6.3 天の祝祭、地の鳴動

目次

今再び、ヴォイドへ

ヴァルシャン : ああ、Ace、
ちょうど君に声をかけようと思っていたところだ。
ゼロ絡みで報告があってね。
ヴァルシャン : 彼女は、ヴォイドで姉さんを探すことについて、
エーテルを対価として差し出すなら協力すると、
言ってくれただろう?
ヴァルシャン : ゆえに私たちは、ひとまず食事を提供した。
そして彼女にはエーテルの補給を最優先として、
過ごしてもらっていたのだが……
ヴァルシャン : 本人いわく、「今必要な分は食った」とのことだ。
ヴァルシャン : そういうわけで、君たちも出られるようであれば、
再びヴォイドへと向かいたい。
ヴァルシャン : よし、ならば私は探索用の身体を引き取ってこよう。
併せてヤ・シュトラとエスティニアンにも声をかけてくる。
ヴァルシャン : すまないが、君はゼロを呼んできてくれないだろうか?
ヴァルシャン : 先ほど、客室を覗いたときに姿はなかった。
ユジュ区とカーマ区を繋ぐ渡り廊下にでも行ったのだろう。
彼女は、あそこから街をよく眺めているようだから。
ヴァルシャン : ゼロと合流できたら、メーガドゥータ宮に戻ってきてくれ。
手数をかけるが、よろしく頼む。

クエスト『今再び、ヴォイドへ』を引き受けた!

ゼロ : 相変わらず、ここの連中は、皆のうのうと生きているな。
ゼロ : ろくに戦えもしない、片手で捻り潰せそうな弱者だ。
なのに、あんなにも……。
ゼロ : 私たちは、ああいう眩しいものを失くした。
夢や希望……何もないのに死の静穏さえ得られず、
餓えるがままに貪り続けている。
ゼロ : だからこそ、他者のことは、
喰っていくのに有益か、そうでないかで判別するんだ。
ゼロ : わざわざ、こっちの世界に渡ってくるのだって同じこと。
エーテルを求めるか、あるいは命巡るこの場所で、
死という結末を得るために契約を結ぶ。
ゼロ : それがすべてで、それが普通だ。
……ゼノスの奴に喚び出されたときも、私はそう思っていた。
ゼロ : あいつとファダニエルは、妖異と同じだったからな。
目的を果たすため、互いを利用しあっていた。
ゼロ : なのに、お前に対してだけ、何か違う理屈を持っていて……
私はそれが理解できなかったんだ。
ゼロ : あいつの中に渦巻いていたものが何だったのか……。
どうして、あんな最期を選んだのか……。
ゼロ : ……いや、奴のことを考えるのはやめだ。
あのいけ好かない顔を思い浮かべるだけで、虫唾が走る。
ゼロ : お前だって、
そんなことのために私を呼びにきたわけじゃないだろう?
ゼロ : 戻るんだな、再びあの世界へ。
……なら、契約どおりに行くとしよう。

クエスト『今再び、ヴォイドへ』の目的『ゼロと話す』を達成した!

ゼロ : 身体がエーテルで満たされている感覚は久方ぶりだ。
悪くない心地だな。
ヤ・シュトラ : 私はデミールの遺烈郷で、錬金術師たちと、
ヴォイドの状況について共有や分析を行っていたの。
ヤ・シュトラ : 闇の活性の力が、第十三世界から死を奪っていただなんて、
皆さすがに驚いていたわ……。
エスティニアン : 準備は整っているようだな、相棒。
ヴァルシャン : 皆、揃ったようだな。
では、再び向かうとしよう。
姉さんが待つ、ヴォイドへ。
エスティニアン : おい、出発するんじゃないのか?
エスティニアン : これは、竜の咆哮……!
ヴァルシャン : いったい、どういうことだ……。
ヤ・シュトラ : 聞きたいのはこちらの方よ。
竜の咆哮は魔力を乗せて、遠方の同族まで届く……。
あなた、誰に対して咆哮を?
ヴァルシャン : 一瞬だが、感じたのだ……。
この世界に、姉さんの反応を!
エスティニアン : アジュダヤは、ヴォイドにいるはずだろう?
ヴァルシャン : そのはずだ。
だが、姉さんのエーテルを間違えるはずがない。
ヴァルシャン : 咄嗟に咆哮を上げて呼びかけたが……
すでに姉さんの反応は消失している。
ヤ・シュトラ : 原初世界に帰還し、
またすぐに第十三世界に渡ったということ?
ヴァルシャン : わからない……。
ヴァルシャン : 本当にこの世界へ帰ってきたのか?
しかし、どうやって……。
ヤ・シュトラ : この際、方法は問題じゃないわ。
一時的にでも、原初世界に姿を現したのなら、
周辺にアジュダヤの居所に繋がる痕跡が残っているはず。
ヤ・シュトラ : 反応があったのはどこ?
ヴァルシャン : あの一瞬では、はるか遠い北の方、としか……。
エスティニアン : 北か……。
ガレマルドにいる連中なら、
何か異変に気づいているかもしれないな。
ヤ・シュトラ : そうね。
急ぎ情報を集めて、場所を特定しましょう。
ヤ・シュトラ : あなたには悪いけれど、
第十三世界に帰してあげられるのは、そのあとになりそうだわ。
ゼロ : 構わない。
あの世界に戻りたい理由があるわけでもないからな。
ヤ・シュトラ : ……そう。
じゃあ、私たちが帰るまで、
ラザハンで待っていてもらえるかしら?
ゼロ : こちら側に来てから、
ずいぶんとエーテルを馳走になった。
探し物ぐらいなら、手を貸してやってもいい。
ヤ・シュトラ : アジュダヤの反応があったということは、
ヴォイド側で、何かが起こっている可能性もあるか……。
ヤ・シュトラ : わかったわ。
あなたも一緒に来て頂戴。
エスティニアン : ガレマルドなら、まずは「あいつら」をあたるか。
捨てずに取っておいたリンクパールが、やっと役立ちそうだ。
エスティニアン : 俺だ……ああ、そうだ。
お前たちに聞きたいことがあってな。
エスティニアン : そうか、わかった。
そこで待っていろ。
すぐに向かう。
エスティニアン : 「情報提供者」とテルティウム駅で落ち合うことになった。
エスティニアン : 俺たちは転移魔法で向かえばいいが、お前はどうする。
徒歩で行ける距離じゃないぞ。
ゼロ : 転移魔法なら、私も使える。
加えてガレマルドなら、知らない土地じゃない。
……あいつが居座ってた場所だろう?
エスティニアン : なるほど、心配するまでもなかったな。
ヤ・シュトラ : なら、準備が整い次第、出発しましょう。
目指すは「テルティウム駅」よ。

クエスト『今再び、ヴォイドへ』をコンプリートした!

北での再会

ゼロ : 竜の咆哮、か……。
声に魔力を乗せるとは、器用なことをする。
ヴァルシャン : 姉さん……いったい何が……。
ヤ・シュトラ : ヴリトラの動揺はもっともだわ。
準備が整い次第、テルティウム駅に向かいましょう。
エスティニアン : ゴルベーザの一味の手によって、
ヴォイドに囚われているはずのアジュダヤの気配……。
エスティニアン : 素直に考えれば、ヴォイドから逃げおおせ、
帰還したということなのだろうが、
一瞬で気配が消えたとなるとな……。
エスティニアン : いや、ここであれこれ考えたところで意味はないか。
真相を知るには、行って確かめるしかあるまい。
エスティニアン : すぐにガレマルドに向けて出発するぞ。
テルティウム駅で、「あいつら」が待ってる。

クエスト『北での再会』を引き受けた!

ゼロ : こんな場所に人間が暮らしているとは意外だな。
ゼノスが足を運ばなかったから見覚えがないのか、
似たような瓦礫ばかりで覚える気もなかったのか……。
ヴァルシャン : すぐさまラザハンを飛び出そうとしていたら、
「急ぐ気持ちはわかるけれど、コートくらい羽織りなさい」
と、ヤ・シュトラから言われてな。
ヴァルシャン : 人形ゆえ、寒さは感じないが……
「ヴァルシャン」であるときは、人らしくあろうと努めている。
この地の者に不審に思われぬためにも、指摘に助けられた。
ヤ・シュトラ : 待ち合わせの相手が誰なのか、
あなたも予想がついているのではなくて?
元気な顔が見られるといいわね。
エスティニアン : さて、これでこちらはそろったが……。
???? : やあ。
皆、しばらくぶりだね。
ヤ・シュトラ : 久しぶりね。
寒さで体調を崩してないかと案じていたけれど、
ふたりとも、元気そうじゃない。
アリゼー : ええ、すっかり慣れちゃったわ!
前よりはずっと、暖をとりやすくなったしね。
ヤ・シュトラ : 何よりだわ。
ずっとここで支援活動を続けていたの?
アルフィノ : ああ、終末という災厄が去ってからも、
依然としてこの地に生きる人々は厳しい状況にある。
アルフィノ : 指導者を失い、国としての機能も保てなくなってから、
彼らは心の拠り所を失ったままだ。
アリゼー : それでも、現状をどうにかしたいって思いは、
みんな多かれ少なかれ抱いてる。
その一部でも手助けができれば、ってね。
アリゼー : もちろん、はじめは私たちのことを拒絶する人もいたわ。
けれど今では、少しずつ、
一緒に頑張ろうと手を取ってくれる人も増えてきたのよ。

何と言う?

▷ふたりとも、よくがんばってる!

アルフィノ : ありがとう。
けれど、同じ想いを抱く同志がいてくれるから、
どうにか前に進めているよ。

▷大変なことが多そうだ……

アルフィノ : 派遣団を通じて、各国から支援物資が続々と届いている。
そのおかげで、餓えて倒れるような状況は脱することができた。
アルフィノ : それに、ユルスを中心とした有志の帝国兵も、
復興に向けた取り組みに、参加してくれているからね。
国境や種族を越えた協力の輪が広がっているのさ。
アリゼー : まだまだ、道半ばだけど……
一歩ずつ、たしかに前に向かっているわ。
アリゼー : それで、みんなはなんでここに?
見たところ、初対面の人もいるじゃない。
ヤ・シュトラ : どこまで手短にできるかわからないけれど、
説明するわね。
アリゼー : 宇宙の果てに行ってきたばかりだっていうのに、
今度は第十三世界!?
アリゼー : 本当、じっとしていられないというか、
どこまでも突き進んでいっちゃうんだから。
アルフィノ : 彼は冒険者なんだから、仕方ないさ。
アリゼー : それはそうだけど!
もっと早く頼ってくれたってよかったじゃない。
……ラハは海底遺跡に連れていったのに!

何と言う?

