漆黒 ソーサラー

目次

すべてを呑み込む穴

ケリッグ : ……ん、なんだい。
この賞金稼ぎケリッグ様に声をかけたってことは、
はぐれ罪喰い「プロネーシス」打倒に手を貸してくれるのか?

何と答える?

▷興味がある

ケリッグ : おお、いいねえ……。
この街にも、無謀な挑戦を好むギラギラした奴がいたか。
だが、お前は「プロネーシス」について、どこまで知っている?

▷「プロネーシス」って……?

ケリッグ : おいおい……マジかよ。
あんな大物の罪喰いの名を知らねえってか?

ケリッグ : 「プロネーシス」ってのは、
はぐれ罪喰いの中でも最上級にやばい存在……。
通称「四使徒」の一角だ。
ケリッグ : 100年前、世界をぶっ壊す元凶を創った大罪人……
「光の戦士たち」の遺体が、なんの因果か罪喰いと化し、
冥府の底から現れたって噂さ。
ケリッグ : 俺が追っている「プロネーシス」は、
その四使徒のうち、「魔人」と呼ばれ恐れられた大魔道士、
ナイルベルトの肉体を持つ罪喰いでな。
ケリッグ : 数年前から、アム・アレーン一帯に現れるようになり、
奇妙な魔法によって、少なくない人々の命を奪っているそうだ。
結果、当地の商人たちが懸賞金をかけたわけさ……。
ケリッグ : むろん、俺も件の賞金を狙ってる訳だが……
それを半額譲ってでも、仲間が必要な状況でね。
ケリッグ : ……さて、ナリから見るに、お前も腕に覚えがあるんだろう?
ただし、俺が考えている策に必要な能力を持っているかは、
別問題だ。
ケリッグ : もし、俺と組んで賞金を山分けするのに興味があるなら、
「アム・アレーン」まで来てくれないか?
そこで軽く、お前さんの戦い方を見せてくれや。

クエスト『すべてを呑み込む穴』を引き受けた!

ケリッグ : おーし、来てくれたな。
手数をかけてすまないが、さっそく始めようや。
ケリッグ : 折よく、西の方角ではぐれ罪喰いが目撃されたらしい。
そいつを討伐して、戦い方を見せてもらうとしようかね。

クエスト『すべてを呑み込む穴』の目的『隊商の野営地でケリッグと話す』を達成した!

ケリッグ : はぐれ罪喰いは、このあたりにいるはずだ。
ちょいと、周囲を「見渡し」て見つけ出し、倒してくれや。
お前の戦い方、じっくり確認させてもらうぜ。

クエスト『すべてを呑み込む穴』の目的『指定地点で見渡して、はぐれ罪喰いを討伐』を達成した!

ケリッグ : お見事!
結構な腕前だろうと思っちゃいたが……予想以上だぜ!
ケリッグ : これは、いい仲間を得られたもんだ。
ともにプロネーシスを倒して、賞金を山分けにしようや!
ケリッグ : それじゃ、説明の続きといこうじゃないか。
俺は、「モルド・スーク」を狩りの拠点にしているんだ。
そっちに移動しよう。

クエスト『すべてを呑み込む穴』の目的『ケリッグに報告』を達成した!

ケリッグ : ここは、各地から商人が集まる商取引の重要拠点。
アム・アレーンを徘徊するプロネーシスは、大きな脅威だ。
がめつい商人が、賞金をかけてでも退治したいほどにな……。
ケリッグ : しかし……いまだに奴が狩られていないことが、
退治が容易じゃないってのを証明している。
ケリッグ : 厄介なのは、奴が生み出す、すべてを吸い込む謎の「穴」だ。
誰がつけたか、その名も「虚ろ」……。
ケリッグ : 目撃者の話によれば、プロネーシスが現れると、
突如として空中にポッカリと「穴」が開くんだとか。
そして、文字通り「すべて」を飲み込む……。
ケリッグ : 近くにいた者はもちろん、荷車を引いたアマロまで吸い込み、
チリひとつ残らなかったって話だ。
ケリッグ : ある魔道士が提唱した説によれば、
次元の壁に穴を開けているとか、いないとか……。
いずれにせよ、「虚ろ」に飲み込まれ助かった者はいない。
ケリッグ : プロネーシスは、
自分から積極的に人や集落を襲ったりはしないんだが、
出くわした相手には、容赦なく「虚ろ」を放ってくる。
ケリッグ : 立ち向かおうにも、近づいての攻撃は自殺行為。
過去には、遠距離から矢を射掛けた者もいたが……
矢を「虚ろ」に飲み込まれて、手出しできなかったとよ。
ケリッグ : とまあ、手の打ちようがないってんで、
プロネーシスに挑もうとする賞金稼ぎもいなくなってな。
年々、賞金だけが釣り上がっている状態だったんだ。
ケリッグ : しかし、逆に言えば、
「虚ろ」の対抗策さえ見つければ、勝機があるということ。
俺は、そう考え腕のいい魔道士を探していたのさ。
ケリッグ : 「虚ろ」が魔法的な現象である以上、
その対策を練るには、高度な魔法学の知識が必要だからな。
俺に足りない知識を補うため、その頭脳を貸してくれや!
ケリッグ : 専門的な部分を受け持ってもらう分、情報収集は任せてくれ。
これでも、下調べはじっくりと行うタチなんだ。
ケリッグ : プロネーシスについて情報を仕入れておくから、
「虚ろ」対策に取り組む段になったら手を貸してくれ。
そんじゃ、これからよろしくな!

クエスト『すべてを呑み込む穴』をコンプリートした!

「虚ろ」からの呼び声

ケリッグ : おお、いいタイミングで現れたな!
先ほど、プロネーシスの目撃情報が舞い込んできたんだよ。
ケリッグ : とはいえ今回は、奴と戦うつもりはない。
尾行して、「虚ろ」を生み出す様子を確認したいんだ。
ケリッグ : その上で、予めクリスタリウムの商人から購入しておいた、
古ぼけた機械人形を「虚ろ」に近づけ、吸引させる……。
つまり、危険範囲を測る実験ってわけさ。
ケリッグ : だが、問題があってな……。
かなりの骨董品だったもんで、まだ修理が終わっていないんだ。
急ぎの状況だ、すまんが必要な素材集めを手伝ってくれるか?
ケリッグ : 助かるぜ!
必要なのは、「サンドスキン・シビルス」の腱だ。
東の方角にいるはずだから、倒して調達してきてくれ。

クエスト『「虚ろ」からの呼び声』を引き受けた!
クエスト『「虚ろ」からの呼び声』の目的『指定地点で見渡して、サンドスキン・シビルスからシビルスの腱を入手』を達成した!

ケリッグ : まったく……あの流れの商人、吹っかけてきやがって。
まあ、こっちは、なんとか歯車になりそうなもんを調達できた。
そっちの首尾はどうだ?
ケリッグ : おお、伸縮性もあるし、ばっちりだ!
こいつなら、切れちまった駆動ベルトの代用になるだろう。
俺は、さっそく修理に取り掛からせてもらうぜ!
ケリッグ : お前は、先にプロネーシスが目撃された現場、
集落の南東側に行って、身を隠せそうな場所を探しておいてくれ。
そこで奴を待ち伏せしようじゃないか。

クエスト『「虚ろ」からの呼び声』の目的『ケリッグにシビルスの腱を渡す』を達成した!

