ミーン食薬科クエスト

目次

獣医師ベスリク

ベスリク : スンスン…………スン。
んん…………?
この香りは……
ベスリク : 失礼。
あなたの身体から漂う、微かな香辛料の香り……。
見かけない方ですが、もしや……調理師さんでは?
ベスリク : おお、あなたでしたか!
水晶公様と同郷の一流職人さんというのは。
いやあ、お会いできて至極光栄です!
ベスリク : 私は、このミーン工芸館の食薬科所属。
「獣医師」なんかをやっている、ベスリクと申します。
ベスリク : 強面なので誤解されがちですが、私はいたって温厚な男でしてね。
この顔の傷も、発情期のアマロを治療していたときに、
ガリッとね……いやあ参りましたよ!
ベスリク : そうだ!
ここで出会ったのも、何かのご縁。
ベスリク : Aceさん、
アマロの回診を見学してみませんか?
ちょうど、先日治療したばかりのアマロを診にいくところなのです。
ベスリク : もし興味があれば、「アマロ桟橋」までお越しください。
それでは、私はお先に失礼!

クエスト『獣医師ベスリク』を引き受けた!

治療を受けたアマロ : キュル!
ベスリク : あなたなら来てくださると、予感がしていました。
私、勘がいいんですよ……ンッフフ、内なる獣性の勘が!
ベスリク : このアマロは、運搬任務中に負った傷が化膿していましてね……。
傷口の洗浄と錬金薬の投与を行い、経過を観察していたのです。
ベスリク : さあて、傷の具合はどうかな?
ベスリク : ……うん、きれいに治っています!
炎症も起きていないし、バッチリですね!
ベスリク : これで思う存分、大空を羽ばたけます。
ベスリク : どうです、うっとりするほど美人なアマロでしょう?
ンッフフ……私にはわかりますよ。
「このアマロをなで回したい」……そう、お顔に書いてございます。
ベスリク : いえいえ、ご遠慮なく!
あなたがアマロに興味津々なこと、私にはわかります!
興味がないなら、今、すぐ、ここで、興味を持つとよろしい!
ベスリク : さあ、さあ、さあああッ!!
このアマロを思う存分、「なでて」あげてください!

クエスト『獣医師ベスリク』の目的『アマロ桟橋のベスリクと話す』を達成した!

ベスリク : さあ、さあ、ご遠慮なくッ!!
このアマロを思う存分、「なでて」あげてください!
治療を受けたアマロ : ……キュル?

治療を受けたアマロは期待に満ちた目でこちらを見ている。
ベスリクの言う通り、「なでて」みようか……?

ベスリク : おぉ、これは……驚きました。
この子が初対面の人に、これほど早く懐くとは……!
ベスリク : あなたはもしかすると、
アマロに心を開かせる才能があるのかもしれませんね……。
うん、百年……いや、千年にひとりの天才です!
ベスリク : いやあ、私とあなた……
「アマロ好き同士」が偶然に出会うなんて……運命ですね!
お近付きの印に、アマロの起源とその魅力をご説明しましょう!
ベスリク : アマロは、チョコボと同じく「騎乗獣」として活躍する家畜ですが、
魔法によって生み出されたという点において、大きく異なります。
ベスリク : その起源は、古の時代……
古代ロンカ帝国の魔法使いが、原種となる生物に魔法をかけ、
品種改良した存在……それが「アマロ」です。
ベスリク : 当時のアマロには、人語を操るほどの知性があったそうですが、
ロンカ帝国の崩壊と共に、強化魔法の継承者は次第に減っていき……
今では、その技法は完全に失われました、なんというロマンッ!!
ベスリク : ただ、人を背に乗せ、空をも翔ぶという長所は、
今を生きるアマロたちにも、しっかり受け継がれています!
この飛行能力こそ、チョコボよりも優れた点といえ、マサシクゥ……
ベスリク : はああぁぁぁぁぁぁ……!
ベスリク : とにかく、アマロこそ至高の騎獣ッ!
魂が震えるほど、その魅力に病み付きになるぜえッ!!!!
ベスリク : あっ、失礼。
大好きなアマロのことになると、ついつい興奮してしまいます。
ドラン族の衛兵 : ベスリク!
こんなところにいたのか!
ベスリク : おや、リサーナ。
あなたもアマロの魅力について語りますか?
リサーナ : バカなこと言ってないで、急いで牧場に来てくれ!
野生のアマロを保護したんだ!
負傷していて……しかも毒に侵されている可能性が高い!
ベスリク : …………!
わかりました、すぐに向かいます。
厩務員のネムから状況を聞きましょう。
ベスリク : Aceさん、
調理師としてのあなたの力をお借りするかもしれません。
「テメノスルカリー牧場」まで来ていただけませんか?

クエスト『獣医師ベスリク』の目的『治療を受けたアマロに「なでる」をする』を達成した!

治療を受けたアマロ : キュル!

ネム・シェリミン : いったい、誰がこんな酷いことを!
リサーナ : チッ……!
胸糞悪い事件が続くものだ……。
負傷したアマロ : キュルゥゥ………………。
ベスリク : Aceさん……!
来てくださりありがとうございます。
今しがた、応急処置は終わったところでしてね。
ベスリク : 怪我の状態はそれほど悪くありませんが、毒が回っています。
可哀想に……自力で立ち上がることもできず、呼吸も苦しそうです。
使用された毒物を特定して、解毒を急がなくては……。
ネム・シェリミン : いったい、誰がこんな酷いことを!
リサーナ : ネム、コイツを襲っていたのは、野盗のふたり組だ。
最近「アマロの舌」を狙った襲撃事件が、数件報告されていてな。
クリスタリウム近辺で、警戒を強めていたところだ。
リサーナ : なぜ「舌」を狙うのかまではわからんが、
このアマロに関しては、間一髪切り取られずに済んだ。
野盗には逃げられてしまったがな……チッ。
ネム・シェリミン : 罪のないアマロが救われたのだ、感謝する。
回復するまでは、我々で面倒をみよう。
ネム・シェリミン : ベスリク、治療は任せたぞ。
リサーナ : …………ベスリク?
大丈夫か?
ベスリク : え、ええ……もちろんです。
野生のアマロとはいえ、人が傷つけてしまった以上は、
同じ「人」として治療にあたることが道理でしょう。
ベスリク : それに、この子の傍に落ちていたという、毒入りの餌。
一般的なアマロの餌と、見た目はよく似ていました。
きっと、人を信じて食べてしまったのでしょう……。
ベスリク : Aceさん、
この子を助けるために、あなたの力をお借りしたい。
「ミーン工芸館」の私の工房まで足を運んでいただけませんか?

