お得意様クレナイ

目次

お得意様クレナイ

ランク1

クレナイ : これが、「ギラバニア医薬品」ですか。
確かに、とても効きそうな見た目と……香りですね。
良薬口に苦しと言いますし、よい効能が期待できそうです!
クレナイ : それでは、納品していただいた品を拝見させていただきます。
……陽光照らす海中の景色とて、この素晴らしさには敵いません。
これぞ、至高の逸品と呼べるものでしょう!

クレナイはAce Trickの収集品を感動しつつ受け取った!
クレナイ : あなた様のおかげで、十分な数の医薬品が集まりました!

老人や子どもなど、身体の弱い者たちから服用させましょう。
これで、病の拡大が防げるといいのですが……!
クレナイ : お聞きください!
あなた様がもたらしてくださった医薬品のおかげで、
病を患った者も、重篤な事態に至らずに済んでいるようです!
クレナイ : 流行り病を抑え込めたことで、里の医師はもちろん、
家庭に常備したいと、医薬品を求める民の声は高まるばかり。
皆が、これほど喜びに満ちているのを見たのは初めてです……!
心配そうな青年 : 「ヒスイ」、ちょっといいかい?
うちのおっかあも、具合を悪くしていてな。
例の医薬品がまだ余っていれば分けてほしいんだが……。
クレナイ : 承知いたしました、後で届けに伺いましょう。
先程、Ace様から、
納品をいただいたところですから。
心配そうな青年 : ……ああ、話には聞いちゃいたが、
あんたが医薬品を卸してくれている職人か。
クレナイ : ええ、Ace様と、
こちらのサナナさんのおかげで、
里に医薬品を届けることができているのです。
心配そうな青年 : 一応言っとくけどよ……。
陸者であるあんたたちを、恐怖の目で見ている里の者は、
まだまだ沢山いるぜ。
心配そうな青年 : ……でも、あの医薬品には、みんな感謝している。
紅玉姫様と同じように信頼するのは、まだ難しいけど、
その……ありがとうよ。
サナナ : 紅玉姫と同じように……ねえ。
アンタが紅玉姫の「クレナイ」だと知ったら、
里の連中、どんな反応をするのかな。
クレナイ : サナナさん、それはいけません。
彼らにとって、紅玉姫は紫水宮で一生を終える存在。
私がここにいると知れれば、すぐに連れ戻されてしまうでしょう。
クレナイ : それに……今は、余計な混乱は不要。
里の民には「外」との交流に一番の関心を向けてほしいですから。
一歩ずつ、ゆっくりでも……。

クレナイはAce Trickを「開国への協力者」と感じ始めた!
クレナイの信頼ランクが上昇しました!
あなたの事を「開国への協力者」と感じているようです!
「外」の世界の実利を、民に伝えんとするクレナイは、
続けて、どんな品を依頼するか考えているようです。

クレナイ : 民が「外」への関心を強めている今が好機です。
つづけて、別の品の納品をお願いできますでしょうか。
クレナイ : お願いしたいのは、「サメ対策用品」です。
以前は、陸のイサリ村というところの漁師が、定期的に、
大規模な漁を行っていたことで対処できていたのですが……。
クレナイ : 近年では、帝国支配による疲弊や、紅甲羅の悪事などの影響で、
かつてのような規模での漁が、難しくなっておりまして。
そのため、凶暴なサメが野放しになっているのです……。
クレナイ : 民に被害が出ぬよう、衛士に巡回をさせようと思うのですが、
肝心の衛士を守るための銛が不足して困っているのです。
クレナイ : 碧甲羅の方々に頼み、クガネの刀を試したこともありましたが、
切れ味は良いものの、すぐ錆びてしまい海中では使えませんでした。
クレナイ : そこで、「外」の知識を活かした錆びることのない、
「サメ対策用品」を用立てたいのです……。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

ランク2

クレナイ : あなた様のお越しを、お待ちしておりました。
民の笑顔がとても嬉しくて……これも、あなた様のおかげです。

クレナイ : 素晴らしい硬度ですね。
民を守るための武具として、十分に役目を果たせるでしょう。
これで民の被害を減らすことができます……!
クレナイ : それでは、納品していただいた品を拝見させていただきます。
……陽光照らす海中の景色とて、この素晴らしさには敵いません。
これぞ、至高の逸品と呼べるものでしょう!