▷ごめん、アリゼー

アリゼー : 謝るよりも、今後の改善に期待するわ。
そのうちに、また一緒にどこかへ出かけましょ。

▷邪魔したら悪いと思って……

アリゼー : それにしても、
ゼノスが使役していた妖異だったんでしょう?
その……大丈夫なわけ?
アリゼー : あなたや、ヤ・シュトラが平気だって判断したんだから、
悪いものじゃないんでしょうけど……。
ゼロ : お前が警戒するのは当然だ。
だが、ゼノスと同一視されるのは御免こうむる。
ゼロ : あの男に使役されていたときのことを思い出すだけで、
はらわたが煮えくりかえりそうになるんでな。
アリゼー : どうやら、あなたとは仲良くやれそうだわ!
ヴァルシャン : 事情の説明が終わったところで、
すまないが、私から君たちに聞きたいことがある。
ヴァルシャン : イルサバード大陸の北部、つまりガレマルドの方向より、
我が姉アジュダヤの反応を感じたのだ。
ヴァルシャン : どんな細かいことでも構わない。
何か気づいたことはないだろうか?
アルフィノ : 第十三世界に消えたはずの竜の痕跡……。
そういうことであれば、思い当たる異変がある。
アルフィノ : 実はここ数日、この近辺で妖異の出現が確認されているんだ。
それも、自然に現れるような低級な個体ではなく、
力を持った妖異が、かなりの数ね……。
ヤ・シュトラ : ……誰か、妖異を召喚するような手勢に、心当たりは?
アルフィノ : 異変を受けてユルスが教えてくれたのだが、
かつてこの国でも、妖異を使役しようという試みがあったらしい。
アルフィノ : まさに君は、その技をどこかで継承したようだね。
アルフィノ : とはいえ、少なくとも現在のガレマルドでは、
そうした技は途絶え、妖異召喚を行える者はいないそうだ。
生き残りがいた可能性も、なくはないが……。
エスティニアン : 力ある妖異を何体も呼び出すとなると、
生半可な労力じゃないんだろう?
ましてや七大天竜ほどの存在となれば……
ヤ・シュトラ : 思いつきでやれるようなことではないわね。
当然、自然発生するヴォイドクラックという線もあり得ないわ。
ヤ・シュトラ : 「バブイルの塔」が世界規模でエーテルを吸い上げていた影響で、
クラックが拡張されてしまった可能性も、皆無ではないけれど。
ヴァルシャン : 何者かがゲートを開いたと考える方が、まだ妥当というわけか。
アリゼー : ひとまず、妖異たちがどこからやってくるのか、
私たちも調べてみることにしたの。
東の山岳部の方だろうってことまでは判明したわ。
ヴァルシャン : ならば、すぐに現地へ向かおう。
ヴォイドゲートや、その痕跡を見つけられるかもしれない。
アルフィノ : 残念だが、あの雪山を徒歩で登るのは厳しい。
おまけに、上空は強風が吹きつけていて、
飛空艇を飛ばすのも難しいんだ。
エスティニアン : 捜索範囲も曖昧すぎる。
もう少し絞ることはできないのか?
アルフィノ : それについては、一旦の候補地を出していてね。
東の山岳部には、先ほど話に上がった、
妖異を使役していた者たちの隠れ里があるらしい。
ヤ・シュトラ : 確かに、ヴォイドとの接点という意味では、
真っ先にそこを調べてみるのがよさそうね。
アルフィノ : そう言ってもらえるなら、移動手段の確保に移ろう。
キャンプ・ブロークングラスで任務中のユルスを訪ねて、
助言をもらうんだ。

クエスト『北での再会』の目的『テルティウム駅のエスティニアンと話す』を達成した!

アルフィノ : ユルスに会うのは久しぶりかい?
アリゼー : ガレマルドはまだ、生きていくので精いっぱいの土地よ。
誰かが故意にゲートを開けて妖異を召喚していたのなら、
絶対に許せないわ!
ゼロ : 妖異を使役していた者たちの隠れ里、か……。
別に、思うところはない。
誰がどんな契約を結ぼうが、私の知ったことではないからな。
ヤ・シュトラ : このキャンプには、目立った異常はないようね。
いったい誰がヴォイドゲートを開けたのかしら……。
エスティニアン : アルフィノたちに声をかけて正解だっただろう?
ヴァルシャン : アルフィノとアリゼーが、糸口を掴んでくれていて助かった。
これが何らかの成果に結びつくことを願おう。

ユルス : なんだ、お前までいるのか。
ユルス : 相変わらずの大所帯だな……。
ユルス : ああ、いや、迷惑だってわけじゃない。
お前がいろんな仲間を連れてくるのを、
すごいなと思っただけだ。
アルフィノ : 任務中にすまない、ユルス。
君に聞きたいことがあってね。
少し時間をもらえるだろうか?
ユルス : 問題ない、定期連絡をちょうど終えたところだ。
もしかして、最近やたらと現れる妖異の件か?
アルフィノ : ああ、どうやら妖異たちは、
ガレマルドの東側にある白き山(モンス・アルバス)を下ってきているようでね。
アルフィノ : その山中には妖異を使役する者たちが、隠れ暮らしていたとか?
ユルス : 確か、「ラピス・マナリス」って洞窟に里があったはずだ。
ユルス : かつて、妖異と契約を交わし、
大鎌を手に戦う一族が暮らしていたそうだ。
異民族との戦いでは、切り札とされていたらしいが……
ユルス : 魔導技術の発展とともに廃れた結果、
帝国に対する裏切りを企てて、粛清されたと聞く。
いまや無人の廃墟になっているだろう。
ユルス : お前も大鎌を扱うようだが、いったいどこでその技を……?
ユルス : …………まあ、詮索はしないが。
ヴァルシャン : 私たちは、妖異に囚われた我が姉の気配を追って、
この地を訪れたのだ。
ヴァルシャン : そこにきての妖異出現となると、嫌でも関連を疑いたくなる。
直接、ラピス・マナリスなる洞窟を調査したいのだが……。
ユルス : あの辺りは雪深く、風も強い。
徒歩はもちろん、飛空艇を飛ばすのだって危険だ。
ユルス : 「魔導雪上車」であれば雪山越えも可能だが……
ほとんどが内戦時に破壊され、最後の一両も青燐機関が故障し、
大セルレア湖で立ち往生したまま、放棄されたと聞いている。
アリゼー : 誰かそれを直せる人はいないの?
ユルス : タッパーズデンの連中なら、あるいは。
あそこで暮らしている元労働者たちは、
ユートゥルナG水上リグで青燐水の供給を行っていた。
ユルス : 青燐水の運搬作業では、日常的に雪上車を使っていたはずだ。
修理方法を知っている可能性はある。
アリゼー : いいじゃない、当たってみる価値はありそうだわ!
アリゼー : タッパーズデンには何度も食料を届けているから、
みんな顔見知りだし、相談もしやすいはずよ。
すぐに行ってくる。
アルフィノ : Ace、君もアリゼーとともに、
タッパーズデンへ向かってくれるかい?
妖異がたびたび確認されている以上、単独行動は避けたいからね。
ヴァルシャン : では私には、くだんの山について、
もう少し詳しく教えてもらえないだろうか?
現地調査を円滑に進めるために、少しでも情報を得たいのだ。
ユルス : だったら、屋内で話そう。
ガレマルド周辺の地理に詳しい仲間もいるからな。
ゼロ : アリゼー、と言ったか。
ひとつ、お前に聞きたいことがあるんだが。
アリゼー : かまわないけど……
それなら、あなたも一緒についてきて?
タッパーズデンに向かいながら話しましょ!

クエスト『北での再会』の目的『ユルスと話す』を達成した!

アルフィノ : 私はまず、派遣団に妖異の情報を提供してこよう。
詳しい状況がわかっていない以上、
連携して対処を図った方が安全だろうからね。

ゼロ : 聞きたいことがあるとは言ったが、
べつに内密な話というわけじゃない。
お前がいてもいなくても、どちらでも問題はない。
アリゼー : それで、私に聞きたいことって?
ゼロ : ……お前たちは何が目的で、
この地の復興に手を貸している?
ゼロ : 弱い者を助けることで、
お前たちに何の利益があるんだ?
アリゼー : 何の利益って……。
ゼロ : お前は、他者から命令を受けているわけでも、
使役されているわけでもないんだろう。
なのに、なぜわざわざ苦労を背負おうとする?
アリゼー : なんだ、改まって聞かれたから、身構えちゃったじゃない。
アリゼー : そんなの決まってる。
私があの人たちのために、頑張りたいって思ったからよ。
ゼロ : ……答えになってない。
どんな利益があるから頑張るのかと聞いている。
アリゼー : 答えてるわよ。
頑張りたいって気持ちが先で、それで何が得られたかなんて、
大抵はあとあとの結果論だわ。
アリゼー : 聞きたいことはそれだけだった?
なら、先を急ぎましょう。
ゼロ : あ、ああ……。
ゼロ : 頑張りたい……利益がないとしても……
そんな理由で行動しても、やっていけるのか……?
この世界では……。

クエスト『北での再会』の目的『アリゼーと話す』を達成した!

ゼロ : …………。
アリゼー : じゃあ改めて、タッパーズデンに向かいたいところだけど、
その前に……
アリゼー : ゼロ……なにか考え込んでいるようだけど、大丈夫?
私の話で、気になるところがあった?
ゼロ : いや、お前の言葉を私なりに理解しようとしているだけだ。
同行に支障はない。
アリゼー : よかった!
それなら安心して先に進めるわ。
アリゼー : タッパーズデンはこの先の洞穴よ。
暖房器具なんかを修理する技師の人がいたはずだから、
まずはその人に話を聞いてみたいの。

クエスト『北での再会』の目的『アリゼーと再度話す』を達成した!

ゼロ : 頑張りたい、ただそれだけで……?
アリゼー : この人が、たしか技師だったはず……。
快活な技師 : あんたァ、
いつぞや見張りの連中を張っ倒したあんちゃんじゃないか!
快活な技師 : あんたたちが帰ったあとに派遣団がきてなァ。
ずいぶん暮らしが楽になったよ。
快活な技師 : 俺たちの選択を尊重するってんで、
故郷への帰還を望むやつらは保護してくれて……
残留を選んだ俺たちには、支援と取引を持ちかけてくれたんだァ。
快活な技師 : アリゼーの嬢ちゃんも、
いつも食料を届けてくれてありがとうなァ。
毎度、凍った湖を越えてくるのは寒いだろうによォ……。
アリゼー : いいのよ、好きでやってるんだから!
アリゼー : それでね、今日はあなたにお願いがあって……。
アリゼー : 私たち、魔導雪上車を使いたいの。
故障した車両が、大セルレア湖に放棄されているらしいから、
修理したいんだけど……手伝ってもらえないかしら?
快活な技師 : マンモスかァ!
快活な技師 : ああ、魔導雪上車はマンモスみたいにデケェから、
俺たち属州民はいつもそう呼んでたのさァ!
快活な技師 : 水上リグの作業でもよく使ってたから、
故障の程度にもよるが、力になれるかもしれねェ。
ほかならぬ嬢ちゃんの頼みだし、なんとかしてやらァ!
アリゼー : 助かるわ!
それなら、一緒にキャンプ・ブロークングラスまで来て、
みんなへの指示をお願いしたいの!
アリゼー : やったわね、Ace!
じゃあ、さっそくアルフィノのところへ戻りましょ!

クエスト『北での再会』の目的『快活な技師と話す』を達成した!

