるのは最高の物のはず。
 つまり品質の劣った品物になど顧みる価値はない。
 職人の使命とは、誰にも負けぬ物を作ること!
 評定は、互いの作りし品物を見比べようぞ。
 まさか己の評価に色を付けはしまい?
 我とて同じよ、作りし品に誇りがある。
 いざ・・・・・・勝負だ!」

ブランシュティルにスチールチェーンメイルHQを納品

ブランシュティル
「どうした? 逃げるのか?
 違うというのなら・・・・・・それを証明せよ。
 「スチールチェーンメイルHQ」を1着だ!」
(スチールチェーンメイルHQを渡す)
ブランシュティル
「逃げずに来たか。
 ならば、カウンターでじっくり精査してやろう。
 くっ・・・・・・! こ、この高品質は!
 まさか、これほどの物を作りだす腕があったとは!
 予想外、まさしく予想外であった・・・・・・!
 この光沢、重量感、そして強度!
 何人の刃も通さぬかのようだ・・・・・・!
 ハ・ナンザ・・・・・・なんという幸運に恵まれたのだ。
 これほどの逸材、いや化け物を手中に収めるとは!
 ・・・・・・くっ、潔く我の負けを認めようぞ。
 もはや貴様を抱き込もうとも思わぬ。
 客のほうには、我が辞退することを告げておこう。
 「スチールチェーンメイルHQ」も我から先方に渡しておく。
 それもまた敗者のつとめ。
 勝者を称えるためのさらし者にならねばならぬ。
 ・・・・・・いずれ、また会おう。
 貴様を・・・・・・我の敵として認識する!」

Lv35~ 心揺れる甲冑師

ハ・ナンザ
「先日は、ブランシュティルをやり込めたんだってね。
 大したもんだ、見直したよ。
 ただ、あいつは懲りないし、悪びれないし、諦めない。
 厄介な奴に目をつけられたもんだね、あんたも。
 でも気になるからって、仕事をおろそかにすんじゃないよ?
 しゃんとしな、あんたに任せたい仕事があるのさ。
 レストラン「ビスマルク」のリングサスの旦那に頼まれてね。
 「スチールフライパンHQ」を1個、新調したいんだと。
 フライパンの類ってのは、鎧とかに比べると、
 薄くて小さいせいかしらね・・・・・・繊細な作業が必要になる。
 集中力がいるんだよ、それも高度な。
 今のあんたは、集中力が欠けていると見た。
 それを取り戻すためにも、この仕事に打ち込んでみな。
 さぁ、リングサスの旦那を待たせるわけにはいかないよ。
 頼んだからね、Hika。」

ハ・ナンザにスチールフライパンHQを見せる

ハ・ナンザ
「「スチールフライパンHQ」は完成したかい?
 たった1個だ、のろのろしてると、尻蹴り上げるよ!」
(スチールフライパンHQを渡す)
ハ・ナンザ
「いいね・・・・・・ズシリとくる、この金属の重さ。
 それに鍛造で作ったとは思えないくらい、厚みも均一だ。
 煮てよし炒めてよし、どんな使い方にも耐えられるね。
 集中力が必要な、硬いスチールプレートの加工作業で、
 この精度を出せるってのは、さすがHikaだ。
 この精度があればこそ、材料へ均一に火が通る・・・・・・
 リングサスの旦那は、そこにすごくこだわるんだよ。
 そのせいで旦那は、何年かおきにフライパンを使い潰してさ。
 甲冑師ギルドに、代わりを注文するんだけど、
 旦那を満足させられる職人は、なかなかいなくてね。
 今回はあんたに任せるつもりだったが、あの男と揉めただろ?
 争いのあと、集中力を乱していないか心配になったんだよ。
 でも、このフライパンを見るに、杞憂だったようだ。
 この調子で、後輩たちの手本であってくれよ。
 それじゃあ、これを調理師ギルドの
 「リングサス」の旦那に手渡してきな。」

リングサスにスチールフライパンHQを納品

リングサス
「なに、甲冑師ギルドに依頼していた
 「スチールフライパンHQ」を届けに来たと?」
(スチールフライパンHQを渡す)
リングサス
「むぅ、見事な「スチールフライパンHQ」だ。
 これならば、微妙な火加減で料理を作り分けられる。
 これを作ったのが、お前なのか?
 今までは、ハ・ナンザが作ったものでないと
 納得できなかったんだが、今後も安心できるな。
 今後とも、よろしく頼むぞ!」

Lv40~ 甲冑師三番勝負

ハ・ナンザ
「ブランシュティルからね、決闘状なるものが届いたよ。
 以前あいつと勝負したろ、その雪辱戦のつもりらしい。
 他人のことを、競争相手としか思っていない子供なのさ。
 どっちがすごい、どっちが上、そんなことばっかり考えてる。
 だからこそ、あいつは甲冑師の技術では、私に劣らないのに、
 人をまとめるギルドマスターになれなかった・・・・・・!
 ・・・・・・そうさ、私もかつて、ブランシュティルと勝負した。
 甲冑師のギルドマスターの座を巡ってね。
 そして私は勝って、あいつは負けたんだ。
 そのときのことも、あいつは重ねてるんだろうね。
 私の残した「負債」に、あんたを巻き込んじまった格好さ。
 あんたにゃ、すまないとは思ってる。
 だが、あたしにも面子ってものがあってね。
 これが雪辱戦なら、悪いけど勝負からは降ろせない。
 ブランシュティルのところに行ってくれ。
 いつものところで、あんたを待ち構えてるはずだ。」

ブランシュティルと話す

ブランシュティル
「ハ・ナンザめの世迷い言、我は断じて認めるわけにはいかぬ。
 あの女のやり方では、世に「甲冑師もどき」が増えるだけよ。
 放っておかば、甲冑師そのものへの信頼が揺らぐ。
 先人たちが作り上げてきた、甲冑師の誇りと伝統が潰える!
 だが過日、貴様に一敗地にまみれた我の言葉からは、
 もはや説得力が失せてしまった・・・・・・。
 ゆえに! ハ・ナンザが目をかける貴様を倒し、
 ブランシュティルここにありと、世に示さねばならぬのだ!
 勝負はハ・ナンザと争った時と同様、三本勝負だ。
 最初の勝負の題目は・・・・・・「ミスリルキュイラスHQ」ッ!!
 まさしく甲冑師の真骨頂、霊銀鉱を用いた甲冑の製作だ!
 判定は、あえてハ・ナンザめに預けるとしよう。
 我が甲冑は、完成次第、ハ・ナンザへ届けておく。
 貴様も、「ミスリルキュイラスHQ」1着が完成させたならば、
 ハ・ナンザめに出来栄えを見せた後、我の下へ届けよ。」

