やがて流れは海へと注ぐ
オールド・シャーレアン
知の都に学ぶ
ひと息ついたら
謎多きラヴィリンソス
運ぶもの、運ばれるもの
上から下へ
ミディアルサーキット
使い魔とシャーレアン人
幽けき道標
真に賢き者
ぐらりサベネア旅情
キット : あれ……?
なんだか厳つい人がぞろぞろと……
私、なんかしちゃったっけ?
サンクレッド : 俺たちは、バルデシオン委員会のクルルの紹介で来た。
ここで、サベネア島までの移動手段を、
提供してもらえると聞いたんだが?
キット : あー、はいはい! 実験台の人!
いやぁ待ってたよ~!
サンクレッド : 実験……台……?
キット : おや聞いてない?
じゃあ、サクサクッと説明するね。
キット : 私たちが研究している転送魔法……
ああ、自分を移動させるときは「転移魔法」とも言うけど、
指してるものは同じだし、呼びやすい方で呼んでね。
キット : ともかくそれらの魔法は、自身を一時的にエーテル化して、
地脈や風脈といったエーテルの流れに乗せ、
目印であるエーテライトまで運ぶって仕組みなのさ。
キット : 最初は怖いかもしれないけど、
慣れちゃえば、こんなに便利な移動手段ってないよね!
キット : ……けど、エーテライトを用いた転送魔法にも、
ひとつだけ、解決できていなかった課題があるんだ。
キット : ズバリ、原則として、
一度交感したエーテライトにしか移動できない……ってこと!
キット : 私たち、転送魔法の研究者たちは、
長年その課題の克服に心血を注いできた。
より自由に、人や物が行き交う未来を目指してね。
キット : ……で、ついに完成したってわけ!
事前の交感を必要としない、新型のエーテライトが!
サンクレッド : それはすごいな……!
かなり画期的な発明なんじゃないか?
キット : いやぁ、まだどこへでも行けるってわけじゃないんだけどね~。
製造過程で関連づけを済ませてる、
新型エーテライト同士じゃないとダメなのさ。
キット : 新型は、1基がこの街のエーテライト・プラザに置かれてて、
もう1基が、サベネア島の「イェドリマン」って港町で、
試運転をしてるところだよ。
キット : 開発にあたって、ラザハン錬金術師たちの力を借りたからね。
あの国は、中立国で古くから親交もある友邦だし!
サンクレッド : なるほど、読めてきたぞ。
俺たちはその新型を使わせてもらえるってわけだな。
サンクレッド : だが、俺はちょっとした事故のせいで、
エーテルの制御がままならなくなっててな……
正直、テレポすら怪しいところなんだ。
キット : ああ、心配いらないよ。
新型エーテライト間の転移であれば、
装置内に組み込まれた術式によって転移できるのさ!
サンクレッド : そいつは願ったり叶ったりだな。
あとは、そんな大層な新発明を使う許可が、
俺たちに出ればいいが……。
キット : その点も心配なし!
新型エーテライトの機能を使ってくれる人は、
常に募集中だからね!
キット : ……ほら、転送魔法って、事故っちゃうと酷いでしょ?
永久に地脈の中を彷徨うはめになったりさ。
キット : だから、試してくれる人が少ないんだよね~!
いやぁ、さすがバルデシオン委員会が紹介してくれた人たち!
怖いもの知らずにグッドラック!
ウリエンジェ : ……失礼、もうひとつだけ質問を。
本日、こちらにウィルフスン氏かブローウィダ氏は、
いらっしゃいますか?
キット : 残念、あのご夫妻なら、うちの研究所を辞めちゃったんだ。
優秀な人たちだったから、別のチームに引き抜かれたのさ。
キット : 噂によると、哲学者議会が直々に指揮をとってる、
一大プロジェクトへの抜擢だとか……
真偽のほどはわからないけどね!
ウリエンジェ : そう……でしたか……。
ありがとうございます……。
キット : ささ、気が変わらないうちに、サベネア島に行っちゃおう!
出発の準備をして、エーテライト・プラザで待っててね。
クエスト『ぐらりサベネア旅情』の目的『転送魔法研究所のキットと話す』を達成した!