ゼロ : 私は寒さで活動が鈍るようなことはない。
お前たちとは体のつくりが違うからな。
アリゼー : 直せそうな人がいて、よかったわ!
快活な技師 : マンモスの修理は、まっかせてくれい!
アルフィノ : おかえり、Ace。
アルフィノ : こちらの方が、雪上車の修理を……?
快活な技師 : おう、できるかぎりのことはさせてもらうぜ!
快活な技師 : ただ、雪上車はマンモスほどのデカブツでなァ。
部品も規格外にデケェから、力自慢の人手があると、
修理もはかどるんだが……。
エスティニアン : だったら、俺たちが行こう。
ただ待つばかりは性に合わん。
アルフィノ : おかえり、くだんの山について話は聞けたかい?
ヴァルシャン : ああ、周辺の地理はおおよそ理解できたはずだ。
加えて、雪上車が放棄された場所も詳しく聞いてきた。
ヤ・シュトラ : あいにく私は力自慢ではないけれど……
妖異も現れかねないし、護衛として同行させてもらうわ。
快活な技師 : おう、助かるよ!
じゃあ、マンモスがある場所まで連れていってくれ!
アルフィノ : そういうことであれば……
私たちは、修理を待つ間、いつもの仕事に戻ろうか。
アルフィノ : せっかくだから君にも、
復興に向けた手伝いをお願いできるかい?
アリゼー : ゼロは……どうする?
ゼロ : …………お前は私の問いに答えた。
その分は働こう。
アリゼー : そのくらい気にしなくていいのに、律儀なのね!
でも助かるわ、ありがとう。

クエスト『北での再会』をコンプリートした!

あたたかい家

アリゼー : ゼロってどんな人かと思ってたけど、
素直ないい子じゃない!
ゼロ : アリゼーの答えに納得しきれたわけじゃない。
だが、聞いたからには対価がいるだろう?
アルフィノ : Ace、ゼロ、
手伝いを引き受けてくれてありがとう。
アルフィノ : ここ、キャンプ・ブロークングラスには、
派遣団が飛空艇で輸送してきた物資が運び込まれるんだ。
食料や生活必需品、医療品などだね。
アルフィノ : その一部をテルティウム駅に届けることも、
私たちに任されている仕事のひとつ。
どちらかひとりは、それを手伝ってくれないか?
ゼロ : いいだろう、私がやる。
アリゼー : じゃあ、Aceは、
私と一緒に来てくれる?
アリゼー : ガレマルドに現れる妖異は、日増しに多くなっているわ。
ここを出て「エブラーナ氷原」を見回りしましょ!

クエスト『あたたかい家』を引き受けた!

アリゼー : 前にね、このあたりで妖異を見たって報告があったの。
キャンプ・ブロークングラスも近いし、心配だわ……。
アリゼー : 私、北の方を見てくる。
あなたは東……この道を行った先を見回ってくれる?
もし妖異が襲ってきたら、遠慮なく叩きのめしちゃって!

クエスト『あたたかい家』の目的『アリゼーと話す』を達成した!
クエスト『あたたかい家』の目的『指定地点で見渡して妖異が現れたら討伐』を達成した!

アリゼー : こっちも、今終わったところ。
アリゼー : 相変わらず、ここは寒いわよね。
アリゼー : テルティウム駅や、キャンプ・ブロークングラスでは、
この冷たい風を避けることができる。
でも、それは一時しのぎにすぎないの。
アリゼー : 支援の打ち切りに怯えずに、寒さから身を護れる環境……
前にユルスが話してたような、あたたかい「家」を、
もう一度ガレマルドに作らないといけないわ。
アリゼー : もちろん、すべてを元どおりにできるわけじゃないけど……
アリゼー : でも、そういう場所があれば、
起こったことをゆっくりと受け止めて、
先のことを考えていけるようにもなると思うから。
アリゼー : そのためには、動ける私たちが、
もっと頑張らなくちゃね。

何と言う?

▷アリゼーは頑張ってるよ

アリゼー : な、なによ突然……
言ったでしょ、これは私がやりたくてやってることなの!
アリゼー : でも……ありがとね。

▷無理しすぎないように

アリゼー : さてと!
目撃情報のあった妖異は倒したし、
テルティウム駅に戻りましょ!
アリゼー : アルフィノとゼロも、無事に到着したかしら?
アリゼー : ゼノスと契約した妖異が、まさかあんな子だったなんて。
ヴォイドから世界を渡ってきたんですもの。
いろいろ背負ってるとは思うけど……
アリゼー : うん、やっぱり仲良くやれそうな気がするわ。

一方 テルティウム駅 ――

ガレアン族の女性 : いただくわ、ありがとうね。
ゼロ : ありがとう、か……。
ひどく懐かしい響きだ。
物腰柔らかな男性 : アルフィノ君。
妻が熱を出してしまってね。
すまないが、看てやってくれないだろうか。
アルフィノ : わかりました。
すぐ伺います。
アルフィノ : すまないが、ここは君に任せてもいいかい?
ゼロ : ああ。
この程度のことなら、問題はない。
ユルス : 手伝い、助かる。
ユルス : ゼロだったよな。
お前も、アルフィノたちの仲間なのか?
ゼロ : 仲間……
それは利害に基づいた共闘関係かと聞いているのか?
ユルス : 共闘……いや、ええと……
同じ組織の所属だったのかとか、そうでなくても、
あいつらによく付き合ってる仲なのかって意味だ。
ゼロ : だとすれば、私に仲間はいない。
これまでも……そして、これからもな。
ユルス : ……そうか。
ゼロ : なにかおかしいか?
ユルス : いいや……。
どちらかというと、納得した。
ユルス : 俺も含め、ガレマルドの住民は、
あいつらがやって来たとき相当反発したんだ。
ユルス : どんな大義名分を掲げていたって、
国籍や種族が違う、考え方も違う、遺恨だってある……
そんな連中と手を取り合うのは、敗北と同じだとすら思ってた。
ユルス : だから拒絶して……
なのに、あいつらときたら、俺たちの話を聞こうとしたんだ。
ユルス : そういう連中だったら、
お前みたいに他人を遠ざけようとしてる奴とだって、
上手くやれるんだろうな……と思ったわけだ。
ゼロ : わからないな。
私はただ、契約に基づいてここにいるだけだ。
それは当然のことであって、「上手くやっている」じゃない。
ユルス : まあ、そうかもしれないが……。
ユルス : っと、用件を忘れるところだった。
……お前、腹は減ってないか?
ユルス : 民間人はもちろんだが、俺たちにだって食料は配給される。
仕事を手伝ってくれてるからには、お前にも……
よければ食べてくれ。
ゼロ : 確かに、体内のエーテルは少し減っているな。
補給させてもらうとしよう。
ユルス : 派遣団が提供してくれた品だ。
アジムステップの、ボーズとかいう……
蒸したピロシキみたいな食い物だな。
ユルス : ピロシキは、その、
肉や野菜を生地で包んで焼いたり揚げたりしたものだ。
ユルス : ガレマルドでは、どこの家でも作ってて、
うちも母さんがよく……
弟と妹は、ジャムを入れた甘いやつが好きだった。
ユルス : って俺はなにを……
ええと、その、つまり……これはパンだ。
怪しいものじゃない。
ユルス : ただ、長くもつようにしてくれたのか、香辛料が効いてるんだ。
実際、子どもには辛いようだったから、俺たちでもらってる。
ゼロ : これは……
ユルス : やっぱり、辛かったか?
ゼロ : 味なんて、今はもうよくわからない。
だが、これは……なにかあると……わかる……。
ユルス : 嫌な感じってことか?
ゼロ : そうでもない。
ユルス : ……なら、よかった。
辛味は味というより痛みなんだって話を聞いたことがあるが、
だからこそ、わかりやすいのかもな。
アリゼー : ああ、ユルスも戻ってきてたのね。
ゼロと一緒に休憩中?
ユルス : あ、いや……まあ……そうだな……。
アリゼー : いいじゃない、楽しく話せたなら何よりよ!
アルフィノ : やあ、ふたりとも、おつかれさま。
ゼロも手伝い助かったよ。
アルフィノ : 私の方も一段落したところだ。
そろそろ、エスティニアンたちの様子を見に行こうか。
第I軍団の軍団兵 : アルフィノ、アリゼー!
た、大変だ!

クエスト『あたたかい家』をコンプリートした!

パンひとつと引き換えに

アルフィノ : まずは彼の報告を聞こう。
アリゼー : 何かあったの……!?
ゼロ : 騒々しいな。
ユルス : こいつは哨戒任務にあたっていたはずだ。
とすると……。
第I軍団の軍団兵 : 話し中にすまない……!
大変なことが起こってるんだ!
第I軍団の軍団兵 : 妖異の群れが、東から山を越えて押し寄せてきてる!
しかも、これまでの比じゃない数で、
周辺地域のあちこちで目撃されてるんだ!
アリゼー : なんですって!?
大変だわ、技師さんとヤ・シュトラたちが……!
アルフィノ : 市街地に出ている人や、
テルティウム駅以外に離れ住んでいる人たちも危険だ!
すぐに避難誘導しなければ!
アリゼー : ゼロ、あなたも戦えるのよね。
援護をお願いできる?
ゼロ : お前が私の問いに答えた対価は、先ほどまでの働きで返した。
その願いに応える義理はないな。
ゼロ : なにより命巡るこの世界で死ねば、
半妖であろうとも、もう復活することはできない。
言葉どおり、自分の命を賭して戦う必要があるというわけだ。
ゼロ : 得るものもなしに、そのリスクを負うのは御免こうむる。
アリゼー : そうよね、ゼロは生き方も考え方も私たちとは異なる。
私が、あげられるもの、か……。
ユルス : ……お前の主張は正当だ。
こちらとしても、無理に危険を冒してもらうつもりはない。
ユルス : ただ……俺が渡したパンの分だけでいい、
この拠点の警備に手を貸してくれないか?
ユルス : 相手の出方がわからない以上、
安全を確保するには、少しでも多くの人手が必要なんだ。
ゼロ : ……いいだろう。
襲撃を受けないかぎりは、突っ立っているだけだからな。
アルフィノ : では、テルティウム駅の警備は、
ゼロとユルスのふたりに任せよう。
アルフィノ : 私たちは外へ。
まずヤ・シュトラたちと合流してから、
協力して避難誘導にあたるんだ。

クエスト『パンひとつと引き換えに』を引き受けた!

アリゼー : 着込んでるとどうしても動きが鈍るから、
本格的に戦うなら、コートは脱がないとね。
私はすぐにでも出発できるわ!
アルフィノ : テルティウム駅のことは、
ユルスたちに任せていれば心配いらないさ。
終末を乗り越えてきた強さが、彼らにはあるのだから。
アルフィノ : さあ、雪上車を修理してくれている技師のもとへ向かおう。
エスティニアンとヤ・シュトラがついている以上、
無事だとは思うが……
アルフィノ : 東から妖異の群れが侵入してきたという証言どおりなら、
大セルレア湖畔にいる彼らは、良い標的になりかねない。
戦力が多いに越したことはないだろう。
アリゼー : ええ、すぐに向かうわよ!
アリゼー : Aceも、準備はいい?

