次元の狭間オメガ

目次

オメガの消息

虚像の正体

ネロ : ククク……見ろよ、即席の作業場にしては上出来だろ?
さて、このカワイコチャンたちから、
どンな情報を引き出してやるかねぇ……!
ビッグス : 地上に残ってる社員に頼んで、
もっといろんな資材を投げ込んでもらうか。
無事に届くか……?
ウェッジ : ひぃ、ふぅ……。
戦ったり力仕事をしたり、へとへとッス……。
ウェッジ : こういうときは、近ごろ量産化に成功した、
シュワシュワケトルXIV世……
通称「ケトルXIV世」で、お茶休憩ッス~!
ケトルXIV世 : シュワワワ!
アルファ : クエッ?

シド : さて、これから具体的にどうするかだが……。
シド : オメガはこの「次元の狭間」で、
強者を選出するための検証を行っているんだったな。
シド : しかし、そんなことをする目的は不明。
オメガ本体の居場所も、現状では特定できていない……。
ネロ : となりゃあ、ひとまずはあちらさンの命令を聞いて、
この「デルタ」世界とやらに、殴り込むしかないんじゃないか?
シド : おお、アルファもやる気満々か?
だが、お前は勝ち目がなくて逃げ回っていたんだったな……
戦力として数えることは難しいかもしれん。
シド : 「デルタ」世界での戦いを仕切るとしたら、
やはり、お前以上の適任者はいないだろう。
……任されてもらえるか?
ネロ : オレたちも、この拠点からサポートさせてもらうぜ?
こんな楽しい遊び、滅多にないンでね。
ネロ : そのために、そこらにいたレベルチェッカーを、
丁重に引っ張ってきたンだしな。
情報のひとつでも、引き出してやるよ。
アルファ : クエッ、クエッ!
シド : 通訳がないと、何を言いたいのかさっぱりだが……
戦うときは、こいつからもう一度、
権利を譲り受けなきゃならないんだったな。
シド : となれば、「デルタ」の中まで同行してもらう必要がある。
Ace、戦いの支度ができたら、
アルファとともに突入してくれ!

クエスト『虚像の正体』を引き受けた!

ネロ : さて、解析にとりかかるとするかねぇ……。

シド : 何もかもが手探りだな……。
十分に気をつけて、「デルタ」世界に突入してくれ。

アルファ : クエッ、クエーッ!
アルファも、やる気に満ちているようだ!
被検世界「デルタ」第一層へ、ともに突入しよう。

新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
クエスト『虚像の正体』の目的『アルファと話す』を達成した!
「次元の狭間オメガ:デルタ編1」の攻略を開始した。
「次元の狭間オメガ:デルタ編1」の攻略を終了した。
クエスト『虚像の正体』の目的『「次元の狭間オメガ:デルタ編1」を攻略』を達成した!

ネロ : クク……さすがだなぁ、英雄殿?
ビッグス : おつかれさん!
こっちもどうにか、設営完了だ!
これで少しでもお前の支援になるといいんだが……。
ウェッジ : Trickもアルファも、無事でよかったッスー!
アルファ : クエ、クエッ!?
シド : おつかれ、大活躍だったな!
どうにか「デルタ」内部の監視映像に繋げられたから、
お前の活躍、こちらでも見ていたぞ。
ネロ : 今回は、それと名前の解析どまりだったのが惜しいがな……。
まあ、オレたちの調べによれば、機会はまだありそうだ。
ネロ : 詳細は解析中だが、被検世界「デルタ」の中には、
デルタIからデルタIVまで、4体の被検者が格納されてるらしい。
つまり、ここだけであと3回は戦うってことだ。
ネロ : こうして宙を見上げりゃ、同じような卵がゴロゴロ……。
こりゃあ、オメガが最初に言っていたとおり、
全部で89体の被検者がいてもおかしくないぜ?
ネロ : ……まったく、ずいぶん手間暇かかった検証だ。
どうしてそこまで「最高の強者」を選びたいかねぇ?
ミドガルズオルム : その理由については、見当がつかぬでもない……。
そもそもオメガは、より強い敵と戦い、記録を蓄積することで、
己を強化し続けていくよう造られた兵器よ。
ミドガルズオルム : ひとまずの標的と設定した神龍を制圧したならば、
より強力な、次の標的を定めねばならぬ。
……存在せねば、造ってでもな。
シド : 本当に、ずいぶんオメガに詳しいんだな……。
己の次の標的にするために、「最高の強者」を造る……か。
それにしたって、どうしてこんな場所に引きこもって選定を?
ミドガルズオルム : 奴は生命を生み出せるが、それを主眼とした兵器ではない。
造ろうとするものが大きく複雑になるほど、
物質界に生み出すのには、相当な時間がかかる……。
ミドガルズオルム : ゆえに、このような都合のよい空間で、
制作過程から候補者を争わせ、
真に生みおとすべき1体を精査しているのであろう。
シド : つまり、この検証が完了してしまえば、
選び抜かれた猛者……神龍以上の強敵が、
地上に生み落されるわけか……。
シド : 冗談じゃないぞ。
そんなのがオメガと地上で戦いはじめたら、
今度こそ、霊災規模の大災厄になる……!
ネロ : その仮説を信じるとすれば、オレたち以外の被検者は、
すべて製造途中のはずなンだが……。
アルファは、地上でも実体があったな。
ネロ : ま、ほかの被検者を最新鋭の魔導アーマーとしたら、
こいつは、お子様用マメットくらいの制作難易度だろうしな。
うっかり造り終えちまったってこともあるか。
ウェッジ : ア、アルファを馬鹿にするなッス!
こいつがいなかったら、オイラたちは透けて消えてたッス!
強くなくたって、勇敢で頼もしい仲間ッスー!
ビッグス : なんであれ、親方たちはオメガを再起動させたあとに、
カルテノーの地下の管制室で、
「時間凍結システム」のスイッチを入れたんですよね?
ビッグス : あれが動作してりゃ、奴は無力化されてるはず……。
だが、こうして稼働している以上、
システムに不備があった可能性がある。
ビッグス : 設営も終わったことだし、よければオレとウェッジで、
カルテノーにある管制室を見てきますが……。
シド : ああ、そうしてもらえると助かる。
こっちの解析は、ひとまず俺とネロで進めておこう。
ビッグス : それじゃ、オレたちは一旦ここを離れるが、
くれぐれも気をつけて調査を続けてくれよ。
ウェッジ : アルファも、みんなのいうことをよく聞いて、
ちゃーんとTrickを助けるッス!

