アレキサンダー

目次

破滅への胎動

突入、決死圏

機械仕掛けの理想郷

死闘の涯て

彼女のたからもの

ちいさな世界の大きな事件

ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
3年前 ひろった フシギな石のコト……
ラウンドロクス いっしょうけんめい 考えたゴブ。
ラウンドロクス : この石 ラウンドロクスの イチバンのたからもの。
だけどミーデも ずっとずっと探してた たからもの……。
だからミーデに あげようと思うゴブ。
ラウンドロクス : ……ミーデと会ったら この石 渡してほしいゴブ!
「青の手」 この石 ねらってるから
とてとてつよい お兄ちゃんに預けるのが 安心ゴブ~!
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
「ミーデ」いま どこにいるか わからないケド
こわれた橋の上で キカイのキョジン よくながめてるみたいゴブ!

クエスト『ちいさな世界の大きな事件』を引き受けた!

ミーデ : 冒険者さん……あなたも景色を眺めにきたの?
……それとも、私に用事?
ミーデ : ラウンドロクスが、コーデックスのかけらを私に……?
だめよ、受け取れない。
それはあの娘の大切な「たからもの」でしょう?
ミーデ : でも……その石を「青の手」が狙っているのも確かよね……。
あの娘の身辺に、危険がおよぶ可能性を考えると……
そうね…………私が持っておくのが、いいかもね。
ミーデ : もう……私には「読めない」のね。
ミーデ : あなたは、憶えてる……?
ラウンドロクスがこのかけらを見せてくれたときのこと。
ミーデ : あの娘が手にしたとたん、この石はまばゆい光を放ち、
「エニグマ・コーデックス」の断章を映しだした……。
あれが、コーデックスを「読める」ということよ。
ミーデ : コーデックスには、ある仕掛けが施されているの。
その思想に真に共鳴しうる者だけが、「読む」ことを許される……。
だからこの書を「読める」資質の持ち主は、稀にしか見つからない。
ミーデ : ラウンドロクスの資質が「青の手」に知られてしまったら、
あの娘に危険がおよぶことになるわ。
ミーデ : 「青の手」は、野営地を嗅ぎまわってるけれど……
彼らは今のところ、ラウンドロクスに目を向けていない。
ミーデ : だから私は、あの娘から「青の手」の目をそらそうと思うの。
ショートストップ野営地へは、なるべく近づかない。
敵の目的はこのかけらだから、狙いは私に向くはずよ。
ミーデ : そしてラウンドロクスのことは、あなたにまかせたいの。
……あの娘のちいさな世界を、守ってあげて。
ミーデ : ……ありがとう。
ミーデ : やっぱり…………だめなのね。
……どうして、応えてくれないの?
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
「ウェッジ」が オマエ 捜索中! 野営地 帰るベシ!
記録屋バックリクス : …………。

クエスト『ちいさな世界の大きな事件』の目的『ミーデにエニグマ・コーデックスのかけらを渡す』を達成した!

ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
たからもの ミーデに届けてくれたゴブ!?
お兄ちゃん ありがとゴブ~!
ウェッジ : Trick、待ってたッス!
すぐに精鋭を召集してほしいッス!
……どうやら「青の手」が動きだしたみたいッス!
ウェッジ : ヤ・シュトラさんから入った情報によると、
アレキサンダーが大量のエーテルを吸い上げはじめたみたいッス!
おそらく「青の手」による、再起動の試験が始まったッス!
ウェッジ : さらに、記録屋バックリクスの情報では、
「青の手」は、物資や弾薬を大量に運び込んでるッス!
内訳から推定するに……おそらく新兵器の準備ッス!
ウェッジ : そこで今回は、先手を打って敵の出鼻をくじこうと思うッス!
えっへん、オイラに秘策があるッス……!
ウェッジ : Trickは、突入隊を編成してほしいッス!
合流ポイントはここの南……サリャク河の川岸ッス!
「ビッグス」が先に向かったッス!

クエスト『ちいさな世界の大きな事件』の目的『ウェッジと話す』を達成した!

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
コーデックスの秘密 気になって調べてる。
オレ様のデータにない記録 シャーレアンの本に あるらしい!
記録屋バックリクス : ミーデも 何か 知ってるハズ。
ゼッタイ 何か 隠してる……。

ビッグス : Trick、待ってたぞ。
聞いてのとおり、今回はこちらから「青の手」に強襲をかける。
突入隊はもうそろったか?
ビッグス : 頼りにしてるぞ!
シド親方も、まもなく到着するはずだ。
ビッグス : ……おや、ヤ・シュトラさんまで?
ヤ・シュトラ : ただならぬ異変を感じたから、足を運んでみたのだけど……
事態は、思った以上に切迫しているわ。
一帯のエーテル濃度に、急激な変化が起きつつあるの。
シド : 原因は、あのデカブツだな?
ヤ・シュトラ : 巨人の内側は、すでに大量のエーテルで満たされているわ。
ただ…………何かしら、この奇妙な感触の正体は……?
あの魔法障壁の内側は……「何か」が、普通じゃない……。
シド : ……とまあ、何やらキナ臭い動きがあるのは間違いない。
敵の準備が整う前に、先手を打って攻め込もうって算段よ!
ウェッジ : そこでオイラが考案した、この新型雷波兵器……
「ビリビリジャマーIII世」の出番ッス!
ウェッジ : ……う、疑いの目で見ないでくださいッス!
こいつは高出力の妨害雷波を発信し、敵の通信系統を攪乱する、
超・強力な工作兵器なんッス!
シド : 能書きはいいから、やってみろ。
要は敵を混乱させて、その隙を突こうって作戦だろ?
ビッグス : お、おい……何かこれ……
ヤバくないか……?
ビッグス : ……な、何だ!?
ビッグス : さ……再起動しただとッ!?
ヤ・シュトラ : これまで沈黙していた、左半身まで活性化しているわ。
……いまの刺激で、寝た子を起こしてしまったのかしら?
ウェッジ : ひぃぃ……オ、オイラのせいッス!?
シド : いや、もともと起動目前の状態だったんだろう。
じゃなけりゃ、こうはならんさ。
……むしろ、新しい入口をこじ開ける手間が省けたみたいだぜ!
シド : さあ、Ace、出番だぞ!
あのデカブツの内部は、いまごろ大混乱のはず。
マナカッターであの中洲に渡って、「青の手」を強襲といこう!
ヤ・シュトラ : 私はマトーヤのところに戻って、対策を急ぐわ。
悪いけれど、シドを借りていってもいいかしら?
……どうやら技師の力が必要になりそうなのよ。
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
かくて……刻は動きはじめる……。
「定められし未来」に向かって……。

クエスト『ちいさな世界の大きな事件』の目的『ビッグスと話す』を達成した!

見張り屋ライトキクス : シュコォ……シュコォ……
機械の巨人 大暴走~! オマエら ここから 大突入~?

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クエスト『ちいさな世界の大きな事件』の目的『ゴブリン族の見張りと話す』を達成した!

見張り屋ライトキクス : シュコォ……シュコォ……
オレは見張り屋 見張りが仕事!
迎撃 撃退 別料金!

ウェッジ : Trick、さすがの貫録ッス!
おかげで急襲は大成功ッス!
ウェッジ : ただ実は、その……
ちょっと言いにくいことが起きたッス。
詳しい話は…………び、ビッグスから聞いてほしいッス!
ビッグス : ……ああ、Trick!
おかげで作戦の第一段階は、大 ・ 大成功だ!
敵は泡を食って、右往左往しまくってるし……礼を言うぜッ!
ビッグス : こっちも順調と言いたいトコなんだが……
ウェッジと見まわりしてたら、とんでもないモノを見ちまった。
ミーデが……「青の手」の連中と接触してたみたいなんだ……。
ウェッジ : …………と、いうわけッス。
ミーデが敵に「エニグマ・コーデックス」のかけらを渡して、
魔法障壁のなかに消えていったッス!
ビッグス : ミーデが裏切って、「青の手」と取引しているように見えた。
もしかして、脅されて連れていかれたのかもしれないが……。
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
否……真実は貴様らの予想より……はるかに悪い……
トレジャーハンターは最初から……我らの一味……。
万能のクイックシンクス : 最後のかけら……我らの手中に落ち……
「エニグマ・コーデックス」の断章……すべてそろった……。
万能のクイックシンクス : トレジャーハンターは我らに…………
貴様らの「未来」を……売り渡した!
ビッグス : ハッタリだ、聞く耳持つなッ!
ウェッジ : わざわざ、自分でバラしにきたッス!?
間抜けにもほどがあるッス!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
これはあらかじめ記された……「定められし未来」の事象。
理想世界を導くため……すべてが不可欠の過程……。
万能のクイックシンクス : これで未来のページが……また裏書きされた……。
ついに「最後のパーツ」が組み込まれ……予言は成就する……。
ウェッジ : ……何を言ってるのか、さっぱりッス!
ミーデが「青の手」の一味とか言ってたッス!?
あいつが言うと、嘘にしか聞こえないッス!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
いや あいつの言ったこと たぶん本当……。
3年前のコト 気になってオレ ずっと調べてた。
記録屋バックリクス : 古参のトレジャーハンターたち 証言した。
当時 サリャク河の廃墟を調べる アウラ族の一団いた。
だけど地震で 全滅した……。
ビッグス : ……地震はたしか、蛮神召喚の失敗が原因だったな。
アレキサンダーを召喚しようとしたのは、実はその一団で……
ミーデはその生き残りだとでも?
ウェッジ : うーん、アウラ族が「エニグマ・コーデックス」の思想に共感して、
蛮神を呼びだす理由が、思いつかないッス……。
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
問題はソコ 情報片っ端から 集めまくった。
オマエらの仲間から シャーレアンの本借りて やっと突き止めた。
記録屋バックリクス : 100年前 「エニグマ・コーデックス」記したの
さすらいの民 アウラ・ゼラの天才技師!
ミーデと同じ 青い髪の一族……!
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
ミーデがあいつらの仲間なんて ゼッタイうそゴブ!
ラウンドロクス ミーデ探してくるゴブ!
ウェッジ : ちょ……ちょっと待つッス~!

クエスト『ちいさな世界の大きな事件』をコンプリートした!

疑惑と後悔

ビッグス : ラウンドロクスのことはウェッジにまかせよう。
ミーデの話も気になるが、ここで動揺したら敵の思うツボだ!
今は、最善の一手を打つことに専念するぞ。
ビッグス : ……現在、優先すべきことは、ふたつある。
ひとつは奪われたコーデックスの断章を取り返すこと。
そして敵に立て直しの間をあたえず、攻勢を維持することだ!
ビッグス : いずれにせよ結論はひとつだ。
……攻撃の手をゆるめず、さらに奥へと進攻してくれ!

クエスト『疑惑と後悔』を引き受けた!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
「機工城アレキサンダー:律動編2」に挑戦可能になりました。

ビッグス : ラウンドロクスのことはウェッジにまかせよう。
ミーデの話も気になるが、ここで動揺したら敵の思うツボだ!
……攻撃の手をゆるめず、さらに奥へと進攻してくれ!

「機工城アレキサンダー:律動編2」の攻略を開始した。

警報 : 警報発令……警報発令……
侵入者ヲ検知シマシタ……迎撃行動ヲ開始シマス!

クエスト『疑惑と後悔』の目的『「機工城アレキサンダー:律動編2」を攻略』を達成した!

