6.1 新たなる冒険

目次

新たなる冒険

豊穣海に眠る神秘

旅の仲間を求めて

アルザダール海底遺跡群

姉と弟

サベネア島の今

世界を飛び越える術

ヤ・シュトラ : さて、禁書庫に入るためには、
哲学者議会の許可をもらう必要があるわ。
ヤ・シュトラ : そのためにはまず、
議会に掛け合ってくれる議員を探さなければね。
誰か話を聞いてくれそうな人に、心当たりはあるかしら?
ヤ・シュトラ : と言っても、すぐには思いつかないわよね。
ヤ・シュトラ : ……そうね。
シャーレアン魔法大学学長、
モンティシェーニュ氏はどうかしら?
ヤ・シュトラ : グ・ラハ・ティアが禁書庫に忍びこんだときも、
彼が、私たちの肩を持ってくれたでしょう?
ヤ・シュトラ : 決まりね。
そうとなれば、さっそくシャーレアン魔法大学に赴いて、
モンティシェーニュ氏を探してみましょう。

ヤ・シュトラが「同行」を開始します。
クエストを進行させるには、同行者が近くにいる状態で、
目的を達成する必要があります。
「同行」は、エリアを移動した場合や、
「同行状態を解除する」を選んだ場合に解除されます。
解除した場合、もとの場所に戻った同行者に話しかけることで、
再び「同行」させることができます。

クエスト『世界を飛び越える術』の目的『オールド・シャーレアンのエーテライト・プラザにいる
ヤ・シュトラと話して同行させる』を達成した!

ヤ・シュトラ : ヌーメノン大書院の禁書庫に立ち入るには、
哲学者議会の承認を得る必要があるわ。
まずは、魔法大学のモンティシェーニュ氏を訪ねましょう。

「魔法大学」について話す

ヤ・シュトラ : 私は7歳の頃にマトーヤに弟子入りして、
それから10年間は修行の日々を送っていたから、
魔法大学には通っていないの。
ヤ・シュトラ : 同じ賢人だと、サンクレッドもそうね。
彼はルイゾワ様に連れられてきたあと、さる賢人に預けられて、
諜報やサバイバルの技術を叩き込まれたのだとか……。
ヤ・シュトラ : それにしても、もし私が魔法大学に入学していたら……
どんな学生生活を送っていたかしらね。

■何と言う?

▷学校帰りにライトスタンドでお茶を飲んだり……

ヤ・シュトラ : あら、いいわね。
友人とアフタヌーンティーをしながら、
魔法学について語り合う毎日というのも。
ヤ・シュトラ : でも……そうね。
マトーヤの下で修行した日々も、そう悪いものではなかったわ。
ヤ・シュトラ : 華やかなキャンパスとは程遠い、暗くてジメジメした洞窟で、
お茶よりも泥水を啜った回数の方が、多かったとしても……
私にとっては、かけがえのない青春よ。

▷想像がつかない

ヤ・シュトラ : ふふ、ごめんなさい。
こんな仮定の話に意味なんてないわね。

モンティシェーニュ : おやおや、珍しい客がきたものじゃ。
ワシに何か用かの?
ヤ・シュトラ : 突然、押しかけてしまってごめんなさい。
実は、ヌーメノン大書院の禁書庫の、
立ち入り許可をいただきたいの。
モンティシェーニュ : ほう、今回は無断で忍びこんだりはせずに、
正面切って承認を得ようというわけじゃな。
モンティシェーニュ : じゃが、理由を聞かせてもらえるかの?
終末という災厄が去り、平穏を取り戻したこの世界で、
禁書庫に立ち入ってまで調べたいこととは?
モンティシェーニュ : ほう、人為的にヴォイドゲートを拡張する秘術とな。
ヤ・シュトラ : ラザハンにおける錬金術師の名家、デミール家が残した書物が、
ヌーメノン大書院に収蔵されている可能性が高い……。
モンティシェーニュ : しかし、その秘術を得て何とする?
よもや、ヴォイドに渡ろうとでも言うつもりか?
ヤ・シュトラ : ええ、そのまさかよ。
モンティシェーニュ : ……何のためにじゃ?
ヤ・シュトラ : 世界を飛び越える術を解き明かし、
再会を約した者に会いに行きたい、というのも、
理由のひとつではあるけれど……
ヤ・シュトラ : 私は天の果てで、聞いて、感じて、あらためて考えた。
世界の真理とは何か、その行く末はいかなるものか……
結局、私はそのすべてを知りたいのよ。
ヤ・シュトラ : そこに知らないことが待っているなら、
ヴォイドゲートのひとつやふたつ、意地でもこじ開ける……
そういうものではなくて?
モンティシェーニュ : フォフォフォ……こりゃ傑作じゃ!
モンティシェーニュ : それでこそ、シャーレアンの賢人であり、
あのルイゾワが見出した若者たちよ。
モンティシェーニュ : 理由を問いただしてはみたが、
おぬしらが禁書を悪用するとも思えんでな。
モンティシェーニュ : いいじゃろう。
禁書庫への立ち入りを、哲学者議会に掛け合ってみよう。
モンティシェーニュ : じゃが、念には念を……
こういうときに味方につけると頼もしい男にも、
頼むとしようかの……。
モンティシェーニュ : フルシュノじゃよ。
可愛い子どもたちが世話になった者たちの頼みとあっては、
そうそう断りはせんじゃろう。
ヤ・シュトラ : 確かに、フルシュノ氏を味方につけられたら、
これ以上、頼もしいことはないわね。
さっそく、「ルヴェユール邸」を訪ねてみましょう。
モンティシェーニュ : おっと、大事なことを言い忘れておった。
ヴォイドゲートの先に待つ謎とやらがわかったら、
こっそりワシにも教えてくれるかの?
モンティシェーニュ : ワシの知識欲とて、おぬしらには負けてはおらん。
それくらいの見返りを要求しても、バチは当たらんじゃろ?
ヤ・シュトラ : ええ、そのときは必ず。

クエスト『世界を飛び越える術』の目的『ヤ・シュトラを連れてモンティシェーニュと話す』を達成した!