クエスト『虚像の正体』をコンプリートした!

牢獄より睨みて

ネロ : さぁて、次といこうじゃあないか。
アルファ : クエッ……。
シド : ビッグスとウェッジの調査で、
時間凍結システムが、利くようになればいいんだが……。
シド : もしそれが難しいとなると、検証を勝ち抜いていくことが、
ほかの脅威を生み出さずにオメガと決着をつける、
最善の方法になるかもしれないな……。
シド : どちらにせよ、こちらは戦いを進めておくべきだろう。
相手は、デルタ世界2体目の被検者……「デルタII」だ。
Ace、準備はいいか?
ネロ : ちょっと待った。
ネロ : まだ解析は完璧じゃないが、
「デルタII」に設定されている奴は、
どうやら重力を操れるらしいぜ?
ネロ : となれば、オレが前に作ったオモチャ……
「グラビティギア」が有効かもしれない。
貸してやるから、せいぜい活用して勝ってこいよ。

クエスト『牢獄より睨みて』を引き受けた!

シド : データを見るかぎり、
「デルタII」が重力を操るのは間違いないようだが……
ネロのオモチャとなると、どうにも信用しがたいな。
ネロ : ククク……。
健闘を期待してるぜ?
ケトルXIV世 : シュワワワ!
アルファ : クエ……クエッ!

アルファも、準備は万全のようだ。
被検世界「デルタ」第二層へ、ともに突入しよう!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
クエスト『牢獄より睨みて』の目的『アルファと話す』を達成した!
「次元の狭間オメガ:デルタ編2」の攻略を開始した。

ネロ : 出たぜぇ……!
そいつが、デルタII「カタストロフィー」だ。
遊ンでやりなッ!
カタストロフィー : オオオオオオオン……!
ソ、ソ、ソンナニ、重力ニ抗ウナラ、飛バシテクレル!

「次元の狭間オメガ:デルタ編2」の攻略を終了した。
クエスト『牢獄より睨みて』の目的『「次元の狭間オメガ:デルタ編2」を攻略』を達成した!

アルファ : クエッ!
シド : 無事でよかった……。
ネロのオモチャが、悪さをしなくて何よりだ。
ネロ : クク……おつかれさン。
「グラビティギア」が役立ったようで嬉しいぜ。
ネロ : ちなみに、使ったが最後、自力で降りられないのは仕様だ。
もともと、人が使うことを想定してないもンで…………おっと。
ネロ : ま、なンにせよ、デルタII突破だな。
勝ってくれると信じてたぜぇ、冒険者?

クエスト『牢獄より睨みて』をコンプリートした!

鳴き叫べ!

