6.2 禁断の記憶

目次

翼を追って

ヴァルシャン : ああ、Ace。
たった今、ガーロンド・アイアンワークスから、
連絡を受けたのだ。
ヴァルシャン : 彼らに頼んでいた、
護魂の霊鱗をヴォイドでも耐えうるように補強する作業……
それが無事に完了したらしい。
ヴァルシャン : 彼らも此度の計画には興味があるようで、
直接届けに来てくれるそうだ。
ヴァルシャン : 錬金術師たちからも、ゲートを拡張するために使う、
人造アトモスの製作に成功したと報告を受けている。
これでヴォイドへと旅立つ準備が、すべて整ったわけだ。
ヴァルシャン : 取り急ぎ、エスティニアンには、
デミールの遺烈郷にいるヤ・シュトラを訪ねるよう連絡した。
私たちも、そこに合流するとしよう。

クエスト『翼を追って』を引き受けた!

エスティニアン : これが人造妖異……
妖異まで自分たちで造っちまうとは、
さすがはラザハンの錬金術師といったところか。
ヴァルシャン : ガーロンド社の人々にも、遺烈郷に来てもらうよう伝えてある。
さすがにまだ到着していないようだが……。
ヤ・シュトラ : 待っていたわ、Ace。
ヤ・シュトラ : さっそくだけれど、見て頂戴。
これが錬金術師たちの努力の結晶、人造アトモスよ。
ヤ・シュトラ : 実践こそできていないけれど、エーテルを視た範囲では、
本物のアトモスと限りなく近しい状態に仕上げられているわ。
ヴァルシャン : この短時間で素晴らしい成果だ。
ラザハンに生きる者として、誇りに思う。
ヴァルシャン : ぜひ直接、礼をしたかったのだが、
ニッダーナの姿が見えないようだな……。
ヤ・シュトラ : ええ、彼女には別の用事があるそうよ。
人造アトモスを引き渡した途端、作業場に戻っていったわ。
ヤ・シュトラ : それよりも、待ち遠しいのはガーロンド社の使者ね。
改良を終えた霊鱗さえあれば、
すぐにでも、ヴォイドゲートの拡張を試せるのだもの。
シド : そいつは朗報だな。
仕事を切り上げてまで来た甲斐があるってもんだ。
ヤ・シュトラ : あら、噂をすれば……。
またこうして顔を見られて嬉しいわ。
ヤ・シュトラ : でも、まさか会長が直々に納品に来てくれるだなんて。
それほど今回の計画に興味があるということかしら?
シド : ああ、シルクスの塔でヴォイドゲートを開くときも、
かなり苦労したからな。
お前たちの試みがどうなるか、この目で見届けたい。
シド : 差し支えなければ、俺たち全員で立ち会ってもいいか?
こんなに早く作業が済んだのは、
こいつらが尽力してくれたおかげなんだ。
ネロ : フン……オレ様が身をもって収集した貴重なデータを、
護魂の霊鱗の改良のために提供してやったンだ。
ネロ : あの陰気なヴォイドに持ち込ンでも、
5年や10年で劣化することはない。
生涯あっちに居座る気なら、話は別だがなぁ?
ビッグス : 実際に手を動かして改良作業を担当した俺たちからも、
品質は保証させてもらうぜ。
ウェッジ : というわけで、こちらがご依頼の品ッス!
ヴァルシャン : 皆に感謝を……。
これで憂いなく、姉さんを探しにいける。
シド : よしッ!
ヴォイドゲートの拡張と、お前たちの旅立ち、
ガーロンド・アイアンワークスが見届けさせてもらうぜ!
ニッダーナ : ちょっと待って!
ヴァルシャン : ニッダーナ。
……何かあったのか?
ニッダーナ : 実は、ヴリトラ様に、
どうしても受け取ってほしいものがあるんです。
ニッダーナ : 出発直前になっちゃって申し訳ないんですが、
一緒に来てもらえませんか?
ヴァルシャン : ふむ……。
君のことだ、あえて今言い出したのにも、理由があるのだろう。
ヴァルシャン : すまないが、今しばらく、
ここで待っていてもらえるだろうか?

ネロ : ……えらく時間がかかってるじゃないか。
どンだけ手厚い贈り物だ?
シド : 行き先が行き先なんだ、
何であれ、万全を期しておいた方がいい。
シド : ヴォイドの危険性を誰より知っているのは、お前だと思ったが?

???? : すまない、待たせたな。
エスティニアン : お前……もしやヴリトラか?
ヴァルシャン : ああ、そうだ。
少年の身体に埋め込んでいた竜の眼を、
こちらの身に移したのだ。
ヴァルシャン : 何か慌ただしく準備しているようだとは思っていたが、
まさか、私のためだったとは……。
ニッダーナ : アタシたちの太守様が、直々に出陣するんですから!
半端な装いじゃ、送り出せませんよ。
ニッダーナ : 錬金術師たちが腕によりをかけて、
戦いに適した最高の人形に仕上げたんです。
いつもの身体より、武器も魔法も扱いやすいはず!
ニッダーナ : まあ、本当はもっと早く見せたかったんだけど、
ギリギリまで調整してたせいで遅くなっちゃって……
ごめんなさい。
ヴァルシャン : 謝る必要はない。
私の方こそ、皆に気を遣わせてしまっていたようだ。
この身体……ありがたく使わせてもらおう。
ヴァルシャン : 改めて、皆にはラザハンのことを頼みたい。
戦いの危険があるとなれば、どうしても、
意識をこの身体に向けることが多くなるだろう。
ヴァルシャン : ヴォイドゲートを開けるからには、
こちら側への妖異の侵入も、警戒せねばならないのだが……。
ナブディーン : それについても、準備は怠ってないぜ。
ナブディーン : 歴戦の竜騎士殿が、星戦士団に稽古をつけてくれてたからな。
妖異たちは、1匹たりとも通しやしねぇ!
ナブディーン : そういうわけで安心しろ、ヴァルシャン!
ナブディーン : おっと、今はもう、違う姿だから……
なんて呼べばいいんだ?
ヴァルシャン : ヴァルシャンのままで構わない。
私は、君たちの弟分……なのだろう?
ナブディーン : そうか……!
なら、行ってこい、ヴァルシャン!
ヤ・シュトラ : ちょっといいかしら?
あなたにも、渡しておきたいものがあるの。
ヤ・シュトラ : 実は、あなたが不在の間に、ウリエンジェが来ていたのよ。
ヤ・シュトラ : ほら、前回の宝物殿の探検、
彼にとってはレポリットのための調査という名目だったでしょう?
ヤ・シュトラ : 彼から報告を聞いたレポリットたちは大喜びで、
自分たちの宝物殿の改良案を検討し始めたそうよ。
ヤ・シュトラ : そのお返しに……というわけでもないのでしょうけれど、
リヴィングウェイから、ある品を預かったそうなの。
ヤ・シュトラ : そう、星海でハイデリンから託されたクリスタル……
メーティオンの軌跡が記録されていたものよ。
ヤ・シュトラ : ウルティマ・トゥーレの位置は解明し終えているし、
役目を終えたものとして、ウリエンジェに委ねたのでしょうね。
ヤ・シュトラ : 預かった彼は考えた……
このクリスタルには、強い光の力が宿っているはず。
ならば、闇の世界への旅路で役に立つかもしれない、とね。
ヤ・シュトラ : さあ、受け取って。
ハイデリンの想いが詰まったクリスタルだもの。
あなたが持っているべきだわ。
ヴァルシャン : これで準備は整ったようだな。
アキャーリから船に乗り、「封宝の間」へと向かおう。

クエスト『翼を追って』の目的『デミールの遺烈郷のヤ・シュトラと話す』を達成した!

壮年の星戦士 : 「封宝の間」へ行かれるのですね?
太守様たちも、すでに向かわれていますよ。

クエスト『翼を追って』の目的『アキャーリの壮年の星戦士と話す』を達成した!

シド : 俺たちだけじゃない、過去にクラックを拡張した、
錬金術師たちの想いも込められてるんだ。
必ずうまくいくさ。
ネロ : 海底遺跡に、錬金術製の守護者ねぇ……
オモチャの実験場としては悪くない。
オレもなにか考えてみるか……?
ビッグス : 遺烈郷の錬金術師たちと少し話をしてみたんだが、
みんな、研究自体が楽しくて仕方ないって感じだった。
うちと共同で何かやったら、おもしろい結果が出せるかもな。
ウェッジ : 道中、あっちもこっちも宝の山だったッス!
これだけ金ピカに囲まれてたら、盗掘者が侵入してきても、
ヴォイドゲートには目がいかない気がするッス。
ナブディーン : なんだか緊張してきたぜ……!
ヤ・シュトラ : 次元跳躍の研究、その最初の成果が試されるときよ。
禁書の閲覧に協力してくれた人たちのためにも、
必ず成功させてみせるわ。
エスティニアン : この遺跡には、ヴォイドからの侵入者にも対応できるよう、
対妖異に調整された守護者が配備されたそうだ。
エスティニアン : ちょうど壊れて製薬堂に運び込まれていたから、
素早く対応できたらしい。
……怪我の功名、というヤツだな。

ヴァルシャン : では、封印を解くぞ。
ヴァルシャン : アルザダール3世の名において命じる……
異界の扉よ、その口を開け!
ヤ・シュトラ : さぁ、ヴォイドゲートを取り込みなさい!
ヤ・シュトラ : 拡張に成功したようね。
あの様子なら、私たちも問題なく通過できるはずよ。
エスティニアン : この先は、どういう場所に繋がっているんだ?
ヴァルシャン : かつて私がヴォイドに渡った際には、
妖異たちが巣食う、城のような場所に出た。
ヴァルシャン : あのときは多勢に無勢となって、すぐに撤退してきたが、
君たちがいれば、腰を据えて探索できるはずだ。
ヴァルシャン : 襲いくる妖異があれば一掃し、
安全を確保することを、最初の目的としよう。
ヴァルシャン : ヴォイドでの探索、および戦闘の指揮は、
経験豊富な冒険者である君に委ねたい。
ヴァルシャン : 私は、君の戦い方に合わせて、
それを補うように立ち回ろう。
ヤ・シュトラ : 癒やし手が足りなければ、私が担えるわ。
ここしばらくは攻め落とす役目ばかりだったけれど、
治癒魔法も忘れていなくてよ。
ヴァルシャン : よし、今こそ進むときだ。
我が姉、アジュダヤの行方を探さんがため、
異界の扉をくぐり、第十三世界へ!

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クエスト『翼を追って』の目的『ヴァルシャンと話す』を達成した!

ヴァルシャン : ここまで来たからには、憂いはない。
ラザハンの皆を信じ、私は進むだけだ!
エスティニアン : 俺は初めて鏡像世界に行くことになるわけだが……
天の果てを見てきたいま、特段の緊張感はないな。
いつもどおりにいくぞ、相棒。
ヤ・シュトラ : 視たところ、護魂の霊鱗はしっかりと補強されているわ。
これなら、妖異たちとの戦闘で負傷したとしても、
肉体の変容を恐れる必要はなさそうね。
シド : お前たちが旅立つのを見届けたら、こっちも仕事に戻る。
大勢でここに残ると、いざ妖異が出現したとき、
星戦士団の邪魔になりかねないからな。
シド : ネロたちを助けにヴォイドに渡ったときだって、
お前は無事に帰ってこられたんだ。
今回もそうなるって、信じてるぜ。
ネロ : 帰ってきたら、レポートのひとつでも出してもらおうか。
オレ様が協力してやったンだ、それくらいは当然だろう?
ビッグス : 人造の妖異でヴォイドゲートを拡張する、か……。
まだまだ人の手で生み出せる可能性はあるもんだな。
機工師魂がくすぐられるぜ!
ウェッジ : 第一世界へ渡ったときと違って、
今回はキチンと見送りができるッス。
二度とタタルさんを悲しませないよう、気をつけて行くッス!
ナブディーン : ヴォイドゲートが開いている間は、
出てきた妖異を見落とさねぇよう、しっかりと見張ってるぜ!

「異界孤城 トロイアコート」の攻略を開始した。

ベアトリーチェ : わらわの城に、ネズミが紛れこんでおったか。
ベアトリーチェ : エーテルさえ喰えればそれでいい。
バラバラにしてしまえ!
ドリームエビル : ネズミ、クジョスル!
オソウジ、オソウジ!
ドリームエビル : ネズミハ、マルヤキダ!
ドリームエビル : クロコゲ! クロコゲ!
ドリームエビル : ギギ……シブトイネズミダ!
ドリームエビル : コレナラドウダ? コレナラドウダ!
ドリームエビル : ニゲバ、ナイゾ……!
ドリームエビル : エーテルヲ、ブチマケロ!
ドリームエビル : カクナルウエハ……!
ドリームエビル : オマエタチ……オワッタゾ!
ドリームエビル : モウシワケ……ゴザイマセン……

ベアトリーチェ : ここまで来るとは……
ならば、わらわが直接喰ろうてやる!
ベアトリーチェ : 美しき魔眼を、拝ませてやろう……!
ベアトリーチェ : 魅入られし者の魂をいただく……!
ベアトリーチェ : わらわの魔眼が効かぬだと……!?
おまえたちはいったい……?
ベアトリーチェ : 上へ逃れるしかない……!
誰か、こやつらを喰らう者はおらぬか!?
ベアトリーチェ : ええい、もう逃げ場が……
わらわはこんなところで喰われとうない!

スカルミリョーネ : フシュルルル……
そのエーテル、我が糧にしてくれる!
スカルミリョーネ : ガスを吸って、生ける屍になるがいい!
スカルミリョーネ : 生かしてはおけぬ…!
スカルミリョーネ : 我が剣技の餌食となれ!
スカルミリョーネ : 私の可愛いしもべ達よ……奴らの足止めをするのだ!
スカルミリョーネの眷属が現れた……!
スカルミリョーネ : 我が奥義、とくと味わえ!
スカルミリョーネ : 耐えたというのか……!?
ええい、だがここで終わる私ではない……!
スカルミリョーネ : さぁ、もっとだ!
ガスを喰らえ!
スカルミリョーネ : おのれ……この私が貴様らごときに……!
ううっ! 体が崩れていくううっ!!

「異界孤城 トロイアコート」の攻略を終了した。

エスティニアン : 今の妖異、スカルミリョーネとか名乗っていたか。
俺たちがゲートを開いたことを、察知していたようだった。
ヤ・シュトラ : それも、「また門が開かれた」と言っていたわね。
ふたつの世界を繋ぐ門は、こちら側からも、
見張られていたということかしら。
ヴァルシャン : 恐らく、そうだろうな。
それにしても、同じ妖異でありながら、
この城の主を容赦なく喰らうとは……。
ヴァルシャン : ヒトが国を興すように、妖異もまた複数の集団に分かれ、
縄張り争いを演じているのかもしれない。
エスティニアン : さて……残った妖異たちはどう動く?
エスティニアン : 見てのとおり、お前たちの主は倒れ、
そのエーテルを喰らった者もまた、俺たちに討たれた!
それでもまだやるか?
ヤ・シュトラ : ……もしかしたら、言葉が通じないのではないかしら。
妖異の知能にも、個体差があるのではなくて?
エスティニアン : フン、獣と同じなら話は早い。
強きに屈する連中なら、力を示し続けるだけでいいからな。
ヴァルシャン : この世界を旅するにあたっては、
妖異の習性についても、理解を深めていく必要がありそうだ。

■何と言う?

▷慎重に調べながら進もう
▷出たとこ勝負で、大胆に進もう!

ヴァルシャン : ふむ、そういうものなのか……。
ならば、冒険者の直感に頼らせてもらうとしよう。

ヴァルシャン : ずいぶんと時間がかかってしまったが……
迎えにきたぞ、姉さん。

クエスト『翼を追って』の目的『「異界孤城 トロイアコート」を攻略』を達成した!

エスティニアン : 集まってきた連中も、様子見に徹するためか、
どこかに引っ込んじまったようだ。
今のうちに、次の行動を決めておくか。
ヴァルシャン : かつては、ここまで辿りつくことすら叶わなかった。
皆の協力には、いくら感謝しても足りないな……。
ヤ・シュトラ : ひとまず、この城は探索の拠点として使えそうね。
ヤ・シュトラ : 私たちの常識が通用しないこともあるようだし、
アジュダヤを探しにいく前に、
この世界に関して情報を集めておくとしましょうか。

クエスト『翼を追って』をコンプリートした!

