錬金術師クエスト

エオルゼアダイアローグ様を参考にさせて頂きました。

目次

Lv1~ 偏執の錬金術師セヴェリアン

錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「・・・・・・冒険者ですか。
 ここは錬金術師が集い、叡智のあくなき探求に身を捧げる
 「錬金術師ギルド」です。
 主な仕事は薬の調合。
 傷や不調を治す薬はもちろん、
 熟達した者ならば、身体能力を高める薬も作れます。
 冒険者ならば、それらの有用性をご存知でしょう。
 ・・・・・・どうです、錬金術師ギルドで学んでみませんか?」
(錬金術師ギルドに入門したい?)

(はい、条件未達成)
錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「おや? あなたはまだ駆け出しの冒険者でしたか。
 今はまだ、錬金術師ギルドに入る資質がないようですね。
 失礼。誘う前に気付くべきでした。
 もう少し冒険者として経験を積んでから、
 同じ返事を聞かせてください。」

(いいえ)
錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「ぐっ! 僕の説明で興味を持たないとは・・・・・・。
 さてはあなた、うちのギルドマスターについて知っていますね?
 ま、まあいいでしょう。
 中途半端に挑戦されても、時間を浪費するだけですから。」

(はい)
錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「結構。では正式な手続きに入る前に、
 錬金術とギルドの歴史をご説明しましょう。
 今でこそ「薬を作る者」と位置づけられている錬金術師ですが、
 その成り立ちは別の・・・・・・人が未だ成し得ぬ夢に起因しています。
 即ち、卑金属を金や銀に変える方法を見出すこと。
 それを成し得る触媒「賢者の石」は、
 万病を癒し、永遠の命をもたらすと考えられていました。
 「賢者の石」精製への探求心が、
 錬金術における薬の調合技術の発展へと繋がったのです。
 しかし、錬金術の可能性は、すぐには人々に伝わりませんでした。
 異端の秘術として忌避されていたからです。
 それを医学、薬学と統合し、正式な学問として認知させたのが、
 御殿医を養成していた「フロンデール薬学院」でした。
 以来、自由な研究の場を求めて、
 ウルダハに各地から錬金術師が集まるようになりました。
 そして、彼らの技術共有の場としてギルドが設立されたのです。
 錬金術師ギルドにとって大事なのは、
 技術や研究材料の共有だけではありません。
 錬金術自体の信頼を維持することも大切なんです。
 錬金術の恩恵に浴すと同時に、
 錬金術に携わる責任を持つこと・・・・・・。
 その覚悟が決まったら、もう一度僕に声をかけてください。」

錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「・・・・・・覚悟は決まりましたか?
 あなたにその意思があれば、入門手続きをはじめますが・・・・・・。」

(いいえ)
錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「思わせぶりですね、まったく・・・・・・。
 急かしはしませんから、ゆっくり考えてください。」

(はい)
錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「・・・・・・わかりました。ではギルドマスターを紹介しましょう。
 彼に認められることが、唯一の手続きとなります。
 錬金術師ギルドのギルドマスターは、
 奥の机で作業をしている「セヴェリアン」様です。
 彼は大変・・・・・・偉大な方ですから。
 くれぐれも上手くやってくださいね、ええ、くれぐれも・・・・・・。」

セヴェリアンと話す

セヴェリアン
「何だお前は・・・・・・。ああ、さては商人の使いだな?
 この前頼んだインプの翼を持ってきたんだろう。
 どれ、見せてみろ。
 ・・・・・・なに、入門希望者?
 まさか、お前、入門希望者だというのか!?」
(錬金術師ギルドの入門希望者ですか?)

(いいえ)
セヴェリアン
「それは何よりだ。
 入門者に構っている時間などないからな。
 何の用か知らんが、私に話しかけてくれるなよ。」

(はい)
セヴェリアン
「何たることだ、あの受付め!
 面倒な用事は一切私に回すなと、あれっっだけ言っておいたのに!
 入門者の面倒なぞ、誰が見るか!
 私は研究で忙しいんだ。お前もとっとと・・・・・・
 いや待て。ふむ・・・・・・そうか・・・・・・
 使える・・・・・・使えるかもしれんぞ・・・・・・?
 よし、気が変わった。入門を許可する。
 お前という新たな才智を歓迎しようじゃないか。
 説明は省略していいな?
 とりあえず、初心者向けの蒸留器をやる。
 今すぐ装備して、私に見せてくれ。」

セヴェリアン
「「錬金術」師の私に用か?
 ・・・・・・手が離せんので、手短にな。」
(何を聞く?)

(あなたのことを教えてほしい)
セヴェリアン
「なんだ唐突に。
 私のことを覚える余裕があるなら、
 その頭をわけてほしいものだが・・・・・・まあいい。
 私は、セヴェリアン。
 つまらん理由で、錬金術師ギルドの「ギルドマスター」を
 任されている・・・・・・。
 人望なんぞ求めるなよ?
 もとより、ここの連中は研究のライバル同士。
 馴れ合いを好まない奴が大半だ。
 団結するとしたら・・・・・・偽薬が出回ったときくらいか。
 捕まえた犯人に、それぞれが開発中の新薬を手にして
 にじり寄る光景は、なかなか壮観だぞぅ。」

(「錬金術」とは何か?)
セヴェリアン
「それを正しく語るには、大変な時間を要するのだが・・・・・・
 現代においては「薬を作る者」と定義して、
 ほぼ間違いなかろう。
 身体を癒す薬、能力を向上させる薬、そして毒薬・・・・・・。
 多種多様な薬が、錬金術によって生み出される。
 無価値に思える素材ですら、正しく理解し掛け合わせれば、
 新たな可能性を得るのだ!
 ふふふ・・・・・・とんでもなく深いだろう?」

錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「はぁ・・・・・・ギルドマスターの「セヴェリアン」様は、
 研究のことしか頭になくて、
 まったくギルドの仕事をしないんですよねぇ。
 彼は、錬金術の知識に関しては、
 それこそエオルゼアいちかもしれないのですが・・・・・・
 天才とナントカは紙一重・・・・・・ってやつでしょうか。」

Lv1~ はじまりは純水

セヴェリアン
「おお、ウェザードアレンビックを装備したか!
 なかなかどうして、様になっているではないか。
 悪くない・・・・・・悪くないぞ・・・・・・。
 ではさっそく実習だ。
 そのウェザードアレンビックを使って
 「蒸留水」を1個作ってみたまえ。
 「蒸留水」とは、濁った水を純化させたものだ。
 つまり、錬金術の基本中の基本、
 「物質をより純粋な状態にすること」の代表例といえる。
 材料は「濁水」と「ウォーターシャード」だな。
 「濁水」はギルドの入り口にいる、何と言ったか・・・・・・
 そう、エスメネットから買えるぞ。
 最初とはいえ、これくらいの課題をこなせなければ、
 お前に錬金術師としての前途はなかろう。
 ふふふ・・・・・・期待しているぞ!」

セヴェリアンに蒸留水を納品

セヴェリアン
「まずは「蒸留水」を1個、作ってみろ。
 材料の「濁水」はギルドの入り口で買えるぞ。」
(蒸留水を渡す)
セヴェリアン
「・・・・・・ふふふ・・・・・・ふふ、ふはははは!
 素晴らしい、やはり私の見込みに間違いはなかったようだな!
 たかが水、されど水。
 蒸留水はあらゆる薬作りの基礎になる。
 不純物が混じった水では、薬の意図した効果が発揮されない。
 それどころか、有害なものになる場合もあるからな。
 その点、お前の蒸留水はどうだ。
 この一見してわかるほど高い純度・・・・・・素晴らしい。
 飲むのは嫌だが頭から被ってやってもいいぞ!
 完成の瞬間はどうだった?
 この出来なら、感激で全身を震わせたことだろう。
 ふふ・・・・・・わかる、わかるぞ・・・・・・!
 人の導きだした理が、
 濁った水から穢れなき一滴を生み出す奇跡を成すのだ。
 己から不可能の壁が取り払われる瞬間は、実にたまらん!
 錬金術は、極めるほど癖になるぞぅ。
 しばらくは蒸留水を作り、好きなだけ感激に咽び泣くがいい!
 では、私も研究に戻るとしよう。
 早く腕を上げ、優秀な小間使いになるのだぞ!」

Lv5~ ふたつ目の基礎

セヴェリアン
「何だお前は。寄付金の懇願か、それとも依頼か?
 ははあ、さては小うるさい掃除係だな?
 ・・・・・・なんだ、例の新入りではないか!
 名前は聞かんぞ、レシピ以外はどうせ忘れる。
 それよりもお前、錬金術の腕を上げたようだな。
 私は大変忙しいのだが・・・・・・ふむ、小間使いへの投資は必要か。
 ならば今回は、ふたつ目の基礎を教えてやろう。
 そのために「毒消し」を3個、作ってこい。
 材料は「グラスバイパー」と「岩塩」だな。
 「グラスバイパー」は例の・・・・・・
 ああそう、エスメネットから買えるだろう。
 「岩塩」は、採掘で調達することもできるぞ。
 知人の採掘師に頼んでもいいしお前自身が採掘師になってもいい。
 自分で調達してくるのは非常に面倒だがな。
 ともかく、素材を揃えて「毒消し」を3個作ってみろ。
 何が基礎なのか、考えながら作業するように。」

セヴェリアンに毒消しを納品

セヴェリアン
「「毒消し」3個は完成したか? したのだな?」
(毒消しを渡す)
セヴェリアン
「ふふふ・・・・・・いいぞ新入り、素晴らしい!
 適度なとろみと、くすむことのない赤色が、
 作業の細密さを物語っている!
 効果の程は、そのうち被検体で検証しておこう。
 ふっ、実験に毒は付き物なのでな!
 3個頼まれた時点で察しておけ。
 しかしお前も、錬金術のふたつ目の基礎
 「複数の物質を調合し、より有益な物質に変化させる」
 ことを実感できただろう?
 薬の過剰な服用が毒となるように、毒が薬となることもある。
 この表裏一体の性質を利用したのが、今回の毒消しだ。
 有毒のグラスバイパーなんぞ普通は見向きもされん。
 だが、岩塩と適切な配合で混ぜ毒消しにした途端、
 人々はこぞって求める。
 学び、試し、価値を生み出すのだ!
 その楽しみを知ったとき、お前も寝食を忘れるぞぅ!
 さて、講説ついでに「アマチュアモーター」をやろう。
 これは「副道具」と呼ばれるものだ。
 「主道具」と併せて装備すれば、作業の効率を上げられる。
 ふふふ・・・・・・これで面倒ごとを任せられるな!
 引き続き研鑽を積み、私を研究に専念させてくれ!」