ハ・ナンザにミスリルキュイラスHQを見せる

ハ・ナンザ
「ブランシュティルはもう、課題の品を持ってきたよ。
 あんたも「ミスリルキュイラスHQ」を1着、用意するんだ。」
(ミスリルキュイラスHQを渡す)
ハ・ナンザ
「これは・・・・・・なかなかの・・・・・・なかなかだね。
 ブランシュティルに触発されて、シゴトに気合いが入ったか?
 奴から受け取った物と比べても、明らかに勝っているとも。
 言っておくが、これはお世辞じゃないよ。
 あいつのことは大嫌いだけど、実力は認めているつもりさ。
 だけど、あんたの作った「ミスリルキュイラスHQ」は、
 奴の最高の甲冑を見たあとでなお、輝きを感じるんだ。
 使われている霊銀鉱は、決して扱いやすい素材じゃない。
 だが、この甲冑の表面のつややかなこと!
 品質に一分の乱れもないのが、一目でわかる!
 あたしは甲冑なんて、何百何千と見てきた。
 だが、その中で最高のもののひとつだと、断言できるよ。
 勝敗は明らかだね・・・・・・あんたの勝ちだ。
 さあ、この「ミスリルキュイラスHQ」を
 ブランシュティルに叩きつけてやんな!」

ブランシュティルにミスリルキュイラスHQを納品

ブランシュティル
「「ミスリルキュイラスHQ」1着・・・・・・
 ハ・ナンザめに認められたようだな。我にも見せてみよ。」
(ミスリルキュイラスHQを渡す)
ブランシュティル
「見事だ、以前見た貴様の甲冑よりも、品質が向上している。
 ・・・・・・今回は、潔く負けを認めるしかないな。
 だが、次回は必ず勝利してみせよう・・・・・・覚悟しておけ!」

Lv45~ 甲冑師、苦渋の決断

ハ・ナンザ
「ブランシュティルから、また勝負の申し入れがあった。
 あの野郎、負けてもへこたれちゃいないみたいだね。
 次は勝つと息巻いてるみたいだし、気を引き締めるんだよ?
 手負いの獣ってのは、なかなか手強いもんだからね。
 それで、次の勝負の品だけど、
 あの男、複数の品物を期日以内に作る勝負をしたいだとさ。
 作る品物は「ミスリルアーマードカリガHQ」、
 「ミスリルエルモDXHQ」、「ミスリルソルレットHQ」を1個ずつだ。
 どれもがミスリル・・・・・・霊銀鉱をふんだんに使った装備品さ。
 あえて同系の課題を提示するとは、まったく大した自信だよ。
 いいかいHika。
 全速全力でブランシュティルの自信を叩き潰しな!
 2連勝して、あの男に今日こそ引導を渡してやるんだよ!
 完成したら私のところに持ってくるんだ。
 念には念を入れて、出来栄えを確かめさせてもらうよ。」

ハ・ナンザに依頼品を納品

ハ・ナンザ
「「ミスリルアーマードカリガHQ」と「ミスリルエルモDXHQ」、
 そして「ミスリルソルレットHQ」を1個ずつ揃えてきな!」
(ミスリルアーマードカリガHQとミスリルエルモDXHQ、ミスリルソルレットHQを渡す)
ハ・ナンザ
「・・・・・・さすがだよ、Hika。
 前回の勝負同様、非の打ちどころがない。
 だけど・・・・・・この装備品は・・・・・・!
 いったんギルドへ譲ってもらいたい。
 ギルドの信用問題にかかわる痛恨の失敗があってね。
 あんたの作った物がギルドに必要なんだ・・・・・・!
 前にあんたが尻拭いした、
 スィシンって甲冑師を覚えてるかい?
 実は、そいつが・・・・・・またやっちまったんだ。
 スィシンもあんたを見習い、
 腕を上げてたんだが・・・・・・今回に限ってしくじってね。
 黒渦団の依頼が、期日に間に合わなかったんだ。
 スィシンに責任を取らせ、切って捨てるのは、たやすい。
 だけど、ギルド員の失敗を助けられない組織は、
 私の目指す甲冑師ギルドじゃないんだ・・・・・・。
 ブランシュティルも、道理がわかる男だ。
 事情を話せば、期日を延ばしてくれるかもしれない。
 だから、あんたの装備品をギルドに譲ってほしい!!」
(譲ってあげますか?)

(いいえ)
ハ・ナンザ
「・・・・・・すまない、本当にすまない!
 作り直しで、手間をかけるが・・・・・・どうか、頼む!
 あんたの装備品でないと、先方は納得しないんだ。」

(はい)
ハ・ナンザ
「・・・・・・よく言ってくれた、恩に着るよ。
 ほら、スィシン、あんたからもお礼を言いな。」
スィシン
「Hika!
 本当に、ありがとうございます!
 ブランシュティルとの大事な勝負だったというのに。
 あなたとギルドマスターの厚意、絶対に無駄にしません!!
 あなたのような素晴らしい甲冑師を目指して
 さらに精進します!!」
ハ・ナンザ
「あんたの品なら、黒渦団は必ず満足するはず。
 ありがとう、あんたはギルドの救世主だ!
 そして、ギルド発展の牽引力だね!
 さあ、急いでブランシュティルに事情を説明にいってくれ。」

ブランシュティルに報告

ブランシュティル
「何・・・・・・我との勝負の品をギルドに譲っただと・・・・・・!?
 ほら見たことか、やはりお前は、ギルドの連中に
 足を引っ張られている。
 今回の勝負は、期日の厳守も条件に入れていた。
 だが、貴様は事情がどうあれ、期日を満たせぬ・・・・・・。
 ゆえに、我の勝利だ!
 だが、納得いかん、不愉快だ。
 次回の勝負は、必ず貴様の全力を見せよ!
 それを我が、叩き潰してくれる!」

Lv50~ 信念の甲冑師

ハ・ナンザ
「この間はギルドの都合を押しつけて、本当にすまなかった。
 だが、そのことを悔やんでばかりもいられない状況でね。
 実は今度、私らの甲冑師ギルドや、
 リムサ・ロミンサの東方貿易振興機構に対して、
 メルウィブ提督が視察されることになってる。
 黒渦団で採用する装備品や物資の数々、
 その選定に影響する、大事な視察だよ。
 ブランシュティルの奴が、最後の勝負を
 この視察中、提督ご自身に裁定いただこうと
 提案してきたんだ。
 提督の目の前で負けたら、あんたもギルドも面目は丸潰れ。
 いいかい、絶対に負けることはできないからね、今回は!
 勝負の品は、「コバルトホーバージョンHQ」を1着。
 この装備品は、鏡鉄鉱から作る「コバルトリングズ」を多用した、
 ホーバージョンの中でも指折りの逸品だ。
 さらに、勝利を確実にするため、ちょっと細工を加えよう。
 「天眼のマテリダ」を装着するんだ。
 完成したら、国際街広場にいる
 「ズウィンベルク甲曹長」に渡すんだ。
 彼が、提督へ連絡してくれる手はずになってるからね。」

国際街広場のズヴィンベルク甲曹長に依頼品を納品

ズヴィンベルク甲曹長
「Hika Senだな?
 「コバルトホーバージョンHQ」は完成したか?
 提督をお待たせするようなことは許さんぞ。」
(天眼のマテリダを付けたコバルトホーバージョンHQを渡す)
ズヴィンベルク甲曹長
「うむ・・・・・・品物はたしかに受け取った。
 すぐに提督へ報告するゆえ、裁定まで心の準備をしておけ。」