闇の残滓

エスティニアン : とりあえず連中も様子見らしいな。
今のうちに、次の行動を決めておくか。
ヤ・シュトラ : どこを視ても、強い闇のエーテルが満ちている……。
一方で、光のそれは私たち自身が有している程度だわ。
第一世界と正反対の状況といったところね。
ヴァルシャン : 改良してもらった護魂の霊鱗には、何の異変も見られない。
このまま探索を続けても大丈夫そうだ。
ヴァルシャン : とはいえ、どこから手をつけたものか……。
アジュダヤが近くにいれば存在を感じ取れるのだが、
残念ながら、この辺りに気配は感じられない。
エスティニアン : 咆哮を上げてみるのはどうだ?
あれなら、遠くにいても探しにきたと伝えられるだろう。
ヴァルシャン : 本体であれば可能だろうが、この身体では、
世界の隅々にまで届くような咆哮を発することはできない。
ヴァルシャン : 仮にできたとしても、竜の咆哮は魔力を込めたもの。
エーテルを求める妖異たちを引き寄せてしまうことだろう。
エスティニアン : 難儀だな……。
ヤ・シュトラ : 無理に危険を冒す必要はないわ。
この城が浮島のような孤立した場所にある以上、
探索範囲を広げること自体が難しいもの。
ヤ・シュトラ : まずは城内に残っている妖異から、情報を集めましょう。
彼らがどんな風に暮らしているのかを知れば、
見えてくることもあるはずよ。
エスティニアン : なら、妖異相手に言葉が通じるかどうか、
試してみるとするか。
ヴァルシャン : 君も警戒を怠らず、隙を見せないように注意してくれ。
聞き込みを終えたら集合しよう。

クエスト『闇の残滓』を引き受けた!

エスティニアン : こいつは睨んでくるだけで、何も話さんな。
そもそも言葉を使わない獣なのかもしれん。

唸っている妖異 : グルルル……!
唸っている妖異 : グゥ……?
ガルルル……!
こちらを睨み、獣のような唸り声をあげている。
どうやら対話可能なほどの知性は有していないようだ。

様子を窺っている妖異 : オマエのエーテル、とてもウマソウ……
オレに喰わせろ!
様子を窺っている妖異 : グギギ……ダメか……。
オマエ、さっき、強かった。
逆らったら、オレが喰われる……。
様子を窺っている妖異 : オレ、ガマンする……。
ほかのヤツ、喰えるカナ……ギィギギギ……。
どうやら、エーテルを喰らうことしか考えていないらしい。
実のある会話をするのは難しいだろう……。

ヴァルシャン : 妖異の方も、対話に応じる意思はあるようだ。
しかし、どうにも返答が要領を得ないな……。

ヤ・シュトラ : ノルヴラント標準語と同様に、こちらの世界の言葉も、
どこかエオルゼアの言語と似ている部分があるようね。
古代世界の言語を共通の祖としている、ということかしら?

陶然としている妖異 : 城主様の瞳、とてもキレイ……。
見つめられる、キモチイイ……!
陶然としている妖異 : でも喰われた!
あの瞳、もう見られナイ……。
陶然としている妖異 : 城主様イナイ、命令もナイ。
ワタシ、どう、どう、どうしたら……。
再び声をかけてみたが、こちらに気づく気配はない。
ブツブツと独り言を漏らし続けている。

怯える妖異 : お、お、俺、お前に従ウ!
だから俺を喰うナ!
怯える妖異 : 竜を探してル……?
それはなんだ、うまいのカ?
俺、難しいことは、わからなイ……。
怯える妖異 : そうダ……。
少し前に捕まえたヤツも、難しいこと言っていタ。
賢さ持つヤツ、たまにいル。
怯える妖異 : そいつ、第四監獄棟にいル。
でも、賢いヤツは、うまいから……
もう喰われてるかもナ。
この妖異から、これ以上有益な情報を引き出すのは難しそうだ。
第四監獄棟に行けば、「賢い妖異」に会えるかもしれない。

クエスト『闇の残滓』の目的『水占庭園で情報を集める』を達成した!

怯える妖異 : 賢いヤツ、第四監獄棟にいル。
難しいこと、そいつに聞ケ。
ヴァルシャン : こちらは収穫なしだ。
彼らには争う意思こそないようだったが、
対話と呼べるほどのものにはならなかった。
ヤ・シュトラ : こちらもよ。
低位の妖異ほど知性が低い傾向があるのかもしれないわね。
エスティニアン : スカルミリョーネとかいう大物を倒してしまったのは、
いささか早計に過ぎたか……。
ヤ・シュトラ : あなたは何か情報を得られて?
ヴァルシャン : 第四監獄棟と呼ばれる場所に、
より賢い妖異が収監されているかもしれない、と……。
エスティニアン : 監獄というと……俺たちがヴォイドゲートを抜けて、
最初に着いた区画が、それらしい雰囲気だったな。
ヤ・シュトラ : ええ、戻ってあのあたりを探索してみましょう。
ヤ・シュトラ : その「おいしい」妖異を、主を失った城の妖異たちが、
欲望に任せて喰らってしまう前に……ね。
ヴァルシャン : 急ごう、第四監獄棟へ!

クエスト『闇の残滓』の目的『指定地点で待機』を達成した!

トロイア城の騎士 : エーテルもらえなくなる、とても困ル。
新しい主を探して、お仕えしなくてハ。
トロイア城の守衛 : 捕らえた獲物、監獄に入れられル。
そこでじっくり弱らせてからエーテル喰らう……
ソレが城主様のお好み、だっタ。
トロイア城の番犬 : バウッ! グルルル……。
トロイア城の清掃係 : ココハ、ダイヨンカンゴクトウ!
ヒトツシカナイガ、ダイヨンダ!
トロイア城の清掃係 : メイレイナケレバ、ハタラカナイ!
ネズミガイテモ、キニシナイ!
トロイア城の獄吏 : この監獄に、許可なく出入りするモノはゆるさナイ。
……見逃してやるカラ、早く行ケ。
トロイア城の看守 : その奥に、城主様の餌、捕らえてあル。
だが、城主様、もういなイ。
だからオレたち、好きに喰えル。
トロイア城の看守 : でも、賢いヤツは強イ!
さっき檻を開けて中に入っていった看守……
賢いヤツを喰おうとして、逆にやられてなければいいがナ。
ヤ・シュトラ : 扉が開いているわ。
奥に誰かいるみたいだけれど……。
エスティニアン : 気をつけろ。
何か嫌な気配を感じる……。
ヴァルシャン : どうやら、例の妖異は、
その奥に捕らわれているようだな。

闇衣の妖異 : お前は……
闇衣の妖異 : 友、か……?

■何と言う?

▷ゼノスが使役していた妖異……!
▷ゼノスとともに消えていなかったのか

ヴァルシャン : ゼノス……?
彼とは、君自身の手で決着をつけたと聞いているが……。

ヤ・シュトラ : この妖異を包む、満たされぬ餓えのように底のない闇……
確かに、ガレマルドで相対したゼノスから感じたものよ。
ヤ・シュトラ : 一時的に召喚して使役するだけの妖異なら、
契約者が死ねば、原初世界との繋がりは断たれるはず。
それで、ヴォイドに戻ってきたのでしょうね……。
闇衣の妖異 : ゼノ、ス……。
闇衣の妖異 : ああ、そうだ……
やはり、お前は……友、なんだな?
ヤ・シュトラ : ハイデリンのクリスタルが……!?
闇衣の妖異 : これは……!?
闇衣の妖異 : 嗚呼、そうだ、この光は……
それで戻ったというのか。
ヴァルシャン : 戻った、とは?
ゼノスとも関係があるようだが、君はいったい……。
闇衣の妖異 : 私は、そう……あの男、ゼノスに、
「アヴァター」として使役されていた。
闇衣の妖異 : ……奴が、お前に敗れるまではな。
ヤ・シュトラ : あなたにとっては、
説明されるまでもないことでしょうけれど……
ヤ・シュトラ : ゼノスが、あなたと戦うために身につけた力は、
ガレアンの古い一族が伝えていた暗殺術のひとつよ。
ヤ・シュトラ : 曰く、クリスタルを触媒に異界ヴォイドと交信。
自らの半身たりえる妖異アヴァターを探し出し、
力を貸すよう、契約を交わすと……。
闇衣の妖異 : 契約だって……?
奴が仕掛けてきたのは、そんな対等なものじゃなかった。
無理やりにでも力を引き出そうとする、呪いだ。
闇衣の妖異 : そのせいで私の存在は変質してしまっていた。
奴が欲した、命を削り合う力を具象化した存在にな。
ヴァルシャン : それが、先ほどまでの姿というわけか。
しかし……なぜ人の姿に?
闇衣の妖異 : お前たちにとって、見た目はそんなに重要なことなのか?
そこにこだわる理由が理解できない。
エスティニアン : 見た目より中身が重要……ということなら、俺も同感だ。
エスティニアン : お前が人の姿をしていようが、
ここの住人であるならば、妖異だとしか思えん。
つまり、俺たちの脅威になりえるということ。
エスティニアン : 率直に問う。
お前は俺たちの敵か? 味方か?
闇衣の妖異 : この世界に、自分より強い奴を喰おうとする者はいない。
闇衣の妖異 : 使役されていたときのこととはいえ、
一度負けた相手に挑むなんて、愚か者のすることだ。
エスティニアン : そうか……ならいい。
闇衣の妖異 : ……私からも確認しておきたいことがある。
闇衣の妖異 : お前は、「友」だろう?
ゼノスがそう呼んでいたのを聞いた。

■何と言う?

▷自分はAce Trickだ
▷自分はゼノスの友じゃない

闇衣の妖異 : なに? お前は友じゃないのか?
闇衣の妖異 : そうか……。
闇衣の妖異 : なら、友とは、なんなんだ……?

▷少なくとも、お前の友じゃない

クエスト『闇の残滓』の目的『第四監獄棟で賢い妖異を探す』を達成した!

闇衣の妖異 : 使役されているあいだは、意識がおぼろげだった。
ただ、ゼノスが妙に執着していた「友」……
その言葉だけは、印象に残っている。
闇衣の妖異 : 正確な定義はわからない。
それでも、お前を示し、とても重要な存在だというのは、
私にも伝わっていた……忌々しいことにな。
ヴァルシャン : 彼女が収監されていたことから察するに、
ここは、城主にエーテルを献上するため、
餌となる妖異を幽閉する場所だったのだろう。
ヴァルシャン : 私たちがこのタイミングで訪れていなかったら……
と考えると、運命めいたものを感じるな。
エスティニアン : ゼノスが使役していた妖異か……。
少なくとも、言葉が完全に通じるというのは好都合だな。
エスティニアン : とはいえ油断は禁物だ。
敵でないからといって、味方とはかぎらないだろう?
トロイア城の看守 : 檻を開けて賢いヤツを喰おうとした看守、
やっぱり返り討ちにあったようだナ……。
ヤ・シュトラ : 常識外のことが起きるのは覚悟していたけれど、
この出会いは、さすがに予想していなかったわ……。
ヤ・シュトラ : 彼女、ほかの妖異とは様子が違っているようね。
光のクリスタルによって過剰な闇が打ち消され、
本来の肉体に戻った……ということなのかしら。
ヤ・シュトラ : でも、その身はいまだ濃い闇を宿しているように視える。
ひとまずは、ひとりの妖異として接して、
話を聞かせてもらうとしましょう。

クエスト『闇の残滓』をコンプリートした!

失われた力

ヤ・シュトラ : 彼女が、私たちの言語を完全に理解できているのは、
ゼノスと契約していたからなのでしょうね。
ヤ・シュトラ : 妖異召喚の術式には、
そういった効果を生む一節が組み込まれるものなのよ。
召喚した妖異を従えるには、意思の疎通が必要でしょう?

闇衣の妖異 : それで?
お前たちは、偶然この監獄に来たわけじゃないだろう。
何を求めている……?
ヴァルシャン : ここに知性の高い妖異が収監されていると聞いて来た。
対話できるだけの相手が必要だったのだ。
ヴァルシャン : すでに君も理解していると思うが、
私たちは、隣り合う異なる世界から渡ってきた存在。
それゆえ、この世界については知らないことだらけだ……。
ヴァルシャン : 君自身のことや、この世界について、
どうか教えてはもらえないだろうか。
闇衣の妖異 : 要するに、情報を求めているんだな。
闇衣の妖異 : いいぞ、何を差し出す?
ヴァルシャン : …………というと?
闇衣の妖異 : 私たちは、己の利にならないことは絶対にしない。
闇衣の妖異 : 何かを望むのであれば、必ず対価を差し出せ。
それこそが、お前たちがヴォイドと呼ぶ世界における、
唯一にして絶対のルールだ。
ヴァルシャン : ……道理だな。
すまない、こちらが礼を失していたようだ。
ヴァルシャン : しかし、私たちが持つ貨幣が通じるとも思えないし……
いったい何を差し出せばよいのだろうか?
ヤ・シュトラ : あら、その点は問うまでもないわ。
妖異が欲するものはひとつ……エーテルよ。
ヤ・シュトラ : 私たちが望む情報を教えてくれたら、
対価として私がエーテルを差し出すことを約束するわ。
もっとも、生命のすべてとはいかないけれど……。
闇衣の妖異 : いいだろう。
それならそれで、お前を喰い尽くさない程度の話をしてやる。
ヤ・シュトラ : 助かるわ、取引成立ね。
闇衣の妖異 : さて……ヴォイドについて語るのであれば、
場所を変えた方がよさそうだ。
ひとまず、建物の外まで出るぞ。

クエスト『失われた力』を引き受けた!

ヤ・シュトラ : 私のエーテルのことなら、気にする必要はないわ。
原初世界に戻って休めば、すぐに元通りになるのだから、
貴重な情報の対価としては安いものよ。
エスティニアン : あくまでも己の利のために動く……
それがここの「唯一にして絶対のルール」か。
エスティニアン : まあ、俺たちの世界でだって、
利のないことを進んでやる奴は多くない。
……だからこそ、アルフィノたちが眩しいんだがな。
ヴァルシャン : ヤ・シュトラにだけ負担を強いるわけにもいかない。
もし別の機会があれば、そのときは私がエーテルを差し出そう。
闇衣の妖異 : 果てなく、闇に覆われた空。
これこそが、私の在るべき世界……。
お前たちのいう、異界ヴォイドの現状だ。
闇衣の妖異 : 昔は、この世界にも光が存在していた。
空はまばゆく輝き、緑生い茂る大地に紺碧の海……。
そう、命育まれる世界が確かにあったんだ。
闇衣の妖異 : 「メモリア戦争」が起こるまではな。
ヴァルシャン : メモリア……?
闇衣の妖異 : その戦争によってエーテルの調和が乱れたことで、
闇が世界を覆って……この有様だ。
闇衣の妖異 : すべての生き物は、例外なく異形と化した。
お前たちが妖異と呼ぶ存在にな。
闇衣の妖異 : 今じゃ、妖異であることが、
この世界にとっての「自然」になってしまった……。
ヤ・シュトラ : 第一世界で、光の氾濫によって罪喰いが生じたようなものね。
妖異と罪喰いで属性は反対だけど、
成り立ちや性質には、共通点も多いわ。
闇衣の妖異 : 太陽の巡りは失われ、昼と夜は溶け合い、
やがて海と陸の境界すら曖昧になって闇に沈んだ。
闇衣の妖異 : そして妖異と化した者たちは、
半ば理性を失いながらも、心に焼きついた記憶の影を頼りに、
己の領域を築いて暮らすようになった。
闇衣の妖異 : あの城だってそうだ。
主だった妖異は、昔、あんな場所に住んでいたんだろう。
ヤ・シュトラ : 少し、いいかしら。
私の眼には、あなたの中で渦巻く闇の力が視えているの。
人としては濃すぎるほどの……まさに妖異の性質そのもの。
ヤ・シュトラ : けれど、あなたの口ぶりは、ほかの妖異たちと違う。
「闇の氾濫」以前の世界について、
そんな風に語る者に出会ったのは初めてよ。
ヤ・シュトラ : ねえ、あなたは本当に妖異なの?
それとも……。
闇衣の妖異 : ほかの妖異と違って当然だ。
私は半端者……言うなれば「半妖」なのだから。
闇衣の妖異 : 世界を滅ぼした「メモリア戦争」が始まって間もないころ……。
ひとりの女が、過剰な闇を身に受けた状態で赤子を産んだ。
闇衣の妖異 : 見た目は、ほかの赤子と変わらなかったが、
中身は闇による侵食を受け、もはや人とは呼べなかった。
成長が最盛期で止まり、老化しないのもその証拠……。
闇衣の妖異 : ……それが私だ。
まぁ、今となっては、完全な妖異と区別する必要もない。
闇衣の妖異 : 隙あらば弱者を喰らい、強き者に従属して身を守る……。
目的もなく、ただ在り続けるだけの存在だ。
ヤ・シュトラ : 立ち入ったことを聞いてしまったわね。
ごめんなさい、あなたは……
ヤ・シュトラ : いけない……
私としたことが、あなたの名前を聞いていなかったわ。
闇衣の妖異 : ただ「妖異」とでも呼べばいいだろう。
私たちだって、お前たちのことを、
単に「ニンゲン」と呼んでいるんだ。
ヴァルシャン : しかし、それでは区別がつかなくて、さすがに不便だ。
許されるなら、君自身の名を呼びたいのだが。
闇衣の妖異 : なら、好きに呼べばいい。
私にこだわりはない。
ヤ・シュトラ : それじゃあ……「ゼロ」なんてどうかしら?
闇衣の妖異 : 何もない、という意味か?
……たしかに、私に似合いだな。
ヤ・シュトラ : いいえ、それは始まりを表す言葉。
私たちにとってのあなたは、これから決まるという意味よ。
互いを遠ざけるも、歩み寄るも……ね。
闇衣の妖異 : まぁ……なんでもいい。

■何と言う?