クエスト『獣医師ベスリク』の目的『テメノスルカリー牧場のベスリクと話す』を達成した!

ネム・シェリミン : 「ミーン工芸館」の工房へ向かったベスリクに付いて行って、
治療の手伝いをしてくれると助かる。
早く元気になるといいんだが……。
負傷したアマロ : キュルゥゥ………………。

ベスリク : Aceさん……!
ご足労をおかけしてすみません。
ベスリク : ちょうど今、毒の種類を特定できたところです。
あとは流動食に解毒薬を混ぜた薬餌を製作して、
自力で動けないあの子の口に投与してやればいいのですが……。
ベスリク : 問題は、あの子の品種なのです。
ベスリク : 我々が飼育している個体も、レイクランドの野生種も、
元はズン族が持ち込んだグレイテールという品種なのですが……
ベスリク : あの子には、「光の氾濫」で消滅したベルベ地方原産の、
絶滅したはずの品種、ベルベ・スキッパーの特徴がありました。
ンッフフ……普段の私なら、大発見だと吠えているところですよ!
ベスリク : ですが、浮かれてばかりではいられません。
品種が異なれば、当然、体質も異なるわけですから。
薬餌を調合するにあたっては、慎重さが求められます。
ベスリク : もちろん配合法の考案は、私が責任をもって担当します。
そして普段なら、ほかの職人をとっ捕まえて依頼するところですが、
今回は一流の技術と……並外れたアマロ愛が必要……。
ベスリク : Aceさん、
あなたが私の元にいらしたことは、やはり運命かもしれません!
どうか、ご協力いただけないでしょうか!
ベスリク : 何としてでも、あの子を救ってやりたいのです……!
ベスリク : ああ……ありがとうございます!
さすが、私が嗅ぎ付けた職人さんです!
ベスリク : 薬餌の製作には、私が作成した処方箋を参考にしてください。
採取した血液や体重から、必要な素材や量を選定してあります!
「解毒の薬餌」の製作、お願いいたします!

クエスト『獣医師ベスリク』をコンプリートした!

ランク1

ベスリク : あの子の治療を続けていますが、
傷の状態はそれほど悪くはありません。
あとは、毒さえ抜ければ……!
ベスリク : ありがとうございます、念のため試食させてもらいましたが、
こんなに高品質の薬餌は初めてです……素晴らしい!
数回に分けて与えていけば、毒も消えていくことでしょう。

ベスリクはAce Trickの納品物を感動しつつ受け取った!

ベスリク : Aceさんのおかげで、
「スキップ」は、回復の兆しを見せています!
本当に、ありがとうございます。
ベスリク : あっ、スキップというのは、あの子の名前です。
いつまでも名無しじゃ、可哀想ですから、
ベルベ・スキッパー種にちなんで名付けてみたんですよ。
ベスリク : まだ予断は許さない状況ですが、このまま治療を続けていけば、
毒も抜けて直に歩けるようになるでしょう。
ベスリク : それにしても、あなたの腕は噂以上ですね!
処方した成分は理想的な状態で含有され、効果も期待以上です。
ベスリク : それに、あなたの製作物ひとつひとつに、
スキップを心配する想いが込められているように感じました。
ベスリク : 私も見習うべきなのでしょうが…………。
いつまでも、過去から逃げていては…………。
ベスリク : ……いえ、なんでもありません。
ぜひ、またご協力をお願いします!
スキップには、まだ我々の手助けが必要ですから。

依頼されていたアイテムをすべて納品した!
べスリクはAce Trickのことを「アマロの命を救う者」と感じ始めた!
食薬科の貢献ランクが上昇しました!
ベスリクはあなたの事を、
「アマロの命を救う者」と感じているようです!

ランク2

ベスリク : うん……検査結果と厩務員からの報告によると、
経過は良好……あと考え得る問題は……。
ベスリク : Aceさん!
いいところにいらっしゃいましたね!
ベスリク : ちょうどスキップの診察を兼ねて、
あなたが作ってくださった薬餌を与えに行くところなのです。
ご一緒にいかがですか?
ベスリク : 順調に回復に向かっていますが、
まだ自力で餌をついばむことは難しいです。
ですから、私が口に薬餌を流し込んでいるのですよ。
ベスリク : 流動食は水分が多く含まれますので、水分補給にもなります。
風味もしっかり付いていますから、食欲増進効果も期待できますよ!
ベスリク : これでよしっ……と。
ベスリク : うん、傷の状態も良好ですね。
あとはたくさん餌を食べて、
自力で立ち上がれるようになるまで体力が回復すればひと安心です!
ベスリク : それにしても、「光の氾濫」でベルベ地方が消滅してからの100年を、
人知れずベルベ・スキッパー種が生き延びていただなんて……。
今でも信じられませんよ。
ベスリク : 元は家畜ですから、人の世話なしに野生で生き抜くのは難しい。
とはいえ、鞍や手綱を付けた痕は見当たりませんから、
長い間、野生化していたのは間違いないでしょう。
ベスリク : となると、棲息できる場所があったことになりますが、
なぜ今になって、慣れ親しんだはずの棲処を出たのでしょうか……。
ベスリク : スキップ……
人恋しくて、レイクランドに来たのですか?
ベスリク : そうだとしたら、
信じていた「人」に裏切られたこの子の心は、
どれほど恐怖に晒され、傷ついたことでしょう……。
ベスリク : さあ、戻りましょう!
スキップが元気になるまで、まだあなたのお力が必要なのです!
スキップ : ………………。
ベスリク : Aceさんが作ってくださった薬餌は、
スキップの体質とも相性がよく、副作用の心配もなさそうです。
本当に、助かっています!
ベスリク : しかし、しばらく寝たきりの状態が続いていますので、
体力を回復させなければ、立ち上がることも難しいでしょう。
そのための薬餌を、あなたに製作していただきたいのです。
ベスリク : 今は毒の影響で胃腸が荒れてしまっています。
通常の餌は、今のあの子には刺激が強すぎるのです……。
負担が少なく、かつ、栄養価の高い薬餌をご用意いただけますか?
ベスリク : ありがとうございます!
それでは、「低刺激の薬餌」の製作をお願いいたします!