クレナイはAce Trickの収集品を感動しつつ受け取った!

クレナイ : たくさんの納品をいただき、まこと感謝の至りにございます。
クレナイ : 職人としても卓越した技術をお持ちだなんて、
あなた様は、本当に頼もしいお方ですね!

クレナイ : あなた様のおかげで、人喰いザメに対抗するための品を、
衛士に行き渡るだけ用立てることができました。
これなら海中の巡回も行えそうです!
クレナイ : お願いした「サメ対策用品」ですが、
衛士たちはもちろん、里の若い衆も注目していましたよ。
「外」からもたらされた知恵と技術に感心しきりの様子でした!
???? : 「ヒスイ」よ、何がそんなに嬉しい。
陸者に頼ることが、どれほど愚かなことか……。
我らの生き様を軽んじる者が多いのは困ったものだ。
クレナイ : ジッカン……様ではありませんか!
それに、シオサイ様まで……。
紫水宮でも高位におられる方々が、なんの御用でしょう?
ジッカン : 民がずいぶんと、たぶらかされていると聞いてな。
様子を見に来たのだよ……。
医薬品の次は、サメ退治の銛か……。
ジッカン : 紅玉姫様も、何をお考えなのか……。
衛士はともかく、若い連中までもが武器を得ようと躍起になり、
争いの火種になりつつあるというのに……。
ジッカン : 聞けば、海賊衆どころか、碧甲羅の者たちまでもが、
ドマの求めに応じて、帝国と戦ったとか……。
ジッカン : それほどまでに、兵力を求めるドマが、
スイの民が必要以上の武力を持っていると知ればどうなるか……。
シオサイ殿も、想像がつくのではないかね?
シオサイ : ジッカン殿、どうか口を慎みなされ。
ここは紫水宮ではない……。
碧甲羅の者たち……そして、「外」よりの協力者もいるのです。
シオサイ : 第一、紫水宮の官吏一同、まずは姫様の方針に従い、
民が受け入れるかどうか静観しようと決めたではありませんか。
いささか、私見が入りすぎでは……?
クレナイ : それに、「外」の脅威を恐れているだけでは、何も変わりません!
警戒も必要ですが、過去の決定にすがり閉じこもっていては、
里も、民も、ただ座して滅びを待つようなものです……!
ジッカン : ふん、ヒスイとて、外のことなど何も知らぬだろうに。
姫様の側仕えにすぎぬお前が、私に意見するとはな……。
ジッカン : しかし、その物言い……まるで姫様そっくりだ。
お前と姫様が瓜二つなのは知っておるが、
いつの間に、喋り方まで……。
クレナイ : そ、それはその……。
長いことお側に仕えているうちに、自然と……
姫様なら、こう述べるでしょう、と思ったまでです。
ジッカン : ……ふん、まあよい。
所詮、珍しい品に触れ、一時浮かれておるだけ。
外との交流がどれほど危険か、民もすぐ気づくだろうよ。
サナナ : ……頭が固いってーか、典型的に嫌な奴だね。
さては、アイツが開国に反対する保守派の筆頭かい?
クレナイ : ですが、ジッカンだけがああ考えているわけではありません。
開国後、諸外国にいいように振り回されてしまうのではと、
そう恐れる者は、ほかにも大勢いるでしょう……。
サナナ : まー、自衛のための銛に、あそこまで敏感になるとは。
外を知るアンタはまだしも、
里の連中は、ひどく「戦い」を恐れているんだね……。
クレナイ : でも、民の意識にある恐れや不安を取り除かなければ、
「外」との交流は望めません。
彼らが安心できるよう、もっと外の世界を知ってもらわねば……。