▷よろしく、ゼロ

ゼロ : よろしく……?
私と取引がしたいということか?

▷いい名前だと思う

ヴァルシャン : それではゼロ。
君にはまだ聞きたいことがあるのだが、
その前に、こちらの目的を話しておくべきだろう。
ヴァルシャン : 私たちは、竜を探しにきたのだ。
かつてゲートを通ってこの世界へ渡ってきた、
我が姉にして、七大天竜の一翼、アジュダヤを。
ゼロ : 竜……?
ヴァルシャン : ああ、その消息について、何か知っていることがあれば、
教えてほしいのだが……。
???? : フシュルルル……
ヴァルシャン : 今、何か言ったか?
エスティニアン : いや、何も。
ヤ・シュトラ : 私にも聞こえたような気がしたけれど……
妖異たちの囁きかしら?

クエスト『失われた力』の目的『闇衣の妖異と話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : 聞き間違いだったのかしら?
ゼロ以外の妖異の姿はないようだけれど……。
ヤ・シュトラ : 異常がなければ、引き続き彼女の話を聞きたいところね。
闇の氾濫以前の世界を知る「半妖」だなんて、
何から何まで興味深いもの。
エスティニアン : 妖異たちが、反撃の機を窺っている……か?
連中が完全に降参したとは思わん方がよさそうだ。
ゼロ : 始まりを表す言葉、ゼロ、か。
いまさら何が始まるというんだ、この終わった世界で……。
ヴァルシャン : ……確かにこの場所は、
周囲が開けすぎていて妖異の目につきやすい。
用心しておくに越したことはないか。
ヴァルシャン : ゼロの話にも区切りがついたところだし、
続きは城内へ戻ってからにしよう。
ヴァルシャン : そうだな……。
城主と戦った広間であれば、侵入口も限られている。
妖異の接近にも備えやすいはずだ。
ゼロ : 話を聞かせろだの移動しろだの、注文が多いな。
とっととエーテルをよこすのなら、従わないでもないが。
ヤ・シュトラ : わかったわ。
安全な場所に移動したらすぐに、ね。

クエスト『失われた力』の目的『ヴァルシャンと話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : 聞き間違いだったのかしら?
ゼロ以外の妖異の姿はないようだけれど……。
ヤ・シュトラ : 異常がなければ、引き続き彼女の話を聞きたいところね。
闇の氾濫以前の世界を知る「半妖」だなんて、
何から何まで興味深いもの。
エスティニアン : 妖異たちが、反撃の機を窺っている……か?
連中が完全に降参したとは思わん方がよさそうだ。
ゼロ : 始まりを表す言葉、ゼロ、か。
いまさら何が始まるというんだ、この終わった世界で……。
ヴァルシャン : ……確かにこの場所は、
周囲が開けすぎていて妖異の目につきやすい。
用心しておくに越したことはないか。
ヴァルシャン : ゼロの話にも区切りがついたところだし、
続きは城内へ戻ってからにしよう。
ヴァルシャン : そうだな……。
城主と戦った広間であれば、侵入口も限られている。
妖異の接近にも備えやすいはずだ。
ゼロ : 話を聞かせろだの移動しろだの、注文が多いな。
とっととエーテルをよこすのなら、従わないでもないが。
ヤ・シュトラ : わかったわ。
安全な場所に移動したらすぐに、ね。

クエスト『失われた力』の目的『ヴァルシャンと話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : エーテルの受け渡しはすぐに済ませるわ。
本題である、アジュダヤの消息について聞きましょう。
エスティニアン : 近くに敵はいないようだ。
……が、どうにも視線を感じる。
用心しておけ。
ヴァルシャン : 見るかぎり、城内の様子は変わっていないな。

ゼロ : このあたりでいいだろう?
そろそろ、エーテルをもらおうか。
ヤ・シュトラ : ええ、いいわ。
???? : フシュルルルル……
???? : もらったッ!
スカルミリョーネ : おや、残念……喰いそこなったか。
エスティニアン : こいつは……!
さっき倒したと思っていたが……生きていたのか!?
スカルミリョーネ : 愚か者どもめ……
この世界に、死など存在しない!
殊に我は、蘇りなど自由自在よ。
ヤ・シュトラ : 死が存在しないですって?
ヤ・シュトラ : ……盲点だったわ。
停滞の光に侵された第一世界の無の大地では、
新たな命が生まれなかった。
ヤ・シュトラ : 反対に、活性の闇で侵されたヴォイドでは、
肉体を離れた魂すら、安らぎを得られないというのね。
ヴァルシャン : 死してなお、還れない……
他者にエーテルを喰われでもしないかぎり、
何度でも蘇ってくるというのか……!
スカルミリョーネ : んん?
貴様……よく見れば、「アレ」と似て、
とても美味そうなエーテルをしておるなぁ。
ヴァルシャン : なに……?
スカルミリョーネ : ああ……アレは美味かったなぁ。
欲しいぞ、お前のエーテルも……!
スカルミリョーネ : どれ、そこらに漂ってる連中も、
我が力にて手駒として蘇らせてやろう!
エスティニアン : 振り出しに戻ったというわけか。
……だが、それならそれで、何度でも倒すだけだ!
ヤ・シュトラ : ねえ、あなたも手を貸してくれると助かるのだけれど?
ゼロ : ……さっきの礼はもらいそこねたからな。
約束が果たされるまで、何かしてやる道理はない。
ゼロ : そいつは自力でなんとかしろ。
お前たちが負けたとしても、散ったエーテルを頂くだけだ。
スカルミリョーネ : まさかこのような極上の餌にありつけるとは……
面倒な任務と思っていたが、なかなかどうして!
スカルミリョーネ : さぁ、精一杯あがくがいい!
その生に満ち満ちたエーテル、
一滴たりとも残さず喰らってやろう!

「失われた力」の攻略を開始した。

ゼロ : このあたりでいいだろう?
そろそろ、エーテルをもらおうか。
ヤ・シュトラ : ええ、いいわ。
???? : フシュルルルル……
???? : もらったッ!
スカルミリョーネ : おや、残念……喰いそこなったか。
エスティニアン : こいつは……!
さっき倒したと思っていたが……生きていたのか!?
スカルミリョーネ : 愚か者どもめ……
この世界に、死など存在しない!
殊に我は、蘇りなど自由自在よ。
ヤ・シュトラ : 死が存在しないですって?
ヤ・シュトラ : ……盲点だったわ。
停滞の光に侵された第一世界の無の大地では、
新たな命が生まれなかった。
ヤ・シュトラ : 反対に、活性の闇で侵されたヴォイドでは、
肉体を離れた魂すら、安らぎを得られないというのね。
ヴァルシャン : 死してなお、還れない……
他者にエーテルを喰われでもしないかぎり、
何度でも蘇ってくるというのか……!
スカルミリョーネ : んん?
貴様……よく見れば、「アレ」と似て、
とても美味そうなエーテルをしておるなぁ。
ヴァルシャン : なに……?
スカルミリョーネ : ああ……アレは美味かったなぁ。
欲しいぞ、お前のエーテルも……!
スカルミリョーネ : どれ、そこらに漂ってる連中も、
我が力にて手駒として蘇らせてやろう!
エスティニアン : 振り出しに戻ったというわけか。
……だが、それならそれで、何度でも倒すだけだ!
ヤ・シュトラ : ねえ、あなたも手を貸してくれると助かるのだけれど?
ゼロ : ……さっきの礼はもらいそこねたからな。
約束が果たされるまで、何かしてやる道理はない。
ゼロ : そいつは自力でなんとかしろ。
お前たちが負けたとしても、散ったエーテルを頂くだけだ。
スカルミリョーネ : まさかこのような極上の餌にありつけるとは……
面倒な任務と思っていたが、なかなかどうして!
スカルミリョーネ : さぁ、精一杯あがくがいい!
その生に満ち満ちたエーテル、
一滴たりとも残さず喰らってやろう!

「失われた力」の攻略を開始した。

スカルミリョーネ : この城の者どもも、今や私のしもべと化した……。
スカルミリョーネ : さぁ、餌の時間だ…!
ヤ・シュトラ : 城内の妖異が集まってきているわ。
ヤ・シュトラ : 戦闘が長引くとまずそうね……。
エスティニアン : どれだけ集まろうが、蹴散らすだけだ。
スカルミリョーネ : 土のスカルミリョーネの神髄、見せてやろう……!
ヴァルシャン : また妖異を
復活させるつもりか…!
エスティニアン : いくらでもかかってこい

スカルミリョーネの力により、妖異たちが復活した……!

ヤ・シュトラ : 厄介な相手ね…!
ヤ・シュトラ : 妖異の再生能力を、加速させているの?
スカルミリョーネ : 我らに死は訪れぬ……。
スカルミリョーネ : ゆえに、貴様らに勝ち目はない!
エスティニアン : デカいのが来るぞ!
スカルミリョーネ : いくら屠ろうが無駄なことよ!
ヴァルシャン : このままでは…

スカルミリョーネの力により、妖異たちが復活した……!

ヴァルシャン : この状況……奴に分がありすぎる……。
エスティニアン : どうにかして、奴を引きずりだしたいが……。
エスティニアン : 集まれ!
ひとりでは耐えられん!
ヤ・シュトラ : 埒があかないわ……。
ヤ・シュトラ : 一度退いて、策を練った方がよさそうね。

スカルミリョーネの力により、妖異たちが復活した……!

スカルミリョーネ : まだわからんのか。
何度やったところで、貴様らに勝ち目はない!
ヤ・シュトラ : あら、私の魔力はまだまだ尽きることがなくてよ。
エスティニアン : おい、何か復活を止める方法はないのか!?
ゼロ : 方法はある。
だが、それをお前たちに教える理由がない。
ヤ・シュトラ : ねえ、ゼロ。
思い返してみたのだけれど……
私たち、あなたにひとつ、貸しがあったわ。
ヤ・シュトラ : ゼロ……あなたの名前よ。
ヤ・シュトラ : 私たちは、あなたに名前を贈った。
お望みのエーテルをあとで渡すとしたら、
その分のお礼が、足りないのではなくて?
ゼロ : 頼んだ覚えはないんだが……
ゼロ : ……まあいい。
押しつけられたものでも、受け入れはしたんだからな。
ヤ・シュトラ : これは……!?
妖異の魂が、結晶に……!?
エスティニアン : ほう……便利な技を持ってるじゃないか。
ゼロ : これなら文句ないだろう?
ヤ・シュトラ : ええ、上出来だわ……!
ヴァルシャン : 皆、もう一度だ。
ゼロの力も加われば、スカルミリョーネを討てる!
スカルミリョーネ : な、なんだとォッ……
貴様、今いったい何をしたッ!?
ゼロ : ……そういえば、お前にも借りがあったな。
ゼロ : さっきの一撃……返させてもらおう。

ゼロ : 一方的に押しつけられた名でも、借りは借りだ。
ゼロ : この戦いに加勢することで、チャラにしてもらうぞ。
ヤ・シュトラ : 妖異を結晶化するなんて……
ヴァルシャン : 彼女の力は、いったい……。
スカルミリョーネ : 土のスカルミリョーネの強さ、ゆっくり味わいながら死ねえ!
スカルミリョーネ : 私に服従し
奴らを倒すのだ…!
ゼロ : まずは雑魚から片付けるべき、か。
ゼロ : この力で排除する!

ゼロが妖異の魂を結晶に変え、無力化した!

スカルミリョーネ : もっと数を増やすか…
ゼロ : ここで消えてもらう

ゼロが妖異の魂を結晶に変え、無力化した!

ゼロ : くらえ!
スカルミリョーネ : 小賢しい真似を……これならどうだ!?
スカルミリョーネ : 忠誠を示すがよい!
ヴァルシャン : また妖異が湧いてきたか
ゼロ : 受けてみろ!

ゼロが妖異の魂を結晶に変え、無力化した!

エスティニアン : フッ、やるな
スカルミリョーネ : 役に立たぬ雑魚どもめッ!
スカルミリョーネ : おのれぇ……忌々しい力よ!
ゼロ : チッ…!
ヴァルシャン : 彼女の力がなければ奴は倒せない。
助けるぞ!
エスティニアン : ゼロを助けるぞ、相棒!
ゼロ : 借りができたな
スカルミリョーネ : ええい、やはり彼奴らから始末するしかないようだな……。
スカルミリョーネ : 我が力で、貴様らを葬ってやる!
エスティニアン : 向こうも本気というわけか……!
エスティニアン : ならば、こっちも全力でいくぞ!
スカルミリョーネ : 生きては帰さん……
ここで全員、朽ち果てよ!
ヤ・シュトラ : 凄まじい魔力……
これで勝負を決める気よ!
ヴァルシャン : 皆、私のもとに
集まってくれ!

星竜の加護により、魔法障壁が展開された!

エスティニアン : 押しきるぞ!
スカルミリョーネ : あ、ありえぬ…
この私が、敗れるなどッ!

スカルミリョーネ : ば、馬鹿め、この私の再生能力を甘く見るなよ!
何度やられようが、すぐに復活を……!
スカルミリョーネ : だ、駄目だ、身体が再生できないィ!?
なぜこんなことがぁッ!
スカルミリョーネ : エーテルを結晶に封じ……
スカルミリョーネ : これはもしや、メモリアか!?
どうして貴様に、あの力が?
スカルミリョーネ : 死から見放されたこの世界で、
私が消えることなどあるはずが……!
スカルミリョーネ : おぉ、ゴルベーザ様……
恨みますぞ!
スカルミリョーネ : こんなことになると知っていたら、
あのような甘言に乗ることなどッ!

ゴルベーザ : 私の名は、ゴルベーザ……。
ゴルベーザ : 我々は、きたる聖戦に勝ち残らなければならない。
そのためには、常勝の軍勢が必要である。
ゴルベーザ : 諸君らには、その先鋒となり、
兵を率いることを期待しているぞ。
威勢のいい妖異 : ちょっと待ちな。
約束を忘れちゃいないだろうな?
狡猾そうな妖異 : そうとも、麾下(きか)に加われば、
我々に極上のエーテルを与えてくれる……
そういう話だったなァ?
ゴルベーザ : 無論、忘れてなどおらぬ。
今の諸君らは、あまりにも脆弱であるが故……
ともに歩むためにも、強くあってもらわねばこちらが困る。
麗しい髪の妖異 : ご挨拶だね……。
そこまで言って並の獲物を出されたら、承知しないよ!
ゴルベーザ : ……よかろう、ならばこれを見るがいい。
威風堂々たる妖異 : 赤き翼に、猛々しき角。
そして、おぉ……なんと生気に満ち溢れたエーテルか!
威風堂々たる妖異 : これはもしや、かの世界の……?
ゴルベーザ : 左様、諸君らは、これなる竜のエーテルを喰らい、
さらなる強者……我が四天王へと生まれ変わるのだ!
ゴルベーザ : 今のこやつらでは、
竜に満ちるエーテルを喰らい尽くすことはできぬであろう。
ゴルベーザ : ……だが、それでいい。
この竜には、まだほかに利用価値があるのでな……。

エスティニアン : おい、大丈夫か?
ヤ・シュトラ : 妖異たちのエーテルは、消滅したわけではないわ。
ヤ・シュトラ : 存在そのものが結晶化している。
私たちの世界でいう、封印のようなものね。
ヴァルシャン : スカルミリョーネなる妖異は、メモリアと言っていた。
ヴァルシャン : ゼロ、君が口にしていた言葉、
「メモリア戦争」とも関わりがあるのだろう?
ゼロ : ああ、世界を滅ぼした戦いで使われていた技術だ。
ゼロ : 私が知るかぎり、メモリアと化した存在が、
元に戻ったことはない。
ヴァルシャン : そうか……。
改めて、助太刀してくれたこと、本当に感謝する。
ゼロ : 余計な借りを返して、
エーテルを喰い損ねないようにしただけだ。
さあ仕切り直しだ、とっととよこせ。
ヤ・シュトラ : はいはい。
このあとも探索は続くのだから、加減はして頂戴ね。
エスティニアン : どんな働きも、エーテルという対価次第か。
なるほど、こちらの世界はずいぶんとシンプルらしい。
ヤ・シュトラ : これで、今度こそ貸し借りはなしね。
ヤ・シュトラ : ところで、あなた……
さっきの様子だと、また何かを視たのではなくて?
ヴァルシャン : 竜の姿を視たと?
我ら天竜に似た姿ならば、アジュダヤかもしれない。
ヴァルシャン : だが、すでに妖異に捕まっていたというのか……!
エスティニアン : ゴルベーザ……そいつが親玉か。
ヤ・シュトラ : さすがに考えることが多すぎるわ……
少し落ち着いて、ひとつずつ整理していきましょう。

クエスト『失われた力』の目的『筆頭神官の間のゼロと話す』を達成した!