ハ・ナンザ
「えー、それではこれより・・・・・・
 Hika、ブランシュティル両名の三番勝負
 その最後の勝負を始めるよっ!
 あのう提督、こちらの方々は?
 「コバルトホーバージョンHQ」着てますが。」
メルウィブ
「我が黒渦団の団員たちだ。
 両名ともにタフさには定評がある。」
ハ・ナンザ
「なるほど。
 あの、それで彼らに何をさせるおつもりで?」
メルウィブ
「決まっている・・・・・・鎧の優劣を決めるのだろう?
 ならば、こうすれば良い!」
ハ・ナンザ
「なあっ!?
 いきなり何をっ!?」
ブランシュティル
「うろたえるな、ハ・ナンザ。
 ・・・・・・優劣を決めておるのだろうが、実際に攻撃することでな。」
ハ・ナンザ
「そんな乱暴な!
 着用した兵士に何かあったら・・・・・・。」
ブランシュティル
「我の鎧は、この程度ではびくともせん。
 そんなヤワな物を作ったつもりはない。
 貴様とて、同じであろう?」
メルウィブ
「なるほど、君たちが豪語するだけのことはある・・・・・・!
 ならば、これはどうだ?」
ハ・ナンザ
「て、提督!?
 いきなり撃つなんて!?」
メルウィブ
「いきなり撃たれて、耐えられんようでは意味がない。
 鎧も・・・・・・そして兵士もな。
 もちろん、大事な部下を殺すつもりなどないさ。
 あの鎧の強度を推し量るぐらい、私にもできる。
 それより・・・・・・どうやら勝負はついたようだな。」
ブランシュティル
「なっ・・・・・・まさか、我の鎧にだけ穴が開いたのか!?
 なぜだっ、なぜ貴様と差が出る!?」
メルウィブ
「わからないのか?
 それがわからないからこそ、君は敗北したのだ。」
ブランシュティル
「ぬ、ぬうう・・・・・・っ!!」
メルウィブ
「フフフ、なかなか面白いものを見せてもらった。
 今後、黒渦団の装備品を新調するときは・・・・・・
 君のような甲冑師に仕事を頼むとしよう。」
ハ・ナンザ
「やったじゃないか!
 僅差であっても勝ちは勝ち、見事だったよ。
 これであいつも、少しは自分を見つめ直すといいんだけど。
 そうだ、ブランシュティルの様子を見てきてくれないかい?」

甲冑師ギルドのブランシュティルと話す

ブランシュティル
「・・・・・・ふん、自分を見つめ直す、だと?
 ハ・ナンザめに言われるまでもない。
 ・・・・・・本当は、わかってはいたのだ。
 ひとりで為すことに、限界があるということはな。
 だが、それを素直に認めるには、我は時間を重ね過ぎた。
 ・・・・・・我には、頭を冷やす時間が必要だ。
 しばらくのあいだは、鍛冶場に立ち入らぬとしよう。
 だが忘れるな、貴様らが堕落せぬよう、我はいつも見ているぞ。
 「ハ・ナンザ」の奴めにも、そう伝えておけ!」

ハ・ナンザに報告

ハ・ナンザ
「言いたいこと言ってくれちゃって、まぁ。
 だがブランシュティルも、ようやくわかってきたようだね。
 そうさ、技術ってのは誰かと繋がってこそ、磨かれる。
 知ってるかい、コバルトホーバージョンの「コバルト」は、
 あのコボルド族が語源なんだ。
 あたしたちの先人が、連中と交流の果てに見い出したもの。
 それが鏡鉄鉱こと「コバルト」を使った製品なのさ。
 いわば、職人同士が切磋琢磨した結晶なんだよ。
 孤独が生み出す技術なんて、たかが知れている。
 仲間として同胞として、互いの技術を切磋琢磨することが、
 至高の高みを目指すための、唯一の道なんだ。
 競う相手は「敵」じゃない・・・・・・あいつは、そこを間違えた。
 だからブランシュティルは、あんたに負けたのさ。
 ・・・・・・見事だったよ、Hika。
 あんたは、私の理想の体現者だ。
 同じ甲冑師として誇りにさせてほしい。」

ハ・ナンザ
「おっ、Hikaじゃないか!
 ギルドに顔見せかい? ゆっくりしていきなよ。」
(何を聞く?)

(近況について)
ハ・ナンザ
「そうだね、特にトラブルはないよ。
 ブランシュティルも、自主的に謹慎しているようだしね。
 あれからギルドに近づくことはないんだ。
 ・・・・・・私は別に、ブランシュティルを、
 追い出したかったわけじゃないんだ。
 むしろ、共に高め合うことをわかってほしかったんだよ。
 協調・・・・・・それをあいつが理解してくれればなぁ。」

(「甲冑」と「板金加工」とは何か?)
ハ・ナンザ
「また、この話を聞きたいのかい?
 鉄や銅などの金属を素材にして、小手や盾、鎧兜のような、
 甲冑を製作するのに必要な技が、板金加工だ。
 素材となる金属を、熱して、叩いて、曲げて、
 思い通りの形や強度の製品に作り上げる・・・・・・
 そういう作業をするわけさ。
 力強くハンマーを振り下ろす大胆さは
 鍛冶師同様に必要な資質だが、甲冑師の場合、
 爪の先ほどの狂いも見逃さない繊細さも同じぐらい必要だ。
 まさしく炎と金属で作り上げる芸術さ。
 私は、この甲冑師という仕事に誇りを持ってるよ。」

スィシン
「へへ・・・・・・オレだって、最近はヘマが減ったんですよ?
 そういつまでも、駆け出し気分じゃいられませんからね。」
グラネー
「センパイ、最近調子はどうっすか?
 腕が錆び付いちまったりしてないっすかね?
 自分たちみんな、センパイを目標にして、
 毎日甲冑師としての仕事をガンバってるっすよ!
 だからセンパイには、永遠の目標でいてほしいっす!」
ディルストウィダ
「ハ・ナンザ先生に憧れて、ギルドに入門した私ですが・・・・・・
 少しは先生に近づけてるんでしょうか?
 あっという間に駆け上ったあなたを見ていると、
 自分が全然成長していない気がしてるんです・・・・・・。
 もっと努力しなきゃ、ダメだなって。」
ブランシュティル
「・・・・・・敗者に語るべき言葉はないはずだ。
 貴様は貴様の道を行け、立ち止まらずにな。」
甲冑師ギルド受付 グ・ワナッコ
「あなたとブランシュティルさんの勝負が、
 いつの間にかリムサ・ロミンサでは噂になってね・・・・・・。
 今では、あなたのようになりたいって、
 そう思う人が、甲冑師を志すようになってるみたい。」

Lv50~ 壊れた漢

ハ・ナンザ
「よう、Hika、達者だったかい?
 あんたに、頼みたいことがあってね・・・・・・。
 実は、ブランシュティルのことなんだ。
 勝負に負けてから、ギルドに近寄ろうとしなかったあいつが、
 ついさっき、珍しく顔を出したんだよ。
 そしたらあいつ「甲冑とは何かを知るため」とか言って、
 あろうことか・・・・・・自分で作った甲冑を着て、
 魔物と戦いに行こうとしているのさ。
 あいつはガタイこそ良いが、戦いはからっきしの素人だ。
 危ないから止めようとしたら、ケンカになる始末でね・・・・・・。
 だが、実力を認めたあんたの言葉なら、聞くかもしれない。
 すまないんだが、「ブランシュティル」に声をかけて、
 無謀なことは止めろと説得してやってくれないか?」