ユルス : こちらユルス、どうかしたか?
ユルス : 輸送部隊のひとつが、
ブロークングラスに戻ってきていない……?
ユルス : 途中で妖異に襲われた可能性があるな。
了解した、すぐ救援に向かう!
ユルス : 聞いてのとおりだ。
この状況で駅の警備を手薄にするわけにもいかない。
俺が様子を見にいって、必要であれば応援を要請する。
ゼロ : ……待て。
妖異の軍勢は手強いぞ。
様子見どころか、喰われるかもな。
ゼロ : お前、勝てる自信はあるのか?
ユルス : どんな奴が相手であろうと、同胞を……
ここで過ごす仲間を、もう失わせはしないッ!
ゼロ : それなら私が行こう。
お前が死んだら、パンの借りが返せない。
ユルス : 駄目だ……!
そこまでお前を巻き込むつもりはない、
危険だからこそ、俺が行く。
ゼロ : 妖異の相手は、私の方が慣れている。
お前が行くよりも確実だ。
ゼロ : それとも、私なしでは、
この拠点を護り抜く自信がないのか?
ユルス : ……マズいと思ったら、すぐに退いてこい。
それだけは、約束だ。
輸送部隊の兵士 : クソッ、なんなんだよ、こいつら……!
ゼロ : お前たちはキャンプへ戻れ。
輸送部隊の兵士 : えっ、あ、ありがとう……
どうかお気をつけて!
訝しげな妖異 : オマエ、ワレラノ、同類ダナ?
ナゼ、邪魔スル?
訝しげな妖異 : ソウカ。
オマエ、契約シテル?
エーテルヲ、メグンデモライ、魂ヲ売ッタナ?
ゼロ : ああ、パンをもらった。
魂を売った覚えはないがな。

「パンひとつと引き換えに」の攻略を開始した。

ゼロ : パンひとつとはいえ、契約だからな。
ゼロ : ここから先は通すわけにはいかない。
ゼロ : 増援か…
ゼロ : まだ現れるか…
フルカス : ココ、新鮮なエーテルがいっぱいダ……!
まずは、お前カラ!
ゼロ : チッ…!
フルカス : シブトイな……。
だが、コレでどうだ!?
ゼロ : いよいよ厳しいか……。
フルカス : コレでオワリだ! 私の糧となれェ!!
ゼロ : ここまで……か……。
ゼロ : あんな奴まで来てるとは……
どれだけデカい門が開いたんだ……!
ゼロ : このあたりが限界、か……。
ゼロ : これじゃ、同じだ……あのときと……。

そう あれは 世界にまだ光が射していたころ
メモリア戦争で戦っていたときだ――

傲慢なメモリア使い : 死にたくなければそこをどけ。
俺たちは、この先の村に用があるんだ。
下卑たメモリア使い : まぁ、酒と女を奪ったら、
残りは闇に堕としちまうけどなぁ!
ゼロ : お前たちを通すわけにはいかない。
傲慢なメモリア使い : だったら止めてみろ。
青二才が、俺たち全員を相手どれるものならな。
下卑たメモリア使い : 邪魔者は排除したし、お楽しみといくかぁ!
ゼロ : くそっ……くそぉっ!!
ゼロ : 誰か……誰かいないのか……。
力を……貸してくれ……。
ゼロ : 頼む………助けてくれ…………!

結局 また同じことの繰り返しだ
どうすればよかったんだろうな 私は――

――なんだ?
――誰かいるのか?

ゼロ : お前……は……。
アリゼー : あっちはある程度片付いたから、
ヤ・シュトラたちに任せてきたわ。
アルフィノ : 立てるかい?

何と言う?

▷ともに戦おう、ゼロ!
▷遅くなったが、助けにきた

ゼロ : ……ああ、わかった。

ゼロ : 熱い……胸の奥が……!
私はいくぞ、この衝動のままに!

アルフィノ : 間に合ってよかった。
もうひと踏ん張りできるかい?
ゼロ : ……手間をかける。
アルフィノ : さあ行こう!
アンドロマリウス : クヒヘヘヘ……エサだ、新鮮なエサだぁ!
オマエたち、喰らいつくすがいい!
アンドロマリウス : 宴の時間ダァ…!
アリゼー : まだこれからよ!
ゼロ : 敵は強大……。
その上、私は疲弊している。
ゼロ : これでは、お前たちの足を引っ張ることに……。
アリゼー : ごちゃごちゃ言わないの!
協力して戦えば、きっと勝てるわ!
アルフィノ : 手分けして対処するんだ!
ゼロ : ならば、こちらは私が受け持とう。
アリゼー : 狙われてるわよ!注意して!
アルフィノ : 大丈夫かい?
ゼロ : 協力……か。
アンドロマリウス : 弱らせてカラ、エーテルをすすってヤルゥ!
アンドロマリウスが水晶から魔力を得ている……
アルフィノ : 皆、集まって耐えるんだ!
強烈な攻撃が来るぞ!
アルフィノ : はあ…はあっ…
ゼロ : この借りは必ず返す
アンドロマリウス : ムダな抵抗ヲ!!
アンドロマリウス : やれやれヤレェッ!
アンドロマリウス : ガァアア! エサの分際で生意気ナ!!
喰えぬのナラ、灰にしてヤル!
アンドロマリウスが水晶から、さらなる魔力を得ている……!
アンドロマリウス : オマエたち、足止めシテロ!
ゼロ : これほどの妖異が、こちら側に入り込んでいたとは……。
ゼロ : ならば……!この力で排除する!
アリゼー : それなら、私たちはゼロを支援するわよ!
攻撃を受けたことで、ゼロの集中力が削がれている……
ゼロ : 妖異の相手を頼む
ゼロ : ありったけをくらわせてやる!
アリゼー : やるじゃない!
アンドロマリウス : ピギェエエエエ!
来るナ!来るナァーッ!

ゼロ : お前たち、よくここがわかったな。
アルフィノ : ユルスから通信を受けてね。
できれば応援に向かってほしいと、頼まれたんだ。
とても心配している様子だったよ。

何と言う?

▷危ないところを、よく助けてくれた

ゼロ : いや……それを言うなら、私こそ……

▷みんなゼロに感謝してるだろう

アリゼー : まあいいわ。
とにかく、テルティウム駅の様子も見に戻らないと。
ゼロはまだ動ける?
ゼロ : ああ……。
ユルス : ゼロ、大丈夫か……!
ゼロ : なんとかな。
この様子だと、こちらに妖異は現れなかったか。
ユルス : ああ。
おかげさまで負傷者はなしだ。
ゼロ : 何の、つもりだ……。
ユルス : 安心しろ、また貸しにしたいわけじゃない。
ユルス : パンひとつの対価を、もらいすぎたからな。
ゼロ : ……フン。

クエスト『パンひとつと引き換えに』の目的『アルフィノと話す』を達成した!

アルフィノ : 手分けして対処できたおかげで、テルティウム駅の住民にも、
ほかの場所にいた人々にも被害は出ていないようだ。
本当によかったよ……。
アリゼー : ゼロは引き続き列車内で休んでるわ。
ユルスが簡単な食事を用意してくれたみたいだし、
ひとまずは回復を待ちましょ。
アリゼー : それにしても彼女ったら……
ひとりで妖異の群れを相手取るなんて、無茶するんだから!
あなた、悪い見本になってるんじゃない?
アリゼー : なーんて、冗談よ!
……今回のところはまだ、ね?
アリゼー : 何にせよ、ゼロのおかげで助かった人たちがいるんだもの。
元気になったらまず、ありがとうって伝えるわ!

クエスト『パンひとつと引き換えに』をコンプリートした!

気配の正体

アリゼー : 私たちも、ゼロの助けに間に合って本当によかったわ。
アルフィノ : アリゼーの言うとおり、
ゼロがいなければ、誰かが妖異の手にかかっていたかもしれない。
アルフィノ : 彼女にとっては別世界の出来事だろうに、
あれほど懸命に戦ってくれたこと……
私からも感謝を伝えたいよ。
アルフィノ : さしあたり、皆がそろうのを待って、現状の確認をしよう。
湖畔で妖異の対応にあたっていたヤ・シュトラたちも、
まもなく帰還するはずだ。

クエスト『気配の正体』を引き受けた!

アリゼー : あなたも少し休まなくて大丈夫?
アルフィノ : ヤ・シュトラたちの帰還を待とう。
まもなく戻ってくるはずだよ。

ゼロ : 待たせたな。
ひとまずの休息とエーテルの補給は済んだ。
アルフィノ : それは良かった。
輸送部隊が大きな怪我もなくキャンプに戻れたのは、
君のおかげだよ、ゼロ。
アリゼー : 改めてだけど……
みんなを護ってくれて、ありがとね!
ゼロ : それで、お前たちの方はどうだったんだ?
ある程度片付いたとかなんとか、言っていた気がしたが……。
アリゼー : ええ、私たちは道すがら妖異を倒しつつ、
雪上車のところへ向かって、仲間と合流したの。
エスティニアン : ヴォイドと違って、こちらの世界でなら、
メモリア化の力がない俺たちでも妖異を倒すのは困らん。
山を越えてやってきた妖異は、早々に片付いた。
エスティニアン : お次は別の場所を偵察すべきか、
はたまた避難誘導か……という話になったときに、
お前のことを知らせる通信が入ってな。
アルフィノ : 私とアリゼー、そしてAceが、
とり急ぎ、君のもとへ向かったというわけさ。
ヤ・シュトラ : 今は状況が落ち着いているようだけれど、安心はできないわ。
あれだけの数の妖異が現れたということは、
やはり、ヴォイドゲートが開かれたのだと考えるべきよ。
ユルス : それを通って、また妖異の大群が現れる可能性もあるわけか。
ユルス : だったら、そうなる前にゲートがあると思しき場所を……
ラピス・マナリスの調査を進めてもらった方がいい。
雪上車の修理は順調なのか?
ヤ・シュトラ : ええ、もう間もなく完了するはずよ。
ヴリトラが残って技師と車両を護ってくれているから、
皆で「大セルレア湖」へ向かいましょう。
アリゼー : そうね、迎え撃つばかりは性に合わないわ。
今度はこっちから攻めていきましょ!
ゼロ : …………私も同行する。
アリゼー : ありがとう、ゼロ!
次の対価は、ええっと、何がいい?
ゼロ : いや、対価はいらない。
ゼロ : 何故かはわからないが……そうしたいと心によぎった。
お前が「頑張りたいから頑張る」と言っていたのも、
今ならば理解できる気がする。
ゼロ : 何かに突き動かされているんだ。
危ないところにお前たちが駆けつけてきた、あのときから……。
ゼロ : この衝動をくすぶらせたままでは、私の気が済まない。
アルフィノ : 私も行ってくるよ。
妖異問題の解決に向けて、少しでも多くの収穫を得るために。
少しの間ここを留守にしてしまうが……
ユルス : 問題ない、派遣団との連携も心得てる。
こっちのことは気にせず……元凶を見つけ出してくれ。
ユルス : ゼロも、気をつけてな。
ゼロ : 了解した。

クエスト『気配の正体』の目的『指定地点で待機』を達成した!

