パンデモニウム

目次

「パンデモニウム」への警告

ネムジジ : ふふ、ふふふふ……私の推測どおり……!
ここにいれば、貴方に出会えると思っておりました。
「終末」を払いし冒険者、Ace様。
ネムジジ : 突然失礼いたします、私の名はネムジジ。
アイティオン星晶鏡にて、星海の観測と研究を行っている、
「クローディエン」先生の助手を務めております。
ネムジジ : 実は……この星海観測の過程で、
私どもでは見当がつかない、謎の「物品」が見つかりまして。
貴方にご協力をお願いしたく、こうして探していたのです。
ネムジジ : 依頼主である、クローディエン先生は、
ラヴィリンソスの「アポリア本部」にいらっしゃいます。
もしご協力くださいますなら、どうか本部へとお越しください。

クエスト『「パンデモニウム」への警告』を引き受けた!

ネムジジ : お越しくださり、感謝いたします。
どうぞ、クローディエン先生とお話を……。
ルイスノ : うわあ、目の前にAceさんが……!
ネムジジ先輩、本当に見つけ出すなんて流石だなあ。
クローディエン : ご足労ありがとうございます、Aceさん……。
ネムジジさんからお聞きかと思いますが、
星海の研究をしているクローディエンと申します。
クローディエン : いやはや、なんとも胸がドキドキしますね……。
史上初となる星海深部への潜航を成功させてみせた貴方は、
私の憧れの存在なんですよ。
ネムジジ : 急に憧れを語り始めた、こちらの先生ですが。
これでも、シャーレアンの研究者で最も深くまで星海を観測した、
星海研究の第一人者でございます。
クローディエン : Aceさんには、遠く及びませんけどね。
実際、私では見通せなかった謎を紐解いてもらえないかと、
こうして協力を仰いでいるのですから……。
クローディエン : ……かつて私たちは、低地ドラヴァニアに築いた「逆さの塔」により、
星の意思、ハイデリンと邂逅し「終末」の存在を知りました。
クローディエン : その後は、ラヴィリンソスに研究の場を移し、
アイティオン星晶鏡を建設、今日まで星海の観測を続けてきました。
……星海の深さに比べれば、波打ち際程度の範囲ですがね。
クローディエン : ……そして、あれは大整理が宣言された頃だったでしょうか。
観測中の私たちの前に、ひとつの不可思議な「結晶」が、
星海の底より浮かび上がってきたのです。
クローディエン : 結晶のエーテル密度は、通常のクリスタルの数倍。
しかも驚いたことに、人工的に成形された形状をしていました。
とても、自然に生成された物とは思えません。
クローディエン : しかし、私の分析で判明したのは、そこまで……。
星外への脱出計画を優先せねばならなくなったこともあり、
結晶の調査は、しばらく棚上げされておりました。
クローディエン : そして終末の脅威が払われた今こそ、改めて結晶の謎に挑みたい。
そう考えて……私は、貴方を探していたのです。
クローディエン : 誰よりも深く星海へと潜った、稀代の冒険者である貴方に、
件の結晶を見ていただき、ご意見をお伺いしたいのです。
どんな些細なことでも構いませんから、ぜひ……!
クローディエン : さあ、こちらが、その結晶です……。
クローディエン : 貴方の記憶や知識の中に、似たようなものがあれば、
どんな些細なことでも、どうかお聞かせください!

何と言う?

▷記憶を封じたクリスタルだ
▷これと同じクリスタルを持っていた者を知っている

クローディエン : ……! 心当たりがあるのですね。
もう少し、詳しい話をお聞かせいただけませんか?
クローディエン : なるほど、アシエンはこのクリスタルを用いることで、
転生した魂に、かつての座の記憶を継承していた、と……。
貴重なお話をありがとうございます。
クローディエン : いやはや、稀有な結晶だろうとは推測していましたが、
ここまでとは、予想外でしたよ……。
ネムジジ : たしかにエーテルの結晶は、記憶を刻む触媒になり得ます。
古のジョブの戦技や魔法を伝えるソウルクリスタル……
しばしば戦場で発見される、特殊なシャードも然り。
ネムジジ : これらのサンプルを取り寄せ、比較することで、
クリスタルの調査も進展するかもしれませんね……。
クローディエン : アシエンの記憶…………十四人委員会の記憶、か……。
クローディエン : ……だが、彼が見たというクリスタルには、
十四人委員会の座を示すシンボルが刻まれていたはず……。
では……この記憶の持ち主は……。
クローディエン : いや、それよりも……記憶を残そうとした目的は……。
そして……何故、星海を漂っていたのか……。
ネムジジ : おーい、せーんせい!!
き、こ、え、て、ま、す、かー!!?
クローディエン : え…………?
ネムジジ : 思案するのはいいんですが、
お客様の前で、独り言を言いつづけるのは、いかがなものかと。
その悪癖を助手である私たちから指摘されるのは、何度目ですか?
クローディエン : ああっ!! も、申し訳ないです!
興味深い疑問にあたると、ついクセで……。
クローディエン : 失礼しました……少し、クリスタルに触れてもらえませんか?
以前、内部から漏れ出る記憶が聞こえたという貴方なら、
もしかして、今回も……。
クリスタルから響く記憶 : この声が聞こえ……どうか……。
「パンデモニウム」へと……来て……!
クリスタルから響く記憶 : この危機……決し……放置しては、ならない……。
世界が……壊れ……まう……。
クローディエン : もしや、なにか聞こえたのですか……?
クローディエン : ……「パンデモニウム」。
あいにく、その言葉には聞き覚えがありませんね。
古き言葉に当てはめるなら……「魔のすべて」でしょうか。
クローディエン : ネムジジさん、ルイスノさん、
先ほど提案してくださったサンプル集めを、至急お願いします。
他にどんな記憶が封じられているか、突き止めねば。
クローディエン : そして……Aceさん。
どうか、もうひとつ依頼をさせていただけませんでしょうか。
この、我々に警告を発している「誰か」について……!
クローディエン : 貴方からいただいた情報から推察するに、
このクリスタルも、古代人により生み出された可能性が高い。
クローディエン : となると、「パンデモニウム」なる言葉の調査も、
世界分断前まで、時代を遡る必要があると私は考えます。
クローディエン : それが可能なのは、ただひとり。
異なる世界を経由することで、過去の世界へと渡り、
終末の謎を解き明かしてみせた、貴方だけ……。
クローディエン : 我々も、過去と現代を行き来するなど、
あまりに信じがたい話だと語り合っていたのですが……。
そのお顔を見るに、やはり真実なのですね。
クローディエン : ふたたび……「第一世界」でしたか?
そちらを経由し、過去へと赴いてはいただけませんでしょうか。
どうか「パンデモニウム」とは何か、突き止めてください……!
クローディエン : ありがとうございます……。
そのクリスタルも、調査の間は貴方にお預けいたします。
過去の世界へと赴く過程で、また反応を示すかもしれませんから。

クエスト『「パンデモニウム」への警告』の目的『アポリア本部のクローディエンと話す』を達成した!

クローディエン : どうか、「第一世界」を経由して、過去へと赴き、
パンデモニウムに迫る危機を突き止めてください。
クリスタルも、今は貴方がお持ちになったほうがいいでしょう。
ネムジジ : 取り寄せられるかぎりのソウルクリスタルを収集しましょう。
そして私の推測によれば、グリーナーに依頼することで、
特定の戦場からシャードを回収することも可能なはずです。
ルイスノ : ぼくもクローディエン先生のお手伝いに励みます!
最初に、必要そうな史料を選定して、えっとそれから……。

衛兵団の守衛 : ようこそお越しくださいました。
「星見の間」に向かわれるなら、いつでもご案内いたします。

クリスタルから響く記憶 : この声……聞こえたら……。
クリスタルから響く記憶 : どうか……「パンデモニウム」へと……!
???? : …………ッ!
穏やかな目をした青年 : 君は…………
穏やかな目をした青年 : いや、雰囲気が似ていたから、友人かと思ったのだけれど……
どうやら別人らしい。
テミス : 私の名前は……「テミス」。
君が彼の言う「星」ならば、その訪れを待っていた者、
ということになるのかな……。

クエスト『「パンデモニウム」への警告』の目的『星見の間の指定地点に向かう』を達成した!

テミス : さて、もう少しちゃんと自己紹介といこう。
仮面を付けていないことからもお察しのとおり、
私は、エルピスの者ではない。
テミス : ある調査のために、エルピスを訪問したんだが……
まさか、宙空に突如として現れた人と、ぶつかろうとはね。
テミス : 面白い登場だったけど……さて、君は何処のどなたかな?
よくよく見てみれば、人とは異なる性質を持っているようだ。

何と言う?

▷アゼムの使い魔だ

テミス : ふぅん、アゼムの……。
実は、先ほど話した友人というのが彼なのだが……
君のような使い魔を所持していたとは知らなかったよ。

▷自分も調査のためにエルピスへ来た

テミス : それにしても、使い魔か……面白い。
彼に遣わされたと……いうことは、
君も「パンデモニウム」の異変を調査に来たのかな?
テミス : かくいう私も、パンデモニウムを調べに来たんだよ。
よければ、君がここへと至った経緯を教えてもらえないかい?
テミス : なるほど、概ね理解できたよ。
……今の話で、君が何処からエルピスへ来たのかという部分に、
触れられていなかったのは気になるところだけど……。
テミス : 誰でも、初対面の相手に話したくない秘密くらいあるだろう。
それよりも今は、君のいう謎のクリスタルとやらを、
少し、見せてもらえないかい?
テミス : ふむ、あいにく私も詳しい内容までは見通せないけど……。
たしかに、誰かの記憶が封じられているようだ。
テミス : ありがとう……。
しかし、誰の記憶であれ警告を発したというのであれば、
やはり、パンデモニウムで何かが起きているらしいね。
テミス : ……パンデモニウムは、このエルピスの直下に存在する。
ラハブレア院が管理する施設だ。
テミス : その内部には、世界へ解き放つべきではないと判断された、
危険な創造生物が、研究のために収容されている。
テミス : むろん、厳重に管理されているのだが……
つい先日のこと、施設周辺から異様なエーテルが検知されるとともに、
内部との通信が途絶してしまったんだ。
テミス : 私は……十四人委員会絡みの組織の人間でね。
今回の事態を受けて、調査に向かおうとしていたというわけさ。
テミス : ……そこで、ひとつ提案をさせてもらえないかい?