ネロ : さて、お前も無事だったことだし、
ちゃっちゃと次に行くかねぇ……。
アルファ : クエッ!
シド : ビッグスとウェッジから調査結果がくるまで、
もう少し時間がかかりそうだが……
このまま「デルタIII」との対決に進むか?
シド : ……頼もしいな。
では、遠慮なく進めさせてもらうとしよう。
シド : 次の敵、デルタIIIについては、
今しがた名前が判明したところだ。
その名も「ハリカルナッソス」というらしい。
ネロ : ハリカルナッソス……?
あの、次元城の女王「ハリカルナッソス」か?
シド : なんだ、知ってるのか?
ネロ : 知らないお前の方が驚きだ!
いいとこ出の秀才様は、安価な娯楽に興味がないンだな!
ネロ : やれやれ……。
「ハリカルナッソス」ってのは、古典小説の登場人物なンだよ。
主人公である青年たちに敗れる、敵側の一角だがな。
ネロ : その小説は、第四星暦ごろの史実に基づいた話だと、
作者が自称してるが……あれは「忘れられた時代」だからな。
真偽はわからず、今じゃ創作とするのが一般的だ。
シド : ふむ……小説の登場人物……。
オメガは、そんなものまで被検者にしているのか?
ミドガルズオルム : ……なるほど、ヒトの子には、まだ前提が足りておらぬのか。
我にはもはや、到底わからぬ機微よ……。
ミドガルズオルム : よいか……オメガめには、心がない。
ゆえに、想像を広げることができない。
己に匹敵する新たな生命体など、自力で描けはせぬのだ。
ミドガルズオルム : ゆえに、すでに在るものから、標的を探そうとする……。
造られた被検者たちは皆、何らかの形で、
いつかどこかに在った者であろうよ。
ミドガルズオルム : ……ただし、汝らと奴とでは、視点がまるで違う。
あの性能をもってすれば、この世界の数千年におよぶ歴史も、
重なりあう鏡像世界の出来事でさえ、把握できるであろう。
ミドガルズオルム : ヒトにとっての真贋など、オメガにとっては無意味……。
すべては等しく、生命の言動が織りなす事例にすぎぬ。
奴の理屈で正当とみなされれば、なんであれ再現されよう。
ネロ : おいおいおい!
そンなことができる兵器が実在するってか!
ネロ : ああ、オメガ! まさに規格外!
最っ高に愉快じゃあないか、なあ!
ネロ : ……反応が薄いじゃないか。
さてはビビったか、ガーロンドォ?
シド : いや、今の話……何か引っかかった気がしてな。
シド : 無論、怖気づいたわけじゃない。
Aceもやると言っているんだ、
デルタIII「ハリカルナッソス」の攻略に進もう。

クエスト『鳴き叫べ!』を引き受けた!

シド : 細かい理屈を考えるのは後回しだ。
今は「ハリカルナッソス」を倒すことに集中しないとな。
ネロ : 規格外の兵器、オメガ……。
面白い、何がなンでも辿りついてやらなきゃなぁ!
アルファ : クエッ?
……クエーッ!

アルファも、準備は万全のようだ。
被検世界「デルタ」第三層へ、ともに突入しよう!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
クエスト『鳴き叫べ!』の目的『アルファと話す』を達成した!
「次元の狭間オメガ:デルタ編3」の攻略を開始した。

ハリカルナッソス : 逃げられないよ……
あたしの遊技盤で、死ぬまで遊び続ける運命なのだ!
ハリカルナッソス : 舞踏もまた、高貴なる者の嗜み……
魅入るがいい、あたしの舞いになっ!
ハリカルナッソス : さて、盤面の絵柄を見るがいい……!
見覚えのあるものではないか?
ハリカルナッソス : 「守りの盾」、「攻めの剣」、「癒しの十字」……
立つべき盤面がわからぬ愚者には……罰を与えようぞ。
ハリカルナッソス : さて、盤面を入れ替えようか……!
ハリカルナッソス : あたしの舞いは、盤面の力を求める……!
ハリカルナッソス : さて、ここで「かけっこ」の時間といくとしよう……!
迷わず駆けるがいい、思い切りなっ!
ハリカルナッソス : ここはひとつ、気分を変えて……
死の脱出遊技でも、楽しんでみるか?
ハリカルナッソス : さあて、あたしはティータイムとさせてもらうよ……。
ハリカルナッソス : それから、星の贈り物だ。
グズグズしていると、押しつぶされてしまうがな?
ハリカルナッソス : しかし、これは遊技……脱出口も用意しておこう。
早く戻った者には、褒美を授けてやらんでもないぞ?
ハリカルナッソス : もう茶は飲み終えてしまったぞ……?
いつまでも待たせおって、褒美はなしだ!
ハリカルナッソス : さあて、ティータイムも終いにして、
気分を切り替え、遊技盤で楽しむとしようぞ!