ビッグス : 敵の新兵器をブッ潰したって……!?
突入作戦のほうは順調と言っていいな!
ビッグス : 実は、見てのとおり……ミーデが戻ってきたんだ。
まだオレからは、何も話していない……。
ウェッジも帰ってこないし、お前を待ったほうがいいと思ってな。
ミーデ : ラウンドロクスがいないようだけど。
……えっ、私を探しにいった?
ミーデ : そっか……
私が「青の手」と接触するところを、見られていたのね。
あなたたちには、きちんと事情を説明させて。
ビッグス : …………「青の手」が、再びこの野営地を狙っていた?
で、やつらの目をそらすために、
「エニグマ・コーデックス」をエサにして取引を持ちかけたと。
ミーデ : ええ……だけど連中につかませたのは、ただの石ころよ。
本物は、こっち。
ビッグス : クイックシンクスの野郎は、
「青の手」とお前が、最初からグルだと言っていたが……。
やっぱり、あれは嘘だったか。
ミーデ : いいえ……その言葉は本当よ。
「青の手」に蛮神召喚の方法を教えたのは、私。
最後は裏切るつもりだったの……「青の手」も、あなたたちも。
ミーデ : 「エニグマ・コーデックス」を記したのは、私の遠い祖先。
私たちの一族は長年、そこに描かれた理想郷を追い求めてきた。
……「青の手」とは違うやり方で、ひっそりとね。
ミーデ : あのころ私には、好きな人がいた……。
一族の先頭に立って計画を進めていたのが、その人。
私は……ただ彼の役に立ちたくて、夢中で手伝ってた。
ミーデ : 「神降ろし」の危険さに、疑問を持つこともなかったわ。
そして3年前のあの日…………私たちは蛮神の召喚に失敗した。
ミーデ : 一瞬だけ顕現した蛮神は、仲間たちの命を奪い、
私の大切な人は、その「コア」に呑み込まれてしまった……。
ミーデ : 何とか蛮神を止めようと、封印を発動させた瞬間……
「エニグマ・コーデックス」は砕け散り、蛮神は姿を消した……。
ミーデ : すべてが終わったあとに残されたのは、壊れた夢のかけら……。
理想郷の夢が記された、もの言わぬ断片。
ミーデ : ……私たちは、「理想」を未来に求めてしまう。
失って、初めて気づくのよ。
みんなで夢を追っていたその時が、かけがえのない宝物だったって。
ビッグス : お前は「青の手」にアレキサンダーを再び起動させ、
次にオレたちを利用して、蛮神そのものを奪おうとした……。
すべては、仲間に託された「理想」を成就するためだったんだな?
ミーデ : ……ごめんなさい。
でもそれは、理想を実現したかったからじゃない。
ただ「彼」とふたりで……世界の果てまで行きたかったのよ。
ビッグス : 「彼」……?
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
「彼」ってまさか ア アノ巨人のコト!?
ミーデ : ええ……。
「彼」は、あのなかで生きているわ。
記録屋バックリクス : ヒ……ヒトの魂が 蛮神に宿っテル……?
そ そんな バカなコト……!!
ビッグス : …………それ以上は、やめておけ。
ビッグス : お前にひとつ、聞きたいことがある。
「エニグマ・コーデックス」の断章をすべてそろえたとき、
いったい何が起きるというんだ?
ミーデ : ……アレキサンダーは、理想郷を求める心が呼んだ蛮神よ。
その信仰を生んだ「エニグマ・コーデックス」は、
蛮神に組み込まれることで、理想郷へ民を導く「操舵装置」となる。
ミーデ : 完全な状態の「エニグマ・コーデックス」と、
そこに記された思想に共鳴し、「読む」ことができる者……
このふたつがそろえば、意のままにアレキサンダーを操れるわ。
ミーデ : かつては私も、コーデックスを「読む」ことができたけれど……
このかけらはもう、私には反応しない。
だけど、ただひとり……これを「読んで」みせた者がいる。
ビッグス : ラウンドロクス……!
アレキサンダーを完璧に制御するには、あの娘が必要ってことか!?
ウェッジ : ぜぇ……はぁ…………
た、た……大変ッス……!
ウェッジ : ら、ラウンドロクスが…………さらわれたッス!!

クエスト『疑惑と後悔』をコンプリートした!

暴君、降臨

ウェッジ : 最悪ッス……ラウンドロクスを、途中で見失ってしまったッス!
……ほうぼう探して、やっと見つけたと思ったら、
「青の手」の連中に連れていかれるところだったッス……!
ウェッジ : うぅぅ、今回は失敗つづきッス……。
あの娘に何かあったらオイラのせいッス……。
ビッグス : 蛮神が覚醒すれば、大切な「彼」の魂も甦る……
ミーデはそんな考えに取り憑かれちまってるみたいだな。
到底ありえない話だが……彼女にとっては、それが真実なんだ……。
ビッグス : それよりも今は、ラウンドロクスのことを最優先に考えよう。
あの娘を救いだしたい……その想いは、みんな同じはずだぜ!
ミーデ : 私のミスよ……「青の手」には、気づかれてないと思ってた。
ラウンドロクスが、アレキサンダーを制御するための、
「鍵」だということに……。
ミーデ : そう、本当の「最後のパーツ」は……あの娘だったのよ!
早く助けないと、あの娘は薬漬けにされて、
操舵装置の「部品」にされてしまう……!
ミーデ : ……ラウンドロクスは、蛮神の中枢近くに囚われているはずよ。
あなたはこのまま、最深部までの道を切り拓いて!
私は反対の右腕部側から進入ルートを探ってみる……!

クエスト『暴君、降臨』を引き受けた!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
「機工城アレキサンダー:律動編3」の攻略を開始した。

万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……これより公開処刑を開始する!
X号ゴブリフライヤーの威力を見るがいい!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……小手調べもここまで!
覚悟するがいい、愚民ども!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……シャノアちゃん!
処刑ショーを観戦に来たのだな!?
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……ま、まさか……
これほどの戦闘能力を秘めているとは……!?

「機工城アレキサンダー:律動編3」の攻略を終了した。
クエスト『暴君、降臨』の目的『「機工城アレキサンダー:律動編3」を攻略』を達成した!

ビッグス : ……クイックシンクスみずから、兵器を駆って出てきたって?
無能な部下どもに痺れを切らしたのか……?
いや……ここは素直に、追いつめられているとみるべきだろうな!
ウェッジ : Trick、おかえりッス!
……クイックシンクスの野郎を直接ブチのめしたッス!?
やったッス!
ウェッジ : ……でもラウンドロクスの居場所はわからなかったッス?
うぅぅ、心配ッス……。
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエら クイックシンクス ブッ倒した!?
それは 吉報~! 大朗報~!
記録屋バックリクス : 左腕部 ほとんど 制圧済み!
イッキに 中枢 乗り込んで ラウンドロクス 救うベシ!
ミーデ : 私のほうは、蛮神の内部構造を調べ終えてきたところよ。
あなたたちが敵と戦ったのは、左半身の最深部近く。
とすると、次に打つべき手は…………
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オレ オマエのコト まだ信用してない……。
オマエ3年前 蛮神降ろした……そのトキの理想 もう捨てた?
ミーデ : …………たしかに、仲間たちにはいつも言われてた。
自分たちに何かあったら、いちばん若いお前が、
「理想」を引き継ぐんだぞ……って。
ミーデ : だけどいま思えば、私が欲しかったのは……
理想の楽園なんかよりも、大好きな人たちといられる未来だった。
ミーデ : 当時の私はただ、みんなの喜ぶ顔が見たくて、
「エニグマ・コーデックス」の断章を集めていただけ。
……難しい思想なんて、よくわからなかったしね。
ミーデ : ……なのに、なぜかそんな私だけがコーデックスを「読めた」の。
それはきっと、あのころの私の心が、何も書かれていない、
真っ白なページだったから。
ミーデ : 今もあの河の底には、仲間たちが果たせなかった夢が眠ってる。
でも……夢や希望を託された側は、いったいどうすればいいの?
……私には、それを実現する力なんてないのに。
ミーデ : それよりも私は、ただ…………
ビッグス : ……ただもう一度、「彼」と会いたかったんだな?
ミーデ : これから乗り込むアレキサンダーの左腕部は、
設計者によって「ミダース」と命名された区画なの。
……ミダースというのは、ある寓話(ぐうわ)の主人公の名前。
ミーデ : ミダースは神に願って、触れたものを黄金に変える指を手に入れた。
だけどその指は、ミダースが最も愛する者を、
生命なき黄金の像に変えてしまった……。
ミーデ : これが、私の願った「理想」の結末……ミダースの寓話と同じね。
かなうことならば、もう一度「彼」と話がしたかったけれど……
ミーデ : ……寓話を生きるのは、もうおしまい。
いま最も優先すべきは、ラウンドロクスの安全を確保することよ!
これから話すことは、私なりの最善策。
ミーデ : アレキサンダーには、3つの大きな区画がある。
そのそれぞれが、独立した心核……「コア」を持っているの。
ミーデ : いま攻略中の区画は、左腕部「ミダース」の最深部……。
敵が必死に抵抗しているのは、その先に「コア」があるからよ。
ウェッジ : ちょっと待つッス……「コア」は単なる動力源のはず……
そこに、ラウンドロクスがいる可能性は……低いッス!?
ミーデ : ラウンドロクスがいるのは、おそらく「胴体」にあたる区画……。
左右どちらから攻めても、進入ルートの確保は無理だとわかったの。
だからまず「コア」を止めて、あの娘が手出しされないようにする。
ウェッジ : ……んん? ……あっ、なるほどッス!
蛮神を止めれば、ラウンドロクスは安全ッス!
そもそも動かないものを、制御するもへったくれもないッス!
ビッグス : 敵は再起動のとき、多量のクリスタルを消費したはず。
第2の「コア」が潰されれば……蛮神は再起不能ってわけだ!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
アレキサンダーの「コア」 オマエ 本当に潰せる?

クエスト『暴君、降臨』をコンプリートした!

因果の切断線

ビッグス : 「記録屋」のデータでは、「青の手」は事前に、
相当量の物資や弾薬を運び込んだようだ。
クイックシンクスとの一戦すら、前座にすぎない可能性があるな。
ビッグス : ともあれ、第2の「コア」がある区画も、制圧目前だ。
ミーデといっしょに、オレたちもそこへ向かうぜ!
ミーデ : 「青の手」最後の抵抗を突破して、
左腕部「ミダース」の「コア」を停止させましょう。
……もう、迷いはないわ。
ミーデ : 大切な人を失った、絶望の時……。
あの悪夢の瞬間を、なかったことにできるとしたら、
私は、自分の魂すらも売り渡したかもしれない……。
ミーデ : だけどそれは、不可能な仮定にすぎないから……。
大切な友だちを犠牲にしてまで、甦らされることなんて、
「彼」も望んでいないはずよ。
ウェッジ : うぅぅ、ラウンドロクスを早く助けたいッス……。
ただ「エニグマ・コーデックス」の断章は、ミーデが持ってるッス。
こいつが敵の手に渡らないかぎり、まだ大丈夫ッス!
ウェッジ : ニセモノをつかまされたことに「青の手」も気づくころッス。
……もしも敵が、ミーデの持ってる断章を狙ってきたときは、
オイラたちがオトリになってでも、あの石を守るッス!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
ミーデ アノ巨人のコト 「彼」と思い込んでる……
マトモとは思えないが ラウンドロクス救いたい心 タブン同じ。
記録屋バックリクス : ミーデ連れて ミダース第2の「コア」 停止させるベシ。
ただし警告! 敵の新兵器 まだ打ち止めじゃない!
運び込んだ物資 もっと多いハズ!

クエスト『因果の切断線』を引き受けた!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
「機工城アレキサンダー:律動編4」に挑戦可能になりました。
「機工城アレキサンダー:律動編4」の攻略を開始した。

警報 : コンバットシステム再起動……
全テノ武器ノ使用許可ヲ与エル……全力デ迎撃セヨ!
警報 : コンバットシステム……緊急出撃要請!
全力ヲ以テ、迎撃セヨ!
警報 : コンバットシステム……全機リンク準備……同調セヨ!