Lv10~ 働け、錬金術師ギルドマスター

セヴェリアン
「おお、今度は忘れずに待っていたぞ!
 今こそお前に、小間使いの本領を発揮してもらいたい!
 錬金術師ギルドの奴らめ、
 「たまにはギルドの運営に貢献しろ」などと言って
 別の錬金術師が投げ出した仕事を押し付けてきたのだ。
 馬鹿め、私にギルドマスターらしさを求めるなど愚の骨頂!
 不満があるなら人選からやり直せ!
 そもそも資質で選んだわけでもなしに・・・・・・。
 砂蠍衆に通じる我が血筋を、これほど面倒に思ったことはないぞ。
 というわけで、要求された「蜜蝋」12個の調達は、
 全てお前に任せた。
 うむ、お前になら安心して押し付けられると思っていた。
 頼んだぞ!」

セヴェリアンに蜜蝋を納品

セヴェリアン
「ふはは、おかげで私の研究は滞りないぞ。
 そちらは「蜜蝋」を12個、用意できたか?」
(蜜蝋を渡す)
セヴェリアン
「ほう・・・・・・数はそろっているな。
 特上品とはいかんが、質も申し分ない・・・・・・。
 ふふ・・・・・・素晴らしい、実に素晴らしいぞ!
 働きに敬意を表して、ギルドマスターの座を譲りたいほどだ!
 今更語るまでもないが、
 蜜蝋とは蜂蜜の巣を構成する蝋を純化したもの。
 蝋燭の材料とすることはもちろん、
 染料と混ぜて画材にしたり、革製品の手入れにも使う。
 用途も需要も多い品というわけだ。
 難易度は高くないが、
 これほど安定した質で大量に作れるとなると、
 作り手の技術は疑いようもない。
 せいぜい小間使いと思ってたが、
 もっと鍛えれば・・・・・・ひょっとして・・・・・・いや・・・・・・・・・・・・。
 何はともあれ、技術を磨くことを怠るなよ。
 ギルドリーヴの製作稼業が研鑽にいいと聞いたが、知っているか?
 なんでも、冒険者ギルドで受けることができるらしい。
 担当者はユース・・・・・・なんといったかな、忘れたが。
 練習に報酬がつくと思えば、悪くなかろう。」

Lv15~ 調剤の担い手は

セヴェリアン
「・・・・・・・・・・・・を・・・・・・混ぜ・・・・・・失敗・・・・・・。
 次は・・・・・・・・・・・・・・・・・・グー・・・・・・。
 ・・・・・・ん? どうした小間使い。
 お前も錬金術師なら、寝たまま研究くらいするだろう?
 ま、大抵ろくなものができんがな。
 しかし、懲りずに私を訪ねてくるとは
 お前の小間使い精神・・・・・・いや、向上心は見上げたものだ。
 あるいはただの物好きか?
 なんにせよ、錬金術とは好奇心と探究心の賜物だ。
 実にお前向きといえよう。
 ということで仕事を回すぞ。
 「知力の薬」と「眼力の薬」を1個ずつ作ってこい。
 私は研究が大詰めで急がしいので、説明は省略するが・・・・・・
 お前なら、大丈夫だろう?」

セヴェリアンに依頼された薬を納品

セヴェリアン
「「知力の薬」と「眼力の薬」はできたか?
 質問は一切受け付けんぞ。」
(知力の薬と眼力の薬を渡す)
セヴェリアン
「・・・・・・ふむ。押し付けておいて何だが、
 よくまあ完成させたものだ。
 「知力の薬」は、クァールやウルフといった
 百獣綱の血に宿るという生命力を利用した薬だ。
 血が固まると効果が失われるが、これは問題なさそうだな。
 「眼力の薬」には、粉末にしたバットの牙を用いる。
 魔物の牙や角を粉末にして調合にもちいるという
 東方由来の手法を、しっかり身に着けたようだな。
 いずれも、駆け出しの手には余る品。
 成し遂げた自分を称え、更なる深みに嵌るがいい!
 そうだ、たまには依頼人に自分で薬を渡し、
 直々に褒められてはどうだ。私の手間も減るしな。
 依頼人は、コロセウムにいる・・・・・・
 ああ、「アルダラ」という女だったはずだ。
 渡したら、もう一度報告をしにこい。」

コロセウムのアルダラに依頼された薬を納品

アルダラ
「あら、あなた錬金術師ギルドの方?
 待っていたのよ!
 「知力の薬」と「眼力の薬」はできたかしら?」
(知力の薬と眼力の薬を渡す)
アルダラ
「・・・・・・これが頼んでいたお薬? ふぅん、可愛くない瓶ね。
 愛しの剣闘士フランツ様に贈るのだから、
 もっと見栄えをよくしないと!
 まあいいわ、中身はあるのだし依頼は完了よ。
 ギルドマスターではなくて、あなたが担当してくれてよかったわ。
 ほら、錬金術師ギルドのマスターって・・・・・・あの方でしょう?
 よい噂を聞かないから、少し心配していたの。
 家柄も資産も十分なのに、身を削る程錬金術に没頭するなんて。
 それだけの野望があるのかしらね?
 ・・・・・・あら嫌だ、わたくしってば余計なことを。
 それよりもフランツ様だわ! ああ、受け取ってくれるかしら・・・・・・。」

アルダラ
「フランツ様のファンは多いのよ。
 贈り物をして、他の子たちに差をつけないと!」

錬金術師ギルドのセヴェリアンに報告

セヴェリアン
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・グー・・・・・・。
 あ、ああ、小間使いか。何の用だ?
 依頼が終わった? お前に頼みごとをした覚えはないが・・・・・・。
 言われてみれば、
 お前に面倒な仕事を押し付けた気もするな、うん。
 それで、どうだった?
 ふむ・・・・・・外装はともかく、中身はあの出来だったのだ。
 絶賛されて然るべきだろうよ。
 お前がこのまま道を究めれば、
 いずれ私と共に「究極の錬金術」を・・・・・・
 目指す・・・・・・・・・・・・日も・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グー・・・・・・。
 ・・・・・・ハッ!? いかん、今日はどうもいかんな。
 報酬を渡して、私も研究に集中するとしよう。」

Lv20~ 巴術士と錬金術

セヴェリアン
「お前、また腕を上げたようだな。
 ふふふ・・・・・・すっかり錬金術の沼の中ではないか!
 私もお前の実力に興味が湧いてきたところだ。
 ということで、依頼をひとつ受けてもらおう。
 巴術士の・・・・・・ある巴術士からの依頼だ。
 「ハードレザーグリモアDX」を1冊作ってこい。
 ただし、一筋縄ではいかんぞ。
 材料である「ユー原木」は
 ウルダハの市場には出回っていないのだ。
 園芸師になって採集するか、
 「サファイアアベニュー国際市場」のマーケットボードで
 探すしかないだろうよ。
 更に、依頼人が求めている「ハードレザーグリモアDX」は
 「マテリア」付きときた。
 「マテリア」とは、使い込んだ装備品を結晶化させたもの。
 それを装備品に装着することで、性能を高められる。
 詳しい説明を聞きたければ、
 中央ザナラーンの「狼煙の丘」に行け。
 そこにマテリアに詳しい職人たちがいる。
 なお、装着するマテリアの種類は問わんそうだ。
 好き勝手に試せるぞ、やったな!
 では、マテリアを装着した「ハードレザーグリモアDX」を
 私のところに持ってくるように。
 その間に、依頼人の名を思い出しておく。」

セヴェリアンにマテリア付きのハードレザーグリモアDXを納品

セヴェリアン
「面倒な依頼内容だが、覚えているか?
 マテリアを装着した「ハードレザーグリモアDX」だぞ。」
(マテリア付きのハードレザーグリモアDXを渡す)
セヴェリアン
「・・・・・・ほう、作りとげたか。
 ではさっそく依頼人に渡してやるとしよう。
 面倒なので、呼びつけておいたぞ。」
依頼人の巴術士
「わあっ、これ僕の魔道書ですか!?
 すごいすごい、ちゃんとマテリアもついてる!」
セヴェリアン
「当然だ、我が小間使い謹製なのだぞ。
 それよりも巴術士、ここまで出向いたからには
 解説のひとつでもしていけ。」
依頼人の巴術士
「えっ、僕が!? うーん・・・・・・
 僕ら巴術士は、魔法を使うときに、
 「魔紋」という特殊な図形をイメージするんです。
 その魔紋が記されているのが、この「魔道書」ですね。
 特に重要なのが、魔道書に使われるインクです。
 エーテル伝導率の高い特殊なインクで記された魔紋は、
 使い手の魔力がよく奔りますから。
 だから新しい魔道書が必要なときは、
 インクを作ることができる錬金術師さんに頼むんです。
 幸い、僕は良い担当に当たったみたいだ。
 この魔道書に追記や補強を施したいときは、
 きっとあなたにお願いしますね。
 ありがとう、凄腕の錬金術師さん。」
セヴェリアン
「凄腕・・・・・・凄腕か。
 なるほど、お前もはたから見ればそうなるのだな。
 素直に喜べばよかろう!
 謙遜はいらん、ただし満足もするなよ。
 一生小間使いでいいなら、話は別だがな。」

Lv25~ 退屈で危険な追求

セヴェリアン
「お前・・・・・・何と間の悪いことだ!
 だが歓迎するぞ、さすが私の小間使い!
 いやな、またギルドの奴らから
 脳みそが少しも刺激されない依頼を押し付けられたのだ。
 お前は前回も、良い成果を収めただろう?
 故に、もっと高度な試験をしたかったのだが・・・・・・
 この依頼があってはかなわん。
 ということで、私に代わって依頼を終わらせてくれ。
 要求は、高品質の「重曹HQ」が1個だ。
 いいか? 高品質だぞ?
 ひたすらに品質を求めるというのも、奥が深くて危険だぞぅ。」

セヴェリアンに重曹HQを納品

セヴェリアン
「高品質な「重曹HQ」はできたか?
 品質の追求にのめり込む気持ちはわかるが、
 適当なところで成果物を出すのだぞ。」
(重曹HQを渡す)
セヴェリアン
「・・・・・・重曹の中の重曹、といったところか。
 重曹以外の何物でもない、だが素晴らしい重曹HQだ!
 これなら、どんな用途においても最高の仕事をするだろう。
 まずいな・・・・・・他の重曹が使えなくなった客が、
 お前に殺到するかもしれん!
 重曹は生活のあらゆる場面に登場する。
 ガラス製品の材料にしたり、羊毛の加工に使ったり・・・・・・
 料理においても大活躍らしい。
 つまるところ、錬金術における価値よりも、
 他の営みにおける価値が高い品なのだ。
 錬金術の恩恵は、今や生活の隅々に広がっている。
 我ら錬金術師が異端だ何だと迫害された過去など、
 もはや歴史のひとつに過ぎん。
 ま、私にとっては、
 研究がやりやすいか、そうでないかの違いだけだ。
 大事なのは研究成果であり、その活用に興味はない。
 他の連中のように、誰に貢献したいわけでも、
 一攫千金を狙うわけでもないからな。
 目指すは、究極の錬金術ただひとつ!
 次の課題をこなせたら、お前をその助手にしてやろう。」