ユルス : あまり詮索するつもりはないが……
ゼロは他人に優しくされるのに慣れていないようだな。
まるで、お前と出会ったころの俺のように。
ユルス : あのときの俺は、派遣団のことを信じられずにいた。
何の見返りもなく、俺たちガレアン人を救うわけなどない、と。
だから、貸し借りを重視する彼女の姿勢は理解できる。
ユルス : そんな彼女が、利害を超えて俺たちを救ってくれた。
……何がその心を変えたのかはわからないが、
ゼロは信頼に値する人だと、俺は思う。

アルフィノ : 信頼して送り出してくれたユルスのためにも、
妖異使いたちの暮らした洞窟、
「ラピス・マナリス」の調査を成功させよう。
アルフィノ : ヴォイドゲートや、それに繋がる痕跡を探すのはもちろんだが、
人が住んでいた場所であるからには、
復興に役立てられそうな資材もあるかもしれないしね。
アリゼー : 頼もしい面子に護られていたとはいえ、
技師さんが無事で何よりだったわ。
巻き込んでおいて怪我でもさせたら、悔やみきれないもの……。
ゼロ : 山ひとつ越えるのにも苦労するな。
この地は人が暮らすには過酷な地域だと、半妖の私でもわかる。
ヤ・シュトラ : マンモスだなんて言われているとおり、
あまりに大きいから妖異から守り抜くのに苦労させられたわ。
もちろん、傷ひとつ付けさせてはいなくてよ?
エスティニアン : ヴリトラの奴、自分からこの場に残りたいと言い出してな。
アジュダヤの手がかりを得るため、
是が非でも技師や雪上車を守りたかったんだろうよ。
ヴァルシャン : これで、全員無事に合流だな。
修理にあたる技師の熱意には感服させられた……
ラザハンの錬金術師たちにも似た気概の持ち主だったよ。

快活な技師 : おう、あんちゃんたちかァ!
いいところにきてくれたよ!
快活な技師 : 残ったヴァルシャンのあんちゃんが手伝ってくれたおかげで、
マンモス……魔導雪上車は完璧に修理できたぜ!
快活な技師 : 運転も任せてくれ!
必ず山越えを成功させてやらァ!
アリゼー : ありがとう、助かるわ!
アリゼー : それじゃあさっそく、山を越えて向かおうじゃない!
妖異使いたちの暮らした洞窟「ラピス・マナリス」に!

新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」とコンテンツサポーターに登録されました。
クエスト『気配の正体』の目的『快活な技師と話す』を達成した!

アリゼー : よーし、出発ね!
この地に妖異を招いた張本人を見つけたら、
ガレマルドの人たちに代わって、とっちめてやるんだから!
アルフィノ : 先ほどの戦いで示したとおり、
私もアリゼーも、腕がなまったりはしていないよ。
探索においても遠慮なく前線に投じてくれ。
ゼロ : 本当に巨大なヴォイドゲートが開いているとしたら、
ユルスの言ったように、また妖異の大群が出てくるかもな。
ゼロ : あるいはもっと強力な妖異だって、
やって来ないとは言い切れない。
不意を突かれないようにしておくことだ。
ヤ・シュトラ : 私たちは、マンモスに乗り込んだらすぐに着替えて、
戦いに備えるわ。
ヤ・シュトラ : アジュダヤの気配が感じられたのが一瞬だとしても、
今回、開かれたヴォイドゲートと無縁だとは考えにくい。
裏には何らかの意図が働いているはずよ。
エスティニアン : さあ、魔導雪上車の乗り心地を試させてもらおうか。
残った妖異や追い立てられた獣が襲ってきたら、
車上で迎え撃てばいいんだろう?
ヴァルシャン : さあ向かおう、Ace。
姉さんの気配の正体に迫るんだ!
快活な技師 : 魔導雪上車の運転は任せてくれ!

「雪山冥洞 ラピス・マナリス」の攻略を開始した。

快活な技師 : 視界が悪いから、気をつけてくれよ!
ゼロ : 煩わしい…
快活な技師 : 獣たちの気が立っていやがる……。
ここからはマンモスじゃ登れねぇから、歩いて行ってくれ!
ゼロ : どこまでも白い…
見慣れぬ景色だ
ヴァルシャン : 行く手を阻むというなら
倒させてもらう!
ゼロ : フン、容易いことだ
アルフィノ : 野生生物の力は
凄まじいものがあるね
アルフィノ : この洞窟が
ラピス・マナリス…
ゼロ : 妖異の気配が
染みついているな

汚れた記録帳 : リーパーにとって、栄光の時代は過ぎ去った。
今や皇帝となったソルは、魔導技術の利用を推し進め、
戦争の在り方を一変させてしまった。
かつて我らの先達たちが命を賭して敵将を討ち、
同胞を救った事実が、忘れ去られたわけではない。
だが、皆が皆、リーパーは過去の遺物と考えている。
その事実は、新型魔導アーマーに、
「リーパー」の名が与えられたことからも、明らかであろう。
あの忌々しき黒鉄の機械が、我らに取って代わると言うのだ。

訓練者向けの注意書き : ガラテア様の戦闘人形には、
師の許可を得ることなく、近づかぬこと。
アヴァターとの契約が完了した者は、
パルヴァを用いて、召喚の基礎と連携を磨くべし。
アヴァターを憑依させる術を会得した者は、
マグナを用いて、さらなる力を引き出すべく鍛錬すべし。
リーパーの暗殺道に終わりなしと心得よ。

人形師向けの覚え書き : 戦闘人形の調整に際しては、細心の注意を払うこと。
古より伝わる人形の製法はすでに失われており、
再生産はおろか、修復も難しいのだ。
すべては、筆頭人形師となるべく育てられたあの男が、
同胞と里を捨て、立ち去ってしまったがためである。
かの者は、愚かしくも「究極の美」を求めに往くなどと、
腑抜けたことを周囲に語っていたらしい。
かくして、一子相伝の秘術が永遠に失われたのだ。

ヴァルシャン : こんなところに
魔法人形が…!?
ガラテア・マグナ : カタカタカタ……基礎訓練ヲ開始。
戦闘時間ヲ計測スル……。
ガラテア・マグナ : 隙ヲ逃サズ、確実ニ致命傷ヲ与エヨ……。
ガラテア・マグナ : 基礎訓練ヲ終了。
カタカタカタ……複合訓練ニ移行スル。
ガラテア・マグナ : 常ニ冷静カツ適切ナ対処ヲ……。
ガラテア・マグナ : 日々ノ鍛錬ガ、己ノ命ヲ救ウト心得ヨ……。
ガラテア・マグナ : カタカタカタ……戦闘評価、良好。
「どるしら」嬢ニ並ブ記録トハ、驚キダ……。
ゼロ : どこか
妖異じみた人形だったな
ゼロ : チッ…
ゼロ : ほう…

ゴルベーザ四天王 水のカイナッツォ!
クカカカカ 楽しませてもらうぜ!

カイナッツォ : 待ちに待った大一番……ガッカリさせてくれるなよ!?
カイナッツォ : ほぉら、いくぜェ!
カイナッツォ : 水のカイナッツォの力、見せてやるぜ!
カイナッツォ : 四天王の恐ろしさ、とくと味わえ!
カイナッツォ : そんなんじゃ、びくともしねぇぜ?
カイナッツォ : 楽しくなってきたぜ! グヘヘヘヘ!
カイナッツォの周囲に、魔力を帯びた水が集う……!
カイナッツォ : 俺様の本気を……くらいやがれェ!!
カイナッツォ : すべてを呑み込む!
ヴァルシャン : 皆、無事か!?
ゼロ : 問題ない
カイナッツォ : なんだとぉ? こいつぁたまげた……!
アルフィノ : 立て直そう!
カイナッツォ : こんなのはどうだァ?
次元の裂け目から、ヴォイドの瘴気が溢れ出した……!
カイナッツォ : いいぞ、最後の戦いにふさわしい……!
カイナッツォ : ええぃ、クソがぁッ…!

「雪山冥洞 ラピス・マナリス」の攻略を終了した。

ヴァルシャン : ゴルベーザ四天王の、カイナッツォと名乗ったな。
お前には聞きたいことがある。
ヴァルシャン : 遠い昔にお前の世界へと渡った竜が、
「こちら側」へ帰ってきたのを感じた。
知っていることがあれば教えてもらいたい。
カイナッツォ : クカカカカ……
お前が感じたのは、これの気配じゃないか?
ヴァルシャン : それは……アジュダヤの……!
ヴァルシャン : お前たち、やはり彼女を……!
アジュダヤに何をしたッ!
カイナッツォ : クカカ!
竜について知りたきゃ、
ゴルベーザ様に直接問いただせばいい。
カイナッツォ : できるなら、なァ……?
カイナッツォ : これで、俺の役目は終わった。
計画の完遂を見届けられねぇのは、ちっとばかり残念だが、
最期に楽しませてもらったから良しとするか。
ヴァルシャン : 待て……待ってくれ!
姉さんはどこにいるんだ!
カイナッツォ : ひと足先に、命の巡りへと還らせてもらうぜ……!
ヤ・シュトラ : ここのゲートは、
カイナッツォが開いたものだったのね。
だから、術者の死によって消滅した。
ヴァルシャン : 姉さん……
ようやく会えると思ったのに……。
エスティニアン : お前が感じたのが、その眼の気配だったなら、
本体はまだ、あちらの世界にいるんだろう。
だったら探しに行けばいい……何度だってな。
ゼロ : さて、これからどうする?
アルフィノ : ……私たちは、この集落を見て回りたい。
復興の役に立つ物資がありそうなのでね。
アリゼー : それなら私は、妖異の残党がいないか、
見回りをしてくるわ。
ヤ・シュトラ : 私たちも、まずは現状の確認をしましょう。

クエスト『気配の正体』の目的『「雪山冥洞 ラピス・マナリス」を攻略』を達成した!