クレナイはAce Trickを「開国への心強い味方」と感じ始めた!
クレナイの信頼ランクが上昇しました!
あなたの事を「開国への心強い味方」と感じているようです!
「外」の世界の実利を、民に伝えんとするクレナイは、
続けて、どんな品を依頼するか考えているようです。

シオサイ : 姫様、民により外を知ってもらう件ですが……。
ひとつ私から、冒険者殿に納品をお願いしたい物があるのですが、
よろしいでしょうか。
クレナイ : ええ、もちろんです。
民の暮らしを、もっとも間近で見ているのはあなたですもの。
なにか、困っていることがあるのですか?
シオサイ : 碧甲羅のまじないがあるとはいえ、
私たちが暮らすのが、冷たい海の底なのは変わりありません。
シオサイ : 閉じられた環境ゆえ、盛大に火を焚き続けるわけにもいかず……。
年老いた者や病人から、寒さをしのげる物はないかと、
尋ねられる機会がとても多いのです。
クレナイ : たしかに、海底に暮らす私たちにとって、防寒は重大な問題……。
……陸上にも、雪という白い玉が降る寒冷な地域があるとか。
そうした地域なら、寒さへの備えも発達しているはずです。
サナナ : 雪が降る寒冷な地域、っていうとクルザスかなあ。
ウルダハ生まれのアタシには縁遠い土地だけど、
冒険者のアンタなら、足を伸ばしたこともあるだろう?
シオサイ : それは、頼もしい……!
では、私もここで失礼いたしましょう。
姫様の、そして皆様のご成功をお祈りしております。
クレナイ : 本当に、なんと頼もしい……。
あなた様にばかりご負担をおかけして申し訳ございませんが、
「クルザス防寒品」をお願いいたします。

ランク3

クレナイ : あなた様が協力してくれるようになってから、毎日が新鮮で……。
この忙しい日々が、とても幸せなのです。
クレナイ : とてもフワフワで……柔らかな手触りですね。
これほど暖かそうな防寒品は、初めて手にしました。
もう夜の寒苦を恐れずにすむのですね……!
クレナイ : それでは、納品していただいた品を拝見させていただきます。
……陽光照らす海中の景色とて、この素晴らしさには敵いません。
これぞ、至高の逸品と呼べるものでしょう!

クレナイはAce Trickの収集品を感動しつつ受け取った!

クレナイ : 今週もたくさんの納品をいただき、まことに助かっております。
クレナイ : 心なしか、里も以前より笑顔が増えてきた気がいたします。
これも、あなた様のおかげですね……!

クレナイ : あなた様のおかげで、「クルザス防寒品」を、
老人や病人に配ってまわれるだけの数が用意できました。
さっそく、配布することといたしましょう!
クレナイ : 防寒品を集めたのは正解でした!
老人や病人が喜んでくれただけでなく、暖かそうな彼らを見て、
ほかの者たちも興味を示してくれているのです!
クレナイ : シオサイも、銛や防寒品が、民の暮らしをどれだけ助けているか、
官吏たちに説いてまわってくれています。
これなら……!
???? : いいえ、そこまでですぞ。
「紅玉姫」様……!
クレナイ : ジッカン……!
それに、ヒスイ……その姿は……!
ヒスイ : 姫様、申し訳ありません……!
ジッカン様が先ほどいらして、正体を明かせと……。
ジッカン : 先日、ここで話したときの態度を妙に思いましてね。
ふたりきりになった機会にカマをかけてみたら、やはり……。
まさか、姫様とヒスイが入れ替わっていたとは!
クレナイ : ……すべては私の我儘。
処罰は甘んじて受け入れましょう……。
クレナイ : ですが、ここはアウラ・スイの領分ではありません。
一度、スイの里へ場所を移しましょう。
それと……少しだけ、おふたりと話をさせてください……。
ジッカン : ……承知いたしました、では私は先に里へ向かいます。
今更、逃げるとは思いませぬが……
念の為、ヒスイは私に同行してもらいますぞ。
ヒスイ : 姫様……私……ごめんなさい……!
クレナイ : いいの、無茶をお願いしたのは、私……。
すぐに向かうから、待っていて……。
サナナ : ……クレナイ、大丈夫かい?
クレナイ : ……ついに、バレてしまいましたね。
自業自得とはいえ……少し、胸がぎゅっと冷たく、苦しい、です。