ゼロ : やはり、生きた人間のエーテルは違うな。
こちらに戻ってきてから、ろくに補給できていなかったが、
久しぶりに満ち足りた気分だ。
エスティニアン : お前が見た光景、そして四天王という呼び名から察するに、
あと3体は側近がいるんだろう。
ゴルベーザ……厄介そうな相手だな。
ヴァルシャン : アジュダヤが捕らえられている可能性があるならば、
なんとしても、ゴルベーザという妖異を探し出さなければ。
ゼロに心当たりがあればいいが……。
ヤ・シュトラ : 新しい情報を追求する前に、まずは、
ここまで体験したことに不可解な点がなかったか、
思い返してみましょうか。
ヤ・シュトラ : それについてゼロに問えば、
第十三世界の真実が見えてくるかもしれない。
対価を払った分、彼女にはしっかり答えてもらうわよ。

クエスト『失われた力』をコンプリートした!

誰かの憧憬

ヤ・シュトラ : 妖異を封印したメモリア、そしてゴルベーザ四天王……
疑問が増えたのは、前進している証拠でもあるわ。

エスティニアン : 不可解な点というなら……なあ、相棒。
お前は以前にも第十三世界に来て、妖異と戦ったんだったな?
エスティニアン : だったら、連中が復活するということも、
知っていたんじゃないのか?
それを聞かされていれば、対処のしようもあったんだがな……?

■何と言う?

▷あのときは復活なんてしなかった
▷急いで駆け抜けすぎた……?

エスティニアン : そのせいで、復活したところを見ていないと?
……異世界でも待ったなしの冒険者魂だな。

エスティニアン : お前が去ったあとに倒した妖異が復活していたなら、
今回の状況と違いはなさそうだ。
でなければ、復活できない特別な理由があったことになるが……。
ゼロ : 単純に、私たちが復活できない場合もある。
では、その話をするとしようか。
エスティニアン : ……頼む。
ゼロ : 強大な妖異であればあるほど、多くの妖異を喰らってきている。
すると、肉体の内で多くの魂が混じりあった状態となるわけだ。
ゼロ : そんな妖異が肉体を失ったら……?
混じりあっていた魂が散り散りになり、
複数の妖異に分裂する、という現象が起き得るんだ。
ゼロ : あるいは復活を果たす前に、
ほかの妖異が群がってきてエーテルが喰われたのかもしれない。
強大な妖異ほど、復活に要する時間が長くなるからな。
ゼロ : いずれにせよ、元通りの状態で、
復活できる可能性は高くない……。
ヴァルシャン : スカルミリョーネが短期間で復活したのは、
奴自身が語っていた、死を操る特技とやらによるものか。
ほかの妖異では、そのようなことはできないのか?
ゼロ : ああ……。
再生に特化した、奴だけの特殊能力と見ていい。
よほど肉体に執着があったんだろうな。
ヤ・シュトラ : 死のない世界における復活の仕組みはわかったわ。
次の質問に移らせて頂戴。
ヤ・シュトラ : ゼロ、あなたが使った能力のことよ。
妖異を封印した結晶、メモリア……
あれはいったい何なのかしら?
ゼロ : 見たとおりでしかないんだが……
倒したことでエーテルとなった魂を結晶化したんだ。
ゼロ : さっき話したメモリア戦争で用いられた技術でな。
当時は、それなりに使い手もいたんだが、
もう私以外は残っていないだろう。
ヤ・シュトラ : その使い手たる条件は……?
どうしてあなただけが、今もその力を扱えているの?
ゼロ : さぁ、考えたこともないな。
とりあえず、妖異となった者が使えないことは確かだ。
私がいまだに扱えるのは、半妖だからなんだろう。
ヤ・シュトラ : ……そう、わかったわ。
ヴァルシャン : すまない、私からも質問をさせてほしい。
さきほどAceが視た、
ゴルベーザという存在のことだ。
ヴァルシャン : その者が捕らえていた竜が、
我が姉、アジュダヤなのかどうかはわからない。
だが、もし君が彼について知っているなら教えてほしい。
ゼロ : ゴルベーザという名は、どこかで聞いた気がするが……
生憎、噂話にはあまり興味がないんでな。
ゼロ : それなりに手下を従えている大物だというのなら、
この城の住民にも、そいつを知ってる奴がいるかもしれない。
ヴァルシャン : なるほど……。
では彼らにあたってみるとしよう。
ヤ・シュトラ : そういうことなら、あなたにお願いしたいところね。
「超える力」がある方が意思疎通しやすいでしょうし……
ヤ・シュトラ : 何より、ヴリトラよりも、
冷静に情報を吟味できそうだもの。
ヴァルシャン : ……返す言葉もないな。
ヴァルシャン : 手間をかけるが、さきほどの庭園に戻って、
改めてゴルベーザについて聞き込みを頼めないだろうか。
ヴァルシャン : 感謝する……。
私たちは、ここで細々とした確認を済ませておこう。

クエスト『誰かの憧憬』を引き受けた!

ゼロ : 「超える力」というのが何なのかは知らないが、
相手の過去を覗けるとは驚きだ。
ゼロ : 闇に沈んだヴォイドには、
過去から姿を留めているものは、ほとんど何もないからな。
この城にしたって、城主が造り上げた虚像に過ぎないんだ。
ヤ・シュトラ : 妖異をメモリアに変える力には、
スカルミリョーネも、かなり驚いた様子だった。
彼女の言葉どおり、失われた技術なのでしょうね。
ヤ・シュトラ : だとすると、私たちにとってゼロは、
話ができる相手だという以上に貴重な存在だわ。
エスティニアン : 他者を喰らうことで魂が混じる、か……。
ニーズヘッグに身体を奪われたときのことを思えば、
わからないでもない話だ。
エスティニアン : 同じ器の中で、より強大な魂が、身も心も支配する。
それが次第に「俺」になっていく……。
妖異は、それを幾千年も繰り返してきたわけだな。
ヴァルシャン : 君が視た過去から察するに、
ゴルベーザは、竜のエーテルを妖異たちに分け与え、
聖戦とやらに臨む軍勢を作り上げたのだろう。
ヴァルシャン : その戦いの目的が何であるにせよ、
竜の生命を、エサのように扱う非道な行い……
断じて許すわけにはいかない。

怯える妖異 : 賢いヤツ、まだ喰われてなかったカ?
まだいたら、俺も喰いたイ……。
怯える妖異 : ……ゴルベーザ?
賢くなくとも、それなら知ってル。
ほかの領域で耳にしタ!
怯える妖異 : ゴルベーザ、誰も見たことナイ。
かわりに四天王、いつもどこかで戦ってて、
役立たずの手下は、すぐ喰っちまウ。
怯える妖異 : 弱いヤツ、戦えないヤツ、喰われたくなきゃ逃げるしかナイ。
できるかどうかは、運次第だがナ……。
ゴルベーザ四天王のもとでは、
戦いを得意とする妖異のみが生き残れるようだ。
逃げ出した手下が、どこかにいるのだろうか。

陶然としている妖異 : 城主様……ワタシの城主様……。
喰ったヤツ死んだら、いつか戻る……?
キレイな瞳……城主様の……。
陶然としている妖異 : いま、ゴルベーザと言った……!?
アァ……城主様言ってた、ゴルベーザ!
陶然としている妖異 : ゴルベーザ持ってる、シテンノウ!
とても強い、とても怖い!
多くの領域、ヤツらに奪われた!
陶然としている妖異 : だから城主様、命令くれた!
シテンノウから、この城まもれと!
そう、ワワワ、ワタシに、命令くれた!
どうやらゴルベーザ四天王は、
ほかの妖異の領域を襲っているようだ。
城主が警戒するほど、噂が広まっていたのだろう。

様子を窺っている妖異 : グギギ……またきた、ウマソウなヤツ……。
わかってる、ガマンするゾ。
様子を窺っている妖異 : ……ゴルベーザは、会ったことない。
けど、オレ知ってる。
喰ったヤツの知ってたこと、みんな知ってるカラ。
様子を窺っている妖異 : ゴルベーザ、手下がいる。
ゴルベーザの手下にも、手下がいる。
だからゴルベーザ会えない、辿りつけない……。
ゴルベーザには、四天王を介して、
さらに多くの手下がいる、ということだろうか。
本人のもとに辿りつくことは難しいようだ。

クエスト『誰かの憧憬』の目的『水占庭園で情報を集める』を達成した!

ヤ・シュトラ : あら、もう聞き込みが済んだの?
……それとも、私たちが話し込んでしまったかしら。
ヤ・シュトラ : この環境だと、時間の流れがわかりにくくていけないわ。
第一世界では文明によってそれを補っていたけれど、
ここには昼夜を示すものも、年月を記すものも、何もない……。
ヤ・シュトラ : 闇の氾濫が起きたのが約一万年前だとして……
そのことを正確に認識している妖異がいたとしたら、
驚異的な精神力の持ち主と言えるでしょうね。
エスティニアン : 無事に戻ってきたか。
こちらも、特に問題なしだ。
エスティニアン : スカルミリョーネをメモリアに変えた件が効いたのか……
雑魚どもは、こちらの前に姿を見せようともしない。
ほかの領域の妖異も、これくらい聞き分けが良いといいんだがな。
ゼロ : こいつらときたら、よくもまあ次々と疑問が湧いてくるものだ。
もっとエーテルを喰わせてもらうべきだったか……?

ヴァルシャン : Ace、よく戻ってくれた。
妖異たちから、何か聞き出すことはできただろうか?
ヴァルシャン : なるほど……
ゴルベーザは四天王を筆頭に、
数多くの配下を従えているというのだな?
ヤ・シュトラ : 四天王を差し向けて周辺領域を襲わせているという話も、
スカルミリョーネの動きと符合しているわね。
エスティニアン : だが、将であるゴルベーザが、
表に姿を現さないというのであれば、何か手を考える必要がある。
エスティニアン : 各地で暴れているという四天王を狙うか……
あるいは、奴らの軍勢から逃げ出した者を探して、
情報を引き出すか……。
エスティニアン : いずれにせよ、別の領域に赴かないかぎり、
これ以上の手がかりは得られそうもないな。
ヴァルシャン : ゼロ、君に頼みたいことがある。
ヴァルシャン : 私は、何としてもアジュダヤを見つけたい。
そのためには、どれほど微かな可能性でも、
掴み取らねばならないのだ。
ヴァルシャン : 必ずやゴルベーザのもとへ辿りつけるよう、
君の知識と力を、引き続き貸してほしい……
私たちに同行してはくれないか?
ゼロ : 交渉にすらならないな。
この世界のルールを、もう忘れたのか?
ゼロ : 同行しろというのなら、私の得られる利益を示せ。
お前の事情や心情で動く妖異がいるとしたら、
騙して美味い思いをしようと企んでいる奴くらいだ。
ゼロ : それとも、今のは脅しだったのか?
従わなければ、ゼノスのように契約を強制すると?

■何と言う?

▷自分たちとともに行動すれば、ゼロを護れる
▷望みがあるなら言ってくれ

ゼロ : 私に望みなどない。
元より、目的も願いも何もないんだ。
ゼロ : だから、この城の連中が襲ってきたときも、
無駄な抵抗をせず、されるがままに囚われの身となった。
どう転ぼうとも、終わった世界では大きな意味などないからな。

▷絶対にゼノスと同じやり方はしない

ヤ・シュトラ : つまり、私たちの要求を拒む理由もないということね。
納得できる対価さえ払えば、一緒に来てくれると。
ゼロ : ……最初からそう言っている。
ヴァルシャン : ならば、ゼロ。
ともに行き、君が対価を得るべき行いをしたときには、
再びエーテルを捧げよう。
ゼロ : その言葉が聞けて何よりだ。
努々、違えるなよ。
エスティニアン : 話はまとまったな。
……で、次はどこへ行く?
エスティニアン : 四天王が次に襲いそうな場所……
もしくは、ゴルベーザの軍勢から逃げた妖異が、
身を寄せそうな場所がわかれば大助かりだが。
ゼロ : 後者に心当たりがある。
案内しよう。
ヤ・シュトラ : この領域から出る方法もわかっていて?
歩いて……というわけにはいかないでしょう。
ゼロ : 私がこの城に連れてこられたとき、
騎乗用に手懐けられた妖異に乗せられてきた。
それを使えばいいだろう。
ヤ・シュトラ : なるほど……。
たしかに、屋上の庭園の周辺には、
飛行型の妖異がたくさんいたわね。
ゼロ : この人数だからな、大きな個体を選ぶ必要があるだろうが、
エーテルをやれば使役することは容易だろう。
ヴァルシャン : よし、それでは庭園に向かおう。
覗き見している妖異 : これは大変ダ!
ゴルベーザ様に、報告しなけレバ……!

クエスト『誰かの憧憬』の目的『筆頭神官の間のヴァルシャンと話す』を達成した!

怯える妖異 : 主がいないと、いずれみんな暴れだス。
そうなったら弱いヤツから、喰われていク。
俺もはやく、従ウ相手、見つけないとナ……。
陶然としている妖異 : 城主様の、あのキレイな瞳……
ワ、ワタシ、どうしたら、また見つめてもらえる?
様子を窺っている妖異 : グギギ……オマエ、とてもウマソウ……。
オレ、ガマンする、ガンバる……。
唸っている妖異 : ガゥ、グルル……!

ヴァルシャン : 本体であれば、皆を背に乗せて飛ぶこともできるが、
この身体ではそうもいかないな……。
ヴォイドゲートの拡張にも限度がある以上、詮無きことだが。
ヤ・シュトラ : 妖異との駆け引きについては、ゼロの方が慣れているはず。
お手並みを見せてもらいましょう。
エスティニアン : 妖異も皆が皆、空を飛べるわけではない……
それなら騎乗用の妖異がいるのも道理だな。

ゼロ : 飛行型の妖異はこのあたりで見つかるだろう。
餌をもらえるアテがなくなり、奴らは飢えを恐れている。
僅かなエーテルでも手懐けられるはずだ。
ゼロ : 準備はいいか?
ゼロ : いたぞ、あれだ。
ゼロ : ……よし、私に従うと言っている。
背中に乗れ。
ヴァルシャン : ここはいったい……?
ゼロ : 私が作った領域だ。
ゼロ : もともとは、私が自分ひとりで隠れ住むために、
作った場所だったんだがな。
ゼロ : 強い妖異と関係を築けず、群れから爪弾きにされたものたちが、
勝手に集まってきてこうなった。
ヤ・シュトラ : いわば、はぐれ妖異の里……というわけね。
警戒する妖異 : なんだ、アレは?
下卑た笑みの妖異 : ニンゲン……? ニンゲンだ……!
大口を開けた妖異 : 美味そうだァ……!
好奇の目を向ける妖異 : 俺に、喰わせろ!
警戒する妖異 : ううっ、ヤベェ……!
下卑た笑みの妖異 : ヤツの獲物、だったのか……
大口を開けた妖異 : クソッ、駄目だァ……
好奇の目を向ける妖異 : 俺は、喰われたくねぇ……!
ゼロ : ここは私の領域……
その主である私が連れているのだと示したからには、
もうお前たちに手出しすることはないだろう。
ゼロ : こっちだ、ついてこい。

クエスト『誰かの憧憬』の目的『水占庭園のゼロと話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : それぞれの領域は、そこを築いた者の、
心に焼きついた記憶の影をかたどっているそうね。
エスティニアン : 不死の妖異にも、群れからはぐれたがる事情があるのか。
いや、死なないからこそ、魂の平穏を求めるのかもしれんな。
ヴァルシャン : たしかに、様々な妖異が身を寄せているようだ。
ゴルベーザについて知っている者がいれば良いが……。
ゼロ : この建物は私のねぐらだ。
他人はまず近づいてこないから、多少は落ち着ける。
ゼロ : 領域内にいる連中は分をわきまえているが……
美味そうなエーテルが視界にチラついていたら、
うっかり飛び掛かりかねないからな。
ゼロ : 妖異にとって、エーテルを喰らうことは唯一の生きがいなんだ。
たとえそれが己の身の破滅を招くとわかっていても、
本能に抗うことは難しい。
ゼロ : もちろん、そうなった場合にはこの手で片をつける。
それが私の領域における、ただひとつの規則だからな……。

クエスト『誰かの憧憬』をコンプリートした!