ゼロ : 姉の手がかりを得たというのに、
あいつはなぜ意気消沈しているんだ。
エスティニアン : まったく、なんだって奴らは、
アジュダヤの眼を使ってこちらに乗り込んできたんだろうな……。
ヴァルシャン : 姉さん…………。
ヤ・シュトラ : まずは、そうね……。
ガレマルドに妖異が出現した原因は、
カイナッツォが開けたヴォイドゲートで間違いないでしょう。
エスティニアン : 原初世界側からの干渉なしに、
向こう側からヴォイドゲートを開いてみせるとはな……。
ヤ・シュトラ : おそらくここは、
ヴォイドと繋がりやすい場所なのよ。
ヤ・シュトラ : どう考えても、暮らしやすい場所とは言えないもの。
妖異との契約術を継承してきた一族にとって、
好都合だった理由があったはずよ。
エスティニアン : そうだとしても、だ。
ゴルベーザ四天王のカイナッツォと言ったか……
あれほど強力な妖異が、肉体ごと通過できるほどの大穴だぞ?
ヤ・シュトラ : かつてアラグの皇帝ザンデは、
クリスタルタワーに集めた膨大なエネルギーを投じることで、
世界を隔てる壁に穴を穿たんとした。
ヤ・シュトラ : 理論上、同じことをヴォイドからすることも可能でしょうね。
カイナッツォが莫大なエーテルを有する、
竜の眼を持っていたのだから。
ヴァルシャン : ……確かに、回収できた姉さんの眼のエーテルは、
大分消耗しているようだ。
エスティニアン : 相棒が視た過去じゃ、ゴルベーザは、
四天王どもにアジュダヤのエーテルを喰わせていたという。
その上、ゲートを開けるために眼まで持ち出したとなれば……。
ヤ・シュトラ : 楽観視できない状況なのは確かよ。
でも、今は無事を信じてアジュダヤ本体を探すしかないわ。
ヤ・シュトラ : それに気になるのは、なぜいま事を起こしたのかということよ。
なにせアジュダヤがヴォイドへ渡ったのは、
5000年以上も前だもの。
ヤ・シュトラ : カイナッツォが漏らした「俺の役目は終わった」という言葉……。
ゴルベーザの計画に関係するのは間違いないでしょうけれど、
いったい何を指しているのかしら。

クエスト『気配の正体』をコンプリートした!

ヴリトラの想い

ヤ・シュトラ : カイナッツォ……。
気がかりな言葉を遺してくれたものだわ。
ヤ・シュトラ : 命の巡りに還ることは、やはり、
一部の妖異にとって宿願のようなものなのでしょうね。
あんなにも晴れやかに消えていくだなんて……。
ゼロ : 姉の手がかりを得たというのに、
あいつはなぜ意気消沈しているんだ。
エスティニアン : まったく、なんだって奴らは、
アジュダヤの眼を使ってこちらに乗り込んできたんだろうな……。
ヴァルシャン : 姉さん……。
眼に込められたエーテルまで、こんなに弱々しくなって……。
ヴァルシャン : すぐにでもヴォイドに向かいたいが、
ゴルベーザの領域がわからなければ、助けようもない。
いったいどうしたら……!
エスティニアン : 落ち着け、ヴリトラ。
エスティニアン : 動揺は不安を招き、不安が判断を狂わせる。
お前には、気持ちを落ち着かせる時間が必要だ。
エスティニアン : ヴォイドでアジュダヤを探す方法を改めて考えるのは、
それからでも遅くないはずだぞ。
ヴァルシャン : あ、ああ……わかった……。
エスティニアン : 俺はその間、アルフィノたちを手伝ってくる。
ここから少し戻った集落跡にいるはずだ。
ヤ・シュトラ : 私たちも行きましょう。

クエスト『ヴリトラの想い』を引き受けた!

ヴァルシャン : 冷静に……これから何をすべきかを考えるんだ……。
ゼロ : アルフィノとアリゼーの手伝いをするのか。
ほかに興味を引くようなものもなし、
面倒なことでなければ構わない。
エスティニアン : ヴリトラのことは放っておいてやれ。
ヤ・シュトラ : ヴォイドゲートが消失したことで、
ガレマルドの妖異問題も収束するでしょうね。
アリゼー : あら、あなたまで来てくれたの?
アルフィノ : ヴリトラの姿が見えないようだが、彼の様子は……?
エスティニアン : あいつのことは、少しそっとしておいてやりたくてな。
お前たちの用件がまだなら、手を貸そう。
アリゼー : 助かるわ、ありがとう。
ひとまずこの洞窟の見回りは済ませたところよ。
アリゼー : ヴォイドゲートが閉じられたからか、
やっぱり新たな妖異は出現してないみたい。
アリゼー : それで、アルフィノを手伝おうとしてたの。
ほら、奥の方で青燐水が湧いていたでしょう?
あれを雪上車に積めるだけ積んじゃいたいなって。
アリゼー : 暖房にも欠かせない燃料だし、
持って帰れたら、きっとみんな喜ぶわ!
アルフィノ : そういうわけで、
放棄された資材の中から使えそうな樽や容器を見つけてね。
青燐水を汲みあげようとしているんだ。
エスティニアン : じゃあ、ひとまずある分の容器を預かって、
汲みあげるとするか。
お前たちはもう少し容器を探すといい。
アルフィノ : 頼もしいよ。
できるかぎりの青燐水を持ち帰りたいからね。
アリゼー : Ace、ヤ・シュトラ。
ふたりは私たちと一緒に集落の跡地で、
使えそうな容器を探すのを手伝ってくれる?
アリゼー : 容器を見つけることができたら、
エスティニアンたちに合流して、
青燐水を汲みだしてもらえると助かるわ。

クエスト『ヴリトラの想い』の目的『アルフィノと話す』を達成した!

アリゼー : うーん、これは使えるかしら?
中身が漏れないような、しっかりしたものじゃないと……。
アルフィノ : 君の方は使えそうな入れ物は見つかったかい?
見つけ次第、泉で青燐水を汲みあげてもらえると助かるよ。
ヤ・シュトラ : ゼロが自分から協力を申し出てくれて嬉しいわ。
少しは、私たちに気を許してくれているのかしらね。

破損していて、青燐水を溜められそうにない……。
ほかの容器を探してみよう。

壊れていない「木製のタル」を発見した!
青燐水が湧きだす「フォンス・マナリス」へ向かおう。

クエスト『ヴリトラの想い』の目的『使えそうな容器を探す』を達成した!

ゼロ : 燃える水か。
これを汲みあげて運ぶくらい、たやすいことだ。

青燐水を汲みあげた!

ゼロ : 青燐水を汲めたのなら、雪上車のところまで運べ。
車は、モンス・アルバスの山腹に停まったままだそうだ。
ゼロ : エスティニアンも、先に汲んだ分を持って、
そちらへ向かっている。
ゼロ : 私は容器の捜索が完全に終わるまで、ここで待機だそうだ。
ひとりで先に行っていろ。

クエスト『ヴリトラの想い』の目的『指定地点で木製のタルを使い
青燐水入りのタルを入手』を達成した!

エスティニアン : 早かったな。
こちらもひとまずある分の樽は汲みあげて、
雪上車に載せておいたぞ。

青燐水入りのタルを雪上車に積みこんだ。
ゼロやアルフィノたちは、まだ戻ってきていないようだ。
見通しのいい場所で彼らが戻ってくるのを待とう。

クエスト『ヴリトラの想い』の目的『指定地点に青燐水入りのタルを積み込む』を達成した!

アリゼー : ヴリトラは……まだ来てないようね。
ヴァルシャン : 待たせてすまない。
エスティニアン : ……もういいんだな?
ヴァルシャン : ああ。
姉さんには会えなかったが、眼を取り戻すことができた。
ヴァルシャン : 意思の残滓すら残されていないが、
それでも、ようやく手にした姉さんへの手がかりだ……。
ヴァルシャン : これまでのように立ち止まり続けていたら、
こんな成果は得られなかっただろう。
君たちが背中を押してくれたから、辿りつけたんだ。
ヴァルシャン : だから、恐れず進み続けよう。
もう一度向かうんだ、姉さんの待つヴォイドへ。
エスティニアン : 早く探し出して、片眼を返してやらないとな。
ヤ・シュトラ : この眼の有するエーテルは、
多少の影響を受けているけれど、完全に闇に染まってはいない。
本体だって、妖異にならずに持ちこたえているかもしれないわ。
アリゼー : それじゃあ私たちも、って言いたいところだけど、
ガレマルドのこと、投げ出しては行けないわ。
自分で決めたことだものね。
アルフィノ : 再びヴォイドゲートが開かれる可能性がある以上、
こちらに残って警戒しておく者も必要だ。
アルフィノ : 私たちはガレマルドの地で、復興に向かい始めた人々を護る。
この隠れ里についても、妖異たちの動向を見つつ、
有効活用していければと思っているよ。
エスティニアン : ああ、それでいい。
ヴォイドの方については、俺たちに任せておけ。
ヤ・シュトラ : アジュダヤをゴルベーザたちから解放できれば、
彼らがこちらへのゲートを開けることもなくなるはず。
安心して復興を目指せるわ。
アルフィノ : わかった。
朗報が届くのを待っているよ。
アリゼー : ゼロ。
この人たちのこと、頼んだわよ。
ゼロ : なぜ私に?
アリゼー : あなたも一緒に、第十三世界に行くんでしょう?
だったら仲間として……ね!
ゼロ : ……契約したとおり、同行はする。
アルフィノ : さあ、ひとまずふもとまで戻ろう。

クエスト『ヴリトラの想い』の目的『指定地点で待機』を達成した!

エスティニアン : ヴリトラは自分の力で前を向いた。
もう大丈夫だろうさ。
ヤ・シュトラ : アジュダヤは何千年もの間ヴォイドにいるはずだけれど、
眼のエーテルは闇に染まり切っていなかった。
その耐性は驚異的なものよ。
ヤ・シュトラ : だから、アジュダヤ本体も無事であると信じているわ。
悲観的な想定はしすぎないようにして、前に進みましょう。
ヴァルシャン : 我ながら、情けないことだ。
何千年と生きてきたのに、いざ姉さんの手掛かりを前にすると、
いともたやすく心が揺さぶられてしまう……。
ヴァルシャン : そんな私を励まし、ともに歩んでくれる君たちに、
どれほど感謝していることか。
本当にありがとう。
ゼロ : お前のことを任せられても困る。
が、同行の契約は守る。
アリゼー : Ace、
あなたたちが頼ってくれて嬉しかったわ。
次はもっと早くに声をかけるの、忘れないでよね!

アルフィノ : では、私たちはテルティウム駅に戻るよ。
君たちとはここでお別れだ。
アルフィノ : 心配は無用と重々承知しているが……
いつだって私たちは、君たちの無事を祈っているからね。
アリゼー : ゼロ、少しの間だけど話せてよかったわ。
また会いましょう!
ゼロ : …………また会おう、か。

クエスト『ヴリトラの想い』をコンプリートした!

阻む光

ゼロ : 何はともあれ、私たちは再びヴォイドへ向かう。
それで間違いないな?
ヴァルシャン : ああ……!
一度ラザハンに戻って支度を調えたのち、
「メーガドゥータ宮」の前で集合しよう。

クエスト『阻む光』を引き受けた!