Lv30~ 毒薬の愉悦

セヴェリアン
「おお! 更なる研鑽を積んできたようだな、素晴らしい!
 では、記念すべき試験をはじめようではないか!
 丁度、お前の実力を試すのにうってつけの依頼がある。
 「暗闇の毒薬HQ」を3個作れ、というものだ。
 毒薬だからと怯むことはない。
 生かす術を学ぶのは、殺す術を知るということ。
 そう、錬金術は匙ひとつで命さえ操る!
 ふははは、これぞ錬金術の極意にして醍醐味!
 さあ、今すぐ作業にとりかかるのだっ!」

セヴェリアンに暗闇の毒薬HQを納品

セヴェリアン
「「暗闇の毒薬HQ」を3個、完成させろ。
 毒薬作りの愉悦は、言葉にならんぞぅ。」
(暗闇の毒薬HQを渡す)
セヴェリアン
「ねっとりと絡みつく暗黒、これぞまさに毒薬だ。
 ふふふ・・・・・・生死さえビックに収めた気分はどうだ?
 奪うのは命でなくて視力だがな。
 洞窟に生息する目の退化したバットの翼と牙に水銀・・・・・・
 うむ、いかにも目に悪い。
 これほどの出来なら、大惨事を起こせるだろうよ。
 「パールレーン」にいるミコッテの女に納品するがいい。
 名前を忘れたわけではないぞ。
 女は盗賊団の密売人、匿名の書簡で依頼してきたのだ。
 ほら、早く終わらせてこい!」

パールレーンにいるミコッテの女に暗闇の毒薬HQを納品

ワ・ブリナ
「・・・・・・錬金術師ギルドからの使いね。
 例の薬はどうなったの?」
(暗闇の毒薬HQを渡す)
ワ・ブリナ
「はぁ・・・・・・セヴェリアンさんは止めなかったのね。
 盗賊団に毒薬を渡せばどうなるか、知っているはずなのに。
 私は、ワ・ブリナ。
 盗賊団に潜入捜査をしていて、たまたまこの依頼を知ったの。
 彼がどうするか気になって受け取り役を買って出たんだけど・・・・・・
 ギルドマスターでありながら、疑問すら持たなかったのね。
 ・・・・・・やっぱり変わってしまったんだわ。
 昔から研究熱心な人ではあったけど、
 5年前の事件を境に、研究だけが彼の全て・・・・・・。
 まるでこの毒薬を浴びたみたい。
 周りのことも、大事なことも、何ひとつ見えていないの。
 ねえ、ギルドに戻ったら伝言をお願いできる?
 究極の錬金術に没頭するのはもうやめて、と。
 彼の気が済むならと思っていたけど、
 このままでは姉を・・・・・・ワ・ナージャを返してもらうことになるわ。」

ワ・ブリナ
「この暗闇の毒薬HQは、私がどうにかしておくわ。
 セヴェリアンさんへの伝言、頼むわね。」

錬金術師ギルドのセヴェリアンと話す

セヴェリアン
「待ちわびていたぞ。
 それで、依頼は無事に終わったんだろうな?
 ・・・・・・ワ・ナージャを返せ?
 さてはあの薄情な妹、ワ・ブリナが謀ったのだな!
 ナージャを手放すつもりはない!
 私は究極の錬金術を完成させ、彼女に伝えねばならんのだ・・・・・・。
 ・・・・・・ふん、余計な言葉を聞く必要はなかろう。
 つまらん依頼だったが、お前の実力は十分に証明されたのだ。
 今日からは、小間使いではなく「助手」と呼ぶぞ。
 究極の錬金術に至る日は近い、それまで研鑽を積み続けるのだ!」

Lv35~ 助手の役割

セヴェリアン
「待っていたぞ、助手!
 ふふふ・・・・・・そう、お前は「小間使い」から、
 我が手足たる「助手」に昇格したのだ!
 どうだ、胸が高鳴るだろう?
 共に究極の錬金術へ踏み出すとあらば、畏敬に震え
 歓喜に咽び、三日三晩は眠れまい!
 だが、その気持ちはまだ取っておけ。
 我々の快適な研究生活のため、先に片すべき仕事がある。
 ずばり、錬金術師ギルドからの面倒な依頼だ!
 奴ら、何かにつけて「働け!」と仕事をまわしてくる・・・・・・
 押し付けられるお前だって、うんざりだろう?
 ということで、受付の「ディートリッヒ」に、
 当面は余計な依頼を回さないよう、頼んでくるのだ!
 私では相手にされんからな。ははは。」

ディートリッヒと話す

錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「セヴェリアン様に依頼をまわすな?
 一介の受付に、そんなこと頼まないでくださいよ・・・・・・。
 彼のなりふり構わない研究は、
 ギルドの内外から、反感をかいつつあるのです。
 挽回してもらわなければ、示しがつきませんよ。
 幸い、今のセヴェリアン様には、
 周りを納得させられるだけの技術があります。
 ・・・・・・それを差し引いても、昔の彼に戻ってほしいですが。
 ああやって研究に没頭する姿を、痛々しいと思いませんか?
 僕には、彼が5年前に恋人を亡くして以来、
 何かに追われて研究しているように見えて・・・・・・。
 コホン。おしゃべりが過ぎましたね。
 依頼の件は、「ハイエーテルHQ」1個で手を打ちましょう。
 ギルドの得意先から頼まれている品なんです。
 良いものを納められれば、
 しばらくは追及を誤魔化せるでしょう。
 ・・・・・・セヴェリアン様のこと、よろしく頼みましたよ。
 今の彼が頼るのは、唯一あなただけなんですから。」

セヴェリアンと話す

セヴェリアン
「どうだ、あの受付を説き伏せたか?
 ・・・・・・ふむ、交換条件は「ハイエーテルHQ」1個か。
 丁度いい。この課題は、いつも通りお前がこなせ。
 「ハイエーテルHQ」を調合するには、
 上級の錬金術を行使できねばならん。
 お前ができる助手だと、今一度、証明してもらおう!」

セヴェリアンにハイエーテルHQを納品

セヴェリアン
「お前は、やればできる助手だ。
 「ハイエーテルHQ」を1個、持ってくるように。」
(ハイエーテルHQを渡す)
セヴェリアン
「・・・・・・ふっ。
 喜べ助手よ、お前のおかげで我らは自由だ!
 これほどのハイエーテルHQ、誰も文句はつけられんだろう。
 助手を引退した後は、エーテル屋でもやったらどうだ?
 おそらく、大変儲かるぞ。
 エーテルの発明は、錬金術師が成し遂げた偉業の中でも
 ひときわ輝く功績とされているからな。
 エーテルは戦いの様式を変えた。
 魔力の枯渇という弱点を補われたことで、
 ソーサラーたちは、活躍の場をさらに広めたのだ。
 かといって、飲み続けることはできんがな。
 薬も過ぎれば毒となる、なんて
 お前に今更いうことではあるまい?
 何にせよ、全ての懸念は消え去った。
 お前の助力を得て、やっと悲願に手が届く・・・・・・!
 このまま研究の最終段階に進み、
 次回こそ、共に究極の錬金術を成そうではないか!」

Lv40~ 究極への足がかり

セヴェリアン
「ふふっ・・・・・・ふふふ・・・・・・ふはははは・・・・・・!
 ふーはっはっはっはっはっは!
 遅いぞ助手ぅ!
 拍手喝采の準備はいいか? 祝杯を交わす準備は?
 ・・・・・・ないか。構わん、それを待つ時間すら惜しい!
 ふふふ・・・・・・我ながら浮かれすぎだな。
 だが許せ。なんといっても、
 究極の錬金術が紐解かれたのだ!
 数多の文献に埋もれ、試行錯誤を繰り返すこと5年。
 秘術を成し得るレシピは、今この手の中に!
 さあ、最後の扉を開けようではないか!
 もちろんお前にも、その一端を担ってもらうぞ。
 材料となる薬を全力で作ってくれ。
 「剛力の妙薬HQ」が3個、必要だ。
 人間の根源たる力のひとつ「剛力」を呼び起こす薬だな。
 私はその間に、別の準備を進めるとしよう。
 助手の働きは案ずるまでもないのでな。」

セヴェリアンに剛力の妙薬HQを納品

セヴェリアン
「「剛力の妙薬HQ」はできたか?
 究極の錬金術に使うのだ、お前が良いと思ったものを出せ。」
(剛力の妙薬HQを渡す)
セヴェリアン
「・・・・・・私が作った他の材料も、もっと質を上げておかねばな。
 まったく、お前はあなどれん助手だよ。
 ボッグヤーゾンの足を撹拌した粉末と、
 ギルバンを煮詰めたエキス・・・・・・それらが持つ力が
 瓶の中でしっかりと生きている。
 凡夫でさえ、こいつを飲み干せば、
 壊神ラールガーの如き筋力を得られるだろう。
 ますます、我が大業の成功を確信せざるを得んな!
 ・・・・・・いや、待てよ?
 そもそもお前に「究極の錬金術とは何か」という
 肝心の話をしていないような・・・・・・?
 まあ、ここで細かい説明をするよりも
 成果を目の当たりにする方が早かろう。
 あれは私の全てをかけた・・・・・・後悔の清算だよ。
 それが幸福な決着にならずとも、
 何もしなければ、夜は明けずに夜のままだ。
 他の道など見えすらしない・・・・・・。
 では、準備ができ次第「究極の錬金術」を開始する。
 作業には時間と集中力がいるので、
 共同で進めるのはここまでだが・・・・・・
 結果は必ず、お前に報告するとしよう。」

Lv45~ 禁断の研究

セヴェリアン
「なぜ・・・・・・なぜだ・・・・・・! どうして上手くいかない!
 解への道は通じたはず、だが何かが決定的に違う・・・・・・!
 手順か、材料か、それとも文献の解釈なのか!?
 やはり呪術に頼るしか・・・・・・
 いや、あれではゾンビーを生み出すだけだ。
 駄目だ、駄目だ駄目だ! やり直しだっ!
 私は諦めんぞ・・・・・・成功するまで、何度でも・・・・・・!
 助手っ! お前は「知力の秘薬HQ」「心力の秘薬HQ」
 「活力の秘薬HQ」を1個ずつ作って持ってこい!
 ぼさっとするな、お前の都合など知ったことか!
 私だって、訳が分からないんだ・・・・・・!
 ・・・・・・頼む・・・・・・力を、貸してくれ・・・・・・・・・・・・。」