サンクレッド : エンシェント・テレポ然り、
転移魔法にはいい思い出がないんだが……
クルルが推薦してくれたんだ、実績はあるんだろう。
ウリエンジェ : 気持ちを切り替え、サベネア島の調査に集中いたします。
かの地で塔に抗う人々を、
少しでも助けられると良いのですが……。
エスティニアン : 言っておくが、俺は前にサベネア島に行ったとき、
エーテライトに交感しているからな。
わざわざ実験に付き合ってやるつもりはないぞ。
キット : ……よぉし、これで準備万端!
キット : 送るのは4人全員でいいの?
エスティニアン : いや、俺は現地で交感してるから、自力でとべる。
キット : えー……検体が減っちゃうのは残念だなー……。
キット : ま、しょうがないか。
それじゃあ、残りの3人だけこっちに並んでくれる?
キット : そのへんでおっけー!
起動するから、リラックスして待っててね。
キット : ……あっ、言い忘れてた!
キット : これで転移すると、ちょーっとだけエーテル酔いがキツいから。
お大事にねー!
ラザハンの都を有するサベネア島
豊穣海の南東に浮かぶ、その豊かな島では
異種族同士の戦いと衝突が繰り返されてきた
その度に文化は混ざり合い 独自の発展を遂げている
さながら 彼等の用いる錬金術のようだ
ひとつの国として安定してからは
中立を宣言し 侵略者を寄せ付けずにいるが――さて
極彩色の島を 悪意が塗りつぶし始めている
お前たちはそれを――
それを――――
――本当にどうにかできるのか?
エスティニアン : 大丈夫……ではなさそうだな。
エスティニアン : とりあえず、飲み物でも買ってくる。
そのまま待っていろ。
サンクレッド : なあ……クルルからの指示書に……書き添えてあったんだが……
サンクレッド : エスティニアンは金銭感覚がアレだから……
ひとりで買い出しはさせるな……だそうだ……。
Ace Trickは、気合で立ち上がった。
しかし、酷いエーテル酔いだ……!
無事にエスティニアンのもとまで移動できるだろうか……。
クエスト『ぐらりサベネア旅情』の目的『指定地点で待機』を達成した!
サンクレッド : さすが……「暁」の英雄……だな……。
頼んだぞ……俺たちの……活動資金……を……ウッ……!
ウリエンジェ : ……………………。
エスティニアン : おい、何か飲み物を3つ頼む。
酔いに効くようなヤツがいい。
よろず屋 : ま、まさかあんた、外からのお客さんかね!
よろず屋 : いやぁ、この店を覗いてくれて正解だ!
二日酔いも船酔いもシャキッと治る、
「特製アームララッシー」があるんだよ!
よろず屋 : 3つで、1万9800ギルだ!
贅沢な材料を使ってるからね、これでも超お買い得ッ!
エスティニアン : ふむ……。
エスティニアンは、まんざらではない様子だ。
「それはどう考えても高い」と伝えたいが、
口を開くと別のものが込み上げてくる……!
身振りでエスティニアンを「否定」しよう……!
クエスト『ぐらりサベネア旅情』の目的『エスティニアンを探す』を達成した!
エスティニアン : 1万ギル……まあ、そんなものか……?
エスティニアン : ん……?
お前、休んでいなくてよかったのか?
しかも何だ、そんな必死になって……。
エスティニアン : ……このラッシーを買うなとでも言いたげだな。
もしや……割高……なのか?
よろず屋 : ギクゥッ!
よろず屋 : お、おおっといけない!
ほかの商品と値段を間違えてたみたいだ。
特製アームララッシーは、3つで1980ギルさ!
エスティニアン : やれやれ、とんだうっかりだな。
それじゃあ、1980ギルでもらっていくぞ。
エスティニアン : このラッシーは、お前が持っていけ。
ウリエンジェとサンクレッドにも渡して、
3人で大人しく休んでいろよ。
エスティニアン : 俺は、街を一周してから戻る。
……それじゃあ、またあとでな。
クエスト『ぐらりサベネア旅情』の目的『エスティニアンに「否定する」をする』を達成した!