クレナイはAce Trickを「開国への救い主」と感じ始めた!
クレナイの信頼ランクが上昇しました!
あなたの事を「開国への救い主」と感じているようです!

「外」を知るために

クレナイ : 弱音を吐いていられる状況ではありませんね。
ジッカンは、私が禁を破ったことを盾に、
「外」との交流を諦めさせようとしてくるでしょう。
クレナイ : 開国の芽が潰えるのは、何としても避けねばなりません。
巻き込んですみませんが、おふたりも、
「スイの里」まで、いらしてくださいまし……。

クエスト『「外」を知るために』を引き受けた!

クレナイ : きっとジッカンは、シオサイのところにいるはずです。
私も、すぐにサナナさんと「スイの里」へ向かいますので……。

シオサイ : ヒスイが、ジッカン殿とやってきたということは……。
ついに、気づかれてしまったのですね……。

ヒスイ : 私のせいで、姫様の願いが潰えるようなことになったら、
なんとお詫びしたらいいか……。

イソベ : キュゥゥ~!

ジッカン : やっとお越しになりましたか、待ちくたびれましたぞ。
それにしても……。
ジッカン : こうして並ばれると、本当に瓜ふたつですな。
わしら官吏も、すっかり騙されておりましたわ……。
ジッカン : だが……民を謀り、紅玉姫が外を出歩くなど言語道断!
姫様とヒスイには、今すぐ本来の務めに戻っていただきます。
もちろん、外との交流とやらも打ち切らせていただこう!
クレナイ : 待ってください……。
私への処罰はともかく、交流の件はまったく別の話です!
クレナイ : サナナさんと、Ace様のご尽力により、
多くの民が、耐えるしかなかった苦痛を和らげてきました。
伝統に固執するだけでは、なし得なかったことです!
クレナイ : どうか、ジッカンも思い出してください……。
そもそも私たちアウラは、草原に暮らす民だったということを。
クレナイ : それを変えたのは、私たちの先祖が革新的な選択をしたからこそ!
彼らが勇気を出してコウジン族と交流し、技術を学んだことで、
こうして海中に里を築くことが出来たのではありませんか……。
クレナイ : 私は為政者として、今こそふたたび変革をすべきと考えました。
民に我慢を強いて、消せるはずの悲しみに目を瞑り涙するのは、
もう、嫌なのです……!
ジッカン : それは、詭弁に過ぎませぬ。
民が本当に、そうした変化を望んでいるとお思いか。
目先の実利に目がくらんでは、その奥の脅威に飲み込まれるのみ!
シオサイ : ……たしかに、最初は、「外」を恐れていた民も多くおりました。
ですが、冒険者殿が納品してくださった品や姫様の言葉を受けて、
皆も、考えを改めつつありますぞ……。
シオサイ : これも、民ひとりひとりが、真剣にこの里の未来を考えた結果。
目の前で品物を手渡してきた相手が「紅玉姫」と知らずとも、
民を想う姫様の心は、しかと皆に伝わっております……!
ジッカン : ぬうっ……。
だが、それも外の恐怖を知らぬゆえに違いない!!
サナナ : 外が危険だ、危険だ……って二言目にはそればっかだな……。
「外」からの代表として、アンタもなんか言ってやんなよ。

■ジッカンに何と言う?
▷わからないから不安なのだ
▷自分の目で外を見てみれば?