ブランシュティルと話す

ブランシュティル
「ふん、貴様か・・・・・・。
 どうせ、ハ・ナンザめの差し金であろう。
 ・・・・・・立ち止まらず、貴様は貴様の道を行けばいいものを。
 これが我の、鍛冶場を離れた末に出した答えなのだ。
 準備が出来次第、我は、魑魅魍魎が跋扈する場へ向かう。
 仮にそれで命を落としても・・・・・・我が甲冑人生に悔いなし!
 止めてくれるな好敵手よ・・・・・・。
 「ハ・ナンザ」にも伝えるがいい、これが我が道なのだとな!」

ハ・ナンザに報告

ハ・ナンザ
「・・・・・・やれやれ、あんたの言葉にも耳を貸さないなんてね。
 ひとりで考え込んで、変な方向に凝り固まっちまったか・・・・・・。
 あんたは職人としてだけでなく、戦いに関しても玄人だ。
 その実力を見込んで頼みたい。
 「ブランシュティル」は「眼鏡岩」の方へ向かうようだから、
 あんたにも密かに行ってもらって、戦いを見守り、
 いざとなったら助けてほしいのさ・・・・・・頼んだよ。」

眼鏡岩付近のブランシュティルと話す

ベナテール
「・・・・・・ケガはないかい?
 たまたま、僕たちが通りがかったからよかったけど、
 ろくに戦ったこともないのに、魔物に挑むなんて無茶だよ。
 でも、甲冑師としての熱意には、感心させられたね。
 今度、防具を頼んでみようかな・・・・・・。
 それじゃあ、気をつけて。」
ブランシュティル
「・・・・・・し、死ぬかと・・・・・・思った。
 我の至高の甲冑を纏ってきたが・・・・・・動きづらくて・・・・・・
 全くもって・・・・・・戦うことが・・・・・・できなかった・・・・・・。
 そして・・・・・・あの恐るべし魔物・・・・・・ラット!
 寄ってたかって、飛びかかってくるとは・・・・・・なんと卑怯な!
 しかし・・・・・・死を目前にした我は、開眼した・・・・・・!
 我はここで一度死んで、生まれ変わったのだ。
 よし、早速リムサ・ロミンサに戻って再出発としよう!
 ・・・・・・ところで、なぜ貴様はこんな所に現れるのだ?
 まあよい・・・・・・助力はいらんぞ、我はひとりで帰れるからな・・・・・・。」

甲冑師ギルドのハ・ナンザに報告

ブランシュティル
「ふん、どうせ貴様があの場に現れたのは、
 ハ・ナンザめの差し金であろう・・・・・・あの女、余計なことを。」

ハ・ナンザ
「・・・・・・そうかい、とりあえず無事でよかったよ。
 でもまだ、ひとりで事を成そうとしているようだね。
 そんなことでは、きっとすぐに壁にブチ当たるはずだ。
 尻拭いをさせるようで悪いが・・・・・・
 しばらくの間、ブランシュティルに付き合ってやってくれないか?
 ・・・・・・仕事を通じて、あいつを導いてほしい。
 人を導くことで、きっと、あんたも成長できるはずだ。
 「ブランシュティル」と話して、ともに働いてやっとくれよ。」

ブランシュティルと話す

ブランシュティル
「・・・・・・貴様か、無様なところを見せてしまったな。
 だが、あの戦いで我は痛感した・・・・・・いかに己が、
 甲冑を纏い戦う者達のことを考えていなかったかを。
 そんな我とともに、仕事を成そうと言うのか?
 貴様という女は、つくづくお人好しなのだな・・・・・・。
 ・・・・・・よかろう、だが、貴様に出番はない。
 我は猛省し、新たな職人道を歩むことにした。
 今後は、客の立場に立った甲冑作りを目指すのだ!
 迷いを乗り越え道筋を見つけた我に、助けなど無用であろう。」

ブランシュティル
「貴様か・・・・・・今は、仕事はない。
 ゆえに、こんなところで立ち止まる必要はない。」
ハ・ナンザ
「よう、ブランシュティルの奴を任せて、すまなかったね。
 あんたと仕事をすることで、変わってほしかったんだ。」
(何を聞く?)

(近況について)
ハ・ナンザ
「ブランシュティルが久々に顔を出してから、
 ギルド全体に、ピリッと張りつめた緊張感があるんだ。
 いや、それは、悪いことじゃないんだよ。
 みんな、以前よりも仕事にハリが出ているんだ。
 ああいう、偏屈な奴も必要ってことだろうね。
 ・・・・・・だからこそ、あいつには立ち直ってほしいのさ。」

Lv53~ 想定外の注文

ブランシュティル
「いいところに来たな、我が好敵手よ。
 恥を忍んで言う・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・貴様に折り入って助力を頼みたい。
 先日、我を助けてくれた冒険者から、防具の発注を受けたのだ。
 客の立場に立つ甲冑師を目指す我だが・・・・・・
 その注文があまりに想定外で、正直参っておる。
 まずは、その冒険者である幻術士「ベナテール」から、
 注文の詳細を聞いてみてくれ。
 今は、「溺れた海豚亭」にいるはずだ。」

ベナテールと話す

(ササピク
「体がなまっちまうぜ・・・」)

ベナテール
「・・・・・・君が、あの甲冑師さんの助手かい?」
ブランシュティル
「そうだ・・・・・・Hikaという。
 我が助手に、貴様らの要望を伝えるがいい。」
ベナテール
「・・・・・・僕たち今度、手強い魔物に挑むことになってね。
 その前に、仲間の防具を整えたくてさ。
 ウチの格闘士、ササピクの頭用の防具なんだけど・・・・・・。」
ササピク
「オイラ、素早さが命だからよ、重い兜なんてお断りだぜ~。
 動きが鈍っちまうからな~。」
ベナテール
「彼は少し前まで、ろくなものを着てくれなかったくらいでね・・・・・・。
 だから、被っていることを忘れるくらい、
 とにかく軽くて頑丈な、頭用の防具をお願いしたいんだよ。」
ブランシュティル
「いったい、どうしろと言うのだ!
 無理難題にもほどがある。」
ハ・ナンザ
「あんた、客の立場に立つとか言ってなかった?
 それなのに、もう泣き言かい。」
ブランシュティル
「くっ、ハ・ナンザ・・・・・・。
 貴様、何をしにきたというのだ?
 ・・・・・・冷やかしなら、今すぐこの場を去れ。」
ハ・ナンザ
「無理難題と決めつけて、仕事を放り出すのは見過ごせないよ。
 もっとも、Hikaなら、
 この大変な仕事でもやってくれるだろうがね。
 軽くて頑丈な防具といえば、
 「革細工師ギルド」や「木工師ギルド」だ。
 それぞれのギルドマスターに、意見を求めてみちゃどうだい?」
ブランシュティル
「ふん、論外だ、扱う素材が全く違う・・・・・・参考になどならぬわ。
 好敵手よ、無理なら無理でいいのだが・・・・・・。
 ・・・・・・ここは、任せたぞ。」
ハ・ナンザ
「あれで、人に物事を頼んでいるつもりなのかね?
 まぁ、手本を見せてやっとくれよ。」
ベナテール
「どうやら、話はついたみたいだね。
 君があの人の代わりに作ってくれるなら、ぜひ頼むよ。」