クエスト『「パンデモニウム」への警告』をコンプリートした!

クローディエンが「パンデモニウム」の研究を始めたことで、
彼の助手や協力者が、装備を交換してくれるようになりました。
アポリア本部の「ミレニー」か、
ラザハンの「ヨール」にアイテムを渡すことで、
装備を入手できます。

万魔殿へと至る

テミス : さて……私からの提案は、シンプルなものさ。
目的地が同じなら、共にパンデモニウムへ向かおうじゃないか。
ひとりよりふたりのほうが、調査の効率も上がるだろう?
テミス : 私と一緒なら、
パンデモニウムへ入る許可も簡単に得られるはずだ。
それに君は……私が待ちわびていた「星」のようだしね。
テミス : もともと私は、同じくパンデモニウムの異変を察知した同僚と、
ふたりで調査へ向かおうとしていたんだよ。
テミス : だが、同僚の方が渋ってね。
組織の人間がふたりも動けば、世間の注目を集めると言うのさ。
そして、こうも言った……。
テミス : 「大丈夫、自分に代わる星が君の前に現れるだろう」って。
テミス : その同僚というのが、君と見間違えた「友人」さ。
彼の言葉を信じて、待ち続けて正解だったよ……。
テミス : もっとも、空から降ってくるとは思わなかったけれどね。
テミス : ともかく、パンデモニウムへ入るには、
施設を管理しているラハブレア院に許可をもらう必要がある。
まずは、アナグノリシス天測園にいる職員のところへいこう。

クエスト『万魔殿へと至る』を引き受けた!

テミス : エルピスへ向かう前に、最低限の話は通しておいた。
すぐに許可が下りるはずさ。
ラハブレア院の職員 : 十四人委員会発行の推薦どおり、
パンデモニウムへの視察希望が……2名。
ひとりは、随分と変わったエーテルをお持ちのようですな。
ラハブレア院の職員 : おふたりのエーテルを、こちらで登録させていただきます。
これで以後、パンデモニウムへと至る転移装置の使用はもちろん、
施設を囲む結界も、あなた方を阻むことはありません。
テミス : ほら、言っただろう?
私と一緒なら、簡単にパンデモニウムへ入れるって。
これで君も、私と一緒に調査へと向かえるわけだ。
ラハブレア院の職員 : ……入るのは結構ですが、内部の創造生物は貴重な実験体。
「獄卒」たちの指示をちゃんと聞いてくださいますよう、
お願いいたします。
テミス : 「獄卒」は、パンデモニウム内で働く者たちのことさ。
ずいぶんと禍々しい呼び名だが……それには理由があってね。
ラハブレア院の職員 : 本来、世界にとって危険である創造生物は処分されるのが決まり。
しかしラハブレア院では、まだ研究価値がある創造生物に限り、
パンデモニウムに収容して、研究を行っております。
ラハブレア院の職員 : 当然、そうした創造生物を外部へ逃がすわけにはいきません……。
「獄卒」は研究員ではなく、創造生物を施設内に縛り付け、
厳重に監視を行う、番人なのです。
テミス : 創造生物にとって、パンデモニウムはただの収容施設ではない。
獄卒により、いっさいの自由を奪われた「大監獄」なのさ。
ラハブレア院の職員 : ……あなた方も、何の調査で向かうのか知りませんが、
もし問題を見つけられましたら、すぐにご報告を。
一応は、ラハブレア様に沙汰を仰がねばなりませんので。
テミス : 一応、か……。
現状では、問題など何も起きていないという認識なのかい?
ラハブレア院の職員 : 獄卒たちからは、何の報告もありません。
多少のエーテル的な揺らぎは観測されていますが……
問題あれば、それこそすでにラハブレア様が動いているはずです。
テミス : ……なるほどね。
あのラハブレアが、管轄下のパンデモニウムの状況を、
把握していないはずがない、と。
ラハブレア院の職員 : ……「あの」と言うあたり、こちらの御方は、
ずいぶんと、ラハブレア様のことをご存知のようですな。
あなた方……もしや、ラハブレア様になにか縁でも?

何と言う?

▷彼とは面識がある
▷ラハブレアのことはよく知っている……

ラハブレア院の職員 : ……本当に、珍しい方々だ。
ラハブレア様は、他者に自身のことを話す御方ではない……。
あの御人について詳しく知る者など、そうはいませんから。

ラハブレア院の職員 : ともかく、ラハブレア様は十四人委員会に名を連ねる御方……。
その活動の害となる行動は厳に慎むよう、お願いいたします。
テミス : さあ、いよいよパンデモニウムを拝むときがきたよ。
転移装置は、ここから北東の浮島にあるらしい。
さっそく、向かおうじゃないか……!

クエスト『万魔殿へと至る』の目的『ラハブレア院の職員と話す』を達成した!

ラハブレア院の職員 : パンデモニウムへと至る転移装置は、北東の浮島です。
……急がないと、置いていかれますよ?

テミス : これが、転移装置だね。
しかし……君もラハブレアと面識があったとは。
ますます君に興味が湧いてきたよ。
テミス : でも、先ほど言ったとおり……
今はまだ、お互いこれ以上の詮索は止めておくとしよう。
テミス : 時が来れば、私たちはもっと理解し合えるはずさ。
この出会いが運命なのなら、ね。
テミス : 今は、パンデモニウムへ。
私も実際に足を踏み入れるのは初めてなんだ。
さあ、いざ……!

テミス : まったく、なんてことだ……。
テミス : あの職員が、あまりにも呑気な態度だったものだから、
実は、何事も起きていないのではないかと少し期待していたが……
悪い方の予測が当たったようだ。
テミス : ここが、どれほど厳重に封じられているかわかるかい?
周囲の鎖をはじめ、目に見えるものの多くが、
それぞれ強力な結界を構成している。
テミス : さすがはラハブレア院、惚れ惚れするほど見事な結界……
と言いたいが、それも完璧ではなかったらしい。
テミス : まだ、目に見えるほどの変化は起きていないが、
パンデモニウムに「何者」かが干渉している……。
テミス : そして、その何者かは、
周囲の結界を、内側から剥ぎ取ろうとしているようだ……!
テミス : ……ああ、今すぐ創造生物が逃げ出すような事態にはならないよ。
到着してすぐに、結界を強化する術を発動させたから。
テミス : 結界への攻撃を完全に無効化するのは無理でも、
侵食の速度を遅らせることには、成功した。
……それで、問題が解決したわけでもないけれどね。
テミス : 状況を整理しよう。
まず第一に、私たちの疑念は現実のものとなった。
パンデモニウムでは、たしかに何らかの事件が起きている。
テミス : そしてどうだい、この静けさは。
パンデモニウムを厳重に管理している獄卒の姿なんて、
影も形もないじゃないか。
テミス : 獄卒から状況を聞きたいところだが……
まずは、彼らを捜すところから始めねばならないようだ。
テミス : ……これだけでも大概な状況だけれど、
もうひとつ、君に伝えておかなければならないことがある。
テミス : 結界を強化する術を発動させた、と言ったろう……?
少しでも術を緩めると、侵食が加速しそうな勢いでね。
実は今も、魔力を消耗し続けている状態なんだ。
テミス : つまり……。
結界への攻撃者や収監されている創造生物たちと、
もし戦闘になっても、私が相手をするのが難しくなってしまった。
テミス : 突然こんなことを言われて、君が驚くのも無理はない。
私も、途方に暮れていたよ……もし、ひとりだったらね。
テミス : 大変、申し訳ないのだが……
パンデモニウム内で、平和的解決が望めなかったときは、
君の力を当てにさせてもらえないだろうか?

何と言う?

▷任せておけ

テミス : 即答とは頼もしいよ……。
とはいえ、私もまったくの役立たずというわけではない。
君を支援する魔法くらいは、使えるはずだ。

▷そんな気がしていた……

テミス : 創造魔法による支援さ、そうだね……。
君の存在を核に、君と共に戦う幻影を創造するとしよう。
テミス : そう……数は、7人ほどでどうだろうか。
いざ戦闘になれば、大きな助けになってくれるに違いない。
テミス : よし、それでは、いよいよ突入といこう。
何が待ち受けるかもわからぬ万魔殿、パンデモニウムに……!

新しいコンテンツがコンテンツファインダーの「通常コンテンツ」に登録されました。

テミス : ここから先は、まさに万魔殿……。
何が待ち受けているのかは、私にもわからない。
戦闘になることも覚悟して進むとしよう。

「万魔殿パンデモニウム:辺獄編1」の攻略を開始した。

エリクトニオス : 守る、救う……俺が……俺が、やらないと……!
俺が……貴様を倒す!!
エリクトニオス : 俺の鎖から、逃れられると思うな!
エリクトニオス : ウゥゥ……まずは、貴様からだ……!
エリクトニオス : もっと、もっと! 鎖をッ!!!
エリクトニオス : 氷火による呪縛を発動させる……!
エリクトニオス : この呪縛を逃れることはできない……。
氷火の侵食を、その身で味わえ!!
エリクトニオス : これでも効かない、というなら……。
俺の、全身全霊を……込める……!
エリクトニオス : グウゥ……光炎監獄、展開……!
この鎖が、貴様の自由を阻む!
エリクトニオス : 光炎監獄、展開……維持……!
この連撃で……すべてを、打ち砕く!
エリクトニオス : まだだ……!
この鎖が、貴様を薙ぎ払う!

「万魔殿パンデモニウム:辺獄編1」の攻略を終了した。
クエスト『万魔殿へと至る』の目的『「万魔殿パンデモニウム:辺獄編1」を攻略』を達成した!