▷わからないから不安なのだ
サナナ : ……となれば、外を知るところから始めてもらわないとな!
ただの知識ではなく、心の底から理解してもらうには、
自分の足で「外」へと踏み出すほかないねっ!
クレナイ : まあ、なんと素晴らしい提案でしょう!
おふたりの仰るとおり、直接私たちが外へと赴き、
この目で、実際の世界を確かめようではありませんか!
ジッカン : な、何を世迷い言を!
姫様はもちろん、高官たる私が危険な目にあったら……!
シオサイ : その心配は、ご無用。
こちらの冒険者殿は、妖異に侵されたヒスイを救うべく、
姫様に付き従い、護衛の任を見事に果たされた実績の持ち主です!
クレナイ : お願いです、これが私の最後の我儘……。
あなたのその目で見ても、外が脅威しかない世界に映るのなら、
私はおとなしく、夢を諦めましょう。
ジッカン : …………承知いたしました。
今の誓い、ゆめゆめ忘れることのなきよう。
サナナ : よし、話は決まったな!
この辺りで、外と交流するために見るべきところっていったら、
やっぱり、様々な国の人間が集まるクガネかねえ。
ヒスイ : わ、私もお供します!
姫様の側にお仕えすることが、私の本来の役目ですから!
サナナ : そりゃ構わんが、これだけ大所帯だと、さすがに変装が必要だな。
見た目はアウラ・レンとそう変わりねえし……
よしっ、アタシがあんたらの服を用立ててやる!
サナナ : アタシは、この3人を着替えさせてから向かうからよ。
「紅玉台場」で待ち合わせといこうぜ。

クエスト『「外」を知るために』の目的『スイの里のジッカンと話す』を達成した!

シオサイ : 姫様のこと、どうぞよろしくお願いいたします……。
そして、どうかジッカンの目を開いてやってください。

サナナ : よう、待たせたな!
3人には、バッチリ着替えてもらったぜ!
クレナイ : これが、異国の装いなのですね。
自分がこうした服をまとえる日が来るとは、
夢にも思っておりませんでした……。
ヒスイ : なんだか、脚に布がまとわりつくような……。
私たちと違い、常日頃から泳ぐ必要がないから、
こうした作りでも問題ないのですね。
ジッカン : フンッ、たかが異国の装いでそんな興奮なさるとは……。
私は、早く着慣れたスイの服に戻りたいですよ。
クレナイ : そうですね、私、とてもドキドキしております。
紅玉海の外へと出るのは、これが初めてですし……。
でも遊びではないのですから、しっかりしないといけませんね。
クレナイ : どうでしょう……。
あなた様から見て、私はクガネの装いを着こなせていますか?
服装に合わせて、髪も結ってみたのですが……。
クレナイ : 良かった……。
あなた様にそう言っていただけると安心できます。
サナナ : 外と交流をして、有益な品を輸入しようってんなら、
クガネの連中が商取引に励んでる様子を見たほうがいいだろう。
確か、楽座街ってところが、商店が立ち並ぶ通りのはずだ。
クレナイ : 承知いたしました……では、「楽座街」へ参るといたしましょう。
現地では、よろしくお願いいたします。

クエスト『「外」を知るために』の目的『紅玉台場の指定地点で待機』を達成した!