ブランシュティル
「好敵手よ、無理なら無理でいいのだが・・・・・・ここは任せたぞ。」

革細工師ギルドのゲヴァに相談

ゲヴァ
「・・・・・・ふうん、今度は甲冑とは、あんたも忙しいね。
 だったら、「ゲヴァパターン」を思い出してみな。
 あれは、一切の無駄を省くための技法だ。
 金属を使った加工じゃどうかは知らないけど、
 頑丈さを追い求めた結果、無駄が増えていないのか・・・・・・
 今一度、考えてみるのもいいかもしれないね。」

木工師ギルドのベアティヌに相談

ベアティヌ
「なんと・・・・・・貴方は、甲冑にまで枝を伸ばしているのですね・・・・・・。
 先生、ビックリしました。
 なるほど・・・・・・甲冑の相談を受けるなんて・・・・・・。
 木工では、木々の特性を知り、無数の木材から造りたい物に、
 最も適したものを選ぶことが重要です。
 きっと、そこは甲冑も同じでしょう・・・・・・
 軽量化しても強度を保つ木材・・・・・・
 いや、金属があるんじゃないですか・・・・・・フフフ・・・・・・。」

甲冑師ギルドのハ・ナンザに報告

ハ・ナンザ
「どうだい、革細工師ギルドや木工師ギルドでの話は、
 少しは、参考になったかい?
 ・・・・・・ふむ、「無駄の排除」と「素材選び」か。
 金属兜から、徹底的に無駄を排除していくとすれば・・・・・・
 マスクを作るしかないだろうね。
 素材は、軽さと剛性を兼ね備えた「チタン」がいいだろうね。
 つまり、作るべきは「チタンストライカーマスク」だ!
 完成したら「ベナテール」に届けてやりな!」

チタンストライカーマスクを製作
ベナテールにチタンストライカーマスクを納品

ベナテール
「やあ、待ちかねていたよ。
 ササピク向けの格闘士の頭用の防具、完成したんだね?」
(チタンストライカーマスクを渡す)
ブランシュティル
「まさか貴様、本当にあの難題をやってのけたのか・・・・・・?
 ・・・・・・どれ、我に見せてみろ。
 そ、そうか、素材に「チタン」を使ったのだな!
 薄く加工しながらも、形状を工夫することで剛性を保っている!
 あの無理難題を、こうも見事にこなすとは・・・・・・!!」
ササピク
「やるもんだね~!
 付けてることを忘れちまいそうなくらい軽いぜ~!」
ベナテール
「本当にありがとう、Hikaさん。
 これでササピクも防具を着けてくれて、僕も安心できるよ・・・・・・。
 また、お願いしたいね。」
ブランシュティル
「う、うーむ・・・・・・異業種から知識を学ぶことで、
 実現不能に思えた客の要望を、すべて満たすとはな。
 ・・・・・・我は視野が狭く、狭量であったということか。」

Lv55~ オシャレな甲冑

ブランシュティル
「貴様か・・・・・・我は今、腸が煮えくり返っておる。
 あの幻術士から、今度は槍術士の甲冑の発注を受けたのだ・・・・・・。
 我は客の要望に応えるため、試行錯誤を重ねて完成させた。
 だが、槍術士はその甲冑を、気に入らぬと抜かしおったのだ!
 言語道断、あんな奴らはもう御免だ・・・・・・追っ払ってやったわ。
 「ベナテール」は、まだ「溺れた海豚亭」にいるが、
 今回は、さすがの貴様もお手上げだろう。
 注文の詳細を聞いてみるがいい・・・・・・。」

ベナテールと話す

(バルバレラ
「どう、キマってるでしょ?)

ベナテール
「Hikaさん、君を探してたんだ。
 あの甲冑師さんときたら、怒鳴り散らして話にならないから、
 君に、ウチの槍術士、バルバレラの鎧を頼みたいんだ。」
バルバレラ
「あの人の作った鎧、地味でダサくて最低だったわ・・・・・・。
 誰もが振り向くような、洒落た鎧じゃなくちゃ、
 私、自信が出なくて戦えないの。」
ベナテール
「・・・・・・彼女は、オシャレにうるさくてね。
 甲冑としての強度はもちろんのこと、
 美しさも兼ね備えた鎧を、よろしく頼むよ。
 前に来てくれた・・・・・・「ハ・ナンザ」さんだっけ?
 彼女の意見も聞きたいところだね。」

ブランシュティル
「今回は、さすがの貴様もお手上げだろう。」

ハ・ナンザに相談

ハ・ナンザ
「・・・・・・オシャレねぇ、繊細な細工も参考にするなら、
 「裁縫師ギルド」や「彫金師ギルド」ってところかい?
 それぞれのギルドマスターに、意見を求めてみるといいさ。」

彫金師ギルドのセレンディピティーに相談

セレンディピティー
「・・・・・・あら、今度は甲冑作りに挑戦ですか?
 そうですね、かつて、銀冑団が隆盛を誇った時代には、
 華やかな装飾を施した、式典用の甲冑が作られたといいます。
 ですが、繊細な装飾を施したとしても、
 戦いで傷つけば、すぐに剥がれてしまいます。
 つまり、全面を飾るのではなく、
 縁取りなど、ポイントを絞って装飾を施すことが重要・・・・・・。
 だと思うのですが、参考になりましたでしょうか?」

裁縫師ギルドのレドレント・ローズに相談

レドレント・ローズ
「・・・・・・あら、あなたったら、甲冑にまでオシャレを持ち込む気?
 この間、ルガディン族の男性が、同じことを聞きにきたの。
 お堅いけれど、真面目で屈強な男前だったわぁ・・・・・・。
 デザインの個人レッスンまでしてあげちゃった。
 あの人だったら、なんでもサービスしてあげちゃう。
 ・・・・・・そうそう、オシャレな鎧だったわね。
 デザインだけじゃなく、ちゃんと色使いにも気を配ってる?
 例えば同じ色でも、光沢の有無で印象は変わるハズよ。」

甲冑師ギルドのハ・ナンザに報告

ハ・ナンザ
「どうだい、裁縫師ギルドや彫金師ギルドでの話は、
 少しは、参考になったかい?
 ・・・・・・「光沢を活かした色使い」と「ポイントを絞った装飾」か。
 そうなると、表面を光沢を出した暗い色にして・・・・・・
 明るい色の「ローズゴールド」で、縁取りの装飾を施そう。
 主素材は、前回と同じくチタンにして剛性を備えようか。
 さしずめ、「チタンスレイヤーキュイラスHQ」だね!
 できたら「ベナテール」に届けて、喜ばせてやんなよ!」