ベスリク : 危険な状態は脱したものの、まだスキップは人の助けが必要です。
なんとしても、スキップを救ってやりたいのです。
どうか、あなたのお力をお貸しください!
ベスリク : ありがとうございます、念のため試食させてもらいましたが、
なんて素晴らしい薬餌なのですか……あなたが一流ですッ!
必ずや、あの子も喜んで食べることでしょう!

ベスリクはAce Trickの納品物を感動しつつ受け取った!

ベスリク : ありがとうございます、これだけの量があれば十分です。
スキップは今にも立ち上がることができるでしょう!
よかったら、様子をみにいってあげてください!
ベスリク : あの子を見ていると、
私の昔の「相棒」と重なってしまいましてね……。
何が何でも、助けてやりたいのです。
ベスリク : ンッフフフ……こう見えて、
私も昔は少々……ヤンチャ、していた時期がありましてね!
意外でしょう?
ベスリク : 傭兵ベスリク、相棒のアマロに跨り戦場を駆け抜け、
自慢の斧を振り回しては大暴れ!
懐かしいですねえ……!
ベスリク : 私、勝つためには手段を選ばないものですから、
不本意ながら「鬼のベスリク」なんて言われたこともありました。
酷いでしょう……ンッフフ、内緒ですよ!
ベスリク : ……もう、過去のことですから。
ベスリク : 今の私は温厚で心優しい、獣医師さん!
いやあ、Aceさんには、
何でも話せてしまいますね。
ベスリク : これからも、お付き合いよろしくお願いしますね!

依頼されていたアイテムをすべて納品した!
べスリクはAce Trickのことを「アマロの回復を担う者」と感じ始めた!
食薬科の貢献ランクが上昇しました!
ベスリクはあなたの事を、
「アマロの回復を担う者」と感じているようです!

ランク3

ベスリク : Aceさん、なんと驚くなかれ!
スキップの体力が回復して立てるようになったばかりか、
自力で餌もついばめるようになったのです!
ベスリク : さっそく、牧場に様子を見に行きましょう!
ベスリク : まだ翔ぶことは難しいですが、
しっかりと、自分の足で大地を踏みしめています。
これも、あなたのおかげですよ!
ベスリク : このまま体調をよく観察しながら、
少しずつ餌の量や種類を増やしていきましょう。
ベスリク : さあ、スキップ!
ご飯にしましょうね~!
スキップ : …………。
ベスリク : ううむ……。
やはりダメですか……。
ベスリク : この子、私や厩務員が目の前で毒味してからでないと、
決して薬餌を口にしてくれないのです。
毒入りの餌がよほど恐ろしかったのでしょうね……。
ベスリク : ……毒なんか入ってないから、安心して食べてください。
このAceさんが、
あなたのために一生懸命作ってくれたのです。
ベスリク : こうして自力で食べることができれば、
体力もすぐに戻ることでしょう。
ベスリク : ですがこの子、襲われたことがトラウマになってしまったのか、
他の家畜が近づきすぎたり、人が背に乗ろうとしたりすると、
怯えてパニックになってしまうのです。
ベスリク : この様子では、野生に返してやるどころか、
クリスタリウムで飼育し続けることも難しくなってしまいます。
どうしたものか…………。
ベスリク : 毎日診察や治療をしている私でさえ、
3秒ほども目も合わせてくれない始末…………
ベスリク : でえええええぇぇ!?
スキップがこんな風に、人と目を合わせるなんてッ!!
ベスリク : いよぉーし!
今こそ、スキップと心を通わせるチャンス!
ベスリク : 友好の証として、私が背に乗ってご覧にいれましょう!
伊達に、アマロ乗りのベスリクと言われた私ではありませんよ!
ベスリク : ………………。
ベスリク : ……早まりましたァ!
ベスリク : さあ、気を取り直しましょう!
この子のために我々ができることは、まだあります!
「ミーン工芸館」に戻りますよ!
スキップ : キュルルルル……。
ベスリク : 改めて……いつもご協力ありがとうございます。
あなたほど頼りになる職人さんには出会ったことがありません。
このベスリク専属でお雇いしたくらいです!
ベスリク : 情けない話ですが……私、自分で作った薬餌を、
アマロたちに与えるのが怖くてですね……はは。
ベスリク : と、ともあれ、あなたが納品してくださる製作物からは、
相手への思いやりが感じられるんです。
より繊細に食や薬に配慮することの大切さを学んでいますよ。
ベスリク : それに、スキップの経過ですが、
だいぶ胃腸の状態も改善がみられています。
食欲も増してきましたし、腹を下すこともなくなりました。
ベスリク : そろそろ、薬餌を次の段階のものに移していい頃合いでしょう!
ベスリク : しばらく寝たきりとなっていたぶん、
足腰が弱っている可能性があります。
「回復期の薬餌」をご用意していただけないでしょうか?

ベスリク : スキップの経過ですが、だいぶ改善がみられていますよ!
あと少し、ご協力お願いしますね!
ベスリク : ありがとうございます、念のため試食させてもらいましたが、
栄養も効果も完璧……あの子は、世界一幸せなアマロです!
私もこれだけのものが作れるようになれれば……。

ベスリクはAce Trickの納品物を感動しつつ受け取った!

ベスリク : ありがとうございます!
これだけの量があれば、当分の間は十分でしょう!
ベスリク : 厩務員のネム・シェリミンの報告によりますと、
スキップは、あなたの薬餌を楽しみにしているようです。
私も給餌に立ち会っていますが、本当に美味しそうに食べますよ。
ベスリク : クリスタリウムで獣医師を続けていく以上、
今回のようなことがいつ起こらないとも限りません。
ベスリク : 本来であれば、私も薬餌を作れた方がいいのですがね……。
お忙しいあなたに、いつでも頼れるわけではないのですから……。

何と言う?

▷何か不安があるのか?

ベスリク : はは……あなたは鋭いですね!
一流の職人たるもの、人の気持ちの機微にも敏感なのでしょうか。
まったく、恐れ入ります。

▷自分で作るのは苦手?