セヴェリアンに依頼品を納品

セヴェリアン
「薬はそろったのか!?
 「知力の秘薬HQ」と「心力の秘薬HQ」、
 それに「活力の秘薬HQ」だぞ!」
(知力の秘薬HQと心力の秘薬HQ、活力の秘薬HQを渡す)
セヴェリアン
「ああ・・・・・・素晴らしいな、お前の仕事は・・・・・・。
 相変わらず綿密で、的確で、そして・・・・・・冷静だ。
 ・・・・・・すまない、おかげで少し落ち着いた。
 「究極の錬金術」が、思ったように進まなくてな。
 再挑戦の材料が必要だったのだ。
 ブラックスコーピオンを加え、効果を高めた「知力の秘薬HQ」。
 アーリマンの皮膜を生かした「心力の秘薬HQ」・・・・・・。
 慎重な扱いが必要なグレネードの灰を煎じた
 「活力の秘薬HQ」。そして前回お前が作ったものを参考に、
 私が「剛力の秘薬HQ」を作った。
 知力、意力、活力、剛力。
 これら人の根源たる力を集めれば、死した肉体が蘇る・・・・・・
 ああ、それが「究極の錬金術」なのだ。
 薬を渡したことを悔やむか?
 他ならぬお前になら、その権利があるだろう。
 ・・・・・・私だって、馬鹿げていると思ったものだ。
 だが結局、私は錬金術を信じた。
 錬金術で作った後悔を、錬金術で晴らす・・・・・・
 そのために、5年の歳月を費やしたのだ。
 ワ・ナージャという名を覚えているか?
 お前が毒薬を渡した、ワ・ブリナの姉で・・・・・・私の恋人だ。
 5年前の霊災で、亡くなった。
 私は彼女を蘇らせたい。せめて一言伝えるまでは、
 手を止めるわけにはいかんのだ・・・・・・!」

Lv50~ ひとときの奇跡

セヴェリアン
「・・・・・・助手か?
 はは・・・・・・ついに、ついに私は突き止めたぞ・・・・・・!
 究極の錬金術を成すには・・・・・・
 ナージャを蘇らせるには、肉体を蘇生させるだけでは
 駄目だったのだ。
 肉体と魂をつなぐ、
 ナージャをナージャたらしめる何かが、必要らしい・・・・・・。
 だが、私の手元には、何もないのだ。
 彼女の遺品ひとつすら・・・・・・なくてな・・・・・・。
 だから妹を・・・・・・「ワ・ブリナ」を訪ねて、
 彼女にゆかりのある品を、預かってきてほしい。
 私はその間に、別の準備を・・・・・・。
 なに、少し疲れているが問題はない。
 寝ながらでも作業できると、前に言っただろう?
 ・・・・・・この5年間、ずっとそうしてきたのだ。
 今更、苦になど思うものか。」

ワ・ブリナと話す

ワ・ブリナ
「・・・・・・ワ・ナージャの遺品を捜している?
 そう、セヴェリアンさんは、まだ諦めていないのね。
 私だって姉さんを忘れたことなんてないわ。
 「あの時、旅に連れ出さなければ」って考えて、
 眠れない夜が今でもあるの。
 私と姉さんは旅人だったのよ。
 幻術の修行をしながら、ふたりで世界を巡っていたの。
 そしてこの地で、セヴェリアンさんと出会った。
 貴公子ともてはやされながら、錬金術のことになると
 子供みたいにはしゃぐ、変な人!
 姉と彼は惹かれあって・・・・・・私はふたりの幸せを願っていたわ。
 けれど5年前、幸せは終わってしまった。
 同盟軍へ志願した私に、姉さんが同行するっていったの。
 それが、ワ・ナージャ最後の旅になってしまった・・・・・・。
 遺品はないわ。あっても渡せない。
 でも、それでは彼が納得しないでしょうから
 最後の機会をあげる。
 「クイックサンド」の冒険者や、
 「ルビーロード国際市場」の商人をあたりなさい。
 姉さんに憧れている人は、大勢いたのよ?」

ワ・ブリナ
「姉さんについて知りたければ、
 「クイックサンド」の冒険者や、
 「ルビーロード国際市場」の商人をあたりなさい。
 あまり待たないわ。実験の結果にかかわらず、
 姉さんを取り戻しに行くつもりよ。」

ワ・ナージャの情報を集める

メメナル
「ワ・ナージャの情報がほしい?
 ほー、その名前をまた聞く日が来るとはなあ!
 ナージャとブリナは「美人幻術士姉妹」って有名でな。
 旅先で出会えた日には、最高にツイてるって
 言われたもんさ。
 腕も立ったのに、5年前の霊災で死んじまった。
 あっけないもんだよなぁ・・・・・・。
 彼女が杖をかざす華麗な姿、もう一度見たかったよ。」

ヴィアヌ
「ワ・ナージャさん?
 ええ、もちろん知ってるわよ。ファンだったもの!
 ふたりが使っていた姉妹杖に憧れて、
 私も使いたい・・・・・・って思っていたんだけど
 ちょっとだけ実力が足りなくて。
 なんて杖だったっけなぁ。
 ナージャといえば、あの杖だったんだけど・・・・・・。
 「詠唱のマテリダ」がついてたはずよ。」

ララヨマ
「ワ・ナージャ?
 えーっと・・・・・・ああ、美人姉妹の姉の方だよな!
 何回か話したことあるぜ。
 彼女が持ってる「バッデッドローズワンドHQ」って杖が
 見事だったから、どこで手に入れたのか聞いたんだ。
 特注品らしくて、儲け話にはならなかったけどな。
 あとはローブもよく似合っててなぁ!
 次はそのことを聞こうと思ってたんだが・・・・・・
 帰ってこなかった。本当に、残念なことさ。」

セヴェリアンに依頼品を納品

セヴェリアン
「ナージャの遺品は用意できたか?
 妹の「ワ・ブリナ」なら、心当たりがあると思うが・・・・・・。」
(詠唱のマテリダ付きのバッデッドローズワンドHQを渡す)
セヴェリアン
「これは「バッデッドローズワンドHQ」・・・・・・!
 忘れもしない、ナージャの杖だ!
 何・・・・・・お前が作ったものだって・・・・・・?
 ああ・・・・・・お前との出会いに感謝する。
 ナージャが使っていたものと、何の遜色もない!
 これならば、遺品と同じ効果が得られるぞ。
 原理を詳細に説明することもできるが・・・・・・
 今は、その時間すら惜しい!
 お前ほどの錬金術師ならば、教えずとも分かるだろう?
 これを使って、もう一度、究極の錬金術に挑むぞ。
 準備に少し時間はかかるが、
 今度はお前も立ち会ってくれ。」

セヴェリアン
「・・・・・・全ては正しく行われた。間もなく、結果が出るだろう。」
ワ・ブリナ
「それはきっと、あなたの望む結果ではないわ。」
セヴェリアン
「ワ・ブリナ・・・・・・!」
ワ・ブリナ
「姉さんの身体を返して。
 ・・・・・・もう十分でしょう、セヴェリアンさん。」
セヴェリアン
「究極の錬金術は完成した。今度こそ完璧だ。
 ナージャは今に、死の暗闇から蘇る!」
ワ・ブリナ
「無理よ。あなたもわかっているでしょう?
 命を創るのは神の御業、錬金術にできることじゃない。」
セヴェリアン
「たとえそうだとしても・・・・・・諦めは何も生み出さない。
 私は、錬金術の可能性を信じている!」
ワ・ブリナ
「っ・・・・・・わからずや!」
????
「・・・・・・め・・・・・・だめ・・・・・・・・・・・・。」
ワ・ナージャ
「だめ・・・・・・喧嘩しちゃだめよ・・・・・・ふたりとも・・・・・・。」
ワ・ブリナ
「姉さん!? 信じられない・・・・・・!」
ワ・ナージャ
「セヴェリアン・・・・・・?
 酷い顔、また徹夜したのね。今度は一体、何の研究?」
セヴェリアン
「ナージャ・・・・・・君は・・・・・・・・・・・・。
 大事な・・・・・・とても大事な研究をしていた。
 だが、もういい。いいんだ。
 私はただ、ずっと君に謝りたかった・・・・・・。
 君を亡くして、ふたりの日々を思い返した。
 私は研究のことを語り、君は微笑みながら聞いてくれて
 ・・・・・・呆れるほど、そんな思い出しかなかったんだ。
 もっと、君のためにできることがあったはずなのに・・・・・・
 すまない。君を、幸せにできなかった。」
ワ・ナージャ
「・・・・・・馬鹿ね。私は、そんな貴方を愛しているのよ。」
ワ・ブリナ
「消えて、しまったの・・・・・・?」
セヴェリアン
「いや・・・・・・消したんだ。私の後悔を。
 彼女の存在は、この命ある限り、消えはしない・・・・・・。
 助手よ、この杖をブリナに託してもいいか?
 身体の代わりにはならないが、在るべきところに返したい。
 私も今晩は・・・・・・久方ぶりに、ゆっくりと眠ろう。

セヴェリアンと話す

セヴェリアン
「・・・・・・不思議なものだな。
 積年の研究を終えたばかりだというのに、
 すがすがしい意欲に満ちている。
 新たな研究に挑むも良し、錬金術師ギルドへの貢献も
 今なら悪くないと思えるのだ。
 それもこれも、お前の協力があってこそ。
 ・・・・・・ありがとう。お前は間違いなく、最高の助手だよ。
 今回の研究はこれまでだが・・・・・・さて、次は何を目指す?
 これからも、共に錬金術の未来を拓いていくぞ!」

セヴェリアン
「ん? どうした、助手よ。
 何かとっておきの発見でもしたか?」
(何を聞く?)