テミス : おつかれさま!
私が紡いだ幻影たちも、見事に戦ってくれたようだし、
君が、無事に勝利できたことを嬉しく思うよ。
テミス : それでは、この青年が目覚めるのを待つとしよう。
獄卒と思われる彼が、正気を失っていたとはいえ、
私たちを、なんの脅威と誤認したのか教えてもらわねば。
テミス : Ace、来てくれ。
彼が、目を覚ましたようだ……。
エリクトニオス : そんな……俺は、なんてことを……。
エリクトニオス : 俺のやってしまったことは理解できた。
焦燥にかられた状態で、ひとり正気を失い、
結果……あんたたち、無関係の相手に襲いかかって……。
エリクトニオス : 本当にすまなかった……それと、ありがとう。
おかげで、冷静さを取り戻すことができた。
エリクトニオス : 俺は、獄卒のエリクトニオス……。
パンデモニウムは、施設の大部分を地下に構えているんだが、
その中でも一番地上に近い階層、「辺獄」を持ち場としている。
テミス : 君が何故、あんなに取り乱していたのか……
パンデモニウムで何が起きているのか教えてくれるかい?
エリクトニオス : 「辺獄」に収監していた創造生物たちが、
いきなり「檻」の外に出て、暴れ始めたんだ……。
テミス : それは……穏やかじゃないね。
過去に、そういった脱走騒ぎは?
エリクトニオス : パンデモニウム各層には、「獄卒長」と呼ばれる管理者がいる。
彼らが、施設を厳格に取り仕切っているからな。
こんな事態は、設立以来、初めてのことだ。
エリクトニオス : 俺も、仲間たちと必死に対処しようとしたんだが……
混乱の中……気がついたときには、もう独りきりだった。
エリクトニオス : そのうち、何かに囁かれているような気がしてきて……
いつの間にか転身までして、手当たり次第に攻撃を……。
テミス : ふむ……何者かによって、
精神に作用する魔法をかけられた可能性が考えられるね。
仲間と分断されたのも、その攻撃の影響かもしれない。
エリクトニオス : あんたたちが来たということは、
外でも、この事件を把握しているのか?
俺の知らない情報があれば、何でも構わないから教えてくれ。
エリクトニオス : ……なんてことだ。
パンデモニウムに攻撃を加えている者がいるなんて。
テミス : 内部の様子から鑑みるに、攻撃を仕掛けているのは、
創造生物を解き放った者と、同一人物だろう。
その正体となると、まだ見当もつかないが……。
エリクトニオス : テミス、だったな。
十四人委員会に連なる組織の者だと言っていたが……
この事態を委員会が知ったら、どう行動すると思う?
テミス : そうなれば彼らは、ここはもう「終わった場所」だと、
パンデモニウムそのものを封鎖するだろうね。
最悪の場合、施設ごと消滅させることも……。
エリクトニオス : ……そうだよな。
結界が破られれば、危険な創造生物が外の世界に出てしまう。
その可能性を知って……躊躇うこともないか。
エリクトニオス : なら、急がないと……。
事態を公にしても誰も救えないというのなら、
俺自身がパンデモニウムに戻り、みんなを助けだす……!
テミス : ……驚いた。
君は単身、仲間たちを救い出そうというのかい?
エリクトニオス : ……中にいる獄卒たちが、
消滅を受け入れるというのなら、それも仕方ないだろう。
エリクトニオス : だが、俺が最後に見たみんなは、まだ諦めてなかった……!
誰も傷つかないようにお互いを守りながら、
必死で、創造生物たちを元の状態に戻そうとしていた。
エリクトニオス : 俺も、まだ諦めない。
だからテミス、どうか……
俺を信じて、十四人委員会への報告を待ってはくれないか?
テミス : ……あいにく、先ほどの戦闘を見るかぎり、
内部の創造生物に対抗しうる力を、君が持つとは思えない。
信じようにも、信じるだけの根拠が足りないな。
テミス : だが、パンデモニウムの調査が私の使命である以上、
内部の様子も見ずとんぼ返りするのも、尚早な判断といえる。
戦闘は覚悟の上ではあったが……さて、どうしたものか?
テミス : ふふ、ふふふふ……やっぱり君は、そう答えるか……。
テミス : まったく、本当に君は面白い。
それに妙なところで、私の友人そっくりなことをする。
テミス : ……ああ、もちろん私も賛成だよ。
まだ、裁定をくだすべき段階ではないからね。
エリクトニオス : なあ、あんたたち……いったい何を……?
テミス : パンデモニウムの結界も、まだ持ちこたえられる。
だとすれば、今すべきことは……
すべて、君と彼が示してくれただろう?
エリクトニオス : ……Ace。
俺の、そしてパンデモニウムのみんなのために……
本当に、ありがとう。
テミス : 内部の状況を知る者が仲間にいるのは、こちらも頼もしいよ。
ふふふ……だいぶ奇妙な3人組になったけれどね。
テミス : さあ、具体的な救助の作戦を立てるとしよう。
まずは、パンデモニウムの門前まで近づいてみるとしようか。
エリクトニオスに続く脱出者がいないとも限らないしね。

クエスト『万魔殿へと至る』をコンプリートした!

水底に潜みし創造生物

テミス : 想定はしていたが……やはり、長い調査になりそうだ。
しかし、ラハブレアはこの状況に気づいていないのだろうか。
それだけ事件の黒幕が手強い相手ということか、それとも……。
エリクトニオス : 中からは、物音ひとつ聞こえないな。
獄卒にせよ創造生物にせよ……みんな内部に留まっている想定で、
救出方法を考えないといけない、ということか。
テミス : ……エリクトニオス、ひとつ確認したい。
君の言葉からすると、救いたいのは獄卒だけでなく、
解き放たれた創造生物たちも含めて、ということでいいのかい?
エリクトニオス : 危険な存在と言われている、あいつらだが、
それでも研究価値があると判断されたから、ここにいるんだ。
この状況で我儘かもしれないが……その研究の火を消したくない。
テミス : ……パンデモニウムの長官であるラハブレアも、
配下である君の、今の言葉を聞けば喜ぶだろうな。
まあ、彼に事態を報告するわけにはいかないのだが。
エリクトニオス : ……あの人が喜んでいる姿は、なかなか想像しづらいな。
テミス : ……おや、「あの」か。
君は、ラハブレアと会ったことがあるのかい?
彼がパンデモニウムに顔を出すことは、殆どないと聞いたが。
エリクトニオス : ちょっとした機会があってな。
もっとも、俺が一番世話になったのは、
ここ、パンデモニウムの先代長官の方だがね。
エリクトニオス : パンデモニウムの先代長官、その名も「アテナ」。
もともとはラハブレア院の研究者だった人で……
俺を獄卒へと登用してくれたのも、彼女さ。
テミス : なるほど、ラハブレアが長官でなかった時代があったのか。
しかし……君は、ラハブレア院のためだけでなく、
世話になった先代のため、創造生物たちを守りたいのかい?
エリクトニオス : まあ、そんなところだ。
あいにく、その方法となるとまだ浮かんでいないんだがね。
獄卒長でもない俺は、「檻」の魔法も使えないし……。
エリクトニオス : ……ああ、「檻」の魔法について説明してなかったな。
あんたとの戦闘で、俺が使っていた「鎖」があるだろう?
あれの上位にあたる封印魔法さ。
エリクトニオス : いずれも創造生物の拘束に用いるんだが、
「檻」は、各層を管理する獄卒長にのみ使用が許された魔法。
俺の魔力量では、使いこなすことは難しいだろう。
テミス : ……なるほど。
当代のラハブレアが考案したという、
「鎖」の魔法についての予備知識はあったが……。
テミス : 創造生物を一時的に封じるのが「鎖」の魔法だとすれば、
その上位版である「檻」の魔法は、
周囲の空間ごと、創造生物を恒久的に封じる効果があるわけだね。
エリクトニオス : ……先ほどの戦闘に用いていた幻影といい、
テミスは、随分と魔法に詳しいようだな。
もしかして、あんたなら「檻」の魔法を使えたりはしないか?
テミス : 残念ながら……。
それほどの高位の魔法となると、
発動するには、術式への深い理解が必要となる。
テミス : たしかに、魔法には多少の心得があるつもりだが、
現状では、獄卒長の役目を肩代わりすることは難しいだろう。
せめて「檻」の術式でもわかれば、いいのだが……。

何と言う?

▷術式なら、エリクトニオスが知っているのでは?

テミス : ふむ……たしかに。
彼なら、同じ系統である「鎖」の魔法にも精通しているし、
当然、「檻」を実際に目にしたこともあるはず……。

▷戦闘は引き受けるから、後はふたりで何とかしてくれ

テミス : ……そうだな。
もし君が、「檻」の術式を完璧に把握しているなら、
術の発動役を君が担い、足りない魔力や技術を私が補えば……。
エリクトニオス : 俺たちでも、「檻」の魔法を使うことができる……?
テミス : そういうことになるね。
ただし、君が「檻」の術式を少しでも間違えて記憶していれば、
この作戦は、一瞬でご破算になるが……。
エリクトニオス : ……任せてくれ。
獄卒長が「檻」を生み出すところを何度となく見てきたんだ。
きっと、成功させてみせる。
テミス : よし、細かい手順はまた後でふたりで確認しあおう。
方針が決まれば次は、実際にどの創造生物に対して、
「檻」の魔法を試みるかだ。
テミス : 闇雲に突入して、「辺獄」の創造生物たちに、
取り囲まれるような事態になっては、元も子もないからね。
できれば、居所がはっきりしている生物に狙いを絞りたい。
エリクトニオス : それなら、心当たりがある。
脱出の間際、「ヒッポカムポス」という水棲の創造生物が、
地下水路の方へと向かうのを見かけたんだ。
エリクトニオス : 地下水路なら、入り口からも近いし、
「辺獄」で水場を好むのも、ヤツくらいだ。
あそこなら、他の生物の邪魔が入ることはないだろう。
テミス : ならば、最初の標的は「ヒッポカムポス」で決まりだ。
「檻」の魔法を使うにも、相手を弱らせてから試みたい。
そのための戦闘は……君に任せていいかい。
テミス : 頼りにしているよ。
私たちは、勝利の瞬間に「檻」を発動させられるよう、
幻術の魔法を使い、戦いを見守れる距離で密かに待機しよう。
エリクトニオス : 「ヒッポカムポス」は、衰えることを知らぬ生命力の持ち主だ。
それに、ヤツの魔力が周囲に影響を与えている可能性もある……。
地下水路を流れる下水にも、注意してくれ。

クエスト『水底に潜みし創造生物』を引き受けた!
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テミス : それぞれが、まったく異なる役割を担うことはままあるが……
互いの力を重ね合い、ひとつの魔法を成功させるなんて、
私も初めての試みだよ。
エリクトニオス : 先ほど話した初代長官も、パンデモニウムにとって、
創造生物こそが何よりも大事な存在だと、よく口にしていた。
だからこそ、可能なかぎり再封印したいんだ。

「万魔殿パンデモニウム:辺獄編2」の攻略を開始した。

エリクトニオス : か、顔と身体が別々の方を向き始めたぞ……?
あいつ、何をするつもりなんだ!?
エリクトニオス : 下水に、有害な魔力が満ちている……!?
奴が水位を操っているらしい、下水の来ない場所へ退避するんだ!
エリクトニオス : 頭部が分離したぞ! あいつ、あんなことも可能なのか……!
周囲に、気を配るんだ!