チタンスレイヤーキュイラスHQを製作
ベナテールにチタンスレイヤーキュイラスHQを納品

ベナテール
「やあ、待ちかねていたよ。
 バルバレラ向けのオシャレで、なおかつ強度のある鎧・・・・・・
 用意はできそうかい?」
(チタンスレイヤーキュイラスHQを渡す)
ブランシュティル
「まさか貴様、あの要望に応えられたというのか・・・・・・?
 ・・・・・・どれ、我が精査してろう。
 シ、シンプルなデザインながら、なんと美しい甲冑なのだ!
 「ローズゴールド」の華やかさが気品を引き出している!
 あのデタラメな要望を、こうも見事にこなすとは・・・・・・!!」
バルバレラ
「うん、この艶やかな色・・・・・・気に入ったわ!
 それに、縁取りの細工が、華麗さを添えているのも悪くないわね!
 ・・・・・・やるじゃない!」
ベナテール
「Hikaさん、ありがとう。
 強度も心配なさそうだし、やっぱり君は凄いや。
 これで、バルバレラの防具も整った・・・・・・後は・・・・・・。」
ワンマガ
「なんだ、呼び出されたと思ったら、そういうことかよ。
 お前、また仲間の防具なんか整えてるのか・・・・・・。」
ベナテール
「ワンマガ・・・・・・君こそ一番の問題なんだぞ。
 先頭で戦う剣術士の防具には、仲間の命もかかっているんだ。」
ワンマガ
「・・・・・・俺は、今のままでも充分に戦えるさ。
 仲間の命というなら、癒し手であるお前はどうなんだ?
 お前がどん臭いから、防具に頼らなくちゃならないんだろ。」
ベナテール
「どん臭いだと・・・・・・?
 僕は、みんなを一生懸命に護っている!
 そもそも君が頼りないから、心配しているんじゃないか!」
ワンマガ
「頼りないたぁ、ずいぶんな言いようだな!
 命がけで、お前たちを護ってきた俺に向かってよ!
 ・・・・・・もういい・・・・・・俺は仲間を抜けるぞ!」
ベナテール
「勝手にしてくれ!
 ・・・・・・・・・・・・君の代わりなんて、すぐに見つかるさ。」
バルバレラ
「・・・・・・あのふたりは幼馴染なのよ。
 冒険者として名を上げるって、田舎から出て来てから、
 ずっと一緒だったのにね・・・・・・。」
ブランシュティル
「・・・・・・冒険者も、なにかと大変なものだな。
 好敵手よ・・・・・・。
 悔しいが貴様は、客の要望に見事に応えた。
 我も、ウルダハの裁縫師に教えを請い、デザインを学んだが、
 それを活かすことができなかった。
 客の立場に立つ甲冑師となるには、まだまだ学びが足りぬ・・・・・・。
 だが、我が最も教えを請わなければならない相手・・・・・・
 それは、ハ・ナンザなのだ。
 ハ・ナンザは、ギルドと会社の看板を背負った上でなお、
 さまざまな客の要望に応えている・・・・・・。
 我が学ぶべきことも、数多く知っているはずだ。
 あの女に頭を下げるなど、以前は考えられなかったが・・・・・・
 しかし、我は変わらねばならぬのだ・・・・・・。」

Lv58~ 新生ブランシュティル

ブランシュティル
「好敵手よ、聞いてくれ。
 あの幻術士から、また注文が来ているのだ・・・・・・。
 「ベナテール」は、いつもどおり「溺れた海豚亭」にいる。
 我は、今やハ・ナンザから教えを乞う身・・・・・・。
 今回の件は、貴様に任せようと思う。」

ベナテールと話す

(ササピク
「早く試したいぜ!」
バルバレラ
「それにしてもいい鎧ね♪」)

ベナテール
「・・・・・・やあ、Hikaさん。
 先日は、見苦しいところを見せちゃって、ごめんね。
 実はまだ、新しい剣術士が見つからなくてさ・・・・・・。
 こうなったら、先に盾を用意して、
 それを報酬に募集しようかと思ってるんだ。
 君には、その盾を作ってほしいんだよ。
 ・・・・・・でも、僕には、剣術士が欲しがる盾がわからない。
 ケンカした僕が、ワンマガに聞く訳にもいかないからね。
 悪いけど、君から彼に相談してみてくれないかな?
 「ワンマガ」は、イシュガルドへ恋人に会いに行ったらしい。
 どうも嘘くさいし、ろくな準備もしてないだろうから、
 きっと、「大審門」の前で立ち往生してるさ。」

大審門のワンマガと話す

ワンマガ
「通行許可証がいるなんて、ケチくせえな~!
 心の恋人「ハルオーネ」ちゃんに、
 ひと目会いたいだけだってのによ~!
 ・・・・・・あれ、あんたは確か甲冑師の人だよな。
 なに、剣術士が欲しがる盾を知りたいだって・・・・・・?
 そりゃ、教えてやってもいいが・・・・・・
 その前に、あんた俺の代わりに、
 「聖レマノ―大聖堂」の「戦神ハルオーネ像」に、
 「祈って」きてくれないか?
 俺の愛しの「ハルオーネ」ちゃんに、
 ベナテールたちの無事を祈ってきてほしいんだよ・・・・・・。
 それが終わったら、きっと盾の話をするから・・・・・・頼むぜ。」

戦神ハルオーネ像の前で「祈る」をする
大審門のワンマガに報告

ワンマガ
「おお、やってきてくれたか、ありがとよ・・・・・・。
 俺は、こう見えて信心深いんだ。
 ・・・・・・ベナテールたちには言うなよ、笑われちまう。
 さてと、剣術士が欲しがる盾だったな・・・・・・。
 剣術士によって使い勝手は変わってくるだろうが、
 いずれにせよ、軽いに越したことはない。
 俺の場合は、扱いやすい小型のものが好みだ。
 軽くて強い「チタン」で作ったホプロンとか、いいんじゃないか。
 ・・・・・・それじゃ、あいつらによろしくな。」