(近況について)
セヴェリアン
「ははは! 何かと思えば、最近の調子だと?
 ・・・・・・もちろん、朝から晩まで、
 怪しげな素材をこねくりまわしているに決まっているだろう!
 究極の錬金術を終えても、錬金術には未知の可能性がある。
 新たな目標を選定しがてら、
 その日の気分で依頼を請けるのも、悪くないぞぅ。
 しかし、金持ちどもが持ち込んでくる依頼は退屈でな。
 どうせ金が余っているのなら、
 もっと目が血走るような難題を持ってこいと言ってやった!
 ・・・・・・お前は今日、何を見つけた?
 万物は我らの素材・・・・・・人の知は、濁水から澄んだ水を生む。
 それを心に留める限り、お前はいつでも私の助手だ!」

(「錬金術」とは何か?)
セヴェリアン
「錬金術とは何か・・・・・・それはまた深い問いだな。
 そして、既に叡智のしもべたるお前にそれを語るのは、
 時間の無駄すぎて、いっそ楽しいぞぅ!
 本来、錬金術を正しく語るには、大変な時間を要する。
 だが・・・・・・現代においては「薬を作る者」と定義して、
 ほぼ間違いなかろう。
 身体を癒す薬、能力を向上させる薬、そして毒薬・・・・・・。
 多種多様な薬が、錬金術によって生み出される。
 無価値に思える素材ですら、正しく理解し掛け合わせれば、
 新たな可能性を得るのだ!
 ふふふ・・・・・・とんでもなく深いだろう?」

錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「あなたの協力で、セヴェリアン様は悲願を成したんですね。
 ・・・・・・いえ、結果を聞いたわけではないのですが、
 様子がずいぶん変わったもので。
 変わったといっても、相変わらず仕事は気まぐれだし、
 夜中まで実験をしては、よく居眠りをしていますよ。
 あれはもう、性分ですね・・・・・・。
 でも、その寝顔がずいぶん穏やかになったので、
 我々も安心しているんです。
 まったく・・・・・・手のかかるギルドマスターですよ。」

Lv50~ ココロニモナイコト

セヴェリアン
「我が最高の助手であるお前に、ぜひ依頼したい野暮用がある。
 単純なようでいて、底知れぬほど奥深い仕事。
 いや・・・・・・「究極」の一端に触れたお前にしか、頼めぬ用事なのだ!
 ふふ・・・・・・その深遠なる野暮用とは・・・・・・
 レヴナンツトールにいる我が知人に、ある書類を届ける仕事だ!
 書類は受付の「ディートリッヒ」から受け取りたまえ。」

ディートリッヒと話す

錬金術師ギルド受付 ディートリッヒ
「・・・・・・例の用事、やっぱりあなたが押しつけられましたか。
 この「セヴェリアンの鑑定書」を、
 レヴナンツトールの「ウィルトウェーク」さんに届けてください。
 ・・・・・・あれ、ギルドマスターから何も聞いてないんですか?
 えっとですね、このウィルトウェークさんというのは、
 冒険者ギルドに所属され、治安維持の任にあたっている方です。
 セヴェリアン様はその方に、
 ある事件現場に残された「遺留品」の鑑定を依頼されまして。
 いま渡したのが、その鑑定結果です。
 あなたに託した理由は、何やら面倒くさそうな話だから・・・・・・
 コホン・・・・・・いまの失言は忘れてください。
 きっと重大な禁秘が関わるため、信頼できる人に託したのでしょう。」

レヴナンツトールのウィルトウェークにセヴェリアンの鑑定書を渡す

(クエスト進行前)
ウィルトウェーク
「冒険者ギルドの、ウィルトウェークという者だ。
 このレヴナンツトール周辺の治安を乱す者を取り締まり、
 告発する任にあたっている。
 以前は、異端者の襲撃や冒険者同士のいざこざなど、
 よくも悪くも、単純な事案が多かったものだが・・・・・・。
 近ごろは急速に犯罪の手口が巧妙化し、対応に苦慮している。」
チャネネ
「冒険者ギルドに所属して、治安を乱す連中を取り締まってるんだ。
 そこのおっきいのは、相棒のウィルトウェーク。
 よろしくね!」

ウィルトウェーク
「ウルダハの錬金術師ギルドから、書類が届く予定なんだ。
 そろそろ到着しても、いい頃合だが・・・・・・。」
(セヴェリアンの鑑定書を渡す)
ウィルトウェーク
「・・・・・・おっ、君がセヴェリアンの使いだったか!
 冒険者ギルドのウィルトウェークだ、治安維持を担当している。
 こいつは相棒のチャネネ、よろしくな!
 さて、セヴェリアンの鑑定結果は・・・・・・
 やはり、錬金術が関係していたか!
 どうやらこいつは、デカいヤマを掘りあてちまったようだぞ。
 セヴェリアンからどこまで聞いているか、わからないが・・・・・・
 最近、このレヴナンツトール周辺で妙な事案が相次いでいる。
 だが、複数犯の犯罪集団であるということ以外、わかっていない。」
チャネネ
「鍵のかかった部屋から、中にいた者が忽然と姿を消したり、
 開けた形跡のない金庫から、中身だけがなくなっていたり・・・・・・。
 手口の見えない失踪や不審死、盗難が起きているんだよ。」
ウィルトウェーク
「セヴェリアンによると、遺留品は錬金術で使う触媒らしい。
 おそらくは、錬金術を悪用する集団が暗躍している。
 ・・・・・・というわけで、これから、君の力を借りることになるぞ!」
チャネネ
「・・・・・・君、もしかして、鑑定書を届けろとしか言われてないの?
 もしも鑑定結果がクロだったら、
 錬金術の専門家を派遣してくれるよう、要請したんだけど?」
ウィルトウェーク
「同封の書状にも、こう書いてあったぞ。
 「彼女は、私が絶大なる信頼を寄せる最高の助手。
  私にかわり、今後の捜査に全面協力してくれるだろう」・・・・・・。」
チャネネ
「すごいね、あのセヴェリアン先生がそこまで言うなんて!
 彼女の腕前は、信じてよさそうだよ!」
ウィルトウェーク
「ぜひ君を、一連の犯罪の「捜査顧問」として迎えさせてくれ!
 もちろん報酬も用意してあるぞ。
 今後の仕事の依頼は、この場所で行うことにしよう。」

ウィルトウェーク
「相棒のチャネネは、ちっとばかし魔法の心得がある。
 オレのほうはと言えば、本領は腕っぷしを活かした荒仕事だ!
 普段はふたりとも、地道な聞き込みや告発手続きに追われてる。
 ただどっちも、錬金術は門外漢なんでな・・・・・・。
 こればっかしは、有能な専門家に頼るしかないってわけだ!」
セヴェリアン
「助手よ、レヴナンツトールでの仕事は順調か?
 まあ、この私の課した高い要求に、悉く応えてきたお前のことだ。
 特に心配はしていないがな!
 あの大男・・・・・・ウィルトウェークは凡俗の輩だが、
 時折、面白い話を持ってくる。
 奴の野暮用が思わぬ着想を生むかもしれん・・・・・・真剣に取り組め!」

  セヴェリアンの鑑定書:セヴェリアンが記した鑑定書が入った封書

Lv53~ ココロノメデミレバ

ウィルトウェーク
「いよいよ君に、捜査顧問としての初仕事を依頼したい!
 先だって、「聖コイナク財団」の拠点に賊が押し入った。
 ・・・・・・盗まれたのは出土品が数点、古代アラグ文明の遺物だ。
 衛兵によると、賊は逃走の際に紙切れを落としたそうだ。
 謎の記号がみっちりと記された「暗号地図」のようだな。
 犯罪者どもの連絡用とみているが・・・・・・その解読を頼みたい。
 ・・・・・・リムサ・ロミンサの冒険者ギルドで顔役をやってる、
 バデロンって野郎がいる。
 暗号解読にかけちゃ、第一人者と呼べる男だ。
 溺れた海豚亭の「バデロン」のもとに赴いて、彼とともに、
 「モードゥナの暗号地図」の解読を試みてもらえないか?
 犯人は、錬金術を使う集団・・・・・・何かわかるといいのだが。」

リムサ・ロミンサのバデロンにモードゥナの暗号地図を見せる

バデロン
「よう、いらっしゃい。
 ・・・・・・何だ?
 まるで、俺に見せたいものがあるってカンジの顔だな。」
(モードゥナの暗号地図を渡す)
バデロン
「・・・・・・ほう、錬金術を使う犯罪者どもの、暗号解読か。
 たしかに錬金術師は、やたらと隠語や暗号を使いたがる。
 だが、俺のみたとこじゃ、コイツはそもそも暗号文じゃないな。
 暗号文にあるはずの、規則性がまったくない・・・・・・。
 俺が犯人なら、こういう「それっぽい記号」は偽装に使うね。
 暗号はでたらめで、真の伝達事項は「あぶりだし」で書くとかな!
 暗号じゃない以上、俺の出番はここまでだ。
 依頼主に、そう伝えとくといいぜ。」

バデロン
「俺が犯人なら、でたらめな暗号は偽装に使って、
 真の伝達事項は「あぶりだし」でも使って書くね。
 依頼主に、そう伝えとくといいぜ。」

レヴナンツトールのウィルトウェークにモードゥナの暗号地図を渡す

チャネネ
「あ、君!
 どう・・・・・・例の暗号は、解読できた?」

ウィルトウェーク
「どうだ、バデロンには会えたか?
 あの地図には、謎の記号がみっちり書かれていたから、
 野郎といえど難航するかもしれんな・・・・・・。」
(モードゥナの暗号地図を渡す)
ウィルトウェーク
「・・・・・・なんと、バデロンは、これが暗号じゃないというのだな。
 「自分ならあぶりだしで書く」とは、あの男らしい!
 ところで・・・・・・こちらのほうでも、わずかだが捜査に進展があった。」
チャネネ
「暗号地図に付着していた成分の、分析結果が返ってきたの。
 錬金術で使う「ミスライトエンチャントインクHQ」だって。
 エンチャントインクの一種らしいけど、これってどういう品?」
(エンチャントインクとは?)