「万魔殿パンデモニウム:辺獄編2」の攻略を終了した。
クエスト『水底に潜みし創造生物』の目的『「万魔殿パンデモニウム:辺獄編2」を攻略』を達成した!

テミス : ぶっつけ本番だったが……こうも上手くいくとは!
君の妙案が、見事にはまったね。
エリクトニオス : あんた、只者じゃないとは思っていたが、
ヒッポカムポスを、完全に圧倒してみせるとは……!
これほど戦闘に熟達した者を見るのは、初めてだよ。
エリクトニオス : 急造チームとは思えない、完璧な成果だ……。
これも、あんたとテミスのおかげだな。
エリクトニオス : テミスが送り込んできた魔力も、尋常じゃない量だった。
正直、俺は魔法に関してまったく自信がなくてね……。
「檻」を発動させられたことが、今でも信じられないよ。
テミス : おや、そうなのかい?
そのわりには、Aceとの戦闘で見せた、
「鎖」の魔法は見事なものだったけど。
エリクトニオス : ……「鎖」は、俺が唯一得意としている魔法なんだ。
あれだけは、幼少の頃から長年かけて修行してきたんでね。
他の魔法は、からきしさ。
エリクトニオス : ここに訪れたのが、あんたたちで本当に良かった。
これなら、きっとみんなを救いだせる……!

クエスト『水底に潜みし創造生物』をコンプリートした!

炎を纏いし創造生物

エリクトニオス : しかし、ヒッポカムポスのやつ、
地下水路の下水を攻撃に利用してくるとは……。
相手の得意な地形に潜り込まれると、ああも厄介なんだな。
テミス : さて、ヒッポカムポスの封印に成功したのは幸いだが……
内部で、獄卒たちの姿を確認できなかったのは気がかりだね。
エリクトニオス : 「辺獄」の獄卒長は慎重な人だ。
まずは態勢を立て直すことを優先させて、
獄卒みなを、奥へと誘導したのかもしれないな。
テミス : ……慎重な人、か。
エリクトニオス、獄卒長のことをもう少し教えてくれないか。
各層にひとりずついて、「檻」の魔法を使えることは聞いたが。
エリクトニオス : 「辺獄」を率いる獄卒長は、ヘスペロスという。
創造生物はもちろん、俺たち獄卒の適性まで把握して、
的確な人員配置や、冷静な判断をくだせる有能な方だよ。
エリクトニオス : 魔法が不得手な俺のことも、随分と気にかけてくれた……。
部下の俺が言うのもなんだが、性格のできた人格者さ。
エリクトニオス : 獄卒長は、「檻」の魔法だけではなく、
創造魔法でパンデモニウム内の環境に干渉することもできる。
彼の誘導があれば、獄卒も安全に退避できるだろう。
テミス : 環境に干渉することまで……。
水路にいたからこそ、ヒッポカムポスは力を発揮できたが、
周辺を、砂漠にでも創り変えれば、より簡単に制圧できたはずだ。
テミス : それほどの力があるなら、
たしかに、態勢の立て直しは難しくないだろう。
できるだけ早期に、獄卒長と合流したいところだね。
エリクトニオス : ならば、「辺獄」の最下層に向かうべきだろう。
あそこには、隣接する「煉獄」層に向かう連絡通路がある。
エリクトニオス : 創造生物を避けるなら、「煉獄」に入るのが一番安全だろうからな。
それに、獄卒長がほかの場所に潜んでいたとしても、
最下層までの道中で、合流できるかもしれない。
テミス : 奥深くまで進む危険を冒すだけの価値はあるということだね。
最悪の場合でも、「煉獄」より先の状況確認や、
応援の要請はできるか……。
エリクトニオス : ただし問題もある……。
「煉獄」へと向かうには、長い回廊を通る必要があるんだが、
そこには……おそらく「フェネクス」が待ち構えているだろう。
テミス : フェネクス……聞いたことがある。
たしか、「不死鳥」のイデアに至る過程で生まれた、
全身に炎をまとった魔鳥だね。
テミス : 不死鳥のイデア、その名もフェニックス……。
大いなる治癒の力を持ち、その炎が燃え尽きることはないという。
我々が想像しうる幻想生物の中でも、最上位の存在さ。
テミス : それだけに……当代の「ラハブレア」が、
フェニックスの創造魔法を結実させるまで、数多の失敗があった。
テミス : かつて、幻想生物のイデアを作ることに長けた様々な研究者が、
それぞれの解法で、不死鳥の誕生に挑んだんだ。
そのひとつが、「フェネクス」さ。
エリクトニオス : けど、フェネクスも、不死鳥と呼べる存在ではなかった……。
そして、見るものすべてを燃やし尽くそうとする凶暴な性質から、
最終的に、パンデモニウムへと送られたんだ。
テミス : その後も、研究は続き……幾星霜の果て、
不死鳥を誕生させるのは不可能だと、殆どの者が諦めていた。
唯一、ラハブレア院の者たちを除いてね。
テミス : そして、ラハブレアがフェニックスを生み出したと聞いたときは、
その偉業に興奮し、全身が震えたものさ。
ラハブレア院の下部組織に属する君も、そうだったろう?
エリクトニオス : 御名答……と言いたいところだが、
院の研究がどうなろうと、獄卒の仕事にはあまり関係なくてね。
ラハブレアの偉業を聞いてどう思ったかは……忘れてしまったよ。
エリクトニオス : ……とにかく今は、フェネクスのことを考えないと。
最初に異変が起きたとき、混乱の中で俺はヤツを見かけた。
炎の如き尾羽が、回廊の方に向かっていくのをな。
エリクトニオス : フェネクスは、きっと今もあの周辺を彷徨っている。
出くわさず回廊を抜けられれば、それに越したことはないが……
辺獄で最も厄介なヤツを封印できれば、今後が有利になるはずだ。
テミス : ああ、私もその提案に賛成だよ。
相手が炎を操るならば、回廊を彷徨っているのは好都合だ。
ヒッポカムポスのように、周囲の環境を利用できないだろうからね。
エリクトニオス : こ、これは!?
テミス : 今のは……黒幕が、空間を作り変えたんだ。
おそらくはフェネクスが、
最大限の力を発揮できる環境に……!
エリクトニオス : 空間を……作り変える……それができるのは……。
テミス : ……まずは目の前の脅威、フェネクスへの対処だ。
すべては、あの空間でやつを封印してから確認しよう。

クエスト『炎を纏いし創造生物』を引き受けた!
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テミス : ともかく、今は眼前の戦闘に集中しよう。
あの空間は、フェネクスが最大限の力を発揮できる環境のはず。
どうか気をつけて。
エリクトニオス : ……フェネクスを、頼んだ。

