オルトエウレカ

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秘されしオルト・エウレカ

コー・ラブンタ : 調子はどうだね、勇敢なる冒険者くん。
コー・ラブンタ : あるいは「暁」の英雄……
それとも調査団「ノア」の一員と呼ぶべきか?
なあ、Ace Trickよ。
コー・ラブンタ : おっと、警戒せんでもよい。
わらわは聖コイナク財団に属する、
一介の調査員コー・ラブンタ……
コー・ラブンタ : ……の体を借りている者。
早い話が、コーに憑りついた亡霊のようなものだ。
コー・ラブンタ : 名はノア。
アラグの時代に生きた魔道士、ノアである。
コー・ラブンタ : フフ、驚いてもらえたようで何より!
そうとも、お前たちが調査団につけた名の大元だ!
コー・ラブンタ : ほれ、以前シルクスの塔の調査をしただろう?
そこに加わってたコーが、
わらわの魂を収めた宝珠を見つけてな。
コー・ラブンタ : 目覚めたわらわが現世を散策したいと申し出たところ、
コーが身体を貸してくれると言い……契約成立というわけだ。
コー・ラブンタ : なに、身体はいつでも返せるから心配するな。
それよりも今は、お前に大事な話がある。
コー・ラブンタ : 実は、お前の所属していた「暁の血盟」の活動について、
ラムブルースから少しばかり情報を聞き出してな。
コー・ラブンタ : 塔とともに眠ったはずのグ・ラハ・ティアが、
数奇な運命をたどって目覚めたのだということ……。
コー・ラブンタ : 終末の騒動を引き起こしたアシエン・ファダニエルが、
元々は、あのアモンだったこと……。
コー・ラブンタ : いずれも、又聞きにはなるが把握しておる。
コー・ラブンタ : ……それらを乗り越えたお前にこそ、
依頼したいことがあるのだ。
コー・ラブンタ : 詳しい内容を話すにあたり、
グ・ラハ・ティアを呼んで「八剣士の前庭」へ来てほしい。
仲間同士、リンクパールくらい持っておろう?
グ・ラハ・ティア : はい、こちらグ・ラハ・ティア……
グ・ラハ・ティア : Ace!?
珍しいな、あんたからかけてくるなん…………うわっ!?
グ・ラハ・ティア : うぅ……な、何でもない、大丈夫だ。
それよりそっちの用件は?
困ったことでもあったのか……?
グ・ラハ・ティア : ええっと……つまり……
大魔道士ノアの魂が調査員の身体に宿っていて、
あんたに依頼をするにあたってオレのことも呼んでいると?
グ・ラハ・ティア : ………………。
グ・ラハ・ティア : いや、一大事じゃねーかッ!!
グ・ラハ・ティア : とりあえずわかった、手持ちの作業を切り上げ次第、
すぐに「八剣士の前庭」に向かう。
グ・ラハ・ティア : すぐ……本当にすぐ行くからな!
ノアにもそう伝えてくれ、じゃあまたッ!
コー・ラブンタ : いや、わらわにも支度がいるゆえ、
そこまで急ぐ必要はないのだが……。
コー・ラブンタ : まあ、それだけお前に人望があるということか。
よいよい、上首尾だ。
コー・ラブンタ : では、わらわも支度を済ませて「八剣士の前庭」へ行こう。
お前の方が先に着くようだったら、
しばしその場で待っていてくれ。

クエスト『秘されしオルト・エウレカ』を引き受けた!