逃避の果て

ゼロ : お前たちを取り巻く状況は伝えた。
……で、次はどうする?
ゼロ : お望みどおり、強い妖異のもとから逃げてきた奴ばかりだが、
ゴルベーザの軍勢に属していたかどうかは、
聞いてみないとわからない。
ゼロ : お前たちの世界に渡った経験を持つ者も多いから、
意思疎通はできるはずだが……。
ヴァルシャン : ならば、すぐにでも里の妖異たちから話を聞こう。
ゼロの警告はありがたいが、
ここまで来て、安全な場所に閉じこもっているつもりはない。
ヴァルシャン : ゴルベーザについて各自聞き込みを行い、
頃合いを見計らって、先ほどの広場に集まるとしよう。
ゼロ : お前も行くんだろう?
ならば、私はお前についていく。
ゼロ : 言っておくが、手を貸してやるわけじゃない。
……ただ、お前の行動に興味があるというだけだ。
ゼロ : 決まりだな。
準備ができたら行くぞ。

クエスト『逃避の果て』を引き受けた!

ゼロ : 出発だな。
私はただの見物だ、誰と話すかはお前に任せる。

ゼロが「同行」を開始します。
クエストを進行させるには、同行者が近くにいる状態で、
目的を達成する必要があります。
「同行」は、エリアを移動した場合や、
「同行状態を解除する」を選んだ場合に解除されます。
解除した場合、もとの場所に戻った同行者に話しかけることで、
再び「同行」させることができます。

クエスト『逃避の果て』の目的『ゼロと話して同行させる』を達成した!

ゼロ : 自分の領域でも、普段は意味もなく歩きまわったりしない。
だから、なんだか妙な気分だな……。

「ゼロのねぐら」について話す

ゼロ : ねぐらと呼んではいるが、
わざわざ睡眠のためにここへ戻ってくるわけじゃない。
強いて言えば……瞑想のためだな。
ゼロ : 肉体が傷ついたとき、
失われたエーテルを補填すれば回復はするんだが……
自己の在り方を見失うと、元の姿を保てなくなる。
ゼロ : ありがちなのが、別の魂を取り込んだあとだ。
自他の境界が曖昧になると、姿も変化してしまう……。
ゼロ : そこで、「いつもの場所」で瞑想することで、
己があるべき姿を思い出せるようにしている、というわけだ。

「石像のある広場」について話す

ゼロ : ここが、私の領域の中心部だ。
普段はもっと閑散としてるんだがな。
皆、お前たちに興味を持って集まってきたようだ。
ゼロ : この石像は……記憶にないな。
確かな事実があるとすれば、
望んで作ったわけじゃないということだ。
ゼロ : だからもう詮索はするな。
深く考える必要はないし、したくもない……。

飢えた妖異 : グルルル……
なんだオマエ、喰われたくなかったら、あっち行ケ!
飢えた妖異 : ゴルベーザ……
どこかで聞いタ、グルルル……。
飢えた妖異 : 思い出しタ! セイセン、するヤツ!
なんだか知らナイが、ウマソウな響き、覚えてル。
ゼロ : セイセン……聖戦……?
そう言っていたのを聞いたのか?
飢えた妖異 : 俺聞いタ、弱虫の「ファルファレルロ」から!
アイツ、ゴルベーザの、手下の手下。
だから騒いでタ、ゴルベーザ、とてもオソロシイと。
ゼロ : ほう……それじゃ、「ファルファレルロ」に尋ねれば、
もっと詳しいことがわかりそうだな。
飢えた妖異 : 弱虫のファルファレルロ、たしかに言ってタ、ゴルベーザのこと。
オマエたちも、セイセンするのカ?

虚ろな瞳の妖異 : オマエ、どうして一緒に出歩いてル?
獲物違う……下僕、なのカ?
ゼロ : 私は手下なんか作らないと知ってるだろう。
いいからこいつの質問に答えるんだ。
虚ろな瞳の妖異 : ゴルベーザ……?
オレ、知らナイ。
オレ、知ってル、スカアハだけ。
虚ろな瞳の妖異 : スカアハ、みんなをつれて、あちら側の世界、渡っタ。
オレ、怖くなって逃げてきタ。
あれからみんな、戻ってこナイ……。
虚ろな瞳の妖異 : それからオレの居場所、ここ。
でも、誰とも繋がりナイ、興味ナイ。
だからオレ、知ってル、スカアハだけ……。
ゼロ : スカアハは巨大な領域を持つ妖異だったと、私も噂に聞いた。
そいつがヴォイドを去ったのはかなり昔のことだから、
近ごろのゴルベーザの動きには関与していないだろう。
虚ろな瞳の妖異 : みんなオレに、興味ナイ。
オレもみんなに、興味ナイ。

何かを待つ妖異 : ボクは、ずっと待ってるんダ。
この石像の彼が現れテ、世界を救ってくれるのをネ。
……いや、彼女だったカ?
何かを待つ妖異 : どれだけの時が過ぎたのだろウ……
なぜ待っていなければならナイのかもわからナイ。
もしかして、キミが彼カ?
何かを待つ妖異 : ……いや、キミじゃなさそうダ。
知らないけれど、会えばわかるだろうから、
ボクはまだ待つことにするヨ。

ヤ・シュトラ : 以前、妖異召喚の仕組みについて、
説明したことがあったわよね。
ヤ・シュトラ : クラックを肉体ごと通過できない中位以上の妖異は、
魂だけが原初世界に喚ばれる。
そして、仮初の肉体を与えられることになると。
ヤ・シュトラ : その間、抜け殻となった肉体はどうなっているのか……
それがわかれば、次元転移についての理解も深まると思うの。
ヤ・シュトラ : ゴルベーザについて聞き込みを行いつつ、
召喚された経験の有無に関しても、尋ねてみるつもりよ。

イカ頭の妖異 : あらヤダ、ニンゲンじゃないノ。
アンタを見ると思い出すワ。
「美」を求めル声に応じ、あちらの世界に渡ったときのコト……。
イカ頭の妖異 : アタシが乗り移った依り代は、鎖で縛りつけられていたノ。
それで必死に身をよじらせてたら、アタシを呼んだ男が、
「ナンダ、このおぞましいバケモノは」ッテ……。
イカ頭の妖異 : まったく、失礼しちゃうワ!
契約をかわすどころか、アタシを切り刻もうとしやがったから、
カラダを捨てて、こっちへ戻ってきちゃっタ。

ヴァルシャン : 遠い昔、姉さんがヴォイドに渡ったのは、
アラグ皇帝と契約した妖異の軍勢……
その大元たる「暗闇の雲」を叩くためだった。
ヴァルシャン : それが何故、ゴルベーザたちによって拘束されたのか。
こちらに来た彼女の身に起きたことを、
手掛かりだけでも掴めればよいのだが……。

殺気立った妖異 : ウウ、腹が減って、餓え死にしそうダ。
ここなら誰にも気づかれずに死ねるかナ……。
殺気立った妖異 : オレが死んでる間にエーテルを喰おうったって、そうはいかない。
オマエが遠くへ行くまでは、死ぬつもりはねぇゾ。

エスティニアン : 自ら領域を生み出す力を持たない妖異は、
こうして他人の領域に間借りして暮らしているわけか。
あの城に、城主以外の連中がいたのと同じだな。
エスティニアン : 力のない、弱い妖異は庇護を求めるしかない……。
確固たる力を身につけようと他者を喰らえば、
自己を見失う危険もある。
エスティニアン : ……こいつらなりの苦労や葛藤があるというわけだ。

親しげな妖異 : アンタ、ニンゲン!
あちら側で死ねば、本当に死ねルって、本当カ?
親しげな妖異 : ソウカ……!
それならなんで、こちらに来タ?
親しげな妖異 : ゴルベーザ? 強い手下、集めてル、聞いタ。
それで軍勢、もっと強くナル!
親しげな妖異 : でも最近は、もう手下増やしてナイ。
エーテル喰っテルだけ、聞いタ。
ゼロ : 手駒は十分揃ったから、純粋に力の強化に切り替えた、
ということか……?
なにか、行動を起こす前触れかもしれないな。
ゼロ : さて、そうなると次に向かうべき場所は……
いや、齧(かじ)られる前にこいつから離れるのが先か。
広場の隅の方で話すとしよう。
親しげな妖異 : ここじゃ新しいヤツ、そんなに珍しくナイ。
けれど、アイツが連れてきたのは、アンタが初めてだナ。

クエスト『逃避の果て』の目的『ゼロを連れて情報を集める』を達成した!

ゼロ : 自分の領域でも、普段は意味もなく歩きまわったりしない。
だから、なんだか妙な気分だな……。
ゼロ : こんな辺境の領域にも、
探せばゴルベーザの噂が届いているものだな。
順当に考えれば、聖戦のために戦力の増強をしているわけか。
ゼロ : 何を企んでいるのか、計画の全容は定かでないものの、
連中の動きに興味を示す妖異も少なくないようだ。
ゼロ : それにしても、あの「ファルファレルロ」が、
ゴルベーザの軍勢にいたとは知らなかった。
手下の手下ということは、四天王の配下なんだろうが……。
ゼロ : ああ……まずはファルファレルロの説明からだったか。
ゼロ : 奴は、この領域の中で、間違いなく「最弱」の妖異だ。
喰われることを恐れて、滅多に他者の前には姿を見せない。
ゼロ : 例外的に、奴が気を許す者がいるとすれば、
チリアットだろうな……。
ゼロ : そいつも筋金入りの臆病者で、
些細なことに身の危険を感じては、そこら中を逃げ回っている。
あまりの恐怖で、じっと隠れていることすらできないんだろう。
ゼロ : つまるところ、臆病者同士ということだ。
どうしても飢えて仕方のないときに、
互いのエーテルを喰らいあっているらしい……。
ゼロ : まぁそんなことはいい。
どうせ、直接事情を聞きに行くんだろう?
ゼロ : なら、やはり私がついていくのがいいだろう。
あいつは、知らない存在が近づいただけで、
怯えて姿を消してしまうかもしれないからな……。

一方

火のモノリス : 門の向こう側から現れた者が、トロイア城を占拠……
あまつさえ、接触を図ったスカルミリョーネを退けたと?
火のモノリス : ……にわかには信じられぬな。
密偵の声 : そ、それだけではございませン!
そやつらの連れが、スカルミリョーネ様の魂を、
結晶のようなものに変えてしまったのでス!
火のモノリス : 結晶……!
まさか、メモリアか!?
水のモノリス : クカカカカ……
そいつは懐かしい言葉だ……が。
水のモノリス : 馬鹿言ってんじゃねぇ!
あの力を持つ者は、みな我らと同じく闇に呑まれた。
ただのひとりも例外はいねぇ!
ゴルベーザ : ……だが、現にスカルミリョーネの反応は消失したままだ。
ゴルベーザ : ヤツが健在であれば、とうに復活しているはずであろう?
ゴルベーザ : あやつの力が、お前たちよりも劣っていたことは確かだが、
再生能力にかけては抜きんでたものがあった。
水のモノリス : むぅ……。
ゴルベーザ : 失われたはずのメモリア化の力を持つものが、
今もまだ、未練がましく彷徨っているというなら……
ゴルベーザ : 我らの脅威となる前に、排除せねばなるまい。
風のモノリス : ならば、そやつらの対処はこの私……
風のバルバリシアめにお任せを。
バルバリシアの声 : ゴルベーザ様の大望の妨げにならんとする者どもを、
必ずや討ちとってご覧にいれましょう。
ゴルベーザ : たしかに……兵を率いて攻め込むには、お前が適任か。
バルバリシアの声 : ……その代わり、見事討ち果たしたあかつきには、
褒美をいただきとうございます。
ゴルベーザ : ……申してみよ。
バルバリシアの声 : あの竜のエーテル……
残りすべて、私にお与えを。
火のモノリス : 無礼であろう、分をわきまえよ!
バルバリシアの声 : あいにくと、我が髪は風のように自由気まま。
確かな約束がなければ、どこへなびくかわかりませんので……。
ゴルベーザ : フッ……大きく出たものだ。
そこまで言うからには、失敗は許されんぞ?
バルバリシアの声 : この髪にかけても。
ゴルベーザ : ならば疾く往け!
そして我らに盾突くことの愚かさを、
その魂に刻みつけてやるのだ!
バルバリシアの声 : ハッ……!

クエスト『逃避の果て』の目的『連れているゼロと指定地点で話す』を達成した!

ゼロ : ファルファレルロの隠れ場所なら知っている。
あまりほかの連中が近寄らない、領域のはずれだ。
この先を抜けて左の方だ。

クエスト『逃避の果て』の目的『連れているゼロと指定地点で再度話す』を達成した!

「ファルファレルロの隠れ家」について話す

ゼロ : ここの妖異たちは、
主を持たず、それぞれが好き勝手に暮らしている。
ゼロ : 縛られていることがあるとすれば、飢えだけだ。
エーテルが必要になれば、獲物を求めて動く必要がある。
ゼロ : だが、ファルファレルロとチリアットのふたりは、
そんなエーテルの補給すら、互いの間で済ませてしまうからな。
何事もなければ、動く必要はないんだ。
ゼロ : もっとも、チリアットは臆病が過ぎて、
そこら中を走り回ってしまうわけなんだが……。
少なくともファルファレルロは、お決まりの場所にいるはずだ。

チリアット : あ、ああ、いったいオレは、どうしたら……?
ゼロ : なんだ、お前、チリアットじゃないか。
ファルファレルロはどこにいるんだ?
チリアット : えっ、ファルファレルロ……!?
チリアット : ……ア、アイツなら、もうイナイ。
ここから、逃げていっタ!
ゼロ : 逃げた?
あいつはここから動くような奴じゃないだろう。
チリアット : とと、とにかく、ここにはイナイ。
イナイったら、イナイ……!
ゼロ : 今のがチリアットだ。
さっき話したとおり、すぐに逃げ出しただろう?
ゼロ : ……しかし妙だな。
何かが、しっくりこない……。
ゼロ : 私は、あまり他者の感情とやらには聡くない。
今のあいつを、お前はどう見た?

■何と言う?

▷誰かに襲われて、怯えていたのでは
▷何か嘘をついている……?

ゼロ : 嘘をついているから動揺していたと?
少なくとも、ここにファルファレルロがいないのは、
確かなようだが……。

ゼロ : ……なら、なぜ私は妙だと感じたんだ?
ゼロ : いつもの場所にファルファレルロの姿がなく、
駆け回っているはずのチリアットだけが佇んでいた。
ゼロ : ……まさか。
ゼロ : すぐにチリアットを追いかけるぞ。
目的はファルファレルロだが、少し気になることがある。

クエスト『逃避の果て』の目的『ゼロを連れてファルファレルロを探す』を達成した!

ゼロ : すぐにチリアットを追いかけるぞ。
目的はファルファレルロだが、少し気になることがある。

ゼロ : おい、チリアット。
少し話を聞かせてほしいんだが……
チリアット : 風が絡みつく、だから、ヤツが来ル!
オレ逃げる、みんなも、気をつけロ!
ゼロ : どうしたっていうんだ?
逃げるって、いったい何から……。
ゼロ : とにかく、追跡を続行だ。
あいつが逃げていった方へ向かうぞ。

クエスト『逃避の果て』の目的『ゼロを連れてチリアットと話す』を達成した!

ゼロ : おい、さっきから何に怯えてる?
いったい何が来るというんだ?
チリアット : 風が、来ル!
バルバリシア、ここに来ル……!
ゼロ : バルバリシア?
誰だ、そいつは。
チリアット : みんな、今すぐ逃げナイと……。
もう、時間がナイ……!
ゼロ : あいつ、何かが近づいてくるのを感じ取っているようだな。
私にはさっぱりわからないが……。
ゼロ : この先は行き止まりだ、そこで捕まえるぞ。

クエスト『逃避の果て』の目的『ゼロを連れてチリアットと再度話す』を達成した!