「万魔殿パンデモニウム:辺獄編3」の攻略を開始した。
「万魔殿パンデモニウム:辺獄編3」の攻略を終了した。

エリクトニオス : フェネクスは無事に封印できた……!
あとは、この空間の……。
テミス : 創造魔法を用いて、回廊の環境を作り変えたんだ。
そんなことができる権限を持つということは……。
テミス : いや、それは本人に聞くべきだな。
そこに、いるんだろう……?
???? : ああ、憎い……憎らしい……。
???? : ただの侵入者ではないと思ってはいたが、
「檻」を出現させることすら可能な術士がいたとはな。
???? : フェネクスも、所詮は「失敗作」か……。
戦いやすい空間へと、環境を作り変えてやったというのに、
使い魔程度のエーテルしか持たぬ相手に、ひどい体たらくだ。
テミス : ついに黒幕のお出ましだが……
どうやら、嫌な予感が当たったようだ。
エリクトニオス : ……獄卒長、ヘスペロス!
あんたが、パンデモニウムに対する攻撃を指揮していたのか!?
テミス : パンデモニウムは、それそのものが絶対の檻という概念だ。
そのイデアに手を出し、内部環境を改変することができるのは、
獄卒長級の幹部のみだとは思っていたが……。
エリクトニオス : 本当に、あんたなのか!?
ならば、何故こんなことを……それに、その姿はいったい?
ヘスペロス : ……エリクトニオス、愚かしくも質問を口にするだけか。
この状況と私の姿から、推察のひとつやふたつ、
導き出してみてはどうだ。
ヘスペロス : その浅はかさ、やはりお前はいつまでも落ちこぼれだな。
まったく、「ラハブレア」様とは似ても似つかぬ……。
エリクトニオス : ……あんたが、ヘスペロス獄卒長なのは、間違いないらしい。
だが、内面はずいぶんと変貌してしまったようだな。
エリクトニオス : 俺が知るヘスペロス獄卒長は、フェネクスはもちろん、
どんな創造生物にも慈しみをもって接していた。
その優しさは、俺たち獄卒相手にも……。
エリクトニオス : なあ、それがあんたの本性なのか!?
こんなことをするために、俺たちを欺いていたのか!?
ヘスペロス : 湖上の上澄みだけを見て、水底まで覗き込むことをしない……。
それこそ、お前が浅慮たる証だよ。
ヘスペロス : 肉体がどう変容しようと、この心にいっさいの淀みはない。
私は、落ちこぼれのお前がいつもいつも、憎らしかった。
ヘスペロス : 「ラハブレア」様の息子でありながら、
ろくな魔法も使えぬ、能無しのお前がなあ!!
エリクトニオス : ラハブレアがなんだ……
あんなヤツのことなんか…………!
ヘスペロス : お前、ごときが……あの御方の名を捨て呼ぶなッ……!
ヘスペロス : 愚か者にもわかるように、教えてやろう。
私は、もはや「人」などという不完全な存在ではない……。
ヘスペロス : 創造生物との融合により、
半神、すなわち「ヘーミテオス」へと昇華を果たしたのだ!
ヘスペロス : いまの私が最も、あの御方の役にたてる……。
そのために……。
ヘスペロス : お前たちには、私の「檻」に入っていてもらおう……!
テミス : させないよ……!
テミス : ……君が、浅はかな愚か者と罵ったエリクトニオスは、
ただまっすぐに己が務めを果たそうとしてきた。
テミス : だからこそ、彼は「鎖」に加え、
「檻」の魔法についても正確に術式を把握していた。
その彼から教えを受ければ、術を破るのも容易いことさ……!
テミス : Ace、一度退いて態勢を立て直そう。
ヘスペロスという男……尋常ではない力を感じる。
連戦で挑んでいい相手ではない。
ヘスペロス : ……「檻」の魔法を再現したばかりか、打ち破ってみせた術士、
そして、フェネクスを圧倒してみせた使い魔か……。
やはり、警戒の必要があるようだ。
ヘスペロス : しかし……焦る必要はない。
彼らの目的が、創造生物の再封印と同胞の奪還にある以上、
私はただ、辺獄の最奥で待ち構えていればよいだけのこと。
ヘスペロス : ……待っているぞ、エリクトニオス。
落ちこぼれのお前にも、まだ利用価値はあるのだから。

クエスト『炎を纏いし創造生物』の目的『「万魔殿パンデモニウム:辺獄編3」を攻略』を達成した!

テミス : まったく、今回は嫌な予想がことごとく現実になる。
……まさか本当に、獄卒長が黒幕だったとは。
テミス : どうもヘスペロスは、エリクトニオスを憎悪しているらしい。
それに、今の自分が一番ラハブレアの役に立てるのだと、
そう言っていたが……。
テミス : ……エリクトニオスは、
外に出てから、ずっとああして立ち尽くしているよ。
黒幕の正体はじめ……相当な衝撃を受けたことだろうしね。

クエスト『炎を纏いし創造生物』をコンプリートした!

獄卒長は終の広間にて待つ

テミス : ……できれば、今はそっとしておいてあげたいが、
いつまでも、こうしているわけにはいかない。
テミス : エリクトニオスと話をしよう。
獄卒長への対処はもちろん……
彼が黙っていた「ラハブレア」との関係についてもね。

クエスト『獄卒長は終の広間にて待つ』を引き受けた!

テミス : ラハブレアの話が出たとき、彼はすぐに話題を変えた。
父に対して、なにか複雑な思いを抱いているのかもしれないな。
エリクトニオス : あの「鎖」の結界、素晴らしい術式だよ。
パンデモニウム設立時に、ラハブレアが張ったものらしい。
エリクトニオス : 「父」と俺の繋がりといえば、
俺が使う鎖と、監獄を囲うあの鎖……その程度のものさ。
テミス : やはり君は、ラハブレアの息子だったのだね。
エリクトニオス : 魔法も不得手な、落ちこぼれの息子だがね。
やはりということは、テミスは感づいていたんだな。
テミス : 当代のラハブレアが生み出した「鎖」の魔法。
あれだけは得意だと、ああも自信を持って言うからには、
幼少より院に属していたか、彼に縁のある者だろうとね。
エリクトニオス : 彼が教えてくれたのは、この魔法だけだったんだ。
あとは研究のため、院にこもりっぱなし……。
俺を育ててくれたのは、同じく院の研究者だった母さ。
テミス : ヒッポカムポスとの戦いに挑む前、君が口にしていた、
パンデモニウムの初代長官、アテナ……。
それが、君の母上だね?
エリクトニオス : 本当に……怖いくらい、お見通しだな。
エリクトニオス : そのとおり、俺は尊敬する母アテナに呼ばれたから、
パンデモニウムで働くようになったんだ。
決して、ラハブレアのためではない。
テミス : その物言いからして、父であるラハブレアのことは、
尊敬の対象ではないということかな……。
しかし何故、ラハブレアに長官の地位が移されたんだい?
エリクトニオス : ……母が、死んだからだ。
エリクトニオス : だと言うのにラハブレアは、
ただ黙って、長官の地位を引き継いだ。
そんなヤツのことを……俺は尊敬などできない……!
テミス : ……「死んだ」か。
君は、人がその生を終えることを、そう表現するのだね。
テミス : 私は、公の場に立つラハブレアしか知らないが、
彼はいかなるときにも、冷静に判断を下すことができる人だ。
それはきっと……ときに己の心を殺してでも……。
エリクトニオス : ……悪いが、母の話はここまでにさせてくれないか?
どうしても、ラハブレアの憎いツラを思い出してしまう。
テミス : わかった、現状を打破するには必要のない話だしね。
獄卒長……ヘスペロスへの対処を考えよう。
テミス : 今回も、ほかの獄卒の姿は見つけられなかった。
おそらくヘスペロスが、獄卒長に与えられた権限を行使し、
「檻」で閉じ込めているのだろう。
テミス : 私たちのことを察知した以上、ヘスペロスも、
己に最適な環境に創り変えた上で、待ち構えているはず……。
テミス : だが、我々としても、創造生物を1体ずつ相手取るより、
元凶たるヘスペロスを抑えたほうが確実だ。
全力を以て、討伐を試みよう……!
エリクトニオス : ……なあ、創造生物と融合しているんなら、
獄卒長を「檻」の魔法で封印することも、不可能じゃないよな?
テミス : 理論上は可能だが……まさか、これだけの事態を引き起こした彼を、
倒すのではなく、封印したいと望むのかい?
エリクトニオス : ……理由を聞きたいんだ。
こんなことをしでかした動機は、何なのか。
エリクトニオス : ヘスペロス獄卒長の言葉を真に受ければ、
誰よりもラハブレアに認められようと、力を求めて、
創造生物を解き放ち、融合を果たした……ってことになる。
エリクトニオス : だが、仮にもパンデモニウムは、
ラハブレア本人の管轄下にある施設だろう?
そこで暴れることで、心証が良くなるとはとても思えなくてな。
テミス : その点は、同意見だが……
相手の目的は不明、かつ地の利も敵にあり……状況は芳しくない。
実際に矢面に立つ君は、彼の封印を可能だと思うかい?

何と言う?

▷まずは、やってみよう
▷失敗したら、そのときにまた考えればいい

テミス : まったく、あっけらかんと……。
どれほどの修羅場をくぐってきたか知らないが、頼もしいよ。
エリクトニオス : Ace、ありがとう……。
エリクトニオス : 参考になるかはわからないけど、気づいたことをひとつ。
獄卒長が融合したのは、ヴリコラカスという創造生物だと思う。
獲物のエーテルを吸収する生物だ。
テミス : それに加え、パンデモニウムの内部環境へと干渉する、
獄卒長の権限を用いて、戦闘を有利に進めようとしてくるだろう。
不利な状況での戦いになるが……君を信じているよ。

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テミス : しかし……半神、「ヘーミテオス」か。
融合能力をどうやって得たのか知らないが、
他の生物をその身に取り込むなど、おぞましいことをするものだ。
エリクトニオス : こんな方法で力を得ようとするなんて、どちらが愚か者だか……。
本当なら、この手でヘスペロスを打ち倒してやりたいが、
俺の実力では返り討ちにあうだけ……この怒りはあんたに託す。

「万魔殿パンデモニウム:辺獄編4」の攻略を開始した。

ヘスペロス : ク、カカカカカ……待っていたぞ……。
半神「ヘーミテオス」の力、その身で味わえ!!
ヘスペロス : 獄卒長たる我が権限を以てすれば、監獄すら蠢く……。
ヘスペロス : 地形改変も、このとおりよ……!
喰らえッ……!
ヘスペロス : やはり侮れぬな……。
ならば、我が権限を、さらに行使させてもらおう!
ヘスペロス : お前のエーテルを吸収させてもらおう……。
その力、私が利用させてもらうぞ!!
ヘスペロス : 我が呪詛を込め、エーテルを「腐呪」へと変える……。
自分自身のエーテルで、朽ち果てるがいい!
ヘスペロス : 我が魔剣ペロネーによる剣技……
見切れるものなら、避けてみせよ!
ヘスペロス : 我が外套クラミュスを、ただの飾りと思うな……。
こういう使い方もあるのだ!
ヘスペロス : エーテルをよこせッ!
ヘスペロス : 我が腐呪を、浴びよ
ヘスペロス : ……紛れ込んだネズミも、初めのうちは可愛いものだが、
いつまでもウロチョロされては、目障りだな。

「万魔殿パンデモニウム:辺獄編4」の攻略を終了した。

エリクトニオス : さあ、テミス!
ヘスペロスを……封印するぞ!
ヘスペロス : そうは……させぬ……。
ヘスペロス : このような不確かな存在に、半神たる私が敗れようとは……。
やはり、最も警戒すべきは貴様であったということか。
ヘスペロス : 敗れはしたが、お前たちの好きにはさせぬ……。
我が肉体……何より我が心中を、暴かせはしないッ……!
テミス : まだ抵抗するのかい?
Aceとの戦いで、限界のようだが……。
ヘスペロス : ああ、だが、やるべきことが……残って、いる。
己が結末は……己自身の手で……。
ヘスペロス : フフフ……なんと嬉しき……あの方を裏切らず、心酔の中……。
これこそ、我が望み……我が美しき、最……期……。
エリクトニオス : ヘスペロス……
馬鹿な人だ……本当、馬鹿ですよ。
エリクトニオス : 俺のような「落ちこぼれ」に囚われて……。
獄卒長として辺獄を立派に統率していた、あんたの方が、
よほど、ラハブレアの信頼を得ていたはずなのに……。
テミス : この星の一員としての役割より、自己の望みを優先し、
それが叶わぬとみるや、志半ばであろうと星に還ることを選ぶ。
こんな終わりもある、ということかな……。
エリクトニオス : だとしても……
せめて、何故こんなことをしたのかくらい、教えてほしかったよ。
テミス : 胸の内に秘めていたラハブレアへの心酔。
その感情が肥大化し、息子である君へと嫉妬や憎悪を募らせた結果、
理性を手放し、さらなる力を求めてしまったのかな……。
エリクトニオス : 誰かを強く憎んでしまうほどの、心酔や尊敬……。
あんたも、そういう気持ちに覚えはあるか?