グ・ラハ・ティア : 悪い、出遅れたか……!?
グ・ラハ・ティア : ……ならよかった。
あんたからの呼び出しで、大魔道士ノアまで絡むとなれば、
ちょっとの遅刻もしたくないからさ。
グ・ラハ・ティア : オレたちは、ザンデやアモンとも会ったんだ。
ノアの魂だって残っていても不思議じゃないが……
いったいどんな依頼なんだろうな。
グ・ラハ・ティア : 状況からみて、クリスタルタワー関連か……?
???? : 当たらずも遠からず、だ。
よく来たな、懐かしき紅の眼を持つ者よ。
???? : Aceも、待たせてすまなんだ。
この話を進めるためには、ちと魔法を使わねばならんのでな。
???? : いかんせん、コーの身体は魔力を扱い慣れていない。
それを補うため、魔道士向けの装備をそろえてきたのだ。
コー・ラブンタ : わらわの全盛期ほどの実力は出せまいが、うむ、及第点よ!
ロウェナ商会とやらは、なかなかの品を扱っておる。
コー・ラブンタ : ふむ、誉め言葉として受け取っておこうか。
アラグの魔道士は、機能的かつ絢爛に装うものだからな!
コー・ラブンタ : まあ、わらわとしては、
全体的にもっと豪華にしたかったのが本音だ。
アモンめと比べても、これではあまりに慎ましい……。
コー・ラブンタ : とはいえ、先ほどから脳裏でコー本人の意識が騒々しくてな。
やれ派手すぎる、やれ恥ずかしいと説教してくるので、
此度はここを妥協点とした。
グ・ラハ・ティア : かの大魔道士ノアが、
それだけ念入りに支度をしてくれたとは恐れ入る。
グ・ラハ・ティア : さっきオレの予想は「当たらずも遠からず」だと言ってたが、
改めて、依頼の内容を聞いてもいいか?
コー・ラブンタ : 第三星暦の後期……アラグ繁栄の時代……
クリスタルタワーの地下には、
極秘の先端技術研究所が設置されていた。
コー・ラブンタ : 不死や蘇りの方法。
それに付随するクローン技術の確立。
闘神の制御機構や、その集大成たるダラガブの試作……。
コー・ラブンタ : 国が主導する重要な研究の数々が、
その場所で、秘密裏に行われてきたのだ。
コー・ラブンタ : 研究所の名は「オルト・エウレカ」。
皇帝より正規(オルト)の名を賜った、唯一無二の創出の場だ。
グ・ラハ・ティア : エウレカだって!?
まさか、本当に……!?
グ・ラハ・ティア : あんたはクルルとともに、
「禁断の地エウレカ」の調査に加わってたよな。
グ・ラハ・ティア : あれは東方に突如現れた島を、便宜上そう名付けたわけだが……
その名の由来になっている、
エウレカ伝説っていうのがあるんだよ。
グ・ラハ・ティア : 強力だが甚大な危険性を秘めた武器が、
エウレカなる地下迷宮に封印されている……ってな。
コー・ラブンタ : ほう……「あれ」の存在が、そのような形で残ったか……。
コー・ラブンタ : いや、オルト・エウレカでは実際に、
特殊な武器の製造も行われておったのでな。
噂に尾ひれがついて、その伝説になったのだろう。
コー・ラブンタ : ……ともかく、アラグのエウレカは実在する。
役割上シルクスの塔にも劣らぬ堅牢さで造られたそれは、
第四霊災を経てなお、残存している可能性が高い。
コー・ラブンタ : そしてわらわは、そこへ入る方法を心得ておる。
コー・ラブンタ : グ・ラハ・ティアに流れる皇血と、
わらわの知る専用の転送魔法がそろえば、
オルト・エウレカへ続くゲートを開くことができるのだ。
コー・ラブンタ : ……いっとき、あの場所で研究に手を貸していたからな。
わらわがこうして魂を残し、他者に宿ることができるのも、
その際の成果のひとつよ。
コー・ラブンタ : 此度の依頼とはすなわち、オルト・エウレカに赴き、
可能なかぎり深くまで探索してほしいということだ。
コー・ラブンタ : クリスタルタワーに掛けられた時間停止魔法が解かれている以上、
隣接するオルト・エウレカ内でも、
管理者を失った実験体や防衛機構が動きだしているはず……。
コー・ラブンタ : それらの障害を切り抜け、打ち払い、
ひとまずは地下30階を目指してほしい。
グ・ラハ・ティア : だったら、オレも行く。
アラグの先端技術が研究されていた場所なら、
一筋縄じゃ進めないはずだし……
コー・ラブンタ : それはならん。
ほかの冒険者連中ならば助けに入ってもよいが、
グ・ラハ・ティア、お前はゲートを開くまでだ。
コー・ラブンタ : ……悪いな、これはわらわの我儘だ。
皇血を宿したお前は、いかんせん「こちら側」に近すぎる。
コー・ラブンタ : クリスタルタワーと違い、
あの研究所は、誰の希望になる必要もない。
コー・ラブンタ : アラグを継がぬ現世の者によって、
醜悪なものは醜悪なまま……
受け入れがたき非道は非道のままに、記憶してほしいのだ。
コー・ラブンタ : Aceよ、依頼を受けてもらえるか?
コー・ラブンタ : 探索にあたっては力を貸すし、
報酬として、研究所内の遺物を持ち出してもらって構わん。
場所が場所ゆえ、役立つものもあろう。
コー・ラブンタ : ……感謝する。
オルト・エウレカを、その眼に焼きつけてきてくれ。
コー・ラブンタ : では、さっそくゲートを開くか。
補佐を頼むぞ、ドーガとウネから鍵を託されし者よ。
コー・ラブンタ : よし……。
問題なく繋がったようだ。
グ・ラハ・ティア : ひとつだけ約束してくれ。
……必ず無事に帰ってくること。
それが守れないなら、このゲートは封印だからな。
コー・ラブンタ : なぁに、まるで敵わんということはあるまい。
アラグの遺構やアモンと渡り合ってきた強者だからこそ、
この話を持ち掛けたのだ。
コー・ラブンタ : Aceが戻った折には、
お前も再びここへ来て、ともに報告を聞くがよい。
わらわにも、それを拒む理由はないのでな。
グ・ラハ・ティア : 期待して待ってる。
……ふたりで熱中しすぎて呼び忘れるなよ?
コー・ラブンタ : よし、急ぎ突入に向けた準備を整える。
それができ次第、探索開始だ!