モンティシェーニュ : 哲学者議会を説き伏せるためには、
強力な味方が必要じゃ。
ヤ・シュトラ : ルヴェユール邸を訪ねて、フルシュノ氏に相談しましょう。
以前ほどは、邪険にされないはずよ。

ルヴェユール邸の執事 : おや、Ace様、ヤ・シュトラ様、
ようこそ、いらっしゃいました。
さて、本日はどのようなご用件でしょうか?
ヤ・シュトラ : フルシュノ氏に相談したいことがあるのだけれど、
ご在宅かしら?
ルヴェユール邸の執事 : ええ、少々お待ちを。
フルシュノ : まさか、君たちが私を訪ねてくるとはな。
相談があると聞いたが?
フルシュノ : では、聞こう。
内容によっては、ご期待に添えないかもしれないが。
フルシュノ : ……まずは、以前のように忍びこんだりせず、
正規の手順で許可を取りに来たことを、褒めるべきか……。
ヤ・シュトラ : モンティシェーニュ氏にも、同じことを言われたわ。
二度とあのような真似はしないつもりよ。
緊急時でもなければ……。
フルシュノ : やれやれ……。
フルシュノ : しかし、禁書とは禁じられているからこそ、禁書なのだ。
緊急ではないというのなら、なぜ……。
ヤ・シュトラ : 次元の壁に隔てられた異なる世界にあって、再会を願う姉弟がいる。
竜や人を護るため、次元の狭間の向こうへと渡った姉の無事を、
弟は、長きにわたり願い続けてきた。
ヤ・シュトラ : けれど今、弟は姉との再会を諦めたかのように振る舞っている。
終末に傷ついた人たちの未来を想うがゆえ……
彼らを救うことに全力を注ぐために……。
ヤ・シュトラ : 確かに、世界にとって急を要する問題ではないでしょうね。
それでも、私たちは拾い上げるに足ると……そう思っているわ。
ヤ・シュトラ : 大切な家族を護るため、
星渡る術を研究せんとしてきたあなたなら、
少しは気持ちを理解していただけるんじゃないかしら?
フルシュノ : ……我々も、鏡像世界について知らないことは多い。
君たちの第一世界での経験を、いつか語り聞かせてくれるのなら、
協力する理由が生まれるというものだ。
フルシュノ : 安心するのはまだ早い。
決めるのは、あくまでも哲学者議会だ。
フルシュノ : 今日の定例会議にて、審議対象としよう。
結果が出るまで、バルデシオン分館で待っていなさい。

クエスト『世界を飛び越える術』の目的『ヤ・シュトラを連れてルヴェユール邸の執事と話す』を達成した!

ルヴェユール邸の執事 : またのお越しをお待ちしております。
アルフィノ様とアリゼー様のご友人でしたら、
いつでも歓迎いたします。
ヤ・シュトラ : やれるだけのことはやったわ。
バルデシオン分館で待ちましょう。

ヤ・シュトラ : 定例が終わったのね。
それで、哲学者議会は何と……?
モンティシェーニュ : おぬしの師、マトーヤといえば、
なにかと議会とやりあってきた相手じゃからな。
その弟子が申請者と知って、難色を示す者もおったのじゃが……
モンティシェーニュ : 我らシャーレアンが、おぬしらから受けた大恩……
今こそ返すときだと、ひとりの議員が熱心に語ってのう。
モンティシェーニュ : それがキッカケで、ほかの議員の心も固まったようじゃ。
無事、禁書庫への立ち入り許可が下りたぞ。
ヤ・シュトラ : ありがとう。
とても助かったわ。
フルシュノ : ……ともかく、だ。
許可は下りたが、禁書から得た知識の取り扱いには、
くれぐれも注意するように……。
フルシュノ : 用件は以上だ。
私はこれで失礼する。
モンティシェーニュ : フォフォフォ……あやつは、相変わらずじゃのう……。
ヤ・シュトラ : 彼の誠実さがあってこそ、
シャーレアンは、二度にわたって大撤収の計画を、
進めることができたのでしょうね。

クエスト『世界を飛び越える術』の目的『連れているヤ・シュトラとバルデシオン分館で話す』を達成した!

モンティシェーニュ : ワシもあと5歳若ければ、
おぬしらの冒険についていったんじゃがのう……。

ヤ・シュトラ : ひとまず、上手く事が運んで何よりね。
ヤ・シュトラ : 子どもの頃から、何度も忍びこもうと……
いえ、立ち入りを夢見た禁書庫に、ついに入ることが許されたのね。
ヤ・シュトラ : デミール家が編み出した、
ヴォイドゲートを拡張するための秘術……
必ず見つけてみせるわ。

クエスト『世界を飛び越える術』をコンプリートした!

禁忌の扉

ヤ・シュトラ : 準備が良ければ出発しましょう。
モンティシェーニュ : おぬしら、すぐに禁書庫へ向かうつもりかの?
ヤ・シュトラ : ええ、そのつもりよ。
モンティシェーニュ : ならばヌーメノン大書院へ行き、
「ガイド用の魔法人形」を探すといい。
ヤ・シュトラ : わかったわ。
ありがとう。
モンティシェーニュ : フォフォフォ……
では、ワシも失礼するぞ。
ヤ・シュトラ : 私たちも行きましょう。

ヤ・シュトラが「同行」を開始します。
クエストを進行させるには、同行者が近くにいる状態で、
目的を達成する必要があります。
「同行」は、エリアを移動した場合や、
「同行状態を解除する」を選んだ場合に解除されます。
解除した場合、もとの場所に戻った同行者に話しかけることで、
再び「同行」させることができます。
クエスト『禁忌の扉』を引き受けた!