サンクレッド : なにが「ちょーっと酔う」だ……。
お嬢さん方と……飲み明かした翌日だって……
ここまでじゃなかったぞ……。
ウリエンジェ : ……………………。
ウリエンジェ : これ、は……。
ああ……臓腑が洗われていくようです……。
ウリエンジェ : 助かりました……。
あなたとエスティニアン……
そして南国の果実に……感謝を……。
クエスト『ぐらりサベネア旅情』の目的『ウリエンジェに特製アームララッシーを渡す』を達成した!
ウリエンジェ : このように恐ろしい体験をしたのは初めてです……。
新型エーテライト……兵器としての活用も考えられている……?
サンクレッド : ああ……護って、くれたんだな……俺たちの活動費を……。
これで、タタルにも叱られずに…………ウグッ。
サンクレッド : ありがとな……。
お前も、楽にして自分の分を飲め……。
本当に……よくがんばったな……。
サンクレッド : よし……おかげさまで、どうにかこうにか動けそうだ。
効いたな、あのラッシー。
エスティニアン : ちょうどいい頃合いだったみたいだな。
ウリエンジェ : おや、その髪は……。
エスティニアン : ああ、結った。
塔がある手前、鎧を脱ぐわけにもいかないが、
この島は暑いからな……。
サンクレッド : ……一応聞いておきたいんだが、その髪紐はどうしたんだ?
エスティニアン : この街を見回りがてら買った。
丈夫なサベネア織で、簡単にはほつれないそうだ。
サンクレッド : …………いくらでだ?
エスティニアン : 確か……9400ギルくらいだったか。
洒落こむわけでもなし、頑丈ならどんな紐でもいいからな。
サベネア織にしては特価だと言われたものを選んだぞ。
サンクレッド : すごいな……タタルどころか、アルフィノが先生になれそうだ。
■何と言う?
▷どの店も、ぼったくりすぎでは……?
▷ラザハン商人は、みんなこうなのか……?
▷元蒼の竜騎士、チョロすぎでは……?
▷どの店も、ぼったくりすぎでは……?
ウリエンジェ : ええ、私もそのように感じました。
しかし、これが常というわけではないでしょう……。
ウリエンジェ : そも、サベネア島を領有するラザハンは、
非常に長い歴史を持つ国です。
ウリエンジェ : 島の先住民にあたるのは、
マタンガの一派「アルカソーダラ族」だといいます。
ウリエンジェ : 彼らが築いてきた文化に、
後に流入してきた異民族の文化が溶け合って、
独自の様式を形成している……。
ウリエンジェ : そこから生み出される工芸品、こと織物については、
諸外国でも大変な人気を誇るといいます。
ウリエンジェ : 加えて、洋の東西を結ぶこの立地……
ゆえにこそ、ラザハンは古くから、
交易大国として栄えてきました。
サンクレッド : とすると、国の玄関口でもある港町で、
不正価格での取引が横行しているってのは、
体面上よろしくないだろうな……。
ウリエンジェ : 不正を取り締まれないほど、国が麻痺しているか……
あるいは、そうせざるを得ないほど、人々が困窮しているか。
ウリエンジェ : いずれにせよ、この島で活動をするにあたって、
実情を知っておくべきかもしれません。
塔の出現による弊害……という線もありましょう。
サンクレッド : 俺としては、ウリエンジェの意見に賛成だ。
サンクレッド : クルルに手紙を寄越した依頼人がいるのは、
さらに先にある集落らしいんだが、
一旦この街で情報収集をしていかないか?
サンクレッド : よし、名誉挽回といこう。
情けない姿を晒した分、ここからきっちりキメてくぞ。
クエスト『ぐらりサベネア旅情』をコンプリートした!
ウリエンジェ : いただいたラッシーのおかげで、大変スッキリいたしました。
不肖ウリエンジェ、これよりの働きをもって、
あなたの壮絶な買い出しに報いましょう。
エスティニアン : 俺が髪を結ってるのが珍しいか?
そうはいっても、昔から……
竜騎士の兜を被っていたときにも、結ってたんだがな。
エスティニアン : お前たちに助けられて、イシュガルドの病院に運ばれたとき、
気がついたら解かれていて……何とはなしにそのままだ。
あの兜も、もう身に着けることはないしな。
微風の浜
サンクレッド : さっそく、手分けして街の状況を見てくるか。
Ace、お前は船着場の方を頼む。
サンクレッド : ひととおり見たら、エーテライトのそばで合流しよう。
……気分的には近づきたくもないが、それはそれとして、だ。
クエスト『微風の浜』を引き受けた!