「機工城アレキサンダー:律動編4」の攻略を終了した。

ビッグス : こいつが第2の「コア」だな。
これさえ潰せば、蛮神は再起不能になる!
ミーデ : ダヤン……
もう一度だけ、会いたかった……。
ミーデ : ……さよなら。
ミーデ : クイックシンクス……!
ウェッジ : きぃぃ、しぶとい野郎ッス!
連戦連敗記録を更新しにきたッス!?
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
「定められし未来」を導くためには……
時には敗者を装い……道化を演じる必要もある……。
ビッグス : 会うたび、虫唾が走るぜ!
何もかも見透してる……って、その態度!
万能のクイックシンクス : 然り……我はすでに知っている……。
たとえばキサマらの誰かが持つ……「本物」の断章のこと。
ウェッジ : ……ば、ばれちまったらしょうがないッス!
そう……「エニグマ・コーデックス」のかけらは、
何を隠そう、オイラが持ってるッス!
ビッグス : いいぞ、ウェッジ……!
ビッグス : ウェッジが持ってるのは、ニセのコーデックスだ!
本物を持ってるのは、このオレだぜッ!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
キサマらの小細工の「結末」を……我はすでに知っている……。
ミーデ : ……まっすぐこっちへ!?
ビッグス : ミーデたちの真下で…………止まった?
なぜだ……!?
万能のクイックシンクス : 「未来」はすでに……定められている。
陽動が功を奏したとみえたその瞬間……「不幸な事故」が起き……
ウェッジ : ど、動力切れッス!?
万能のクイックシンクス : 「最後の切札」は…………我らの手に落ちる。
ビッグス : ……細工された痕跡はないな。
雷圧が急に下がって、緊急停止したんだ。
ウェッジ : つまり「偶然」ってことッス!?
よりによってあのタイミングで、あんな事故が起きることを、
あの野郎は、あらかじめ知っていたとでもいうッス!?
ウェッジ : ……取られたら、取り返せばいいッス!

クエスト『因果の切断線』の目的『「機工城アレキサンダー:律動編4」を攻略』を達成した!

ビッグス : クソッ……迂闊だったぜ!
今にして思えば「エニグマ・コーデックス」の最後のかけらは、
親方に預けとくのが安全だったかもしれん……。
ビッグス : お前のおかげで第2の「コア」を潰せたから、
よかったようなものの……。
さもなきゃ、アレキサンダーが完璧に制御されるトコだったぜ!
ウェッジ : クイックシンクスの態度……あれはどういうことッス!?
ウェッジ : 昇降機の緊急停止を「予言」した上に、
あいつだけ、まったく陽動にかからなかったッス!
こうすれば断章が手に入るって、100%確信した動きだったッス。
ミーデ : ごめんなさい……最後の切札を奪われてしまうなんて。
「コア」の停止に成功していなかったら、どうなっていたか……。
ミーデ : ……それからひとつ、気になることがあるの。
ここに戻ってから「記録屋バックリクス」と話が噛みあわないのよ。
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
ヘンだぞ? オマエら何で ゾロゾロ戻る?
忘れモノでも 取りにきた?
記録屋バックリクス : ……ハァ? 「コア」停止したけど 断章奪われた?
悪趣味 冗談 やめるベシ!
オレ様の記録によると オマエら出発したの ついさっき!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
何だか オカシなフンイキ……?

クエスト『因果の切断線』をコンプリートした!

彼女がいない世界

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエら ミダースの「コア」潰すため 出ていった。
オレ様見送ったの ついさっき……。
記録屋バックリクス : ……なのにオマエら もう戻ってきた!
そういや「ミーデ」も ヘンなコト言ってた……。
オマエらちょっと ハナシあってこい!

クエスト『彼女がいない世界』を引き受けた!

ミーデ : ……あなたも、何か変だと思ったのね?
バックリクスの言い分だと、私たちが敵の抵抗を排除して、
ミダースの「コア」を停止させるほどの時間は経っていない……。
ビッグス : 忘れモノでも取りに戻ったのか、だと?
ヤツの感覚では、そんな短い時間のできごとなのか……!?
ウェッジ : あっ、オイラも出入口の見張りに同じことを聞かれたッス!
変ッス…………まるで、あの魔法障壁の内側に入ってから、
時間がほとんど流れていないみたいッス……。
ミーデ : …………「時間」か。
ビッグス : たしかにそうだ……また「時間」にかかわる話だぜ!
ほら、クイックシンクスの野郎も、未来を知ってるような態度で、
コーデックスを奪っていっただろう!?
ミーデ : アレキサンダーの内部には、
「階差機関」という巨大な演算装置が搭載されているの。
単純な事象なら、予知や予測も可能だと思うけれど……。
ビッグス : 演算による未来予知か……。
しかし、いま起きている奇妙なできごととは、つながらないぞ?
ウェッジ : もしかして……巨大な蛮神が顕現したせいで、
魔法障壁の内部に、時空の歪みが生じてしまったッス?
だとしたら、いろいろ変なことが起きても不思議はないッス。
ミーデ : ……障壁のなかで時間の乱れが生じていて、
敵はその現象を利用して、未来を覗き見た……とか?
いえ、まさか……時間が意図的に「操作」されてるってことは……。
ミーデ : 敵が時計の針を巻き戻したり、進めたりするように、
時間に「干渉」できるとしたら…………?
少し先の未来を知って、私たちを翻弄することだって……。
ビッグス : おい、仮にそうだったら、オレたちの手に負える話じゃないぜ!
……ウェッジ、リンクシェルでシド親方を呼びだしてくれ!
親方なら、解明の糸口ぐらいはつかんでくれそうだ。
ウェッジ : ……あっ、親方……こちらウェッジ…………き、緊急事態ッス!
えっと……とにかく……「時間」が大変なんッス……。
…………ち、違うッス……「時間がない」って話じゃないッス~。

クエスト『彼女がいない世界』の目的『ミーデと話す』を達成した!

ビッグス : 「時間」の変調か……何か、妙なことになってきやがったな。
シド親方が、お前たちの考えすぎだって、
笑い飛ばしてくれればいいんだが!
ウェッジ : ……シド親方が、こっちに向かってるそうッス!
リンクパールの向こうで、ヤ・シュトラさんの声も聞こえたッス。
おふたりが駆けつけるような、一大事じゃなきゃいいッスけど……。
ミーデ : ほんの少し前まで、ここでラウンドロクスと、
がらくたがどうとか、他愛のない話をしてたのに……。
どうして、こんなことになってしまったの……?

シド : ……わざわざ、来てやったぜ!
ウェッジの話がさっぱり要領を得ないんで、
直接、話を聞いたほうが早いと思ってな!
ヤ・シュトラ : 私からも、行ったほうがいいと口添えしたの。
また、何かが起きそうな……妙な胸騒ぎがするのよ。
シド : ヤ・シュトラの予感が、的中したようだな!
ヤ・シュトラ : 漂うエーテルの感触が、再起動の直前にそっくりだわ。
あのときは、そう……ここから急変が起きた……。
シド : ……ヤ・シュトラ、測定器を。
シド : ……何だこれは!?
漏れだしたエーテルが、左右の「コア」に戻ってゆく……
まるで、時間の流れが逆転しちまったみたいだぜ!
ヤ・シュトラ : そんなまさか……時間を逆流させるなんて……。
いえ……あの蛮神の能力の、すべてが判明していない以上、
可能性は否定できない……。
ミーデ : ……やはり、悪いほうの推測があたったみたいね。
アレキサンダーによって、あの障壁内の時間が干渉を受け、
「コア」が停止したという事実が「なかったこと」にされつつある。
ヤ・シュトラ : あなたは、Aceの協力者ね?
……「やはり」ということは、
ほかにも「時間」の変調を示す現象に遭遇したのかしら?
シド : クソッ……敵を侮ってたぜ!
たとえ蛮神の「コア」が致命傷を受けても……
ヤツらは時計の針を戻すように、白紙に返せるってことだぞ!
ウェッジ : ……ず、ずるいッス!
そんなデタラメな蛮神を、いったいどうやって止めるッス!?
ミーデ : 流れた時を、白紙に……。
「彼」にそんな機能が……?
青の機工兵 : シュコォ……シュコォ……
「エニグマ・コーデックス」復元 成功確実!
階差機関によると 予測誤差 プラスマイナス0.03%……!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
違うな……その事象は……「定められし未来」のひとつ……。
万能のクイックシンクス : 失敗の確率は……ゼロだ!
万能のクイックシンクス : 聞け……選良の民よ!
万能のクイックシンクス : 最後のパーツは……我が手に落ちた!
敗北も雌伏も……すべてこのために……必要な過程だった!
万能のクイックシンクス : だがこの瞬間より……我らの反撃が始まる!
開始せよ…………「エニグマ・コーデックス」の復元を!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
いま……アレキサンダーは……我らの制御下に置かれた!
ただちに左右の「コア」停止前の状態へ…………
万能のクイックシンクス : 「時」を巻き戻す!
万能のクイックシンクス : 残るは第3の「コア」を動力で満たし……完全起動を果たすのみ!
そのとき時空干渉に留まらぬ……最終機能が覚醒する。
万能のクイックシンクス : アレキサンダーの「最終機能」……
それは時空を自在に移動し……誤った歴史を修正するための……
…………「時の翼」!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
かくて「エニグマ・コーデックス」の予言は……成就する……。
万能のクイックシンクス : 我は理想世界の王!
「定められし未来」より降り立ちて……正しき歴史を導く者!
我が「理想」の礎となることを…………汝が歓びとなせ!!

ミーデ : 私たちには、時間がない……。
ラウンドロクスを、一刻も早く助けなければいけないのに。
よりによって、その「時間」があやつられているなんて……。
ビッグス : 蛮神の機能が未知数っていうのが、不気味だな……。
もし、敵が未来を予知できるなら……その対策も予知されるのか?
ウェッジ : 親方とヤ・シュトラさんは、また戻っていったッス!
シャーレアンの記録をあたったり、新しい技術を試したりして、
「青の手」を出し抜く方法を考えるそうッス!
ウェッジ : オイラは今回、まったくいいとこナシだったッスけど……
次はがんばって、クイックシンクスの野郎を、
ギャフンと言わせてやるッス!
ミーデ : ……冒険者さん。
野営地に戻って、少しお話しましょう。

クエスト『彼女がいない世界』の目的『ウェッジと話す』を達成した!

ミーデ : ごめんなさい……クイックシンクスに、完全に出し抜かれた……。
まさか「彼」に、時間をあやつる機能があるなんて。
ミーデ : でも実際に「過去」の事象が「なかったこと」にされ、
原理は不明だけど、「未来」をも予知されてしまった……。
ミーデ : 排他的な思想をかざして、みずから敵を作り、
ますます歪んだ選良主義を強めてゆく……それが「青の手」よ。
そんな危険な集団に、すべてのパーツが渡ってしまったなんて!
ミーデ : 敵は労せずして、ふたつの「コア」を復元してしまったわ。
アレキサンダーの第3の「コア」が復活したとき、
いったい、どれだけの異変が引き起こされるのか……!
ミーデ : でも……私がいちばん心配なのは、ラウンドロクスの状態よ。
何とかして、あの娘を救う方法を考えましょう。
ミーデ : あの娘がいない野営地が、こんなに寂しいなんて。
ラウンドロクスが戻ってくるまで、誰かが大切な「たからもの」を、
守ってあげなくちゃね……。

クエスト『彼女がいない世界』をコンプリートした!

加速する危機

ミーデ : 「青の手」はまだ、表立った動きを見せていないみたい。
ただ……気になることがあるの。
野営地の裏手で、クァールの幼獣を見かけたのよ。
ミーデ : クイックシンクスが連れてる「シャノア」とそっくりだった。
もしかして、近くに敵がひそんでいるのかも……。
ミーデ : …………やっぱり、確かめたほうがよさそうね。
よかったら、いっしょに探して!