ヤ・シュトラ : ヌーメノン大書院で、「ガイド用の魔法人形」を探しましょう。

「ヌーメノン大書院」について話す

ヤ・シュトラ : あなたとグ・ラハ・ティアが訪ねてくるまで、
ここで次元跳躍の手がかりを探していたのだけれど……
それが禁書庫にあるだなんて、まさに灯台下暗しね。
ヤ・シュトラ : あらかじめアルザダール3世の冒険譚を知っていたら、
そこから辿り着いていたかもしれないわね。
児童向けの伝記なんかも読んでみるべきだったのよ。
ヤ・シュトラ : 非現実的なことを成し遂げるためには、
常識に縛られない、柔軟な発想力が必要……。
時間があったら、もっといろんな本を読んでみたいわ。

ガイド用の魔法人形 : Ace様 ト ヤ・シュトラ様。
哲学者議会 ヨリ 承ッテ オリマス。
準備ハ ヨロシイ デスカ?
ガイド用の魔法人形 : ソレデハ 禁書庫 ヘ ゴ案内 イタシマス。
ヤ・シュトラ : この中に、デミール家が編纂した禁書があるはず。
探してみましょう。

クエスト『禁忌の扉』の目的『ヤ・シュトラを連れてガイド用の魔法人形と話す』を達成した!

ガイド用の魔法人形 : ドーゾ ユックリ ゴ覧クダサイ。
ヤ・シュトラ : 手に取ったことのない書物が、こんなにも……。
ヤ・シュトラ : ええ、わかっているわよ。
今は探し物が先だってことはね。

『ある彫金師の日記』 : 異界で出会った人型の美しい妖異……
獣のようにエーテルを求めるほかの個体と違い、
今にも消えてしまいそうなほど、儚い瞳をしていた……。
『ある彫金師の日記』 : あの妖異は「彼女」と呼ぶべきか、それとも……?
いや、そんな些細なことは問題ではない。
『ある彫金師の日記』 : 美しき存在は、
ただそれだけで愛を捧げるに足るのだから!

どうやら、探している禁書ではないようだ……。

『ある魔法学者の手記』 : 第六星暦1564年、アマルジャ族が蛮神「イフリート」を召喚した。
情報筋によれば、この蛮神は巨大なトカゲ状の姿を持ち、
火の魔力を操る権能を持っていたという。
『ある魔法学者の手記』 : 神降ろしが信仰心や祈りによって発動することを考えれば、
蛮神の姿や権能が、召喚者が信じる神話と一致していたことは、
魔法学的には「妥当な結果」と言えるだろう。
『ある魔法学者の手記』 : では、万能の知性を信じる者が祈りを捧げ、
神降ろしを行ったとしたら、どのような存在が生じるのか。
知の神たるサリャクや、それに類する存在を召喚したとしたら?
『ある魔法学者の手記』 : 呼び降ろされた人工的な万能神は、知の深淵を知り得るのか。
もしそうだとしたら、その知識はどこから生じたというのか。
『ある魔法学者の手記』 : 私は古代世界がいかなるものかを知りたい。
過去に戻る手段がないとしたら、過去を知る存在を召喚すれば……
しかし、回答を得たとしても、真実か否か確認する術はないのだ。

どうやら、探している禁書ではないようだ……。

『デミール家が生んだ奇蹟』 : 本書は、デミール家第9代当主ヌハシャンが発見せし秘術、
すなわち世界を繋ぐ門の制御法を記したものである。
『デミール家が生んだ奇蹟』 : シャーレアン魔法大学学長殿、
ならびに魔法学学会・会員の皆様に、
友情の証として、我が知識のすべてを贈るものである。

探していた禁書に間違いないようだ。
ヤ・シュトラに渡そう。

クエスト『禁忌の扉』の目的『デミール家の禁書を探す』を達成した!

ヤ・シュトラ : お目当ての本を見つけたですって?
ごめんなさい、出遅れたわ。
軽くめくった本の中身が気になってしまって……困ったものね。
ヤ・シュトラ : ありがとう、助かったわ。
ヤ・シュトラ : この署名から感じるエーテル……間違いない。
デミール家のものだわ。
遺烈郷で何度か見かけたことがあるもの。
ヤ・シュトラ : さっそく、中を確認してみましょう。
ヤ・シュトラ : 「妖異には、異界ヴォイドより仲間を召喚する者がいる。
 中でも飛び抜けて召喚能力に長けているのが、
 『アトモス』と呼ばれる種である」
ヤ・シュトラ : 「アトモスの巨大な口からは、
 妖異が次々と転送されてくるため、
 鎮圧に当たった星戦士団は、大いに苦しめられた」
ヤ・シュトラ : 「我々はアトモスが、
 簡易的なヴォイドゲートの役割を有していると判断。
 小型のアトモスを捕らえ、その能力の解明に挑んだ」
ヤ・シュトラ : 「その結果、アトモスは世界の境界に生じた亀裂、
 いわゆるヴォイドクラックを体内に取り込むことで、
 ゲートへと拡大させている事実を突き止めた」
ヤ・シュトラ : 「このとき、アトモスが発する特殊なエーテル波長を解析。
 クリスタルに蓄積されたエーテルを、
 これに類似する波長に変換するプリズムの生成に成功した」
ヤ・シュトラ : 「そして、この特殊なプリズムを組み込んだ、
 人造アトモスとでも呼ぶべき、魔法人形を完成させたのである」
ヤ・シュトラ : 盲点だったわね。
妖異を招き寄せるアトモス種は、古くから知られる存在よ。
ヤ・シュトラ : 第七霊災の直前にも、
エオルゼアの各地域で、アトモスの出現が目撃されている。
あなたも、噂ぐらいは聞いたことがあるのではなくて?
ヤ・シュトラ : それにしても、人工的に妖異を創ろうだなんて、
シャーレアンの賢人に禁書認定されるわけだわ。
ヤ・シュトラ : ともあれ、お目当ての一冊を手に入れることはできたわね。
ヤ・シュトラ : せっかくの機会ですもの、ここにあるすべての本に、
目を通しておきたいところだけれど……
ヤ・シュトラ : 私たちを信頼して、閲覧許可を出してくれた、
哲学者議会を裏切るわけにはいかないわね。
今日のところは、諦めましょう。

クエスト『禁忌の扉』の目的『ヤ・シュトラにデミール家が生んだ奇蹟を渡す』を達成した!