木箱の中には、商品と思しき果実が詰まっているが、
どれも熟れすぎて傷みはじめている。
長時間放置されていたようだ……。
桟橋の端から、沖を見渡した。
島々の周囲には小型の舟が泊まり、
さらに遠くには外洋船らしき船影も見える。
しかし、ほとんどの舟に人の姿はなく、
荷をやりとりしている様子もない。
活気があるとはいえない状態だ。
ジナリール : 何をしてるのかって?
今日の売り買いの記録をつけてるのさ。
……儲けなんてないに等しいけど、まあ、状況はマシな方さ。
ジナリール : あたしはひとり身だから、どうにか自分が食いつなげりゃいい。
けど、家族がいると、そうもいかないだろ?
ジナリール : 「カルザール商会」の頭領さんなんて、大変そうだよ。
身内だけじゃなくて、自分の商会っていう大家族まで、
こんな不況から護らなきゃならないんだからさ。
ジナリール : あんた、よそから来た人だろ?
よければ、カルザールさんに声をかけてやってくれよ。
外国の情勢とか、聞きたいこともあるだろうしさ。
ジナリール : きっと今日も、港湾ギルド……
桟橋の先にある大きな建物にいるはずだからさ。
ケフィーラズ : おや、もしかして旅の人かい。
こんなご時世に立ち寄ってくれるたぁ、ありがたいこった。
ケフィーラズ : 見てのとおり、北の小島……ナルネア島に、
突然、不気味な塔が生えてきてなぁ。
ケフィーラズ : そこから化け物まで出てきたもんだから、
異国の商人たちは、みーんな逃げていっちまったんだ。
ケフィーラズ : ラザハンを護る「星戦士団(せいせんしだん)」のおかげで命は無事だが、
財布の中身は干上がっていく一方でね。
これから先、どうなるやらだ……。
クエスト『微風の浜』の目的『イェドリマンで情報を集める』を達成した!
港湾ギルドの職員 : そうは言ってもねぇ……。
カルザール : ダルマスカの商船が来なくなっただと!?
冗談じゃない、卸すと約束した品はそろえてあるんだぞ……!
港湾ギルドの職員 : 私に怒鳴ったって、来ないものは来ないの。
先方から連絡があったんだから、間違いないわ。
港湾ギルドの職員 : まあ、無理もない話じゃない?
最近、帝国の情勢がキナ臭いせいで、
属州だって、明日をも知れぬ状況なんだから。
港湾ギルドの職員 : 何より、得体の知れない塔が化け物を吐き出してる島に、
誰が近づきたがると思う?
港湾ギルドの職員 : ラザハンの都なら、結界でしっかり護られてるけど、
さすがにここらは圏外だし……
真っ当な判断ができる奴なら、買い付けになんか来ないわよ。
カルザール : クソッ、あいつらめ、簡単に踏み倒してくれやがって……!
このままじゃ大損だ……!
カルザール : なあ、ほかの商船の到着予定を教えてくれ……!
カルザール : 食い物に工芸品、織物、元気がでる薬……
ラザハン土産として喜ばれるものは、大抵用意できる。
カルザール : 俺の商会は、個人の商人や職人を集めて、
選りすぐりの名産品を異国の交易商人に卸してるんだ。
質の良さには自信がある!
港湾ギルドの職員 : よく知ってるわ。
……だからこそ、伝えられる予定はないのよ。
港湾ギルドの職員 : どこの船も、欠航、取りやめ、次回未定。
お気の毒だけど、どうしようもないわ。
港湾ギルドの職員 : あら、あなたは……?
カルザール : あんた、島の外から来たのか!?
いったいどこの商人だ!?
カルザール : そうか……すまない……。
カルザール : 悪いが、この職員は俺と話してる途中なんだ。
用があるなら、ほかの奴をあたってほしい。
???? : あの……ええと……カ……さんは……。
マトシャ : オラは、マトシャで……
その……カルザール……さん、は…………。
マトシャ : あ……お取り込み中……。
じゃあ、その……また今度……。
クエスト『微風の浜』の目的『カルザールと話す』を達成した!