ケリッグ : よう、待たせたな!
このとおり、機械人形の修理も済んだ。
プロネーシスの姿を見つけるまで、交代で見張りといこう。
ケリッグ : おい……こっちへ来い!
プロネーシスが現れたぞ……!
ケリッグ : 機械人形は、もう向かわせている。
さあ、あっちだ、いまに「虚ろ」を生み出すぜ……!
ケリッグ : いま機械人形をけしかけても、
「虚ろ」に近づく前に、破壊されちまうかもしれん……。
確実に吸い込ませられるよう、奴が立ち去るのを待とう。
ケリッグ : ……よし、行ったな。
「虚ろ」へ接近するよう、機械人形に指示を出すぞ!
ケリッグ : 跡形もなく……ってか。
あっという間に消えちまったな。
なるほど、あそこまで近づくとヤラレちまうのか。
ケリッグ : よーし、よし……「虚ろ」の効果範囲は掴めた。
危険だが、俺たちも少し近づいてみよう。
できるだけ、多くの情報を集めておきたいからな。
ケリッグ : 風が渦を巻いて……「内側」へ吸い込まれていってるんだな。
あの真っ暗な穴の中に、自分が放り込まれたらと思うと、
ゾッとするぜ。
少年らしき声 : もどり、た……ここ、は……暗い……!
ケリッグ : ん……どうした?
ケリッグ : なっ、声が聞こえただと!?
まさか、穴の中に人がいるってのか?
少年らしき声 : だれ、も……いないの?
……どっち……進めば、ここか……出られ……。

声に対して、何と答える?

▷こっちだ!

少年らしき声 : ……いまの声! そっち……いるんだね……。
おね、がい……助けて!

▷生きているのか……?

少年らしき声 : 道が、なく……どっちに進め……いい、か……。
ここには……地脈も風脈も……
せめて、エーテルの流れ……辿れれば……!
ケリッグ : おい……声とやらは、何と言っているんだ?
ケリッグ : エーテルの流れが見つからない、だって……?
まるで、エーテライトを失った漂流者みたいじゃないか。
ケリッグ : ……待てよ、なら、交感するときのように、
「虚ろ」の中にエーテルを流し込めれば、
声の主への道標になるんじゃ……だが、どうやって……?
ケリッグ : なっ、お前ならできるっていうのか!?
ケリッグ : すげえ……!
どうやら、俺は自分の想定以上に、
とんでもない腕の魔道士を相棒にしたらしいな……。
憔悴した少年 : ここは……もど、れた……?
ケリッグ : 本当に、人が出てきやがった……。
ケリッグ : 何が何だか、わからんことだらけだが……
とにかく、この子をモルド・スークまで運ぼう。

クエスト『「虚ろ」からの呼び声』の目的『指定地点で待機』を達成した!

ケリッグ : 「虚ろ」から出てきた少年は、ひとまず休ませている。
特に外傷もないし、そのうち目覚めるだろう。
ケリッグ : おそらく、過去に吸い込まれた被害者だろうが……。
何故、彼だけが「虚ろ」から生還できたのか、
少年の目覚めを待って、話を聞いてみないとな。
ケリッグ : ところで、ちょいと聞きたいんだが、
お前……子どもの世話をしたことはあるか?

子どもの世話をしたことはある?

▷もちろん、ない
▷実は……

ケリッグ : おお! じゃあ、少年が目覚めたらお前に託して……って、
この件にかかりきりな訳でもないのに、世話は無理だよなぁ。
保護者を見つけるまで、俺が面倒見るしかないか。

ケリッグ : しかし、子どもの世話ってのは、どうすりゃいいんだ?
ただでさえ「虚ろ」の中で弱ってるだろうし……
栄養あるもの……肉でも食わせるか?
ケリッグ : いや、その前に癒やし手に見せるのが先だな。
それから、身内探しの手はずも整えてっと……
まあ、どうにかしておくから、また様子を見に来てくれや。

クエスト『「虚ろ」からの呼び声』をコンプリートした!

テイナーに秘められたもの

ケリッグ : 待っていたぜ! 少年が目を覚ましたんだ。
幸い、特に後遺症もないようなんだが、困ったことがあってな。
ケリッグ : どうも……過去の記憶をほとんど失っているらしいんだ。
自分が何故「虚ろ」の中にいたのかも含め、
何もわからないと言っている。
ケリッグ : 唯一、覚えていたことと言えば、自分の名前くらいのもんでな。
あの少年は……「テイナー」という名らしい。
ケリッグ : 俺のマズいメシも文句なく食べる、いい奴だが……
記憶のない状態で独りぼっちは心細かろう。
さっさと保護者を見つけて引き渡してやらないとな。
ケリッグ : 今は、何か思い出せることはないかと、
「モルド・スーク」内を見て回っている。
さあ、お前も「テイナー」に会ってやってくれ。

クエスト『テイナーに秘められたもの』を引き受けた!

ケリッグ : プロネーシス打倒という目的からは逸れちまうが……
記憶喪失の子どもを放り出すわけにもいかん。
さっさと保護者を見つけ出し、本来の仕事に戻ろう。
テイナー : この温かい感覚……真っ暗闇の中、同じエーテルを感じました。
あなたが「虚ろ」の中のぼくに呼びかけてくれた人ですね?
ケリッグ : さすがだな、Aceと会っただけで、
そのことに気づくとは……。
ケリッグ : 治癒師に、異常はないか診てもらって判明したんだが……
テイナーは、年齢に見合わぬ大量の魔力を有しているらしい。
魔法の使い手として、才があるってことだな。
テイナー : ただ……ごめんなさい。
ぼく自身は、何も覚えていなくて……
気がついたら、もう暗闇……「虚ろ」の中にいたんです。
ケリッグ : いいさ、それほどの恐怖だったんだろう……。
ところで「虚ろ」の中での出来事は覚えているのか?
テイナー : 暗闇の中、ぼくの近くを、
まるで誰かが通過するような、不思議な感覚がありました……。
ぼくが目覚めたのも、その感覚のせいだと思います。
ケリッグ : ふむ、「虚ろ」の中は、この世界の外側……次元の狭間だという。
そんなところを誰かが通過していったって……?
最近、この世界に、よその世界の者がやってきたってか?

ケリッグに何と答える?

▷そうかもしれない

ケリッグ : ん? なにか思い当たることがあるってか?
まあ、口を濁すからには、確信のある話じゃないんだろうな。

▷そんなわけない

ケリッグ : さて、これ以上、わからない事を考えても仕方ない。
今はできること……テイナーの保護者探しを優先しよう。
記憶については、ゆっくり向き合うしかないさ。
テイナー : ふたりとも仕事があるのに、いいんですか?
こうして保護してくれただけでも、ありがたいのに、
ぼく、迷惑じゃ……。
ケリッグ : お前は、何も悪くはないさ。
それに、お前の素性のヒントが何もないわけじゃないしな。
ケリッグ : まず、一番最悪の可能性は、
お前が身寄りのない天涯孤独の身だという場合だが……。
俺は、この可能性は低いと考えている。
ケリッグ : 根拠は、お前が有していた莫大な魔力さ。
生まれ持った才だけでは、そうはなるまい。
お前に魔術を教えた、師匠にあたる人物がいたはずなんだ。
ケリッグ : そいつが肉親かどうかはともかく、
お前を保護し、教育していた奴がいたってことだな……。
だから、そう沈み込むんじゃない。
テイナー : はい……ぼく、家族に会いたいです……!
ケリッグ : よし! じゃあ、具体的な話に移るぞ。
モルド・スークとクリスタリウムをざっと調べたが、
テイナーと特徴が合致する行方不明者の届け出はなかった。
ケリッグ : となると、それ以外の場所について考えるべきだろう。
モルド・スークに出入りする「熟練の旅商」にあたって、
心当たりがないか聞いてみよう。

クエスト『テイナーに秘められたもの』の目的『テイナーと話す』を達成した!