何と言う?

▷わかるような気がする
▷理解はできても、肯定はできない

エリクトニオス : そうか……。
俺も、受け入れることは到底できないが……
心のどこかで、共感する部分もあるんだ。

エリクトニオス : あの人の言葉こそが、俺を正しき方向へと導いてくれる。
星の未来のため、あの人が示した道を歩んでいくべきなんだと、
そう思える相手が……俺にもいたから。
エリクトニオス : ……まあ、ヘスペロスの真意や目的はどうあれ、
これで、仲間たちと創造生物を救い出せるはずだ。
今は、それを喜ぼう。
テミス : それなら、私も役に立てると思うよ。
テミス : 辺獄全域を覆っていたヘスペロスの魔力は消え失せた。
今なら、この施設の制御権を掌握することで、
元の状態へと戻せるはずだ。
エリクトニオス : ここから、制御権を……!?
あんた、そんなことまで可能なのか……?
テミス : ……! この気配は、なんだ……?
テミス : エリクトニオス、あの先は……。
エリクトニオス : ああ、辺獄の下にある「煉獄」層に通じている。
……どうかしたのか?
テミス : ……ふたりとも、警戒を。
テミス : 辺獄を正常化したことで、ようやく下層の気配が感知できた。
あの先は、まだ……!
エリクトニオス : れ、煉獄への通路に結界が!?
テミス : ……一度、地上へと戻ろう。
どうやら認識を改める必要があるようだ。
テミス : この事件は、まだ終わってなどいない。

クエスト『獄卒長は終の広間にて待つ』の目的『「万魔殿パンデモニウム:辺獄編4」を攻略』を達成した!

エリクトニオス : 次から次へと……。
「辺獄」だけではなく、「煉獄」より先の階層でも、
事件が起きているということか……?
テミス : まずはひとつ、伝えておこう。
ヘスペロスは倒したというのに、パンデモニウムに起きている、
異変は、いっこうに収まっていない……!
エリクトニオス : まだ理解が追いついてないんだが……
ヘスペロス獄卒長は、この事件の黒幕ではなかったということか?
テミス : 残念ながら、そういうことだね。
どうやら真の黒幕は「煉獄」以下の層に潜んでいるらしい。
テミス : 最初に出会ったとき、君は錯乱状態だったが、
やはりあれも、黒幕によるものだったのだろう……。
相手はずいぶんと精神魔法に長けているようだ。
テミス : ヘスペロスもまた、魔法的に願望を増幅されていたとすれば、
動機と行動が一致していなかった点にも説明がつく。
彼がどうやって「融合」を果たしたのかも、ね……。
エリクトニオス : 待ってくれ、融合って……!
「煉獄」以下にも、多くの獄卒たちと創造生物がいるんだぞ。
テミス : 君も、気づいたようだね。
獄卒たちは、融合体「ヘーミテオス」とやらに使う、
「材料」として、あえて残されたのだと考えるべきだろう……!
エリクトニオス : つまり……仲間たちはみんな、
ヘスペロス獄卒長のような融合体にされてしまったということか。
テミス : ……いや。
あれほどの精度で融合させるには、かなり時間がかかるはず。
まだ、大半の獄卒は無事なはずだ。
テミス : だが……あいにく煉獄への道は、敵の結界で封鎖されてしまった。
まずは結界を調べて、侵入の糸口を探らねば。
エリクトニオス : なら、先ほどの広間で結界を調べる必要があるということか。
辺獄に残る創造生物が邪魔してこないといいが……。
テミス : ……ここでひとつ、朗報も伝えておこうか。
幸い、辺獄の制御権はまだ私が掌握したままだ。
今なら「檻」を行使することで、一挙に再封印できるだろう。
エリクトニオス : ほ、本当か……!
なら辺獄の創造生物はみんな、元どおり収監できるんだな?
テミス : 再封印後の管理には、
唯一の獄卒である、君の力を借りる必要があるけどね。
煉獄への侵入方法を発見するまでの間は、安全を保てるだろう。
テミス : しかし、正直いって、
私も、これほど深刻な事態だとまでは思ってなかった。
できるかぎり、私たちだけで解決したいと考えているが……。
エリクトニオス : ……ラハブレアに事態を報告するか?
テミス : まあ、それも煉獄へと入れるようになってから考えよう……。
獄卒たちの安否や、黒幕の正体に迫る情報などを集めてから、
判断しても、遅くはないはずだ。
エリクトニオス : ……わかった。
俺も、仲間や創造生物の被害が増すくらいなら、
ラハブレアを呼び寄せた方が、遥かにマシだ。
テミス : それに、ほかに黒幕がいるとなると、
獄卒長の心酔や言動が、違う意味を持ち始める……。
不確定要素があるうちは、慎重を期したほうがいいだろうからね。
テミス : ……さて、そういうわけで、
私とエリクトニオスは、まだパンデモニウムに留まるよ。
ただし、しばらく戦闘の必要はなさそうだ。
エリクトニオス : それならAceだけでも、休息を取ってほしい。
肉体的な疲労は、あんたが一番高いだろうからな。
テミスには、引き続き負担をかけてしまうが……。
エリクトニオス : ふたりのおかげで、今の成果があるんだからな。
俺にできることなんて……創造生物の管理程度だ。
今のうちくらい、俺に仕事を押し付けて休んでくれ。
テミス : おやおや、ずいぶんと自己評価の低いことだね。
創造生物に関する知識や、「檻」の魔法の行使……。
それらの助けは、君なくして得られなかったというのに。
テミス : 私たちは、ここに来た経緯も立場も違う。
でもだからこそ、それぞれの得意分野を活かしてこれたんだ。
誰ひとり欠けても、パンデモニウムを救うことはできないよ。
エリクトニオス : すまない、ヘスペロス獄卒長の酷評が存外こたえていたらしい。
各々の役割を全力で果たし、内部のみんなを救う。
それは……この3人で、だな。
テミス : そのとおりだとも。
さておき、エリクトニオスの提案には、私も賛成だよ。
Aceには、たしかに休息が必要だ。
テミス : 休みがてら、クリスタルを君に託した相手へと、
中間報告でもしてきてはどうだい?

クエスト『獄卒長は終の広間にて待つ』の目的『テミスと話す』を達成した!

テミス : 私も、友人にだけは状況を伝えておこうかな。
ここを離れては、黒幕による結界への侵食が加速してしまうし、
外での仕事を、いくつか引き受けてもらわないと……。
エリクトニオス : そうか、Aceは、
十四人委員会に関係する者じゃないんだったな。
なら、ラハブレアに漏れ伝わる心配もないという訳か。

ネムジジ : クローディエン先生のご判断で、
各機関への報告は、最低限の内容に留めております。
実際、現代ではまだ何も起きていないですしね。
ルイスノ : かき集めたクリスタルすべてのエーテル波形記録を出せって、
クローディエン先生も、無茶を言うものですよ。
……助手としては、そういう要求のほうが燃えますけどね!
クローディエン : Aceさん、おかえりなさい!
過去世界で、何か手がかりを得ることはできましたか……?
クローディエン : パンデモニウムに迫る危機。
まさかその調査から、古の創造生物と戦う羽目になるとは……。
貴方が無事に帰ってこられて、本当によかった。
ネムジジ : クリスタルが発した警告は事実だったということですか。
しかし、こうなるとクリスタルを残した人物の正体と目的が、
ますます疑問に思えてきますね。
クローディエン : ええ、古代人と同時代を生きた者たちなのか、
はたまた、後の世でパンデモニウムに起きた事件を知り得た者か。
結晶に込められた記憶の謎は、いまだ闇の中です。
クローディエン : ……ただ、判明した事実もありますよ。
Aceさんが、ふたたび過去の事象へと干渉し、
かつ、何事もなく地続きの未来である現代に帰還したことです。
クローディエン : すなわち、パンデモニウムの危機は、
Aceさんが介入したことを前提に、
現代への歴史に組み込まれているということになります……!
クローディエン : この危機を放置すれば、歴史にどんな影響が出るかわかりません。
特に未知数なのは……黒幕とやらの思惑どおり、
パンデモニウムから危険な創造生物が解き放たれた場合です。
クローディエン : これにより、過去の世界に混乱が生じれば、
古代人に、さらなる恐怖が刻み込まれるやもしれません。
そして恐怖や絶望の感情は、「終末の獣」を強大化させる……。
ルイスノ : 危機を救わねば、古の「終末」が、
より規模の大きな災厄と化すかもしれないということでしょうか。
まさか……現代への歴史が途切れてしまう可能性も……?
クローディエン : エルピスの未来と現代の繋がりを、断つわけにはいきません。
最悪の事態が起こらぬよう、
どうか、事件を解決まで導いてくださいませんか……?
クローディエン : ありがとうございます……。
また、貴方にばかり重責を負わせる私たちをお許しください。
こちらも、できるかぎりの助力を行わせていただきますので。
クローディエン : そうだ、例のクリスタルをお返しいただけませんか?
事件の舞台は、貴方だけで向かうことができる場所のようですし、
内部に込められた記憶を、さらに調査したいのです。
クローディエン : はい、たしかに!
過去の世界でも一区切りがついた状況のようですし、
我々が研究を行っている間は、どうかお休みを……。
クローディエン : ああ、そうだ! 本格的に研究を始めるにあたり、
もうひとり、我々の研究に携わる助手を増強したんです。
貴方の調査にも関係するので、お伝えしておきますね。
クローディエン : 彼女「ミレニー」は、古今東西の武具を研究しておりまして。
もし過去の世界で、有用そうな物品を見つけたら、
状態問わず、彼女にお持ちください。
クローディエン : 研究時に得たツテを活用して、
貴方に役立つ装備へと、交換や加工をしてもらえるはずです。
今後も戦闘は起きるでしょうし……どうかご活用ください。
クローディエン : それと、貴方が報告してくださった内容は、
助手のネムジジさんに、すべて記録してもらってるんです。
確認したいことがあれば、彼女にお尋ねを!
クローディエン : ……なんだか、予感があるんです。
この研究は、私の生涯で最も重大なものになるだろうと。
クローディエン : そこに、貴方という憧れの存在が手を貸してくれること。
これほど幸せで、頼もしいことはありません……。
だからこそ、私も全力で研究に打ち込みたいと思います。
クローディエン : クリスタル内の記憶を解析できれば、
きっとパンデモニウムの事件に役立つ情報が得られるはず……!
判明した事柄があれば、すぐにお伝えいたしますね。

クエスト『獄卒長は終の広間にて待つ』をコンプリートした!