ガイド用の魔法人形 : オ探シ ノ 本ガ 見ツカッテ 何ヨリデス。
ヤ・シュトラ : さて、すぐにでも人造アトモスの製作にかかりたいのだけれど、
私は錬金術は門外漢だから、素直に専門家を頼るとしましょう。
ヤ・シュトラ : デミール家が編み出した秘術なのだから、
その名を冠するデミールの遺烈郷の錬金術師に相談するべきね。
ニッダーナなら、喜んで話を聞いてくれるんじゃないかしら。
ヤ・シュトラ : 協力ありがとう。
哲学者議会にもよろしく伝えておいて。
ガイド用の魔法人形 : 承知シマシタ。
オ目当テ ノ 本ガ アレバ マタオコシヲ。
禁書以外 デアレバ イツデモ オ探シ イタシマス。
ヤ・シュトラ : それじゃ、サベネア島に向かいましょう。

クエスト『禁忌の扉』の目的『ヤ・シュトラと話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : 相変わらず、ここの錬金術師たちは、
徹夜続きの青ざめた顔でも、眼だけは生き生きとしているわね。
ニッダーナ : ヤ・シュトラさんから聞いたよ!
何でも、楽しそうな研究に混ぜてもらえるんだって?
ヤ・シュトラ : きっとあなたたちには楽しんでもらえると思うわ。
まずは、この書物を見て頂戴。
ニッダーナ : どれどれ……。
ニッダーナ : えっ!?
この署名は、デミール家の……!
でも、こんな書物、存在すら聞いたことがないよ!
ヤ・シュトラ : でしょうね。
ヌーメノン大書院の禁書庫から、持ち出してきたんですもの。
ニッダーナ : ええっ!?
それじゃ、これ禁書ってこと!?
ニッダーナ : そ、そんな……
禁書は読むことを禁じられているから禁書なんだよ!?
そんなもの渡されたら……
ニッダーナ : 読むに決まってるじゃない!
ニッダーナ : デミール家が、過去にこんな秘術を編み出していたなんて……
まだまだアタシたちの知らないことは多いなぁ……。
ヤ・シュトラ : もう察していると思うのだけれど……
その書物に記されている人造アトモスの製作に、
力を貸してもらえないかしら?
ニッダーナ : もちろん、喜んで!
むしろ、こっちからお願いしたいぐらい!
ニッダーナ : あの高名なシャーレアンの賢人たちを震え上がらせて、
禁書に指定させてしまった知識だなんて、
紐解かずにはいられないよ!
ヤ・シュトラ : その気持ち、私にもよくわかるわ。
ニッダーナ : ところで、人造アトモスなんて作ってどうするの?
ニッダーナ : 豊穣海に沈んだ海底遺跡に、
封印されたヴォイドゲート……。
本当、アタシの知らないことってまだまだあるんだぁ……。
ニッダーナ : ともあれ、人造アトモスにゲートを拡張させるなら、
まずは、その実物を見ておく必要がありそうだね。
危険なものだろうから、失敗は許されないし……。
ヤ・シュトラ : それなら、私たちと一緒に行きましょう。
ちょうど、ヴォイド探索に向けて、
もうひとつの準備をするところだったから。
ヤ・シュトラ : これから行う準備には、
「星極性を帯びた水」と「アクアマリンの原石」、
それに「高純度の水属性クリスタル」を用意する必要があるの。
ヤ・シュトラ : 原石とクリスタルについては、
オールド・シャーレアンで仕入れておいたから、
残る「星極性を帯びた水」を入手してきてもらえないかしら。
ニッダーナ : それなら、「マーヤーの幻泉」へ行くといいよ。
あそこの水は、魔力を活性化する作用があると言われていて、
古くは、魔術師たちが修行に使っていた場所なんだ。
ヤ・シュトラ : あなたが水汲みに行っている間に、私はヴリトラを呼んでくるわ。
これから行うことは、ゲートの封印装置を操作する必要があるのよ。
ヤ・シュトラ : じゃあ、頼むわね。
終わり次第、またここで会いましょう。

クエスト『禁忌の扉』の目的『デミールの遺烈郷のニッダーナと話す』を達成した!

ニッダーナ : そんな重大でおもしろそうな計画に加えてもらえて嬉しいよ!
期待に応えられるようにがんばるね!

クエスト『禁忌の扉』の目的『指定地点から星極性を帯びた水を入手』を達成した!

ニッダーナ : 言い忘れていたけど、マーヤーの幻泉は、
魔術師たちの修行場だっただけあって、魔物に気をつけて!
って、もう遅いよね……?
エスティニアン : メラドの奴、カルザール基金の話を聞いて、
たいそう喜んでたぞ。
ヴァルシャン : 再び海底遺跡に向かうのだろう?
ヤ・シュトラ : 「星極性を帯びた水」は手に入ったかしら?
ヤ・シュトラ : ああ、これだけあれば十分よ。
助かったわ、私の持ってきた材料とあわせて、
ヴォイドゲートのところまで運びましょう。

クエスト『禁忌の扉』をコンプリートした!

ヤ・シュトラの実験

ヤ・シュトラ : ヴリトラを呼びに行ったついでに、
手持ち無沙汰に歩いてたエスティニアンも連れてきたの。
彼の力が必要になるかもしれないから、ね……。
ヤ・シュトラ : さあ、準備の準備も完了したことだし、
ヴォイドゲートがある海底遺跡へ向かいましょう。
エスティニアン : なら、また船を探さないとな。
ヴァルシャン : その必要はない。
ヤ・シュトラから話を聞いた時点で、船を手配しておいた。
すでにアキャーリで待機しているはずだ。
ヤ・シュトラ : 至れり尽くせりで頭が下がるわね。
なら、行きましょう。

クエスト『ヤ・シュトラの実験』を引き受けた!