ケリッグ : テイナーの奴、不安が漏れ出ちゃいるが、
この歳で冷静さを保っているのは大したもんだ。
テイナー : ふたりとも……やさしいんですね。
熟練の旅商 : この坊っちゃんみたいな、行方不明者を捜している人物……。
……ふむ、ひとり思い当たる奴がいるな。
熟練の旅商 : ここに来る前、「旅立ちの宿」に寄ったんだがね。
「罪喰いに襲われ、子どもとはぐれた」という、
闘病中の魔道士の男と会ったんだ。
ケリッグ : おお! さっそく、ドンピシャな情報じゃないか!
父親とはぐれた後に「プロネーシス」と遭遇したと考えれば、
テイナーの状況と辻褄も合う。
テイナー : じゃあ、その人が……ぼくのお父さん!?
急いで、そこに向かいましょう!
ケリッグ : しかし、「旅立ちの宿」で闘病中か……。
あそこにいる者たちは……いや、憶測で語るべきじゃない。
まずは「宿の世話人」に話を聞いてみよう。

クエスト『テイナーに秘められたもの』の目的『熟練の旅商と話す』を達成した!

熟練の旅商 : 「旅立ちの宿」で、息子とはぐれたという魔道士を見たぜ。
闘病中だったが、症状までは知らんね。

ケリッグ : なあ、ちょいと尋ねたいんだが……
子どもとはぐれた魔道士が、ここに収容されていると聞いた。
そいつの子どもは、まだ見つかっていないのか?
宿の世話人 : いえ、その方の息子でしたら無事に保護され……ここに。
テイナー : そ、そんな! 人違い……!?
宿の世話人 : ……その子も、家族を探しているのですか?
ケリッグ : ああ、それで、旅立ちの宿に、
保護者がいるかと期待したんだが……。
テイナー : あ、あの……ここには、
ほかにも、多くの人がいるんですよね?
その中にぼくの家族がいないか、探してもいいですか?
宿の世話人 : 構いませんが、ここで闘病している人の中には、
かなり……その、未来を憂いて苦しんでいる人もいます。
なので、子どもがひとりで歩きまわるのは……。
ケリッグ : そうだな。
俺かAceが同行すれば……。
影のある少年 : ……なら、ボクが一緒に行くよ。
ボクも、その方が気が紛れるから……。
ケリッグ : ……わかった、それがいいだろう。
悪いが、頼めるかい?
ケリッグ : いま、気が紛れる、と言っていたが、
あの子の父親だという魔道士は……?
宿の世話人 : 先ほど、罪喰いと化しそうになり……旅立っていきました。
宿の世話人 : なんとか、あの子も最期を見送ることができました。
ですが、あの年齢の子が、父が罪喰い化しようという姿を、
目にすることが、はたして良かったのかどうか……。
宿の世話人 : 幸い、彼はクリスタリウムに親族がいるそうですので、
この後、私たちで送っていくつもりです。
ケリッグ : そうか……俺たちも、そろそろ、
テイナーを預ける先を考えなきゃならなそうだな。
ケリッグ : ……そんな顔をするな。
保護者探しを中止しようってんじゃない。
ただ、テイナーの面倒を見ながらは無理だと言っているんだ。
ケリッグ : 俺だって、保護者を見つけるまで面倒見るのが筋だと思うさ。
しかし、本来の目的である「プロネーシス」討伐を、
疎かにするわけにもいかないだろう……?
ケリッグ : テイナーは安全な場所に預ける。
俺たちは本来の仕事を進めつつ、調査などで赴いた地で、
保護者探しを続ける……それが一番いい形じゃないか?

ケリッグに何と答える?

▷もう少し、できることはないか
▷安全な場所のあてはあるのか?

ケリッグ : ああ……。
彷徨う階段亭のマスターなら、情に厚いし顔も広い。
里親捜しは、彼に協力してもらうつもりだ。

ケリッグ : 不本意な結果になりそうだが……ひとまず結論は出たな。
それじゃ、テイナーと合流しよう。
……決めたのは俺だ、俺が話すさ。

クエスト『テイナーに秘められたもの』の目的『旅立ちの宿で、宿の世話人と話す』を達成した!

宿の世話人 : テイナーくんの力になれなくて、すみません。
彼の家族が見つかるといいですね。

影のある少年 : ごめんな、さい……ボクのせいで……!
ケリッグ : マズイことになった……。
どうやら、彼とテイナーが喧嘩になったそうでな。
テイナーの奴、外へ飛び出して行っちまったらしい。
ケリッグ : テイナーが、自分が「虚ろ」から出てきたと喋っちまったらしい。
それで彼は、直接テイナーが罪喰いの攻撃を受けたんだと、
早合点したらしくてな……。
影のある少年 : ボク、父さんが罪喰いに変化しようとしたみたいに、
テイナーも、罪喰いになっちゃうのかもと思って……
思わず、大丈夫なのか聞いちゃったんだ。
影のある少年 : そしたら、「どういうこと?」って聞き返されてさ。
何も知らないくせに、必死な顔でしつこく……。
それで……ついカッとなって……。
影のある少年 : 「お前も、罪喰いになるんじゃないか!?」って、
そう、言っちゃったんだ……!
ケリッグ : テイナーは記憶を失っていて、不安でいっぱいなんだ。
同じく余裕のない君に、それを伝えなかった俺の責任さ。
つらい思いをさせてしまったな……。
ケリッグ : 彼とテイナーのためにも、何としても探し出そう。
俺は、宿の西側を探すから、お前は東側を頼む。

クエスト『テイナーに秘められたもの』の目的『ケリッグと話す』を達成した!
クエスト『テイナーに秘められたもの』の目的『テイナーを探す』を達成した!

ケリッグ : 戦闘音を聞きつけて飛んできたが……
ふたりとも、無事みたいだな。
テイナー : すみません……。
ぼくのせいで、危ない目にあわせちゃって。
テイナー : このまま記憶が戻らなかったらどうしようって不安で……
そんな中、自分はもう「人」じゃないのかもって思ったら、
どうしたらいいか、わからなくなっちゃったんです。
ケリッグ : ……治癒師に診てもらったとき、聞いたんだ。
お前は、直接、罪喰いに攻撃されたわけじゃない。
罪喰いにはならないよ。
テイナー : そうだったんですね……良かった。
じゃあ、あの子に謝らないと……
事情も知らず、罪喰い化のことをしつこく聞いてごめんって。
ケリッグ : ……そうだな。
でも、不安だった気持ちは本当なんだろ?
あんまり、自分の本心を押し殺す必要はないと思うぜ。
テイナー : ……ぼくは、この世界のことを、なにも知りません。
ぼくのことを知っている人も見つからなかった……。
このまま、ずっと、独りぼっちなんでしょうか。
テイナー : 悔しい、せめて、記憶が戻れば……!
そうすれば、ぼくのことを知っている人のことも思い出せる。
独りかもしれないって、不安で、寂しくて……もう嫌だ!

指導者らしき魔道士 : 次はお前だ、テイナー。
……ほら、一度の失敗くらいで、弱気になるんじゃない。
利発そうな少年 : 大丈夫だよ、僕も君も、持ってる魔力の量はほとんど同じなんだ。
集中すれば、簡単さ。
テイナー : わかった……ナイルベルト。
やってみるよ。

ケリッグ : おい、急にどうしたんだ……?
テイナー : そうだ……ぼく、前にもこうして荒野で悔しくて立ち尽くしてた。
でも、あのとき隣にいたのは、ナイルベルトで……。
テイナー : ……あれ、ナイルベルトって……?
ケリッグ : ……何が起きたのか知らんが、ここは相談の場所には不向きだ。
ひとまず、旅立ちの宿に戻ろうや。

クエスト『テイナーに秘められたもの』の目的『テイナーを救助』を達成した!

ケリッグ : 難しいことを相談する前に、
子どもたち同士、話をつけさせてやろう。
テイナー : そうだ、彼にも謝らないと……。
影のある少年 : テイナー、無事でよかった……。
さっきはヒドイこと言って、ごめん……!
テイナー : ぼくこそ、ごめん……。
それと……外に飛び出して、少しだけ記憶が戻ったよ。
影のある少年 : 本当に!?
やったじゃん! 不安な気持ち……これで減ったね。
影のある少年 : ボク、これからはクリスタリウムで暮らすんだ。
記憶が戻って落ち着いたら、遊びにおいでよ。
テイナー : うん、約束するよ……。
きっと会いに行くから。
ケリッグ : ひとつ約束も増えたところで「モルド・スーク」へ戻るぞ。
整理することが、大量にあるからな。

クエスト『テイナーに秘められたもの』の目的『影のある少年と話す』を達成した!