クエスト『加速する危機』を引き受けた!

ミーデ : この子、シャノア……よね?
どうして、1匹だけで?
ミーデ : ……あの音は!?
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
イッタイ ゼンタイ 何の騒ぎ?
シド : そいつは、「青の手」の狙撃兵だ。
野営地を狙ってたんで、おとなしくしてもらったが……
シド : この野郎、最後にとんでもないことを口にしやがった。
アレキサンダーが完全起動すれば、
デカブツごと、過去や未来へ行けるってな!!
ヤ・シュトラ : クイックシンクスは、未来からやってきた指導者……
歴史を正しき姿に導く者だ……とも、ね。
シド : 「青の手」はこの戦いに勝利し、
あらゆる時代に介入する、歴史の管理者となる……。
それは、あらかじめ「定められし未来」なんだとよ!
ミーデ : 敵は…………歴史全体を、支配しようとしているの?
クイックシンクスが、未来を予知してみせたのも、
すべてが決められたとおりに運ぶよう……仕向けられていたから?
記録屋バックリクス : 予知に予言 ヨクワカランが……
オマエら ナゼナゼ ココにいる?
ヤ・シュトラ : マトーヤと進めていた作戦の、実行準備をしていたのよ。
そこに、その幼獣が現れて、何か伝えたそうに鳴くものだから……
あとを追ったら、狙撃兵がいたというわけ。
シド : コイツ……あの野郎が連れてるクァールだよな?
どうして、伏兵がいるのを教えてくれた……?
コイツに、人の言葉がわかればな……。
シド : …………ダメもとで試すか。
お前さん、「青の手」に飼われてるシャノアか……?
そうなら2回、違うなら1回鳴いてみろ。
クァールの幼獣 : ニャーン、ニャーン♪
ミーデ : …………クイックシンクスのところに、戻りたい?
クァールの幼獣 : ニャーン……。
シド : おいおい…………まさか、本当に言葉が通じてるのか!?
とすると、クイックシンクスから逃げてきた……?
……いや、逆にヤツの差し金ってことも。
記録屋バックリクス : …………たったイマ 思い出した!
ラウンドロクス コーデックスのかけら 拾ったとき……
黒いタイニークァール 見た 言ってた!
ミーデ : 私たちが「神降ろし」に失敗した、あの日……
シャノアもいたっていうの?
それは変よ…………3年経って、少しも成長してないなんて。
ヤ・シュトラ : この子が、過去と未来を行き来しているのなら、説明はつくわ。
ラウンドロクスが断章を手にしたのも、未来からの干渉の結果……?
シド : わからんことを考えても、仕方がないが……急ぐ必要はあるな。
実は、とっておきの新兵器があるんだ!
シド : ウェッジが開発した装置でな……。
そいつを使えば、一気にアレキサンダーの中枢めざして突入できる!
お前さん、サリャク河畔に精鋭を召集してくれるか?
ヤ・シュトラ : 過去の時代にわたり、歴史を改変する…………恐ろしい考えね。
私も、夢想することがあるわ……あの苦い過去を変えてしまえたら、
いまとは違う未来があったかも、って。
ヤ・シュトラ : けれど…………現実にその手段を手にしたら、
人は過去をやり直すことに腐心して、明日への歩みを止めてしまう。
……そんな気がするのよ。

クエスト『加速する危機』の目的『ミーデと合流』を達成した!

ミーデ : 敵は、私たちの行動を、あらかじめ知って動いていたの?
何もかも予見されているとは……思いたくないけれど……。
ウェッジ : オイラが考案した装置で、敵をギャフンと言わせてやるッス!
……前回の汚名を、今度こそ晴らすッス!
見張り屋スナップクリクス : シュコォ……シュコォ……
ココから 巨人 見張ってる!
ココなら 巨人 よく見える!
ビッグス : シド親方も、こっちに向かってる。
いまのうちに作戦を説明しておくぞッ!
ビッグス : 今回は、ふたつの作戦を並行する。
ひとつは、ヤ・シュトラさん主導で、すでに始まってるぞ……!
蛮神のエーテル吸収を阻害する、巨大な魔紋を構築中だ!
ビッグス : 一方、オレたちはラウンドロクスの救出をめざす!
成功すれば、敵は「時間」をあやつれなくなるからな。
ビッグス : 進入口は頭部にあるが……魔法障壁が邪魔して、入れないでいた。
新兵器というのは、そいつを解除する装置だッ!
ビッグス : 障壁の正体は、かつてミーデが施した封印……
解除すれば、抑え込まれた蛮神の力を解き放つことにもなる。
ビッグス : そこで、「エンタープライズ」を使って素早く接近し、
進入路を確保したら、すぐ封印を戻すってワケだ!
……準備ができしだい、作戦開始といくぜッ!

新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
「機工城アレキサンダー:天動編1」に挑戦可能になりました。
クエスト『加速する危機』の目的『ビッグスと話す』を達成した!

シド : よし、障壁を解除するぜ!
シド : コイツぁ、頭部への接舷は無理だな……。
そこの近場に降ろすぜ!
シド : エンタープライズは退避させる……!
すまんが、あとは自力で入口をめざしてくれ!

「機工城アレキサンダー:天動編1」の攻略を開始した。

リファビッシャー : 残骸ノ回収ヲ確認……
各ユニット再生ニ利用セヨ……!
リファビッシャー : 右腕再生ヲ開始……!
リファビッシャー : 再生対象ノ残骸ヲ供給開始……!

「機工城アレキサンダー:天動編1」の攻略を終了した。

シド : よしッ、進入路を確保できたようだな!
これから迎えにいく!
シド : おっと、その前に……デカブツの動きを封じるぞ。
障壁を戻すッ!
シド : いいところへ来たな!
Aceがやってくれたトコだぜ!
ヤ・シュトラ : Ace、おつかれさま!
そちらは順調のようね。
ヤ・シュトラ : ……私が預かった作戦のほうは、思わしくないわ。
そこで、あなたに話を聞きにきたの。
シド : ミーデに……?
デカブツについて、もっと情報が欲しいのか。
ヤ・シュトラ : あの蛮神の「コア」には、環境エーテルを吸収して、
みずから成長する性質があるわ。
それを阻害するため……マトーヤが、ある魔紋を考案した。
シド : 地形そのものを利用した、バカでかい魔紋を築く作戦だな!
婆さんの指示どおり、あちこちに装置をおいたワケだが……
まさか、効かなかったのか!?
ヤ・シュトラ : 魔紋は正常に構築されているのに、微塵も効果が現れない……。
ありえないことが起きているのよ。
シド : お前さんたちは、3年前、デカブツの召喚を試みたらしいが……
その話を、詳しく聞かせてくれるか?
ミーデ : ……すべてのはじまりは、私が幼いころに出会った男よ。
よそ者の奇妙な男が、「神降ろし」の方法を教えてくれたの。
ミーデ : 散逸した「エニグマ・コーデックス」を集め、
依代(よりしろ)となる遺跡で、儀式を行え……
そうすれば、君の願いはかなう……って。
ミーデ : そして、触媒になるという、不思議な角笛を渡された。
男の名は…………「トラヴァンシェー」。
ヤ・シュトラ : トラヴァンシェーですって……!?
かつて、アシエンの現身(うつしみ)が使っていた名前だわ!
ヤ・シュトラ : おそらく角笛の正体は、「シールロックの宝」と呼ばれる秘宝……
環境エーテルを操作する力を秘めた、古代文明の遺物。
……星を滅びに導くとして、「暁」も追いつづけていたの。
ヤ・シュトラ : …………やっと見えてきたわ。
蛮神のどこかに、角笛と同化した、真の「コア」があるはず。
星の生命を飲みほすまで増大を続ける、意思なき破滅の種子が……!
シド : めざす第3の「コア」がそれか!
しかし、魔紋も受けつけないとなると……
もはや乗り込んでブッ壊す以外に、手段はないぞ。
ヤ・シュトラ : …………壊しても、時間を戻される恐れがあるわ。
敵に、蛮神の顕現を維持するだけの「願い」があるかぎり。
ミーデ : 敵の狙いは、そこにあるのかも……?
「青の手」を追い込めば、力を求める願いは逆に強まる……。
何度叩いても時間が巻き戻され、蛮神は力を増してゆく。
ウェッジ : ……ま、負けるたびに強くなるってことッス!?
相手が未来を知ってて、わざと負けてるなら……敵の思うツボっす!
シド : いや……それでも、正面突破が正解だぜッ。
ラウンドロクスを奪い返せば、敵は「時間」を巻き戻せない。
ひるまず、突貫するまでだ!
ヤ・シュトラ : ……かつて、角笛の捜索には、私も深くかかわっていたの。
見失った破滅の種子が、ここまでの危機に成長していた……。
これは、私自身が決着すべき戦いでもあるわ。
シド : 善は急げ、だ……!
イディルシャイアの連中にも、作戦続行を伝えておくぜ!

クエスト『加速する危機』の目的『「機工城アレキサンダー:天動編1」を攻略』を達成した!

ミーデ : 敵はラウンドロクスを、蛮神の生体部品としかみていないわ。
救出が遅くなれば、あの娘の身も危ない……。
ウェッジ : ……記録屋がシャノアを見たらしいッス!
こっちにいるのは、よく似た別のクァールだったみたいッス。
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
コイツ シャノアと 別のクァール……!
「シュレディンガー」って 名前つけた!
シュレディンガー : ニャーオ……?
見張り屋スナップクリクス : シュコォ……シュコォ……
ココから 巨人 見張ってる!
ココなら 巨人 よく見える!

ビッグス : 蛮神が宿す心核が、星を滅ぼすほどのシロモノだったとはな……!
時空を移動する破格の存在……って話も、ハッタリじゃなさそうだ!
ビッグス : これまでは、局所的な時間を戻されただけだが……
いまや、歴史全体が危機にさらされてる。
完全起動の前に、必ずラウンドロクスを取り戻すぞ!
ビッグス : そうそう……バックリクスの話だと、
そこのチビ助は、シャノアとは別のクァールだったらしい。
記録屋は、「シュレディンガー」って呼ぶことにしたそうだぜ!

クエスト『加速する危機』をコンプリートした!

記憶の回廊を超えて

ビッグス : いよいよ、ラウンドロクス救出作戦の開始といくぜッ!
……実は、障壁を解除中に、内部構造のデータが集まってな。
あの娘がいるのは、「中央管制室」だとわかった。
ビッグス : 前に左腕部を攻めたとき、都市らしき空間を見ただろう?
そこに管制室直通の昇降機があることが、新たに判明した。
……頭部から入るのが、最短ルートだ!
ビッグス : そこで、お前たちは頭部から進入し、昇降機を確保。
親方たちは左腕側を攻めるから、合流して管制室を押さえてくれ!
オレたちも、陽動で参加するぜッ!

クエスト『記憶の回廊を超えて』を引き受けた!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
「機工城アレキサンダー:天動編2」に挑戦可能になりました。

ビッグス : ラウンドロクスがつかまってるのは、「中央管制室」だ。
直通の昇降機を奪取して、救出してくれ!
……オレたちも協力するぜッ!