ベスリク : Aceさんにでしたら、
お話ししてもよいかもしれませんね。
ベスリク : あれは……私がまだ傭兵稼業を行っていた頃のことです。
相棒だったアマロと私は、強い絆で結ばれていました。
ですがあるとき……
ベスリク : 相棒が罪喰いの攻撃から私をかばい、大怪我を負いましてね。
当時のクリスタリウムは物資も少なく、兵士や病人の治療が最優先。
獣医師もおらず、アマロ用の薬などありませんでした……。
ベスリク : 私は、自分に支給された薬を餌に混ぜ、相棒に与えました。
しかし、副作用で容体は急変……彼は命を落としたのです……。
ベスリク : なんの知識もない……愚か者が起こした大罪です……!
大切な相棒の命を、私は守るどころか……
ベスリク : この手で…………。
ベスリク : それ以来、傭兵から足を洗い、獣医師になるべく猛勉強しました。
もうだれも、相棒のような目に遭わせたくありませんから。
ベスリク : ですが、獣医師となった今でも、
薬や餌の製作に関しては、一切行っていません。
専門の職人が行うべきだと痛感したからです……。
ベスリク : ハハハ……すみません、つまらない話を。
私は獣医師、治療に専念しなければなりません……。
ベスリク : さあ、スキップの今後についてご相談があるのです。
ご都合のよろしいときに、私にお声掛けください。

依頼されていたアイテムをすべて納品した!
べスリクはAce Trickのことを「アマロと心を通わす者」と感じ始めた!
食薬科の貢献ランクが上昇しました!
ベスリクはあなたの事を、
「アマロと心を通わす者」と感じているようです!

生きるべき場所

ベスリク : 声をかけてくださって、ありがとうございます。
それで、相談のことなのですが……
まずはスキップの現状から、お伝えさせてください。
ベスリク : あなたやネム・シェリミンたち厩務員の尽力のおかげで、
ほぼ全快といっていいほど、改善がみられています!
ベスリク : ですが、心の傷はまだまだ……。
毒入りの餌を与えられたショックが抜けきれないのか、
常にオドオドと周囲を警戒し、牧場内で孤立しているのです。
ベスリク : 野生に返すにしろ、牧場で飼育するにしろ、
神経過敏な状態が続けば、いずれにせよ良い結果になりません。
つまり、スキップは恐怖を克服する必要があるのです。
ベスリク : そこで、Aceさんに、
ご協力いただきたいのです!
ベスリク : 決して嫉妬などしておりませんが、
あの子、あなたにだけは、とても強い関心を示しているのです!
決して嫉妬などしておりませんがね!
ベスリク : 普通の餌には、決して口を付けないスキップも、
不思議なことに、あなたが作った薬餌だけは食べます。
それに、この前なんて、じっと見つめあって……うっ、うっ……。
ベスリク : と、とにかく、実際に試してみるのが早いでしょう。
テメノスルカリー牧場の「スキップ」に近付き、
そっと、声をかけてみてください!

クエスト『生きるべき場所』を引き受けた!

ベスリク : さあ、「スキップ」に近付き、
そっと声をかけてみてください!
ネム・シェリミン : スキップの様子を気にかけてくれて感謝する。
Aceが牧場に来てくれると、
スキップは嬉しそうにするよ。
スキップ : キュル?
キュルルルル!!
ベスリク : な、なにぃ!?
声をかけられて、喜んでいる……だと……!?
ベスリク : ふむ……Aceさん、
さらにこの子を安心させるように、
「よしよし」と声をかけてあげてくれませんか?

クエスト『生きるべき場所』の目的『テメノスルカリー牧場のスキップと話す』を達成した!

ネム・シェリミン : スキップの様子を気にかけてくれて感謝する。
Aceが牧場に来てくれると、
スキップは嬉しそうにするよ。
ベスリク : スキップを安心させるように、
「よしよし」と声をかけてあげてください!

ベスリク : これは……何ということでしょう……!
完全に打ち解けているように見えます!!
ベスリク : よぉーし、今なら私も!
ベスリク : スキッ~~…………
ベスリク : ………………。
ベスリク : うぐぐ……しかしこれはいったい、どういうことでしょうね。
一緒に過ごす時間が長い厩務員にさえ、こうはならないというのに。
なぜ、Aceさんにだけ……?
ベスリク : これはあくまでも憶測ですが……
あなたがスキップの回復を強く願って薬餌を作ってきたから、
ということが大きいのかもしれません……。
ベスリク : 以前にお話ししたように、アマロは魔法の影響を受けた生物。
ゆえに、エーテルを敏感に感じ取る性質があると言われています。
ベスリク : ほら、長年ペアを組んだ人を背に乗せたアマロが、
乗り手の気持ちを察知したかのように動くことがありますよね!?
いわゆる「人獣一体」現象ですが、このあたりにもエーテ……
ベスリク : ややっ……また夢中になってしまいましたァ!
とにかく、スキップは薬餌に込められた愛情を察知し、
それゆえに、あなたという存在に、心安らいでいるのではないかと!
ベスリク : 今回のあなたとの触れ合いを通して、
心の傷を回復させてくれると期待しましょう。
ベスリク : では、そろそろ本題に戻りますが、
この子の今後のことを考えねばなりません。
野生に返すか、牧場で飼育を続けるかという選択です。
ベスリク : もちろん、スキップ自身の気持ちがいちばん大切ですが、
直接、言葉を交わして確認するわけにもいかず……。
ベスリク : ああ……喋るアマロが現代にもいればっ!
ンッフフ、そんな夢を見ちゃいかんぞ、ベスリク!

何と言う?

▷言葉を話すアマロなら知り合いだ
▷紹介してあげるよ

ベスリク : な、な、な、な、なんとぉーーーーーーッ!?
なんという奇跡!!
ベスリク : 人語を話すアマロが現存していて、しかも知り合いだなんて!
その存在は「トゥパク・アマロ」、すなわちロンカ語で、
「偉大なるアマロ」と意味する尊称でも語られているトオリッ……
ベスリク : はああぁぁぁぁぁぁ……!
ベスリク : 居ても立っても居られないぜえッ!
俺を、その楽園へ……
ヴォレクドルフとやらに連れて行ってくれ!!
ベスリク : あっ……またやってしまいましたァ!
とにかく、スキップをヴォレクドルフに連れて行って、
何を望んでいるか、喋るアマロに尋ねてもらいましょう!
ベスリク : しかし、冷静になって考えてみれば、
イタズラ好きの妖精が棲まうイル・メグは危険地帯……。
私やスキップが立ち入っても、大丈夫なものでしょうか?
ベスリク : ふむ……あなたの付き添いがあれば大丈夫だと……。
とはいえ、ここはスキップも連れて行くことになりますし、
安全策を採って「妖精への贈り物」を用意し……
ベスリク : ……てください!!!
お願いしますううううっ!!!!
ベスリク : Ace様……!
後生ですから、製作していただけないでしょうかァ!?
万が一、妖精さんたちに受け入れられなかったらと思うと不安でッ!
ベスリク : ありがとうございます!
ベスリク、この御恩は決して忘れません……!
「妖精への贈り物」の製作、よろしくお願いします!
ベスリク : もし材料が不足した場合は、
「ネム・シェリミン」から受け取ってくださいね!