テイナー : 記憶の中の……彼とも、
さっきみたいな約束をしたりしたのかな。
ケリッグ : さて……。
お前が目眩を起こした直後、テイナーの記憶が甦った。
あのとき何が起きていたのか、しっかり話してもらおうか。
ケリッグ : 過去を視る力、ねえ……。
ケリッグ : 実際、Aceの視た過去は、
テイナーの思い出した内容と一致しているんだな?
ケリッグ : ……これは、とんでもないことだぜ。
過去視の中でテイナーと一緒にいた「ナイルベルト」。
ケリッグ : それは、かつての「光の戦士」であり、
今は、はぐれ罪喰い「プロネーシス」と化している男の名だ!
そいつの少年時代となると、100年以上昔ってことだぞ……!
ケリッグ : 同姓同名の別人だと思いたいが……
そんな大罪人の名を、子どもにつける親なんざいやしない。
……同一人物だと考えるしかないだろうな。
テイナー : ここへ戻るまでに、もう少し思い出したことがあります。
ぼくとナイルベルトが一緒にいた魔道士について……。
テイナー : 魔道士は、ひとりではなく集団で……次元に穴を開ける術、
つまり「虚ろ」を生み出す方法を研究していました。
そして、その術者に選ばれたのが、ぼくらふたり……。
ケリッグ : マジかよ……。
つまり、プロネーシスが「虚ろ」を生み出せるのは、
生前に修得していた術に起因していたってことか。
ケリッグ : そして、テイナーが「虚ろ」の中で生存できたのは、
ナイルベルトと同様に、それを操る術を学んでいたから……と。
……だが、なぜテイナーだけが子どものままなんだ?
テイナー : ……わかりません。
ですが、もっと記憶が戻れば、ふたりが求めていた、
「虚ろ」を封じる方法がわかるかも……。
ケリッグ : たしかに、その可能性はあるだろうが、無理はするなよ。
ゆっくり思い出せばいい……その間は俺が面倒見てやる。
ケリッグ : ……ただの被害者だと思っていたテイナーが、
過去にプロネーシス……いや、この場合はナイルベルトか?
とにかく、奴と繋がっていたとわかったんだ。
ケリッグ : 俺たちの目的がプロネーシスの打倒である以上、
関係者であるテイナーを放置しては、進められんだろう。
世話は、俺たちですべきだと考え直したのさ。
ケリッグ : しかも……俺たちのため、
懸命に、記憶を取り戻そうとまでしてくれているんだからよ。
ケリッグ : とはいえ、あせっても仕方ない。
今しばらくは、テイナーの記憶が戻るのを待ちつつ、
各々、決戦に備えて修行でもしておこう……。
ケリッグ : ……って、勝手に話を進めちまったな。
もちろん、テイナーがよければだが……。
テイナー : えっと……あの、ごめんなさい。
ぼくなんかを……。
ケリッグ : おっと……! 俺の世話を受け入れてくれるのなら、
その「ごめんなさい」とか「ぼくなんか」はやめてくれ。
ケリッグ : この短い間でも、お前が年齢の割に聞き分けがよくて……
内に溜め込む性格だってのは、よくわかった。
ケリッグ : だが、俺たちだって、自分の目的のためにお前を保護するんだ。
だから、ここはひとつ同盟関係だとでも思ってくれ。
互いを助け合う、仲間ってわけだな。
テイナー : えっと……じゃあ……。
テイナー : ありがとう、ございます。
それと……これから、よろしくおねがいします。
ケリッグ : 上出来だ。
こちらこそ、よろしく頼む。

クエスト『テイナーに秘められたもの』をコンプリートした!

テイナー : ふたりに、協力してもらっているんだから、
ぼくも、がんばって記憶を取り戻してみせます……!

ナイルベルトの後悔

ケリッグ : よく来たな、朗報があるぜ!
テイナーの記憶が、だいぶ蘇ってきたんだ。
ケリッグ : それで、思い出した内容に気になるところがあるらしくてな。
俺とお前に説明したいと言っている。
話を聞いてみよう……。
テイナー : 時間が経つにつれ、次第に色んな場面が浮かんできて……
完全に思い出しました……自分のことや、ナイルベルトのこと。
テイナー : 今からだと、100年以上前……。
ぼくとナイルベルトは、ある魔道士たちの組織の中で生まれ、
幼い頃から徹底した訓練を施されていました。
テイナー : 彼らは、ぼくたちを使い、ある研究を進めていたのです。
それは次元の壁に穴を開けて、はるか遠くの異世界から、
力ある魔物を召喚し、使役する秘術……。
ケリッグ : おい、Ace、
魔道士として、意見を聞きたいんだが、
異世界の魔物を召喚することなんて……可能なのか?

何と答える?

▷妖異のことかもしれない

ケリッグ : 心当たりがある……ってことは、可能ってことか。
魔道士ってのは、とんでもないことを考えつくんだな……。
しかし、何故テイナーとナイルベルトに術を授けたんだ?

▷どうだろうか……

テイナー : 魔物たちが棲む異世界は、次元の壁を超えてなお、はるか先。
そこまで届く穴をあけるためには、多大な魔力が必要でした。
テイナー : そこで彼らは、魔道士同士の結婚を繰り返して、
生まれながらに魔力豊富な子を「創った」んです。
ケリッグ : それが、お前とナイルベルト……。
テイナー : ぼくらは、幼い頃から、
次元の穴……「虚ろ」を生み出す修行をしてきました。
テイナー : そして、必要に足るだけの修行を終えた後、
僕らは、魔道士たちとともに、召喚実験に挑み……。
テイナー : ……そして、失敗したんです。
生み出された「虚ろ」は暴走し……ぼくだけを飲み込んだ。
テイナー : ぼくは、ひとり……次元の狭間に閉じ込められました。
そして、Aceさんの呼びかけで、
脱出できたときには、すでに100年以上が……。
ケリッグ : なあ、その時間のズレは、どういうことなんだ……?
俺には、何がなんだかさっぱりわからん。
テイナー : 「次元の狭間は、世界と世界の境界なり。
 空間と空間の見えざる狭間にして、時と時の狭間と知れ」
テイナー : 師であった魔道士から教えられた警告です……。
これが正しいとすると、次元の狭間での数時間が、
こちら側での100年に等しいということも、ありえるでしょう。
ケリッグ : 正直、理解できた気はしないが、そういうモンってことか……。
その結果、ナイルベルトが没してから100年経った現代でも、
お前は次元の狭間の中で、子供のまま……ん?
ケリッグ : ……だが、当時のナイルベルトは、何故お前を助けなかった?
もう一度、お前のいるところまで穴を開ければ、
それで救出できるだろう。
テイナー : そうしたくても……できなかったんだと思います。
異形の魔物が棲む世界まで届くだけの穴を開けるには、
ふたりで呼吸を合わせ、全力を振り絞る必要があったから……。
ケリッグ : お前という相棒を失った状態では不可能だったわけか。
やるせない話だぜ。
テイナー : 戻った記憶の中には、「虚ろ」の制御術も含まれています。
ぼくひとりの魔力では、なにかを召喚するほどの穴は、
決して開くことはできませんが……。
テイナー : でも、勘を取り戻せば、プロネーシスが生み出した「虚ろ」を、
塞ぐことくらいできると思うんです。
だから、ぼくにも戦いを手伝わせてもらえませんか?
ケリッグ : たしかに、協力の申し出はありがたい……。
だが、実験の失敗以来、使っていない力なんだろう?
ケリッグ : なら、ぶっつけ本番でやらせるわけにはいかん。
まずは安全な場所で、「虚ろ」の制御術を試してみるとしよう。
集落の外に場所を移すぞ。

クエスト『ナイルベルトの後悔』を引き受けた!