カルザール : 異国の商船が近寄れないっていうなら、
サベネア島からよその地域へ向かう船に、
うちの品を乗せてもらえないか!?
港湾ギルドの職員 : そう簡単にはいかないわよ。
困ってるのは、あなたのとこだけじゃないんだし……。
マトシャ : ひゃ……!
オ、オラに、何か用だすか……?
マトシャ : オラがカルザールさんを呼ぼうとしてたの、
見てたんだすか……!
お、お気遣い、感謝だす。
マトシャ : オラは、マトシャ。
この近くにある、アキャーリって村の漁師だす。
マトシャ : 魚を獲ったら、日持ちするように加工して、
カルザールさんに卸して……
異国の商人さん相手に売ってもらってたんだす。
マトシャ : けど、最近、商品を取りにきてもらえなくて……
商会が苦しそうだって噂も聞いたから、
心配になって探してたんだす。
マトシャ : ……カルザールさん、一生懸命お仕事してた。
とてもじゃないけど、邪魔なんてできないだす。
でも……。
クエスト『微風の浜』をコンプリートした!
とにかく魚を買ってくれ
マトシャ : と、ところで、あんたは……どこのどちら様だすか……?
マトシャ : ぼ、冒険者……!
旅をしながら、いろんな依頼を受けるヒト……!
マトシャ : ということは、知らない相手に声をかけるのも、得意だす?
だったら、オラに、交渉術ってやつを教えてほしいだす!
マトシャ : 実は、獲った魚の余りを持ってきてて、
どうにかこれを売りたいんだす。
マトシャ : けど、オラ、売ることはカルザールさんたちに任せきりで……
しゃべるのもうまくないし、ほとほと困ってたんだす……。
マトシャ : だから、お願いだす……!
冒険者流の交渉術で、街の住民たちに魚を売ってほしいんだす!
マトシャ : オラ、それを近くで見て、学ばせてもらいたいなって……
も、もし協力してくれるなら、改めて声をかけてほしいだす!
クエスト『とにかく魚を買ってくれ』を引き受けた!
マトシャ : て、手本を見せてくれるだすか!?
嬉しいだす、光栄だす……!
マトシャ : じゃ、じゃあ、ここイェドリマンの住民3人に、
魚を売ってみてほしいだす。
オラ、くっついていって、交渉術を学ばせてもらうだす!
クエスト『とにかく魚を買ってくれ』の目的『マトシャと話して同行させる』を達成した!
マトシャ : 知らない土地で、知らない人から依頼を受ける冒険者……
その交渉術は、きっとすごいに違いないだす!
メルンナ : うん? 何か用か……?
▷魚を買ってほしい
▷こんにちは、調子はどう?
メルンナ : ああ、こんにちは。
調子は……まあ、こんな状況だからな。
メルンナ : それでも、あの塔が現れた直後よりは落ち着いたよ。
あのときはみんな、我先にとラザハンの都に避難した……
取るものもとりあえずでな。
メルンナ : まだ都に残って様子を見てる奴も大勢いるが、
俺はイェドリマンに戻って、
いつもの生活を続けることを選んだんだ。
メルンナ : これでよかったのかどうかは、自分でもわかってないがな。
▷危険だ、今すぐ都に避難しないと!
▷無茶しない範囲で暮らしてほしい
メルンナ : ああ、ありがとうな!
塔には近づかず、星戦士団の指示には従う……
そこはきっちり守っていくつもりだよ。
メルンナ : 何にせよ、塔の調査が順調に進んで、
一日でも早く、もとの暮らしに戻れるといいな。
また景気よく稼いで、仲間たちと美味いメシを食うんだ!
▷ひとまず今日は、美味い魚を食べない?
メルンナ : 美味い魚……というと……?
メルンナ : なんだ、君、魚売りだったのか!
メルンナ : そんな風に切り出されたら、乗らないわけにはいかないな。
美味い魚、買わせてもらうよ!
マトシャ : ま、まいどあり……!
それじゃあこれ、今日獲ったばかりのシャロウコッド……
窯で焼くのも、ココナッツミルクで煮込むのもオススメだす。▷それじゃあ、その日までお元気で!