ニッダーナ : アルザダールの宝の噂は、
酔っぱらいの与太話の類いじゃなかったんだ……!
エスティニアン : またあの遺跡に潜るのか。
ヤ・シュトラ : さあ、船に乗せてもらいましょう。
ヴァルシャン : 主である私がいれば、宝物殿の守護者が襲ってくることはない。
見かけたとしても、壊さずに素通りしてくれ。
壮年の星戦士 : またお目にかかれて光栄です。
すでに船の準備は万端であります……!
ヴァルシャン : すまないが、頼む。
ニッダーナ : いったいどんな場所なのかな……楽しみ!
壮年の星戦士 : それでは、海底遺跡へ船を出します!
私は、皆様が「封宝の間」からお戻りになるまで、
そのまま待機いたしましょう。

クエスト『ヤ・シュトラの実験』の目的『アキャーリの壮年の星戦士と話す』を達成した!

エスティニアン : 前回来たときに、守護者の類いはすべて壊したつもりだったが。
まだ少し残っていたから、排除しておいたぞ。
ヤ・シュトラ : お気の毒ね、太守様。
エスティニアンには、あとで働いて弁償してもらうとして……
ひとまずは、ヴォイドゲートのことに集中しましょう。
ヴァルシャン : 壊すなと言う間もなく、エスティニアンが放った槍が、
次々と守護者の心核を貫いていったんだ……。
もっとしっかり注意をしておくべきだった……。
ニッダーナ : この遺跡自体もすごかったけど、
こんな装置が、昔から豊穣海の底にあったなんて……
ニッダーナ : もっと早く知りたかったですよ、ヴリトラ様!
ヴァルシャン : あ、ああ……すまない。
ゲートの存在は、太守に近しい者以外には秘匿していたのだ。
誰が悪用するか、わかったものではないからな。
エスティニアン : それで、何をしようって言うんだ?
ヤ・シュトラ : 確かめておきたいことがあるのよ。
ヤ・シュトラ : クリスタルタワー調査団「ノア」の報告によれば、
第十三世界でも短時間であれば、
妖異化することなく活動できるらしいの。
ヤ・シュトラ : けれど、傷を負って体内エーテルが不安定になったり、
長時間滞在したりした場合などは、妖異化する危険性が高い……。
ヤ・シュトラ : グ・ラハ・ティアは、護魂の霊鱗があれば、
妖異化を防ぐことができるかもと言っていたけれど……
実際に第十三世界へ渡る前に、確認をしておく必要があるわ。
エスティニアン : 確認ね……。
早い話が実験、だろ?
ヤ・シュトラ : そうね……
どうすれば護魂の霊鱗の効果を実証できるか、
あなたならわかって?

■何と言う?

▷自分が行こう
▷何も言わずエスティニアンを見る

エスティニアン : おい、なぜこっちを見ている?
まさか、俺にゲートをくぐらせようってんじゃないだろうな。
ヤ・シュトラ : 別に、ゲートを通るのは人じゃなくてもいいのよ。
今回は使い魔で実験することにしましょう。

▷使い魔を送って反応を見よう

ヤ・シュトラ : たとえ小さなクラックでも、
インプのような低位の妖異なら通過してきてしまう。
ヤ・シュトラ : 言い換えれば、その程度の使い魔ならば、
こちら側からでも送りこむことができるということ……。
ヤ・シュトラ : ……とは言え本当なら、
この使い魔だけは使いたくなかったのだけれど……。
手段を選んではいられないわね……。
エスティニアン : 魔女と名乗るヤ・シュトラがそこまで言うとは……
いったいどんな使い魔なんだ……?
ヤ・シュトラ : 海より昇りて雲となり、
山より落ちて雨となり、川より下って命とならん……。
ヤ・シュトラ : トゥルルル、アワワ~!
エスティニアン : ……何か悪いもんでも食ったのか、あいつは。
ニッダーナ : えー、とっても可愛いじゃない!
ノッケン : トゥルルル、アワワ~!
遊んで遊んで~!
ヤ・シュトラ : 確実にゲートを通過させるためには、
もっともエーテル量の少ない使い魔を呼ぶ必要があった……。
それはいいのよ……。
ヤ・シュトラ : ただ、なんで術式の最後に、あんな詠唱の言葉を織り交ぜたのか、
子どもの頃の自分に会うことがあったら、問い詰めたいわね……。
ヤ・シュトラ : ……ともかく、この子たちをヴォイドゲートの向こう、
第十三世界へと送る。
ヤ・シュトラ : 片方のノッケンには、護魂の霊鱗を含ませて……
ヤ・シュトラ : 第十三世界から呼び戻したあとの、2体の状態を観察することで、
霊鱗の効果を検証するというわけ。
ヤ・シュトラ : ヴリトラはヴォイドゲートの制御をお願い。
ヴァルシャン : わ、わかった……。
ヤ・シュトラ : ゲートを開いている間は、
向こう側から妖異が侵入してくる可能性がある。
エスティニアンは、ニッダーナの護衛を。
エスティニアン : あ、ああ……。
ヤ・シュトラ : 万が一のために、あなたも備えておいて。

■何と言う?

▷任せてくれ
▷トゥルルル、アワワ~!

ヤ・シュトラ : ……あら。
ノッケンの代わりに、
あなたを無理やりゲートに突っ込んでもよくってよ?

▷…………

ヤ・シュトラ : さぁ、始めるわよ。
ヤ・シュトラ : ノッケン、行って!
ノッケン : トゥルルル、アワワ~!
行ってきま~す!

クエスト『ヤ・シュトラの実験』の目的『ニッダーナと話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : 結果が出るまで、少し時間がかかるわ。
妖異を警戒しつつ、待っていて。
エスティニアン : 魔女殿にも、ガキだったころがあったんだな。
いや、当たり前なんだが……。
ニッダーナ : さっきのヤ・シュトラさん、可愛かったな~!
トゥルルル、アワワ~!
ヴァルシャン : ここに来る度に、思い出すのだ……。
クリスタルタワーに開かれた巨大なゲートへと消えていく、
姉さんの後ろ姿を……。