チリアット : ダメだ、どこにも逃げ場、ナイ……!
ゼロ : お前は何から逃げてるんだ?
チリアット : ここに来ル、風が吹ク!
ゴルベーザ四天王……風のバルバリシアが!
ゼロ : なに、ゴルベーザ四天王だと……?
チリアット : ヤツら、戦った相手、喰らうか、手下にスル。
手下になったら、ずっと聖戦、いつまでも戦い続けル。
誰かに喰われるまで、終わらナイ。
チリアット : バルバリシア、そういう手下、たくさんつれてくル。
オレはもう、誰とも、戦いしたくナイ。
だから、この領域に来タ!
ゼロ : やっと話が繋がった。
バルバリシアがここへ戦いを仕掛けにくる……
それを察知して、お前は逃げ回っていたんだな。
ゼロ : しかし、チリアット。
なぜお前が、そいつのことを詳しく知っている?
私たちは、ファルファレルロこそが四天王の手下だったと聞いた。
ゼロ : それなのに、いつもの場所にファルファレルロの姿は見えず、
なぜかチリアットがいて、四天王について騒ぎ回っている。
それはつまり……

■何と言う?

▷チリアットが、ファルファレルロを喰った?

ゼロ : ほう……
少しは頭がまわるじゃないか。

▷…………

ゼロ : どうなんだ、チリアット。
ファルファレルロはお前が喰ったんじゃないか?
ゼロ : それも普段のエーテルの受け渡しではなく、
魂ごとすべて……。
チリアット : ……!
ど、どうして、ソンナ……?
ゼロ : さっきお前を見たときに、妙だなと感じたんだ。
行動がおかしいってだけじゃない。
ゼロ : 気配が違ったんだ。
これは喰ったな、と直感でわかった……。
ゼロ : もちろん、お前があいつを衝動的に喰ったとは思わない。
ファルファレルロの方が、喰われることを望んだんだろう?
チリアット : やっぱり、オマエ、誤魔化せナイ。
チリアット : ……そうだ、ファルファレルロ、逃げてナイ。
オレが喰っタ。
チリアット : アイツ、バルバリシアのこと、とっても恐れてタ。
手下になると、いつまでも戦い、続けさせられルから……。
チリアット : だから、オレに喰われて、すべてを終わらせたがっていタ。
もう二度と、戦いに関わらなくて済ムようにっテ……!
ゼロ : 永遠に続く戦いの恐怖より、一瞬の苦しみを取ったんだな。
……なるほど、ファルファレルロらしい。
チリアット : それなのに……
まだ怯えているファルファレルロの声が聞こえるんダ!
ファルファレルロ、オレの中で、いつまでも怯えていル!
ゼロ : ……他者に喰われた魂は、喰った側の魂と混じり合う。
意識の主導権こそ譲り渡すことになるものの、
完全に消えてなくなるわけじゃないんだ。
ゼロ : もしも死してエーテルが還る世界だったなら、
魂も、そこに刻まれた想いも、
これほどまでにくっきりと遺りはしなかっただろう。
ゼロ : あるいはエーテルの循環にともなって、
徐々に体内から消えていけたはずなんだ……。
ゼロ : だが、ここではそんな「終わり」が来ない。
己は永遠に己のまま……
ファルファレルロは逃げおおせることができなかった。
ゼロ : その絶望と、チリアット自身の恐怖……
ふたり分の想いによって、こいつは取り乱していたわけだ。
チリアット : ここ、もうすぐ、戦場になル。
オレも、ファルファレルロも、喰われたくナイ。
でも、どこにも、逃げ場ナイ!
ゼロ : それならバルバリシアについて聞かせろ。
戦いになる前に、少しでも知っておきたい。
チリアット : もう、遅い……すぐそこまで、来ていル。
絡みついたら離れナイ、あの風ガッ……!
チリアット : あ、あれを、見ロ!
来たぞ……風のバルバリシアがァッ!
ゼロ : 領域ごと移動してくるとは……おもしろいな。
ゼロ : 狙いは、十中八九、お前たちだろう。
ほかに異変はないからな。
ゼロ : 今のうちに、連れと相談でもしておいたらどうだ?
私たちが護ってくれるだなんて期待はするなよ。
チリアット : イヤだ……
喰ったり、喰われたり、もうイヤだ……
どうして、そっとして、くれナイ!?
ゼロ : それは私も同感だ。
ヴァルシャン : 四天王のひとりが、ここに迫ってきていると?
ヤ・シュトラ : 私たちの動向は、筒抜けというわけね。
エスティニアン : あいにく、おしゃべりしてる暇はなさそうだ。
……来たぞ!
バルバリシア : トロイア城まで迎えにいくつもりだったけど、
まさかそちらから近づいてきてくれるとはねぇ。
エスティニアン : ゴルベーザ四天王、風のバルバリシアか。
バルバリシア : なれなれしく呼ぶでない!
バルバリシア : それにしても……
なんなの、この無様な領域は?
バルバリシア : 雑魚どもがちょろちょろと……
目障りだねッ!
バルバリシア : それで?
スカルミリョーネをやってくれたようだけど……
あちら側からいったい何しに来たんだい?
ヴァルシャン : 竜を探している。
数千年前にこちらに渡ってきたはずでな。
それについて、なにか知っていることは?
バルバリシア : 竜、だと?
バルバリシア : クククク……ハハハハハ……!
バルバリシア : なるほど……ゴルベーザ様がアレを残しておいたのも、
さらに美味そうな獲物を釣るためだったってわけか。
バルバリシア : あの御方の慧眼に敬意を示して、
こやつらの魂も、残らずたいらげてやるとしよう。
ヴァルシャン : その物言い……
知っているな、アジュダヤを!
バルバリシア : フ、お前からも感じるぞ?
美味そうな竜の匂いを!
エスティニアン : そう簡単に、俺たちを喰えるとは思わないことだ。
バルバリシア : どうだろうね?
私は不意討ちしか能のないスカルミリョーネとは違うんだ。
バルバリシア : お前たちを、私自ら領域に招待してやろう。
竜について知りたければ、おいでなさいな。
バルバリシア : もちろん、喰われるのが怖ければ逃げ出してもいい。
その代わり、この薄汚い領域の雑魚がどうなるか……
フフフ、愉しみだねぇ。
エスティニアン : さて、どうする……?

■何と言う?

▷バルバリシアを追おう

ヴァルシャン : ああ、私ももちろん行こう。
奴は自らの領域で、万全を期して待ち受けているはず。
こちらも準備を整え、乗り込むのだ……!
エスティニアン : と、いうわけで俺たちは行くが……
お前はどうする、ゼロ?

▷これは罠では……?

ゼロ : お前たちの行動に興味があるとは言った。
が、安い挑発に乗って、わざわざ奴に喰われに行くのは御免だ。
ゼロ : それでも、と言うのなら……わかるな?
ヴァルシャン : では、今度は私がエーテルを対価として差し出そう。
ヴァルシャン : 私にはまだやるべきことがあるゆえ、命までは差し出せない。
それに障らぬ範囲であれば、君の望むだけ喰らうといい。
ヴァルシャン : 何より、私のエーテルは、バルバリシアも欲していたもの。
君ならば、価値がわかるのではないか?
ゼロ : ……いいだろう、契約成立だ。

クエスト『逃避の果て』の目的『ゼロを連れてチリアットとさらに話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : 私も、ここの妖異たちからいろいろな話を聞けたのだけれど……
四天王に繋がるものはなかったから、それはまたあとで話すわ。
今はバルバリシアを倒すことを第一に考えましょう。
ヴァルシャン : 今度こそ、姉さんの居場所を聞き出せるかもしれない。
待っていろ……バルバリシア……!
ゼロ : 安心しろ、戦いを前にしてエーテルを喰らうほど、
見境なしじゃない。
こいつから対価をいただくのは、無事に戻ってからだ。
エスティニアン : そうと決まれば、とっとと乗り込むぞ。
相手の領域で戦うんだ、準備の時間をくれてやる必要はない。
ヴァルシャン : 私も同意見だ。
しかし、私たちが来たことで、
この里から犠牲者を出してしまった。
ヴァルシャン : ゼロ、君に時間が必要だというなら……
ゼロ : 気にするな。
弱い奴が、強い奴に蹂躙されただけ……いつものことだ。
エスティニアン : 欲しければ力ずくで奪うのが妖異の性、か……
ならば、俺たちもこの世界の流儀に合わせるまでだ。

クエスト『逃避の果て』をコンプリートした!

風の領域

エスティニアン : ゴルベーザ四天王、風のバルバリシア……
同格のスカルミリョーネは再生の力を持っていたが、
奴はどんな戦い方をするやらだ。

ゼロ : ひとつ忠告だ。
バルバリシアは、勝負に勝てば知ってることを話す、
というような口ぶりだったが……
ゼロ : 無限に復活する妖異と、戦闘で勝敗を決するのは難しい。
スカルミリョーネのときのような愚を繰り返したくなかったら、
さっさと倒して、メモリアに封じてしまうべきだ。
ゼロ : お前なら、メモリアから過去を視ることもできるんだろう?

■何と言う?

▷自在に使える力ではない
▷保証はできないが、試してみよう

ゼロ : そうしろ。
それでダメなら、諦めることだな。

ヤ・シュトラ : この戦いが、アジュダヤの手がかりを得られる、
最後の機会というわけでもないでしょう。
ヤ・シュトラ : スカルミリョーネに続いて、バルバリシアまで倒されたとなれば、
ゴルベーザも何らかの反応を示すはず。
ヤ・シュトラ : そうなれば好都合というものよ。
探している相手が、自分から出てきてくれることも、
あり得るのだから……。
ヴァルシャン : ああ、私もそう思う。
それに、スカルミリョーネの実力を思えば、
手加減できる相手でもなさそうだ。
ヴァルシャン : バルバリシアを倒せたなら、ただちにメモリアに封じる。
それが今打てる最善の手だろう。
ゼロ : 方針は決まったようだな。
バルバリシアの領域までは、この妖異……
「ニスロク」の背に乗っていくぞ。

クエスト『風の領域』を引き受けた!

ヤ・シュトラ : 土のスカルミリョーネに、風のバルバリシア……。
闇に呑まれた世界で属性の名を冠しているのは、何故かしらね?
ヴァルシャン : 君たちがいてくれるからこそ、
困難を前にしても、逃げ帰らずにいられる。
行こう、彼女の領域へ……!
エスティニアン : 自らの領域を戦場に選んだということは、
罠を張り巡らせて待ち構えている可能性も高い。
道中の奇襲も警戒しておけよ。
ゼロ : 妖異をメモリアに変えるには、
対象のエーテルを肉体から解き放つ必要がある。
つまり、それなりの深手を与えなければならないんだ。

飢えた妖異 : ゴルベーザ、シテンノウ……
アイツも、セイセン、するヤツか?
ウマソウだったが、オソロシすぎて、とても喰えナイ……。
エスティニアン : フッ、空中戦はお前たちだけのものじゃない!
ヴァルシャン : 雑魚は私たちが片づける!
ヤ・シュトラ : あなたはバルバリシアを!

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クエスト『風の領域』の目的『バルバリシアの領域へ向かう』を達成した!
「バルバリシア討滅戦」の攻略を開始した。

バルバリシア : 美味そうなエーテルだ……
バルバリシア : 私の髪も、艶めいているぞ……!
バルバリシア : この技が見切れるか!?
バルバリシア : さぁ、受けるがいい!
バルバリシア : 我が髪は、風のように自由気まま……。
バルバリシア : しなやかに、そして強く……!
バルバリシア : あぁ……いい風が吹いているぞ!
バルバリシア : 感じるだろう、この風を……!
バルバリシア : これくらいは凌いでみせるか……。
バルバリシア : ならば、私も本気を出すとしよう……!
バルバリシア : テメェら全員、ブッ殺す!!
バルバリシア : オラオラオラオラァッ!
バルバリシア : ソッコーでケリつけてやるよ!
バルバリシア : ナメてんじゃねぇぞ!?
バルバリシア : ソラソラソラソラァッ!
バルバリシア : チョーシ乗ってんじゃないよ!
バルバリシア : ホラホラホラホラァッ!
バルバリシア : 片っ端から、ブッ壊す!
バルバリシア : 馬鹿な この私が――!

「バルバリシア討滅戦」の攻略を終了した。

バルバリシア : クソォッ、あの竜のエーテルをもっと喰えていれば……
ゼロ : もらったぞ。
バルバリシア : ちくしょぉぉお……!
ヤ・シュトラ : 無事にバルバリシアを倒せたようね。
エスティニアン : 手下の妖異たちは、泡を喰って逃げていったぞ。
ヴァルシャン : 彼女は、アジュダヤについて何か言っていたか……!?
ヴァルシャン : ……そうか。
メモリアから記憶を読み取ることも、できなかったのだな。
エスティニアン : だがまあ、収穫はあったじゃないか。
エスティニアン : ゴルベーザたちの一団が、アジュダヤについて知っている。
そして、俺たちはこうして連中に対抗することができる……
ゼロの能力ありきにはなるがな。
ヴァルシャン : 確かに、君と出会えたことで、ここまで調査が進められた。
協力ありがとう、ゼロ。
ゼロ : そういう契約だったからな。
それじゃ、さっそくお前のエーテルを……
ヤ・シュトラ : これは……エーテルが尽きかけているんだわ。
メモリアの力を使った反動かしら?
エスティニアン : こいつを欠いた状態で妖異に襲われたら、さすがに厄介だ。
ひとまず、あの里まで引き返した方がよさそうだな。
ヴァルシャン : 私も同意見だ。
姉さんの手掛かりを得られたからこそ、
焦って台無しにしたくはない。
ヴァルシャン : 今回の探索はここまでにして、まずはゼロを治療しよう。

クエスト『風の領域』の目的『「バルバリシア」を討伐』を達成した!

ヴァルシャン : 無事にここまで運んでこられたものの……
まったく目覚める気配がないとなると、
相当ひどく消耗しているようだ。
エスティニアン : 意識のないところを狙って、
ゼロを喰らいにくる妖異がいるかもしれん。
治療をする間、気をつけておくとしよう。

わずかに胸が上下している。
呼吸はしているようだ……。

ヤ・シュトラ : ゼロの意識は戻っていないけれど、
私にわかる範囲では、命に別状はなさそうよ。
ヤ・シュトラ : ……とはいえ、彼女は半妖であり、私たちとは在り方が違う。
少し様子を見ながら、どう動くべきかを、
皆で相談するとしましょう。

クエスト『風の領域』をコンプリートした!

ヴォイドからの帰還

ヤ・シュトラ : もともとゼロはこの家を「ねぐら」と呼んでいたし、
半妖でも消耗したら休息を取る必要があるのでしょう。
ヤ・シュトラ : もっとも、環境エーテルに乏しいヴォイドの環境下では、
効率がいいとは言い難いでしょうね……。

ヴァルシャン : 命に別状はないそうだが、
意識が戻るまで待つだけで良いのだろうか……。
ヤ・シュトラ : 正直、目を覚ますのがいつになるか、予想もつかないわ。
失われたエーテルを補おうにも、
この場所では、私たちから分け与えるのが精々……。
ヤ・シュトラ : やはり、原初世界に移送するのが最善ではないかしら。
あちらなら、エーテルを補充する手段には事欠かないもの。
ヴァルシャン : 本人の了承は得られていないが、やむを得ないな。
いくらゼロの領域であれ、餓えた妖異たちの中に、
無防備な彼女を置いてはいけまい。
ヴァルシャン : 目覚めたあとに帰りたいと望んだら、私がこちらに送り帰そう。
ヴァルシャン : そうだ、バルバリシアを封じたメモリアは、
そのまま君が持っていてくれないか?
なにかの折に、役に立つかもしれない。
下卑た笑みの妖異 : なんだ、ソイツ、倒れたのカ?
エスティニアン : ……ゼロに用か?
下卑た笑みの妖異 : 外から、新しいヤツ、やってきタ。
バルバリシアの手下、この領域に住む、言ってル。
下卑た笑みの妖異 : ソイツが復活したら、住人増えたこと、伝えておケ。
……じゃあナ。
ヴァルシャン : バルバリシアの手下が……。
ヤ・シュトラ : 話だけでも聞いてきたら?
どんな妖異なのか、ゼロに伝えるためにもね。
ヴァルシャン : ありがとう……。
ヴァルシャン : Ace、一緒に来てもらえないか?
ゴルベーザについて何かわかるかもしれない。

クエスト『ヴォイドからの帰還』を引き受けた!