(「魔道書」の材料)
チャネネ
「「魔道書」の魔紋を記すのに使うインク、ってこと・・・・・・?
 なるほど・・・・・・そのためにエーテル伝導率を高めて、
 魔力を伝わりやすくしてあるのね。」

(エーテル伝導率を高めたインク)
チャネネ
「金属の粉末を混ぜて、エーテル伝導率を高めたインク・・・・・・?
 それって、魔力を伝わりやすくしてあるってことだよね?
 ・・・・・・そっか、これを使って、魔道書に「魔紋」を記すわけか。」

チャネネ
「ということは・・・・・・。
 この文字に、巴術を使う要領で魔力を流し込んでみれば、
 何かわかるかも・・・・・・?
 ・・・・・・だめみたい・・・・・・特に魔法が発動する様子もないし、
 流れ込んだエーテルは、ある1点で止まってしまう。
 地図上でいうと、ちょうど犯行現場のあたりだね。」
ウィルトウェーク
「犯行現場だと・・・・・・? そうか、わかったぞ!
 こいつは、錬金術を使った「あぶりだし」の指示書だな!
 魔力を注ぐと、地図上に目標地点が浮かび上がるって寸法だ!」
チャネネ
「あ、そういうことか! さすがバデロンさんね!
 待って・・・・・・実行役が、地図を頼りに犯行に及ぶとすれば、
 同じ方法で、犯人をおびきだすこともできるんじゃない?」
ウィルトウェーク
「・・・・・・やってみる価値は、あるかもな。
 実は以前にも、似たような暗号地図の断片が見つかってる。
 仮にその発見場所が、犯行の指示に使われているとすれば・・・・・・。」
チャネネ
「私たちが暗号地図を偽造して、そこに置いておけば、
 実行犯を好きな場所に誘導できるはずだよ!」
ウィルトウェーク
「よし、チャネネには地図の偽造を頼む!
 そしてHikaには、最も重要な・・・・・・
 「ミスライトエンチャントインクHQ」を3つほど、製作してほしい!」

ウィルトウェークにミスライトエンチャントインクHQを納品

ウィルトウェーク
「「ミスライトエンチャントインクHQ」の製作は順調か?
 聞けば、錬金術師として、かなりの腕前が必要な品らしいな・・・・・・。」
(ミスライトエンチャントインクHQを渡す)
ウィルトウェーク
「・・・・・・おおっ、こいつがそのインクか!
 ありがたく使わせてもらうぞ。
 これで、犯罪集団と同じ暗号地図を偽造できる・・・・・・。
 実行犯はモードゥナの「聖コイナク財団の調査地」におびき出す。
 荒仕事はオレたちでやるから、ぜひ現場に来てくれ!
 味方に、凄腕の錬金術師がいると心強いからな。」

聖コイナク財団の調査地でウィルトウェークと合流

チャネネ
「大成功だよ!
 ついさっき、現れた不審者をとっつかまえたところ!
 だけど・・・・・・少し様子がおかしいんだよね。」
近東風の若者
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ウィルトウェーク
「まんまと作戦成功だ!
 たったいま、容疑者の身柄を確保したぞ!
 偽造した地図を持って、こいつがノコノコ現れたんだ。」
チャネネ
「ただ・・・・・・ちょっと、変なんだよ。
 ・・・・・・ねえ、君、私の声が聞こえる?」
近東風の若者
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ウィルトウェーク
「自失状態か・・・・・・。
 取り調べても、何も出てこないかもな。」
チャネネ
「もしかして、容疑者じゃなくて被害者?
 錬金薬でクスリ漬けにされて、犯人に操られてたとか・・・・・・。」
ウィルトウェーク
「戻って身許を洗おう。
 見たところ、近東系の顔立ちのようだな。」
チャネネ
「近東・・・・・・錬金術の本場とされている地域だね。
 ・・・・・・ん、あの人は?」
ウィルトウェーク
「なんだ、あいつは・・・・・・?
 おい、そこの老人!」
チャネネ
「あの老人も、近東風のいでたちだったよ。
 怪しいね・・・・・・。」
ウィルトウェーク
「解決すべき謎が、また増えてしまったが・・・・・・
 しかし君のおかげで、敵の尻尾の先ぐらいはつかんだようだ!
 この若者は重要参考人として、冒険者ギルドで身柄を預かろう。
 それにしても、人をこんな状態にしてしまうとは・・・・・・
 錬金薬か何か知らんが、厄介な技術を使う連中のようだな。
 近いうちにまた、君の助力を請うことになりそうだ!」

  モードゥナの暗号地図:謎の文字列が記されたモードゥナの地図

Lv55~ ココロツヨキオンナ

ウィルトウェーク
「いいところに来たな・・・・・・君に報告がふたつある!
 まずは、先に捕縛した「近東風の若者」についての続報だ。
 いまだに自失状態が続いていて、取り調べができる状況にない。
 可能性として考えられるのは、犯罪集団の下っ端・・・・・・
 または、最近相次いでいる失踪事件の被害者で、
 口封じに記憶を失わせる薬でも飲まされた・・・・・・というところだ。
 ただ、届出があったなかに、該当しそうな失踪者はいなかった。
 つまりは身許不明のまま、というわけだ。
 そして、もうひとつ・・・・・・これは、たったいま入った情報だ!
 先に聖コイナク財団から盗まれた品のひとつが、
 「ロウェナ」さんの店に持ち込まれたらしい!
 事情を聞きにチャネネが向かったから、君も立ち会ってくれ!
 しかし・・・・・・地元の商会に盗品を持ち込むとは、
 すぐに足がつくということを考えなかったのか。
 どうも、これまでに比べて、手口が稚拙すぎるようだが・・・・・・。」

ロウェナ記念会館でチャネネと合流

ロウェナ
「買い取った品に、盗品が混じっていてね。
 厄介なことになっているのよ。」

チャネネ
「ウィルトウェークから話を聞いてきたんだね?
 店に持ち込まれた盗品は、古代アラグ文明の遺物らしいの。
 できれば、証拠品として調べたいけど・・・・・・。」
ロウェナ
「もちろん、捜査に協力するわ。
 知らなかったとはいえ、盗品を買い取ってしまった責任もあるし。
 ただ・・・・・・金を支払ってしまったからには、多少は稼ぎたいわね。
 証拠品は手数料がわりに、ある品と交換ということでどうかしら?
 最近出まわってる「知力の錬金溶剤G1HQ」に興味があるの。
 あんた、錬金術の腕前は相当らしいじゃない。
 ・・・・・・どう、3つばかし作ってもらえない?」

チャネネ
「ごめんね・・・・・・。
 冒険者ギルドとしては、いつもお世話になってる、
 ロウェナさんの頼みを無碍にはできないんだよ。」

知力の錬金溶剤G1HQを製作

ロウェナ
「どう、「知力の錬金溶剤G1HQ」はできた?
 あたしに3つほど用立ててちょうだいな。」
(知力の錬金溶剤G1HQを渡す)
ロウェナ
「取引成立ね・・・・・・持ち込まれた盗品の「アラグの錫杖」を渡すわ。
 二束三文で買い叩いた品だし、どうぞ持っていって。
 そうね、お釣りがわりに、売りにきた奴のことを教えてあげる。」
チャネネ
「ロウェナさんご自身が接客されたんですね。
 詳しい話を聞かせてもらえますか?」
「・・・・・・ロウェナさんの話で、盗品を持ち込んだ犯人がわかったよ!
 そいつ、ここらじゃ有名なコソ泥だ!
 ただ、とても錬金術なんか使いそうもない小物だけど・・・・・・。」
ロウェナ
「犯人は、錬金術を使う連中ってことだったわね?
 ひょっとして、そいつが別の泥棒から盗んだのかもしれないわよ。
 ・・・・・・あら、お客さんだわ。」
????
「失礼・・・・・・ロウェナ商会とやらは此処か?
 「アラグの錫杖」が入荷したとの噂を耳にし、
 買い求めに参った・・・・・・。」
ロウェナ
「悪いわね、たったいま売れたところよ。」
????
「そうか・・・・・・では、ほかの品を試すか。
 ・・・・・・邪魔をした。」
チャネネ
「あいつ、このあいだ犯行現場にいた怪しい老人だよ!
 私は跡を追うから、すぐにウィルトウェークに知らせて!」

ロウェナ
「ウィルトウェークとかいう人に、
 急いで知らせたほうがいいんじゃない?」

ウィルトウェークに報告

ウィルトウェーク
「・・・・・・なんだって!?
 例の老人が、証拠品の「アラグの錫杖」を買い取りにきた?
 チャネネがひとりで追ってるんだな!?
 ・・・・・・チャネネだな、大丈夫か!?
 なに・・・・・・老人を見失った?
 いや、無事ならいい! 深追いせずに戻るんだ!
 ・・・・・・チャネネは、視界を覆われて老人を見失ったようだ。
 おそらく、闇を招くとかいう錬金薬を使われたのだろう。
 その老人、いよいよ怪しいぞ?
 しかし、闇雲に老人を探すのは効率が悪いか・・・・・・。
 まずは、証拠品である錫杖の用途と、
 それが店に持ち込まれた経緯を探ろう。
 「アラグの錫杖」は、君の手許にあるな?
 そいつを、錬金術師ギルドの「セヴェリアン」に見せてくれ。
 錬金術師が欲しがる品かどうかを調べるんだ。」

錬金術師ギルトのセヴェリアンにアラグの錫杖を見せる

セヴェリアン
「おお、達者にしていたか、我が助手よ。
 なに、ウィルトウェークに「アラグの錫杖」の鑑定を頼まれた?
 気乗りがしない話だが・・・・・・どれ、見せてみろ。」
(アラグの錫杖を渡す)
セヴェリアン
「・・・・・・ふん、古いだけがとりえの骨董品と言いたいところだが・・・・・・
 この錫杖は、ある種の錬金術師にとって、計り知れぬ価値を持つ。
 魔力の結節点として、特殊な結晶が用いられているのだ。
 古の錬金術師らは、この結晶を、
 「人造生命体」の心核として用いたと伝えられている・・・・・・。
 法を侵し、人を殺めてでも、これを欲する錬金術師はいるだろう。
 ふふ・・・・・・ウィルトウェークには、こう伝えるがいい。
 敵は手段を選ばず、秘法を究めんとする錬金術師に違いないと!
 生命の神秘を解せんとするは、錬金術師のサガ・・・・・・。
 だが不用意に馬脚を現し、俗人を敵にまわすは二流の輩。
 ふふふ・・・・・・私なら誰にも悟られぬよう、もっと巧くやるものを。」

レヴナンツトールのウィルトウェークにアラグの錫杖を渡す

チャネネ
「おかえり!
 君が留守してるあいだに、捜査にもだいぶ進展があったよ!」

ウィルトウェーク
「帰ってきたか!
 ・・・・・・その顔、何かつかんできたようだな。」
(アラグの錫杖を渡す)
ウィルトウェーク
「・・・・・・これが証拠品か、たしかに受け取ったぞ。
 すぐにでもセヴェリアンの意見を聞きたいところだが、
 まずは、チャネネの報告を聞いてほしい。」
チャネネ
「君が留守してるあいだに、捜査にもだいぶ進展があったよ!
 ロウェナ商会に、その錫杖を売ったコソ泥をつかまえたの!
 供述によると、偶然潜り込んだ、湖畔の洞窟から盗んだ品だって。
 コソ泥は、盗掘者の隠れ家だと思ってたみたいだけど、
 実はそこが、問題の犯罪集団のアジトだったってわけ!
 私たちも、すぐに踏み込んだんだけど・・・・・・。」
ウィルトウェーク
「・・・・・・すでに犯人の姿はなく、引き払われたあとだった。
 かわりに見つかったのは、おびただしい量の血痕・・・・・・!
 おそらくは失踪した人々を使って行った、人体実験の痕跡だ・・・・・・。
 現時点で、これだけは言える。
 連中は、金銭めあての窃盗団などでは断じてない!
 ・・・・・・この点について、セヴェリアンは何か言っていたか?
 ・・・・・・なるほど、この錫杖は、ある種の錬金術師が欲する品。
 「人造生命体」の心核を形成しうる、古代文明の遺物か・・・・・・。
 これで、犯人像が絞り込めたな!
 犯人は、秘法探究のために殺しも厭わぬ、外法な錬金術師!
 このあたりは古代の遺跡も近く、よそ者も潜り込みやすい・・・・・・
 おぞましい実験には、うってつけの場所だったわけだ!」
チャネネ
「危険な犯人はまだ、この近くに潜伏してる・・・・・・。
 これまで以上に慎重に、捜査を進める必要がありそうだね。」