ヤ・シュトラ : そろそろ良い頃合いね。
ヤ・シュトラ : ノッケン、戻ってきて頂戴。
ノッケン : ドゥ……ルル……
アババ……。
ヤ・シュトラ : ご苦労様。
よくがんばったわね。
ニッダーナ : かわいそうに……
妖異になりかけているわ。
不気味な声 : 開いた……門が開いたァ……!
ヴァルシャン : 妖異が来るぞ……!
すぐにヴォイドゲートを再封印するッ!
ニッダーナ : うわぁ~! 来たよ!
ヴァルシャン : アルザダール3世の名において命じる……
異界の扉よ、その口をつぐめ!
ニッダーナ : 今のでヴォイドゲートの危険性が、
嫌というほど、よくわかったわ……。
エスティニアン : それで……一目瞭然だとは思うが、
実験の結果はどうだったんだ?
ヤ・シュトラ : 護魂の霊鱗を組みこまなかった方の個体は、
エーテルが乱れて、淀んでしまっているわね。
ニッダーナの言葉どおり、妖異になりかけているのよ。
ヤ・シュトラ : 一方、霊鱗を混ぜて作った方の個体は、
エーテルも綺麗なままで、安定しているわ。
ヤ・シュトラ : ありがとう。
ゆっくりお休み。
エスティニアン : グ・ラハの読みは正しかったということか。
ヤ・シュトラ : ええ。
けれど、妖異にならなかった方も、無事なように見えて、
霊鱗には劣化の兆候が見られるわ。
ヤ・シュトラ : 本来、護魂の霊鱗は、精神汚染を誘発するエーテル放射から、
魂を護るために作られたもの。
防ぐべきエーテルの波長が異なれば、影響も違うということね。
ヤ・シュトラ : 第十三世界の乱れた環境エーテルに対応できるように、
調整してあげる必要がありそうだわ。
エスティニアン : ……この状況で今さらだが、
第十三世界ってのは、いったいどんな場所なんだ?
わかるように説明してくれ。
ヤ・シュトラ : そうね……
良い機会だから、
第十三世界についておさらいしておきましょう。
ヤ・シュトラ : 第十三世界は、闇の氾濫によって、
「無」……「ヴォイド」と呼ばれるようになった世界。
ヤ・シュトラ : エメトセルクによれば、
強引に世界の再統合を試みた結果らしいけれど……
結局は、統合する価値もない世界に成り下がってしまった。
ヤ・シュトラ : あとは、そうね……。
あなたは実際にノアの一員として、第十三世界に渡った経験がある。
そこで目にした光景について教えてもらえるかしら?
ヤ・シュトラ : 闇に覆われた、太陽すら失われた世界……。
在るのはただ、エーテルを喰らう無数の妖異だけ……。
まさに、ヴォイドの呼び名に相応しいわね。
ヴァルシャン : そのとおり。
だからこそ、私は君たちがあの世界に渡ることを、
勧めようとは思わないのだ。
ヤ・シュトラ : 第十三世界へ渡ることは、
あくまでひとつの過程に過ぎないの。
ヤ・シュトラ : この旅路は、分かたれた世界のすべてへと通じていて、
私はこの世のあらゆるものを解き明かすために、ここにいる。
ご心配は無用だわ。
ヤ・シュトラ : そのための一歩として、
どうにかして霊鱗を調整してあげないとね……。
ニッダーナ : それなら私は、人造アトモスの製作に入らせてもらうわ。
ニッダーナ : 問題は遺烈郷の資料だけじゃ、情報が少なすぎること。
メーガドゥータ宮にある太守一族の記録庫にも、
入らせてもらえませんか?
ニッダーナ : ……あ、あの~、ヴリトラ様~?
ヴァルシャン : あ、ああ、聞いているとも。
帰り次第、官吏たちに話しておこう。
ニッダーナ : それじゃあ、私たちは先に戻っているわね!

クエスト『ヤ・シュトラの実験』をコンプリートした!

ヴリトラの覚悟

エスティニアン : 話に聞いてはいたが、あらためてヴォイドの危険性がよくわかった。
だが、ヴリトラが乗り気でない理由は、別にあるはずだ。
奴の腹が決まるかどうかは……ふむ……。

ヤ・シュトラ : ニッダーナの人造アトモスが上手くいけば、
いよいよ第十三世界は目前ね。
ヤ・シュトラ : ここまで成り行きで付き合わせてしまったけれど、
あなたはこの先どうするつもり?
エスティニアン : そうだな……
正直なところ、異世界とやらに興味はない、が……
エスティニアン : ……少し、寄るところがある。
話はそのあとだ。
ヤ・シュトラ : あなたの周りには、
秘密主義者ばかり集まるわね……。
かくいう私も、人のことを言えた義理ではないけれど。
ヤ・シュトラ : さて、人造アトモスの完成を待つ間、
私たちも、第十三世界へ渡る準備を進めておきましょう。
ヤ・シュトラ : 先ほどの実験で、霊鱗の効果自体に問題がないことはわかった。
しかし、劣化の兆候が見られたことを考えると、
耐久性を補強しておきたいわ。
ヤ・シュトラ : 護魂の霊鱗を開発したのは、遺烈郷の錬金術師たちだけれど、
ヴォイドの環境に対応した補強となると、
彼らよりも適した依頼相手がいるはず。

■何と言う?

▷ガーロンド・アイアンワークスに頼もう
▷こんなときのためのアラグ

ヤ・シュトラ : アラグの魔科学に頼った場合は、護魂の霊鱗が、
言葉を発しながら飛び回るようになるでしょうね……。
ヤ・シュトラ : こういうときは、素直にあの人たちを頼りましょう。
ガーロンド・アイアンワークス社をね。

▷誰だろう……

ヤ・シュトラ : 特にシドに関しては、
あなたやグ・ラハ・ティアとともに、闇の世界を垣間見た経験がある。
ヤ・シュトラ : ヴォイドのなんたるかを知る彼が率いる会社なら、
的確な補強を、霊鱗に施してくれるはずよ。
ヤ・シュトラ : そうと決まれば、ラールガーズリーチの支社を訪ねて、
ガーロンド社の社員に話を繋いでもらいましょう。

クエスト『ヴリトラの覚悟』を引き受けた!