クエスト『生きるべき場所』の目的『チャットの「Say」モードで『よしよし』を含む言葉を入力し、
スキップを安心させる』を達成した!

スキップ : キュル…………………………。
ネム・シェリミン : 慌てることはない。
材料が不足したら、こちらを使ってくれ。
ベスリク : 「妖精への贈り物」の製作、よろしくお願いします!

クエスト『生きるべき場所』の目的『製作手帳 ミーン工芸館取引:妖精への贈り物を製作』を達成した!

ネム・シェリミン : 「妖精への贈り物」が完成したようだな。
ベスリクに渡してやるといい。
ベスリク : 「妖精への贈り物」の製作、よろしくお願いします!
ベスリク : これはすごい……なんと贅沢な贈り物!
これほどの贈り物であれば、妖精さんも大満足でしょう!
私もひとつまみ、いただきたいくらいです!
ベスリク : 冗談ですよォ!
ンッフフ……では、さっそくですが、
まずは妖精の集落に向かいましょう!
ベスリク : 心配いりませんよ。
Aceさんが行くところであれば、
この子もきっと、付いていくことを承諾するでしょう。
ベスリク : さあ、「リダ・ラーン」に向かって出発しましょう!
スキップ : キュル……………。

クエスト『生きるべき場所』の目的『ベスリクに妖精への贈り物を納品』を達成した!

ネム・シェリミン : ヴォレクドルフに行くのだな。
我も行ってみたいが、他の家畜の世話がある。
スキップをよろしく頼むぞ。

スキップ : キュル…………………………。
ベスリク : あ、Aceさん!
さっそく、贈り物を捧げてみたのですが効果バツグンでしたよ!
無事に妖精さんたちのオモチャにされずに済みました!
ベスリク : いい感じです!
このまま「ヴォレクドルフ」まで向かいましょう!

クエスト『生きるべき場所』の目的『リダ・ラーンのベスリクと話す』を達成した!

ベスリク : ここが……ここが……ヴォレクドルフ!
まるでアマロの楽園!
素晴らしい、素晴らしいッ!!!
優美なトゥパク・アマロ : おや?
ラグ……ラグ=ラグじゃないか!
ヒトの里に向かうと言って出ていったのに、もう戻って来たのかい?
スキップ : ………………。
ベスリク : ラグ=ラグ?
それが、スキップのこの場所での呼び名なのですね!
ということは、ヴォレクドルフこそ、この子が過ごした場所……!
優美なトゥパク・アマロ : ……なぜ、喋らないんだい?
もしかして、悪いヒトに舌を引っこ抜かれてしまったのかい?
ベスリク : え、なぜって…………
この子は、喋れないアマロでは……。
スキップ : ………………。
優美なトゥパク・アマロ : ふうむ……なにか複雑な事情がありそうだねぇ。
説明してくれるかい?
我らの友であるヒトの子よ。
優美なトゥパク・アマロ : なるほどね……事情はよくわかったよ。
ベスリク : この子は、何を望んでいますか?
優美なトゥパク・アマロ : ……ラグは今、葛藤しているよ。
ヒトを信じたい気持ちと、疑い恐れる気持ちとの間で……。
優美なトゥパク・アマロ : この子はね、100年余りの間、ずっと寂しかったのさ。
たまたま、当時の主とノルヴラントを旅していたために、
「光の氾濫」からは生き延びたが、故郷は消えてしまったからね。
優美なトゥパク・アマロ : そして、主もまた寿命で喪ってしまった。
だというのに、古の血が覚醒してしまったこの子は、
トゥパク・アマロとして長い時を生きることになったのさ……。
優美なトゥパク・アマロ : ここに流れ着いてからも、異郷のアマロと馴染めなかったのか、
勝手に周りを恐れて拒絶して……。
本当に世話の焼ける、可愛い子さね。
優美なトゥパク・アマロ : 孤独なこの子は、
子供の頃にヒトに優しくしてもらった記憶が忘れられず、
ヒトが恋しくて、寂しくて、仕方なかったんだろうよ。
優美なトゥパク・アマロ : そんなとき、心惹かれる波長を感じ取ったみたいでね。
ついこの間、ヴォレクドルフを飛び出していったのさ。
ベスリク : スキップ……その心惹かれた波長の主はきっと、
Aceさんですね……。
優美なトゥパク・アマロ : その矢先に悪いヒトに襲われるとは、この子もツイてないねえ。
優美なトゥパク・アマロ : ラグ……お前さんたちは、スキップと呼んでいるようだが、
この子のことは、ひとまず私たちに任せておくれ。
ありがとう、親切なヒトたちよ。
スキップ : ……………………。
ベスリク : ううっ……スキップ……また会いに来ますからね。
他のアマロとも仲良く、元気に暮らすのですよ。
ここなら、悪い人に襲われる心配もありません……。
ベスリク : さあ、Aceさん!
この子を託して、「ミーン工芸館」に戻りましょう……!
別れは寂しいですが、スキップの安全と幸せのためです……!
スキップ : キュル………………。
優美なトゥパク・アマロ : 本当に、いいのかい?
優美なトゥパク・アマロ : その様子、さぞ怖い目にあったのだろう……。
でも、すべてのヒトが悪いわけではないよ。
それは、お前もよくわかっているだろう?
優美なトゥパク・アマロ : 焦ることはない。
どうしたいのか、よく考えてごらん?
スキップ : ……………………。

クエスト『生きるべき場所』の目的『ヴォレクドルフのベスリクと話す』を達成した!

ベスリク : おかえりなさい、Aceさん、
……不思議なことが起こりました。
驚かずに聞いてください。
ベスリク : ヴォレクドルフに残してきたはずのラグ=ラグ……
いえ、私たちのスキップが、牧場にいたんです!
ベスリク : そそ、それとも、妖精に化かされて幻でも見ていたのでしょうか?
す、少し落ち着くとしましょう……。

クエスト『生きるべき場所』をコンプリートした!