ケリッグ : 「光の氾濫」よりも前。
テイナーが、ナイルベルトと過ごしていた頃の世界は、
どんな光景をしていたんだろうな……。
ケリッグ : すげえ……! 成功だ!
テイナー : ええ……今は、これが精一杯ですけど、
もっと大きな「虚ろ」を生み出せるくらいに鍛えれば、
きっと、プロネーシスにも……。
ケリッグ : なっ! いつの間に現れやがったッ!?
せっかく対抗策が見つかりそうだってときに!
ケリッグ : まずい……この距離じゃあ、「虚ろ」にッ!
テイナー : ダメだッ……!
その人たちを、消させるわけには……!

ラミット : 今の崩落で、坑道が塞がれたみたい……。
これで、もう前に進むしかないわ。
アルバート : だ、そうだ……。
ナイルベルト : つまり、奥に潜む魔物を倒し、かけられた賞金を得られるのは、
私か、お前たちのいずれか……というわけだな。
アルバート : ……絶対に譲らないぞ、って目つきでよく言うぜ。
まあ、居残り組に、賞金を持ち帰ってみせると約束した以上、
俺たちも、みすみす譲ってやることはできないがな。
シルヴァ : 二手に分かれるべきではありませんでしたね。
ブランデンとレンダ・レイが、この場にいてくれれば、
魔道士ひとり制圧した上で、魔物退治に挑むことも……。
アルバート : ぶっそうなことを言うなよ。
あくまで目標は、鉱山に住み着いた魔物だけ……。
地脈から魔力を吸い上げているソイツを倒せれば万事解決だろ?
ラミット : 鉱山労働者たちの証言では、地震が発生し始めた時期と、
件の魔物「ボヴァイン」が現れた時期は一致してるわ。
ラミット : それに、この地震の原因が、
地脈のエーテル枯渇にあることも確実よ。
鉱山で生きてきたドワーフとして、それを見誤ることはないもの。
アルバート : なら、とっとと魔物を倒して、
地震を止めてやらないと…………
アルバート : ……って、おい! 抜け駆けか?
ナイルベルト : ……失礼、てっきり、そのままお喋りに興じて、
私に、手柄を譲ってくれる気かと思ってな。
アルバート : 棘のある言い方をするじゃないか。
それに、ひとりで魔物退治だなんて、よっぽど自信があるんだな。
もしくは、賞金を独り占めしたい理由でも?
ナイルベルト : 賞金、か……。
そうだな、そういうことにしておこう。
ナイルベルト : ……ともかく、このまま地震を待っていても良いことはない。
さっさと目的を果たして鉱山を出ないと、
全員、生き埋めになるぞ。
アルバート : おっ、初めて意見が合ったな!
なら、ついでにひとつ提案したいんだが……
ここは共闘といかないか?
アルバート : さっきお前が言ったとおり、この鉱山は崩壊が迫っている。
退路の断たれた狭い坑道で手柄を争ったって、
お互いに、なにも良いことはないだろう?
ナイルベルト : ……「ボヴァイン」を倒すまでだ。
それ以上の馴れ合いは、ごめんなのでな。

「ナイルベルトの後悔」の攻略を開始した。
ここからのクエストバトルは、「ナイルベルト」を操作して行います。

アルバート : さっさと目的のボヴァインを倒して、脱出路を探すとしよう。
それまで、よろしく頼むぜ、ナイルベルト!
ナイルベルト : …………ああ。
アルバート : 来やがったな……!
ナイルベルト、敵は俺たちが引き付ける!
アルバート : 坑道に棲んでいた魔物か……。
どうやら、一緒に閉じ込められたようだな。
ラミット : ……ふう、大変な依頼になりそうね。
アルバート : 左のヤツは引き受けた、シルヴァは右を……!
シルヴァ : 任されました……行きましょう!
ラミット : ふぅ……まだ奥まで坑道が続いているみたい。
アルバート : 依頼主に、坑道内の地図でももらっときゃよかったな……。
まあ、この崩落で使い物にならなかった可能性もあるが。
シルヴァ : こんな大型の魔物まで紛れ込んでいるとは……。
シルヴァ : 危ないところでしたね、ナイルベルト。
ナイルベルト : そうだな……。
たしかに、私ひとりでは……苦戦したことだろう……。
ラミット : あの子が、地脈から魔力を吸い上げているのね!
アルバート : よし、さっさと倒しちまおう。
行くぜ、ラミット、シルヴァ! それに……ナイルベルト!
ナイルベルト : …………全力で挑むぞ。
シルヴァ : ええ……!
それでは、私が奴の正面に立ちましょう!
シルヴァ : 配下を呼びましたか……!
先に、雑魚の始末をお願いします!
アルバート : ああ、一気に蹴散らすぞ!
アルバート : おっと……こいつは放置したらマズそうだぜ!?
アルバート : シルヴァ、雑魚は片付けた!
アルバート : マズいな、ここも崩落が始まってきたか……?
ラミット : 何か仕掛けてくるみたい! いったん下がって!
ラミット : 回復するわ! 私の近くに集まって!
アルバート : 岩陰に避難しろ! まともに喰らうとヤバそうだ!
アルバート : クソッ! 一度、後退するぞ!
シルヴァ : 皆さん、私の後ろに! あの気配……大技がきます!
アルバート : シルヴァ、まだ戦えるか!?
これ以上の長期戦はまずい……一気に畳み掛けるぞ!

アルバート : おい、やったな!
あとは、脱出路を探して……。
アルバート : 何故、崩落が止まらないんだ?
地脈から魔力を吸い上げていた「ボヴァイン」を倒せば、
その魔力が還元されて、地震も収まるはずじゃ……。
ラミット : 違う……。
魔力を吸い上げていたのは、この子じゃない……!
ナイルベルト : 魔光石……!
長い時間をかけて、魔力を貯め込む性質がある石だ。
この魔物は、石の魔力に引き寄せられ現れたに過ぎない。
アルバート : お前、まさか初めからその石を狙って……?
ナイルベルト : だが、遅かった……。
数千年の時をかけて魔力を溜め込んでいったこの石は、
今や、地脈を崩壊させるほどまでになってしまった……!
ナイルベルト : 私は、この石を……あいつを救うために探してきた。
だというのに……!
ラミット : 事情はよくわからないけど、
その莫大な魔力を、お友達を助けるために使いたいのね?
地脈に還元するわけではなく……。
シルヴァ : でも、そうすると、この山は……?
ラミット : 地脈の崩壊が止まらなければ、鉱山も崩れてしまう。
もちろん、麓にある集落だって……。
アルバート : 時間がない……どうする?
ナイルベルト : 私は、テイナーを…………。
ナイルベルト : くそっ、くそっ……くそおおおおお!
アルバート : 地震が、止まった……。
ナイルベルト : テイナー、お前を救うことを諦めたわけじゃない。
諦めてなんか、たまるものか……!
だが……すまない……。
アルバート : お前の選択に、感謝する……。
集落の人たちを救うための決断に、俺たちも報いたい。
良ければ……友を救う方法を探すのに協力させてくれないか?
アルバート : 俺たちは、各地を旅してまわってるんだ。
気がついたら、色んな事件や厄介事に首を突っ込んでいることも、
多々あるんだが……。
アルバート : そうした事件を解決していく中で、
奇妙な出来事や、不思議な存在に出会うこともあってね。
お前が救いたがっている相手に有効な手段も見つかるかもしれない。
ナイルベルト : 私は…………。
ナイルベルト : そうして、私はアルバートたちと共に行動するようになり、
多くの冒険を経験し、テイナーとは違う……別の絆を結んだ。
ナイルベルト : しかし、結局それから……
テイナーを救う方法は、ついに見つけられなかった。

テイナー : あっ……! あの、大丈夫ですか……?
ケリッグ : プロネーシスなら、もういないぞ。
テイナーを見つめている隙に矢を射かけたら、退いていった。
ケリッグ : お前が目を覚ましてくれて助かったぜ……。
プロネーシスが心変わりして戻ってこない保証もない。
まずは、一刻も早く「モルド・スーク」に戻ろうや。

クエスト『ナイルベルトの後悔』の目的『テイナーと話す』を達成した!