ジッカン : これだけ、建物や店構えに趣向を凝らしているのは、
通行客の目にとまるようにか……?
我々の感覚にはない観点だ……。

ヒスイ : あわわ……こんなにも沢山の人、初めて見ましたよ。
ちょっと酔いそう……。

サナナ : くぅ~、この活気、にぎわい!
この街にいると、商人としての血が騒ぐよ。

クレナイ : まあ……なんと活気あふれる街並みでしょう。
これほど多くの商店が立ち並んでいる通りは、初めて見ました!
クレナイ : 私の目が、もっと沢山あればいいのに……!
あそこにいるのは、遠方からいらした旅商でしょうか……。
どちらを向いても、今まで見たことがない景色ばかりです!
ヒスイ : もうっ、あんなにはしゃいで……。
……夢にまで見た異国にいることが嬉しいんでしょうね。
サナナ : ここは繁華街だから、アンタらが目指す国のあり方には、
そぐわない部分も大いにあるだろうけどよ……。
自分たちがどれだけ井の中の蛙だったか、思い知ったかい?
ジッカン : たしかに、いろいろな種族・出身の者がいるようだ。
それに、なんと多種多様な品が溢れていることか……。
これが……「外」の世界なのだな。
クレナイ : ジッカン、この光景を見ていかがでしょう……。
クガネは、様々な国の船が停泊する寄港地。
多くの品が各地から集まった結果が、この発展と活気です。
クレナイ : 異国の者たちと接する中で、ときには諍いも起きるでしょう。
でも、そのエネルギーは、使い方を誤らねば、
これだけの発展を生む力ともなるのです!
ジッカン : ……まったく、姫様や彼らの言うとおりでしたな。
外の民は、ただ争いを起こすだけの人間ではなさそうだ……。
大海に出る勇気を持てば、スイの里は大いに発展するでしょう。
ジッカン : ……しかし、まだひとつ懸念がございます。
それが晴れるまでは、交流を支持するわけにはいきません。
サナナ : なんだ、まどろっこしいなあ!
いったい何だよ、その懸念ってのは。
ジッカン : 私たちは、長らく門戸を閉ざしてきたがゆえに、
外と交流するための準備が圧倒的に足りておりません。
ジッカン : 今のまま門戸を開いても、より便利な外の品々に押されて、
たちまち里の経済は牛耳られてしまうでしょう……。
「外に生かされる」状態にならないような対策が必要です。
サナナ : なんだ、そんなことかい!
だったら簡単さ、交流が一方通行である必要なんて、
どこにもないんだからね!
サナナ : アンタらも、外の連中に負けない特産品を持てばいいんだよ!
「アウラ・スイここにあり」と知らしめるような逸品をさ!
クレナイ : それは素晴らしい提案にございますが……。
海底で質素な生活を送ってきた私たちに、
特産品が生み出せるでしょうか……。
サナナ : なに、いまさら乗りかかった船を降りるもんか。
アタシらも一緒に、アイデアや見本くらい捻り出してやるさ!
……な、そうだろ?
ジッカン : わかった……。
お前たちが挑戦している間、姫様の入れ替わりには、目を瞑ろう。
だが、結果が出なかったときは……そこまでだぞ。
クレナイ : ジッカン、ありがとうございます。
そして、おふたりにも、なんとお礼を言えばいいか……。
あなた方に巡り会えたことは、私の生涯最高の幸せです……!
サナナ : よ、よせやい、まだ何も解決したわけじゃないんだ。
そうと決まれば、碧のタマミズに戻って、特産品を考えようぜ!
ジッカン : ……外との交流について、まだ持論を翻すわけにはいかんが、
ひとつだけ、お前に礼を言っておく。
ジッカン : 私は、姫様が幼少の頃よりお仕えしてきたが、
ああして飛び跳ねるように喜ぶ姫様を見たのは、初めてだ。
あの笑顔は、お前が引き出したものだ……感謝する。

クエスト『「外」を知るために』の目的『楽座街のクレナイと話す』を達成した!