「機工城アレキサンダー:天動編2」の攻略を開始した。

傭兵のレイムプリクス : シュコォ……シュコォ……
怨みはないが、これも仕事……報酬のぶんは働くゴブ……!
傭兵のレイムプリクス : シュコォ……シュコォ……
しつこい奴らだ……ローラーで押しつぶすゴブ!
傭兵のレイムプリクス : シュコォ……シュコォ……つ、強いゴブ……
あの報酬では……割に合わん……ゴブ……。

「機工城アレキサンダー:天動編2」の攻略を終了した。

シド : ……首尾よく、昇降機を奪ったようだな!
一気に、管制室を制圧するぞ!
シド : ……ひと足先に片づけちまったぜ!
ビッグスたちも、こっちに向かってるってよ。
ミーデ : ラウンドロクス……!
シド : コイツが「エニグマ・コーデックス」か……。
ヤ・シュトラ : 真下には、蛮神の心核(コア)がある……。
信じられない……膨大な量のエーテルで満ちているわ!
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
そう……いまなら 「時の翼」 使えるゴブ!
過去に行って 悪いことミンナ……「なかったこと」にできる!
ミーデ : 過去を…………変えられるっていうの……?
大切な人を失った……あの瞬間も……。
ラウンドロクス : ミーデが言ってるの……3年マエのコト?
大切なヒト 取り戻したい……?
ミーデ : …………ダメよ!
そんなことをしたら、あなたの身がもたない……!
ラウンドロクス : ラウンドロクスは だいじょうぶ!
行くゴブ……「時の翼」で 3年マエへ!
シド : まさか……過去へ飛ぶつもりか!?
……よせ!
ウェッジ : ひぃぃ…………!
な、何が始まったッス!?
シド : ……聞こえるか!?
ラウンドロクスが、蛮神の最終機能を発動させた!
俺たちゃこのデカブツごと、過去の世界へ向かってる!
ビッグスとウェッジ : 過去の…………世界へ?
ウェッジ : ビッグス、あれを見るッス……!
ビッグス : 青い髪……3年前のミーデたちか!?
……ほんとに、過去の世界に来ちまったのか!
シド : 何者かに制御を奪われた!
クソッ…………蛮神が暴走するぞ!
ダヤン : 召喚は失敗だ!
……ミーデ、封印を!
ミーデ : …………ダヤン!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
……な、何するゴブ!?
ヤ・シュトラ : …………戻ったの?
現代の世界に……。
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
然り……我らはキサマらの仲間殺し……現代に帰った。
すべて未来の記録に……しるされたとおり……!
万能のクイックシンクス : コレこそが事件の真相……。
「定められし未来」にしるされシ事象……すべて再現サレ……
理想世界へ到る「時の環」は……完成をみた!
シド : ミーデたちが、召喚したと思っていたのは……
俺たちが乗った、アレキサンダーだった……ってことか!?
ミーデ : 初めから…………こうなる運命だった、というの?
ヤ・シュトラ : 脱出するわ、急いで!
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
ミーデ はやく……!
ミーデ : ……もう、いいの。
何もかも……終わってしまったから。
ラウンドロクス : ミーデ……!

クエスト『記憶の回廊を超えて』の目的『「機工城アレキサンダー:天動編2」を攻略』を達成した!

ウェッジ : Trick、無事だったッス!?
いったい、管制室で何があったッス……?
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
ラウンドロクス 怪我なかった……?
コッチも イロイロ タイヘンだった!
ビッグス : 親方にヤ・シュトラさん……ラウンドロクスも!
みんな、無事でしたか……!
…………いや、ミーデは?
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
ミーデ まだ キョジンのナカ……!
ぜんぶ ラウンドロクスのせい……だから 戻って助ける!
シド : いや、そいつは俺たちの仕事だ。
ウェッジ、ジェシーを呼んでくれ……フネを迎えによこせってな!
シド : 3年前の悲劇は、計画どおりに引き起こされてしまった。
……敵は知っていたんだ。
ヤツが未来からきたという話は……どうやら本当らしいな……!
ビッグス : ミーデは……蛮神に恋人の魂が囚われていると、信じていたんです。
でも、実際は…………
ヤ・シュトラ : …………私たちも見たわ。
彼女の恋人は、暴走した蛮神のエネルギーにされたのよ……。
その魂が生きてるなんてことは、おとぎ話のなかでしかありえない。

クエスト『記憶の回廊を超えて』をコンプリートした!

定められし未来

ウェッジ : こんなときだってのに、ジェシーにイヤミを言われたッス……!
ヒト遣いが荒いって苦情は、親方に言ってほしいッス。
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
ラウンドロクス 疲労でゲンカイ!
イディルシャイアで 休ませた……。
記録屋バックリクス : そしたらなぜか……かわりにオレ様
ミーデ助けに 行くはめに……!
ビッグス : こうなることを、敵はあらかじめ知っていた。
未来は決まっていると、ヤツは言ったらしいが…………
親方は、挽回の芽はあるとみているぜ!
ビッグス : 何よりデカいのは、ラウンドロクスを取り返したことだ!
……もう、時間が戻される心配はない。
さらに、めざす「コア」も、この目で確認した!
ビッグス : 一気に中枢を落とせば、敵は再起不能ってワケだ!
追い込まれてるのはどっちか、「青の手」に思い知らせてやろうぜ!

クエスト『定められし未来』を引き受けた!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
「機工城アレキサンダー:天動編3」に挑戦可能になりました。
「機工城アレキサンダー:天動編3」の攻略を開始した。

クルーズチェイサー : コードネーム「ブラスティー」!
階差閉宇宙ヲ、脅カス敵ヲ発見……撃滅スル!
クルーズチェイサー : トランスフォーム……シューター形態ニ移行!
戦場全域ヲ破壊シ、敵勢力ヲ殲滅スル!
クルーズチェイサー : コードネーム「ブラスティー」……
継戦不能……我、継戦不能ナリ……。

「機工城アレキサンダー:天動編3」の攻略を終了した。

ウェッジ : ……やったッス、Trick!
シド : こいつが最後の「コア」か!
間近で見ると、想像以上のデカさだが……。
…………まずいな、デカすぎる。
シド : あの塊は……大地から吸いあげたエーテルの結晶だ。
短期間に、これほど爆発的な成長をみせたとなると……
仮に破砕しても、それを上回る速度で再生しちまうだろう。
シド : ……おおっと、心配は無用だ!
「コア」の活動は、管制室で制御してるはずだぜ!
成長を止めれば、あとはどうにでもなる。
ウェッジ : 「エニグマ・コーデックス」を使うッス?
だったら、ラウンドロクスを連れて出なおす必要があるッス。
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
残念だったな…………「定められし未来」に……
キサマらの勝利……しるされてナイ……。
万能のクイックシンクス : フッ…………いまココで……事をかまえるツモリはナイ……!
次にこの場所で会うときが……キサマらの最期……!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
……な…………何をスル!?
ビッグス : …………前にも、同じようなことがなかったか?
ほら、過去の世界で……。
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
これ オレ様なくした 「データレコード」……!
書きかけページで 終わってる……!
シド : いま、何て言った……!?
過去の世界で、お前さんが落とした日誌を……
あの野郎が持ってたのか!?
シド : クイックシンクスが、そいつを拾ったとしたら……
ヤツは……3年ぶんの「未来の記録」を手にしたことになるぜッ!
ウェッジ : ……それが「定められし未来」の正体ッス!?
あの野郎は、記録屋の日誌をもとに……未来を予言してたッス?
ビッグス : なあ…………ひょっとして、お前……
過去の世界ではぐれた、「シュレディンガー」なんじゃないか?
ビッグス : やっぱり、そうか……!
コイツは3年前、日誌といっしょにクイックシンクスに拾われて、
「シャノア」と名づけられたんだ!
ウェッジ : ちょ……ちょっと待つッス!
ということは、この騒動は全部……
コイツが、余計なことをしたせいで起きたッス!?
シド : おいおい……幼獣のいたずらに、目くじら立ててどうする?
そんなことより……
シド : なあ、記録屋!
日誌にゃ当然……これから先のことは、書かれてないワケだよな?
シド : この先には、真っ白なページがあるだけだ……!
ならば、俺たち自身の力で……未来を刻んでやろうぜッ!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
役割を終えた記録など…………もはや不要……!
我は「定められし未来」を実現すべく……選ばれし者!
万能のクイックシンクス : 「定められし未来」は……そのためにシャノアを遣わせ……
明日の記録を啓示した……。
万能のクイックシンクス : 我が歩ミ……我が成すコト……我が生のすべてが……
来たるべき理想世界……「定められし未来」へつながる道……。
万能のクイックシンクス : ゆえに「未来」は…………我にこのチカラをあたえタ……。
敵はまだ知らぬ……我が最後の一手を!
コレぞ「選ばれし者」たる……動かぬ証拠……!
万能のクイックシンクス : いまこそ召喚セン……!
邪魔者に「時」の鉄槌を下す…………最強の審判者ヲ!

クエスト『定められし未来』の目的『「機工城アレキサンダー:天動編3」を攻略』を達成した!

ウェッジ : 敵が、どうやって未来を知ったのか……ずっと謎だったッス。
だけど、ついにバックリクスの記録がネタ元とわかったッス!
ウェッジ : おそらく、演算や時間操作も併用して、オイラたちを陥れたッス。
……でもこれからは、そうはいかないッス~!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
ラウンドロクス 無事でよかった……!
がらくたは ビッグスが 守っテル!

ビッグス : クイックシンクスは、3年前……「未来の記録」を拾った。
そして、自分は「理想の未来を実現すべく選ばれた存在」だと、
信じ込んだ…………そんなトコみたいだな。
ビッグス : シャノアのおかげで、記録を見つけたのだとすると……
ヤツの眼には、あのクァールが、未来の遣いのように映っただろう。
ビッグス : …………だが、待てよ。
シャノアはどうして突然、あんな行動をとった?
それに……3年間成長してない理由も、謎のままだぞ?

クエスト『定められし未来』をコンプリートした!

聖なる審判

ビッグス : いよいよ、最後の決戦だ……!
まずは「コア」のある区画を押さえた上で、管制室に乗り込み……
「コア」を停止に追い込むぞ!
ビッグス : ラウンドロクス抜きでは、敵は「時間」をあやつれない。
……でなきゃ、わざわざ拉致なんてするはずがないからな!
ビッグス : シド親方が到着しだい、作戦を開始するぞ!
心してかかろうぜ……!

クエスト『聖なる審判』を引き受けた!

万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
来たな…………侵入者に、「神判」を下せ……!
万能のクイックシンクス : 時間停止フィールドを発生させたか……いいゾ!
目標捕捉……!
万能のクイックシンクス : …………何だと!?
ヤツには……時間停止が効かんのか?
かまうか…………撃テ!!
シド : 何だ、あの敵は……!?
いきなり現れて、消えやがったが……。
シド : 待てよ、相手は時をあやつる蛮神……時間を操作されたのか!
とすると…………敵はまだ、時空の狭間にでもひそんで、
隙をうかがっているかもしれん!
シド : 最深部にひそむ、未知の敵……とてつもなくヤバイ予感がするぜ。
この区画の確保は俺たちにまかせて、ヤツを追ってくれ!
最終決戦だ…………頼んだぜ、Ace!

新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
「機工城アレキサンダー:天動編4」に挑戦可能になりました。

シド : ここは蛮神の「コア」……人でいうところの心臓だ。
侵入者を排撃するため、どんな大物が出てきても不思議はない。
未知の攻撃を繰りだす、正体不明の敵……イヤな予感がしやがるぜ!
シド : さっきの不意討ちは、おそらく時間操作の一種だろうが……
「青の手」は、時空への干渉手段を失ったはず。
…………いったい、どんな手を使ったんだ?
ビッグス : そこにある、空間の歪みが入口らしいな……。
万全の準備をして、敵を追ってくれ!
ウェッジ : ……あ、危なかったッス!
敵が、また時間を操作してくるかもしれないッス。
気をつけるッス……!
ウェッジ : ラウンドロクスたちは、ここの安全が確認できてから、
オイラたちが迎えにいく予定ッス……!