テイナー : プロネーシス……あそこに現れたとき……。
ケリッグ : ……で、敵の前でいきなり頭を抱え込んで、どうしたんだよ。
今度は、プロネーシス……ナイルベルトの過去でも視たってか?
ケリッグ : ……マジかよ。
ナイルベルトとアルバートの出会いに、そんな秘密があったとは。
ケリッグ : ナイルベルトは……テイナーを諦めなかったんだな。
自分ひとりの魔力で「虚ろ」を開けられないがために、
不足する魔力を補う手段を探していたのか……。
ケリッグ : しかし、ようやく見つけた魔光石を、住民を救うために使った。
それはナイルベルトが、英雄として歩むための第一歩であり……
同時に、人生最大の後悔でもあるんだろうな。
テイナー : 今までの、プロネーシスの行動パターン。
荒野に佇み「虚ろ」を生み出していたって……。
ケリッグ : 罪喰いと化し、生前の記憶も理性も失って、
自分が何のためにそうするのかすら、わからなくなっても……
それでも、お前を探していたのかもな。
テイナー : ……急に大人の姿になってるし、「光の戦士」とか罪喰いとか、
いろいろ変わりすぎて、「プロネーシス」が「ナイルベルト」だと、
ぼく、これまで、そんなに思えていなかったんです。
テイナー : でも、さっき、直接、目の前で対峙して……
ずっと、ずっと、ぼくを探していたんだとも知って……
ようやく、彼がぼくの友達なんだと実感できました。
テイナー : だから……かつての親友として、ぼくは彼を止めたい。
プロネーシスを倒して、静かに眠らせてあげたいです。

何と答える?

▷同じ気持ちだ
▷力を貸してくれ

テイナー : はい……!
さっき少しだけど、プロネーシスの「虚ろ」を弱められました。
ぼくがもっと強くなれば、完全に封じることも可能なはずです!

ケリッグ : お前ならできるさ……修行あるのみ、だな。
ケリッグ : よし、希望が見えてきたが……
荒野に出ての修行は、避けたほうがいいだろう。
それと、「虚ろ」を生み出すのもな。
ケリッグ : 先ほど、プロネーシスは「虚ろ」を生み出した直後に現れた。
あのタイミングを偶然と決めつけるのは危険……。
テイナーの「虚ろ」に反応してやってきたと考えるべきだ。
ケリッグ : しばらくは、基礎能力……基礎魔力?
まあ、とにかく、テイナー自身の力を高めるべく、
集落内でできる修行を行っていくとしよう。
ケリッグ : 「虚ろ」さえ攻略できれば、あとはガチンコの戦闘になる。
俺たちも、力負けしないよう鍛えておかないとな。

クエスト『ナイルベルトの後悔』をコンプリートした!

テイナー : プロネーシスが、
ナイルベルトの「心残り」に従って行動しているとすれば、
ぼくだけは、対峙しても攻撃されないかもしれません。
テイナー : そう、ケリッグさんに言ってみたんですけど……。
「罪喰いは、理性ではなく本能のままに動く虫のような存在だ、
 温情を期待できる相手じゃない」って……。
テイナー : 想像して、ゾッとしました……。
ぼく、まだ考えが甘かったです。

がんばれ、テイナー

ケリッグ : お前も腕を上げたようだな。
テイナーの修行も順調にいっているぜ。
「虚ろ」に吸い込まれる前に持っていた力を取り戻しつつある。
ケリッグ : 100年以上の時間の断絶も、
本人にとっては、ついこの間だからな。
勘所を取り戻すのも、比較的容易だったんだろう。
ケリッグ : だが、それでも足りないものがある。
テイナーが、これまで行ったことのないこと……
ずばり、実戦経験だ。
テイナー : 冷静に、かつ全力を尽くさないと、
プロネーシスの「虚ろ」を封じることは不可能です。
でも初の実戦で、それができるか不安で……。
ケリッグ : そこで、先んじて戦闘を経験してもらおうと思うんだ。
テイナーの魔力を、さらに高める修行にもなるしな。
ケリッグ : ただし……プロネーシスに見つからないよう、
奴の出没地帯である、アム・アレーンでの修行は避けよう。
ケリッグ : というわけで、遠方に出向いての修行となる。
指導役として同行を頼めるか?
ケリッグ : よし! そうだな……レイクランドの魔物なら手頃だろう。
俺たちは、安全なクリスタリウム側から向かうんで、
「迷える羊飼いの森」で合流しようぜ。

クエスト『がんばれ、テイナー』を引き受けた!

テイナー : 似合って、ますか……?
ケリッグ : よし、それじゃあ、テイナーの修行を……
……なんだよ、気になることでもあるってか?
テイナー : この魔道士装備、ケリッグさんが買ってくれました!
力も湧いてくるし……すごい、かっこいいです。
ケリッグ : ……テイナーの魔力を高めるための、必要経費だ。
ケリッグ : ……ほれ、さっさと修行に移るぞ!
俺にできることは、装備を買ってやることくらいだ。
魔道士の先輩として、指導はお前が行ってくれ。
ケリッグ : といっても、実戦経験のないテイナーに、
いきなり敵に向かっていけというのは、ハードルが高いだろう。
ケリッグ : まずはお前が、この辺りの魔物……
そうだな、「獰猛なウルヴァリン」と戦って、
戦闘における立ち振る舞いの手本を見せてやってくれ。

クエスト『がんばれ、テイナー』の目的『迷える羊飼いの森でケリッグと話す』を達成した!

テイナー : 敵を目の前にしているときは、どう魔法を使えばいいか……
しっかりと見て勉強します!
ケリッグ : こいつが弓使いなら、俺も指導できたんだがな。
お前が、「獰猛なウルヴァリン」と戦って、
戦闘における立ち振る舞いの手本を見せてやってくれ。

クエスト『がんばれ、テイナー』の目的『指定地点で見渡して、獰猛なウルヴァリンを討伐』を達成した!

ケリッグ : お見事! テイナーにコツなんぞ伝えてやってくれ。
テイナー : すごい、早業ですね!
魔法の威力はもちろん、瞬時の使い分けも……。
なにか秘訣はあるんですか?

何と答える?

▷最強の破壊力をブチ込むこと!
▷使う魔法の順序をしっかり組み立てること

テイナー : なるほど……よしっ!
アドバイスを参考に、挑戦してみます!

テイナー : くっ……!
魔法が、うまく……どこを狙えば……!?
ケリッグ : ああっ、そうじゃない!
威力はすごいんだが……判断が遅い……!
テイナー : コイツ、強い……う、うわあ!
ケリッグ : くそっ……辛抱たまらん!

クエスト『がんばれ、テイナー』の目的『テイナーと話す』を達成した!

ケリッグ : すまん……体が、勝手に……。
テイナー : はぁはぁ……。
修行なのに助けてもらって、すみません……!
ケリッグ : いや、俺の方こそ……思わず手を出しちまった。
すまん……。
テイナー : やっぱり、見るのとやるのじゃ大違いですね。
自分に向かってくる敵を前に、慌ててしまって……。
ケリッグ : そうだな……魔法の威力は十分に見えたぞ。
後は、うまく命中させるだけなんだが……。
テイナー : Aceさんから見て、どうでした?
ぼくの戦い方は……。

テイナーに何とアドバイスする?

▷最初は、そんなものだ
▷自信を持てば、大丈夫!

テイナー : ありがとうございます……。
一度の失敗くらいで、へこたれていられませんものね。
もう一回、挑戦してみます!