ヴァルシャン : 皆、準備はいいな。
それでは、封宝の間からヴォイドへ向かおう。
ヴァルシャン : 今の光はいったい……!?
ヤ・シュトラ : エーテルの奔流……!
何か、とてつもなく大きな魔法が発動したみたい。
エスティニアン : そう遠くはなかったようだ。
現地に向かって、確かめるぞ……!
慌てた様子の漁師 : あ、あんたら、ちょっと待ちな!
海には今、近づかねぇ方がいい!
ヴァルシャン : 何があった?
慌てた様子の漁師 : バフラウ島の辺りから、突然光の柱が昇ったかと思ったら、
とてつもねぇ爆発音が響いたんだ!
慌てた様子の漁師 : それだけじゃねぇ!
島があった辺りから、巨大な化け物が飛び出してきてよ!
慌てた様子の漁師 : 俺は、また終末の獣が現れたんじゃねぇかと思って、
慌てて逃げてきたってわけだ!
ヴァルシャン : その化け物は、どこへ向かった?
慌てた様子の漁師 : わからねぇ。
この島の北側の方に飛んでったっきり、
見えなくなっちまった。
ヴァルシャン : そうか、わかった。
貴重な情報、感謝する。
ヴァルシャン : バフラウ島というのは、海底遺跡に繋がっていた小島だ。
ヤ・シュトラ : 私たちの使うゲートが狙われた……?
カイナッツォの件の直後だもの、妖異の関与もあり得るわ。
ヴァルシャン : ああ……。
急ぎ宝物殿に向かいたいところだが、
上陸した化け物を捨て置くわけにもいかない。
ヴァルシャン : 私の「本体」で空から捜索を試みよう。
化け物の正体が何であるにせよ、それがもっとも……
エスティニアン : 落ち着け。
エスティニアン : さっき逃げてった奴の言葉を忘れたのか?
終末の獣がまた現れたかもしれないと、怯えていただろう。
エスティニアン : そんな中で天竜が空を舞えば、いよいよ誤解を招きかねん。
太守なら、こういうときこそ宮殿でどんと構えていろ。

何と言う?

▷化け物の行方は自分が追う

ヴァルシャン : ……すまない、恩に着る。

▷手分けをすれば、対応できるはず

ヴァルシャン : ならば私はメーガドゥータ宮に戻って、
星戦士たちとともに、先の爆発に巻き込まれた者がいないか、
被害状況を確認しよう。
ヴァルシャン : 君には、提案どおり、
島の北側に向かったという化け物を捜索してもらいたい。
ヴァルシャン : 捜索には人手がいる。
ゼロにも補佐を頼みたいところだが……。
ゼロ : ……いいだろう。
ヤ・シュトラ : ゼロがそちらに回ってくれるなら、
私とエスティニアンで、宝物殿の様子を調べてくるわ。
ヴォイドゲートの状態を確認しておきたいもの。
ヴァルシャン : 是非、頼む。
ほかの化け物が出てこないともかぎらないのだ、
十分に注意してくれ。
ヴァルシャン : では、のちほどまたメーガドゥータ宮で。
皆、必ず無事に戻ってきてほしい。

クエスト『阻む光』の目的『メーガドゥータ宮前の指定地点で待機』を達成した!

ゼロ : では、「化け物」とやらを探すとするか。
ゼロ : とはいえ、
北に向かったという情報だけでやみくもに捜索するには、
この島は広すぎるな……。
ゼロ : 私は、この世界の仕組みに疎い。
お前がもっとも効率的だと考える作戦を提示しろ。

何と言う?

▷知っていそうな人に聞く!
▷とにかく多くの証言を集める

ゼロ : つまりは他人を頼る、と。
まあ、お前が断言するのであれば、
この世界ではそれがいいのだろうな。
ゼロ : それで、人が集まっていそうな場所は近くにあるのか?
ゼロ : デミールの遺烈郷と、ハンサ牧場跡にある星戦士団の拠点……
どちらもここより北にあるとなれば、
確かに当たってみる価値がありそうだ。
ゼロ : なら、デミールの遺烈郷には私が行く。
お前はハンサ牧場跡に向かえ。

クエスト『阻む光』の目的『微風の浜のゼロと話す』を達成した!

イムフディ : あんたもバフラウ島の爆発を見たのか?
星戦士団の仲間を派遣しているが、まだ報告が届いてない。
イムフディ : 俺たちはここで海岸線の警備を続けるが、
あんたも異常を見つけたら教えてくれ!
イムフディ : 爆発のあとは、海には大きな変化はないが……。
確認に向かった仲間の連絡が待たれるな。

クテーユ : 巨大な化け物がバフラウ島付近から飛び出してきたと、
漁師が教えてくれた……?
クテーユ : 情報の共有に感謝する。
私も、沖合から北の「カドガの大岩」方面へ飛んでいく、
火の玉のようなものを見た。
クテーユ : 爆発とともに火が飛び散ったのかと思っていたが、
漁師の話した化け物なのだとしたら厄介だ。
星戦士団本営と連携し、警戒を強めていこう。
クテーユ : 「カドガの大岩」というのは、北に見える、
角のように突き出した巨大な岩だよ。
あそこに向かって、火の玉のようなものが飛んでいったんだ。

クエスト『阻む光』の目的『ハンサ牧場跡付近で情報収集』を達成した!

ナブディーン : おっと、このタイミングでお前が来るとは……
あのとんでもなくでかい爆発を見たんだな?
ナブディーン : 俺たちも警戒態勢を敷いちゃいるが、
詳しいことはまだわかっていない状況だ。
……そっちはどうだ?
ナブディーン : 爆発に続いて出てきた化け物が、
「カドガの大岩」に飛んでいった恐れがある!?
そいつは厄介なことになってるじゃないか……!

クエスト『阻む光』をコンプリートした!

ゴルベーザの思惑

ナブディーン : クソッ、爆発自体に気を取られていたが、
その話が本当なら、脅威はすでに上陸してるってわけか!
ナブディーン : 本部に報告を……
それから、最悪の事態に備えて、
周辺住民を避難させる手はずも整える必要がある。

何と言う?

▷「ガドガの大岩」にはどう向かう?

ナブディーン : どうって……まさかひとりで向かうつもりか!?
そりゃあ、お前なら大丈夫だとは思うが……。

▷自分たちに任せろ

ナブディーン : ……そういうことなら、
緊急時だ、おとなしく力を借りるとしよう。
ナブディーン : 「カドガの大岩」のふもとは、ギガントガル採石場だ。
そこで採掘をしている作業員たちは、
大岩まで登れる獣道なんかを知っているかもしれない。
ナブディーン : ひとまず、そこで長く働いてる「ケタヌール」って奴に、
話を聞いてみてくれ。
くれぐれも無茶はするなよ!

クエスト『ゴルベーザの思惑』を引き受けた!

ナブディーン : ギガントガル採石場の「ケタヌール」なら、
俺たち以上に「カドガの大岩」を熟知してるはずだ。
行って、話を聞いてみてくれ。

ケタヌール : ええっ、カドガの大岩に登りたいって!?
よりにもよってこんなときに、なんでまた。
ケタヌール : さっきとんでもない地響きが起こってよ、
なにかが大岩に落ちてくるのを見たんだ!
いつも登るのに使ってる道も、崩れちまってるかもしれねぇ。
ケタヌール : どうしてもって言うなら、「スラマル」に相談してみな。
あいつなら、多少道が途切れてたとしても、
大岩を登りきれるだろうからよ!

クエスト『ゴルベーザの思惑』の目的『ケタヌールと話す』を達成した!

ケタヌール : 大岩に登るなら、足を滑らせないように注意するんだぞ。
普段でも足場が悪いのに、
さっきの衝撃でどうなってることやら……。

スラマル : カドガの大岩に登らせてほしいだって……!?
あそこはとんでもなく高くて、おっかないところだぞ。
スラマル : まぁ、たしかに登る道筋は知ってるけどさ。
高いところが苦手だったもんで、
慣れるために何度も登る練習をしたんだよ。
スラマル : 島を救ってくれた恩人でもある、あんたの願いだ。
どうしてもって言うなら、登り口まで案内してやるけど……
くれぐれも気をつけなよ?

ヤ・シュトラの声 : 聞こえる?
ヤ・シュトラよ。
ヤ・シュトラの声 : ……やられたわ。
封宝の間のヴォイドゲートは、宝物殿ごと破壊されていたの。
ヤ・シュトラの声 : きっとこれが、ゴルベーザの本当の狙いだったのよ。
私たちから、第十三世界へと渡る手段を奪うことがね。
ヤ・シュトラの声 : カイナッツォは、陽動だった。
アジュダヤの眼を使って私たちをおびき寄せ、
命がけで時間を稼いだのよ。
ヤ・シュトラの声 : 別働隊が宝物殿に侵入し、
私たちのゲートを破壊するための時間をね……!
ヤ・シュトラの声 : 気をつけて、あなたが追っているのは、
宝物殿を完全に破壊し、文字どおり海底に沈めたほどの強敵よ!
???? : 美しい光景だ……。
我らの世界も、昔はこのように色づいていた……。

何と言う?

▷ゴルベーザ四天王か?
▷宝物殿を破壊したのはお前か?

ルビカンテ : いかにも。
私はゴルベーザ四天王が一角、ルビカンテ。
ルビカンテ : かような異形となり果てても、
いまだに悪鬼に堕ちきれぬ、無様な男よ。
ルビカンテ : 闇に沈んだ世界にて、
ただ昔日を想い嘆いていた私の前に、あの御方が現れ、
いまだ救えるものが遺されているのだと示してくださった……
ルビカンテ : ゆえに私はゴルベーザ様の右腕となり、
その大業を成すために生きてきたのだ。
ルビカンテ : フム……やはり貴殿からは、邪なものを感じない。
かの竜を求めるのも、善なる想いゆえなのであろうな。
ルビカンテ : が、渡すわけにはゆかぬ!
貴殿らの行いが、存在が、大業の妨げとなるゆえに……!
何に代えても排除させてもらうとしよう!
ルビカンテ : 山頂にて待つ。
異界の勇士よ、正々堂々と勝負しようではないか!

新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
クエスト『ゴルベーザの思惑』の目的『スラマルと話す』を達成した!

「ルビカンテ討滅戦」の攻略を開始した。

ルビカンテ : 私は四天王が一人、火のルビカンテ。
正々堂々、戦おうぞ!
ルビカンテ : 炎の魔導を極めし力……見せてやろう。
ルビカンテの心が煉獄を現出させた……!
ルビカンテ : 集え、煉獄の魔法陣よ。
ルビカンテ : 焼き尽くす……!
ルビカンテ : 集え、煉獄の魔法陣よ。
ルビカンテ : 出でよ、我が眷属たち……!
ルビカンテ : 灼熱の炎で、焼き焦がせ!
ルビカンテ : 我が業火に呑まれるがいい!
ルビカンテ : 炎は、こうして使うものだ!
ルビカンテ : 確かに、自信を持てるほどの強さだ。
ルビカンテ : 私が全力を出すに値するか……。
ルビカンテ : すべてを、解き放つ……!
ルビカンテ : この姿を見せるのは、お前たちが初めてだ……!
ルビカンテ : 力が漲ってくるぞ……!
ルビカンテ : 見るがいい、この姿の神髄を……
ルビカンテ : すべてを破壊するッ!
ルビカンテ : この攻撃、耐えられはしまいッ!

「ルビカンテ討滅戦」の攻略を終了した。

ゼロ : ひと足遅かったか……。
ルビカンテ : これが、四天王を討ち取ってきた力か……見事だ。

何と言う?

▷ゴルベーザの目的はなんだ
▷お前は何を救おうとしている?


ルビカンテ : フッ……相対した敵の宿願を、知ろうとするか……。
ルビカンテ : ならば教えてやろう。
我らの始まりを……!