  アラグの錫杖:聖コイナク財団が発掘した古代アラグ文明の錫杖

Lv58~ ココロカヨワヌモノ

ウィルトウェーク
「君のおかげで、犯罪集団の狙いが見えてきた!
 有力な情報の絞り込みも、ぐっとやりやすくなってな・・・・・・
 チャネネとオレとで、寄せられた情報を精査しているところだ。
 ・・・・・・チャネネか、どうした?
 なに、失踪者を乗せたチョコボキャリッジが見つかった!?
 わかった、準備ができ次第、オレも行く!
 君も現場に立ち会ってくれ!
 場所はモードゥナの「崩壊したキャンプ」の南だ。
 現地で、チャネネと合流するぞ!」

崩壊したキャンプでチャネネと合流

ウィルトウェーク
「不審なチョコボキャリッジが発見された現場だ。
 うさんくさいモンばかり、ゾロゾロ出てきやがったぞ!」
ララフェル族のならず者
「なんだテメェ!
 俺は被害者だっつってんだろ!」
自失状態の失踪者
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

チャネネ
「・・・・・・さて、これがどういう状況かを説明するのは、骨が折れるね。
 まず、怪しいチョコボキャリッジを見つけたって通報があったの。
 踏み込んで最初に見つけたのが、そのララフェル族のならず者。
 犯罪集団の構成員と睨んでるけど、本人は容疑を否認してる。
 さらに樽の中から、ヒューラン族の男性がふたり発見されたんだ。
 ひとりは、すでに亡くなってた・・・・・・その遺体がそうだよ。
 で、もうひとり見つかった失踪者は、
 そこにいるんだけど・・・・・・」
自失状態の失踪者
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ウィルトウェーク
「以前、捕縛した「近東風の若者」と同じ状態・・・・・・。
 おまけにだ・・・・・・なんと、この遺体と瓜ふたつの容姿ときた!」
チャネネ
「どうやら、拐われた失踪者のようなんだけど・・・・・・
 双子のようにそっくりなふたりの男性が、ひとりは自失状態で、
 もうひとりは亡くなってる・・・・・・もう、わけわかんないよ!」
ウィルトウェーク
「解決すべき事柄が一度に増えて、オレたちもてんやわんやだ!
 同じ姿の男性がなぜふたりいたのか・・・・・・
 すまないが、君は、この謎の手がかりを追ってくれないか?
 実は、遺体で発見された男性は、日記を持っていてな。
 彼には妹さんがいて、この時期は、高地ドラヴァニアの、
 「テイルフェザー」に出稼ぎにいっているようなんだ。
 「失踪者の妹」に日記を見せて、話を聞いてみてほしい。
 ・・・・・・双子のお兄さんがいるのかどうかも、な。」

ウィルトウェーク
「実は、遺体で発見された男性は、日記を持っていてな。
 彼には妹さんがいて、この時期は、高地ドラヴァニアの、
 「テイルフェザー」に出稼ぎにいっているようなんだ。
 「失踪者の妹」に日記を見せて、話を聞いてみてほしい。
 ・・・・・・双子のお兄さんがいるのかどうかもな。」

テイルフェザーの失踪者の妹に失踪者の日記を見せる

失踪者の妹
「あんた、何さ?
 え・・・・・・見てほしいものがある?」
(失踪者の日記を渡す)
失踪者の妹
「・・・・・・兄貴が、遺体になって見つかった?
 そう・・・・・・たしかに、あいつの日記に間違いないと思うよ。
 ひどく粗暴な兄貴で、ずいぶん前に縁を切ったけどさ。
 ハァ、兄貴とそっくりの男が同時に見つかったって?
 ・・・・・・双子? あんなヤツ、ふたりもいてたまるかっての!
 この日記も返すよ、あんたらで好きに処分しな!」

レヴナンツトールのウィルトウェークに失踪者の日記を渡す

チャネネ
「おかえり!
 ・・・・・・で、「失踪者の妹」には、会えたのかな?」

ウィルトウェーク
「・・・・・・なに、妹さんは、日記を受け取らなかった?
 形見の品だってのに、ずいぶん冷え切った関係なんだな。
 なら、オレが預かっておこう。」
(失踪者の日記を渡す)
ウィルトウェーク
「・・・・・・そうか、男性に双子の兄弟はいなかったか。
 結局、失踪者と瓜ふたつの遺体の正体は、謎のままだ。
 あの、ならず者が容疑を認めりゃ、何か聞けそうだが・・・・・・。
 あの野郎が、チョコボキャリッジに、
 遺体の入っていた樽を積むのを見たという目撃者もいるんだが・・・・・・
 非力なララフェル族には無理だって、本人は否認してやがってな。」
チャネネ
「実際、無理だよ、空っぽの樽でさえ大変なんだから!
 あっ・・・・・・でも、犯人は錬金術を使うのか・・・・・・。
 もしかして、一時的に怪力になれる薬を使ったとか?」
ウィルトウェーク
「・・・・・・聞いたことがあるな・・・・・・たしか「剛力の竜薬HQ」だ。
 Hika、製作を頼めないか?
 ララフェル族のチャネネに渡して、再現実験をしてみたい。」

ウィルトウェーク
「「剛力の竜薬HQ」の製作を頼めないか?
 ララフェル族のチャネネに渡して、再現実験をしてみたい。」

剛力の竜薬HQを製作
チャネネに剛力の竜薬HQを納品

チャネネ
「「剛力の竜薬HQ」ができあがったら、
 さっそく、実験を始めるからね!」
(剛力の竜薬HQを渡す)
ウィルトウェーク
「さあ、再現実験の開始といこう!
 大柄なヒューラン族の遺体が詰まった重い樽を、
 ララフェル族にも動かすことができるかどうか。
 樽には遺体のかわりに、多量の水が張ってある。
 ・・・・・・チャネネ、「剛力の竜薬HQ」は飲んだな?
 そこの樽を動かしてみろ!」
チャネネ
「見てみて、私にも運べたよっ!
 錬金術ってすごいね!」
ウィルトウェーク
「おい、そこの野郎!
 これと同じ要領で遺体を運んだろう!」
ララフェル族のならず者
「ちぇっ・・・・・・ああ、そのとおりだよ!
 錬金術師のジイサンに雇われて、実行部隊をやってたのさ。
 ・・・・・・で、死体の処理を任されたはいいが、ヘマやってこのザマだ。
 こうなったら全部話すから、俺を保護してくれ・・・・・・!
 さもなきゃ雇い主が、口封じに俺を殺しにきちまう!」
ウィルトウェーク
「取引か・・・・・・いいだろう。
 そのかわり、いますぐ話せ。
 なぜ現場に、瓜ふたつの姿の男性がふたりいた?」
ララフェル族のならず者
「あ、あれは人造生命体・・・・・・「クローン」というものらしい・・・・・・。
 古代アラグ文明の秘法を再現し、拐った男とそっくりの男を、
 錬金術で創りだしたんだってよ。
 なあ、ちゃんと話したんだから、オレをかくまってくれよ!
 「他言すれば、お前にお前を殺させる」って、そう言われたんだ!
 あのジイサン、殺しなんて屁とも思っちゃいねえんだから!」
ウィルトウェーク
「古代アラグの秘法・・・・・・
 人造生命体「クローン」・・・・・・だと・・・・・・?
 ・・・・・・ちっとばかし、ヤバそうなことになってきたな。
 こいつは、次も締めてかかる必要がありそうだぞ。」

  失踪者の日記:失踪者と思しき男性が所持していた日記

Lv60~ ココロココニアラズ

ウィルトウェーク
「いよいよ、捜査も大詰めだ!
 ララフェル族のならず者の供述で、
 事件の全貌が明らかになってきたぞ!
 首謀者は、たったひとりの錬金術師・・・・・・。
 犯罪集団と思われていたが、
 共犯どもは、ケチな雇われ者にすぎなかったようだ。
 ・・・・・・すべてを仕組んだ黒幕は、「ワーウード」という名だ!
 近東はサベネア島の出身で、
 外法な禁術も厭わぬ危険人物として、悪名高い存在らしい。
 奴が作っていた人造生命体「クローン」についてだが・・・・・・
 「聖コイナク財団の調査地」に情報を持つ人物がいる。
 先に向かった「チャネネ」から、話を聞いてみてくれ。」

聖コイナク財団の調査地のチャネネと話す

チャネネ
「ねえ君、ラムブルースさんと知り合いだったの?
 古代アラグ帝国の生んだ人造生命体「クローン」については、
 彼女もよく知っているだろうが・・・・・・って前置きされちゃったよ!?
 「クローン」とは肉体の複製品・・・・・・「魂のない分身」らしいの。
 共犯の話と合わせると、ワーウードの目的は「永遠の命」・・・・・・!
 若い分身に魂を移植しつづけ、不老不死を達成しようってわけ!
 ・・・・・・これで、すべてがつながったよ!
 古代アラグの遺物を盗んだのは「クローン」の錬成に使うため。
 人拐いをくりかえしたのは、人体実験に使うため。
 例の双子は、魂を「移植」する実験の犠牲者みたい・・・・・・。
 遺体は本物の失踪者で、生きてるほうが「クローン」。
 実験は失敗し、男性は命を落とした・・・・・・。
 言葉を発しない「近東風の若者」と「自失状態の失踪者」・・・・・・
 彼らこそ、魂のない人造生命体「クローン」だったんだよ!
 ・・・・・・でも、ワーウードの悪行も、ここまでだ!
 銀泪湖北岸に、新しいアジトがあることがわかったの。
 身柄を確保しにいくから、現地で合流しましょ!」

ラムブルース
「ウネとドーガという、古代アラグの「遺産」と接触したことで、
 我々は、魔科学の所産たる人造生命体「クローン」について、
 多くの知見を得ることができた・・・・・・。
 だが、「クローン」の存在を知る者すら稀な現代において、
 不完全ながら、その技術を甦らせた錬金術師がいようとは・・・・・・!
 この件は、今後も刮目していく必要がありそうだ。」
(レヴナンツトール)
ウィルトウェーク
「銀泪湖北岸で、ワーウードの新しいアジトが発見された。
 突入をかけるぞ!」