ケリッグ : 我慢……我慢だぞ、俺。
テイナーなら、大丈夫……!
テイナー : やった……やりました、ぼく!
ケリッグ : おお、見事に倒せたな!
初勝利……しっかり見届けたぜ!
テイナー : えへへ……嬉しい。
Aceさんのアドバイスのおかげです。
ケリッグ : よし、この調子で、
もう何戦かこなして、戦闘の感覚を染み込ませるぞ!

クエスト『がんばれ、テイナー』の目的『テイナーと再度話す』を達成した!

ケリッグ : だいぶ落ち着いて戦えるようになってきたな。
これなら、本番も大丈夫だろう!
テイナー : ……ふぅ、たくさん苦戦しました。
でも、ぼくだって立ち向かえるんだとわかって、
自信がつきました……!
ケリッグ : ああ、最後の方なんか、俺から見ても見事な戦いだった。
そいじゃ、「モルド・スーク」へ戻ろうか。

クエスト『がんばれ、テイナー』の目的『テイナーともう一度話す』を達成した!

テイナー : 修行って、すごいですね!
実力も自信もつくし、いつまでもやってられそうです。
ケリッグ : おかげで、テイナーの修行もはかどった。
いい師匠ぶりだったぜ! ……邪魔した俺と違ってな。
ケリッグ : まあ、戦闘における魔道士の立ち振る舞いは、お前が伝えてくれた。
ここからは、教わったことを完璧に発揮できるよう、
俺がテイナーの指導を引き継ごう。
テイナー : ふたりの足手まといにならないよう、がんばります!
ぼく、先に向こうで、修行の内容を復習していますね。
ケリッグ : あんなに走っちゃって、まあ……。
あの熱心さは、生来の性格かね。
ケリッグ : ……俺たちのため、ナイルベルトのため、
あいつは、プロネーシスを倒そうとしている。
ケリッグ : でも、プロネーシス討伐は、
テイナーが過去を清算し、未来へと目を向けるためにも、
必要なことだと思うんだ。
ケリッグ : 俺たちも、アム・アレーンに生きる奴らのため、
テイナーのため……なんとしてもプロネーシスを倒そうぜ。
ケリッグ : ……おっと、ひとつ忘れてた。
それと、俺とお前が手にする賞金のため……だな!
これだけ背負っちまったんだ、俺らも万全を期しておこうぜ。

クエスト『がんばれ、テイナー』をコンプリートした!

やっと、また会えたね

ケリッグ : プロネーシスを倒す準備と覚悟はできたか?
テイナーも、さらに強い魔力を操れるようになったそうだ。
「虚ろ」のコントロールも問題なさそうだとよ。
ケリッグ : ……と言ってるんだが、テイナーの奴、
どうにも、不安そうな表情が抜けなくてな。
ケリッグ : ちょっと、様子を見てやってくれないか……?
おなじ魔道士の方が、相談にも乗れるだろう。
テイナーは、「モルド・スーク」の中にいるはずだ。

クエスト『やっと、また会えたね』を引き受けた!

ケリッグ : テイナーが、不安そうにしているんだ。
「モルド・スーク」の中にいるはずだから、
相談に乗ってやってくれないか?

テイナー : あ、Aceさん……。
テイナー : ケリッグさんに言われて来たんですか?
心配してくれていたから。
テイナー : ……まったく自信がないわけじゃないんです。
ふたりが、修行に付き合ってくれたおかげで、
「虚ろ」の制御術はもちろん、戦闘への心構えもできてきました。
テイナー : ただ……ある程度、戦えるようになってきたからこそ、
罪喰いの恐ろしさも理解できてしまったんです。
テイナー : プロネーシスは、罪喰いの中でも強大な存在だといいます。
しかも、上位の罪喰いは、他者を罪喰いにしてしまう……。
テイナー : もし、戦闘中にぼくがミスをして、
それで……ふたりが、罪喰いになってしまったら……。
テイナー : 今のぼくにとって、一番大切なのが、
Aceさんと、ケリッグさんです。
ふたりを失ってしまったらと思うと……それだけが怖いんです。

何と答える?

▷それぞれの力を合わせれば、きっと大丈夫
▷ナイルベルトを眠らせてあげることだけ考えろ

テイナー : そっか……。
ぼくひとりで、立ち向かうわけじゃないんですもんね。
3人で戦うんだから……あまり気負わなくていいのかな。
テイナー : わかりました……ぼく、ふたりを信じます。
それと、ナイルベルトを救いたいっていう、自分自身の気持ちを。
それだけを胸に、全力でぶつかってみます!

テイナー : ナイルベルトを眠らせてあげたい気持ちも強いですけど……
ぼく、おなじくらい、Aceさんと、
ケリッグさんの役に立ちたいという気持ちも強いんです。
テイナー : ふたりとも、ぼくにとても良くしてくれました。
でも、この戦いが終われば、ふたりともアム・アレーンを離れ、
別の依頼や、冒険に旅立っていく……。
テイナー : そうなったときに、
ぼくが、ふたりの足かせになっちゃいけないと思うんです。
だから……。
テイナー : ぼく、この戦いに勝って、
ふたりと、ナイルベルトに証明してみせます!
もう、ひとりで大丈夫だよって!
テイナー : ……よし、気合も入りました!
それじゃあ、ぼく、「ケリッグ」さんのところに戻ります。
Aceさんも来てくださいね!

クエスト『やっと、また会えたね』の目的『テイナーと話す』を達成した!

テイナー : ちなみに、ケリッグさん……。
「戦いの前から勝利後のことなんて考えるな」って、
プロネーシスを倒した後のことは話してくれないんです。
テイナー : 本当は、ケリッグさんも寂しいんだってこと……
気づいているのは内緒です。
ケリッグ : ふたりとも、戻ったか。
テイナーの顔を見るかぎり……覚悟はできたらしいな。
テイナー : はい!
プロネーシスを倒して、すべてに決着をつけましょう!
ケリッグ : ああ……!
それじゃ、戦闘も可能な広い荒野……。
「中央アンバーヒル」でプロネーシスをおびき出すぞ。
ケリッグ : プロネーシスは、テイナーを探し求めている……。
以前予測したように、荒野で「虚ろ」を生み出せば、
姿を現すはずだ。

クエスト『やっと、また会えたね』の目的『ケリッグと話す』を達成した!

ケリッグ : テイナーの奴……本当に頼もしくなったな。
……って、感傷的になるのは早すぎる。
さあ、決戦に挑もうぜ!
テイナー : それじゃあ、「虚ろ」を生み出しますね……!
テイナー : ふたりとも、あそこです!
テイナー : やっぱり、ぼくの作った「虚ろ」に引き寄せられて現れた。
なら、もうこれは不要ですね……。
テイナー : その手は通じないよ。
「虚ろ」を操れるのは、きみだけじゃないんだ……!
テイナー : ぼくの大切な人たちを、決して傷つけさせはしない……。
来い、ナイルベルト……いや、罪喰い、プロネーシス!