ヤ・シュトラ : そこの彼でよさそうね。
声を掛けて、シドに繋いでもらいましょう。
年若いガーロンド社員 : これはこれは、Aceさん。
我が社に何かご用でしょうか?
ヤ・シュトラ : シドに頼みたいことがあるの。
会って話すことはできる?
年若いガーロンド社員 : 会長ですね。
連絡してみますので、少しお待ちください。
シド : よう、待たせたな。
俺に頼みごとがあると聞いたが?
シド : 今度はヴォイドで迷子のドラゴン探しか。
宇宙旅行に比べれば、慎ましやかな旅で何よりだな。
シド : それで、護魂の霊鱗の改良を俺に任せたい、と。
どれ、劣化の兆候があったものを見せてくれ。
シド : ふむ、微細な傷の周囲に影響が出始めているようだな。
傷から侵食を受けたネロと同じ……
となれば、傷つかないようにするのが確実だ。
ヤ・シュトラ : あなたから見て、耐久性を上げる余地はあって?
シド : ウチでもアクセサリを補強するための硬化薬を出してるが、
そういった代物を塗布した場合、錬金薬とどう反応するか……。
鎧を着せた方が確実だろうな。
シド : 専用の保護ケースを作るのさ。
霊鱗の機能を阻害しないようにエーテル伝導率が高く、
それでいて耐久性の高い、特殊な合金でな。
ヤ・シュトラ : 鎧とは、言い得て妙ね。
シド : 念のため、ネロにも協力させよう。
第十三世界の詳細なデータは、奴が持っているんでな。
シド : ただし、あの不良社員を、
「安全に」働かせるとなると一苦労なんだ。
納品までは、多少の時間をもらえるとありがたい。
ヤ・シュトラ : 問題ないわ。
むしろ、急な依頼になってしまって、ごめんなさいね。
シド : なに、ジェシーに怒られるまでは大丈夫だ。
それじゃあ、さっそく取り掛かっておく。
ヤ・シュトラ : 霊鱗のことは、シドたちに任せておきましょう。
となると残る問題は、人造アトモスの製作ね……。
ニッダーナの様子を見に、デミールの遺烈郷へ戻りましょう。

クエスト『ヴリトラの覚悟』の目的『年若いガーロンド社員と話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : こちらも順調だと良いのだけれど。
ヴァルシャン : いつの時代も錬金術師たちの好奇心には、感心させられる。
ヴォイドに繋がる扉が開いたところで、
もはや私には関係のないことだが……。
ニッダーナ : あら、霊鱗の調整の方は順調なの?
ヤ・シュトラ : ええ、時間はかかるけれど、目処は立ったわ。
ニッダーナ : それはなによりね!
こちらも、ヴリトラ様が許可をくださったおかげで、
太守一族の記録から有益な情報が得られたわ。
ニッダーナ : あの宝物殿が作られた年代の取引記録から、
いくつか、特徴的な錬金素材の購入履歴を見つけたの。
きっと、それが人造アトモス製作の鍵になるはずよ。
ニッダーナ : ちょうど、アルキミヤ製薬堂を通じて手配したのだけれど、
そうしたら、あそこの錬金術師たちも興味を持ったみたいで、
手伝ってくれることになったのよ!
ヤ・シュトラ : 人為的にヴォイドゲートを開く、なんて聞いたら、
普通なら尻込みしてもおかしくないところだけれど……
さすがは、名高いラザハンの錬金術師たちね。
ヴァルシャン : かつての錬金術師たちも、彼らと同じ目をしていた。
未知の存在に恐怖を覚えるのではなく、
そのすべてを解き明かそうと、目を輝かせていた……。
ヤ・シュトラ : あなたにも危険を顧みずに、
叶えたい願いがあったのではなくて?
ヴァルシャン : ……私は卵から孵るのが遅かった。
父祖ミドガルズオルムが休眠期に入ったあとは、
アジュダヤが、寄り添ってくれていたそうだ。
ヴァルシャン : そんなこともあって、孵化してからも、
私はアジュダヤのそばを離れようとはしなかった……。
親の背を追い続ける、ひな鳥のように。
ヴァルシャン : 以前にも言ったが、アジュダヤは私にとって、
姉であり、親とも呼べる存在なのだ……
一日たりとも忘れたことはない。
ヴァルシャン : どこにいたとしても、必ず見つけ出してみせる。
そしてもう一度、ともに空を駆けたい。
……そう願わない日はなかった。
ヴァルシャン : だが、今の私には……
???? : 俺たち星戦士団のことを、忘れてもらっちゃ困る!
ヴァルシャン : ナブディーン……なぜ……。
ナブディーン : 事情はエスティニアン殿から聞きました。
ナブディーン : ヴリトラ様、あなたは大昔からずっと、
ラザハンを守るためだけに生きてきた……。
俺たちを怖れさせまいと、正体を隠してまで……。
ナブディーン : だからこそ、どんな姿であろうと、
あなたこそが敬愛すべきラザハンの太守であると、断言できたんだ。
ナブディーン : そんな俺たちが、あなたの幸せを願わないと、
本気で思っているんですか?
ナブディーン : 俺たちなら、大丈夫です。
あの終末すら、生き抜いてみせたんだ……。
少しの間くらい星戦士団だけでも、この国を守ってみせます!
ヴァルシャン : ナブディーン、君の気持ちはありがたいが……
ナブディーン : ええい、うるせえ!
ナブディーン : 今は、その姿なんだから……いいよな。
ナブディーン : 前に言ったよな、「ヴァルシャン」。
お前は俺たちの弟分、家族だって……。
ナブディーン : なら、お前の姉ちゃんは、
俺たちにとっても家族みたいなもんだ。
ナブディーン : だからよ、頼ってくれよ……俺たちのことを。
何千年も想い続けた姉ちゃんのことを諦めるだなんて、
そんなこと言うんじゃねえよ!
ニッダーナ : お姉さんがいる世界に通じる門は、
アタシたちが必ず開いてみせます!
だから、探しに行ってあげてください……!
メラド : ヴリトラ様……
孤児院のこと、ありがとう。
妹と離れ離れにならないってわかって、すごく嬉しかったよ。
メラド : だからわかるんだ。
お姉さんと別れたことが、とても辛いことだって……!

■何と言う?

▷護り抜くために、進むときだ!