クエスト『秘されしオルト・エウレカ』の目的『指定地点で待機』を達成した!

コー・ラブンタ : さてさて……
ラムブルースに頼んでおいた人材も集まったようだな。
コー・ラブンタ : お前が探索に向かう際の段取りや、持ち出した品の鑑定は、
聖コイナク財団から来た彼女らに任せるつもりだ。
コー・ラブンタ : わらわ自身は、なけなしの魔力と偉大なる知恵を駆使して、
探索を補助するふたつの品を用意したぞ。
コー・ラブンタ : まずは武具だ。
第四霊災直前、反乱軍の進攻を警戒した職員たちが、
部外者を弱体化させる魔法を研究所に仕込んでな……。
コー・ラブンタ : こと装備については、名品逸品の類でもまるで使い物にならん。
そこで、弱体化魔法を打ち消す術式を込めて、
新たな「魔器装備」をこしらえたというわけだ。
コー・ラブンタ : もうひとつ用意したのが、
「デミクローン・ジェネレーター」と呼ばれるもの。
その名のとおり、疑似的な複製体を生成する小型装置だ。
コー・ラブンタ : オルト・エウレカでは、実験に複製体を用いることがあった。
それらのデータを収めたトームストーンを発見した際には、
この装置に読み込ませてみよ。
コー・ラブンタ : 複製体が生成され、
エーテルが尽きるまでの短い時間ではあるが、
お前の探索を手助けしてくれるはずだ。
コー・ラブンタ : さあ、これらのお助けセットを持っていけ!
そこの「カトゥン」に準備ができたことを示し、
オルト・エウレカに向かうのだ!

クエスト『秘されしオルト・エウレカ』の目的『コー・ラブンタと話す』を達成した!

カトゥン : はいどうもー!
オルト・エウレカ探索を補佐させていただく、
聖コイナク調査団のカトゥンと申します。
カトゥン : 回収品の鑑定をするヴァレロワーヌや、
ノア様が作ってくださった創出システムちゃんとともに、
興味津々、元気全開でやっていきますよー!
カトゥン : 早速ですが、ノア様からお助けセットは受け取りましたか?
突入の準備は完全で完璧になってます!?
カトゥン : バッチリ、確認させていただきましたー!
カトゥン : ではではではッ、満を持してご案内をば!
ノア様が目標に定めた「B30」のフロアを目指して、
大胆かつ慎重に進んでいってくださーい!

クエスト『秘されしオルト・エウレカ』をコンプリートした!

猛きものも遂には滅びぬ

エウレカの真相

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