「パンデモニウム」には獣が潜む

クローディエン : 聞いてください、Aceさん! 大発見ですよ!
例の「記憶のクリスタル」を調べた結果、
ついに私にも「声」が聞こえたんです!
ネムジジ : 先生、クローディエンせんせーい……!
新発見に沸き立つ、研究者の悪癖がまた出ていますよ?
いきなりその熱量で喋られても、相手は困るだけです。
クローディエン : あっ……Aceさん、申し訳ありません!
研究に突入すると、どうにも周りが見えなくなって。
クローディエン : 先日、星海から現れて貴方へと警告を発した結晶……
何者かの記憶が込められたクリスタルを覚えていますか?
クローディエン : 古代世界に存在した「パンデモニウム」。
大監獄とも称される彼の施設は、警告どおり何者かに支配され、
創造生物と人との融合という、醜悪な実験が行われていた……。
クローディエン : そして貴方は、現地で出会ったテミスさんと共に、
パンデモニウムの獄卒、エリクトニオスさんを救出。
彼の協力も得て、もっとも浅い「辺獄」層の支配権を取り戻した。
クローディエン : しかし、より深い「煉獄」層以降は、
未だに謎の敵対勢力によって、支配されたまま……。
その正体も目的も、依然として不明なのでしたよね?
クローディエン : 我々も、更なる情報を求めクリスタルを調査しておりました。
そしてついに、内部の記憶が発していると思われる、
強い思念を感知することに成功したんですよ!
クローディエン : 思念の内容を解析したところ、驚くべき事実が判明しました……!
どうやら、この現代にはもうひとつ、
こうしたクリスタルが存在しているようなのです!
クローディエン : さっそく私は、捜索に出向こうと思います。
感知できた思念と同じエーテル波形を探せば、
きっと、もうひとつのクリスタルを見つけ出せるはず……!
ルイスノ : ……捜索には、我々研究員のみで向かうのですか?
それともAceさんも現代にとどまり、
私たちに同行を……?
クローディエン : いえ、Aceさんは、ふたたび古代世界へ。
事の発端がパンデモニウムであるという点は、変わりありませんから。
クローディエン : お話を聞くかぎり、クリスタルタワーからの時間遡行は、
「特定の時間ぶん」を遡るように、固定されている様子。
定期的に、古代世界の状況を確認しておいた方が良いでしょう。
クローディエン : それと、ネムジジさん、ルイスノさん。
あなた方も、ここに残っていてください。
これまで同様、観測された創造生物の記録をお願いします。
ルイスノ : で、では……おひとりで、
クリスタルの捜索に向かうおつもりですか?
クローディエン : ええ、そのほうが効率的ですから!
移動用の飛空艇や飛空士はすでに手配済みですので、ご安心を。
あとのことは、頼みますね……!
ルイスノ : ……もとより、没頭すると周りが見えなくなる人ですが、
ずいぶんと急いで出立してしまいましたね。
ネムジジ : 思念を感知してからというもの、ずっとあの調子。
自分も記憶の声が聞こえたのが、よほど嬉しかったのでしょう。
ネムジジ : ただ私たちは、今回も蚊帳の外……。
前回、警告の声が聞こえたのは、貴方だけでしたが、
今回も同様、クリスタルの思念を捉えたのは先生だけだったのです。
ルイスノ : まあ、心配はいらないですよ。
エーテル波形を辿ることで捜索場所も見つけ出せるようですし、
きっとすぐに戻ってきますって。
ルイスノ : Aceさんも、先生の仰るとおり、
ふたたびパンデモニウムへと向かってくださいますか?
ネムジジ : ああ、それに関して、実はひとつ頼みがあるのです。
パンデモニウムへ向かうには、エルピスに立ち寄る必要があるはず。
そこで少し、調べ物をお願いできませんか……?
ネムジジ : パンデモニウムに収容された創造生物は、
世界の役に立たぬと判断された「失敗作」だそうですが……。
皆が生まれてすぐ、失敗の烙印を押されたわけではないでしょう。
ネムジジ : 中には、パンデモニウム送りになる前に、
エルピスで生態観察が行われた個体もいたと思うのです。
ルイスノ : なるほど……つまり、エルピスで観察記録を調べることで、
パンデモニウムに収監されている創造生物の情報が、
掴めるかもしれない、と?
ネムジジ : あくまで推測ですが……。
現地で、記録を管理する施設を探してみてください。
施設の職員から情報を得られるかもしれません。

クエスト『「パンデモニウム」には獣が潜む』を引き受けた!

テミス : おや、まさかエルピスで君と再会するとは。
晶蔵院の職員 : ……あなたも、パンデモニウムに関する記録を?
こちらのテミスさんからも、先ほど同様の依頼を受けましたが。
テミス : どうやら、同じことを考えていたようだね……?
エルピスからパンデモニウムへ送られた創造生物については、
ひととおり調べておいたよ。
晶蔵院の職員 : お知り合いのようですし、
再度、資料を引っ張り出してくる必要はなさそうですね。
ほかに用事もないようですので、私はここで失礼します。
テミス : ここで出会うとは思わなかったが、ちょうどいい。
「煉獄」へ向かう階段にかけられた封印は無事に解除できた。
君の帰還を待つ時間を利用して、調べ物をしていたんだよ。
テミス : パンデモニウムを覆う結界への干渉こそ続いているが、
こちらの防御魔法を本気で突破しようという動きもなかったのでね。
監獄の監視は、エリクトニオスに任せてある。
テミス : エリクトニオスも、創造生物を再封印する「檻」の魔法を、
単独で発動できるようになろうと、修行に余念がないよ。
留守番も、快く引き受けてくれた。
テミス : ……そうだな、せっかくふたりきりになれたんだ。
君も、私の調べ物に付き合ってくれないかい?
今のうちに、私が抱えている疑問も伝えておきたい。
テミス : そう時間は取らせないよ。
もうひとり、話を聞きたい人物がいてね、
パンデモニウムへの転移装置近くで落ち合うことになっている。

クエスト『「パンデモニウム」には獣が潜む』の目的『ペリペテイア晶蔵院で晶蔵院の職員と話す』を達成した!

テミス : さて……。
私が気にしているのは、パンデモニウムで出会った者がみな、
長官である「ラハブレア」に異常なほど執着していることなんだ。
テミス : 君が倒した獄卒長ヘスペロスは、ラハブレアに強く心酔していた。
そして、エリクトニオスも同様に……
父であるラハブレアを、ひどく憎悪している。
テミス : 君もだいぶ変わった存在だから、理解しにくいかもしれないが、
一個人に対して、あれほどの想いを抱いている人間は珍しいよ。
テミス : 私にも当然父母はいるし、個人的な恩義もあるが、
それ以上に、この世界に生きる対等な一個人だと認識している。
それが私の……いや、世界における一般的な考えだ。
テミス : それに比べて、パンデモニウムには、
ラハブレアに強い感情を抱いた者が集まりすぎているんだ……。
テミス : ほかにも、パンデモニウムには異質な点が多くあってね。
一度、関係者……ラハブレア院の者に話を聞くべきと考えたのさ。
ラハブレア院の職員 : ……おまたせしました、テミス様。
ラハブレア院の職員 : なんでも、パンデモニウムの調査にあたり、
設立当初の事情を知りたいとか……?
テミス : ああ、すまないね。
何故パンデモニウムがエルピスに併設されることになったのか、
その経緯を知りたいんだ。
テミス : パンデモニウムは、ラハブレア院の管理下にある施設だ。
わざわざ別組織が運営するエルピス直下に建造した理由は、
いったい何なのか……。
テミス : これまで私は、この立地に利点があると考えていた。
エルピスでの観察によって、「失敗作」と判断された創造生物を、
効率よく、パンデモニウムへと送り込めるからだ、とね。
テミス : だが、晶蔵院の記録を調べてみて驚いたよ。
パンデモニウムに収容されている創造生物の多くは、
ラハブレア院をはじめ、エルピス以外から搬出されていたんだ。
テミス : 晶蔵院に残されていた創造生物の情報も極わずか……。
これなら最初から、院があるアナイダアカデミアの敷地内に、
建造したほうが効率的だ。
テミス : パンデモニウムの、この奇妙な立地はどういうことなんだい?
ラハブレア院の職員 : 長年の運用によって起きたねじれで、我々も問題視はしています。
しかし、施設の性質上、移転も難しいのですよ……。
ラハブレア院の職員 : 設立当初は、あなたの仰るとおりでしたとも。
パンデモニウムに収監される創造生物の大半が、
エルピスから送り込まれていました。
ラハブレア院の職員 : ですが、次第に状況が変わってきました。
そもそもエルピスに送る価値すらないと判断された失敗作にこそ、
光るものがあると考えられるようになっていったのです。
テミス : ……時代の変遷という言葉で片付けるには、大きすぎる変化だな。
研究対象を選定しているのは誰なんだ?
ラハブレア院の職員 : ……ラハブレア様です。
本来はパンデモニウムの長官が選定権を持っていたのですが、
現在では、ラハブレア様自身が長官職を兼務しておられますから。
テミス : つまり……研究対象の選定に、
本来の目的とは異なる恣意的な判断を行える者がいるとしたら……。
現在では、長官であるラハブレアだけということだね?
ラハブレア院の職員 : ……何を考えているか知りませんが、
実際に、施設を運営している獄卒長たちの目もあります。
ラハブレア様といえど、あまり勝手な真似はできませんよ。
ラハブレア院の職員 : 獄卒長たちは、監獄内に異常があれば、
すぐに報告するよう義務付けられておりますから。
その連絡も、最近は途絶えておりましたが……。
ラハブレア院の職員 : 先程、獄卒長のひとりから、ラハブレア院に報告があったそうです。
もちろん「パンデモニウムに異常なし」という報告が。
テミス : ……!
それは、間違いなく獄卒長名義の報告だったのだね?
ラハブレア院の職員 : ええ、もちろん。
一時的に通信が途絶えていたこともあり、
ラハブレア院の方でも、念入りに確認したと聞いています。
テミス : ……貴重な情報をありがとう。
これで、聞きたかったことはすべてだ。
ラハブレア院の職員 : では、私は失礼します。
パンデモニウムでの調査許可はまだ有効なままですが、
あまり長期間、獄卒たちの邪魔をせぬようお願いしますよ?
テミス : 辺獄層で、あれほどの事態が起きていながら「異常なし」など……
残るふたりの獄卒長のうち、
少なくとも一方は、事件の黒幕側についているようだね。
テミス : 急いで、転移装置へ……!
敵が何を考え報告を行ったのか知らないが、
すぐにパンデモニウムへと戻ったほうがよさそうだ。