ヤ・シュトラ : ゼロのことは、私たちが看ているわ。
あなたはヴリトラと、新入りの妖異から話を聞いてきて頂戴。
エスティニアン : 主が倒されれば、ついさっき襲った相手の領域に身を寄せる。
妖異たちの関係は、随分あっさりしているらしい。

ヴァルシャン : どうやら、この妖異がそうらしいが……。
逃げてきた妖異 : ゲゲッ……!
テメェら、バルバリシア、倒したヤツじゃねェか!
逃げてきた妖異 : オオオ、オレッチは、歯向かわねェ……。
従うから、ここに住まわせてくれ!
ヴァルシャン : 敵対する意思がないのなら答えてくれ。
ゴルベーザとは何者だ?
逃げてきた妖異 : く、詳しいことは知らねェ!
ゴルベーザの領域、入れるのは、四天王だけ……
オレッチたち、どこにあるかさえ聞いてねェんだ!
ヴァルシャン : ふむ……位置もわからないのか。
となると、簡単に見つけられる場所ではなさそうだな。
ヴァルシャン : ゴルベーザは、領域の外にいる手下たちと、
どのように連絡を取っているのだろうか?
逃げてきた妖異 : それは……モノリス? とかいうヤツ、使ってる!
遠くのヤツと、話がデキルんだ。
オレッチ、それ以上は知らナイ……!
ヴァルシャン : なるほど、リンクパールのようなものが、
こちらの世界にもあるのだな。
ありがとう、参考になった。
ヴァルシャン : おかげさまで、多少なりとも情報が得られた。
いつまでも皆を待たせているわけにもいかないし、
そろそろ原初世界に帰還しよう。
ヴァルシャン : 私はゼロのねぐらに戻っているから、
君の帰り支度ができたら、声をかけてくれ。

クエスト『ヴォイドからの帰還』の目的『逃げてきた妖異と話す』を達成した!

ヤ・シュトラ : ヴリトラから聞いたわ。
ゴルベーザは、徹底して周囲と距離を置いているようね。
そうまでして身を隠したい理由があるのかしら……?
エスティニアン : ここまでヴォイドゲートが開き続けていたと思うと、
原初世界の状況も気がかりだが……
まあ、ナブディーンたちが見ているかぎり、大丈夫だろうよ。
ヴァルシャン : 支度はできただろうか?
一度、原初世界に引き返し、ゲートを閉じたら、
そう簡単には、こちらに戻ってはこられないだろう。
ヴァルシャン : よし、ニスロクに乗ってトロイア城へ……
そして原初世界へと帰還しよう。
ナブディーン : おお、全員無事だな!
異世界に行ってたってのに、ケロっとしたもんだ!
ヴァルシャン : それではゲートを閉じる。
ヴァルシャン : ……これで良し。
ヴォイドへの門は、再び閉じられた。
ヴァルシャン : 私たちがあちらへ渡っている間、大事はなかったか?
少なからず妖異が侵入してきたと思うのだが……。
ナブディーン : 小競り合いが、ちょっとな。
とはいえ、こちらが待ち伏せしてる形だったからさ。
ひとまずは大きな被害も出さずに切り抜けられた。
ヴァルシャン : そうか、よかった……。
あらためて、皆には感謝の言葉しかない。
ナブディーン : それも悪くないけどよ……
もっとほかに、言うことあるんじゃないか?
ナブディーン : ただいま、とかな!
ヴァルシャン : ああ、そうだ……!
ヴァルシャン : ただいま、ラザハンの皆。
ナブディーン : おう! おかえり、ヴァルシャン!
ヴァルシャン : メーガドゥータ宮に、
君たちが滞在するための部屋を用意してある。
ひとまず、ゼロをそこへ。

クエスト『ヴォイドからの帰還』の目的『ヴァルシャンと話す』を達成した!

メーガドゥータ宮の官人 : これは、Trick様。
お話はヴリトラ様より伺っております。
ご案内いたしましょう。
ヴァルシャン : 思わぬ展開となったが、
ひとまず、無事に帰ってくることができてよかった。
ヴァルシャン : 皆も休みたいところだとは重々承知しているが、
最後に、ひとつだけ相談しておきたいことがある。
エスティニアン : ゼロのことだな。
ヴァルシャン : こうして彼女を原初世界まで連れてくることはできたが、
いまだ眠りについたままだ。
ヴァルシャン : エーテルの不足が昏睡の原因であれば、
私のエーテルを分け与えることで、回復するだろうか……?
ヤ・シュトラ : 荒れた第十三世界では、エーテルを補うすべが限られていた。
他者が分け与えるか、妖異を喰らうしかなかったのよ。
ヤ・シュトラ : でも、あちらと違って、
原初世界には環境エーテルが満ちている。
ヤ・シュトラ : だから、今こうして眠っている間も、
呼吸とともに、ある程度は自然に吸収できているはずよ。
ヴァルシャン : では、一刻を争うような容態ではないと?
ヤ・シュトラ : ええ、安心していいと思うわ。
ヤ・シュトラ : 加えて、目覚めたら食事をとらせることね。
彼女の肉体は、人と変わりがないように見えるから、
私たちと同様に、食物からエーテルを摂取できるはず。
ヤ・シュトラ : あなたは、彼女にエーテルを与えると約束したけれど……
それが肉や果実を通じてであっても問題はないでしょう?
ヴァルシャン : なるほど、食事か……。
エスティニアン : こっちの世界で眠っていると、
なおのこと普通の人間に見えるな。
妖異なのは半分だけとくれば、当然かもしれんが。
ヤ・シュトラ : 彼女、最初に出会ったときの姿は、
ゼノスの無理な契約による変質だったと言っていたわね。
ヤ・シュトラ : 光のクリスタルとの接触で解除できたのなら、
闇属性の力で魂を活性化させ、妖異としての性質を強めていた、
というところかしら。
ヤ・シュトラ : ゼノスにそんな知識があったとは思えないから、
大方、ファダニエルの入れ知恵か……。
ヤ・シュトラ : 彼女が完全な妖異だったら、きっとあのクリスタルに触れても、
変化は起こせなかったでしょうね。
ヤ・シュトラ : 半妖であるゼロとあなたが出会ったのは、
どこか、ハイデリンの導きのようにも感じるわ。
ヴァルシャン : 第十三世界で探索を続けるにあたって、
妖異をメモリアにできるゼロの力は、必要不可欠だ。
ヴァルシャン : しかし、彼女は多くの妖異と同じく、
交わした「契約」でしか動かないようだ。
次の調査の際には、また交渉するしかなさそうだな……。

クエスト『ヴォイドからの帰還』をコンプリートした!

光ある世界

ヴァルシャン : ゼロの容態が安定しているのなら、安心だ。
エスティニアン : 俺に貸し出されてる部屋も、こことほぼ同じ内装だ。
正直、広すぎて落ち着かないが……
室内で鍛錬するにはもってこいだな。

第十三世界にいたときより、呼吸が穏やかになっている気がする。
無事に環境エーテルを吸収できているようだ。

ヤ・シュトラ : ねえ、しばらく席を外してもいいかしら?
アルキミヤ製薬堂に行ってこようと思うの。
ヤ・シュトラ : 今回の探索で、護魂の霊鱗は十分に効力を見せていたけれど、
なにかしらの影響を受けていないとも限らないし……
錬金術師の力を借りて、きちんと確認しておきたいのよ。
ヴァルシャン : ああ、もちろんだ。
私もこの身体を預け、次に向けて調整してもらうとしよう。
エスティニアン : なら俺は、星戦士たちに会ってこよう。
身体が覚えているうちに、妖異との戦い方を共有しておくさ。
ヴァルシャン : 君は、なにか予定が?

■何と言う?

▷特に予定はない
▷ゼロのことが気になる
▷無人島の開拓でもしている

ヴァルシャン : 島の開拓事業まで手掛けていると……?
惜しいことをした、先に知っていれば、
君にこの周辺の島を託して新たな観光地としたのだが……。

ヴァルシャン : ……っと、それはともかくとして、
もしそちらの仕事が急ぎでないのなら、
ひとつ頼まれてもらえないだろうか?
ヴァルシャン : ゼロが目覚めたときのために、食事を用意しておきたいのだ。
「メリードズメイハネ」に行って、
料理を選んできてくれると、大変助かる。
ヴァルシャン : ありがとう。
その間、ゼロのことはニッダーナに看てもらうつもりだ。
私たちの帰還を知って、こちらに向かっているそうだからな。
ヴァルシャン : それでは、一時解散としよう。
各々の用事を済ませたら、またここに集合だ。

クエスト『光ある世界』を引き受けた!

メリード : メリードズメイハネへ、ようこそお越しくださいました。
どうぞ、ごゆっくり!
メリード : まぁ、太守様の御客人が、空腹でお倒れに……?
メリード : そういうことでしたら、全力で協力させていただきます。
どういった品を御所望でしょうか?

■何と言う?

▷一番高価な料理を頼む

メリード : それは……あとで太守様に請求するので……大変結構ですが、
お倒れになった方には、少々重いかもしれませんね。

▷疲れているし、果物とか……?
▷肉こそパワー! 大盛りで!
▷生きた人間のエーテルが好きらしい

メリード : まずは、身体に優しいこちらのリンゴをお持ちください。
甘くて栄養満点ですよ!
メリード : その方が回復なさったら、
改めてうちで食事をと、お伝えくださいね。
また協力できることがあれば、お声がけください!

クエスト『光ある世界』の目的『メリードと話す』を達成した!

メーガドゥータ宮の官人 : おかえりなさいませ。
先ほどニッダーナ様がいらっしゃって、
ゼロ様の様子を見てくださっています。
メーガドゥータ宮の官人 : あなたも客間へ向かわれますか?
ゼロ : 光……?
ゼロ : ここは……宿か?
そうか、私は旅の途中で倒れて……
ゼロ : 悠長にしている暇はない。
早く、戦いに行かなくては。
私が……!
???? : あれ、目が覚めたのかな?
ゼロ : な、なんだお前は!?
新手の魔物か!?
ニッダーナ : ええーっ、新種の魔物!?
どこ、どこにいるの!?
ニッダーナ : って、冗談言ってる場合じゃなくて……。
ニッダーナ : ここは原初世界……あなたたちの世界の隣にある異世界だよ。
気を失ったあなたを、みんなが連れてきたんだ。
ニッダーナ : 待ってて、すぐにみんなを呼んでくるから!
ヴァルシャン : 食事を用意させてもらった。
君のエーテル不足を補えるといいんだが……
ゼロ : お前のエーテルを喰わせてくれるんじゃないのか。
……まあ、同じ量だけ補給できるなら構わないが。
ニッダーナ : ちょ、ちょっと待って!
まさか食事のとり方を知らないの?
ゼロ : ん? ちゃんとエーテルは吸収できてるぞ。
ニッダーナ : それじゃあダメだよ!
こう、口に運んで、ちゃんと噛んで……
小さくしてから呑み込むの!
ニッダーナ : そうそう! 美味しいでしょ?
ゼロ : ……よくわからない。
ヤ・シュトラ : 長く食事をとってこなかったことで、
味覚が鈍くなっているのかもしれないわね。
ゼロ : 妖異を喰うのに、そんなものは必要ないからな。
ゼロ : エーテルの質によって、
自分の魂に馴染みやすいかどうかの差はあって、
それを「味」と表現する物好きな奴もいるが……
ゼロ : そもそも私は、喰うという行為が好きじゃない。
こうして、はしたエーテルを取りこむならともかく、
他者と混じって、自分を見失うのは御免だからな。
ゼロ : そうなるぐらいなら、野垂れ死んだほうがマシだ。
実際、何度もそれで死んできた。
ニッダーナ : ええっ、死んじゃって、それで、どうなるの……?
ゼロ : どうもこうも、しばらくしたら勝手に蘇る。
そのときには、消耗していた生命力も元どおりだ。
ゼロ : もっとも、死んでる間にほかの妖異に喰われないよう、
死に場所だけは気をつける必要があるがな。
ニッダーナ : うわぁ、すっごく興味深い!
不死や蘇りを研究してる錬金術師が聞いたら、
大興奮間違いなしだよッ!
ヴァルシャン : ともかく食事をとることができてよかった。
他者である私のエーテルを提供するよりも、
こちらの方が、君の流儀に合いそうだ。
ゼロ : ああ、そうだな。
これと同じものを、定期的に喰わせてもらえればいい。
ヴァルシャン : 承知した。
客人として衣食住には困らぬように手配しよう。
ヴァルシャン : ああ、それからもうひとつ……。
ヴァルシャン : 今さらだが、
勝手にこちらの世界に連れてきてしまって申し訳ない。
君が望むなら、エーテルが回復し次第、あちら側に送ろう。
ゼロ : ……別に、いい。
あの世界に戻りたい理由も特にないからな。
ゼロ : それに、どうせまたあっちに行くんだろう?
ヴァルシャン : そのつもりだ。
姉を連れて帰るという私の目的は、まだ果たされていない……。
ヴァルシャン : 確実なことはまだわかっていないが、
もしアジュダヤがゴルベーザの手に落ちているのだとすれば、
すぐにでも駆けつけたいというのが本音だ。
ヤ・シュトラ : とはいえ、あちらの特異性も十分に味わったもの。
数千年を経て得た好機を逃さないためにも、
調査は慎重に進めていくつもりよ。
ゼロ : 妥当だな。
お前たちは無事に行き来できたつもりかもしれないが……
たった一度の訪問で、あの大騒ぎだ。
ゼロ : 次もまた帰ってこられると考えているのなら、
そんなに甘くはないとだけ、言っておこう。
ヴァルシャン : 危険は承知の上だ。
だが、備えを万全にすべきだという意見には賛成だな。
ヴァルシャン : 次の調査に向けて十分な休息をとり、支度を整える間、
君の世界について、もっと詳しく教えてもらえないだろうか。
ヴァルシャン : 対価として、先んじて、私たちの世界について教えよう。
私が治める国……ここラザハンについて、案内させてほしい。
ゼロ : 再び、この世界の稀人となるか……。
ゼロ : だったら、お前も来い。
それが呑めるなら、契約成立だ。
ヴァルシャン : すまない、恩に着る。

クエスト『光ある世界』の目的『メーガドゥータ宮の官人と話す』を達成した!

ヴァルシャン : 賓客の案内は、「ヴァルシャン」の得意とするところだ。
この顔を見るだけで、皆も事情を察してくれると思う。
ゼロ : ……こちらの世界は、本当にエーテルに満ちているな。
風にあたるだけでも、癒やされているように感じるほどだ。
ヴァルシャン : それはなによりだ。
さっそくだが、どこか行ってみたい場所はあるだろうか?
ゼロ : 特に気になる場所はないが……
ゼロ : 強いて言えば、さっきの食い物がある場所を知りたい。
そうそう倒れることはないはずだが、
いざというときに場所を知っていれば自分でなんとかできる。
ヴァルシャン : なるほど、了解した。
では、メリードズメイハネへ向かい、
給仕係の「ミリール」に紹介しよう。

ゼロたちが「同行」を開始します。
クエストを進行させるには、同行者たちが近くにいる状態で、
目的を達成する必要があります。
「同行」は、エリアを移動した場合や、
「同行状態を解除する」を選んだ場合に解除されます。
解除した場合、もとの場所に戻った同行者に話しかけることで、
再び「同行」させることができます。

クエスト『光ある世界』の目的『ゼロと話して同行させる』を達成した!

ヴァルシャン : こうして道案内をしていると、
君を牧場跡の監視所まで連れていったことを思い出す。
島内を案内する際には、またハンサに乗ってみるのもいいな。
ゼロ : ゼノスに使役されていたときは、
こんな賑やかな場所には、ほとんど近づかなかったからな。
覚えているのは、ヴォイドと大差のないガレキの街くらいだ。

「メリードズメイハネ」について話す

ゼロ : ここが目的地か?
なんというか、空気が違うな。
暑いとか、寒いとかではなくて……
ゼロ : ああそうだ、特別な「匂い」がする。
私の寝ていた部屋にも、宮殿の前にもなかった匂いだ。
ヴァルシャン : ふふ、それは料理の香りだな。
ラザハン料理は、香りまで美味だと言われているんだ。
君もそのうち「おいしそう」と感じるかもしれないぞ?

ヴァルシャン : ゼロを、メリードに会わせてもいいのだが……
自分で注文できるようにということであれば、
給仕係を紹介すべきだと考えたのだ。

ミリール : いらっしゃいませ!
メリードズメイハネへようこそ!
ヴァルシャン : やあ、ミリール。
こちらは私の客人のゼロだ。
滞在中、食事の便宜を図ってほしい。
ミリール : ああ、そちらが例の……!
メリードさんから伺っております。
お腹が空いたら、いつでも立ち寄ってください!
ヴァルシャン : さきほどの食事は、
Aceがここから持ってきてくれたのだ。
ヴァルシャン : 宮殿の中にも調理場はあるが、
手軽になにかをつまみたいときは、こちらの方が便利だろう。
ゼロ : わかった、覚えておこう。
ゼロ : ……あっちの壇上で身体を動かしている奴らは何だ?
あれも、食事に関係のあることなのか?
ヴァルシャン : 踊り子たちか。
彼らが舞うのは、見る者の魂を震わせるため……。
ヴァルシャン : ここではもっぱら娯楽として、
人々の憩いの時を、より楽しくするために舞っているのだ。
ゼロ : 娯楽、か……
妖異は、もっと直感的な楽しさや心地よさを好む。
お前たちのは、ずいぶん複雑だ。
ヴァルシャン : しかし、かつての君の世界にもあったのではないか?
その複雑な楽しさ……文化というものが。
ゼロ : …………忘れたよ。
ヴァルシャン : さて、それでは次へ移ろうか。
洋の東西を結び、多くの財が動く場所……
「バルシャーン・バザール」へ!