クレナイ : 先ほどは、現地への付き添い、ありがとうございました。
クガネで話したとおり、里が外とも対等に渡り合えるような、
新たな特産品が、次の依頼となります。
クレナイ : 戻る道中、サナナさんとも話したのですが、
この紅玉海で採れる資源と、外の世界の技術が融合したような、
品がいいのではないかと……。
サナナ : 技術は、交流の中で磨くことができるし、
海の資源は、海中に住む者しか得ることのできない宝だからね。
それらが合わされば、きっと素晴らしい特産品になるはずさ。
サナナ : 問題は、海中のどんな資源を特産品とするかだな。
外の世界と対等に渡り合えるだけの値打ち物となると……
宝石や装飾品とか……?
クレナイ : そうですね……この海底にも、光り物ならば存在します。
ただ、「外」の方々が目を向けるような物ではありません。
クレナイ : たとえば、真珠や海底にて産する結晶などですね。
とはいえ近頃は、生活の糧を得ることにのみ力を注いでおり、
まれに、漁網にかかっているのを見かける程度ですが……。
サナナ : …………ん?
そりゃあ、立派な値打ち物じゃねえか……!?
クレナイ : そうなのですか!?
たしかに、美しい物だとは思いますが、
クガネで見た、きらびやかな品々に勝るとは……。
サナナ : そっか、暗い海底で見ているから、わからないんだな。
明るい太陽の下でなら、そうした宝石の光は、
100倍……いや、1000倍にもなって輝くんだ!
サナナ : そこにAceの技術が加われば、
きっと、誰もが一目置く特産品が生み出せるだろう。
「外」の連中も、スイの里に一目置くこと間違いなしさ!
クレナイ : まあ……おかげさまで、希望が見えてまいりました!
あとは、あなた様の腕前を信じるだけ。
里の新たな特産品となる品を、どうかお願いいたします……!

クエスト『「外」を知るために』をコンプリートした!

ランク4

クレナイ : ここが、私の改革が成せるかどうかの水際……。
私も全力を尽くしますので、ご協力お願いいたします……!
クレナイ : 私たちも、紅玉海のすべてを知っているわけではありませんが……
この海の資源から、ここまで見事なものを生み出せるなんて!
あなた様には、何度驚かされることでしょう!
クレナイ : それでは、納品していただいた品を拝見させていただきます。
……素敵です、これほどの品なら、新たな特産品として、
きっと世界にその逸名を轟かせることでしょう!

クレナイ : 今週もたくさんの納品をいただき、まことに助かっております。
クレナイ : 心なしか、里も以前より笑顔が増えてきた気がいたします。
これも、あなた様のおかげですね……!