ランク4

ベスリク : ふう。
少し、心の動揺が収まりました!
それで、スキップのことですが……。
ベスリク : 間違いなく、スキップは牧場に戻ってきていました……!
急いで「テメノスルカリー牧場」に向かいましょう!
ベスリク : スキップ……!
あなたの大好きなAceさんが、来てくれましたよ!
ベスリク : どうして戻ってきたのでしょう?
仲間のアマロに虐められてしまったのでしょうか……?
スキップ : そ……それは違う!
スキップ : Ace! おじさん!
僕はみんなと一緒に、こ、ここで暮らしたい……!
ベスリク : しゃ、しゃ…………
喋ったああああああああ!?
ベスリク : そ、そういえばヴォレクドルフのトゥパク・アマロが、
「古の血が覚醒した」と言っていたような……。
スキップ : キュル……ごめんよ。
今まで隠していて……悪気はなかったんだ。
ベスリク : いいえ、謝ることはありません。
酷い目に遭ったばかりだったのです、
むしろ喋れることを隠すことは、賢明な判断だったと言えます。
ベスリク : スキップ、あなたが戻ってきてくれて嬉しいです。
ベスリク : 何があったのか、事情を説明してくれますか?
スキップ : キミたちが帰ったあと、
ヴォレクドルフの仲間に背中を押されて、よく考えたんだ……。
スキップ : 僕はヒトと話したかっただけなのに、酷い目に遭って……
どうして僕だけがこんな目にって……
何もかもが怖くてたまらなかったんだけど……
スキップ : Aceのごはんを食べたら、
心がポカポカして、わくわくして、体が軽くなった。
あんな気持ちになったの、子供のとき以来だった!
スキップ : ねえ僕は、やっぱりヒトが好きだ。
とくに、Aceがとびきり大好き。
美味しいもの作ってくれるし、すごく安心する!
スキップ : 僕はこのクリスタリウムで、大好きなヒトの役にたちたい。
僕なら、ここのアマロが考えていることだってわかる。
……だ、だめ?
ベスリク : もちろん、もちろん歓迎しますよ、スキップ!
厩務員たちには、ネムから説明してもらえると思いますが……。
ネム・シェリミン : ううむ、我個人としては喜んで歓迎したい。
だが、ここでのルールもあるので、皆で検討しておくとしよう。
スキップ : ありがとう、みんな!
ベスリク : そ、そうだ、牧場のアマロたちが何を考えているか、
さっそく教えてもらえますか? 私の評判は?
スキップ : え、うーん…………
みんなは、僕だけが美味しい物を貰っていたから、
羨ましがっているみたい……。
ベスリク : わ、私の評判は!?
スキップ : おじさんのことは……特に何も…………。
スキップ : そうだ、Ace!
ここのアマロたちにも、美味しいご飯を食べさせてあげたい!
僕の故郷、ベルべ地方に伝わるご飯を作ってくれたら嬉しい!
ベスリク : おおお、それはいいですね!
他のアマロと近付くきっかけにもなりそうです。
きっと、すぐにみんなとも打ち解けられるでしょう。
ベスリク : Aceさん、
この子のために、「ベルベ風の餌」を、
作ってあげてくれませんか?
ベスリク : 必要な素材は私がスキップから聞き、整理しておきましょう。
完成品はいつも通り私にいただければ、報酬もお支払いしますよ!

ベスリク : まさか、スキップが喋れるとは!
いけない、興奮して笑いが止まりませんね!
ンッフフッフフッ!
ベスリク : ありがとうございます、念のため試食させてもらいましたが、
このように美味で栄養満点な餌が存在していいものでしょうか。
あなたの技術力の高さには驚かされるばかりです……。

ベスリクはAce Trickの納品物を感動しつつ受け取った!

ベスリク : ありがとうございます!
これだけの量があれば、牧場のアマロたちにも十分でしょう。
さっそく、厩務員たちに渡しておきますね!
ベスリク : Aceさんも、
ときどき牧場に様子を見に行ってみてはいかがですか?
きっと、スキップも大喜びしますよ!
ベスリク : Aceさん、
私は、例えどんなことがあってもあの子たちを守り抜きたい。
純粋で、人が大好きで、素直な生き物たちです。
ベスリク : ですが今回のような緊急時に、
あなたや、頼りになる職人がいなくても彼らを守れるのか……
そう考えると自信がなくなってしまうのです……。

何と言う?

▷手段は選ぶな!
▷鬼のベスリクならどうする?

ベスリク : ンッフフ……これは参りました!
そうですね、どんなことをしてでも私は彼らを守ります。
そのためには手段は選びません!
ベスリク : 今の私はあの頃とは違うのです。
これまで避けてきた薬餌の製作だって、できるかもしれません。
同じ過ちは二度としないと……かつての相棒に誓います。
ベスリク : そうそう、スキップの受け入れのことについて、
牧場のネム・シェリミンから説明があるそうです。
ひと休みされたら、私にお声かけくださいね!

依頼されていたアイテムをすべて納品した!
べスリクはAce Trickのことを「アマロの願いを叶えし者」と感じ始めた!
食薬科の貢献ランクが上昇しました!
ベスリクはあなたの事を、
「アマロの願いを叶えし者」と感じているようです!

古傷を癒して

ベスリク : Aceさん、準備はよろしいですか?
スキップの受け入れの件でネム・シェリミンから話があるそうです。
ベスリク : Aceさんにも、
ぜひ、ご一緒に聞いていただきたいと思いましてね。
さあ、「テメノスルカリー牧場」まで向かいましょう!

クエスト『古傷を癒して』を引き受けた!