クエスト『「パンデモニウム」には獣が潜む』の目的『テミスと話す』を達成した!

テミス : パンデモニウムに潜む黒幕が、わざわざ獄卒長を通じて、
院に報告を行った意図は私にもわからない。
テミス : だが、相手が動きを見せた今、
このままエリクトニオスをひとり残しておくわけにはいかない。
何事もないといいのだが……。
エリクトニオス : また失敗か……。
エリクトニオス : 魔法陣は描けるようになってきたが、
肝心の「檻」を維持する魔力が残らなくては意味がない。
エリクトニオス : いつか……いつか修得できればなんて悠長な考えはもう通じない。
これ以上、何も失わないためにも……。
エリクトニオス : ……!? ……誰だ!
???? : フフ……これは、これは。
たとえどれほど、非効率な修練法であったとしても、
熱心に打ち込む姿は称えるべきか……。
???? : だが、使い魔に、
ここまで接近を許すというのは、いただけない。
高みを見上げてばかりでは、周囲の変化が見えなくなるぞ?
エリクトニオス : その使い魔……フェネクスの眷属だったな?
あの魔鳥が封印された今、それを遣わすことができるのは……。
禍々しい使い魔 : 推察どおり、今喋っているのは、お前たちが追い求める「黒幕」だよ。
辺獄の制御権を失っては、こうした小物しか送り込めなくてね。
直接、出向かぬ非礼を詫びるべきかな……?
エリクトニオス : くだらないことばかり、ペラペラと……!
何者かは知らないが、必ず引きずり出して、
報いを受けさせてやるからな!
禍々しい使い魔 : フフフ、会話を楽しむゆとりもないか。
いかなるときも冷静たることを心がけねば成功は遠のくと、
父は……ラハブレアは、そう教えたはずだが?
エリクトニオス : 余計なお世話、と言いたいところだが、
なぜ、その言葉を知っている……?
エリクトニオス : そいつは、初歩的な魔法すら修得できず、
癇癪を起こした幼き俺に、あいつが投げかけた言葉だ。
侮蔑の目を向けながら……。
エリクトニオス : ッ……そうか……!
エリクトニオス : 今の話は、ヘスペロス獄卒長にだって話しちゃいない。
それに、その持ってまわった言い回し……
お前だったんだな?
エリクトニオス : まさかそこまで、と思ってたのに……
こんな……こんなフザけたことを、よくもッ!
エリクトニオス : お前は……「ラハブレア」だなッ!?
禍々しい使い魔 : やれやれ、ようやく気がついたか。
しかし……今更、気が付いたところで手遅れだ。
エリクトニオス : なっ、これは!?
禍々しい使い魔 : そう、いつもお前は遅すぎる。
教えの修得も、正しき理解も、成すべき行いも……。
禍々しい使い魔 : 偶然の助けを借りて、一度は逃げ果せてみせながらも、
退くという判断すら素早く下せず、このような事態を招いている。
魔力も乏しければ、知性にも欠けるとは……。
禍々しい使い魔 : だが、悲観しなくともよいぞ。
愚鈍なお前であっても、ここパンデモニウムで行われる、
価値ある実験の「鍵」となれるのだから……。
エリクトニオス : グッ……あいにくだったな。
俺が、お前の期待どおりになったことが……一度でもあるか?
禍々しい使い魔 : 今回ばかりは、役に立ってもらうぞ。
それにな、これはお前の望みでもあるのだよ。
エリクトニオス : 俺の……望み……!?
禍々しい使い魔 : 我がもとへこい……さすれば、すべてを語ろうではないか。
その怒りも憎悪も、真実を知らぬがゆえの愚挙にすぎぬ。
私たちは、本当は同じ願いを抱いているのだ。
エリクトニオス : ……お前……なにを言って……。
禍々しい使い魔 : ほう……またもや邪魔が入るとは。
悪運だけは強いということか……。
エリクトニオス : 意味のわからぬ御託を並べていたが……聞き入れると思ったか?
今の俺には、お前よりも遥かに信頼できる仲間がいるんだ。
禍々しい使い魔 : ふむ、未熟者ではあったが、
半神となったヘスペロスを降しただけはある、か……。
禍々しい使い魔 : ならば、我が息子のことは預けておこう。
先に狙うべきものは、あちらのようだからな……。

クエスト『「パンデモニウム」には獣が潜む』の目的『テミスと再度話す』を達成した!

テミス : 相手の狙いは、なんなんだ……?
エリクトニオス : 感謝する……。
ふたりが戻ってきてくれたおかげで、連れ去られずに済んだ。
エリクトニオス : それと……聞いてほしい。
あの使い魔を、獄卒長を、創造生物を操っている、
黒幕の正体がわかったんだ!

クエスト『「パンデモニウム」には獣が潜む』をコンプリートした!

煉獄で彼らは出会う

テミス : ……今は、エリクトニオスの話を聞こう。
エリクトニオス : 使い魔を操る者は、ハッキリと認めたんだ。
自らが「黒幕」であり、「ラハブレア」であると……!
テミス : 黒幕が行っている研究……。
その目的は、人間と創造生物の融合体、
半神「ヘーミテオス」を生み出すことだ。
テミス : それを行うのに、一番都合がいい立場にいるのは、
パンデモニウムの長官でもあるラハブレアだというのは理解できる。
十四人委員会や院の使命と平行し、暗躍していた可能性もあろう。
テミス : だが、私には信じられない……。
彼がこうした非道な行為を犯すとはどうしても思えないんだ。
テミス : 君もたしかラハブレアと面識があるんだろう?
……彼は、黒幕だと思うかい?

何と言う?

▷ラハブレアならば十分あり得る
▷まだわからない

テミス : 肯定も否定もしないのだね……。
ラハブレアが黒幕かどうかは不明だが、
彼なら、こうした非道な実験を行う可能性もあると……?

エリクトニオス : ……ラハブレアの人柄については、俺も同感だ。
あいつは、使命のためならなんでも犠牲にできる男なんだよ。
テミス : 自己の感情などよりも、使命を優先する男だとは、私も思う。
だが……手段を一切選ばないような、そんな人物だったのだろうか。
テミス : 私も、少なからずラハブレアと接してきた経験はあるが、
君たちが語る人物像とは、まるで別の印象を受けてきたんだ。
決して、倫理観が欠如した人間ではなかった……とね。
エリクトニオス : ……答えを得る、簡単な方法がある。
再度パンデモニウムへと潜り、黒幕の前まで辿り着くんだ。
テミス : そうだね。
自分自身で直接対面すれば、否が応にもハッキリすることだろう。
それが、どれほど認めたくない真実であろうと……。
エリクトニオス : となれば、より警戒する必要がありそうだ。
ラハブレア……黒幕自身もこちらの動きを注視しているだろうし、
残る獄卒長も敵の支配下にあるようだからな……。
テミス : ああ、階段の先に続く「煉獄」層も、獄卒長によって、
なんらかの環境変化が行われていると考えるべきだ。
こちらも、慎重に様子を見ながら進んでいこう。
テミス : 私は、エリクトニオスが再び狙われぬよう彼の側につく。
君は最前に立って進んでくれるかい?
テミス : ありがとう……では、先んじて私の魔力を分けておこう。
もし、我々が分断され君が孤立してしまったとしても、
戦闘の助けとなる幻影を召喚できるはずだ。
テミス : 獄卒長が敵の手に落ちている以上、戦闘になれば、
相手はまた創造生物に有利な環境で待ち構えているだろう。
そうなれば、こちらは君だけが頼りだからね……。

クエスト『煉獄で彼らは出会う』を引き受けた!
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テミス : 使い魔が発していた去り際の文句からして、
黒幕による干渉は確実にあると考えたほうがいいだろう。
エリクトニオス : ラハブレアは、俺を狙って何を企んでるんだろう。
実験の「鍵」とか言っていたが……。

心まで寄生されし獄卒長

変容を遂げし獄卒長

ヘファイストスは願いを叫ぶ

「パンデモニウム」の真実

魂を集めし者

「パンデモニウム」はその目を開く

影法師の望み

獄の底より天を目指した女

「星」に願いを

目次