唄う裂谷の西でチャネネと合流

ウィルトウェーク
「来たな!
 ついにワーウードを追いつめたぞ!」

チャネネ
「みんな、集まったね!
 ワーウードをとっ捕まえるよ!」
ウィルトウェーク
「アジトはこの奥だ。
 さあ、いくぞ・・・・・・突入ッ!」

チャネネ
「ワーウード、確保!
 やったね、これで事件は解決だ!」
ワーウード
「フッ・・・・・・ぬか喜びだ・・・・・・
 俗人ども・・・・・・。」
ウィルトウェーク
「やはり、例の怪しい老人がワーウードだったか。
 抵抗らしい抵抗もなかったが、まだ何か企んでるのか・・・・・・?
 いずれにせよ、尋問次第だな。
 さて、Hika。
 我々も、一旦戻るとしよう。」

ウィルトウェークと話す

ウィルトウェーク
「ワーウードの尋問が始まったぞ。
 だがあの野郎、自分はワーウードではないと言い張っている!
 治安を預かる者として、確たる反証を提出せねばならん。
 もっとも、首謀者が高位の錬金術師だという証拠は数多い。
 その時点で、容疑者はかなり絞られる。
 たとえば高名なジャルザーン師、セヴェリアン・・・・・・そして君だ!
 ・・・・・・心配するな、君らにはアリバイがある!
 要はあの老人が、君らに比肩する錬金術師だと証明すればいい。
 どうだ、セヴェリアンとともに、その方法を探ってくれないか?
 確保した際、奴は、
 「インデックス・オブ・オーラムレギスHQ」を所持していた。
 これが、証拠になればいいんだがな・・・・・・。」

錬金術師ギルドのセヴェリアンと話す

セヴェリアン
「なんの用だ、我が助手よ?
 ・・・・・・そうか・・・・・・例の事件の首謀者が捕縛されたと?
 錬金術師ワーウード、聞き覚えのある名だ。
 なるほど、そいつに犯行の証拠を突きつけたいのだな。
 ふん、世俗の穢れにまみれた雑用か・・・・・・
 いや待て・・・・・・・・・・・・これは・・・・・・例の試薬の効能を試す絶好機!
 奴が持っていたという魔道書を製作できる錬金術師は、ごく少数。
 つまり、ワーウード自身が錬成した可能性がある。
 ・・・・・・そう、それを証明すればいいのだ!
 錬金術師のエーテルには、ひとりひとりに固有の「色」がある。
 そして魔道書に魔紋を記す際、製作者のエーテルの一部は、
 エンチャントインクを通じて魔道書に混入してしまう。
 もっとも、エーテルの「色」を見分ける手段はないとされていた。
 ・・・・・・これまでのところは、な。
 だがここに・・・・・・エーテルの「色」を目に見せる粉末がある。
 たとえば、私のエーテルが「紫色」だとすれば、
 私の製作した魔道書も、同じ「紫色」の反応を示すのだ!
 私が考案したこの粉末を使えば、魔道書の製作者を特定できる。
 さあ、試薬を「ウィルトウェーク」に届けるがよい!」

セヴェリアン
「私が考案した粉末を使えば、魔道書の製作者を特定できる。
 さあ、試薬を「ウィルトウェーク」に届けるがよい!」

レヴナンツトールのウィルトウェークにセヴェリアンの試薬を渡す

ウィルトウェーク
「・・・・・・なるほど、セヴェリアンめ、考えたな。
 その「セヴェリアンの試薬」とやらを見せてくれ。
 あの男が言うと簡単に聞こえるが、すごい発明なんだろう?」
(セヴェリアンの試薬を渡す)
ウィルトウェーク
「・・・・・・ふむ、これがその試薬か。
 製作者が違えば「色」も違うというのなら、比較対象として、
 別人が製作した、同じ魔道書を用意する必要があるな。
 Hika、事件解決に最後の力を貸してくれ。
 「インデックス・オブ・オーラムレギスHQ」の製作を依頼したい!
 製作がそれほど困難な品ならば・・・・・・頼めるのは君だけだ!」

インデックス・オブ・オーラムレギスHQを製作
ウィルトウェークにインデックス・オブ・オーラムレギスHQを納品

ウィルトウェーク
「有罪か、無罪か・・・・・・ワーウードに審判を下すために、
 冒険者ギルド本部から特使が招かれた。
 審理は「セブンスヘブン」を借り切って行われる。
 証拠品も用意し、ワーウードを護送する準備も整った。
 あとは「インデックス・オブ・オーラムレギスHQ」さえ用意できれば、
 審理を開始できるぞ!」
(インデックス・オブ・オーラムレギスHQを渡す)
ギルド本部の特使
「では、始めようか。
 ・・・・・・ウィルトウェーク、告発の弁を。」
ウィルトウェーク
「・・・・・・というように、この者は、かかる手口で人々を拉致し、
 恐るべき人造生命体の実験を行っていたのであります。
 魂なき「クローン」・・・・・・彼らの存在が、ゆるぎない証拠!」
ギルド本部の特使
「だが、この者は、
 みずからが錬金術師であることを否認しているが?」
チャネネ
「それが偽りであることを、これから証明します!
 これは、ワーウードが所持していた魔道書。
 これほどの魔力を秘めた魔道書を製作可能な者は、
 ごくごく少数の錬金術師にかぎられます!」
スラフボーン
「・・・・・・それを彼自身が錬成したことを証明すれば、
 この者が、高等な技術を有する錬金術師であることの、
 動かぬ証拠になるというわけか。」
ウィルトウェーク
「魔道書に魔紋を施す際、その「インク」には、
 製作者のエーテル特性が反映されます。
 ・・・・・・いわば、錬金術師の「指紋」のようなもの。
 それを目に見える形にすべく、錬金術師ギルドより、
 エーテルの性質を「色」で示す試薬を取り寄せました。」
ギルド本部の特使
「ほう・・・・・・?」
チャネネ
「こちらは、Hikaどの。
 このたびの事件の解決に、多大なるご尽力をいただいた、
 エオルゼアでも屈指の錬金術師・・・・・・ちょっと、失礼!
 この方のエーテルは、「青色」の性質を示しました。
 一方こちらは、この方の製作された魔道書。」
ギルド本部の特使
「・・・・・・なるほど、製作者と同じ色だ。
 この試薬を使えば、魔道書の製作者を特定できると?」
チャネネ
「次に、この者・・・・・・ワーウードと、
 彼が所持していた魔道書で、同じ試験をしてみましょう。」
スラフボーン
「おお・・・・・・
 その者が錬成したなら、この書は「赤色」を示すはずだな!」
ギルド本部の特使
「決したな・・・・・・。
 この者こそ、近東で悪名を馳せし錬金術師ワーウード!
 ワーウード、抗弁はあるか?」
ウィルトウェーク
「護送のときから、ずっとあの調子なんだ。
 文字どおり、「魂が抜けた」みたいに・・・・・・。」
チャネネ
「ウィルトウェーク、追って!
 あっちが本物のワーウードだよ!」
ウィルトウェーク
「ど、どういうことだ!?」
チャネネ
「あいつはワーウードの「クローン」だったんだよ!
 護送中に、「本体」の魂を移し替えたに違いないよ!」
ウィルトウェーク
「Hika、助かったぞ!
 謝礼を弾まないとな!」

レヴナンツトールのウィルトウェークと話す

チャネネ
「Hika、おつかれさま!
 最後は、どうなることかと思ったよ!」

ウィルトウェーク
「Hika、おつかれさま!
 あの「近東風の若者」が、ワーウード自身の「クローン」だと、
 君は気づいていたのか?」
チャネネ
「ホント、危なかったよ・・・・・・。
 魂を移し替えて永遠の命を得るには、「若い分身」が必要。
 若い「クローン」がいても、おかしくないよね。」
ウィルトウェーク
「おそらく、わざと捕まえさせていたんだろう。
 ・・・・・・もしものときの、逃走手段として。
 奴にはこれから、これまで犯した罪を償わさせてやるさ。
 若返った分、た~~っぷりと時間をかけてな・・・・・・!
 捜査顧問どののおかげで、無事に事件は解決だ!
 次も何かあったら、よろしく頼むぞ!
 ・・・・・・もっとも、こんな難事件は、二度と起きてほしくないけどな!」
チャネネ
「また3人で、難問を解決したいね!
 願わくは今度は、誰も悲しい想いをしないといいな。
 じゃあね、Hika・・・・・・ううん、またいつか!」

ウィルトウェーク
「実は・・・・・・この仕事に就く前は、オレも冒険者をやっていたんだ。
 当時ウルダハで、錬金術師ギルドから依頼を受けたことがあってな。
 セヴェリアンはそのときの依頼主だ。
 ・・・・・・依頼は、簡単な材料探しって話だったが、
 あれよあれよと、勇壮な叙事詩が書けそうな大冒険になっちまった!
 こっちも意地になって、求める材料を手に入れてやったさ!
 今回、セヴェリアンに捜査協力を要請したときは、
 無視されるかと思ったが、実際は君のような凄腕をよこしてくれた。
 あんな男でも、むかしの負い目を感じていたりするのかね・・・・・・?」
(ウルダハ)
セヴェリアン
「レヴナンツトールでの事件は、無事に解決したそうだな。
 私の試薬も、ひと役買ったと聞いているぞ。
 実は、ろくに試験もせず渡したのだが、問題なく使えただろう?
 ふふふ・・・・・・助手よ、お前にはもはや説明の必要もあるまい?
 万が一、問題が起きたら、それはそれで面白い展開が見られる・・・・・・
 かかる実験精神こそ、我ら求道の徒に欠かせぬ資質なのだ!」
(何を聞く?)

(近況について)
セヴェリアン
「私の近況だと?
 実はお前が持ち込んだ奇妙な事件がきっかけで、アラグの遺産・・・・・・
 人造生命体「クローン」とやらに興味を持ったぞ。
 ・・・・・・とでも、言うと思ったか!?
 ははは! 私は命を創る秘法を求め、古今の文献を渉猟せし者!
 アラグの秘法についても、下手な史家よりよほど知悉している!
 古の錬金術師らは、たしかに我らの究極の目標のひとつ・・・・・・
 「永遠の命」の叡智に迫ろうとしていた。
 だが、忘れるな・・・・・・それでも、彼らは滅亡したということを!
 彼らの魔科学には、魂の神秘についての考察を欠く面があった。
 ゆえに私は、彼らの「模倣」は、探究の正道たりえぬと考える。
 助手よ、忘れるな・・・・・・万物は我らの素材、発見は日常に潜む。
 過去の遺物を掘り返し、先人の軌跡を追うばかりが、
 真理に到る道ではないということだ!」

  セヴェリアンの試薬:エーテルの色を示すとされる謎めいた粉末

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