クエスト『光ある世界』の目的『同行者ふたりを連れてミリールと話す』を達成した!

ゼロ : ほかよりも物がたくさん置かれているが、
いったい何をする場所なんだ?
ヴァルシャン : ここは市場だ。
ラザハンは、古くより交易の中継地として栄えてきた。
ゆえに国内の品のみならず、東西の逸品も並んでいる。
ヴァルシャン : ここでは物々交換は行わず、
貨幣や、トームストーンによる取引が主となっている。
なにか入り用の品があったら、私に言ってくれれば用立てよう。
ゼロ : トームストーン……?
ああ、アレは、そういう目的で使うものだったのか。
こちらに召喚された妖異が持ち帰ったものを見たことがある。
ゼロ : 喰っても腹が膨れるわけでもないし、
どうしてヒトはこんなものを大事に貯めこんでいるのかと、
ずっと不思議に思っていたんだ。
ヴァルシャン : そういえば、あちらで店のようなものは見かけなかったな。
妖異には取引や契約の概念はあるようだが、
物を介した取引は行わないのか?
ゼロ : 極めて稀だな。
私たちが取引するのは、おもに相手に何かをさせたいときだ。
物を手に入れたいだけなら殺して奪えばいい。
ヴァルシャン : なるほど、あえてこちら風に言うとしたら、
雇用と労働の関係でのみ、取引が成立するということか。
覚えておくとしよう。
ヴァルシャン : それはさておき、次に紹介するべきは……
ここからなら、アルキミヤ製薬堂が近いな。
職員の「イシュウ」のところに行こう。

クエスト『光ある世界』の目的『同行者ふたりを連れバルシャーン・バザールへ向かい
指定地点でゼロと話す』を達成した!

イシュウ : これはヴリトラ様。
先ほどお預かりした新しい身体は、
まだ調整中となりますが……。
ヴァルシャン : ああ、すまない、そちらは君たちの思うように進めてくれ。
あの素晴らしい人形を作り上げてくれた錬金術師の皆を、
何よりも信頼している。
ヴァルシャン : このアルキミヤ製薬堂では、錬金薬の研究を行っている。
私の身体も彼らが用意してくれているのだが、
半妖である君の身体についても、診ることができるだろう。
ヴァルシャン : そういえば、私が少年の姿に変わっても、
君はまったく驚いていないようだったな……。
この身体が魂の器に過ぎないことは、初めからお見通しだったか。
ゼロ : あっちじゃ、珍しくもなんともないからな。
脆い肉体を捨てて鎧に乗り移った連中なんか、山ほどいる。
イシュウ : あら、そちらが例のお客様でしたのね!
ここの錬金術師たちはみんな、興味津々なんですよ。
イシュウ : どうかしら、よかったら奥でお茶でも……
ついでにあれやこれやと話を聞かせていただきたく!
ゼロ : 断る、取り急ぎ必要な分の食い物はもらった……
メリードズメイハネに行けば、
話なんぞに付き合わなくても、補給できるらしいしな。
ヴァルシャン : まあまあ、いずれまたの機会に……ということにして、
今回はメーガドゥータ宮の方に戻るとしよう。
道すがら、気になるものがあれば言ってくれ。

クエスト『光ある世界』の目的『同行者ふたりを連れてイシュウと話す』を達成した!

ゼロ : ……ここは、食い物を作っている場所か?
こんなちっぽけな実じゃ、喰いごたえはなさそうだが。
ヴァルシャン : これは、桑の畑だ。
たしかに実を食すが、より重要なのは蚕の餌となる葉だ。
蚕は糸を生み、民はそれを伝統のラザハン織にする。
ヴァルシャン : そのほか、根皮は生薬として活用することもできる。
果樹全体が余すところなく有用な植物なのだ。
ゼロ : 喰う以外にも利用価値があるということか。
……私にはもう、考えすら及ばないことだが。
聞き覚えのある少年の声 : あ、ヴリトラ様だ!
それに、冒険者の兄ちゃんも!
ヴァルシャン : 君たちは……たしかメラドと、妹のヤースラだったな。
孤児院での暮らしに、不便はしていないか?
メラド : はい!
俺たちみたいに親を亡くした子ばっかりだから……
みんなで励まし合って、仲良くやってるよ。
ヤースラ : エスティニアンのお兄ちゃんも、一度来てくれたんだ!
だから私たち、ちっとも寂しくないよ!
ヴァルシャン : エスティニアンが?
ヴァルシャン : ……そうか、それはなによりだ。
メラド : そっちの人は……兄ちゃんの友達?
ゼロ : トモダチ……?
それは、なんだ?
メラド : ええっ、友達を知らないの!?
ヴァルシャン : あ、ああ。
彼女は、遠い異国から来たばかりでね。
私たちの言葉や習慣に馴染みがないんだ。
ヤースラ : じゃあ、私が教えてあげる!
友達はねぇ、一緒にいて、楽しいと思う相手のことだよ!
ゼロ : 一緒にいて、楽しい……。
ゼロ : ゼノスはお前のことを友と呼び、
刃を交えているときは楽しそうだった……
それと同じか?

■何と言う?

▷きっと同じだ

ゼロ : なるほど……友も友達も、一緒にいて楽しい相手なんだな。
だが、いっとき快楽を共有する存在が、
そうも大事なものなのか?

▷まったく違う!

ゼロ : ゼノスはお前と会うために星を渡り、己の命まで懸けた。
それはなぜなんだ……?
ゼロ : ……なんて、気にする必要もないか。
私はあいつじゃないし、あいつを理解したいわけでもないんだ。
ヤースラ : うーん……私の説明、ちょっとわかりにくかったかなぁ。
うまく教えてあげられなくて、ごめんね……?
ゼロ : いや、謝らなくていい。
おそらく、お前たちにとっては当たり前のものなんだろう。
メラド : じゃ、まだお使いの途中だし、そろそろ行かなくちゃな。
ヤースラ : さようなら! またねー!

クエスト『光ある世界』の目的『同行者ふたりを連れ風の桑畑へ向かい
指定地点でゼロと話す』を達成した!

ヴァルシャン : 友とは何か……
改めて問われると、なかなか難しいものがある。
迷わず答えられるのは、純真な子どもならではだな。
ゼロ : ゼノスを通じて見たことで、
こちら側の世界を理解したつもりでいたが……
ゼロ : 知れば知るほどに、わからないことが増えていく。
暮らしぶりも物事の見方も、
あまりに多彩で目がくらむような思いだ。
ゼロ : だが、悪くはない心地だ。
お前とともに行けば、より鮮明に、経験という利を得られる……
私の目論見は間違っていなかったらしい。

クエスト『光ある世界』をコンプリートした!

禁断の記憶

ゼロ : ヴォイドでは、植物すら妖異と化した。
花を愛でるなどという発想も、
忘れていたというのが正直なところだ。
ヴァルシャン : どうやら、ゼロにとって実りのある時間となったようだ。
君もつきあってくれて、ありがとう。
ヴァルシャン : さぁ、それでは「メーガドゥータ宮の客間」に帰ろう。

クエスト『禁断の記憶』を引き受けた!

メーガドゥータ宮の官人 : Trick様、おかえりなさいませ。
あなたもお入りになりますか?
ヴァルシャン : 街を回ってみた感想を、聞かせてもらっても?
ゼロ : 人間が多い。
ヴァルシャン : あちらの世界から来た君にとっては、
それが何よりの驚きだったということか。
ヴァルシャン : この街には、客人の案内を生業とする者もいる。
詳しく知りたいことがあれば、彼らを手配するのもいいだろう。
ゼロ : いや、あとは好きにうろつかせてもらう。
……たくさんの情報を渡されたところで、
私の故郷について話せることは、そう多くないからな。
ゼロ : 歴史を詠った詩のいくつかは覚えているが、
それだって真実かどうかは、わからないんだ。
ゼロ : それでもよければ……世界が闇に呑まれた原因といわれる、
「メモリア戦争」について語ろう。
ヴァルシャン : ああ、よろしく頼む。
ゼロ : ……今は闇に沈んだあの世界にも、
かつては光に満ちた、穏やかで争いのない時代があったという。
ゼロ : しかし、あるとき闇の使徒が現れて、
人々に「幻魔」と呼ばれる闇の化物を呼び出す術をもたらした。
ゼロ : 祈りや願いによって、
強大な力を持つ幻魔が次々と呼び降ろされたんだ。
ヤ・シュトラ : 闇の使徒がアシエンだとしたら、
幻魔というのは、蛮神のような存在でしょうね……。
ゼロ : お前たちの世界にも、似たようなのがいるんだな。
それなら、ひとたび幻魔が現れたことで、
戦いが始まったことも想像できるんじゃないか?
ゼロ : 戦いとなれば、弱き者が犠牲となる。
世界全体を悲しみが包み込もうとしていたとき……
立ち上がったのが、とある異能を持つ若者たちだった。
ゼロ : 幻魔のエーテルを、メモリアに封じる能力……
以て、彼らはメモリア使いと呼ばれることになる。
ゼロ : 私の母は、そのひとりだった。
幻魔を封じる過程で、強い闇を浴びてしまったことで、
胎内にいた私が、半妖になってしまったというわけだ。
ヤ・シュトラ : つまり、あなたのような半妖は、
闇の氾濫が起きる前から存在していたのね。
ヴァルシャン : では、闇の氾濫は、いかにして起こったのだ?
メモリア使いによって、世界が平和になったのなら、
災厄の芽も摘まれたように思えるのだが。
ゼロ : 光あたる場所には、必ず影が生じる……ということだ。
世界を救ったはずのメモリア使いが、
そこに封じた闇の力に、魅入られてしまった……。
ゼロ : 信じがたいことに、彼らはメモリアの闇の力を用いて、
人間を魔物……お前たちのいう妖異に変えることで、
幻魔に替わる軍勢を組織し、戦争に利用しはじめたんだ。
エスティニアン : 戦争の功労者が、手にした力ゆえに道をあやまつ……
どこも同じか……。
ゼロ : メモリア使いが皆そうだったわけじゃない。
そういった闇の勢力に対抗する光の勢力もまた、存在していた。
長じて、母と同じメモリア使いとなった私もな。
ゼロ : 私はひたすら戦い、多くの闇を掃った。
だが、結局奴らを全滅させることはできず、
力が尽きかけたその瞬間……世界が壊れたんだ。
ヤ・シュトラ : 闇の氾濫が起きた、ということ?
ゼロ : 星の光が天から消え、黒き帳がすべてを包み込んだ。
闇の奔流は次元の壁にヒビを入れ、
私はなすすべもなく、そこに吸い込まれてしまった。
ゼロ : そうして次元の狭間に閉じ込められてから、
長い長い……永遠にも思える時が過ぎた……。
ゼロ : あるとき、偶発的に開いた小さな穴を見つけて……
私は狭間を脱することに成功したんだ。
ゼロ : そして目にしたのが、お前たちも見たあの世界……
何もかも終わってしまった故郷の姿だった。
ヴァルシャン : なるほど、だから君は半妖のまま……
闇の氾濫によって完全な妖異になることもなく、
第十三世界に戻ったのだな。
ゼロ : 私の気持ちはともかく、はたから見たら幸運者だ。
半妖じゃなかったら、あそこに戻れたところで、
1日ともたず妖異に喰われていただろうからな。
ゼロ : 初めから終わっていた私だからこそ、
終わった世界でも在り続けられたんだ。
ヤ・シュトラ : 終わった世界、ですって?
ヤ・シュトラ : はたして、本当にそうかしらね。
第十三世界は、まだそこに存在していてよ?
ゼロ : ……どういう意味だ?
ヤ・シュトラ : 少し長くなってしまうけれど、
ここ原初世界と鏡像世界の関係、
そして世界統合の仕組みについて、説明させて頂戴。
ゼロ : では、統合されてしまった鏡像世界と違って、
私の世界はまだ……。
ヤ・シュトラ : 私たちは、光に呑まれた第一世界も見てきたわ。
あちらには光の巫女によって残された土地があったから、
第十三世界と完全に同じ条件ではないけれど……。
ヤ・シュトラ : それでも、壊滅的な打撃を受けた世界に、
失われていたバランスを……
闇を取り戻したことは間違いない。
ヤ・シュトラ : その後、大地をめぐる属性エーテルを励起させることで、
理想郷(エデン)を再生させた少女たちもいると聞いたわ。
ヤ・シュトラ : だったら、いつの日か、
無の世界(ヴォイド)にも希望を芽吹かせられるかもしれない。
……その可能性を否定できて?
ヤ・シュトラ : もちろん、現段階では確証のない話よ。
そう都合よくはいかないかもしれない。
ヤ・シュトラ : けれど、世界の危機に立ち向かってきた経験から、
あなたに伝えられることはあると思うの。
ゼロ : いや待て……さっきから何を言ってるんだ?
それじゃあまるで、あの世界を……
ゼロ : でも、お前たちがヴォイドにやってきたのは……!
エスティニアン : アジュダヤを探すため。
危険な異界で、余計なことに首を突っ込んでいる余裕などない。
エスティニアン : だが、だからといって、黙って通り過ぎることができるほど、
元「暁」は物分かりのいい連中じゃない……。
エスティニアン : そうだよな、相棒?
ヴァルシャン : アジュダヤが妖異に囚われているのであれば、
世界から闇を掃うことは、彼女を救うことにも繋がる。
私たちにとって、それは矛盾するものではないと思う。
ゼロ : ……勝手にしろ。
私は別に、あの世界をどうにかしたいなんて思っちゃいない。
ヴァルシャン : それならそれで結構。
だが私たちには、妖異を倒すことができる君の力が必要だ。
ともに来てくれないだろうか?
ゼロ : 言っただろう。
私に協力を求めるなら、エーテルを差し出せ、と。
ゼロ : しかも、お前たちはゴルベーザに目をつけられている。
契約は高くつくぞ。
ゼロ : ひとまず、これは手付金代わりだ。

クエスト『禁断の記憶』の目的『メーガドゥータ宮の官人と話す』を達成した!

ヴァルシャン : ヴォイドを再訪して早々、
姉さんが生きていることがわかった。
それに、ゼロと出会うこともできたのは幸運というほかない。
ヴァルシャン : すべては、私に進めと言ってくれた、君のおかげだ。
本当にありがとう。
ヴァルシャン : 改めて……
第十三世界での探索を続けるかぎり、
ゴルベーザの一党が障害となることは間違いないだろう。
ヴァルシャン : だが、君たちとゼロがともにいてくれるなら、
姉さんのもとまで進み続けることができると信じている。
次回の探索も、どうかよろしく頼む!

クエスト『禁断の記憶』をコンプリートした!

一方 その頃――

ゴルベーザ : スカルミリョーネに続いて、バルバリシアも敗れたか。
……使えぬヤツらよ。
火のモノリス : 我らをメモリアにするという力は、本物のようです。
ゴルベーザ : 竜を探しているという話も気になる。
いつかここにも辿りつくかもしれんな。
ゴルベーザ : 聖戦のときは近い……。
今のうちに、後顧の憂いは断っておくべきか。
火のモノリス : その件ですが……私に策があります。
奴らを排除する、妙案が。
火のモノリス : ただし、それを確実なものとするには、
カイナッツォの力も必要になりますが……。
カイナッツォの声 : 俺は戦いを楽しめればなんでもいい。
お前に使われるのは癪だが、頭を使うのも好きじゃねぇからよ。
ゴルベーザ : ……自信があるのは結構。
しかし、バルバリシアの二の舞にはなるまいな?
火のモノリス : 私とて、悲願を果たさぬまま朽ちるつもりはございませぬ。
聖戦の礎となれるのであれば、
この炎を以て、喜んで我が身を焼き尽くしましょう。
ゴルベーザ : ……そうか、ならば往け。
火のモノリス : 必ずや、吉報をお耳に入れましょう。
カイナッツォの声 : よっしゃ、久々に大暴れできるぜ……!
ゴルベーザ : どんな犠牲を払うことも厭わん……。
たとえ四天王のすべてを失ってなお、
私は歩みを止めてはならんのだ。
ゴルベーザ : 我が聖戦にとって、この停滞の力は障害となる……。
ゴルベーザ : 己が加護を与えし者に討たれる運命を呪いながら、
消え去るがいい!
ゴルベーザ : あのときの決意に誓って……!
ゴルベーザ : ……そして門は開かれた。
これでようやく、宿願を果たすことができる!

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