ゴルベーザ : この世界が闇に沈んで幾星霜……
ゴルベーザ : あれほど美しかった世界は混沌と化し、
生きとし生けるものは心まで醜い異形へと成り果て、
僅かばかりのエーテルを奪い合っている。
ゴルベーザ : だが、お前たちは違う。
己がどのような人間であったか、何のために戦っていたのか、
それを忘れてはいないはずだ。
ゴルベーザ : この世界を在りし日の姿に戻すことは、もはや叶わぬ。
だが、「止まった命」を終わらせ、
我らを生命へと回帰させることはできよう。
ゴルベーザ : そのために、向かうのだ。
新天地へと!
ルビカンテ : 馬鹿げたことを……。
叶いもしない希望を、見せてくれるな。
ゴルベーザ : 決して世迷言ではない。
アシエンなる者によれば、我らの世界とは別に、
13の世界が存在しているという。
ゴルベーザ : 時折ささやきかけてくる、我らをたぶらかさんとする呼び声は、
隣り合った世界からの干渉だ。
ゴルベーザ : そして、「向こう側」と「こちら側」を隔てているもの……
次元の壁を破壊することで、我らは世界を渡ることが可能となる。
カイナッツォ : つまりは、なんだァ……?
あちらさんに押し入って、世界まるごと奪おうってわけか?
カイナッツォ : クカカカカ!
おもしろそうじゃねぇか、俺は乗ったぜ!
ゴルベーザ : お前たちはお前たちの目的のため、我が計画を使うがよい。
私は私の宿願のため、お前たちの力を利用する。
ゴルベーザ : 我は闇の魔王となりて、光射す世界を奪おう!
すべての命に、終わりという名の救済を与えるために……!

ルビカンテ : ……そうして、我らの計画がはじまったのだ。
ゼロ : つまり、お前たちは第十三世界を捨て、
この世界を奪うつもりなのか。
ルビカンテ : いかにも……。
終わった世界を今さらどうこうすることはできない。
だが、異なる世界を手にすれば状況は変わる。
ルビカンテ : 我らは再び、尊厳ある生命に戻るのだ……!
ゼロ : お前は、己の意思でゴルベーザに従っていたんだな。
力によって服従を強いられたわけでもなく……。
ルビカンテ : そうだ、それが私にとっての贖罪なのだ。
英雄たらんと志しながらも叶わず、
戦を止めることすらできなかった自分への罰よ。
ゼロ : 戦……メモリア戦争を止めようとしていたのか?
それなのに、なぜ新たな戦いを引き起こそうとする?
ルビカンテ : 惨劇を伴ってでも、誰かが止めねばならないからだ。
あの世界の……我らの終わりなき堕落を……。
ルビカンテ : 高潔であろうとし、今なおそれを求めながら、
餓えるままに喰らい、混ざり、獣へと堕ちていく。
魂が冒涜され続け、どうして耐えられる……!?
ゼロ : ……わからないな、私には。
ゼロ : だが、お前たちが救済を謳いながら、
別の誰かの世界を奪おうとしているのは気に食わない。
ゼロ : こっちで出会ったアルフィノやアリゼー、ユルスたちは、
強さでも、契約でもないもので繋がっていた。
互いのために頑張っていた。
ゼロ : こいつだって、必要もないのに、私を助けに駆けつけたんだ。
ゼロ : 誰かと何かを成し遂げるなら、そういうことの方がいい。
お前たちとゴルベーザは……
結局、腹をすかせた獣の集まりじゃないか?
ルビカンテ : ならば、止めてみせろ。
ルビカンテ : 我らが世界の闇に浮かぶ月を目指すがいい。
そこにお前たちが求める竜と、あの御方がいる。

何と言う?

▷どうしてそれを自分たちに教える?
▷ゴルベーザを裏切る気か

ルビカンテ : なに……。
そうまで誹られては、最期にひとつ、
まことの高潔を為したかっただけのこと。
ルビカンテ : 加えて、貴殿らならばあるいは、
あの御方の想いを引き出せるのではないか、とな……。
ルビカンテ : 止まった命を終わらせるという大義名分ではなく、
ゴルベーザ様だけが抱えてきた、真なる想いを……。

クエスト『ゴルベーザの思惑』の目的『「ルビカンテ」を討伐』を達成した!

ゼロ : ……慣れない聞き込みなんぞをしたせいで、
戦いに間に合わなかったじゃないか。
ゼロ : だが、ルビカンテと最期に言葉を交わせたのは幸運だった。
ゼロ : ヴォイドの救済を謳いながらこの世界を奪おうとする彼らと、
対価なしに人になにかを与えようとするお前たちとは……
明らかに見据える未来が違う。
ゼロ : 私は……お前たちが切り開く未来の方が興味深い。
ゼロ : そして、なぜ自分がそう思うのか。
私はそれが知りたいんだ。

クエスト『ゴルベーザの思惑』をコンプリートした!

天の祝祭、地の鳴動

ゼロ : これで、化け物の件は片付いたわけだが……
お前たちがヴォイドに渡るために使っていたゲートはどうなった。
ヤ・シュトラたちが確認しにいっていたが、進展はあったのか?
ゼロ : 壊されたと……。
なら、ヴォイドに渡れはしないが、
新たな妖異が現れることもないだろうな。
ゼロ : ひとまず、メーガドゥータ宮に戻るとするか。
ほかの連中も、もう戻っているかもしれない。

クエスト『天の祝祭、地の鳴動』を引き受けた!

ゼロ : ここで突っ立っている必要はなさそうだ。
中に入るとしよう。
物腰柔らかな官吏 : Ace様、ゼロ様、
無事お戻りになられて何よりです。
物腰柔らかな官吏 : ヤ・シュトラ様とエスティニアン様も、
つい先ほどお戻りになり、我が主とお話をされています。
ご案内いたしますか?
ヤ・シュトラ : おかえりなさい。
ひとまず無事に合流できてよかったわ。
ヤ・シュトラ : こちらの状況は、さっき伝えたとおりよ。
ヴォイドゲートは宝物殿ごと破壊されていたわ。
ヤ・シュトラ : それで、あなたたちの方はどうだった?
ヤ・シュトラ : ゴルベーザの目的は、
すべての妖異を原初世界へと強制的に転移させ、
死すべき定めに戻すこと……。
ヤ・シュトラ : さらに言えば、こちら側の星海に還り、
また新たな命として生まれなおしたいということかしら。
エスティニアン : その願望をとやかく言うつもりはないが、
それで原初世界の住民に被害が出るなら、
「どうぞ」とは言い難いな。
ヤ・シュトラ : ええ……。
妖異の力そのものも脅威だけれど、世界の壁を壊すのだもの、
霊災に匹敵する事態が起こりかねないわ。

何と言う?

▷そんなことはさせない
▷防ぐ方法はあるのか?

ヤ・シュトラ : 首謀者である、ゴルベーザを止めるのが、
もっとも確実な方法でしょうね。

ヴリトラ : しかし、ルビカンテの策により、
我々がヴォイドへと渡る方法は失われてしまった。
ヤ・シュトラ : ……問題はやはりそこね。
カイナッツォが最期に口にしていた、
「俺の役目は終わった」とは、まさにそのことだったんだわ。
エスティニアン : 四天王を犠牲にしてまで俺たちの介入を阻んだということは、
ゴルベーザが世界の壁を破壊できるようになるまで、
まだ多少の時間はあるはずだが……。
ヴリトラ : ゴルベーザが準備を完了させるのが先か、
私たちが第十三世界に渡る方法を、再び得るのが先か。
その競争ということになるな。
ヤ・シュトラ : クラックを見つければ、
もう一度、人工アトモスを使えるのだけど、
そう都合よくいくとはかぎらないものね。
ヤ・シュトラ : 別の手法も、検討してみた方がいいか……。
ヤ・シュトラ : 少し時間をもらっていいかしら。
オールド・シャーレアンに戻って、調べものをしてきたいの。
ヴリトラ : ああ、もちろんだ。
こちらも、アトモスの製造にあたった錬金術師たちに、
改めて意見を募ってみるとしよう。
ヤ・シュトラ : じゃあ、行ってくるわ。
できるだけ早急に成果が出せるよう、尽力するつもりよ。
エスティニアン : ふむ……。
ヤ・シュトラを手伝えるわけでもなし、
俺たちの出番は先になりそうだな。

何と言う?

▷ヤ・シュトラを信じて待とう

エスティニアン : ああ、そうだな。
俺だって、そこはまったく疑っちゃいないさ。

▷今のうちに鍛えなおそう

ヴリトラ : ゼロ、引き続き君にも、
第十三世界に同行してもらえると考えていいだろうか?
ゼロ : ……ああ。
そのためにさらなるエーテルをよこせと言うつもりもない。
ゼロ : 私は、お前たちと行くことで確かめたいんだ。
自分がルビカンテに語ったこと……
どうしてあんな考えが浮かんだのかを。
ゼロ : お前たちが助けにきたときに、胸の奥で感じた熱。
その正体をな。
エスティニアン : だったら、魔女殿が奮闘してくれている間に、
それぞれ身支度を整えておくとするか。
ヴリトラ : そうとも、次こそは必ず……!

クエスト『天の祝祭、地の鳴動』の目的『メーガドゥータ宮前の物腰柔らかな官吏と話す』を達成した!

ヴァルシャン : Ace、去る前にひとつだけ……
君にいまいちど、礼を言わせてほしい。
ヴァルシャン : おかげさまで、民に被害を出すことなく、
ルビカンテの襲撃を収めることができた。
ヴァルシャン : そして、私自身も……。
消耗した姉さんの眼を見たときには動揺したが、
君たちがいたからこそ、進み続けようと思えたのだ。
ヴァルシャン : 我々のヴォイドゲートは宝物殿ごと破壊されてしまったが、
ヴォイドに渡る手段ならば、必ずやほかにもあるはずだ。
皆と協力し、探してみよう。
ヴァルシャン : 君は来たるべきときに力を発揮できるよう、
骨を休めておいてくれ。
私も、戦闘用の身体をしっかりと調整してもらうつもりだ。
ヴァルシャン : ゴルベーザ……
四天王すべてを捨て石としたあの男が何を企んでいようとも、
私たちは屈するものか……!

クエスト『天の祝祭、地の鳴動』をコンプリートした!

一方 第十三世界の月――

ゴルベーザ : ……カイナッツォとルビカンテは、命の巡りへと戻ったか。
ゴルベーザ : この世界では、欲深き者ほど役に立つ。
奴らは多くを求め、ゆえにこそ、
課せられた役割をよくこなしてくれた。
ゴルベーザ : スカルミリョーネ、バルバリシア、
カイナッツォ、ルビカンテ……
いずれも実に優秀な駒であったな。
ゴルベーザ : しかし、我が計画の成就が目前に迫った今、
もはや弱者を従える必要もない。
ゴルベーザ : ここから先は、私ひとりで進もう。
ゴルベーザ : 幾星霜の時を経て、ようやくここまで来た。
これで終わりを迎えることができる。
ゴルベーザ : あの星の命も、我が苦しみも……。

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