ネム・シェリミン : よく来てくれた。
キミたちに伝えるべきことがある。
スキップ : Aceのおかげで、
僕にも友達ができた……!
ベスリク : そうそう、本題の前に……
Aceさんの「ベルベ風の餌」のおかげで、
スキップも他のアマロと打ち解けはじめたようですよ!
スキップ : キュルルルル!
Aceが作ったごはん、
みんな美味しいって言ってるよ!
ベスリク : ンッフフ、ではあらためて紹介させてください。
彼女はネム・シェリミン……厩務員の長であり、
テメノスルカリー牧場の責任者です。
ネム・シェリミン : まずは回復おめでとう、スキップ。
そして、よく戻ってきてくれた。
ネム・シェリミン : 人語を話すアマロ、我々も喜んで受け入れたいと考えている。
スキップ : キュルル!
じゃあ、ここに居てもいいんだね!
ネム・シェリミン : うむ、それは問題ない。
ネム・シェリミン : だが、クリスタリウムのアマロとして人と支え合うために、
スキップにも、克服してほしい試練がある。
無論追い出すことはしないが、クリアできるまで挑戦してもらう。
ベスリク : 試練ですって……!?
ネム・シェリミン : うむ、試練はふたつ……。
ひとつ目は、ほかのアマロたちと同じく、
栄養補給のための「草団子」を食べることだ。
スキップ : キュル……草団子?
ネム・シェリミン : 思い出したくもないだろうが、
スキップが口にしてしまった毒入りの餌……
あれは、ズン族伝統の草団子を利用したものだった。
ベスリク : そんな……!
スキップにとっては、見たくもないもののはず!
それを食べろだなんて、あまりに酷というものでしょう!
ネム・シェリミン : スキップが辛い思いをしたのは知っている。
だが、アマロたちは、同じ餌を共有することで、
群れとしての連帯感を強める習性があるのだ。
ネム・シェリミン : ということで、
ひとつ目の試練は草団子を食べること。
ふたつ目については、それが出来てから伝えるとしよう。
スキップ : キュルゥ……わかった!
思い出すと怖いけど……頑張ってみる!
ベスリク : 偉いですよ、スキップ!
ベスリク : Aceさん、
あなたが作ったものならば、スキップも安心することでしょう。
「ズン族の草団子」、ぜひ作ってあげてくれませんか?
ネム・シェリミン : 協力感謝するぞ。
ネム・シェリミン : 完成品は、「ベスリク」に渡してくれればいい。
もし材料が不足するようであれば、我に声をかけてくれ。

クエスト『古傷を癒して』の目的『テメノスルカリー牧場のベスリクと話す』を達成した!

スキップ : 思い出すと怖いけど……
Aceが一生懸命作ってくれるなら、
頑張って食べてみるよ……!
ネム・シェリミン : 慌てることはない。
材料が不足したら、こちらを使ってくれ。
ベスリク : 「ズン族の草団子」の製作、よろしくお願いします!

クエスト『古傷を癒して』の目的『製作手帳 ミーン工芸館取引:ズン族の草団子を製作』を達成した!

ネム・シェリミン : 見事な「ズン族の草団子」だ……!
さあ、ベスリクに渡してやってくれ。
ベスリク : 「ズン族の草団子」の製作、よろしくお願いします!
ベスリク : ありがとうございます!
おお、これぞまさしく、「ズン族の草団子」!
栄養満点、味もなかなか、素朴でおいしいんですよ!
ネム・シェリミン : うむ、さすがの腕前だ。
我らズン族でも、これほどの草団子は、
かなりの年月修行しなければ作れまい……。
スキップ : キュルウゥゥ……。
毒なんか無いとわかっているんだ。
でも、やっぱり怖いよ……。
ベスリク : 大丈夫ですよ、スキップ。
Aceさんが、
あなたのために腕によりをかけて作ってくださったのです。
スキップ : お……おいしい!
スキップ : すごくおいしい……!
コレ、こんなにおいしかったのか……。
スキップ : ありがとう、Ace!
ベスリク : スキップ、よく頑張りました!
きっと、もう仲間と同じものを食べることができるでしょう。
ネム・シェリミン : うむ、ひとつ目の試練は合格だ。
とはいえ、試練は全部でふたつ……忘れてはいないだろうね?
スキップ : キュル!
も、もちろんだ!
それで、試練の内容は?
ネム・シェリミン : 人を背に乗せた状態で、
交通量の多い「従者の門」の先、「帯の道」あたりから飛行し、
クリスタリウムのアマロ桟橋に着陸することだ。
ベスリク : なるほど……クリスタリウムで暮らす者は種族を問わず、
誰もが、それぞれの得意分野で都市に貢献している。
アマロも騎獣として、それを果たせと……。
ネム・シェリミン : そのとおりだ……。
牧場で糧を得るからには、
スキップも運搬任務などで働いてもらいたい。
スキップ : 「光の氾濫」が起きてから、
一度もヒトを背に乗せたことはないけど……
僕はアマロ、そんなこと朝飯前さ!
スキップ : Ace、僕の背中に乗って!
ネム・シェリミン : 待て。
乗るのは、ベスリクのほうがいい。
ベスリク : 私……ですか?
ネム・シェリミン : Aceとスキップの絆はわかっている。
だが、彼はずっとクリスタリウムにいるわけではない。
スキップと共に働くのは、ここの住人になるのだからな。
ベスリク : で、ですが……私はしばらくアマロに乗っていません!
スキップは病み上がりですから、騎乗術に慣れている、
Aceさんの方が……!
ネム・シェリミン : そう簡単に感覚を忘れるものではない。
とにかく、試練はベスリクを背に乗せてやってもらう。
ネム・シェリミン : Aceには、
ふたりの試練を見守る役を務めてほしい。
スキップもベスリクも、お前がいれば安心するだろう。
スキップ : よーし、頑張って試練をクリアするぞ!
Ace、見ていて!
ベスリク : こうなったら、私も覚悟を決めます……!
ベスリク : アマロ桟橋は、思ったよりも幅が狭く着地は難しいですが、
安心してください……何があっても、必ず守ってみせます!
ベスリク : Aceさん、
レイクランドの「帯の道」付近でお待ちしていますね!

クエスト『古傷を癒して』の目的『ベスリクにズン族の草団子を納品』を達成した!

ネム・シェリミン : レイクランドの「帯の道」付近に向かい、
試練を見守るためにベスリクたちと合流してほしい。

スキップ : キュルル……。
この辺りで悪いヒトに会ったんだ……。
ベスリク : さあ、いよいよ最終試練です!
心の準備はいいですか?
スキップ : ここに来ると、襲われたときのことを思い出して足がすくむ……。
でも、クリスタリウムでみんなと暮らすために、
勇気を振り絞って飛んでみせる!
盗賊らしき男 : あれあれぇ?
盗賊らしき男 : そいつは、この間舌を切り損ねた、
マヌケで愚鈍な、喋るアマロじゃあないか!
今日は最高についてるぜえ!
スキップ : あ……あ……あの時の…………!
盗賊らしき女 : 一緒にいるやつらも動くんじゃないよ!
こっちは武装しているんだ!
盗賊らしき男 : 喋るアマロの舌を使えば、
どんな病も治るって噂があるんだってよお!
その効果が確かなら、ユールモアの連中が飛びつくってもんだ!
ベスリク : 喋るアマロの舌が万病に効くという事実はありません!
そんなデマに踊らされてはいけません……!
盗賊らしき女 : うるさいッ!!
効くかどうかなんて関係ない、儲かればいいんだよ!
金持ちどもの前で喋らせてからなら、高値が付くこと間違いなしさ!
ベスリク : ここは一度退いて、
衛兵団に奴らのアジトを突き止めさせることが得策でしょう。
問題は、この場を全員で切り抜ける方法ですが……
ベスリク : 私に策があります。
ここは私に任せていただけますか?
ベスリク : スキップ、私を乗せて上空に飛び上がれますか?
スキップ : あ、足が……翼が……震えて……。
動けない…………。
盗賊らしき男 : 何ごちゃごちゃ喋ってるか知らねえけどよ!
喋る腰抜けアマロなんて、傑作じゃねえか~!
捕まえてくれって言ってるようなもんだ!