魚を売ることに成功した!
クエスト『とにかく魚を買ってくれ』の目的『マトシャを連れてメルンナと話す』を達成した!
マトシャ : さっそく魚が売れるだなんて、冒険者はすごいだす!
次も学ばせてもらうだす!
ナシュリーン : あら、あなたもしかして行商の人?
だったら、果物を売ってないかしら。
ナシュリーン : あるならアームラの果実がいいわ。
外に売るような上等な奴じゃなくていいから、
とにかくたくさんほしいのよ。
▷それより魚を食べよう!
▷なぜアームラの果実をたくさん?
ナシュリーン : なぜって、もちろん食べるためよ。
最近、いろんなことがうまくいってなくてね……。
ナシュリーン : 私は交易品の出納を記録する仕事をしてるんだけど、
外からのお客が寄りつかなくなって、在庫は増える一方!
ナシュリーン : 反対に、いつも輸入に頼ってる品は手に入りにくくなって、
「いつになったら入るのか」って質問が殺到してるのよ。
ナシュリーン : もー……気が重いったら……。
こういうときは、無性にお腹がすいちゃうの。
▷本当にお腹がすいている?▷いやーわかるわー、自分もそうだわー
ナシュリーン : えっ……改めて聞かれると……うーん……。
ナシュリーン : お腹がすいてるっていうか、心が満たされてないのかも。
好きなものでお腹いーっぱいになって、
幸せを感じたいのかもしれないわ。
▷食べすぎには注意!
▷魚料理は好き?
ナシュリーン : 魚? ええ、好きだけど……。
ナシュリーン : そう、あなた果物売りじゃなくて、魚売りだったのね!
ナシュリーン : だったら……ねえ、アキャーリサーディンはある?
私、あれを香辛料たっぷりで煮込んだスープが大好物なの。
マトシャ : もちろん!
辛いのが好きなら、余った分を、
多めの唐辛子と一緒に油で漬けるといいだす!
ナシュリーン : いいわね、いただくわ。
予定とは違うけど、最高に幸せになれそうよ。
ありがとうね!
魚を売ることに成功した!
クエスト『とにかく魚を買ってくれ』の目的『マトシャを連れてナシュリーンと話す』を達成した!
マトシャ : 次は、街の北の方で相手を探してみるのはどうだす?
このまま全部の交渉が成立するのかな……ドキドキだす……。
バザーマ : 何か用かよ……。
俺は今、仕事で忙し…………
バザーマ : ……うっぷ。
バザーマ : エーテル酔いかって?
いや、ついさっきまで休憩でな。
急いで飯を掻っ込みすぎたみたいだ……。
▷まだ入る、そう、魚なら!
▷もう少し休憩していた方が……
バザーマ : そうのんびりとしてられねぇんだ。
周りはみんな、塔の騒動が収束に向かうと信じてるが、
俺はもっと悪くなる可能性だってあると思ってる。
バザーマ : そんなときにも生き延びられるよう、
稼げるときに稼いで、備えておかなきゃならないからな。
▷勤勉な青年だ!
▷どう備えるつもりだ?
バザーマ : そりゃあ、まずはギルの蓄えを増やして……
あとは、どこかに避難することも考えて、
薬や日持ちのする食い物も買っておきたいな。
▷そこで、魚はどうでしょう!
▷マトシャ、どう思う?
マトシャ : あ……えっと……
そういうことなら、サベネアンキューカンバーとか、
パパヤフィッシュの干物も少し持ってきてるだす。
マトシャ : よければ、その、いつもよりお安くしとくだす……!
バザーマ : 本当か!?
そいつは願ったり叶ったりだ、是非頼む。
魚を売ることに成功した!
マトシャ : へへ……。
あんた、オラが魚を加工して卸してるって話、
覚えててくれたんだす?
マトシャ : さすがの観察眼だす!
おかげさまで、いろいろ勉強させてもらっただす。
このまま一緒に船着場まで戻るだす!
クエスト『とにかく魚を買ってくれ』の目的『マトシャを連れてバザーマと話す』を達成した!
マトシャ : 一緒に船着場まで戻るだす!