チタンホプロンHQを製作
リムサ・ロミンサのベナテールにチタンホプロンHQを納品

ベナテール
「ああ、Hikaさん。
 剣術士が欲しがる盾は、用意できそうかい?」
(チタンホプロンHQを渡す)
ブランシュティル
「ようやく、ハ・ナンザからの学びを終えてきたぞ・・・・・・。
 好敵手よ、さっそく、貴様の新作を見せてもらおうか!
 なんと、今度は「チタン」でホプロンを作ったというのか!?
 一点の曇りなく磨き上げられた表面は、眩しいくらいだ!
 さすがは好敵手、さらに腕を上げている・・・・・・!!」
ベナテール
「ありがとう、Hikaさん。
 この盾を報酬にすれば、きっと応募が殺到するよ!」
「よし、募集してきたよ。
 きっと、すぐに誰か来るはず・・・・・・。
 ・・・・・・なんで、君が来るんだよ?
 自分は防具はいらないなんて言ってたくせに・・・・・・。」
ワンマガ
「俺は、タダで「チタンホプロンHQ」がもらえるから来ただけだ・・・・・・
 お前が募集主だなんて知らなかった。
 だったら、その盾は受け取るわけにいかない・・・・・・。」
ベナテール
「なんでそうなるんだ・・・・・・
 僕からの贈り物は、受け取れないっていうのか!?」
ワンマガ
「そのとおりだ・・・・・・俺は、お前が自分の防具を買うまでは、
 何ひとつ受け取らないって決めていたんだ。
 ・・・・・・お前のことが心配だったからな。
 今、俺が身に着けているこの鎧も、お前が買ってくれたものだ。
 貧乏な俺には、本当にありがたかったさ・・・・・・。
 でも・・・・・・自分の防具のことも、少しは考えてくれ!
 お前は、いつも、仲間の命を護ることばかり気にして・・・・・・
 自分の命のことは、何も考えていないじゃないか!」
ベナテール
「ワンマガ・・・・・・そんなふうに、思っていてくれたのか・・・・・・。
 でも、僕だって君が心配なんだ!
 先頭に立つ君が、最も危険なんだから・・・・・・。」
ワンマガ
「・・・・・・結局は、お互いがお互いの心配をしてたってことか。
 ベナテール、虫のいい話かもしれないが・・・・・・
 俺を仲間に戻してほしい。」
ベナテール
「もちろんさ! やはり、ウチの剣術士は君しかいない!
 僕も、自分の防具を考えるようにするから、
 報酬の盾を受け取ってくれるかい?」
ワンマガ
「ああ、喜んで受け取らせてもらうさ・・・・・・!」
ササピク
「ベナテールったらよ~。
 ワンマガを呼び戻すために、甲冑師さんに、
 ヤツの理想の盾を作ってもらったんだぜ~?」
バルバレラ
「ホント、バレバレよ!
 ワンマガも、きっと誰が依頼主なのか知ったうえで、
 応募してきたんでしょ? まったく仲がいいわね~!」
ブランシュティル
「うむ、仲間とは・・・・・・実に、いいものだな!
 よし、ここは我が心機一転!
 無料で、剣術士向けの甲冑を作ってやろうではないか!
 幻術士の法衣が必要だったら融通してやろう。
 実はウルダハで、腕利きの裁縫師と知り合ったのだ。」
ベナテール
「ええっ、本当かい・・・・・・?!
 それなら、僕たちの問題はすべて解決する。」
ワンマガ
「ああ、本当にありがたい話だぜ。
 俺好みの頑丈でいて、軽い鎧を作ってくれるか?」
ブランシュティル
「頑丈で軽い甲冑だな?
 ・・・・・・よかろう、我に任せるがいい!」

ワンマガ
「こいつはいい、やっぱり新品の鎧は違うもんだな!
 無料でくれるなんて、大感謝だ!」
ベナテール
「僕も、新しい衣は久々だよ・・・・・・。
 至れりつくせりだね・・・・・・本当にありがとう!」
ブランシュティル
「・・・・・・なあに、お安い御用だ。
 我は、客の立場に立った甲冑師だからな!」
ベナテール
「よし、準備万端だね。
 それじゃあ、魔物討伐に出発だ!」
ブランシュティル
「ハ・ナンザに教えを請うたのは正解だったよ・・・・・・
 我はもう、以前の我ではない。
 お前とハ・ナンザのおかげで生まれ変わった!
 そう、言うなれば・・・・・・
 新生ブランシュティルが誕生したのだ!」

Lv60~ 甲冑師たち

ブランシュティル
「おお、貴様か。
 例の冒険者たちが戻ってきたようだ。
 戦いを終えた奴らを、我らで迎えてやろうではないか!
 我の甲冑の成果を見せるため、ハ・ナンザめも呼ぶとしよう。
 先に「溺れた海豚亭」へ向かっておくがいい。」

ベナテールと話す

(ワンマガ
「・・・死ぬかと思った」
ササピク
「ひどい目にあった・・・」
バルバレラ
「ダサい目にあったわ・・・」)

ブランシュティル
「貴様ら、何だその様相は・・・・・・
 いったい、どうしたというのだ!?」
ベナテール
「討伐しようとした魔物に、こっぴどくやられたんだ。
 ・・・・・・僕が、どん臭かったせいだ。」
ワンマガ
「・・・・・・いや、俺の動きが悪かったんだ。」
ブランシュティル
「・・・・・・もしや、我の作りし甲冑に、
 何か不具合があったのではないか?
 見くびるな!
 気遣いなど無用、本心を言うのだ!!」
ワンマガ
「・・・・・・す、すまない。
 頑丈さも軽さも、要望どおりの素晴らしいものだったんだが、
 どこか剣が振りにくく、違和感があったんだ・・・・・・。」
ブランシュティル
「可動域が狭く、剣術士の激しい動きに、
 対応しきれなかったということか・・・・・・。
 我が最高の技術を注いだというのに・・・・・・。
 我が好敵手よ・・・・・・客として注文させてくれ・・・・・・。
 今の我では、奴の技量に見合う甲冑は作れぬ。
 ・・・・・・助手として働くゆえ、どうか「至高の甲冑」を作ってくれ!」
ベナテール
「なんで・・・・・・そんなに、僕たちのことを・・・・・・?」
ブランシュティル
「貴様らは、自分勝手などうしようもない奴らだが、
 我の命を救ったうえに、目を覚まさせてくれた。
 その恩義に報いたいと思ったまでだ。」
ベナテール
「ありがとう、ブランシュティルさん・・・・・・。
 次こそ魔物討伐を成功させ、その気持ちに応えてみせる!
 よし、みんな、ブルワークホールで出発準備だ!」
ブランシュティル
「協力に感謝するぞ、我が好敵手・・・・・・いや我が盟友よ。
 我はさっそく「剣術士ギルド」に向かい、
 最適な甲冑の形状について、聞き込みをするとしよう。」
ハ・ナンザ
「奴も、ずいぶんと丸くなったじゃないか・・・・・・。
 だけど、原因は形状だけじゃないかもしれない。
 私は、最新の鉱石事情について調べてこようかね。
 悪いが、あんたもウルダハの「剣術士ギルド」に行って、
 「ブランシュティル」の様子を見て来てくれるかい?
 その後、「採掘師ギルド」で合流しようじゃないか。」

ベナテール
「次こそ、必ず魔物討伐を成功させてみせるよ。」
(ワンマガ
「ああ・・・ハルオーネちゃん」
ササピク
「次こそ!」
バルバレラ
「今度はキメるわ!」)

剣術士ギルドのブランシュティルと話す

ブランシュティル
「・・・・・・盟友よ、わざわざ足を運んでくれたのか。
 剣術士たちに、甲冑の聞き込みをしておるのだが・・・・・・
 口の利き方が悪いの何のと文句を言われ、話にならんのだ。
 ・・・・・・おお、助力してくれるとは、かたじけない。
 では、ともに情報を集めようではないか。」

ブランシュティル
「・・・・・・ふむ、双方の話をまとめると、
 胸部に装甲を集中させ、可動部は広くとるのが良さそうだな。
 そうなると、「ロリカ型」が最適であろう。
 それにしても、相も変わらず・・・・・・
 我は、お主とハ・ナンザに助けられておるようだ。
 ・・・・・・ここに現れたのも、あの女の差し金であろう?
 ・・・・・・なんと、ハ・ナンザめ、
 最新の鉱石事情を調べてくれているだと?
 よし、さっそく「採掘師ギルド」に向かおうではないか。」