何と言う?

▷仲間を信じて!

スキップ : そうだ……僕には頼れる仲間たちがいる!
絶対にくじけないぞ、みんなで帰るんだ!
みんなが治してくれたこの体で、ピンチを切り抜けてみせる!

▷顔を上げろ!

スキップ : さあ!
おじさん、僕の背中に乗って!!
スキップ : Ace、見ていて!
盗賊らしき男 : クソッ!
行かせるか……!
盗賊らしき女 : チッ、邪魔だよ!
てめえに用はない!
盗賊らしき男 : 撃ち落としてやる!
ベスリク : コラァ!!!
んなモンきくわけねぇだろうが!
ベスリク : 大事な仲間を危険に晒したこと、
後悔させてやるぜえ!!!
盗賊らしき男 : ヒッ……なんだあいつ……
ベスリク : 特製の「落雷玉」をお見舞いしてやる!
いくぜぇぇぇ、相棒!!
スキップ : お、おじさんの様子がおかしくなっちゃったけど……
わかった……!
しっかり捕まって!
盗賊らしき女 : ぎゃあああああ……!
し、痺れるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!
ベスリク : Aceさーーん!!
うまく避けてくださいねーーー!!!
盗賊らしき男 : クソッ……!
覚えてやがれ!!
ベスリク : ふぅ……どうにか窮地を脱しましたね!
お怪我はありませんか?
ベスリク : みんな無事だったのは、スキップのおかげですよ。
よく、恐怖を克服しましたね。
スキップ : Aceが勇気をくれたから!
それに……僕には大好きな仲間たちがいるから!
スキップ : このまま試練もクリアするよ!
クリスタリウムに帰ろう!

スキップ : やったあ!
ちゃんと飛べたよ、Ace!
ベスリク : 無事にアマロ桟橋に着陸することができましたよ!
ネム・シェリミンにも、きちんと見届けてもらいました!
ベスリク : 一時はどうなることかと思いましたが、
あなたが勇気づけてくれたおかげで、
スキップは恐怖を克服することができたのです。
スキップ : キュルルルルゥ!
Ace、やったよ!
これで僕も、クリスタリウムの仲間になれるよね!
ベスリク : 野盗たちの特徴や出没範囲については、
私から衛兵団に説明しておきます。
ベスリク : さあ、「テメノスルカリー牧場」に戻りましょう!

クエスト『古傷を癒して』の目的『アマロ桟橋のベスリクと話す』を達成した!

ネム・シェリミン : おかえり!
よく無事に帰ってきてくれた!
リサーナ : ベスリクから報告を受け、
野盗たちは衛兵団が追っている。
これ以上の被害が出ないように必ずアジトを突き止めよう。
スキップ : これで僕も、クリスタリウムの仲間だよね!
ベスリク : お待ちしていました、
Aceさん!
ネム・シェリミン : 本当に、みんなよく頑張った。
スキップはこれで一人前の、
クリスタリウムのアマロとして認められよう。
スキップ : ありがとう!
みんなのおかげだ!
スキップ : 僕がここのアマロたちの代弁者となって、
もっともっと、ヒトとアマロがいい関係を築けるように、
頑張っていくからね!
リサーナ : ベスリク、お前も吹っ切れたみたいじゃないか。
今度はちゃんと、守れたんだな。
ベスリク : ……ええ、みなさんのおかげです。
もしかして、試練の乗り手に私を指名したのも……。
ネム・シェリミン : フッ、なんのことだかわからんな?
ベスリク : それに今回の一件で、薬餌に込めた作り手の想いは、
アマロにしっかり伝わるのだと、理解できました。
ベスリク : 栄養や薬効といった知識も大切ですが、
相手をいたわる気持ちこそが、やがて信頼へと繋がり、
確固たる絆となって結ばれるのですね。
スキップ : キュルル!
おっかない思いもしたけど、
ヒトってやっぱりいいな!
スキップ : Ace、本当にありがとう!
僕これからも頑張るから、絶対に会いに来て!
待ってるからね!
スキップ : それから……僕の命を助けてくれてありがとう。
おじさんを背に乗せたとき、すごく安心したんだ。
僕に勇気をくれたのは、おじさんなんだ……。
スキップ : 今度は、おじさんが作った草団子も、食べてみたいな!
ベスリク : …………!
ベスリク : ええ……それでは、
みんなに気に入ってもらえるよう、練習しなくてはいけませんね。
ベスリク : さあ、「ミーン工芸館」に戻りましょう!
ベスリク : やったぜ、相棒……。

クエスト『古傷を癒して』の目的『テメノスルカリー牧場のベスリクと話す』を達成した!

ネム・シェリミン : スキップは責任を持って、我々厩務員が世話をしよう。
仲間が増えることは喜ばしいことだ。
スキップ : 僕はこれから、クリスタリウムのアマロとして、
大好きな仲間たちと一緒に暮らすんだ!
Aceも絶対会いに来てね!

ベスリク : Aceさん、
本当に何から何まで、ありがとうございました。
ベスリク : あなたがいなければ、
苦しんでいるスキップを前にして私は何もできず……
自分の力不足を、人手が足りないせいにしていたかもしれません。
ベスリク : ですが、もう迷ったりしません。
しっかりとこの手で技術を習得し、
どんな手段を使ってでも、あの子たちを守り抜いてみせます。
ベスリク : また、牧場の様子を覗きにきてください。
スキップも喜びますからね!

クエスト『古傷を癒して』をコンプリートした!

すべての依頼を達成し、べスリクはAce Trickのことを「アマロの心を救う者」と感じているようだ!
食薬科の貢献ランクが上昇しました!
ベスリクはあなたの事を、
「アマロの心を救う者」と感じているようです!

ベスリク : おや、Aceさん!
私に会いに来てくださったということは、
神秘のベールに隠された、私の生態に興味がおありですか?
ベスリク : ンッフフ…………ヒミツでっす!

目次