あんたに、ちゃんとお礼を伝えさせてほしいだす……!
マトシャ : あの……改めて、おつきあい、ありがとう……!
マトシャ : あんたは、なんと、3人全員に魚を売っただす!
そんじょそこらの商人にも負けない、交渉の達人だっただす!
マトシャ : あの惚れ惚れとする話の進め方を思い出しながら、
オラ、自分でも魚を売れるように、がんばってみるだす……!
マトシャ : とはいえ、生活のことを思うと、
カルザールさんとの取引も、早く再開できるといいなぁ……。
カルザール : 誰かに名前を呼ばれたと思ったら……
マトシャ、お前だったか。
マトシャ : カルザールさん……!
職員さんとのお話は、終わっただすか!?
カルザール : そうか、お前にまで見られてたのか……。
カルザール : すまない……。
手は尽くしてるんだが、品を売り込む相手が見つからない。
カルザール : 交渉の席につくことはおろか、
席自体が設けられていないような有様だ。
このままじゃ…………クソッ……。
マトシャ : じゃあ、オラのところの魚の買い取りも……。
カルザール : 本当にすまないが、行ってやれない。
しばらくは、どうにか自分で売りさばいてくれ。
マトシャ : でも、それだけじゃ……オラ……。
カルザール : ほかのみんなも、苦しい状況なんだ。
俺は商会全体を見て、生き延びる方法を考えなくちゃならない。
カルザール : 俺の商会だ……人生を捧げてきた……
仲間たちを、その家族も、絶対に護るんだ……俺が……。
マトシャ : カルザールさん……。
マトシャ : あ、ご、ごめん……。
オラは大丈夫、あんたから学んだことをいかして、
しばらくはがんばってみるよ……。
マトシャ : それじゃあ、今日は本当にお世話になっただす。
オラはひとまず、村に帰るから……。
あんたも道中、気をつけて……。
クエスト『とにかく魚を買ってくれ』の目的『連れているマトシャと指定地点で話す』を達成した!
ウリエンジェ : 島という、より限られた場所に塔ができたからでしょうか……
人々の生活への影響も、より顕著に表れている気がいたします。
エスティニアン : お前も戻ったか……。
酔いの方は、その後、大丈夫なのか?
サンクレッド : そっちも、ひと仕事してきたみたいだな。
街の状況はどうだった?
サンクレッド : ……なるほどな。
塔の影響で生活が苦しいって話は俺たちも聞いたが、
それほどの状況になってたか。
サンクレッド : ほかにめぼしい話といえば、この島でもエオルゼアと同様に、
人拐いが多発するようになっているらしい。
サンクレッド : 犯人は、塔を防衛するため送り込まれた連中……
精神汚染を受けた帝国兵と見て、間違いないだろう。
サンクレッド : であれば目的は、信仰を持つ者を塔に取り込み、
異形の蛮神を呼び降ろすことか……。
相変わらず、胸糞の悪い話だ。
クエスト『とにかく魚を買ってくれ』をコンプリートした!
サンクレッド : それにしても、魚売りを手伝ってきたとはな。
お前らしいというか、なんというか……。
ウリエンジェ : 島という、より限られた場所に塔ができたからでしょうか……
人々の生活への影響も、より顕著に表れている気がいたします。
神々が住まう館
エスティニアン : なあ相棒、お前が手を貸したマトシャって奴は、
アルカソーダラ族だったそうだな。
エスティニアン : ……俺の聞いた話では、ここのところの人拐いで、
とくに狙われているのがアルカソーダラの連中だそうだ。
ひとりで帰してよかったのか?
ウリエンジェ : …………!
確かに、神降ろしのために拐われているのならば、
彼らが狙われるのは理に適っています。
ウリエンジェ : サベネア島に伝わる、独自の信仰……
その源流を創ったのはアルカソーダラ族の祖先たちであり、
現代においても、信仰に篤い者が多いそうです……!
サンクレッド : 念のため追いかけるか。
地図によれば、漁村アキャーリは、ここから西……
クルルに指示された目的地も、ちょうどそっちの方角だ。
エスティニアン : 決まりだな。
道中で見渡しながら、その村へ向かうとするか。
クエスト『神々が住まう館』を引き受けた!