ヴァルシャン : ……「進むのなら、護り抜け」。
ヴァルシャン : いつか君に贈った言葉を、このように返されるとは……。
たしかにあれは、立ち止まった者の物言いだったのかもしれない。

▷立ち止まったままでいいのか?

ヴァルシャン : ならば、私に進めと……?
ヴァルシャン : 「進むのなら、護り抜け」。
いつか君に贈ったこの言葉は、
たしかに立ち止まった者の物言いだったのかもしれない。

ヴァルシャン : 進み、そして護れと言うのだな。
アジュダヤも、ラザハンも。
ヴァルシャン : すまない、みんな。
少しの間、ヴァルシャンはこの国を留守にする。
ヴァルシャン : むろん、メーガドゥータ宮に本体が残り続けるゆえ、
完全に不在となることはない。
太守としての職務も、最低限はこなせよう。
ヴァルシャン : だが、ヴァルシャンを動かしている間は、
私の眼が行き届かないことも多くなるはずだ。
ヴァルシャン : だから、アジュダヤを連れ帰るまでの間、
君たちの力を頼らせてくれ。
ナブディーン : 気をつけて行ってこいよ。
前にも言ったが、お前の身に何かあったら、
たくさんの奴が悲しむからな。
ヴァルシャン : いまいちど、肝に銘じておこう。

クエスト『ヴリトラの覚悟』の目的『デミールの遺烈郷のニッダーナと話す』を達成した!

ヴァルシャン : 私はもう迷わない。
必ず姉さんを見つけてみせる。
エスティニアン : 誰かの背中を押すなんざ、本来は俺の役目じゃないんだがな。
普段、馬鹿みたいに他人を気遣う連中が不在な以上、
仕方なく代役を務めたまでだ。
ナブディーン : ったくヴァルシャンの奴、世話が焼けるぜ。
ナブディーン : ところで、つい勢いでまくし立てちまったけど、
太守に生意気な口を利いたこと……
あとで官吏のお偉方に怒られたりしないかな……?
ニッダーナ : 人造アトモスのことは心配しないで!
久しぶりにやり甲斐のある研究が舞い込んできて、
こっちは寝る時間すら惜しいんだから!
ニッダーナ : そうだ!
ヴリトラ様のために、前々から考えてたアレも用意しなきゃ!

ヤ・シュトラ : それにしても、エスティニアンは良い仕事をしたわね。
ヴリトラの背中を押すために、一役買うだなんて。
エスティニアン : ラザハン中に響く太守様の馬鹿でかい溜息に、
これ以上、安眠を妨げられたくはないからな。
事情を知らん旅人が、天変地異の類いかと怯えていたぞ。
ヤ・シュトラ : それで、あなたの答えを聞いていなかったのだけれど?
エスティニアン : ニーズヘッグの影を宿したとき、俺はヤツの想いを我がものとした。
そこにあったのは、
人に対する燃えるように熱い怨みと……
エスティニアン : ラタトスクを失った、
凍りつくように冷たい悲しみだ……。
エスティニアン : もう誰も、あんな想いを抱く必要はない。
そのためならば、俺はいつだって、この槍を振るおう。

■何と言う?

▷珍しい面子になった

ヤ・シュトラ : 確かに、新鮮な組み合わせね。
世界の危機という題目でもない限り、元「暁」を集めたくはないし、
今回はこの4人で行動することにしましょう。

▷ほかの元「暁」に声をかけないの?
▷4人旅というのも寂しいような……

ヤ・シュトラ : ということで、今後の計画について話しておきたいわ。
ヤ・シュトラ : 光の氾濫が、最終段階で押し止められた第一世界と違って、
第十三世界は、完全に闇の氾濫によって沈んでしまった場所。
安全を確保しながら、少しずつ探索する必要があるはずよ。
ヤ・シュトラ : そうなると、ヴォイドゲートの近くに、
拠点となる場所があると助かるのだけれど……。
ヴァルシャン : では、メーガドゥータ宮の一室を、客室として開放しよう。
皆、ラザハンまでご足労願う。

クエスト『ヴリトラの覚悟』の目的『ヤ・シュトラと話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : 「暁」が解散した以上、
私たちが石の家に出入りすれば、要らぬ心配を招きかねない。
拠点を用意してもらえるのは、ありがたいわね。
エスティニアン : この国に滞在する間、メーガドゥータ宮の一室を、
寝床として貸されていてな。
お前たちにも、そこを使わせてくれるんだろうよ。
物腰柔らかな官吏 : どうか、ヴリトラ様をよろしくお願いします。

ヴァルシャン : ……というわけなのだ。
彼らが逗留する部屋を用意できないだろうか?
物腰柔らかな官吏 : 現在、来客用に開放していた部屋は、
宝物殿より運びこまれた宝の置き場となっていますが、
カルザール基金の運用が始まれば、空けることは可能です。
ヴァルシャン : わかった。
部屋が空き次第、彼らの居室を用意してくれ。
ヴァルシャン : 今すぐ、とはいかないが、
君たちが休める場所は用意できそうだ。
ヤ・シュトラ : 何から何まで、悪いわね。
ヴァルシャン : 姉さんの捜索に手を貸してもらう以上、
できる限りのことはさせてもらう。
ヤ・シュトラ : 水を差すようで悪いけれど、
第十三世界について、私たちはほとんどわかっていない。
困難はもちろんのこと、時間がかかることも覚悟しましょう。
ヴァルシャン : それでも構わない。
姉さんを探す機会が得られただけで、
私は前に進むことができる。
ヤ・シュトラ : それじゃ私はニッダーナの手伝いに戻るわ。
各々、第十三世界に渡る準備をしておいてちょうだい。
エスティニアン : 俺は、星戦士団の連中と稽古でもしておくさ。
その方が、気兼ねなく滞在できそうだ。
ヴァルシャン : 私にとっては姉を探す旅路だが、
君まで、その想いを背負い込む必要はない。
ヴァルシャン : だから、気軽に考えてくれ。
新たなる冒険が、始まったのだとね……。

クエスト『ヴリトラの覚悟』をコンプリートした!

一方 第十三世界――

私は 戻ってきたのか――
英雄を失った この世界に――

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