クレナイ : あなた様のおかげで、特産品となる品を、
まとまった数、揃えることができました……。
これで、ジッカンが納得してくれるといいのですが……!
クレナイ : ああ、聞いてくださいませ……!
あなた様が納品してくださった特産品を民に見せて参りました。
クレナイ : 皆、外の技術を用いて生み出された逸品に驚いておりました。
そして……あなた様の品を見本に、
民が自ら、特産品になりそうな物を持ち寄ってきてくれたのです!
サナナ : アンタが納品した逸品に比べりゃ、流石に数段落ちるがね。
でも……なかなか、いい出来だったぜ?
人海戦術で量産もできそうだし、ロウェナ商会で取引してもいいな。
クレナイ : 本当ですか!?
それは、とてもありがたい申し出です!
サナナ : ああ、実はずっと、あわよくば儲けを出せないかと狙っていたのさ。
恩義を感じてたのも確かだけど、スイの里と独占契約できれば、
利益を独り占めできる……とね。
クレナイ : まあ、そうだったのですか!
ずっと横でお仕事させていただいていたのに、
まったく気づきませんでした……。
サナナ : ったく、本当に世間知らずな姫様だよ。
こりゃあ、悪徳商人に目をつけられないよう、
ロウェナ商会流の取引術をしっかり叩き込んでやらなくちゃ!
ジッカン : 皆、揃っているようだな。
ちょうどいい、お前たち……いや、貴殿らに謝罪をしたい。
サナナ : ジッカンじゃねえか!
謝罪ってことは、Aceの品による、
民への影響力を認めたってことかい?
ジッカン : ああ、先ほど、里の様子を覗いてきたが、
自分たちで特産品を生み出すのだと、皆沸き立っておった。
あれなら、「外」とも対等に接していけるだろう。
ジッカン : 外への恐怖ゆえに盲目的になり、民を侮っていたようだ……。
紫水宮の官吏たちも皆、交流に前向きになっている。
できるなら、これからも力をお貸しいただけるとありがたい。
クレナイ : 私たちはまだ、泳ぎはじめた稚魚のようなもの。
どうか私からも、協力をお願いさせてくださいまし……。
……今後、おふたりと取引を行うのは私ではないでしょうが。
クレナイ : 入れ替わりを見咎められてしまった以上、
我儘で手に入れた自由は、もうお終い……。
私は、紫水宮に戻らなくては。
ジッカン : ……それについてですが、姫様。
私は、彼らとの取引は、誰よりも「外」の世界に熱意を持ち、
精通している者が行うべきだと考えております。
クレナイ : ええ、それでは、官吏たちを集めて選定をしなくては……。
ジッカン : ……まったく、私にあれほど伝統を打破する必要性を語りながら、
ご自身のこととなると、あっさり屈してしまうのですな。
ジッカン : 誰よりも「外」の世界に熱意を持ち、精通している者……。
紫水宮に戻り、選定する必要もございません。
それは、姫様……あなたです。
クレナイ : えっ、でも……私は……。
本来、紫水宮で生涯を終えるのが定め……。
ジッカン : ヒスイも、引き続きの身代わりを承知しております。
もちろん儀式や公務の際には、本物に務めていただきますが、
それ以外の時間、あなたはただの「ヒスイ」です……。
クレナイ : ……ジッカン、いいのですか。
私はまだ、ここで「外」の世界に触れていても……。
ジッカン : ええ、サナナ殿とAce殿からよく学びなされ。
それが、スイの里の発展に繋がるのですから……。
どうぞ、今後もよろしくお願いいたします。

クレナイはAce Trickを「外の世界への導き手」と感じ始めた!
クレナイの信頼ランクが上昇しました!
あなたの事を「外の世界への導き手」と感じているようです!
外の世界について、更に知りたいと願うクレナイは、
あなたに、新たな依頼をお願いしたいようです。

クレナイ : まるで夢のようです!
これからも、「外」の世界の品々をここで見ていられるなんて。
これも、あなた様のおかげ……本当にありがとうございます。
サナナ : へへっ、ジッカンにも、引き続きの協力を頼まれちまったしね。
さて、次はどんな品物を仕入れるとしようか。
クレナイ : そうですね、これまで里へもたらしていただいた品も、
不足せぬよう、継続して納品をお願いしたいのですが……。
実は……それ以外に依頼させていただきたい品があるのです。
クレナイ : 以前、世界の秘境を記した本に、
雲海という、陸が空に浮かんだ区域があると記されていたのです。
空に浮かぶ島々……どれほど珍しい品が眠っているのでしょう!
クレナイ : この「雲海の珍宝」の調達も、合わせてお願いしたいのです。
そこまでの遠方と、交流を結ぶ日が来るかはわかりませんが、
世界の広さと神秘を知れることは、きっと役に立つはず。
サナナ : ……なんて言って、本当は自分が見たいだけだろ?
クレナイ : ふふふ……それも否定するつもりはありません。
ですから、お願いするのは、他の品物が足りているときに……。
それと、実はもうひとつ、あなた様にお願いがあるのです。
クレナイ : 今回、クガネに赴いた際に、
現地の衣服に身を包んだことで、沢山の発見がありました。
生活や文化の違いが、改めて実感できたというか……。
クレナイ : そこで……なんでも外の世界には、
「ミラージュプリズム」なる、幻影を投影する術があるとか……。
その術で、私に「外」の衣装をまとわせていただけませんか?
クレナイ : 私は、もっと「外」の世界について学びたいのです。
冒険の中で、私にまとわせてやってもいいと思える衣装があれば、
お持ちくださいますと、嬉しいです……。

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