採掘師ギルドのハ・ナンザと話す

ブランシュティル
「さあ、ハ・ナンザめに、調査結果を聞こうではないか。」

ハ・ナンザ
「いいところに来てくれたよ。
 近年、鉱脈が尽きたと思われていた「アダマン鉱」が、
 アラグ文明に由来する土地で発見されたようなんだ。
 これは、古の時代に用いられていたという金属・・・・・・
 「アダマン鋼」の再来を意味する。
 それは、高い硬度を誇りながら、独特の弾力があるそうだよ。」
ブランシュティル
「・・・・・・なるほど、ただ硬いだけでは、衝撃に弱く割れやすい。
 「アダマン鋼」で「ロリカ」を仕上げれば、
 それはまさに「至高の甲冑」と言えよう。
 我が盟友、Hikaよ。
 お主に「アダマンディフェンダーロリカHQ」を注文したい!
 ・・・・・・かたじけない、頼んだぞ!
 我は、リムサ・ロミンサで完成を待っている。」

(リムサ・ロミンサ)
ハ・ナンザ
「ブランシュティルも素直になったもんだねぇ・・・・・・。
 私は嬉しいよ、あんたのおかげだね。」

アダマンディフェンダーロリカHQを製作
甲冑師ギルドのブランシュティルにアダマンディフェンダーロリカHQを納品

ブランシュティル
「おお、来てくれたか!
 ついに「アダマンディフェンダーロリカHQ」が完成したのだな!?」
(アダマンディフェンダーロリカHQを渡す)
ブランシュティル
「・・・・・・こ、これは!!
 魔獣ベヒーモスの爪さえも受け付けそうにない硬度!
 それでいて、すべて金属製の甲冑とは思えぬほどの、
 軽さとしなやかさ・・・・・・
 ・・・・・・まさに、「至高の甲冑」だ!
 お主が、この甲冑を製作している間、
 我とハ・ナンザでほかの連中の装備も用意したのだ!
 幻術士向けの帽子も、あの裁縫師に仕立ててもらった。
 言わば、甲冑師ギルドの全霊を注いだ、装備の一式だ!
 これでもう、あいつらに文句は言わせぬぞ!
 さあ、早くこの「甲冑師ギルドの贈り物」を、
 「ブルワークホール」にいる、奴らに届けてやってくれ!
 我もハ・ナンザを連れて、後で向かおう!」

ブルワークホールのベナテールに甲冑師ギルドの贈り物を渡す

ベナテール
「やあ、Hikaさん。
 ・・・・・・ええ、なんだって!?
 みんなや僕の装備まで用意してくれたっていうのかい!?」
(甲冑師ギルドの贈り物を渡す)
ササピク
「こいつは軽い~!
 電光石火の連続攻撃で、大暴れしてやるぜ!」
ハ・ナンザ
「私の自信作だよ!
 無駄を極限まで省くことで、相当な軽さになっているはずさ。」
バルバレラ
「うん、うん・・・・・・完璧ね!
 敵の間を華麗に舞う自分の姿が、目に浮かぶわ!」
ブランシュティル
「それは我が作ったのだ!
 ウルダハで学んだデザインと、ハ・ナンザから学んだ技術で、
 やっと貴様の要望に応えてやったぞ!」
ワンマガ
「いいね・・・・・・いいね!
 これなら剣も振りやすいし、盾だって使いやすい!」
ブランシュティル
「言うまでもないが、Hikaが手がけた逸品だ。
 古の素材と理想的な形状を合わせた、正に「至高の甲冑」!
 それで負けて帰ってきたら・・・・・・タダじゃすまさんぞ!」
ベナテール
「ありがとう・・・・・・。
 これで僕も、落ち着いてみんなを護れるよ。
 みんな、僕たちはもう負けられない!
 今度こそ、本当の力を見せてやろう・・・・・・!
 さぁ、行くぞ!!」
ブランシュティル
「冒険者たちの成長を見届けるなんて、初めてのことだ。
 なかなかに、感慨深いものだな・・・・・・。
 貴様との甲冑師三本勝負に敗れたあと、
 我は提督の前で、Hikaにまで敗れた・・・・・・。
 ・・・・・・自信を失った我は、迷走を続けた。
 だが、あの冒険者たちのおかげで、道を見つけることができた。
 顧客が必要とする性能やデザイン、実戦での使用感・・・・・・
 そして、何より、仲間とは何かを学んだ。
 我は仲間など、足手まといになるだけだと思っていた。
 むしろ敵を作った方が、己を高めることができると・・・・・・
 ・・・・・・我は、進んでひとりになっていた。
 仲間とは、お互いを思いやることによって、
 高め合うことができるものだったのだな・・・・・・。
 そして・・・・・・我も、ひとりではなかった。
 Hika、ハ・ナンザ・・・・・・。
 この境地に至れたのは、ふたりのおかげであろう。
 改めて、礼を言わせてくれ・・・・・・ありがとう・・・・・・。」
ハ・ナンザ
「ハハ、周りの甲冑師をすべて敵扱いしてたあんたが、
 まさか私に教えを請うなんて、思いもよらなかった。
 ・・・・・・やっと、切磋琢磨してお互いを高め合うことができるよ。」
ブランシュティル
「ああ、仲間と協力することを覚えた今の我なら、
 これまで以上の甲冑を作ることができるに違いない・・・・・・。
 これで、貴様に再び、三本勝負を挑むことができるのだ!!」
ハ・ナンザ
「ああ、私の願いもようやく・・・・・・・・・・・・ん?
 ・・・・・・・・・・・・勝負を、挑む?」
ブランシュティル
「そうと決まったら、さっそく準備をせねばならぬな!
 ハ・ナンザよ、貴様こそが我が好敵手である・・・・・・!
 首を洗って待っていろ、ハッハッハッハッハ!!」
ハ・ナンザ
「ま・・・・・・まだ、私のこと、
 敵扱いしてるじゃないか・・・・・・。
 ・・・・・・まあ、いいさ。
 今のブランシュティルは、私にも好敵手さ!
 よーし、次の勝負は、前回より気合い入れないとね!」

ハ・ナンザ
「やあ、Hika。
 ブランシュティルの件では、ずいぶんと世話になったね。
 あんたは正に私の理想の体現者だ、これからも期待してるよ!」
(何を聞く?)

(近況について)
ハ・ナンザ
「あんたのおかげで、ブランシュティルも大人しくなって・・・・・・
 と言いたいところだけど、あいつは相変わらずでね。
 私との甲冑師三本勝負に向けて、余念がないようだ。
 でも、私だって負けるわけにはいかない。
 ギルドと、ナルディク&ヴィメリー社の仕事の合間に、
 勝負のための甲冑作りで、寝る間もないくらいさ。
 ふふふ・・・・・・実は、私もそれを楽しんでいるんだ。
 仕事じゃ、気づかなかった発見なんかもあってさ、
 いい刺激になってるよ・・・・・・ブランシュティルのおかげだね。」

ブランシュティル
「おお、我が盟友Hikaではないか。
 先の件では随分と面倒をかけたな。
 心配するな、もう我の尻拭いは無用だ。
 今は、ハ・ナンザとの三本勝負に向けて、粉骨砕身の日々だ。
 今度こそ、お主はお主の道を行くがいい。」

  甲冑師ギルドの贈り物:甲冑師ギルドのハ・ナンザ、ブランシュティルと共同で用意した防具一式

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