「次元の狭間オメガ:デルタ編3」の攻略を終了した。
クエスト『鳴き叫べ!』の目的『「次元の狭間オメガ:デルタ編3」を攻略』を達成した!

アルファ : クルルルル……クエッ?
ネロ : あれが、ハリカルナッソスねぇ……。
いや、小説に書かれている特徴は、実によく押さえてるぜ?
ネロ : だが、なンだかな……この違和感は……。
あんなに敵を弄ぶだけの奴だったか……?
まあ、些細な印象の違い程度ではあるが。
シド : よくぞ無事に戻ってきてくれた。
勝敗もだが、お前が人の形に戻れなくなるんじゃないかと、
ハラハラしたぞ……。
シド : 体に不調はないか? ちゃんと声は出るか?
おかげで、次は「デルタ」での最終決戦だ……
しっかりと休憩をとってから、再開するとしよう。

クエスト『鳴き叫べ!』をコンプリートした!

もとの形へ

シド : Ace……。
次はデルタ世界で最後の敵、「デルタIV」との戦いだ。
ネロ : 基本情報は、解析できてるぜ?
「デルタIV」とは、邪悪なる意志を宿した大樹……
その化身たる暗黒魔道士……。
ネロ : その名を「エクスデス」。
件の小説においても、主人公が最後に戦うこととなる相手だな。
ネロ : 詳細な能力までは解析できていないが、
小説の記述と照らし合わせてみても、
「無」という正体不明の力を活用している可能性が高い。
ネロ : 単なる読者だったときは、概念的なもンだろうと思ったが……
オメガに再現されているとすれば、
何らかの具体的な力として解釈されてンだろう。
ネロ : 「エクスデス」が「無」の力を引き出しはじめたら、
オレたちの法則では予期できない事態が起きるかもな。
……ま、ちょっと注意して見とけって話だ。
シド : ……ところで、ネロ。
小説における「エクスデス」は、最終的に主人公に勝つのか?
ネロ : いいや……邪悪なる者は、挫かれるのが定番だろ。
勝ったのは、今でいう「光の戦士」である主人公たちだな。
シド : やはりか……俺が引っかかっていたのはそこなんだ。
勝ったのが主人公なら、強者を求めているはずのオメガは、
なぜそちらを被検者にしない?
シド : 「最高の強者」を選出するための検証なら、
敗北を経験した者は不要なはずだ……!
シド : ……っと、ビッグスか。
管制室についたのか? 様子は?
シド : ……ああ……そうか。
わかった、Aceたちにも伝えておく。
そっちも気をつけるんだぞ。
シド : 話の途中で悪いな。
ビッグスとウェッジから、時間凍結システムの調査報告だ。
シド : こうしてオメガが活動を続けているのに対し、
管制室の方では、今現在でも、
問題なく時間凍結中ということになっているらしい。
シド : 現状とかみ合っていない……つまりは、故障している。
俺たちが一度システムを解除したのが、
引き金になってしまったのかもしれないな……。
ネロ : 第七霊災の折に、設備が破損でもしてたかねぇ……。
修復の見込みは?
シド : アラグの遺産の中でも、特殊なものだからな……。
絶対にできないとはいわないが、何年かかるかもわからない。
ネロ : やったな、冒険者。
このまま戦いを続けるしかなくなったってことだ。
お前もオレも、武器は違えど存分に腕を振るえそうだなぁ?
シド : 確かに、ここであれこれ推測していても解決はしないか……。
今は「エクスデス」との戦いに集中しよう。
ネロ : アルファも、問題なさそうだな。
ンじゃ、はるかなる伝説の戦いを、
当代の「光の戦士」になぞってもらうとしますかね!

クエスト『もとの形へ』を引き受けた!

シド : 「無」か……。
クリスタルタワーに眠っていた、アラグ帝国の始皇帝ザンデも、
確かそれを求めていたんだったな。
シド : あらゆる生命は、種の存続と繁栄を求めるもの……
ならば「無」を渇望することは、命の否定と同じことだ。
小説であれ、史実であれ、人は抗い続けるさ。
ネロ : 「無」の力が真に放たれたとき、あらゆる法則が乱れる……
なんて小説には書かれていたが、さてねぇ。
アルファ : クエッ、クエッ! クエーッ!
アルファも、強く意気込んでいるようだ。

被検世界「デルタ」第四層へ、ともに突入しよう!
新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。
クエスト『もとの形へ』の目的『アルファと話す』を達成した!

事象究明

再び次元の狭間へ

に、が、さ、ん

未完成な美術品

誰も通さず

ハカイの妖星

始まりは斯くの如く

星駆ける赤きたてがみ

最後の闘い

翼に夢を

心を持たぬ者は思考する

グッバイ・***

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