「機工城アレキサンダー:天動編4」の攻略を開始した。

アレキサンダー・プライム : 我はアレキサンダー……機械仕掛けの神なり……。
理想郷に到る道を導くため……我が審判を受けよ……。
アレキサンダー・プライム : 聖なる審判の時来たれり……。
アレキサンダー : 聖なる審判マデ 10
アレキサンダー : 聖なる審判マデ 5
アレキサンダー : 聖なる審判マデ 4
アレキサンダー : 聖なる審判マデ 3
アレキサンダー : 聖なる審判マデ 2
アレキサンダー : 聖なる審判マデ 1
アレキサンダー・プライム : 新たな可能性を示すか、人の子らよ……。
ならば我、時の翼ひろげ、羽ばたかん!
アレキサンダー・プライム : 我が忠実なる僕たちよ……
過去に遡り、この者どもを時の牢獄に封ぜよ……。
万能のクイックシンクス : 時間停止フィールドを発生させたか……いいゾ!
目標捕捉……!
万能のクイックシンクス : …………何だと!?
ヤツには……時間停止が効かんのか?
かまうか…………撃テ!!
アレキサンダー・プライム : 時空干渉開始……
我が肉体なる城よ、我が呼び声に応えて姿を現せ!

「機工城アレキサンダー:天動編4」の攻略を終了した。

シド : ついにやったか、Ace!
ここは、制圧完了だ……いよいよ、中央管制室へ向かうぞ!
ヤ・シュトラ : コーデックスを使って、この巨大な「コア」を停止に追い込むわ。
……もう一度だけ、あなたの力を貸して。
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
キサマらが何度勝利しようとも……ムダなこと……。
我は「時」を巻き戻し……敗北を「なかったこと」にできる。
ビッグス : ラウンドロクスは取り返した……お前に、何ができる!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
未来に選ばれし者は……ただひとりではナイ……。
シド : …………!?
ヤツ自身も……アレキサンダーを制御できたのかッ!
万能のクイックシンクス : 気づくのが……遅かったな!
???? : …………やっと、わかったわ。
アレキサンダーが完全に覚醒すれば、蛮神に魂を蝕まれかねない。
だから……「自身で動かす」という切札は、伏せておいた。
万能のクイックシンクス : ……トレジャーハンター!?
未来に選ばれなかったキサマに…………後れは取らぬ!
ミーデ : 未来が私たちを選ぶんじゃない……。
私たちが、未来を選ぶのよ。
シド : いまだ、お嬢さん……!
ミーデ : …………「エニグマ・コーデックス」を使って、
「コア」の活動を、停止させたというの?
シド : まもなく予備動力も、尽きる……。
そうなれば、このデカブツも完全に沈黙するって寸法よ!
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
いままで どこに隠れてたゴブ?
ミーデ : …………自分でも、よくわからないの。
アレキサンダーが大きく揺れて、どこかに投げだされて……
さっきまで、気を失っていたから。
シド : ダストシュートにでも、入り込んじまってたのか?
……とにかく、敵の親玉もくたばって、一件落着ってトコだな!

クエスト『聖なる審判』の目的『「機工城アレキサンダー:天動編4」を攻略』を達成した!

シド : クイックシンクスの野郎、最後は意外とあっけなかったな。
ヤツがコーデックスを操作できるとは、思ってもみなかったが……。
シド : コーデックスを操れるのは、その思想に心から共鳴する者だけ。
だがヤツが抱いたのは、科学の教理に対する常軌を逸した「妄信」。
ラウンドロクスの純粋さとは、異なるモノだった……。
ヤ・シュトラ : 下の区画から、すべての元凶である角笛の存在を感じるわ。
破滅の種子は……すでに「コア」と一体化して、
分離できなくなっているはずよ……。
ヤ・シュトラ : 「コア」が、いま以上に成長したら、誰の手にも負えなくなる。
敵の首領が、自分で制御することを恐れたのも……無理からぬ話ね。
ミーデ : どこにいたのか……本当に、憶えてないの。
何もない空間を、ずっと漂っていた気がする……。
それから…………何か大きな存在に、守られていたような……。
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
ミーデ ぶじで よかったゴブ……!
帰ったら あたらしいがらくた 見せたいゴブ~!
ビッグス : ミーデは……アレキサンダーに恋人の魂が宿ってると信じて、
突っ走ったんだよな……。
残酷な真相を知ったいま、どんな気持ちでいるのか……?
ウェッジ : 蛮神の頭脳といえる「階差機関」は、まだ予備動力で動いてるッス。
そこの赤く光る機械が、あちこちに配置されてるッス!
ウェッジ : アレキサンダーの全身が、巨大な頭脳みたいなもんッス。
あれを一斉に走らせたら、人智を超えた思考も可能ッス……!
時間がかかる計算でも……「時間」を、止めてしまえば……!
シャノア : ニャーオ……!

ヤ・シュトラ : ……もう、ここに用はないわね。
準備ができたら、外に向かいましょう。
シド : あの野郎……生きてやがったのか!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
生身の者ナラ…………長らえヌ傷モ……
過半を機械化セシ……我には効かヌ……。
シド : 機械化だと……!?
クソッタレが!
万能のクイックシンクス : 機械仕掛けの巨神ヨ……!
イマこそ……「時の翼」をひろげ……
愚劣ナル民に………………「聖なる審判」ヲ!
ヤ・シュトラ : まずい……!
過去に飛ぶつもりだわ!
万能のクイックシンクス : コフォ……コフォ……
ナニ…………回答ハ……「拒絶」……だと?
ミーデ : どういう……こと?
アレキサンダーが、命令を拒否している……?
万能のクイックシンクス : グゥォオオォォ……ァァアア…………!
ナゼ……我ニ逆らウ…………アレキ……サンダァァア!
シド : デカブツが……ヤツの命令に、逆らったように見えたが……。
ミーデ : ダヤン…………あなたなの!?
ミーデ : そう…………わかったわ……。
私が無事でいられたのは、あなたのおかげだったのね?
あなたが、敵の眼から……かくまってくれていた。
ビッグス : ……2回、瞬いた!?
まさか…………人の魂が、蛮神に宿ったとでも?
そんなこと、ありうるのか!?
ウェッジ : で、でも……現にミーデに答えたッス!
ヤ・シュトラ : 「コア」の暴走が始まったのよ!
コーデックスの制御が……失われてしまったから……!
ヤ・シュトラ : 周辺のエーテルを取り込んで、爆発的に成長しているわ!
もう、止まらない……。
星の生命を…………喰らいつくすまで!
ミーデ : ダヤン……もしかして…………!
……この瞬間のために、私は呼ばれたの!?
ひとりで止められなくとも……ふたりなら、止められる?
ミーデ : Ace……
いままでこの娘を守ってくれて、ありがとう。
私は…………「彼」のところへゆくわ。
ラウンドロクス : ミーデ だめ……!
ミーデ : ダヤン……!
ここは…………?
ダヤン : ここは、「階差機関」が創りだした演算空間……
アレキサンダーが見る、機械仕掛けの夢のなかだ。
ミーデ : 一族のみんなは……。
ダヤン : …………彼らの宿命を変えることは、不可能だった。
すべては、「時」に矛盾が生じないよう……
必然的に起こされたことだったんだ。
ダヤン : アレキサンダーはここから過去と未来のあらゆる可能性を見渡せる。
「時」を超えたこの場所で……僕は、その思考に触れた。
理想郷を願う心が生んだ、完璧なる「科学の神」の思考にね。
ダヤン : 階差機関が予見した、幾億、幾兆の未来……。
そのなかには「青の手」が勝利し、歴史の管理者となる明日も、
自身の意思で「時の翼」をひろげ、霊災を阻止する歴史もあった。
ダヤン : そうして、ありとあらゆる可能性を、演算にかけた結果……
アレキサンダーは、とある結論に達した。
……それは、「歴史への不干渉」と「自身の抹消」。
ミーデ : なぜ……?
ダヤン : 理想世界に自身の存在は不要……それが科学の神の答えだったのさ。
蛮神の力は、行使されるたびに、膨大なエーテルを貪(むさぼ)る。
歴史への干渉をくりかえすことで、最後には星を殺す……。
ダヤン : だからアレキサンダーは、不干渉を選んだ。
歴史を、あるがままの形で……人の手にゆだねることにしたんだ。
……それが、科学の神が下した「聖なる審判」だった。
ダヤン : いつの日か、星の命運が……ひとりの戦士にゆだねられる時が来る。
その先は、階差機関にすら予測不可能な領域だけど……
科学の神は、信じてみたかったのさ……彼という「光」を。
ミーデ : 私……彼に、迷惑かけてばかりだった…………。
ダヤン : ……ただ、ひとつだけ放置できない歴史があった。
アレキサンダーが召喚されて、まもなくの時期だ。
それは幾多の歴史の可能性のなかで、最も不安定な瞬間だった。
ダヤン : 「時の翼」が「青の手」に渡れば、歴史は幾度となく改変される。
そのたびに、莫大なエーテルが蕩尽(とうじん)され…………
ついにはアレキサンダー自身が、最後の霊災を引き起こす。
ダヤン : 大いなる惨禍を防ぐため、科学の神はちいさなクァールを使って、
「時の環」を完成させていった。
すでに、廻りはじめた歴史を……「変えない」ためにね。
ダヤン : そう……この子はアレキサンダーが遣わせた、永遠の幼獣。
機械仕掛けの使い魔だったんだよ。
ダヤン : さあ…………最後の仕事に、とりかかろうか。
芽吹いた破滅の種子を封じる、償いの旅路だ。
ダヤン : 角笛と融合した「コア」は、もはや破壊不能な状態にある。
何度壊そうとも、自己修復するだろう。
科学の神の意思を守り、人の手のおよばぬ場所に封じる者が必要だ。
ダヤン : ……怖くはないのか?
アレキサンダーが生成する、「閉じた時空」……
僕たちはそこで、永遠に終わらぬ一瞬をくりかえすことになる。
ミーデ : たぶん……私がここに来たことで、「時の環」は閉じられるの。
いまも、憶えてるわ。
あのときの私の願いが、きっと……すべてのはじまりだった。
ミーデ : あの男は言った……角笛に祈れば、何でもかなうって。
ちいさかった私は、ある願いを抱いて、それを受け取ったの。
…………「ダヤンといつまでも、いっしょにいたい」って。
ミーデ : 私の願いは、あのときから変わってないわ。

クエスト『聖なる審判』の目的『中央管制室から脱出』を達成した!

ウェッジ : アレキサンダーを見るッス……!
魔法障壁のなかが……おかしくないッス!?
何もかもが、止まったように見えるッス!
ビッグス : ラウンドロクスは、親方たちがイディルシャイアに連れてったぜ!
全員無事だ…………ミーデ以外は、な。
ビッグス : 脱出前に、ミーデの声が聞こえなかったか?
アレキサンダーを閉じた時空に封じる、とか……。
……たしかに蛮神は、完全に停止したように見える。
ビッグス : それどころか……魔法障壁の内部を見てみろ!
まるで、時間が止まってるみたいだぜ!
それとも、こことは違う時間が流れてるのか……?
ビッグス : ミーデたちが「コア」の暴走を止めてくれた……そう信じたいな。
……そして「青の手」は、指導者を失った。
おかげで、空前の危機を乗り越えることができたぜ!

クエスト『聖なる審判』をコンプリートした!

君の知らない明日へ

ウェッジ : 障壁のなかは、どうなってしまったッス?
外側から、切り離された空間になったってことッス……?
ビッグス : それにしても……今回は、いろいろあったぜ!
特に「コア」まで乗り込んだときは、生きた心地がしなかったぞ。
いま思い出しても……
ビッグス : 親方からの連絡だ。
……えっ、ラウンドロクスが見あたらない!?
了解、手わけして探します!
ビッグス : ラウンドロクスが、どっかに行っちまったらしい!
ウェッジとオレは、このあたりを捜索する。
……お前は、対岸の「シャーレアン選者街」を探してくれるか?
ビッグス : もしかして、ミーデのことが気にかかってるのかもな……。
彼女がよくいた場所を、重点的に探してみてくれ!

クエスト『君の知らない明日へ』を引き受けた!

ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
お兄ちゃん どうしてここにいるゴブ……?
ラウンドロクス : えっ ミンナ心配して さがしてるゴブ?
ごめんなさいゴブ……!
おちこんで ひとりでイロイロ 考えてたゴブ……。
ラウンドロクス : 逃げるとき ラウンドロクスの持ちものに……
この石 まぎれこんでた。
……こわれたコーデックスの かけらゴブ。
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
だけど…………もう 光らないゴブ……。
シド : そこにいたのか、お嬢さん!
ん…………何かあったのか?
シド : そうか……コーデックスのかけらが、光らないと。
たぶん、それはな…………お嬢さんが少し大人になったってコトさ。
シド : 「エニグマ・コーデックス」は、ひとつの理想を追究した書だ。
記された思想に、少しでも疑いを持つ者には、扉を閉ざす……
そうだったろ?
シド : かつてのミーデも……クイックシンクスも、
理想を信じていたからこそ、コーデックスを「読む」ことができた。
しかし、追い求めた理想の結末は……見てのとおりだ。
ヤ・シュトラ : この娘が理想を信じられなくなっても、無理はないと……?
シド : 理想は夢みるものじゃなく、自分たちで創りあげるもの。
その過程で、誰もがブチあたる……現実の壁ってヤツにな。
シド : けれど過酷な現実を受け容れ、それでも精一杯もがきつづけ、
その果てに、ゆるがぬ何かをつかむことができたら……
それこそが、真の「理想」だってことさ。
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
わかった ラウンドロクス がんばるゴブ……!
もっとがらくたあつめて スゴイがらくたの国 つくるゴブ~!
ラウンドロクス : この石……ミーデたちの 夢のかけら。
ミーデに 返したいゴブ…………。
ヤ・シュトラ : 残念だけれど……無理な相談ね。
あの内側はもう、何人の手もおよばない空間になってしまったわ。
シド : 閉じた時空……時が無限にめぐる場所、か。
ふたりを待つのは、果てぬ孤独か……それとも……。
???? : …………ニャン♪
シド : ……コイツめ、本当に神出鬼没なヤツだな。
シド : ん…………待てよ?
過去の世界から、そのままの姿で帰ってきたお前なら……
デカブツのなかにだって、かけらを届けてくれるんじゃねえか?
シャノア : ニャーン、ニャーン……♪
ヤ・シュトラ : ……あなたなら、できるというの?
シャノア : ニャーン、ニャーン♪
シド : 本当に、届けてくれるといいんだがな……。
そして……願わくば、ふたりが解放される日が来てほしいが。
ヤ・シュトラ : それはこの星に、理想の未来が到来するとき……
つまり、私たちの努力しだいではないかしら?
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
ラウンドロクス がんばるゴブ……!
誰も知らない明日 ミーデたちに見せるゴブ~!
ヤ・シュトラ : Ace……。
そろそろ、私たちもおいとまするわ。
危機を切り抜けられたのは、あなたの尽力あってのことよ。
シド : ビッグスとウェッジにも、お嬢さんの無事を伝えといたぜ……。
「ショートストップ野営地」で、あいつらに会ってやってくれ!
ヤ・シュトラ : 野営地といえば……ひとつ、頼まれていた品があったわ。
この本を「記録屋バックリクス」に届けてくれるかしら?

クエスト『君の知らない明日へ』の目的『ラウンドロクスを探す』を達成した!

ビッグス : ラウンドロクスが無事で、ひと安心だぜ……!
まだ「青の手」の残党もいることだし、
ひとり歩きには、気をつけてもらわんとなッ!
ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
つぎから お兄ちゃんたちに
心配かけないように いい子にするゴブ……!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
ラウンドロクス 見つけてくれて 礼言うぞ!
……ん このオレに 用だって?
記録屋バックリクス : コレは シャーレアンのふるーい本!
ヤ・シュトラに頼んで 待ってたヤツ……!
記録屋バックリクス : ずっとずっと 調べてた。
「エニグマ・コーデックス」しるした ミーデの祖先と
青い髪の一族のコト……。
記録屋バックリクス : イマとなっては 知ってもムダだが……
データ収集 オレの趣味 中身シッカリ 読むとスル!
記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
コレコレ いったい どういうコト……?
こんなコト あるベキ しかるベキ……?
ビッグス : おい、何が書いてあるっていうんだ?
記録屋バックリクス : ココにあるの 青い髪の「ホトゴ族」の伝説……。
一族の祖先 金属の巨人から現れた ふたりの子ども。
記録屋バックリクス : 名前は…………ダヤンとミーデ!
ウェッジ : ……まさか、ふたりは蛮神を封じる役割から解放されて、
遠い過去に…………生まれ変わったってことッス!?
ビッグス : たとえ、おとぎ話でも……信じたいところだぜ。
ふたりは時の果てで、自分たちの理想郷を見つけたって!
記録屋バックリクス : ……さらにさらに つづき聞くベシ!
ふたりの子ども 黒い石のかけら 持って現れた。
手にすると光る 不思議な石……。
ラウンドロクス : シャノアに預けた かけらゴブ~!
ウェッジ : 預けたコーデックスのかけらが、本当に届いたとでもいうッス?
シャノアって、いったい…………何者ッス?
ビッグス : …………不思議といえば、もうひとつ気になることがある。
「コア」に乗り込んだとき、敵の不意討ちを喰らっただろう?
あの瞬間を思い返すと……異常なほど「ぞわっ」とするんだが……。
ウェッジ : ……あっ、オイラもッス!
もしかして、敵が時間を操作してる間に……何かあったッス?

■何があったか知っている?
▷はい
▷いいえ

▷はい
ウェッジ : ひぃぃ、Trickは知ってるッス!?
い…………いったい何が……!?
ビッグス : …………待て、ウェッジ!
その話は、聞かないほうがいいような気がするぜッ!
……Trickも、頼むから言わないでくれ!
ビッグス : さて…………長かった戦いも、ようやく終わりだ!
課題は、まだまだ山とあるが、ラウンドロクスたちはいつの日か、
この地に楽園を築くだろうぜ!
ウェッジ : オイラたちも、負けずにがんばるッス……!
Trick、また会おうッス!

クエスト『君の知らない明日へ』をコンプリートした!

ラウンドロクス : チュコォ……チュコォ……
お兄ちゃん 助けてくれて ありがとゴブ!
ラウンドロクス : ミーデと会えないのは さびしいけど……
きっときっと 夢みたところに ついたはず。
ラウンドロクス 信じてるゴブ……!
ラウンドロクス : ラウンドロクスも がらくたあつめ
もっともっと がんばって……
いつか がらくたの国に お兄ちゃんを招待するゴブ~♪

記録屋バックリクス

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
データのスクラップ 山ほど集まった……!
知りたきゃ たっぷり ハナシ聞いてけ!

あなたのことを教えてほしい

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
知りたいのは オレ様のデータ ゴブ?
いいダロ 教えてやるゴブ!
記録屋バックリクス : オレの名は バックリクス!
スローフィクスに頼まれて 「青の手」の拠点 監視してるゴブ!
記録屋バックリクス : ゴブリン族 道具や機械いじり 好きなヤツ多い!
でもオレ様が得意なのは データ集めて 記録すること。
だからスローフィクス オレに監視まかせた!

ここはどんなところだ?

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
ここはオレたち イディルシャイアの ゴブリン族の野営地!
キケンな科学者集団「青の手」の拠点 見張る場所ゴブ!
記録屋バックリクス : 機械仕掛けのアノ巨人 もとはシャーレアン人の廃墟だった。
でも「青の手」の連中 自分たちの拠点を 動く巨人に改造した!
記録屋バックリクス : さいわい あのデカブツ 動きかけて すぐに止まったゴブ。
でもアンナ巨人 好き勝手に動かされたら
イディルシャイア 踏みつぶされておしまいゴブ~!

データレコードⅠ-1

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード I-1」 だな!
これは我々ゴブリン族から見た 今回の事件の記録ゴブ!
データレコード : 以前から険悪だった科学者集団「青の手」の拠点が、
突然、「機械仕掛けの巨人」と化し、オレたちは、
Aceらと手を組むことになった。
データレコード : 「青の手」を率いるのは、万能のクイックシンクス。
歴代の総統中、最も好戦的で、失われた科学技術の発掘・応用……
「寡占と軍事利用」に熱心な暴君だ。
データレコード : ヤ・シュトラの調査によると、機械の巨人が出現してから、
大地のエーテルが、急速に枯渇しているという。
すぐに「青の手」の暴走を止めないと、大変なことになる!
データレコード : 巨人の母体となったのは、3年前にサリャク河から浮上した廃墟。
「青の手」が利用する魔法障壁も、そのとき発生した。
オレたちはこの廃墟を、地殻変動で浮上したものと考えていたが……
データレコード : シドいわく、原因は未遂に終わった「蛮神召喚」だという。
思えば、スローフィクスの娘ラウンドロクスは、3年前から、
ずっと言っていた……機械の巨人を一瞬だけ見た、と。
データレコード : ……そのラウンドロクスだが、自分の主張が証明されて上機嫌だ。
趣味のがらくた集めで、ヒトの女と意気投合したせいもある。
オレも機械は好きだが、「かわいい」って感覚は理解できないな。

データレコードⅠ-2

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード I-2」 だな!
新たに判明した事実を 記録しておいたゴブ!
データレコード : すべての元凶は「エニグマ・コーデックス」という書だ。
100年ほど前、とある天才技師が記したというその書物は、
画期的な技術的アイディアが満載の、価値ある本らしい!
データレコード : 問題は、そこに記された「移動都市」構想……
「青の手」が「アレキサンダー計劃」と呼ぶ、壮大な計画だ。
それはひとりの科学者が夢想した、「機械仕掛けの理想郷」。
データレコード : 機械仕掛けの「移動都市」内に、自足可能な閉鎖環境を構築し、
優れた科学者のみを住まわせる。
彼らは各地をめぐり、叡智を深めつつ、理想の世界を築く……。
データレコード : ……そこまではいい。
問題は「青の手」が、この「アレキサンダー計劃」を、
実現するために創設された科学結社だということだ。
データレコード : 「青の手」がこの構想に惹かれる理由は、わからないでもない。
機械に親しみ、放浪生活を送るオレたちゴブリン族にとっては、
なかなかに心惹かれる内容だからだ。
データレコード : だが、大地のエーテルを喰らいつくす、
燃費の悪い機械の巨人となると……そもそもが欠陥品だ。
さいわい心強い精鋭が乗り込み、動力源を破壊することになった!
データレコード : 最深部での戦いは危ないというので、
ラウンドロクスは今回、留守番役のようだ。
少し寂しそうだし、久々にがらくた拾いにつきあってやるか。

データレコードⅠ-3

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード I-3」 だな!
騒動の結末 オマエに聞かせてやる!
データレコード : 「アレキサンダー計劃」なる構想の全貌が記されているという、
「エニグマ・コーデックス」の断章が見つかった。
その外観は写本の形をしていない、「石のかけら」だった。
データレコード : 灯台下暗し……それはラウンドロクスのがらくたの中にあった!
サリャク河から例の廃墟が浮かび上がった3年前、
彼女が拾って持ち帰った、不思議な「光る石」だ。
データレコード : ラウンドロクスはよく、あの輝石を眺めていた。
彼女が触れると、設計図か魔紋のような立体映像が浮かぶのだ。
オレ自身も何度か触らせてもらったが、なぜか反応はなかった。
データレコード : ミーデによると、コーデックスは「科学思想の書」らしい。
心ある科学者を選別し、移動都市に住まわせる構想も、
高度な科学技術の拡散を防ぎ、悪用を防ぐのが目的だという。
データレコード : 「善き科学者が、善きことをなすために」……
そんな高邁な理想も、「青の手」のような、
「科学教」の信者が実行したら、ただの独善に堕ちるのだろう。
データレコード : あの石は、コーデックスの「断章」にすぎない。
ミーデは、それを専門に探す「エニグマハンター」らしい。
断章には「失われた技術」が記され、高値で取引されるという。
データレコード : コーデックスを聖典とする「青の手」も、当然すべてを集めたい。
ただ……彼らがラウンドロクスの石を「最後のパーツ」と呼び、
血眼になって探していた理由は、本当にそれだけなのだろうか?