テイナー : ぼくは、「虚ろ」を消滅させます!
Aceさんとケリッグさんは、プロネーシスを!
鋼腕のケリッグ : よし、「虚ろ」はテイナーに任せた……!
俺たちは、本体を叩くぞ!
テイナー : プロネーシスが、「虚ろ」を生み出そうとしています!
鋼腕のケリッグ : Ace、「虚ろ」には近づくなよ!
俺たちじゃ、歯がたたないからな!
テイナー : ふぅ……「虚ろ」を消滅させました!
鋼腕のケリッグ : よくやった、テイナー!
次の「虚ろ」に備えていてくれ!
鋼腕のケリッグ : プロネーシスの奴、さらに「虚ろ」を生み出すつもりだ。
テイナー、頼んだぞ!
テイナー : はいっ! 「虚ろ」は、ぼくが消滅させます!
テイナー : Aceさんを狙って魔力が……!
ひとりで攻撃を受けるのは危険です、ケリッグさんのところへ!
鋼腕のケリッグ : 俺たちふたり、まとめて攻撃しようとしてるぞ!
Ace、俺から離れるんだ!
テイナー : はぁ、はぁ……。
「虚ろ」を……消滅……させました……!
鋼腕のケリッグ : テイナー、大丈夫か!?
無茶だけはするなよ……!
鋼腕のケリッグ : また、危なそうなモンを生み出しやがって!
……待てよ、いっそ奴が出した「虚ろ」を利用できねぇか!?
鋼腕のケリッグ : あの野郎、さらに「虚ろ」を出そうとしてやがる。
テイナー、まだ頼りにしても大丈夫か……!?
テイナー : はい……! ぼくが……消してみせます!!
鋼腕のケリッグ : 「魔人」と呼ばれた、大魔道士の肉体は伊達じゃねえか。
これほど多彩な魔法を使えたとはな……!
テイナー : ごめんなさい……制御に、限界が……。
「虚ろ」を生み出す速度が……早すぎる……!
鋼腕のケリッグ : テイナーに、これ以上無理はさせられねえか……!
Ace、あと少し……俺たちで押し切るぞ!
鋼腕のケリッグ : 奴さん、だいぶ弱ってる! このまま倒すぞ!
テイナー : さらに、「虚ろ」を!?
逃げ場をなくす……つもり……?
テイナー : ……ナイルベルト、もう少しだよ。

ナイルベルトの幻影 : ……私は、アルバートたちと出会い、
英雄として、この世界を救うために数多の冒険をしたが、
結局、大切な友……テイナーを救う方法は見つけられなかった。
ナイルベルトの幻影 : アルバートたちと出会ったあのときに諦めた魔光石。
あれを使って、テイナーを救えたのかはわからない……。
だが、あれが最後の機会だったかと思うと……心が痛むんだ。
ナイルベルトの幻影 : とはいえ、私の苦しみなど……。
ナイルベルトの幻影 : 自分から機会を逃した馬鹿な私のことを、
テイナーは、次元の狭間の中で恨んでいるだろう……。
テイナー : そんな……そんなことない!!
ナイルベルトの幻影 : だが、もし恨まれていたとしても……また会いたい。
ナイルベルトの幻影 : 罵られてもいい……蔑まれても、傷つけられても……
何をされようと構わないから、またテイナーに会いたい。
私の……生涯の願いだ。
テイナー : 馬鹿だよ、きみは……。
テイナー : 罪喰いになってしまっても、心を失ってしまっても、
きみは、ぼくを探し続けてくれたじゃないか……。
テイナー : そんなきみを恨んだりなんて、できるもんか。
テイナー : きみのおかげで戻ってこれたよ。
会いたいって願い続けてくれて、探し続けてくれて……ありがとう。
テイナー : ぼくは、もう大丈夫。
この世界で、大切だと思える人たちにも会えた……。
だから……ゆっくり休んで。

クエスト『やっと、また会えたね』の目的『テイナーと話す』を達成した!

ケリッグ : テイナーの言葉……。
きっと、ナイルベルトに届いたよな。
テイナー : …………終わりました、ね。
テイナー : 今のは、あのクリスタルに残ったナイルベルトの一部。
彼本人は、とっくに死んでいる……。
テイナー : でも……彼の心の内を聞けて、言いたいことも言えて、
よかったです。
テイナー : ……あっ、こんなところで立ち話は危険ですね。
集落に戻りましょうか。
ケリッグ : そうだな、さすがに俺も疲れたぜ。
Aceもそうだろ?
「モルド・スーク」に戻ろうや。

クエスト『やっと、また会えたね』の目的『テイナーと再度話す』を達成した!

テイナー : やり切りました……もう、心残りはありません。
ケリッグ : お前が来るまでに、商人たちに報告を済ませといたぜ。
みんな喜んでいたし……賞金の方も弾んでくれるとよ!
テイナー : ぼくも……お礼を言わせてください。
テイナー : ふたりのおかげで、決着をつけられました。
「虚ろ」の中から、ぼくを救い出してくれたのが、
Aceさんとケリッグさんで、本当によかった……。
ケリッグ : こちらこそ、だ……。
「虚ろ」から出てきたのが、お前でよかったよ。
ケリッグ : それで、お前……過去との決着はついたが、
これからの未来にやりたいことはあるのか?
テイナー : ……ふたりのおかげで、それなりに戦える自信もつきました。
その力を活かして、生きていけたらと思っています。
ケリッグ : さすが、しっかり考えていたわけだ。
だが、俺もちょいと胸の中に秘めていた案があってな……。
ケリッグ : まずはAceに、ひとつ相談なんだが……。
ケリッグ : プロネーシス討伐で得られる賞金。
これを、俺たちの大事な「仲間」が生きていくために、
譲ってもいいか……?

何と答える?

▷もちろん賛成!

ケリッグ : お前なら、そう言ってくれると思ったぜ……!
この勝利は、テイナーあってのものだしな。
お前には、俺の懐から多少なりとも報酬を払わせてくれ。

▷ひとつ、貸しだ

テイナー : そんな……そこまでしてもらって、いいんですか?
ケリッグ : こんな世界で、子どもが生きていくには、
少しでも後ろ盾になるものが必要だ。
お前を世話してきた者たちの、最後の餞別だと思ってくれ。
テイナー : ……わかりました。
最後の最後まで、ありがとう……!
ケリッグ : ……さて、これでお前の世話は終わった。
それじゃ、一人前の魔道士であるテイナーに、
ひとつ、提案がある。
ケリッグ : 弓の腕には自信ありだが、魔法には疎い賞金稼ぎがいてね。
そいつが相棒を探しているんだが……興味はないか?
テイナー : それって……! ケリッグさん……いいんですか?
ケリッグ : 提案してるのは、こっちだぜ?
もちろん、お前さえよければ、だが。
テイナー : はい……とっても、とっても嬉しいです!
ケリッグ : 話は決まった……これからよろしくな。
新しい相棒。
ケリッグ : ……さて、俺は、別の仕事を探しに「クリスタリウム」へ戻る。
もちろんテイナーも連れてな。
ケリッグ : 悪いが、お前も一度「クリスタリウム」へ来られるか?
そこで最後に報酬を渡して、お別れといこうぜ。
俺の現在の相棒である、お前とな……。

クエスト『やっと、また会えたね』の目的『ケリッグと話す』を達成した!

テイナー : この世界にどう慣れていくか……実は、不安だったんです。
だから、ぼく、今とっても幸せです!
ケリッグ : 待ってたぜ、Ace。
お前がいたから、テイナーとも出会えたし、
仕事も完了できた。
ケリッグ : 俺は、これからテイナーにこの世界のことを教えつつ、
ふたりで賞金稼ぎを続けていくよ。
ケリッグ : だが……この世界には、ふたりだけでは立ち向かえない、
たくさんの脅威がある。
そんなときには、またお前の力を貸してほしい。
ケリッグ : 100年に渡る因縁に決着をつけてみせたお前は、
俺にとって最高の相棒だった。
いずれまた、大量の報酬を得られる仕事に挑もうぜ!

クエスト『やっと、また会えたね』をコンプリートした!

ケリッグ : よう、お互い無事に生き延びられたか。
きな臭い状況だったんで、テイナーに都市内を任せて出てみりゃ、
険しい表情のお前が崖上から降ってきたんで、たまげたぜ。
ケリッグ : ……うん、どうやら、
お前を焦らせていた元凶との決着も、無事についたらしいな。
今のお前、なかなかにいい顔してるぞ!
テイナー : ぼくは、万が一に備えてクリスタリウムの中にいたので……
……ケリッグさんだけ、また一緒に戦えて羨ましいです。
テイナー : でもそれより、ナイルベルトの大切な人が、
今度こそ、穏やかに眠れることが、なにより嬉しい……。
Aceさん、ありがとうございます。

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