データレコードⅡ-1

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード II-1」 だな!
最新記録 聞かせてやる!
データレコード : 「青の手」がついに、アレキサンダーの再起動に成功した!
停止した「コア」復元のため、大量のクリスタルを集めたのだろう。
データレコード : 連中は少し前から、莫大な物資と弾薬を運び込んでいる。
多くは未知の部材……おそらく、導入中の新兵器に使うものだ。
機先を制するべく、Aceらが突入をかけた。
データレコード : ところがその矢先、ミーデが「青の手」と接触し、
「エニグマ・コーデックス」の最後のかけらを渡してしまった!
「青の手」総統みずから野営地に現れ、そのことを告げていった。
データレコード : 敵いわく、ミーデは最初から「青の手」とグルだという。
……おそらく、これは事実だ。
ミーデは、3年前に蛮神召喚に失敗した一団の残党とみられる。
データレコード : 実は、100年前に「エニグマ・コーデックス」を記したのは、
アウラ族の技師であり、その理想は子孫に引き継がれたようなのだ。
ヤ・シュトラに借りたシャーレアンの稀覯本で、やっと裏が取れた。
データレコード : 「移動式の理想都市」……その発想は、長い放浪を続けてきた、
我々ゴブリン族ならではのもの、と思い込んでいたが……
同じく故郷を持たぬ民である、アウラ・ゼラが起源だったわけだ。
データレコード : コーデックスは匿名で著されたため、その名は不詳だが、
著者は若き日にシャーレアンに留学し、才能を開花させたとされる。
ミーデはその遺志を継いだという、青い髪の一族の出身なのだろう。

データレコードⅡ-2

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード II-2」 だな!
これまでのデータ 教えてやる!
データレコード : 「青の手」によって、ラウンドロクスがさらわれてしまった!
このままでは「エニグマ・コーデックス」の最後のパーツとして、
アレキサンダーに組み込まれてしまう。
データレコード : コーデックスは、蛮神の「操舵装置」として機能するという。
ラウンドロクスはその制御ができる、稀有な資質を持っていたのだ。
思えばあいつは、機械の巨人を受け入れ、憧れすら示していた……。
データレコード : 3年前に例の石を拾ったのが、あいつだったというのも皮肉な話だ。
それは、ミーデらが召喚に失敗したとき砕けたコーデックスの断片。
ミーデと「青の手」が回収できなかった、最後のかけらだった。
データレコード : さて、アレキサンダーには右腕部「ゴルディオン」、
左腕部「ミダース」、胴体部「アレキサンダー」の3区画があるが、
ラウンドロクスがいるのは胴体部らしく、現時点では進入困難だ。
データレコード : そこでまず左腕部「ミダース」の「コア」を停止することになった。
動かない蛮神を、操舵することはできない。
間接的に、ラウンドロクスの安全を確保しようというわけだ。
データレコード : ……問題は、ミーデの話をどこまで信用していいかだ。
ミーデはアレキサンダーを「彼」と呼び、3年前、好きなヒトの魂が、
蛮神の「コア」に取り込まれたという妄想に取り憑かれている。
データレコード : そして「彼」の魂と再び出会うために、蛮神の再召喚まで試みた。
オレには、とても正気の思考とは思えない……!
ラウンドロクスを助けたいという気持ちに、嘘はないようだが……。

データレコードⅡ-3

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード II-3」 だな!
ココまでの一部始終 記録してあるゴブ!
データレコード : 驚愕の事実が判明した。
蛮神アレキサンダーが「時間」に干渉しているという!
いくつかの事実が、それを裏書きしている。
データレコード : 敵は「コア」停止によるエーテル流出という「過去」を、
「なかったこと」にしてしまった。
エーテル測定器では、時間の流れが逆転したように見えたらしい。
データレコード : 前兆はあった。
「コア」の停止に向かったはずのミーデたちが、すぐに戻ってきた。
魔法障壁の内外で、「異なる時間」が流れていたのだ。
データレコード : ヤ・シュトラによると、「魔法障壁」内部の異常は、
もっと前から始まっていた。
もともと、障壁内の時空間は蛮神の干渉で乱れていたのだろう。
データレコード : ……おまけに、敵が未来を「予知」している疑いもある。
クイックシンクスは、先にミーデが渡した断章をニセモノと見抜き、
オトリ作戦にも惑わされず、まっすぐ「本物」の断章を狙ってきた。
データレコード : そのとき、ミーデの乗った昇降機が緊急停止する偶発事故が起きた。
ヤツは、その「真下」で待ちかまえていたという。
最後の断章が落ちてくるのを、前もって知っていたかのように。
データレコード : 蛮神が、少ないエネルギーで時間に干渉できるとすると、
「コア」の復元に、多量のクリスタルを浪費することはない。
武力で蛮神を停止する作戦は、その前提ごと覆されてしまった。
データレコード : アレキサンダーは、表面上は沈黙したように見えるが、
内部では、ふたつの「コア」が稼動状態にある。
データレコード : 胴体部にある第3の「コア」が再生したら、一巻の終わりだ!
「青の手」が、意のままに過去や未来を「変更」し、
時間を「操作」することが可能になるかもしれない……!
データレコード : アレキサンダーの機能の全貌はまだ見えない。
現在のところ「時間」への干渉は、魔法障壁内にかぎられているが、
蛮神はまだ、その力の片鱗しか見せていないかもしれないのだ。
データレコード : そして「青の手」は、蛮神の制御に必要な「最後のパーツ」……
最後の断章とラウンドロクスの身柄を、すでに手にしている。
これが悪夢でなくて、何だというのか……。

データレコードⅢ-1

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード III-1」 だな!
ココロして読め!
データレコード : とんでもない情報が入ってきた……アレキサンダーは、
歴史への介入を目的とした、いわば巨大な時空移動装置だという!
さらにクイックシンクスは、未来からきた存在だというのだ!
データレコード : 敵の言葉によると、最終的に「青の手」の勝利は決定しており、
オレたちは、確定した歴史をなぞっているだけだという!
……事実、クイックシンクスは偶発事故を予言してもいる。
データレコード : 時空移動を可能にする最終機能の名は、「時の翼」……。
「青の手」がその機能を駆使し、歴史の管理者となる日が到来する。
敵はそれを「定められし未来」と呼んでいるらしい!
データレコード : 未来は、蛮神の完全起動を阻止できるかどうかにかかっている。
そこでシドは魔法障壁を一時的に解除し、突入する作戦に出た。
ラウンドロクスを救出し、蛮神の制御を奪うためだ。
データレコード : 障壁は現在、外部からの侵入を阻む役割を果たしているが、
実は、蛮神そのものを抑え込むための「封印」でもある……。
3年前、ミーデが、召喚にもちいた秘宝から生じさせたものだ。
データレコード : 蛮神の核をなすその秘宝は、以前ヤ・シュトラが追っていた角笛……
環境エーテルを操作する力を秘めた、恐るべき古代の遺産だという。
かの角笛を葬ることこそ、我々の最終目標といえるだろう。
データレコード : 最後に、妙な事件について付記しておく……。
クイックシンクスが連れ歩いている「シャノア」のことだ。
3年前、召喚未遂の現場でも、よく似たクァールが目撃されている。
データレコード : 最近また、よく似た幼獣が現れて、伏兵の居場所を教えてくれた。
どうやら、シャノアとは別の個体らしいので、
「シュレディンガー」と命名したが……コイツはいったい、何者だ?

データレコードⅢ-2

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード III-2」 だな!
コノ手に戻ったデータ 読ませてやる!
データレコード : 「エニグマ・コーデックス」が置かれた中央管制室……
そこへとつながる昇降機が、新たに設置されたことがわかり、
オレたちは、総出で突入戦を開始した。
データレコード : 管制室に突入した矢先、ラウンドロクスが蛮神の機能を発動……
オレたちはアレキサンダーごと、過去の世界へと飛ばされた。
着いた先は3年前……ミーデたちの召喚未遂の現場だった!
データレコード : ところがそのとき、何者かの邪魔が入り、蛮神が暴走。
ミーデの仲間は死に、恋人は蛮神の「コア」に吸い込まれた……。
彼女が見た光景を、オレたちはいま、蛮神の側から目撃している!
データレコード : かつてラウンドロクスが見たのは、アウラ族の蛮神ではなかった。
「青の手」が召喚した、3年後のアレキサンダーだったのだ!
クイックシンクスはすべて知った上で、道化を演じていたのか……?
データレコード : …………と、ここまで書いたところで、記録は中断している。
シュレディンガーもろとも、過去の世界に落としてしまったのだ。
追記するのは、そのあと判明した事実である。
データレコード : シュレディンガーと、この記録は、クイックシンクスに拾われ、
ヤツは、3年後までの「未来」を知る者となった……。
そして、自身を「未来の遣い」と称し、記録どおりにふるまった。
データレコード : ヤツの手で、シュレディンガーは「シャノア」と名づけられた。
一方、ミーデは恋人が「コア」に取り込まれたという幻想を抱き、
クイックシンクスと接触、「青の手」に蛮神を召喚させた……。
データレコード : クイックシンクスは支配欲に駆られた、ただのペテン師か?
手にした記録を「未来からの啓示」と信じた妄信の預言者なのか?
ただの記録屋であるオレに、真実はわからないが……。

データレコードⅢ-3

記録屋バックリクス : シュコォ……シュコォ……
オマエが読みたい記録 「データレコード III-3」 だな!
オレ様じきじきに おしえてやる!
データレコード : クイックシンクスは、自身が蛮神を制御できることを隠していた!
ヤツの自滅でコーデックスは失われ、「コア」が暴走を開始。
制御を離れた古代の秘宝が、破滅への暴走を始めた……。
データレコード : 止めたのは、ミーデの恋人ダヤンだった。
「コア」に取り込まれ、エネルギーにされたはずの恋人の魂が、
蛮神そのものに宿り、ミーデの呼びかけに応じたのだ。
データレコード : アレキサンダーは、「階差機関」という演算装置を搭載している。
シドによると、この機械ならば、ヒトの魂が形を保てるだけの、
かりそめの空間……「演算空間」を生成しうるという。
データレコード : その空間内であれば、ダヤンの人格が形を留めているかもしれない。
さらに、より高次の段階では、アレキサンダー自体の意識が覚醒し、
超越的な「機械の神」というべき存在が誕生している可能性もある。
データレコード : 「コア」へ飛び込んだミーデは、そこでダヤンと再会し、
蛮神を「閉じた時空」へと封じた……シドはそう推測する。
そこはあらゆる事象から切断された、ふたりだけの永遠の牢獄だ。
データレコード : 「ただ、彼とふたりで、世界の果てまで行きたかった」……
かつて、ミーデはそう語った。
ある意味で、「機械の神」が彼女の願いをかなえたともいえる。
データレコード : ……そしてここに、ひとつの伝説がある。
ミーデの属する「ホトゴ族」の祖先は、金属の巨人から現れた、
ふたりの子どもで、名前は「ミーデ」と「ダヤン」だという。
データレコード : 破滅の種子を封じるという役割を終えた、ふたりの魂を、
「機械の神」が遠い過去へと送り届けた、とでもいうのだろうか?
だが…………仮にそうだとすると、ひとつの疑問が生じる。
データレコード : そもそも、「エニグマ・コーデックス」の著者の構想は、
一族に伝わる「金属の巨人」の伝説からきた、とされているのだ!
では、アレキサンダーという存在は、誰の頭から生まれたんだ……?

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